春菜の日記
日々のこと、脳内のこと、いろんなこと。

2003年09月30日(火) 日本の精神医学は・・・・

ショボイと思う。とても思う。

「精神科」という看板で商売やってるところは
だいたいは、統合失調症(旧分裂病)の人に薬を処方して、
ただ薬の調合のための診察を行っているとしか思えません。。

だから、その他のうつや、ストレス性疾患の人への対応は遅れてる。

私も、神経症、鬱状態、境界例と病気と付き合いながら生きてるけど
残念ながら、私が本当に納得いく治療を与えてくれる病院には当たったことがありません。

今かかっている主治医は、とにかく、私が自傷や逸脱行為をしないで、自分のいうとおりにお薬を飲んでいれば満足のようです。
だから、私がいつも悩んでいる、うつや、被害妄想、ましてや今後の人生への心配などを相談しても、軽く流されてかわされて終わりです。

心理カウンセリングは入院中は受けていましたが、なんだかイマイチピンとこない。
私の病気をちゃんと踏まえたうえでの接し方をしてくれていないような気がするのです。

薬の量はとにかく多いです。
1日25錠。
それだけの薬を飲むだけでも、私は人間としての尊厳をいくつか奪われているような気がします。
「この年頃で避妊しなければならない、副作用の手の震え、時々記憶がまだらになる、薬を飲んでいるということから仕事につくことや車の運転に恐怖がある(これは、少々、逃げも入ってますが・・)、手のひらいっぱいの薬を飲むことの屈辱感etc・・」


それでも、同じ病気で、今と同じ病院にかかってたコが、
「もっといい病院を探す」と言って
いろいろ巡っても、
「やっぱりここが一番マシや。」と言って帰ってきます。


先日、診察のときに言われました。
「家族計画をするのは当然です。避妊するのは常識でしょ。ていうか、そういう行為があるのですか?だいたい、あなたが子どもの面倒を見て上げられますか?」
私は、これでも、早く自分の子どもがほしいと思っているし
それは旦那も同じです。

私はショックで、清算待ちの待合室で声を殺してなきました。

家に帰ってから、旦那にそのことを話すのは勇気がいりました。
でも、言いました。「家族計画のことを考えなおそ。今の私は避妊するのが常識って言われた。」

それは旦那にとってもとてもショックなことだったようです。
動揺して「そんな告知をされたのなら、もう、お前の面倒を見る気になれない。」
とまで言われました。
ホントはそんな気はなかったと信じてますが。。。。

もう、どうしていいかわかりません。
他のみんなは、私の状態が悪くなって、手におえないとなると
私を見捨てて逃げることができます。
でも、私は私に閉じ込められているから、逃げられないんです。
逃げる方法は、死ぬことだけです。

あの日の診察は本当にショックだった。
でも、だからといって、その帰りの電車の踏み切りに私が飛び込んで死んだとしても、
人は「あぁ、また既知害が1人自殺した。」としか思われないでしょう。
近頃、問題になっているドクハラとか、医療ミスって、精神科には通用しないのでしょうか?

結局は、お薬をちゃんと飲んで
あとは、自分との闘いなのかなぁ。




2003年09月29日(月) 正午ごろに記す

今日は、友人Uが、なにやら、お食事券を持っているから、
昼ご飯おごってくれるというので☆
大阪市に待ち合わせに行こうと家を出て駅まで歩いてたら、
うちの携帯に、Uから「2時間ほど遅れる」との電話。

というわけで、ランチをする予定を、お茶でもしよーぜ!ということに変更し

私は駅ではなく、スーパーに行って
夕食の材料を買ってきて
また家に戻って、ちょっと下ごしらえをしておきました。

といっても、今日のメニューは、デパ地下のトンカツをメインにするつもりなので
サブおかずの小松菜と油揚げの卵とじと、キャベツの千切り(百切り??)を用意しただけですが・・

今日はわりと調子がいい。あまり眠くないし、だるさもマシだし、手もいまのところ震えない。死にたいとか消えたいとかも思わない。
でも、調子が良くても、「いつまた悪くなるのだろう。。」という恐怖が常につきまとっているので、本当に安心できる日なんか少しもない。
哀しいけれど・・・・・・・・

今日、外に出たら、空気が金木犀の空気になっていた。
あぁ。。。。すっかり秋だぁ。と思った。
いつの間に秋になったの?って。



2003年09月27日(土) この日記を読んでくれている皆々さまへ

こんな、ヘボへボダラダラ日記を読んでいただいてどうもありがとうございます♪

それだけで、春菜は生きる力をたくさんもらっています。

私にメールを送ってくださる方も何人かいますが、
いろいろ事情があり、返信がとても遅れています(><;
しかし、メールには、全て目を通させていただいているし、とても嬉しいです!
どんなに短いメールでも、お返事はかくつもりです。
サンクス&ごめんなさい。

