今日もガサゴソ
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チビ助の困ったところ。
一日中、飴かガムを欲しがっています。 隙あらば口に入れようとしています。
来客中、電話中は 私のガードが弱くなるのを知っていて 大声で「あめちょうだいガムちょうだい」などと叫び 会話が成立しなくなります。
その場で言葉で叱ったところで 何の効果ももたらしません。 電話を中断し、或いは来客が去ったあと 説教する、怒鳴る、おしりに一発スパンク、 といったお仕置きをしますが
「ごめんなさい、もうしません」と 云っているのは口だけで ほとぼり冷めたと判断すると(たったの5分か10分じゃ) またまたしつこく要求を始めます。
食事は割合にきちんとしっかり食べる方だと思いますが 近頃はビスケットなどの盗み食いに味しめて 椅子を持ち運んで 高いところの箱やかごを漁っています。
近所の方に呆れられ なぜヒモで縛って押入にぶっ込むくらいの お仕置きをしないのか、といわれてしまいました。
チビ助はタフなので そのくらいのお仕置きが必要なのかも知れません。
叱る、というのは壮大なエネルギーが必要で 苦しいです。
とりあえず、お菓子の買い置きをしないことにしました。
夢中になって遊んでいるときは お菓子のことを考えていないようなので 退屈させるのが一番いけないのかな。
同じ団地に住んでいる主婦三人組が主宰して 手作りフェアが開催されます。 年に三、四回でしょうか。 四五年になって、地元のテレビ局でも取り上げられたりして かなりの集客力もあるようです。
初めの頃、パッチワーク作品を出さないかと言う打診があって どんな雰囲気か見に行きました。 作る喜び、材料費、売れるもの、そうでないもの 様々な要素があって 手ののろい私には縁のない世界だなぁと思いました。
また、改めて「買う」という立場になってみると それほど欲しいと感じるものもなくて それよりも 「可愛いものが欲しい!」という激しいパワーに充ち満ちた 女性たちの熱気に当てられて ふらふらするばかりなので足が遠のいていました。 人混みで風邪でももらったら 困るしなぁ。
この頃、子育て仲間の幾人かが 「カントリー雑貨」に大ハマリしていて このフェアがあると 何をさておいても いの一番に駆けつけて、相当なお買い物を楽しみます。
私は、フェアには興味がないけれど 彼女らの「コレがどうしてもほしかったんだぁーっ」という ワクワクする話を聞かせてもらうのが楽しみです。
こぼす汚す散らかす暴れるといった 悪魔と共存しているような 子育ての時期に、家を飾り、楽しんでいるんだよ。 嬉しいなぁ。
自分で作ることも楽しいし、 好みの雑貨を掘り当てるのも楽しいよね。 私は戦果報告を笑い転げながら聞き すてきなお家でお茶をご馳走になって癒される♪
そして帰宅して愕然とする。
私の家で華やかなのはベットだけじゃないかーっ。
髪をびっしょりぬらすほど 汗をかいて元気にすっ飛び歩いて 遊んでいるチビ助、 なかなか楽しそうです。
子供同士の小競り合いも減ってきたような気がします。 お友達も増えてきました。
まだまだマイペースで 「今日はお歌をうたいましょう」とか 「作品展のためのお絵描きをしましょう」といった 3、40分のイベントには 気持ちよく参加してくれませんが それでも、通い始めた頃に比べると ずいぶん楽しく過ごせるようになりました。
まだまだお猿なところは目に付きますが それなりに成長もしている気がします。 初めの頃は 水曜日が苦痛でしたが 私もなんだか楽しくなってきました。 それが一番ありがたい、かな。
2003年10月28日(火) |
ルドルフとイッパイアッテナ |
某国営放送の「テレビ絵本」という 番組で放映されている 楽しい朗読のなかに この物語がありました。 毒蝮三太夫さんのステキな朗読も たまらない魅力です。
ルドルフとイッパイアッテ 斉藤洋著(講談社)
シリーズで、第三作まで出ています。
ネコアレルギーがあって ネコとは一緒に暮らせない私ではありますが ネコの物語は大好きです。
かなり前に、友人の子供にプレゼントしてしまって 手元になかったので 近頃、改めて三冊購入しました。
自分で読むと 朗読とはまた違った味わいがあります。 スピード感、といいましょうか。
昼寝の時に子供に読んであげてみましたが 大人しく聞いてくれて、すぐ眠ってしまいます。 あまりにも楽しいお話を聞かせると 興奮して眠ってくれなくて困るし
ま、チビ助にはあと数年したら自分で読んでもらおうっと。 うふふ、 心おきなく楽しんじゃおう!
