今日もガサゴソ
INDEX|戻る|進む
亭主は今日も会社に行きました。
なんとなく 見捨てられたような気持ちになってしまいました。
気を取り直して せっせと猫さんを編みました。
幼い顔の こげ茶の子
グリコのオマケの 木のネズミさんで遊んでいる写真など撮りました。
クロスステッチもちょこっと進んで 「鴨」も出来上がりました。 額に入れようか、小物に仕立てようか思案中です。
チビ助はその辺で遊んでいます。 合間合間に 抱っこしたりおしゃべりしたり べたべたして 私が本を持って転がると 好きな絵本をもって そばに転がります。
なんか、いいんだよな たのしいな 何気なく過ぎていく一日
雨模様で暗いせいか 眠くて眠くて ソファでも眠りこけ 昼寝もたっぷり
時折覚醒して
部屋の中が地獄のように 荒れ果てていくのを スナップ写真のように 目撃して
また 気を失う
今朝、えおちゃん、元気に起きたねぇ やぁ!って起きてくれたから、助かったよ〜
えへへ あのね、えおちゃんね、ゆめみてたんだよ
え〜、夢かぁ、どんな夢?
ん〜っとねぇ、ず〜っとはしっていったんだよ ひとりで
ひとりで?
うん、どんどんはしったんだよ
へえ〜、そうだったのか〜
うん、おかあさん、さがした? ボクのことさがした?
うん、どこにいったのかなぁって思ったよ
じゃ、こんどは「ここだよ〜」ってよぶからね! ゆめのなかでよぶからね!
夢の中で、か〜
うん、ちゃんとよんであげるから おかあさん、きてね! ゆめのなかだよ
亭主が朝六時に出勤するというので 目玉が蚊取り線香みたいに グルグル回りそうなほど眠い朝でした。
亭主を送り出しても まだ暗いのです。
ドタドタとした気配が消えると チビ助が起き出してきました。 もう少し眠っていればいいのにねぇ。 お父さん好きの チビ助は亭主の出勤に立ち会えないと
おとうさんがいなくなった
と、泣き叫びます。 さっきまで一緒にぬくぬく布団にいたのにね。
いなくなったんじゃなくて お仕事に行ったのよ
彼は納得しません。
しょうがない、 今日は木曜、休養日です。 二階のベットに潜り込んで もう一度夢を見よう。
オッパイにありつけそうな気配に 気をよくした彼が 窓の外を見て叫びました。
おかあさん、だんだん、朝になったよ!
そうだね、だんだん明るくなってきたね
ねぇ、こんどクリスマスくるでしょ?
うん、くるよ
それは今日?
まだまだだよ。だんだん近づいてくるんだよ。
チビ助はこのごろ 時間の流れに関心があります。 だんだん、いろんなことを覚えていくんだね。
だんだん
今日は幼稚園に行く日でした。 なんだか半分以上の親子が欠席のようでした。 風邪引きさんが多かったりするようです。
首が回らないけれども とにかく幼稚園に行き 楽しく遊んで(今日は落ち葉で遊びました) 帰りはタクシーで病院に直行しました。
背中の痛みはほとんど感じないくらいになり 首の動きも、だいぶ楽になりました。 左手の重さも消えています。 このまま症状が安定すれば良いのだけれど もし、痛みがぶり返すようであれば 頸の断層写真を撮るそうです。 多分、心配ないと思うのだけれど 確かに寝違えにしては イヤな痛みの走り方をしていたからなぁ。
今日は「電気」で首を温めて それからマッサージをしました。 ローラーのベッドがはじめて見る ウォーターベットで 気持ちいいのなんの。 ヨダレたらしてむにゃむにゃ唸ってしまいそうでした。 く、癖になりそう♪
それからそれから ショッピングセンター内を端から端まで歩き回って 用足しをして よろよろ帰宅しました。
あの二日間の苦しみは 何だったんでしょうねぇ....
