春菜の日記
日々のこと、脳内のこと、いろんなこと。

2003年08月31日(日) 病床パブリック 其の21

この小さな小さな社会は不思議な空間。
外の世界にいたらまず関わらないだろうと思うような人たちが「患者」という呼び名を与えられて一緒に生活している。

学生さん、主婦、シングルマザー、現役看護婦さん(現在入院中)、風俗嬢、美容師さん、etc・・

ここには、統合失調症の人、痴呆症の人、うつの人、そううつの人、パニック障害の人、摂食障害の人、人格障害の人など、本当にいろんな症状や病気の人が微妙なバランスの数で入院している。

こういうところはめずらしいんじゃないかなと思う。

他の病院だと、統合失調症の人がほとんどなんじゃないかな・・?

この病院にたまたま出会って入院したことは不思議なめぐり合わせだと思う。
嫌なことも、タメになったことも全部含めて大切にしていこう。



2003年08月30日(土) 病床パブリック 其の20

私は、2年ぐらい前に、別の精神科で一ヶ月入院したことがあるけれど、そこは完全な解放病棟で、ものすごく自由な環境だった。

ここは、外出時間もきっちり決められていて、連絡なしに時間に遅刻すると、捜索願まで出されることになっている。
前の病院は、朝から夕方まで出入り自由。
ここはひとによって、外出のたびに持ち物検査があったり、外出禁止になったり、面会謝絶になったり、面会者名簿や外出時間の記入の義務があったり。そのほかにも細かい規則があって(かみそり、鏡、ビン入り化粧品、耳かき等は詰め所で預かりetc)
お薬はもちろん、看護婦さんの目の前で飲んで、ちゃんと飲んだかどうかチェックされる。
毎日、一定の時間に巡回があって、そのときには自分のベッドに安静にしていなければならない。


最初はちょっとやだな・・と思ったけれど、今では私にはこういうところのほうが合っていると思う。
ただ自由な環境を与えてもらうより、少し管理されながら静養しなければ私は治らないような気がする。


他の患者さんは「もう、こんな規則で縛られてばかりのところ嫌だ。」と言ってる人も多いけれど、私はもっと厳しい閉鎖病棟(本当に閉じ込めれて管理されて、患者さんも重度の人が多い)を知っているから
ここは環境的にちょうどいい。
あくまで、私のような患者にとっては、の話しだけど。

もちろん、ここにいても、いろんな規則やスタッフの対応について文句を言いたいことは山ほどある。
でも、結局はここが一番マシなんだろうな。。。。。。







2003年08月29日(金) 病床パブリック 其の19

この小さなバーチャル社会の中に入ってそろそろ3ヶ月。
日記にはかけないことが多いけど、本当にいろいろあったなぁ。

外から見たら、ただの静かな白い建物なのに、その中で、毎日のように同じ事がくりかえされ、毎日のように何かが起きる。

朝が来たらナースが巡回に来て、朝食の時間が来て、バイタルチェックがあって、昼食。夕方6時に夕食。その後、6時半、8時に服薬。9時に消灯。
そして、診察、OT、カウンセリング。

朝はすれ違うひとたちが自然に「おはよう」と言って夜は「お休み」と部屋へ帰っていく。
その間にも、誰かが泣いてたり、不安定になったり、暴れたり。。。。

こんなこと書いてる私も実は危険人物の1人だったりする。

私は嫌なことを思い出したり、イライラしてると、ついさっきまでニコニコしてても、次の瞬間には何かをしでかすから・・(廊下にバケツをぶちまけたり、食器のふたを壁に投げたり、車輪のついた長机をガンッと蹴って、廊下を転がしたり・・)
ナースも最初は驚いてたけど、最近は、多少のこと(壁をバンバン叩きながら歩くとか)は放置プレイされるようになった。。。

泣き喚いて叫んで、身体拘束をされたときもありました。拘束は辛いよう!
両手両足、胴体をベルトのようなものでベッドに縛られて、そのまま12時間(夕方6時30分〜朝6時30分)トイレに行きたくなったときはナースコール。

でも、これなんかまだマシなほう、今現在、かれこれ336時間にわたって拘束されてるコもいる。トイレはオムツ装着状態。食事は全介助。まだ若くて身体も元気なのに。おそるべし・・・・。

でも、拘束は、よっぽどのことがない限りされないし、あくまでも「本人を守る為」の拘束だから、みなさま、せーしん病院を怖がらないでね。




2003年08月28日(木) 病床パブリック 其の18

(朝に記す)

いいお天気!
しかし、ヒマであーる。

OTも大嫌いな「書道」だから行かなかったし
私は午前は外出禁止だし。。

午後からは、ちょっとお散歩にでも出ようと思ってるんだけど。

朝のロビーは静か(今、ロビーのテーブルで書いている)
みんな寝てるのか?
あ、そういえば、何人かの人は「お習字にいきましょうねー」と連行されていったけ(笑)

今、ロビーにいるのは、高野さん(年齢不詳 病名不詳)、通称「お母さま」(50代?うつ)、好美ちゃん(26歳 パニック障害)
みんな長いすに腰掛けてまったりしています。本当にマタ−リ、マタ−リしています。

ここの3階病棟の見た目はなかなか可愛い。
椅子も、廊下の壁も、火災用の非常ベルも淡いピンク色。
さすが女子病棟?