2003年10月27日(月) |
クロスステッチのチャート |
私は英語がまるでダメなので 欲しいものを海外のサイトで発見してしまうと 貧乏はさておいて 手の届かないもどかしさに 心が騒ぐのであります。
この頃 このお買い物を助けて下さる奇特な方が現れて ワガママを聞いて下さるのです。 せっかくの機会だし 送料もかかるのだから この際、えいっと奮発して そうだ、来月はお誕生月だ そうだこれはお誕生日のプレゼントだ! などと勝手なことを考えながら アレもコレもと 頼んでしまいます。
そんなふうにして 今日、クロスステッチの美しいチャートが どっさり届きました。 感謝感謝!
うふふ。どれから刺そうかなぁ。
なんてかわいいんだろう。
クロスステッチのチャートって ピアノの楽譜みたいです。 眺めているだけで 音楽が聞こえてくるような気がします。
今頃の季節は 夕空がきれいで 散歩を少し遅くしています
西の空の 夕焼けの名残と 夜の空が微妙に交わるあたりに 細い月がかかっていたりすると 何かに祈りたくなります
あの細い細い月を見るたびに この美しさを生涯忘れることはあるまい、などと 思うのだけれど やっぱり忘れ果てていて 次にその月に出会ったとき 生まれて初めて こんな美しいものを見たような気になります
忘れっぽいというのも 案外、得なことかも知れないな
この頃チビ助がはまっている映画が スパイキッズ、で 小声でセリフを繰り返しているところが かわゆいような怖いような
そんなこんな日々ですが 新手の遊びを編みだしたのですね〜
変装...
やめろと言うのに私のお道具ワゴンから メンディングテープをビリッと数センチ盗んで 鼻の下に一文字に貼り付けるんです。
映画の中で スパイのパパが口ひげをむしり取るシーンがあるんです。 テープをびしっとはがして 喜んでいるしぃ〜
メンディングテープは高価なんだから イタズラするな〜といつもいつも 言い含めているのだけれどねぇ そうくれば 私もムズムズしちゃいます。
マジックでテープにおひげ描いてやります。
チビ助、鏡のところに走っていって あれこれ角度を決めて びりりと髭を取るポーズを研究していました。
笑わしてくれるじゃねーか。
ハリー・ポッターの額の傷と口ひげ、 あわないと思うんだけど わかんないだろうなぁ....
何を隠そう人形好きで 人形が生きているようしか感じられないので 人形を愛し抜く自信がなくて 人形を所有しないように、制作しないように 厳しく自分を戒めています。
以前、寿三郎さまの人形の写真集をまとめて貸して下さった 奇特な方がいて お返しするときに身を引き裂かれそうでした。 それで寿三郎さまの写真集を買うのを断念しました。 私には強すぎる、美しすぎる。
ところで
マルコビッチの穴、っていう映画の冒頭に 操り人形がでてきます。 映画全体を支配するんですよ〜。 どきどき 人間より人形の演技のほうが人間的だったりして どきどき
ひとりで観たい映画なので なかなか観ることができません。 でも 何度も観るのは怖いような、映画です。
夏休みの時期だったと思うのだけれど 某国営放送の子供向け番組のなかで 「ポペティ」という人形のお話がありました。
多分15センチくらいのお人形を 二人の人が操っているのですが 非常にスローモーでリアルな動きで とてもとても不思議な雰囲気でした。
ポペティは何故か禿頭で クレージーキルト風のチョッキを着た とぼけた顔つきのおじさん(?)でした。
あまりのおもしろさに 子供とぽかんと口を開けて見ていたのでした〜。
ある日のポペティは化粧台のコットンボールを持ち出して 頭にのせてカツラ風にしてみたの。
以来、手芸綿をみるとね〜
ポペティ、する
といって綿をちぎって頭にのせる輩がいるんですよ〜。
鏡に映してイロイロ研究するところも 非常にポペティ的で 可笑しいです。
2003年10月22日(水) |
クラフトウーマン発見! |
子供の幼稚園のお遊び教室で 顔見知りのママ二人組に
顔色悪くない?
って心配されました。
昨夜眠れなくて、亭主が早出で五時起きで さすがに寝不足〜ゾンビ〜なのよ〜
ねむれないの?
いつもなの〜。 明け方ちょっと寝て、昼寝して 赤ちゃんみたいに小刻みに生きてるの〜 でも楽しいこといっぱいあるから 夜中も元気に遊んでいるんだよ〜
え〜、楽しいことってナニナニ?
パッチワーク
あっ\(◎o◎)/!あ〜っ\(◎o◎)/! なんで教えてくれなかったの〜 見ただけじゃわかんないよ〜 パッチワークしてますってタスキかけてくれなきゃ〜っ
をををを〜 嬉しいぞ〜 嬉しいぞ〜
するとひとりがカバンからカサカサ出して見せてくれました。
20分の1の木製の模型 子供のベットと机を手作りするための見本なんだって
じゃじゃじゃあ、 ドールハウス、するね、するね、するね〜っ!!