今日は朝、仰向けで目が覚めました。 背中が重いなぁ、程度の苦しさしか残っていませんでした。
首の動きも 腕の動かせる範囲も かなり広がっていて 高いところのものに手を伸ばすのでなければ なんとかなる雰囲気です。
午後、昼寝をして起きてみると もっと調子が良くなっていました。 身体が軽く感じられるほど 重苦しさが減っているのです。
やれやれ 「頸椎ヘルニアだったらど〜しよう」なんて 杞憂でございました。
お騒がせしてすみません。
すっかり良くなったら 子供に隠れてダンベル体操などして 筋肉鍛えます。 犬の散歩だけじゃ 運動不足だよね。
今朝、近所の親しい美容師さんに 来てもらって髪を切りました。 かなり長かったので 頭が軽くなって、余計に痛みが楽になったような気がします。
昨日よりも 痛い部分が鮮明になっていて 左の首筋から肩胛骨の方向に 割り箸くらいの痛みの棒が刺さっているみたいです。 首や腕の動きはやはりかなり制限されて 髪を後ろで束ねるようなことはできません。 でも、こうして両手でタイピングできますし ず〜っとあえぎあえぎ浅い息をしている というほどではなくなりました。
近所に、休日も診療している 何でも診てくれる 新しいクリニックがあって 親切で話も良く聞いてくれると評判なので 行ってみました。
先生は両腕のしびれがないかを丁寧にチェックして レントゲンを撮りました。 幸いというか、まぁ、とりあえず レントゲンには妙なものは写らなかったので 痛み止めの飲み薬と湿布で二三日様子を見ることになりました。
病院から戻るバスの中では 行きよりもずっと楽になっている気がしました。
頸椎ヘルニアの友人二人の 凄い痛みとの戦い(神経の痛みなので鎮痛剤が効かない) や手術(腰の骨を首に移植する)を目の当たりに見ているので 本気でびびっていましたが、 多分、
寝違え
です。
ご心配かけまして、すみません。 小首をかしげて赤面しているふくろうボタンを お許し下され〜。
背病みする、というのは「せやみ」と読んで 私が生まれたあたりでは 「面倒くさがり」とか「怠け者」のこと、 「怠けたがる人のこと」を現したりします。
もっと縮まったいい方では「せっこぎ」などといいます。
何かと言いますと 今朝、起きたら、背中が苦しくて、 簡単な朝食が終わるころには 髪を結うこともできないくらいに 背中が痛いのです。
首と両腕の動きが制限されて 下を向くことができず、 目を動かすのも 水を飲み込むのも辛いのです。
左側の肩胛骨のあたりに向かって痛みが走っていくのです。
頭は右にかしげているのが 楽なようです。
一日、あえいでいました。
こんな痛みを訴えていた人、四人知っていますが みんな頸椎のヘルニアでした。 いやだよ〜。
引っ越しに行かないで 家でニコニコ遊んでいたから 天罰が下ったのか〜
夕方暗くなって帰ってきた亭主が 流しを片づけて 洗面所で髪を洗ってくれました。
チビ助は 背中中に膏薬を貼ってくれて 一日中体当たりで愛情を示してくれました。
何日かかって痛みが治まるかわからないけれど 明日、せっかく長くなった髪を切って 病院にいってきます。
四十肩で注射一発で治ってくれないかなぁ(T.T)
病気で髪を切る、 う〜ん、大昔のヒロインみたいだぜ(○`ε´○)
昨日は生暖かい風が 木の葉を散らして、少し雨模様だったのに、 今日はビリビリした冷たい風が吹き荒れました。
県内の半分は降雪の荒れ模様との 天気予報だったので 覚悟していたけれど 昨日のあのゆるゆるの暖かさを思うと 何か裏切られたような気がしてしまいます。
お昼頃、みぞれが雪に変わりました。 それは地面にたどり着くなり消える雪なのですが、 確かに、雪です。
子供を引っ越しに行かせなくて良かった。 亭主の実家のあたりは ココよりも一段と寒いから 引っ越しは大変だったろうな。 今日、大きな家具を運び出したいと云っていたけれど どうなったんだろう。