掲示板のことですが
私が何故にお返事を書かないかというと
掲示板は、その書き込みをしてくれた人以外に、何人もの人が見ます。
私は、1人1人の人とコミュニケーションする場合、
ある程度、その人の状況やいろんな事を踏まえてそれと自分の意見をあわせてお返事を書きたいと思っているんです。
でも、人の考えはいろいろだから、
その人にとってよかれと思って書いたお返事でも、他の人にとっては不快と思う場合もあると思います。
昔、ちゃんとレスを書いていたときは、メールで「春菜さんのレスはなんだか説教くさくていい気がしない。」と言われてしまったこともありますし。。
また、この日記で綴っている私の意思と、掲示板に自分が書いた内容に矛盾が生じないとも限らないから。。。
特定の人にだけレスするというのも、管理人として、ありえないと思ってるんで
「一切レスなし」と割り切らせていただいているのです。


しかし掲示板の書き込みも、いつも、とても嬉しく読ませていだいています。

掲示板の書き込みも、メールも、私だけではなく、自分のサイトを管理している人にとっては大変嬉しいことだと思います。



この日記は、「Wite Madness」というサイトのひとつのコンテンツとしてあるわけなので、サイトのトップページから見に来てくださる方がほとんどですが、
ときに、検索サイトからキーワードで検索してたまたまここに来た人もいます。(いろんな検索サイトにいちおー登録されているようなので)
そして、同じ日記ツールを使っている方はご存知でしょうが、
どの検索サイトから、どんなキーワードで検索した人が来たかが、こっちからわかってしまうのです(もちろん、プライバシー等は一切わかりません)

最近、多いキーワードは、
「春菜 日記」 
「思い残し症候群」  
「幼児プレイ」が上位を占めています(^^;
いや、たとえ、どのような目的でも、私の書いたものを少しでも読んでくれればとても幸せです。

しかし、少し気になることが・・
「王子様クラブ」いう言葉で検索して来る人も日に2人ぐらいはいらっしゃること。
もしかして、私が日記に書いている王子様クラブのことを読んで、そのサイトをお探しになっている人がいたら
ごめんなさい。
王子様クラブは、基本的に、口コミなどで少メンバーが集まってマタ−リしてるところなので
インターネットを通じての会員募集などはいまのところやっていないし、
王子様クラブのことを紹介するようなサイトもありません。
あすなろ会のほうは大きな組織なので、立派なサイトを持っていますが。。

そこのところは許してやってください。


なんだか、事務連絡みたいになってしまいましたが、、、、
春菜はこれからも、なるべく前をむいて、ときには破滅寸前になりつつも生きて生きて生きて
毎日の思いを綴ろうと思います!


もしかしたら、少しお休みするか、しばらくペースダウンするかもしれませんが、
これからもよろしくお願いします!



2003年09月26日(金) 通院日〜♪

昨日は、自分の不手際で、お薬(眠前の13錠☆)のストックがなくなり
一睡もできませんでした。。。。(@@;

今日は、診察の予約日だったので、
明るい太陽の下、暗いオーラを背負いつつ、ふらふら〜・・と病院まで行きました。。。。。。

診察は予約制なのに、2時間半待ちです!
これは一体どういうこと・・・・?
一体・・・・・・

だからといって、慎重に診てもらえるかといえばそういう風でもなく
むしろ、お薬の管理ができなかったことに対する説教プレイで責められ・・・

でも、その待ち時間に、本屋を物色して
なんとなく「運命の一冊」に出会ったような気がします。。
気がするだけです。まだちゃんと読んでないですから。。。。
なんとなく、恥ずかしくて、カバーは外せません。
といいいつつ、ぶっちゃけ、タイトルは「アンネの日記 増補新調版」です。
感想は後日。

今日は、朝、旦那がテレビをつけたら、
地震の報道がやってて
それを見ているうちに、
自分がたかが薬がなくて眠れないことで不満に思ったりすることなんか、くだらない。
北海道の人たちは、その間にも大変な目にあっているのに・・・・
→自分は悪い人間だ。

と思ったのですが(そんなこと思うこと自体すでに狂っているということなのでしょうか)

世の中には、こんなに大変なことがあるのだから、もう、2度と、くだらないことで我侭言ったり、小さいことで騒いだりしないと決心したのですが

診察内容が気に食わなかったばかりに、
また、
「私は可愛そうな人間だ・・」
とナルナルヒロインになっちゃってました。。。。。

今日は、疲れたのでこれぐらいにしておきます。



2003年09月25日(木) 意味不明な言葉の羅列

私はうつ病になりたい。
なってしまいたい。
うつ病と診断されたい。

私は甘えてる。

「あなたのは性格の問題です。」「人格障害です」

「障害者年金の適応の病気ではないので、
受けられるかどうかわかりません。」

旦那以外の家族には「私はうつ病」ってことにしてある。
だって、人格障害なんていうより、わかりやすいし、

聞こえがいいじゃない?