このあと三人でマシンガントークに突入! 三日も掃除していない布団も敷きっぱなしの 我が家になだれ込んで本棚と押入を ぶっかきまわして大騒ぎ
子供たちは和やかに、どこからかお菓子など発見して 飢えを凌ぎながら遊んでいました。
いや〜、こんどから、 ちゃんとお握り山と握っておいてあげるからね。
ママたち、滅多に会えない クラフトウーマンシップに満ちた友だちに会えたんだよ。
マキタの電動工具で盛り上がれる友だちなんて 滅多にないんだから
ミニチュアからキルト鍋釜絵本まで なんでも話題になるんだよ〜 凄いぞ〜
わ〜
小包を出したくて お天気も良くて気持ちがよいので ママチャリで郵便局に
4キロほどの道のり
池のほとりは 赤とんぼが乱舞していて ダイヤモンドダストみたいにきらきらしている
そろそろ白鳥がやってくる季節だな 先週、隣町のお池に二羽の白鳥が立ち寄ったって ニュースでいってた
日差しはあたたかく ほんの少し冷たい風が吹いて こんな日は なかなかないね このまま時間が止まってしまえばいいなと 思うほど なにもない普通の しあわせな一日
某国営放送の子供向けの番組で 「にほんごであそぼ」を楽しんでいます。
その中でも特に狂言の野村萬斎さまが素晴らしく 毎日チビリそうなほど 夢中になってみております。
ハイ、子供ではありません、私が、楽しんでいるのです。
近頃は新しい演目に移りましたが 「蝸牛」という 楽しい演目があり
あめもかぜも ふかぬに で〜ざ〜か〜ま〜う〜ちわろう〜 で〜んでんむ〜しむし でんでんむっしむしぃぃ
この「でざかま」って何だろうと思っていたんです。 古語辞典を引いてみたけれど でざ でも でざかま でもヒットしないしねぇ。
そしたら新聞のテレビ欄に出てきました〜
「でざかまうちわろう」ってなんでしょう?
良い質問ですね〜
なになに
「出なければ殻を打ち割るぞ」だそうです。
楽しいなぁ。
もう少し解説してくれればもっともっと楽しめるのになぁ。 この番組のテキストが欲しいのになぁ。
この頃、夜、机に向かうときに飲んでいた 甘いコーヒーをやめることにしました。 しばらくは 麦茶を小さなペットボトルに入れていたんですが 暑さが過ぎてしまって 麦茶の消費量が減ってしまったら それも面倒になってきて どうしようかなと思っていたのでした。
二三日前、冷凍庫をかき回していたら 「粉茶」の大袋が出てきました。 もしかしたらイケルかなぁと思って 試してみました。
水出しの粉茶。
目の細かい茶こしの付いた大振りの急須に 粉茶をポン。目分量です。 そこに静かにお水を注いで、三時間ほど。
イロイロ試したけれど 粉茶は多めの方が「まろ〜ん」としたお味がでるようです。 葉っぱはそのままでも 特に渋みがでるわけでなし 長い夜の友にはよろしいかも〜。 カフェィンに弱い方にはお勧めできないけれど。
抹茶ではなく、粉茶。
お茶屋さんで案外お安く手に入ります。 冷凍しておけば、長持ちします。 解凍せずにそのまま使えます。
普段、あまりお茶を飲まない方だけれど 冷茶は好き〜。
もっと上手な入れ方をご存じの方 いらっしゃるかしらん。
亭主が帰って来るなり チビ助が報告していました。
ねぇねぇおとうさん きょう、おかあさんがふくろうつくったよ くっつかないからさわっちゃだめなんだけど くっつくんだよ ちいさいふくろう おとうさんとおかあさんと えおちゃんのふくろうもつくるんだよ
ん〜、わかったようなわかんないような
小さなぬいぐるみのふくろうを今日はたくさん作りました。 我が家では ふくろうが人気のキャラクターなので チビ助も大喜びです。 フェルトの目玉をボンドで貼るのですが くっつかないうちに触ってはイケナイ ボンドを触ると手がくっついちゃうよと ず〜っと注意していたので パパちゃんにはこんな報告になってしまいました。
2.2センチほどのふくろうなので チビ助の小さな手がつまんでも やっぱり小さいです。 9羽つくって針刺しのまわりをぐるりと飾りました。
えおちゃんのもつくってね
と念を押されたので 夜、3羽追加しました。
子供のおもちゃにするには惜しい細工物ですが あの小さな手が いとおしくて....