今日は、子供と寝坊をして お掃除をして過ごしました。
刺繍用の布を漂白したついでに たくさんのふきんを漂白しました。
チビ助が干すのを手伝ってくれるので とても助かりました。
2003年11月21日(金) |
初めて亭主を怒鳴りつけた |
おめでたいのです。 亭主の実家の新築で、いよいよ週末に引っ越しです。 そろそろ本格的な雪のシーズンですので なんとか雪が降り始める前に 引っ越しを済ませたいのです。 ガレージもまだ未完成だということですが もう待ったなしです。
そういう場面、 親類の家ができる、引っ越しをする。 みんなが集まる。 暮らしのなかの思い出に残る出来事です。 こぞって参加して頑張りたい、楽しみたいところですが、 喘息持ちのアトピーの子供を 30年分のホコリが舞い上がる引っ越しの最中に 連れて行く勇気はさらさら持ち合わせていないのが私。 チビ助は卵白の他に、ダニ、ホコリのアレルギーも持っています。 各種の花粉の舞い散る日の散歩では 目のまわりや顔に蕁麻疹を出します。
でも、亭主は、決意したように 「引っ越しにチビ助を連れて行く」と繰り返すのです。
今、風邪気味で アレルギーのある子をどうするつもりなんだという質問には 引っ越しだろうが普段の暮らしだろうが なんの変わりもない。発作なんか起こすはずはない。 普段、どこにも連れて行ってやれないから可愛そうだから 連れて行く、と主張するのです。
子供は嬉しがるでしょう。 大のイベント好きです。 大好きな親類にも会えます。 引っ越しの陣頭指揮を取って笑いを誘い、語り草になるでしょう。
喘息の苦しみを知らないから そんな勝手なことを云う
結婚して初めて 亭主を罵倒しました。
あ〜すっきりした。
それでも連れていくというならニコニコと 久しぶりに実家に遊びに行こうと思ったけれどね。 どうなんでしょう。 あきらめたかしらね。 往生際悪いから、返事しないのよね。
チビ助は 「けんかしちゃだめ〜」と 合いの手を入れていました(#^.^#)
憤懣をぶつけるためではなかったのですが 怒っているうちにお湯が冷めちゃって 超マズイ茶を出してしまったらしい。 ふんっ、知ったことか!
私? 気管支拡張剤を使ってますからねぇ。 ドクターストップです。 よその引っ越しで命懸けたくないです。 新築の家も しばらく遠慮させて欲しいです。 くわばらくわばら
今日の夕方、 保健所から連絡がありました。
あの迷い犬を捕獲した、ということでした。 檻は撤去したあとでした。
檻には入らなかったというので 別の方法で捕まえたようですが 哀しくてどうやって捕まえたのか これからどうなるのか 聞くことができませんでした。
心のどこかで あの犬にはずっと逃げ延びて ちゃっかり生き抜いて欲しいと思っていました。
通行人にまといついたり吠えかかったり 子供を噛んだり、 夜中に吠えながら走り回ったり それはとんでもないことで 普段から犬をコワイと思っている方たちには 誠に申し訳ないのだけれど 実際、 我が子の安全に不安を感じて キルト君の散歩を三日も控えたりしていたのだけれど でも、 繋がれていない犬の 歩いたり走ったりする姿の あまりにも自然な美しさに 胸が痛くなる。
あの犬が、家の周辺で見かけられるようになってから 既に二週間くらい経っています。 あの犬に首輪をはめたヒトは いま、何をしているのでしょう。
迷子のワンコさん、 引き取ってあげられなくて、ごめんなさい。
急に思いついたように チビ助に質問されました。
おかあさん、おかあさんはおとうさんが すきなの?
うん、だいすきだよ♪
え〜、だって、ぼくのおとうさんだよっ! やだやだやだやだーっ
息子のライバルになってしまうとは 予想外であった....
