講義実験等が終わって後は定期試験を残すのみ。 学部共通科目であるため、試験は統一。 問題は別の人が作るからいいんだけど、うちの子たちが点数をとれるのかめっちゃ不安。 とはいえ、物理を全くやった事のない学生さんが、運動エネルギーと仕事の関係について質問してくるようになるまで成長してくれたのは、感慨深くはある。
さて自分はというと、結局研究ができないまま前期が終了してしまった。 8月からはO大の実験も進めていきたいが、勉強しないと行けない事がいっぱいだ。 まず、光学系の分光システム。それを行うための機器制御。作ったものをどうサイエンスに生かしていくか。 うちうろんのほうも観測で進展があったっぽいので、21cmがやれるところへシフトする事も考えたいがいかんせん実績ないのでどうしたものか考え中。 今までやってた怪しい干渉計ももう少し考えてみたい点がある。 ぼろめとりっくな干渉計の撮像理論はもう少しシステマティックにならないものだろうか? もうやられてるのだろうか? 今の干渉計は2×N個の基線が基本になってるけどN×N基線の干渉計ってできないんだろうか? SKAも関わりたいが」日本側は短波長側で入りたいと考えてるようでちょっと自分の興味と違う。
5年の空白をどう埋めるか、それが問題だ。 体も無理が利かないのも不安の種だ。
勤め先その2からも非常勤の依頼が来たんだけど、どうしたもんか。 前期のうちに論文をとにかく出して、1、2年で腰を落ち着けられる場所に行きたいと考えていたのだがちょっとそれは無理そうだ。 非常勤で十分ご飯は食べられるんだけど、身分が不安定なのと研究者としてこれでいいのかと考えてしまう。 割と自由に研究も教育もやれる今の状態は悪くない。研究費と身分が怪しいだけの問題だ。 まあ、今やれる事を一所懸命やるしかあるまい。
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