チビ助がふくろうをしげしげと眺めながら 小さな声で
ほぅほぅ
と鳴き真似をしたら 目がうるうるしてしまいました。
散歩の時によく会うのだけれど うちのキルト君と 徹頭徹尾、気の合わないワンコがいます。
たとえば柴犬のテツ君。 それはそれは風格のある犬で 少し太り気味なので貫禄もあって 綱でも締めたら大関くらいは楽勝でいけそう。
テツ君は子犬の時に キルト君の恋人ラブちゃんとうんと遊んだそうです。 六歳過ぎた今でも テツ君はラブちゃんを見かけると ふにゃ〜んと情けない声を出します。 ラブちゃんは子犬にしか興味がないので マイペースなのが笑えるし テツ君のママがおやつをくれるかも知れないというほうが 重大なモンダイらしい。
キルト君はラブちゃんのお相手、ということで この団地にやってきているので それはもう運命の恋人という他はなく 来る日も来る日もラブちゃん命。
そういうわけで テツ君とキルト君はライバルなわけです。 散歩で行き会ったら百年目、 もの凄い形相で歯をむき出しにして吠え狂います。 飼い主同士はにこやかに 挨拶をしてにこやかに別方向に進路を変更するのでありました。
ある時、 公園の池のほとりでテツ君と行き会いました。 テツ君のお父さんは 「ここらで一丁、吠え比べさせてみませんか」と 持ちかけてきました。 乱闘覚悟でしたが、まぁ、どういうことになるのか 私も好奇心がわいてきて お互いの犬の首根っこをつかまえて 吠え比べを始めました。
お互い鼻をつき合わせて吠える吠える、 でも、全身緊張感にふるえながらも襲いかかるといった 気配が無くて、 私たちは首根っこを押さえるのをやめました。
するとジリジリとテツ君が押してくるんですよ。 キルト君は頭が下がってきて ジリジリ下がる。 ワイワイ吠えながらもなんだか負けているのね。 右に左に飛び跳ねても結局は押されっぱなし。 とうとうキルト君は私の後ろの方に下がって 吠え始めました。 するとテツ君、しゃがんでいた私の膝にちょんと右足をのせて 私の口元にチューをするではありませんか。 ハハハ
これで勝負がついたわけです。
テツ君は威厳たっぷりに四つ足で踏ん張って横綱ポーズ。 飼い主様はご満悦。
このあとのキルト君です。 見物でした。 地面に這いつくばって転がって のたくるようにテツ君のそばににじり寄って 上目遣いに 「あそぼうよぉあそぼうよぉ〜」と 甘えた声でわめき立てるのです。 カッコワリィ〜。
テツ君は勝負がついたのにこの上なんなんだ、といった風情。 キルト君はのたくり続けて あそぼうあそぼうとヘンな声を出している。
以来、散歩で行き会っても テツ君はそれほど吠えなくなりました。 相手にするのもアホらしい、と思ったんでしょうねぇ。
キルト君はテツ君を発見すると 遊んでもらいたくなるのか 必至で近寄ろうとぐいぐい引っ張り出します。 ラブちゃんと一緒の時だけ テツ君はそばに来て ラブちゃんに挨拶します。
みっともないキルト君の騒ぎだけがこだまする〜。
今日、散歩のときに 初めてのワンコにあいました。
キルト君と目があったその子は 黒いラブラドールでした。
キルト君はどうしてか飼い主との絆の深いタイプの犬種とは 相性が悪いようで、 柴犬とラブラドールは あまりおなじみになれません。 ラブラドールと似ているけれど ゴールデンリトリバーは 大抵仲良しになれます。不思議だな。
でも、飼い主さんもその子も 親しげに立ち止まってくれたので ご挨拶をさせてもらうことにしました。
落ち着いた可愛らしい犬で 名前はアグネスというのだそうです。 キルト君とお互いににおいをかぎあって キルト君がアソボウアソボウと大きな声で吠えても 飼い主さんにちょっと寄り添うようにして 我慢してくれました。 キルト君が悪さをしないように 首根っこ押さえながら 飼い主さんと少しおしゃべりしていました。
ふと気がつくと アグネスが私の顔をじ〜っと見ているの。 なんだか懐かしい顔で 初めてあったような気がしないの。
飼い主さんは たいていの人はこの犬を怖がるんですよと寂しそうにいいました。 黒い大きな犬だから 怖く見えるのかしらねぇ。 こんなに可愛らしいのに。
別れたあと、飼い主さんにまといつくように弾むように 歩いていくアグネスがちょっと羨ましかった。
キルト君は 草むらや地面に鼻をすりつけて しっぽを立てて ふがふがぶひぶひ鼻を鳴らしながら 力の限り私を引っ張ってゆきます。 ビーグルってそういう猟犬なのだから、しかたがないよね。
それでも時々 私の顔を見上げてわらってくれる。
私は「もんぺをはいて暮らしている俳人」 という書評の一文が気になってたまらず 「布の歳時記」という本を取り寄せて 楽しんでいたのでした。
読んでいるうちに、なんとなく母も好きかしらと 思って今年の五月に本を送ったのです。 母が俳人の黒田杏子さんの熱烈な ファンだったとはそれまで知りませんでした。 母は驚喜乱舞していました。