朝、夜が明けてみると 檻にうずくまるケモノがおりました。
え〜い、ノラ猫さん、お呼びでないってぇの〜
昨夜は真夜中まで 例の犬が吠え狂って走り回っていたので ノラ猫さん、怖かったろうな。
がっくし
しきり直しぢゃ〜
先日の迷い犬が 我が家の庭を拠点に 吠えかかる、ゴミ捨ての人にまといつくなど 困ったことをします。 日曜には お向かいの小学二年の女の子を噛んだというのです。
なんとか捕まってもらわないと 困ります困ります。
町の保健福祉課に連絡すると 素早く人が来てくれました。
犬の姿もしっかり確認して キルト君が食べたこともないような お肉の缶詰を開けてもらっていました。
でもやはり警戒心が強くて 素手では捕まりそうにないので 荒れ果てた我が庭に コワイ檻をセットしました。
迷い犬はえさに大変興味があるようですが 捕まるでしょうか。
脱走癖のあるシロちゃんは 五分で捕まったという伝説の檻ですが....
子供の名付けは亭主や私の両親が乱入して あれこれ意見もあって どうにかなりましたが 自分で作ったぬいぐるみなどに付ける名前では とても苦労いたします。
子供の頃 毎晩抱いて寝ていた犬のぬいぐるみは 結局「ピンクの犬」と呼び続けてしまいました。 何度か名前を付けてみたのですが 私自身がその名前を付けたことを忘れてしまうのです。
ピンクの犬のあとにやってきた 金髪の大きな抱き人形は 「お人形ちゃん」と呼ばれ続けております。 どうにかならないのかと 思うのでありますが、 どうにもなりません。
ぬいぐるみなどと向き合っていると あれこれ楽しいイメージや物語を 胸に描いて楽しむのですが その時に「名前」というものが あまり大きな役割を持っていないようなのです。
でも、良いタイミングで付いた名前は きちんと定着して 楽しいものであります。
新しい編み猫さんを作るたびに 良い名前を付けてあげたいな、と何日かジタバタしてしまいます。 みんな「ねこさん」では困りますからねぇ。
昔、雛から育てたダルマインコは 鏡の国のアリスから引用して「ジャバウオック」という 名前でした。 普段は「ウオックちゃん」と呼ぶのですが 両親は発音することができず ずっと「うんこちゃん」と呼んでいました(号泣)
この一週間くらい 自宅周辺をうろついている雑種犬がいます。 柴犬より大きいくらいで 鼻先が黒い、こげ茶の雄犬です。 紅い首輪をしていて ふさふさのしっぽの先がぐりんと丸まっている。 人恋しそうなのに 人には近寄らず 近所の犬小屋に入り込んで寝起きしたり 食べ残しのえさを食べて凌いでいるようです。
昨日、日中 キルト君の昼寝姿を見ようと 二階から覗いたら なんとキルト君の小屋のそばで 気持ちよさそうに昼寝しているではないか、その犬、 キルト君も気にした様子はなくて まったく幸せそうな感じ。
困ったのは夜です。 キルト君が犬の散歩を見かけると ワイワイ吠えたりするのですが 例の犬が一緒になってコワイ声で吠えて 散歩中の人たちのほうに 走って行くのです。 ちょっとコレは危険です。
昼間はビクビクしている犬が 夜にはりりしいシルエットで駆け回るのです。 マズイ、いくらなんでもマズイ。
町の保健福祉課に電話したら 土日で休みなので何にもしてくれないそうです。 事故がなければ良いのだけれど。
今日の散歩には、その犬もお供してきました。 先導役というか、振り向き振り向き 前を歩いていきます。 お供と云うより、露払いか。
タイトルがドキッとします? えへへ 期待しないで下さい。
キルトのかかったベットを乱されるのが とても辛いのですが むき出しの布団を見るのもイヤなのです。
チビ助め、しゃにむにベットを乱してふざける。 私がいくら叱ってもダメ。 楽しいことはやめられないのね。
マットレスでピョンピョンするのはやめて欲しい。 腰を痛めているから マットレスのスプリングは命綱みたいなものです。
うんざりするけれども 毎日何度もベットを整えます。 パソコンの隣にあるから知らん顔できないんです(T.T)
この頃、チビ助が このベットメイクに使えることが判明しました。
そっち、端っこ、ピッと引っ張ってよ ピッ そうそう、うまいじゃん ギャッッホ〜、えおちゃん、ピッて、うまいじゃ〜ん♪ 今度は、これ、毛布だよ ぴ?ぴ? そうそう、ピッ
こんな調子です。
キルトをパッと広げると 何度でも云ってくれるんです 「おかあさん、きれいだね〜、お花みたいだね〜」
うるうる
チビ助、なかなか手先も器用と見た! しかし、ペンを持たせると グルグルしか描かないのは何故だろう...