本当にうつ病の人、こんなこと言ってごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい・・・・
            傷つかないでください。




テレビなどのマスコミは、うつ病の擁護はして
多重人格(解離性同一障害)を、世の中の好奇心を煽るかのように特集するけれど
ボダなんか見向きもしない。
むしろ、犯罪予備軍と思っているか、
ボダという病気自体を知らない人がほとんどだろう。


雨。


秋の空気。



今となってはいい想いで・・・・・?



台風。
女心と秋の空。
犠牲。誤解。


冗談の通じない人は嫌い。。。。。。。

普通に冗談が言える人は怖い、、、、、、、


引き込もり。怠け者。甘え甘え甘え甘え甘え。


暗い女。陰気。吐き気頭痛眩暈。。


雨、壊れた傘。

壊れた傘に貴方と一緒に入りたい。
そして何処まで歩けば気が済むの?


壊れた夢。
壊した夢。
諦めた夢。


明け方のこわい夢・・・・・・・・





スクランブルエッグとハム、バターロール。サラダ菜、トマト、牛乳。

汚れたフライパン。ケチャップの色がついたお皿。

ケチャップのような血液。
赤く染まる。赤く染める。


掘りつづけて意味があるのかないのかもわからないトンネル。
掘って掘って掘って掘って掘って・・・・・・


出口は何処でせう?

WAY OUT!!!!



2003年09月24日(水) 旦那 2連休

火曜、水曜と、うちのダーの連休でした。
火曜日は、秋分の日。
水曜は、休日出勤の代休。

ワタクシ、普段は、旦那がお仕事に出かけると、とりあぃず、お布団に還る日々なので、
旦那にずっと家にいられると、正直言って疲れるなりぃ。。。。(爆)

なんてね。
しかし、旦那も普段のお仕事で疲れてますから、2人で朝寝坊♪
朝食は10時ごろ食べましたわ。





昨日(火曜)は、大阪市のほうへ、服を買いに出かけ、
私は、秋物のジャケットを買ってもらいました☆(1万円もしない安いやつだけど)
旦那は、、、
本来は、旦那の服を見に行くつもりだったのに、オサレに無頓着な旦那は、洋服の店を見て回るのにすぐ飽きて、
結局、旦那のものは何も買わずです。
あとは、小さなフリマが開催されていたので覗いてみたり、
あの、「マネーの虎」でブレイクした”フランスロール”という食べ物が売られていたので、行列に並んで食べました(おいしかったよ♪)
楽しかったけど、疲れから、頭痛になった。。






今日は、「2人で協力して、衣替え&服の整理」をしようと言っていたんだけど、
結局,ダラダラ。。
まぁ、人生ってこんなものか。←ちがうかも・・





そうそう、昨日、私、頭痛になったので、近所のドラッグストアーでバファリンを買ってきたんです。
そしたら、旦那にすごく叱られた。。。。。。
私は医師から「市販のお薬は飲まないように!」と告げられているのです。
ただでさえ、1日の処方量が多いし
それに、実は私、入院中に、パブロンゴールドを持ち込んでオーバードーズ(一瓶全部)した(それも夜勤の時間帯)女ですから・・。

頭痛薬は、病院からロキソニンを処方されているのですが、もう、手持ちがなかったので・・。
頭痛時にバファリンを普通にのむぐらいはいいかな?と思ったのに。
旦那からは「3ヶ月も入院して、なにも治ってないやないか!」とせめられるし(泣)。。
(−−;     ま。当然といえば当然か。







今日の夕食は、今シーズン初の「鍋物」にするつもり。
涼しくなってきたもんねぇ。気が早すぎるかな?
材料は、旦那が切ってくれるというので、それを信じて待ちませう。

ちなみに、何鍋かは、ナイショでつ。







2003年09月22日(月) 思い残し症候群

これは、このサイトのBBSにお客様が書き込んでくれた文章の一部をコピペしたものです。

「思い残し症候群といわれる人達と、境界性人格障害というのは違うんでしょうか?
愛を受け継げなかった人達の、治癒のドキュメンタリーをテレビで観たことがあります。
一見、普通の大人が、先生に肩車されて遊園地で遊んだり、食事を食べさせてもらったり、お風呂で身体を洗ってもらったり、オムツを変えてもらったり、添い寝をしてもらったり、幼児の擬似体験ということで、心のバランスを取り戻そうという治癒なんですけど。
こういうことは、本人の自覚が大切です。」