近頃、その本の続編が刊行され 母は珍しく取り寄せて ゆっくり読んでいたそうです。 すると そのなかに黒田氏が東北を旅した記述があり どうも、故郷のあたりまで足をのばしたらしい。 その時期が 母が父の介護に通っていた時期とぴたりと重なる、というのです。 昨日の朝、電話で騒いでいました。
母には思いっきりファンレターを書いて お返事を頂戴して家宝にするように勧めました。
父は、歩行と言葉に困難が残りましたが なんとか自宅で過ごしています。 母が介護して支えているのですが そんな日々の中に そっと滑り込むように 母の憧れの方のお姿とであったのかな、と思うと とても心が温まります。
母の思い違いであったとしても それは幸せな思い違いかな。
三年ほど前に 父が二度目の脳梗塞に見舞われ 一度目とは比べものにならないほどの 病状で生死の境をさまよいました。
母も軽い脳梗塞を経験しているので とても心配でした。 母もお世話になった病棟であり いよいよ困ったら一緒に入院するからさ、 などといいながら 病院に詰めて父の手をさすり 呼びかけ続けていました。
伝い歩きのチビ助をおんぶしている私にできるのは 犬の散歩くらいで、なんとも情けなく それでも、実家で1ヶ月半ほど過ごしました。
二週間ほどで、人事不省気味でしたが 父の命の危機は去り 母も自宅から病院に通うようになりました。 凍てつく季節ではありましたが 幸い、父が入院した病院が 徒歩5分ほどのところであたので 寒さに弱い母でも 歩いて通うことができました。
そうして、早朝、病院へ行く途中のある日、 母はゆっくりと橋を渡ってきたワゴン車の 助手席に乗っていた女性に目を奪われてしまったそうです。
ワゴン車が父のものと同じであったことも印象的だったそうです。
母はその方を崇拝していました。 テレビでもお姿を拝見していたそうです。 でも、まさか、 俳人の黒田杏子さん!?
母の視線に気付いたその方と一瞬目があい、 その方はふと視線をそらされたそうです。 その横顔の優しさ。
父の言動がおかしくて不安定で 母を妻だと理解できないような状況で もっとも辛かったときに 光が差し込んだように思った、というのです。 夢でも見たのでしょうか。
夕ご飯のあと 二階に上がって二時間、 昨日の続き、作業ズボンの修理をしました。
思いっきりミシンを踏み込んで 亭主の作業ズボン二本とチビ助のジーンズ二本に 大きな継ぎを当てて、 とりあえず、義務は果たしたような気がしました。
子供を着替えさせたり イロイロ、その辺を片づけて回って 男共にお休みのチューをしてもらって また二階にあがる。 11時を回っている。
これから眠りが訪れるまでが 私の放課後
2003年10月12日(日) |
え、今日は休みなの? |
亭主が休日出勤するのに慣れきっていて いきなり休みだと云われても カラダとキモチがついていかないさ〜。
朝ご飯、片づけ、お掃除、洗濯 チビ助が騒ぐので ちょこっとお出かけ
今日は電気屋さんに行って 切れた電球を買いました。 亭主がポイントを使ってもいいよと 云ってくれたので 「ロード オブ ザ リング 二つの塔」の DVDを買うことに!
帰り道は滅多に連れて行ってくれない 古本屋に寄ってくれて
私はターシャ・チューダーの本とこぎん刺しの本を 格安で手に入れてうれし泣き
お昼を食べて、さあ、DVDじゃ〜。
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また原作読みたくなっちゃった。
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夜は亭主の作業ズボンにミシンでガンガン継ぎをあてる。 会社がケチって新しい作業服を支給してくれないから もの凄い継ぎ当てズボンになっている。 ズボン二本、膝、腿、おしり他に 思いっきりステッチをかけて 下糸4コ使い切って飽きてしまった。 あと二本、修理が残ってるし 私のズボンとチビ助のジーンズも修理待ちが何本かある。
針仕事は嫌いじゃないけれど ズボンの修理はちょっと楽しくないな。
二時間もガンガンミシンを踏みっぱなしで フラフラになって 台所を片づけて、お米をといで 明日のお弁当の下ごしらえをはじめたら
「明日も休みだよ」
何だって〜! 早く云ってくれ〜!! って、ズボン修理を先延ばししたかっただけなんだけれどね。
2003年10月11日(土) |
お気に入りの映画が増えていく |
チビ助は映画が好きです。 毎日、最低でも1本は見ているでしょう。
先日録画した「ホームアローン3」に続いて 今週は「スパイキッズ」 ドタバタドンパチ好きのチビ助には たまらない映画でございます。
チビ助と映画を見ながら 私は針仕事をします。
針仕事をしたいから映画を見せている、のか。
