告白は喉の奥


告白は喉の奥

		Ｌ．ニトロ

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green

胸が、痛い。
自分の胸が痛むことに、私は驚いている。

状況は相変わらず。
触発したのはただ、悲しい歌。
それでも。
それでも私は、今のこの恋が叶わないと思って胸を痛めている。

実際の希望や欲望とはまた別かもしれない。
けど。
ただ、「この恋は叶うことがないと思う」ことに、痛む。
好きでいることを、恋することを楽しむ気持を終えて。

体の中で育っていくグリーンの蔦は、ゆびさきの下にくちびるの裏側に、胸の中に這い込み、絡みつき、私を潤すだけでは済まなくなって。
欲しいと思う気持ちに侵食されていく。

どう、するんだっけ？
恋って、どうやるんだったっけ？

2005年10月27日(木)

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フォーチュンテリング？

…そう。
うん、そう。

なんだかおかしい感じはずっとある。
ピタリと合致する瞬間の違和感。
他人ってこんなに近いものだった？
とでもいう感じ。

私が近付きたいと思うから？
あなたが近付いているから？
それとも。

退屈を持て余して浸る乙女チック。
ひどく揺らぐボルテージ。
根となり脈となり、背骨のように支える安定。

まるで当然のよう。
それが違和感。

2005年10月15日(土)

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あまい痛み。

甘い甘い痛み。
抜けない棘から注がれる甘さ。

ココロもカラダも痺れて動けない。

この、捩れたリンクを解かない限りは。
痛み続け、甘やぎ続ける。

やんわりと噛み締め。

誰かたすけて。
ここは辛いの。

濃く甘く、サラリと捉えられない液体に、
温く浸けられて溺れている。

2005年10月08日(土)

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ゆるい、くちびる。

…え。えぁ？
動揺したような声に動揺してしまう。

…あ、あー…。
あー…、そうか。
私もしかして、告白したな…

日本語が崩壊するほど無自覚に。
だけどまあ、あれぐらいさり気ない風なら及第点、かな。

何も欲しくない。
それがただの臆病でも。
こういうのがいいの。
ふわりふわりと揺らぐ毎日。

あなたを好きなの。
それはエネルギーなの。
捻れたり捩れたりしては困るの。

きもちをたべていきてゆく。
ごく、ヘルシーに。

2005年10月05日(水)

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初日