少し、この話題について、真面目に意見を述べてみます。

境界性人格障害を研究していらっしゃる、精神科医、町沢静夫先生の本によると、境界性人格障害の人たちには、両親が離婚した経験があったり、祖父母に預けられて育ったり、虐待を受けて育った人たちがたくさんいるそうです。
しかし、日本においては、親、特に母親からの「過保護」のもとで育ったケースも多いそうです。

しかし、私は、度が過ぎた過保護もひとつの虐待だと考えています。
「自分はお母さんのお人形」そう思いながら、自分の本当の欲求がみたされないまま大人になってしまった人も多いのではないでしょうか。

実は、私も、この書き込みの「ドキュメンタリー」を見たことがあります。
若い女の人(普通のOLをされています)が、中年ぐらいの男の先生のところに行って、哺乳瓶でミルクを飲ませてもらったり、「はい、あーん。」と、食事をたべさせてもらったり、オムツを替えてもらったり。
そのときは、旦那と2人で見ていたので、
「何?これ?幼児プレイやん!エッチっぽいよねー(笑」なんて言いながら見ていましたが、やはり、この女性に共感できる部分がありました。

要するに、行為そのものではなく、「思いっきり甘えることの安心感」が得られれば、それは大きなこころの救いだと思います。

思い残し症候群は、病名ではありませんが、さまざまな障害の人が、この症候群に含まれるのではないでしょうか。

私が入院していたときも、ある摂食障害の人が、ある特定の看護婦さんが夜勤のときは、かならず、「あーん」と口を開けてお薬を飲ませてもらっていました。

PTSDと診断された友達は、「私、哺乳瓶でジュースとか飲ませてもらって、抱っこしてほしい!と思うときがあるねん。」と言っていました。

私も入院中は、「行動化」(泣き喚いたり。器物破損、暴言)をよくおこしましたが、それは、そのとき、スタッフがどう反応してくれるか「試す」という意味を多く含んでいました。また、自分のほうに皆の気を引きたいという、幼児的な欲求もありました。おばあちゃんの患者さんに「よしよし。」と頭なでなでされると、涙がじわっと出てきました。


そして、今でも、誰かから「小さいときから本当にがんばったね。えらいね。」なんていわれると、こころがふるえて泣いてしまいます。


思い残し症候群というのは、確かに、私の中のどこかにあるはずです。
だからといって、私は私の祖父母や両親、どっかへ消えた母が「悪い」とは思っていません。
只,お互いの価値観のズレがどこかで生じて、それがあまりにも長年に渡ってしまった所為でしょう。

境界性人格障害の治療は、それになるに至った年月の2倍を要すると聞いたことがあります。
それを思うと、なんだか気が遠くなりそうです。





2003年09月21日(日) 薬の使い方が・・・

薬を使う目的が、最近、ずれてきている。
昼間の「寝逃げ」の手段に使うようになってしまった。。

昨日も、お昼前頃に、イライライイイぃぃぃ!!!!!&なんとなく悲壮感におそわれて、
でも、きのまぎらわしようがなくて、
まぎらわそうにも何もしたくなくて、
仕方なく、眠剤を3錠飲んで、布団に入ってしまった。。

今日も、頓服としてもらってる、精神安定剤を普通の倍ぐらい飲んで、午前中に昼ねした。

医師からは、「お薬の管理は旦那さんがしてください」と言われてるけど
旦那は、いちおー私を信じてるからと、私に任させてくれてるけど。。

病院に入ってたころは、お薬の管理は徹底的だったから。

その徹底的っぷりにキレて暴れる患者さんもいたけど・・・
誰とはいいませんが・・・

とにかく、病院でやってきたペースを維持させるのだ!

たださえ、1日の処方量が多いのだから、
なるべく身体に負担にかけないようにしなくちゃ。。

といいつつ、
誰かが「ハルシオンあげるぅぅ」とか言ってきたら
きっと喜んで飛びつくでしょうから
春菜にはそういう誘惑をしないようにしてくださいまし。









2003年09月19日(金) 無題

例えば、インターネットの掲示板やチャット、サイトのリンク。
もしかしたら、この人込みの中には、お互い知らないだけで、そういうのでお話しした人が居るかもしれない。

昔の友達や、友達の友達や家族、恋人の友達や家族。
そういうのを辿っていけば、日本中の皆が、どっかで繋がってるかもしれないね。

でも、この人込みを歩く人たちは、それぞれ、自分の住処に帰って、それぞれの生活があって・・・・

そして、それぞれが「自分」として生きてる。

人と人との本当の繋がりはこころから感じとれるものなのでしょうか?