私の両耳は何度も手術してあって そういうわけで 骨を削った跡がくぼみになっていたりします。
くぼみになっているところには しつこい炎症があって 風邪引きや体調によっては 炎症が悪化したりします。
炎症があると言うことは いわゆるかさぶたができやすいわけで これが強烈な大きさで 普通の人には存在しないくぼみを 埋めるほどに成長?してしまいます。
時々、炎症の様子を見るために かさぶたを剥がすのですが これが痛いのね〜
今日の先生、思いっきり引っ張ってくれて 痛いの何の めまいは起きるし もう、どうしてくれるの! 挙げ句の果てに 薬で湿らせておいて取ろう! 来週も来てね、だってさ。
ガックリ
気を取り直して チビ助と街まで出て 手芸店で楽しみました。
麻布を買ったら丁度、ポイントカードがいっぱいになって 1000円分! うはうは刺繍糸をゲットしてきました。
朝、早く出てきたので 退屈しのぎに サマーヤーンでチビ助に小さな巾着を編んでやりました。 お気に入りのミニカーを持ち歩くのですが あちこちで置き忘れて 行方不明になるので巾着にいれて持たせたらどうか と思ったのです。 服にいつもポケットがあるとは限らないからね。
たっぷりの待ち時間のあいだに 巾着はできあがり 程々の長さのヒモもつきました。
行く先々で 「坊や、その袋にはナニが入っているの?」と 聞かれていました。 そうやって声をかけて頂けるのは とても嬉しいことであります。
私はクルマの運転をしないので お出かけには ママチャリか徒歩か日に数往復のバスを頼ることになります。 周囲ではお年寄りでもなければ 誰もバスになど乗らないので 年々本数が減ってとんでもないことになっています。
一番困るのは買い物が気楽にできないことで 最も近いお店が徒歩15分。 これではないものはないなりに どうにかするしかないわけです。
近所の子育て仲間は牛乳一本買うためにでも クルマを転がして行くので かえって大変だろうなぁと気の毒に思ってしまいます。 でも、同情されて いつも助けて頂くので黙っているけれど〜
というふうに お出かけには消極的な私ではありますが たまには街に出たいのです。
大きな本屋さんと手芸店に行きたいのです。 行きたいところがそれしかないっていうのも なんだかねぇ.....
大きな街まで バスで往復すると大人一人1400円かかります。 ネットを利用するようになってから ほとんど街に出なくなってしまいました。 「送料とバス代」を比較してしまうと どうしても「送料の方が安い!」って思ってしまいます。
バスでもっとも困るのは 少ない本数のバスに乗り遅れたりした場合、 自宅に戻るのが困難になってしまうことです。 一度は乗り損なったバスをタクシーで追いかけて 結局自宅まで数千円かけて 乗せてもらったことがあります。 タクシーの運ちゃんの笑うこと笑うこと、 そりゃ〜いい客だぁな 以来、慎重です。
出かけるときは 滅多に持たない時計を握りしめて歩きます(滝汗)
でも、たまに のりもの好きのチビ助のために バスに乗るのは楽しいので 月に一度ほどの 私の耳の定期点検のときには 結構楽しんでしまいます。
病院へ行く朝は 亭主の出勤のクルマに便乗します。 出勤の時刻が早くなる場合があって その時は 覚悟して早起きしなくてはなりません。
呪文のように 「明日の朝は 病院に行くから早起きしようね。 お着替えしてお父さんの車に乗って 一緒に行くんだよ」とチビ助に吹き込みます。
クルマに乗る、この魔法の言葉!
近頃、チャイルドシートからジュニアシートに 変わったチビ助は助手席がお気に入りです。 今にも 「僕が運転してあげよう」と言い出すのでは という熱心さであります。
それでも、朝、六時に出る、といわれると〜 病院なんてパスパスと云いたくなってしまいます。 う〜ん
明日は早起きしなくちゃ
そういえば今年は亭主の出張が少なかったな。 一泊の出張なので たいした緊張感はないのだけれど チビ助が その辺の事情を理解するようになっていて 面白いなと思いました。
朝起きたとき、亭主が出勤したあとだと 大泣きすることが多いので 出かける前の晩から 言い含めておくことにしました。
明日、朝早くお父さんは仕事に出かけるんだって そ、そんなぁ〜ゲラゲラ ちゃんと聞いてね きいてるきいてるよ〜デンッツデンッツ(銃声だそうです) 武器はやめなさいったら ヒュ〜ンバカ〜ンドカ〜ン(叫びながら乗り物を乗り回している) お父さん、明日はお泊まりだって、わかった? え゛!?どうしてぇ お仕事だって じゃあ、えおちゃん、おかあさんと上で寝るの? そうだよ。 お父さん、いつ帰ってくるの? ひとつだけ泊まって帰ってくるよ。 なんだ、そうか!えおちゃんもお泊まりするっ! お父さんはお仕事なんだよ。 えおちゃんもお仕事する! 大きくなったらいっぱい働いてね♪ えおちゃん、ご飯食べて、こ〜んなに大きくなったよ〜 ......