そう言えば、かぎ針で編んだストールのこと ちょっと思い出しちゃった。
学生生活も最後の頃 アパートと研究室を何度も往復するのですが 吹雪が激しくて 安っぽいオーバーでは物足りなくて 純毛のツイードのような毛糸がとても安かったのに 惹かれて大量に買って 大きなストールを編みました。 ただの三角ではつまらないので 肩を包むような角度を付けて ちょっとしたマントのようなかたちにしました。 房もたっぷり付けて 焦げ茶色でレンガを交互に積んだような模様で とても気に入ったものが出来上がりました。
研究室に席のある技官のお兄さんが 貸して貸してとストールをしきりに気にするのです。 こんなもん、男がどうするんじゃ! と思っていたら トレンチコートの左肩にストールをひっかけて見せてくれました。 なんと、いかすことか!
それからバッと煽るようにして ストールを巻いて見せてくれました。
イヤ、惚れましたね。 そんなおしゃれのできる男、 後にも先にも見たことがないです。
その場でストールの所有権は移動しました。
そのあとは、卒業研究がのっぴきならないところに 差しかかって、編み物どころではなくなりました。 吹雪の日は 雪だるまのようになって 研究室とアパートの間を往復しましたとさ。
その後、そのカッコイイお兄さんは 新潟方面の大学に職場が変わったので あのストールもますます役に立ったことでしょう。
ケン・ソゴルに似た(わっかるかな〜) 雰囲気のあるお兄さんだったな。 囲碁を教えてくれたけれど 私はサッパリおぼえられなかったっけ。
いつの頃からか 棒針で編むことが多くなってしまって かぎ針で編むことを忘れていました。
初めてかぎ針を持ったのは 五歳の時でした。 竹の太いかぎ針で クズの毛糸を寄せ集めて 手繰るようにして鎖編みを母に習いました。
小学校三年の時 母が緑色の極太の毛糸を使わせてくれたので とにかくひねくり回して 自分のためにミトンを編みました。 編み目が大きくて不揃いで 人差し指が飛び出しちゃうような代物でしたが、 嬉しくて 両手をかざしたまま学校に行きました。
五年生の時 近くに越してきた母方の祖母が押入に 婦人雑誌の付録の山を持っているのを発見して ありとあらゆる手芸を垣間見ました。 手編みの記号の読み方は 祖母に習いました。
その時にはもう、母と同じくらいの美しさで 編むことができました。 でも、新しい毛糸を手に入れることが困難でした。
社会人になって どうしてか残業の続く仕事に就くことが多くて ゆったり趣味を楽しむことができないのでした。 ある時、お昼休みは結構自由だと気付いて 編み物を楽しんだりするようになりました。
麻糸でドリーを編んだり 棒針でアラン模様の膝掛けを編んだりしました。 セーターはチクチク痒くて 私は着ることができないので 編んだそばからプレゼントになってしまいました。
編んだものが手元に残らないのが なんとなく面白くなくて 手編みから離れていきました。
この頃 細編みだけで編む 編みぐるみのネコさんを楽しんで作っています。 毛糸を手繰るたびに 懐かしかったり嬉しかったりします。
子供の頃、欲しいだけの糸を手にしていたら 今のこの喜びは 味わえなかったろうな、なんて考えたりします。
新聞を片づけていたら ふっと
11月11日は靴下の日、と書いてありました。 干した靴下の雰囲気から この日になったとかなんとか
日曜日の「くつした屋さん」の お話を 今日書けば良かったな〜(=^0^=)