「身体で繋がれる」といっても、身体の全部がひとつになれるわけではないし
ずっと繋がってるわけではないし、
何よりも人間には「性欲」というものが付きまとっているらしいから
それが本当の「繋がり」なのかどうかは確認しようがない。


そう考えると寂しいような気がするようなするようなするような・・・・・


でも、あなたが今そこに存在すると言うこと、其れ自体がアタシにとっての幸福なのです。











2003年09月18日(木) 天王寺で

今日は、ちょっとしたヤボ用で、大阪市に出たついでに、
天王寺の街をうろついてみました。

夕方の天王寺って好き。
中途半端な具合の人込みにまぎれて歩いてるとなんだか倒れそうになるけど
そういう感覚がいい。(変?)

路上に放置されているギターにフェレットが繋がれていた(変?)ので触ってみたり

それから・・・路上詩人(?)の人に初めて詩を書いてもらった。
お題を言って、その場で墨と筆でかいてもらうやつ。

私のお題は、「今、私と向かい合って感じたインスピレーション」
いつも着けてるリストバンドを外して
長袖の上着を脱いで、
その人の前に、傷跡がはっきり見えるように座ってみた。

外見上全く素の私は、初対面の人からどのように見られるのだろうと思って・・
声をかけるのに、ものすごく勇気がいったけど。。

書いてもらった詩を見て、泣けました。
もしかしたら、その人の脳内にストックされてる言葉のひとつにすぎないのかもしれないけれど、
でも、今日書いてもらったこの詩は、私だけのものだから。
内容はナイショなのです。
ゴメン。












2003年09月17日(水) 王子様クラブ☆

今日は、女の子限定の、引きこもりやこころの悩みを持つ人が集まる自助グループ、「王子様クラブ」に行ってきました。

もう、かれこれ、5ヶ月も王子様には行ってなかった。。
なんせ、場所が家から遠いもので(京都)・・・・

5ヶ月ぶりに参加したグループは、新しいメンバーも増えていて、新鮮な雰囲気。
ちょっと(すごく?)緊張したけど、皆で輪になって、お菓子を広げつつ、いろんな話しができてよかったです♪

私は、京都のあの町の雰囲気が好き。
行き来に使う、京阪電車もなんとなく好き。
なによりも、自分の仲間や居場所があるという安心感を得られる。

でも、やっぱり、遠出は疲れたプー。

帰りの電車では、同じ方面の友人Uに、またいろいろ愚痴って、迷惑をかけたかもしれません。。
ごめんよぅ。





2003年09月16日(火) 美容院に行って来た

はぁ。やっと美容院に行きました。。。。
何ヶ月も放置した末の謎の髪形から、いつもの私の定番の明るめの色のショートボブにしてもらいました☆
旦那は、黒髪ストレートのセミロングが好きらしいですが、却下です。スマソ。

今日、担当してくれた美容師さんは、初めて見る若い男性で、
どこにでも1人はいるという、「いろいろ質問してくるおしゃべりな美容師さん」

私も、聞かれたくないことがいっぱい。。。。

「今日はお休みですか?」→(いつも休みですがそれが何か?)
「普段はなにをしているんですか?」→(何と言われても・・・何も・・)
「今年の夏は何処かに行きましたか?」→(正直に言ったら引くでしょ?アナタ)


でも、いいお兄さんだったかな?
肝心の仕上がりは気に入ったので、ありがとう!








そうそう、昨日の夜、家に帰る途中で
近所の家のご主人が、飼い犬の、前足後ろ足4本を両手でつかんで地面を引きずっているのを見たんです。
犬は、目を閉じてて、ピクリとも動かなかった。。
私は、普段、その家の横を通るたびにその犬を見るのを楽しみにしてたので、
「あぁ。。死んじゃったのかなぁ。寂しいなぁ。。」と涙ぐんでしまいました。


でも、今日、美容院に行こうと、その家の横を通ったら、犬は普通に生きていた!
あぁ。良かった。
けど、飼い主に足を掴んで引きずられて微動だにしない犬って一体・・・・


なんだか謎な出来事なのでした。



2003年09月15日(月) お祭り騒ぎ

今日は、私の住んでいる市での、伝統的なお祭りの日。
この日ばかりは、なんの取り柄もないこの町に、全国から見物人が訪れて、
昔からここに住んでる人の中には、この祭りに命をかけてる人もたくさんいます。
私達夫婦は、結婚してからこの町に越してきたため、特にお祭りに参加することなく、
家のテレビの地元チャンネルで、お祭り中継を見ながらゴロゴロしてました。

そして、今日は、18年ぶりの阪神優勝!
まぁ、うちの旦那は巨人ファンで、
私は特にプロ野球に興味があるわけではなく
特に、今年は3ヶ月も社会から離れてて、
阪神以外の球団の順位がどうなってるかすら知らない状態でしたから、
2人とも、なんとなく、しらけムード・・・・



と、思っていたのに、ディゲームで阪神が勝ち
横浜×ヤクルト戦で横浜優勢!
阪神優勝目前!となったとき、
何故か何故か、
「大阪に住んでて、この特別な日を普通に過ごしたらもったいない」という気持ちが沸いてきて、どうしようもなく