こんな調子で会話は延々と続いていきます。
チビ助は会話が好きなので 何度もこの話を持ち出して 確認したり、質問したりします。 そういうところが なんだか楽しいなぁと思っています。
呆れたのは 買い物の最中に 本屋さんで突然 「おかあさん、お父さん、もう帰ってこないの?」と 大声でしつこく質問するのです。
ひとぎき悪いったらこの上ないってトホホ
2003年10月07日(火) |
編みネコさん二匹養子に出る |
だらだらの編みぐるみの猫さんを 二匹、編みました。
ねこやまさんが考案なさった 編みぐるみですが 可愛らしく、からだ全体の表情が豊かで 密かに流行中です。
最近は「くま」や「おさる」も登場して キルトそっちのけで楽しんだりしています。
ネットのお友達が この編みぐるみたちをとても欲しがっていらして 不妊が長かった私は なんだか代理母を引き受けたいような気持ちになったのでした。
チビ助は 手元の編みネコさんが二匹養子に出たのを 寂しがっていて いつも毛糸を取り出して 「ねこさん編んでよ」といいます。
だから、今回、あらかじめ養子に出すと決まっている ネコさんを編んでいることについて チビ助がなんというか 気がかりでした。
このネコさんはね、お友達のところに行くんだよ。 お友達はね、ネコさんが大好きなんだって。 ネコさんが欲しくて欲しくてしょうがないんだって。 だから、お友達にプレゼントしようね。
こんな話を繰り返しながら 手を動かしていましたら 案外、あっさり納得してくれました。
はじめに編んだ子が 編み針の都合で小さく固くできてしまって 手足がダラダラしなかったので とても気になって、 もう一匹編みました。
外で記念撮影をして ささっと包んで送りました。
昨日、お友達の家に到着したようです。 喜んで頂けたようで とても嬉しくほのぼのした気持ちになりました。
本家ねこやまさんは ときどきショップに編みネコさんをお出しになります。 行く先が決まると「旅に出ました」と表示なさいます。
私が編んだ編みネコさんも旅に出ました。 出不精の私が見たことのない風景の中で 暮らしていくんだなぁと 不思議で豊かな思いがいたします。
2003年10月06日(月) |
編み物をしていると思い出す人がいる |
ずいぶん昔、 身体を壊して、 どんどん痩せて微熱が続いて 身体が思うように動かなくなってしまって 苦しんだ時期がありました。
あまりにも急激に痩せていくので 皆が心配して下さって 病院へ行くのだけれど どこを検査しても異常が見つからないのです。
困り果てていたら 鍼を勧めて下さる人があって 何となく良さそうな気がして 通うようになりました。
そこでであった 人々と、からだとこころへの気付きは とても大きなものでした。
鍼灸師のなかに編み物の上手なお姉さんがいました。 果たしてお姉さんというべきなのか 外見は小柄な素っ気ない雰囲気の男性なのですが、 心が乙女なのです。 くわえタバコで紙袋を下げて いつでもどこでも時間があれば せっせと手を動かしているのです。
治療を終えて、ぼ〜っと暖まった身体を休めているときに その方とおしゃべりをしたことがありました。
話の前後は覚えていないのですが ふと、その方が
「効率だの、時間を活用するだなんて そんな考えそのものが不健康だわよ!」
と、言い放ったのでした。
この言葉をきっかけに いろいろなことを考えました。
事故ナシ、故障ナシ、作業の標準化... 工場の片隅で押されながら突き上げられながら 働いて働いて やりがいのある仕事を得たと思って 頑張っていたけれど 私の身体はNO!と云っていたんだなと 思うようになったのでした。
お姉さん、ありがとう。
あれから20年近くたったけれど 私はのびのびと 効率の悪い生き方をしています。
お陰様で 微熱に悩んだり激痩せにおびえたりしないで のうのうと暮らしています。
編み物をしていると お姉さんを思い出します。 いい男、みつかりましたか? 今もくわえタバコの火を落っことして ステキなセーターにこげ穴作っていますか?
2003年10月05日(日) |
久しぶりに赤ちゃんを見たよ |
先月半ば、姪がお産しました。 お祝いに亭主の大姉様のところに行ってきました。
まだ夢見るような瞳の きれいな女の赤ちゃんで チビ助が怪獣のようにでかく見えてしまいました。
機嫌の良い赤ちゃんで ひとりで眠ったりむずかったり百面相していました。 新米ママに抱かれると ほっとしたような顔をするのでした。
チビ助は生まれたばかりの頃、 なんだかむずかることが多くて ずっと抱いていなくてはいけませんでした。 ふとんに置くとすぐ目を覚まして泣いてしまうのです。 だから 姪の赤ちゃんが居間の床に敷いた小さなおふとんに きちんとおさまって 静かにしているのが不思議に見えました。
チビ助は精一杯小さな声でしゃべり、 赤ちゃんのそばを通るときはつま先でゆっくり歩いていました。 小さな手足をそっと触ってみたり 顔を近寄せて 何か話しかけたりしていました。
このような光景を我が家で味わうことはないのだなぁと 思うとシミジミして また、どんな偶然が働いたのか知らないけれど チビ助が授かって 本当に良かったなと思いました。
楽しいことがたくさんあって、 畳一枚より大きな作業机が混沌としてきました。
瓶の蓋がいくつもあって (針刺しの土台にもなるのよ、便利なのよ) ビーズが少し入っていたり (ちょっと使った残りなの、早くしまわなくちゃ) 刺繍糸の箱が積み上げてあって、さらにその蓋には 選んだ糸がそろえてあって (刺繍したいので糸をそろえておかないとね) ずらして箱の上に更に積み上げてあるし。 (もはや平らなところはない!)