このところ 亭主が朝六時半に家を出るので 五時起きです。 日曜も出勤するというので 朝六時から飯炊きをしていました。
出勤時刻が早くなると云うことは 帰宅の時刻も遅くなると云うことで 明け方のもっとも眠い時刻に 弁当作りをしています。
弁当箱に 何を詰めこんだか覚えていない日もあります。
日中はひたすら 鉛の詰まったような重たい頭を垂れて 過ごしています。
どうか 今日はセールスの電話や訪問がありませんように。 土曜日の午前中は 四人のセールスと三件のセールス電話がありました。 来客の予定があったので 電話もチャイムも止めておくことができず 毒吐きそうでした。
沈
春先に、衣料品のお安いお店で 5足で500円、という嬉しい子供の靴下を買いました。
チビ助は大喜びで ワゴンの山盛りの靴下の中から サーモンピンクのイチゴのワンポイントの靴下や クマや犬の模様のはいったものを選んでいました。
家に戻ってから ストーブガードに 靴下をディスプレイして 「えおちゃんね、くつした屋さんなの!」と 嬉々としていました。 靴下には小さなフックが付いていることがありますよね。
以来、洗濯物を干していると 「おてつだいしたい、くつした屋さんになりたい」と しつこく訴えるのです。 せっかくの申し出なので 椅子の背に物干しを引っかけてやったら 上手に靴下を挟んでくれます。
洗濯は嫌いじゃないけれど 濡れたものを触るのはあまり好きではないので とても助かります。
くつした屋さんかぁ 靴下専門店、なんて聞いたことがないけれど ハリー・ポッターに出てくるドビーに似合いそうな(?) ド派手な靴下や 長靴下のピッピのような大胆な靴下が ずらっと並んでいたら楽しいだろうな。 私のように足のサイズに悩みのある人用の ブリブリに可愛い靴下もあったらいいな。
チビ助が 「くつした屋さん」というたびに おかしなことを考えてこっそり笑ってしまいます。
ショッピングセンターの 中央ホールにはクリスマスの飾り付けが始まっています。 あとはツリーを残すのみでしょうか。
いけませんいけませんと あれこれ口うるさく言い過ぎて 買い物の前から憂鬱でした。 特に、出がけに小雨がぱらついていて 傘を持っていたのが不安のもとでした。
私が持ってあげましょうという提案は即座に却下。 チビ助には「振り回してはイケナイ」と 何度も念を押すのですが 1分も立たないうちに ふざけてノリノリで振り上げ始めます。 怒って取り上げると 絶叫大泣きの上 「ごめんなさい、もうしません」
何をもうしないというのか問いただすと 「傘をふりまわしません」とキッパリというのです。
私が甘かった。 本屋で、お会計のあいだに姿を消したチビ助を 店内を三周してようやく発見したとき ゾッとしました。
同じ年頃の男の子をげらげら笑いながら追いかけている チビ助は傘を振り上げています。 思わずやめなさいと大きな声を出してしまいました。
チビ助は無邪気に追かけっこをしているつもりなのでしょうが 相手のお子さんも迷惑そうで 母親らしき女性の足の間に逃げ込んでしまいました。 あちらさまが 私を睨んだことは云うまでもありません。
私は恥ずかしくてたまりませんでした。 相手のお子さんと女性に謝って チビ助の首根っこをつかんで ずるずるお店の外に引きずって出ました。 幾人かの女性が「あらら〜」と声を上げました。
もう少しのところで クリスマスの飾り付けがきらきらしている 巨大な吹き抜けに チビ助を逆さ吊りにして折檻するところでした。 見知らぬ方の「あらら〜」というあの声が聞こえなかったら 新聞ネタになっていたんじゃないか?