ついつい、
「私、道頓堀に行く!」と言い出してしまいました。
旦那は「人がいっぱいで暑苦しいだけやからいやや。」と。

しかし、私はあきらめきれず、友人Uに、電話して無理やり誘い出して
難波へGO!
退院して一週間目なのに、こんなにテンション高い私って、一体・・・

私は、どうしても、引っ掛け橋の上から道頓堀川にダイブする人を生で見たかったのですが
私たちが道頓堀に着いたころは、もうそれどころじゃなかった(@@)
もう、人でぎゅうぎゅうで、人込みというよりも、「人の固まり」
人と人との間に挟まれて何も見えないし、進むことも戻ることもできなかった。。

何かの店の屋根に登って騒いでる人たちや、電燈によじ登ってる人なんかがかろうじて見えたけど・・・。
あと、選手の応援歌や、六甲おろしの合唱。縦じまのハッピハッピハッピ・・。

すげぇ!と思ったけど
これ以上この場にいるのは危険だと思い、必死の思いで退散しました。

その後、友人Uとまったりとお茶しながら、私の人生の悩みについての暗い話しを聞いてもらった・・
いつもごめんね。>友人U


それにしても、熱烈阪神ファンで、なおかつお祭りの役員だった人は、今日はどうしてたのでしょう?




2003年09月14日(日) 秋の匂い

今日は、少し秋の匂い(?)がしました。
うまく説明できないけれど
空が高くて水色で、風がさらさらしてる。

今日は旦那も仕事休みの日。
午後、旦那は、テレビでゴルフ番組をみて、
私は、ベランダにウォークマンを持って出て
Cocco(優しい歌)を聞いた。

米不足(?)かもしれないとメディアでは言われてるけど
この辺りは、稲穂がびっしり実をつけてかすかに色づいている。

子どもの頃育ったところは、本当に田舎で
「こんな田んぼばっかしのとこやだ!」って思ってたんだけど
何故か、今旦那と住んでるアパートも田んぼに囲まれてる・・(^^;






大切な友達がCPTSD(複雑性心的外傷後障害)という病気なので
詳しく調べようと思って、ネットで検索したら、
家族という名の強制収容所というサイトを見つけた。






2003年09月13日(土) 絵本

昨日、旦那が運転する車の助手席で、小学生が朗読する、「葉っぱのフレディ」というお話しをカセットテープで聞きました。
(旦那は、福祉関係の団体で働いていて、先日、”ジュニアボランティアスクール”の朗読ボランティア(聴覚障害のある人に、書籍類を読み聞かせする)の演習の司会をしたそうです)

その内容を聞いて、もう、私は号泣!
声を上げての号泣じゃないけど、涙がボロボロと出てきてとまらなかった。。

旦那はあきれかえっていましたが。。。。。。

葉っぱのフレディとは、外国の作家が描いた有名な絵本で、私も題名だけは知っていたのですが、内容をきいたのは初めて。

あえて、詳しい内容は書きませんが、
とにかく、命を持って生きる意味や、命が変化していくことは当然であるということが伝わってきて、すごく心を動かされた。

機会があれば、この絵本、買おう!




絵本といえば、私が入院していたときに仲良くなったマドカさんが、
私の退院のせんべつとして、とある絵本をマドカさん自身のメッセージを付け加えてプレゼントしてくれて、とっても嬉しかった。

これにも泣かされた。

本の内容にも、メッセージの内容にも。
すっごくシンプルなお話しと、可愛くてくだけた感じの絵。
それだけなのに、すごく、こころのどっかをついてきて、自分と共鳴させられて。

私、絵本は好きです。

中には、絵本は小さい子どものためのものだとか、
あんなに薄い本で字も少ないのに値段が高い!と思う人もいるかもしれませんが
価値があるものには、やはり価値がある。


人の価値観なんてそれぞれだから、私が「この本いいよ!」なんて薦めることはできないけれど・・。
ちなみに、旦那は、葉っぱのフレディにはなんの共感もなかったそうです。









2003年09月12日(金) 診察日

今日は、退院後の初めての診察日でした。
診察は、入院していた病院で引き続きやってもらう事になってます。

旦那が仕事休みだったので、車で送り迎え&診察の付き添いをしてくれました。

診察内容は、正直あんまし覚えてない。。。
旦那が付き添っての診察って、ほとんどないから、なんとなく緊張しました。

でも、久しぶり(?)に、病院に行って、3階病棟の看護婦さんが時々外来を歩いているのを目にすると、妙に懐かしい気分になりました。





夜、テレビのバラエティー番組を見て、声をだして笑うことができました。
テレビを見て笑うのって、すっごい久しぶり!ホントだよ。

ちなみに旦那は野球が好きなのですが、
今年はどーも・・って感じみたいですね。
なにせ、先天性(?)の巨人ファンらしいですから(笑)