さすが女子病棟といえば、夜に、ロビーで集まるとき、みんなで話す内容が凄い(@@)。すごすぎる。
くわしいことは、あまりにもお下品なので書かないですが、私が1度、誰かに
「こんな話しばっかしになるのは精神病院やから?それとも女ばっかしやから?」と聞いたら、「どっちもや!」と返ってきました。
「女子高もこんな感じやったで。」ということでした。

殿がたの皆様!
「女の園」のロマンを持ってはダメですぞ!

もちろん、真剣な人生についての話や、病気についての話し、悩みなどを打ち明けあったりもするけどね。



2003年08月27日(水) 病床パブリック 其の17

夕食のメニュー
ポトフに味噌汁がついてきた。。。。。。

なに考えてんねん>ここの栄養士!






2003年08月20日(水) 病床パブリック 其の16

私はワガママで馬鹿なヤツだ。
いつも自分のことしか考えられなくて
臆病で、自信がないのに
プライドは高い。

「自分に自信がない」=「実は自分が可愛い」ということなんだ。

病気なんだけど病気じゃない。

自分を傷つけるふりをして人を傷つけている。

生きるのが怖いといいつつ、死ぬのが怖い。
人が怖いといいつつ、独りのが怖い。

私はそれを自覚して生きていかなければ、
怖いけれど生きていかなければ。

大切な人を信頼し、愛するこころを大切に。

夜、この文章をロビーで書いてて、
マドカさん(33歳 PTSD)に見てもらったら
「あんた、ナルシストやなぁ!」
と笑われた(^^;






2003年08月18日(月) 病床パブリック 其の15

8月末の予定の退院日が少し延びた。
退院まで、後、約20日。
実はまだまだ外の世界でやっていく自信がない。

外の世界が怖い。
また調子が悪くなって失敗するのが怖い。

看護婦さんには、「入院したころより顔立ちが優しくなったね」とか他の患者さん(特におばさま連中)には「あらぁ、ふっくらとした可愛い顔になったねぇ。」とか言われるけど・・。
確かに、精神的にも体調的にもいい感じだけど、
でもそれはあくまでも「病院にいたら」の話し。

ここまでいろんな事から守られた環境はめったにない。
ここまで自由のない環境もめったにないけれど。。

でもここに入院して良かったとは思う。

自分がどこまで良くなったかなんてわからないけれど
とにかく、入院直前の重たい心の闇みたいなものはだいぶ晴れた。
自分が期待してたほど、「考えをまとめる」には至ってないけれど、「考えをまとめるための糸口」は見つかったような気がする。

ここに来て、いろんな人と出会ってお話しした。
私が病気にならずに順風満帆に生きてたら絶対に出会えなかったような人たちと友達になれた。
私を助けてくれるのは、スタッフよりもむしろ、ここで出会った他の患者さんかもしれない。

今日は、朝はOTの「手工芸」に行った。
午後からはちょっと外出しようかなと思ったんだけど、結局、部屋で高校野球を見たり、マンガ読んだり、洗濯物したりしてすごしました。

そういえば、先日、OTで「卓球大会」があって、私もはりきって参加したのだけれど、結局、トーナメントの一回戦で負け、敗者復活戦でもまた負けた・・・
卓球には自信あるつもりだったのになぁ。。



2003年08月14日(木) 病床パブリック 其の14

今日は、朝からひどい雨。
午後に散歩に行こうと、病棟から出たら、思ったよりもひどい雨でびっくりした。
建物の中にいたら、外がどうなっているのかイマイチわからない。
窓は全部すりガラスで5センチくらいしか開かないし。
この前の台風のときもあまり状況をわかってなかった。

今日は、午後2時から買い物に行こうと、服を着替えて出かけようとしたら、Rちゃん(38歳 うつ)が「私も一緒に行っていい?」と声をかけてくれたので、一緒に行くことにしました。
Rちゃんは、院内でじっとしてると、ヒマでイライラして仕方なくて、誰かと外に行きたかったのだけど、お天気が悪くて誰も一緒に行ってくれなくて困っていたそうです。

私は、最初は高島屋のINDEXに服を買いに行こうと思ってたのだけど、予定を変更して、Rさんと、100円ショップを物色したあと、喫茶店に入り、二人で思い切り愚痴って帰りました。
いい気分転換だった☆

今日あたりはお盆だから、きっと、外泊者が多くて院内人口密度が低くなるだろうと思ってたのだけど、そうでもなかった。
ガラガラの病院というのもいいかも。と思っていただけに、ちょっと残念。。

ただ、いつも一緒にご飯を食べている友達はみんな帰ってしまってて、6人がけのテーブルに1人で座ってご飯を食べるのは少し寂しかったです。

ちなみに、今日のメニューは、焼き魚、野菜の煮物、アスパラとしめじのソテー、
はるさめのスープ、おつけもの、ご飯。
病院食は、最初は雰囲気がいやで、まずい感じがして食べられなかったけど、最近は、別になんともおもわなくなってきた。
慣れとは怖い・・・


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