私はいたたまれなくて チビ助から傘をむしり取ってブンブン歩き始めました。 チビ助は泣きながら 「ごめんんさい、もうしません」と 繰り返しているのですが そんなのはもう今日だけで50回も聞いたような気がします。
チビ助は 私が本気で怒っていることを ようやく理解した様子で そのあとは神妙でした。
結局、アレコレ言い含めてみたところで 私がぶつぶつ文句を言っているだけということなのでしょう。 手荒なことをしなければ 怒っていることが理解してもらえないなんて
帰りのバスの時刻までの 1時間と20分。
本当に長くて辛かった。
私がパソコンをしていたら チビ助が椅子によじ登って背中の方にまわりました。
その時、小さい声で呟いていたのです。
おぶさってみっかな〜
こ、これは、もろに 私の訛りを受け継いでいるっ!
翻訳すると 「おんぶしちゃおうかな〜」です。
近所のおしゃれな子育て仲間に おんぶしょうか?という呼びかけを 「ばっぱしょるが?」という方がおりますです。 私なら 「おぶさっか?」とか「おんぶさるが?」といいます。
東北弁もイロイロではありますが 着々とバイリンガルの道を歩むチビ助でございます。
2003年11月06日(木) |
今日はお買いものに行くけれど |
今日はバスに乗ってお買い物に行くよ
わーいじゃないよ お約束がいっぱいあるよ
アメもガム買うと騒いではいけません おもちゃ買うと騒いでは活けません 用事が済むまでアッチーッコッチーと騒いではいけません お店の中を走り回ってはいけません ひとりでどこかに行ってはいけません おかあさんがお金を払っているときに 逃げちゃうなんて絶対いけません クルマのカートが空いていなくても泣いてはいけません カートに乗っている子を見つけても 通せんぼしたりヨコセィ、などといって意地悪してはいけません バスに乗ったら あっちの席に行く、ひとりで座ると云ってはいけません バスが走っているときに立ち上がってはいけません バスの中で大声を出してはいけません 前の座席を蹴ってはいけません 傘を振り上げたりふりまわしてはいけません 傘を側溝の蓋の隙間に突っ込んではいけません
いけません いけません いけません
毎週水曜日の午前中 幼稚園のお遊び教室に行っています。 今日は 焼き芋大会でした。
園庭の真ん中に枯れ草の束と落ち葉を積んで ちょっと蒸かしてあるらしい アルミホイルに包んだサツマイモを ガサガサ入れて
さあ、白い円の後ろに下がって下がって 火を付けますよ〜
煙が上がり ほどよく火が回り わくわく
どのくらいで焼けるのかな 火が消えたら大丈夫 今日は気持ちよく晴れて良かったね 風がちょっと冷たいけれど 焚き火であったかいよ
焼き上がったお芋は 香ばしくて美味しかった
チビ助は滑り台の下に陣取って スコップをギア代わりにしながら 大型バスの運転手さんが忙しかったようです
私はポクポクした焼き芋より ねとねとしたお芋のほうが甘くて美味しいと思います。
ポクポクのお芋は はばげるがらね〜
あ、はばげるって むせるってことです(‥ゞポリポリ
ふと気付くと オーブンレンジが唸っている。
何してるの〜
えおちゃんね〜、アイス食べるの〜
え゛!? おやつの時間じゃないよ〜
えおちゃんね〜オーブンレンジしてるの〜
?????