でも、私的には阪神が優勝すると、世間はどのように盛り上がるのだろーかと楽しみだったりする。

私が住んでいる地域は、某激しい系の秋祭り(9月15日、16日)で有名なうえに、確実に阪神ファンが多いだろうと思える地域なので
町のそこかしこが、すでにもう大盛り上がりです。。。。。
スーパーなんかに行っても、BGMに六甲おろし。あちこちにテレビが置いてあって、お祭りのVTRが流れている・・・・・・
ある意味、精神病棟よりも狂ってる(苦笑)

まぁ、私はもっぱら蚊帳の外から見学状態ですが。

しかし、くれぐれも、けが人等が出ないことを祈ります!




2003年09月11日(木) 生きる意味・・・

今日は、午後から、自分が5年前に卒業した大学に行ってきました。

私は、大学では、社会福祉を専攻していたのですが、
その学校に、O先生という方がいらして
その先生は、学生の、社会福祉実習の指導や、社会福祉士の国家試験に向けてのアドバス、就職に関する相談などを担当しています。

私も、学生の頃から先生には、散々迷惑をかけたりお世話になっていましたが
今でも、半年に一度ぐらい、お世話になっています・・・(困ったときの駆け込み寺?)

今日は、特に具体的な相談事はなかったのですが
とにかく、3ヶ月の入院を経て、現実に戻されたことが怖くて
誰かに、話しを聞いてもらいたくてどうしようもなく、訪れてしまいました。。。

実際、先生にお会いして、話したことは
「自分は生きる価値のない人間だ」
「皆に迷惑かけてまで生きたくない」
「これからどうやって生きていいのかわからない」・・・

病院での診察やカウンセリングと同じ内容。
主訴なしの曖昧な話。

先生もさぞかし困惑されていたことでしょう。。。

でも、嫌な顔ひとつせず聞いてくれて感謝感激です。
お金を取るわけでもないのに、一時間以上も時間をさいてくれて・・・


先生がおっしゃていたことは
「自分で自分を追い込むな」
「病気の面ばっかりに目を向けなくても、春菜には健康な面もたくさんある」
「生きる意味や価値に決まった形はない」
「人生は、自分自身のものやから、他人のことを気にして自分を縛る必要はない」
などでしょうか・・・・

先生の言ってる意味はよくわかる。
でも、それが自分で受け止められないのが病気な部分。

自分の生きる意味はその人自身の受け止めかたによるもので
人から見て、どんな意味のある生き方をしていても、本人がそうと思えなければ話にならない。
人から見たら、どんなに不幸せにみえても、本人が幸せや充実感を感じられれば、それはそれで素晴らしい生き方なんだろう。。


でも、先生の言ってくれたことは全て、私が「こう言って欲しい」と期待していた事そのものです。
結局、私のこころは矛盾だらけで、つじつまが合わないんですね・・・


でも、先生もいっぱいお仕事をかかえて大変だし
それでなくても自分の家庭や日常のことでいっぱいなのに
もう学校を卒業して何年もたった私の話しを正面から受け止めてくれて、
その器の大きさはすごいなー・・と。




今日は「お月見」の日だそうで
先生の事務室で働いている若い女の子が「今日は、おだんごを作って、近所の野原でススキを刈って飾るんです」と嬉しそうに話しをしていて、
私も「そっか!じゃぁ、うちでもおだんごを作ろう」と思いついて
帰り道に、スーパーで、白玉粉ときな粉を買って帰りました☆


今日の夕食メニューは、カレーライス(昨日の残り)、大根サラダ(スーパーで買った袋詰のやつにドレッシングをかけた)、きな粉のおだんご。

うむ。。変な組み合わせだ。
おまけに手抜きでつ。
えぇ。





大学はきっと学生たちで賑やかだろうなと思って出かけたのですが
実はまだ夏休みでガランとしてました。

自分的には「今年の夏は入院で終わった」と思っていたのですが
「まだ夏は終わってないんだ」と感じた。
それにしても、大学生は休みが長くていいなー(てめぇが言うな!てか?)