針刺しも古いのから新しいのからいろいろで 刺繍の針、ビーズの針、キルトの針、毛糸の針、 さらにしつけのための大くけ。 はさみも用途別で数種類が散乱していて お道具の隙間に切りくずがわさわさしているし もうシッチャカメッチャカ!
更に毛糸や綿やペレットまで! いろいろなファイルやネットでダウンロードさせてもらった チャートやなにやら、未整理でわさわさしている〜。
頂戴した刺繍糸の整理をしようとしているんだけれど 一体、なにをしているんだか。 30センチの定規もまともに使えない散らかりようだ〜!
ちょっと片づけないと 大変なことになるなぁと思っていたら ザラザラザラ
ペレットぶちまいてしまいました。
ねとねとしないから、ま、いいか.....。
先日話題に上った古い刺繍糸が 毛糸の入った大きな袋の底から出てきたのだそうです。 それをそっくりそのまま頂戴してしまいました。
ほとんどが国産の有名なメーカーのものですが ラベルのロゴが古風なのです。 私が持っている一番古い30年前のものと同じなのです。 手つかずの美しいままの糸が110本。 使いかけのものが50本くらい。 それからもつれた短い糸の固まりが一つかみ。
刺繍を本格的に楽しんでいる方のものだけに 同じ色の糸が複数あり、 色の傾向もシックで 丁度私が欲しかった雰囲気でした。
それを使っていた方は80歳くらいの方で 今は決まった銘柄の糸を使うようになったとのことでした。
もつれた糸の固まりもよく見ると 僅かの糸も丁寧に緩く結んであり 簡単にほぐれてくれます。
手つかずの糸以外は ラベルや色の番号がなくなっているのがほとんどでした。 でも、美しさはそのままです。 一本だけ汚れが付いたように変色した1メートルくらいの 糸があっただけでした。
布製の収納ケースをミシンで縫って 50センチに切りそろえた糸をしまっておくことにしました。 そうすれば色も見やすくもつれることもなく 使いたいときに簡単に取り出すことができます。 ここまで大切にされてきた糸を なんとか生かしたいと思いました。
2003年10月02日(木) |
家族って、いつも一緒にご飯を食べる人のことらしい |
遠くの親戚より近くの他人っていうけどさ、って 近頃、娘さんを遠くに嫁がせた 知人が云うのです。
何度かしかあったことのないお婿さんを 近くの孫たちが恋しがるのだそうです。 お兄ちゃんはいつ遊びに来るの?と
例えば私などは そのお孫さんが生まれた頃からのおつきあいで ちょくちょく行き来をして 一緒に散歩にも行くのですが 親しみ以上の 肉親的な情愛の交流は感じたことがありません。 あくまでも「親しいひと」という感じです。
いつか新聞で読んだのだけれど 家族って一緒に何回ご飯を食べたかで育つものだとか云う話。
ああlそれなのか!と 二人で膝を叩いて大笑い。
確かに、私は知人のお孫さんと食事をしたことがありません。 でも、一年にも満たないおつきあいの お婿さんとは何度も何度も食事をしているんだね、お孫さん。
もとは他人だった夫婦が 家族になるのは いつも一緒にご飯を食べるから。
そういえば、会社員の時 社員食堂で一緒にご飯を食べていたおじさんたち 他人のような気がしなかったな。
面白いな。
お夕飯、あったかいもの作ろう!
近所のキルト仲間が遊びに来てくれて 私が手がけ始めたキルティングを見てくれました。 お互いに違ったやり方で作業をしているので 技術的な試行錯誤や発見は アレコレ報告しあって大いに楽しみます。
そうしているうちに 私がこの頃夢中の刺繍の話題に移ってゆきます。 NHKで見たビーズ刺繍のこと。 ちょこっと刺してみたモチーフ。 新しく手に入れた 北欧の図案。 今、練習がてら刺している植物の図案のこと。
お庭を美しく作り上げている彼女のことなので 青木和子さんの「ワイルドフラワーガーデン」という クロスステッチの本には夢中になってしまいました。
それから、刺繍糸。 北欧旅行のお土産に頂戴した 刺繍のキットに入っていた糸が 艶のない素朴な色合いの糸で これが花糸と呼ばれているらしいこと。 草木染めのような色だねぇ、とくれば 染色の話!
二人でわーわー騒いでいるうちに 午前中が過ぎていきます。
帰り際の彼女のセリフ 「ここに来ると刺激されちゃって病気がうつるね〜」
彼女は親類にもらった刺繍糸のごっそり詰まった袋を この頃しきりに探しています。 捨てちゃったかしまい忘れたかわからないのだって。 刺繍菌に感染したので これから押入探すんだって!
恐るべし、刺繍菌!
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