この頃、アメくれガムくれおやつおやつ!が昂じて 盗み食い騒ぎでうんざりして おやつの買い置きが底をついてきて チビ助の関心は冷凍庫のアイスの 在庫処分に向いたらしいのです。
今年、我が家でヒットしたアイスクリームは とろ〜っ伸びるトルコ風アイスでした。 少し溶けたところでないと 練って美味しく食べられないので ちょっと電子レンジで加熱して与えたことがあったのです。
チビ助め、四歳を前にして 電子レンジの使い方をマスターしたのか? 刺繍なんてして優雅な気持ちでいたのになぁ ぶちぶち
台所に行って ガックリしました。 オーブンレンジが唸るわけです。
チビ助、カップアイスをローストしていたのでした。
三日連休というのは暦の上のことかなと思っていたら 最後の一日はお休みだそうです。
お庭の片づけが残っているんだけれど 憔悴してソファにどっぷり沈んでいる人を 小突きまわしても面白くないしね なるべく チビ助をこちらに引きつけて 休んでもらうことにしました。
って聞こえは良いけれど
昨夜、思い切って借りた 新しい掲示板のカスタマイズに手こずっていました。 なにしろHTMLがさっぱりわからないんだから。 わからないっ威張っているわけじゃないんですよ。 ホントになんのことやら、です。
有難いことに、掲示板はたくさんのサンプルがあって そこから選べばすぐ使わせてもらえるのです。
熱心に壁紙の貼り方を教えて下さった方もあるし。 なんとか文字の色や大きさを好みに変えて 画像の大きさを思い通りにする方法が偶然わかって いやはや ほっとしたのなんの。
あまりにも無知だと、詳しい方に 質問することすらできなんです。 やれやれ。
新しい掲示板には 「方言変換」を付けてみました。 普通に入力して、数種類の地方を選ぶと くすくす
私の場合、普段なまっている言葉を 標準語に変換して持った方が良いのだけれど それはできないようですが
訪問して下さった方々、面白いと喜んで下さっています。
荒れ果てた庭は そのまんま〜 去年と同じ、一昨年と同じに 積雪で覆い隠されてホッとするというパターンになるかも〜。
三連休なのか〜 亭主は昨日も今日も会社に行ったよ。 さすがに連日の早出で 気持ちと体力に自信がなくなってきて チビ助の元気な声も がんがん響く騒音に聞こえてしまう まずいなぁ
なんて思っていました。
亭主を力無く送り出したあと チビ助が「お腹が空いた」というまで 遊ばせていました。 きっちり準備すると ご飯の時はパンを出せ トーストの時はうどん出せなどと まったく気ままな要求をするので 近頃は遅い朝ご飯にしています。
ちょっとメールでも見ておこうかな、なんて 二階でパソコンをいじっていたら 台所から お湯がどうとかいうチビ助の声がして ポットのお湯でやけどでもされてはタイヘンと 様子を見に行きました。
チビ助は踏み台を持ち込んで 台所で上機嫌でした。
食器棚の高いところから出したすりガラスのコップに どうやって取ったか想像したくないような場所にある ティーバックで入れたらしい紅茶が なみなみと注がれています。
チビ助はお茶碗にホットケーキミックスを 振り入れているところでした。 ハサミも二種類試して キッチンばさみは左手ではどうにもならなかったらしく 袋の端っこをちぎって小さな穴を開けていました。
えおちゃんね〜 ホットケーキつくるんだよ おなかすたからね おてつだいするの おゆね、あつかったんだから
やけどしなくて良かった。 まぁいいや
チビ助に入れてもらった紅茶 番茶よりも薄かったけれど 飲みました
まずかったけれど、うれしかった
これからはもっと お手伝いしてもらおう
キルト君の夕ご飯を出しに 暗くなってから外に出ました。
南の方角から冬の声がします。
公園のお池に 白鳥たちが来ているのです。 白鳥は警戒のためか 見張りの白鳥が 夜通し鳴き声をあげます。 ほかの白鳥たちも 小さな声で応じます。
白鳥の鳴き声がうるさくて眠れないっ、と 怒る人もいます。
もの悲しい響きを含んだ 渡り鳥の声を聞くと 冬が来た、と思います。
|