でもまぁ、とりあえず、「何かしなくちゃ」と焦ったり、人と比べて落ち込むのではなく、「自分なりの生きる意味」が大切なんですよね。


今日は久しぶりに通学に使っていた電車に乗って懐かしかった。
先生は「春菜が今、自分の意思で学校に来て、自分の言いたいことが言えてるだけでも十分な生きる価値があるということなんやで」と言ってました。

確かに考えてみればそうだ。
そうだなー・・・・












2003年09月09日(火) ぁぁ。。。

今日は、朝、旦那に「美容院に行ってこい。」と言われた。
確かに、入院していた3ヶ月間は、一度も美容院に行ったことがないので、頭はボーボーになってる。。
色はプリン状態・・どころか、上の黒い部分のほうが長いありさまだし。。。。

旦那が、私の容姿に気をかけてくれるのはとても嬉しい。
私も、少し、綺麗にならなきゃ。って思えるよ(恥)

というわけで、今日の予定は、美容院に行くこと。


。。。。。。。。


だったけど、結局、行かなかった。
一旦、予約を入れたものの、すぐにキャンセル。
なんとなく、家からでたない日でした。
いいお天気でしたのに。

というわけで、夕方のスーパーの買出しにも行かず、
夕食は、旦那が「一杯飲みたい」と言ったので、近所の歩いていける焼き鳥屋さんに行きました。

ごめんよぅ。相変わらずのダメ奥さんでさっ



退院早々、絵画サークルの手伝いの仕事の話しや、
友人たちから「みんなでプーケットに旅行に行こう」というメルが来てて
「あぁ、私は、現実世界から見放されてるわけではないんだ。」と嬉しくて泣きそうでしたが、
結局、絵画サークルのこと(今後半年)も、旅行のことも断りました。
あ、仕事は断ったというより、辞めたかな。。
本当は、どっちも行きたくてしょうがないんだけど・・。
これからのいろんなことを頭の中でシミュレーションしたら、あぁあぁぁ。。。と不安になって、それだけで、ぜぇはぁと過呼吸症状がでます。



今、1日25錠の精神科のお薬を飲んでいます。
副作用でしょうか。夕方になると手が震えます。


無理とは思いつつも、障害者年金の申請をすることにしました。
障害者年金って、思ったよりも大変。
苦労して書類や診断書を集めて申請しても、それが通るかわからない。
特に、私の病気の場合、正式には年金の対象になっていないし。。。
そりゃぁ、この不景気に、易々と国から援助してもらえるなんて思ってないけれど。


でも、せめて、お金のことで旦那や実家に迷惑かけたり負い目を感じることはない生活をしたい。
これって、ただのワガママ以外の何でもないと思うけれど・・・・







2003年09月08日(月) シャバの空気は・・・

昨日は、約3ヶ月の入院を経ての退院日だったので
とにかく家に帰れて嬉しいのと、ちょっと緊張感でソワソワ?ちょっとわくわくしてました。

今日は、朝起きて、いちおう朝食の準備をして食べて片付けたら、旦那が出勤していって、1人ポツン。

いよーに寂しいです。
病棟の淡いピンクの廊下の壁や長いす、そこでいろんな話しをしたホスピタルメイトのことを思い出して、ちょっと「帰りたい」なんて思ってしまいました。

でも、入院の荷物を片付けたり
部屋の掃除をてきとーにやったり
2〜3人の人と電話したり
インターネット見たりしてたら
あっという間に夕方だった。

夕食の買出しに行こうと、近くのスーパーまでふらふらと歩いてたら
近所の自転車屋さんのおっちゃんに出会った。
おっちゃんは3ヶ月ぶりに会うのに、私に普通に挨拶をしてくれて
自分の店の前の自販機でジュースを買ってくれた☆
うーん。シャバも捨てたもんじゃないぜ(笑)

夜、旦那とテレビを見てたのだけど
私は、入院中の3ヶ月、一回も自分のテレビをつけたことがなかったので
(隣のベッドの人が見てる高校野球はこっそり覗いてたけど)
世の中の情報はサパーリわかりませぬ。。。。
恥ずかしいほどに。

今日は、椎名林檎の「メロウ」を部屋で何回も何回も聞いた。
この歌に共感を覚えるということは、私はまだどっかおかしいのだろうか(まぁ、おかしいのは確かだが)







2003年09月07日(日) 病床パブリック(精神科入院日記) 最終日

今日は、ちょうど90日間の入院を経ての退院。

この3ヶ月、長いようで、本当にあっという間にすぎてしまった。
ほんとーにいろんなことがありました。

日記に書きたいことも、もっともっとあるけれど
私には重すぎて書けなかったり
言葉にすると安っぽくなるようなことだったりで・・・

結局、日記も4〜5日に一回ぐらいしか書けなかったな。


病棟を出るとき、何人かの人が見送ってくれました。

あるおばさま患者さんには「早く戻っておいでやー(笑)」と言われ
病棟入り口の守衛さんには、「また戻ってきたら許さへんでぇ!」と言われた(笑)

どっちにも、えがおで「ありがとう!」と返したけれど
病院の出口を出て、青い空の下にたったとき、なんだか泣きそうになった。

本当に、ありがとう。ありがとう。。。。








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春菜 〔プロフィール〕 [MAIL] [トップページに戻る]

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