国にはそれぞれ思惑があり、個人として動きたくても身動きが取れない人も多くいる…ことは知っている。
けれど、人はこうして助け合う。 「国が動かなければ人が…」と、どなたかが仰っていた通り、次々と集まってくる支援の手。 誰かが誰かを覚えている。 誰かが誰かを覚えていく。
いつかそれは、大きく身を結ぶかもしれない。
挨拶の声に流されそうになり、その中に懐かしい声を聞く。 「また、会えましたね」 こんなに知ってる人が多いとは思わなかった。 いつまでここにいるのだろう? 戦争が終わってもしばらくはいるのかな?
遠くに崩れかけた城が見える。
…この半年、こんな風景を何度か見た。 そこに走ったことも、そこにいたこともあった。 手が届かなくて、なにもできなくて、悔しかったことも。
知ってる人がいるわけじゃなくて。 周りにハッキリ言うにはちょっと恥ずかしい理由ではあるのだけど。 なによりご本人さまが私を知らないし。
ずっと…「その日」を知らずに迎え、知らずに通り過ぎてしまうほうが、痛みがなくて幸せなのだと思ってた。 辛いものは見なければいい。 蓋をして忘れたふりをしていれば、いつかホントに忘れるだろう。 だけど。 このタイミングで留学を終えていたことも、そのほかのあれもこれも、最後のチャンスをどうするのかって、誰かに選択肢を与えられたような気がする。 直接話せるかもしれないんだよ?って。
気が急いて早足になる。 焦らなくても間に合うから。 でもあそこへ続く安全な道なんてあるのかな? ホントのトコ、戦うのって得意じゃないし。 なんとかこそっと入れる道があると良いんだけど。
ベルヌへ急ぐ道の途中で、見知った顔を見たような気がした。 「・・・まさか・・・ね」 でも本人だったら嬉しい。 思わぬ再会…できるかな?
2002年09月27日(金) |
いつもひとりではない |
「みんな可笑しいよ」って 思いながらあまりに嬉しくて笑い泣きしたり。
だってみんなが優しいから。
飛び出した瞬間は何も考えてなかった。 後からいろいろ思い出す。 仕方ない。 怒られても、嫌われても、呆れられても。 いくつもの「間に合わなかった後悔」を思い出せば。
なのに…。 届く手紙を読み返す。
留学の時にはウマリにも、留学先のコリアスにも、「何か困ったことがあった時」の相談口がちゃんとあって。 だから予備知識がなくても安心して出かけられた。 マリアンの時にはユーキさまが一緒だった。 今度は本当にひとりで。 出国に手間取って、4日ぐらい遅れてくる友人が来るまでは…だけど。
勢いで飛び出した時には感じなかった不安。 でも、友達が。 きっと怒ってるはずだった友達が、いっぱい後押ししてくれる。
ありがとう。 なにができるわけでもないのに「頑張れよ」って声掛けてくれて。 うん。精一杯頑張ってくるよ。
2002年09月26日(木) |
扉は何処に続いているか |
誰にも言わずに出国した。 中途半端なのは判ってる。 でも時間がないんだ。
あの時、マリアンへ行ったのと同じだね。
誰に話している暇もなかった。 ユーキさまも、どくたあさんもまだ知らない。
誰もが可笑しいと思うだろう。 話したことも、会ったこともない。 ただこちらが一方的に知っているというだけの。 その人の声を無視することができないなんて。
でも気持ちは抑えようもなく。
ああ…これだけ不義理をしたら、しばらくウマリには戻れないだろうなあ。
この開戦は何だろう?
多分、気がつかなければよかった。
また面白そうに笑っているだろうか? 楽しそうに、表へ向けて。
だから。
予告は知っていたのに。
平穏な最後の日々を 壊さないであげて。
この手には何も残っていない。 出来るのは祈ることだけ。
手の届かないあの方が 最期まで笑っていられますように。
「ここ」と「そこ」の違いはなんだろう?
言葉と瞳。 胸と頭。
風景の違う絵を見ている。 同じ風景になるまですれ違い。
考えはいつでも巡りつづけるけど、多分ずっと前から気持ちは変わっていない。 誤魔化すこともしない。 否定するつもりもない。 変わることはできなかったね。
あの日、初めて誰かに話した日から。 あれは間違いではなかったと、私は自分で証明してしまった。
罪悪感とか…。 それでも覆いきれないものが、心に。
2002年09月22日(日) |
交流。人と人をつなぐ糸。 |
今日はたくさんの方とお家がつながりました。 国が違っても、同じ国なのになかなか会えなくても、こうして一緒にいられることに感謝。
何もせずにいられないので、少しだけ働いてみる。 動いたり働いたりすることは、この世界では親しい人を増やすことに繋がっている。楽しく日々を過ごすために、巡って最後には自分のために。 一足飛びに何かをしようとしてもダメ。 わかってることを何度も言い聞かせる。 今はできることをひとつずつ。
愛とか恋とかは人を変えるだろうか? 良いほうへ変わればいいと…思うけれど。 必ずしもそういうことにはならないのだろう。 嘆息する。 時間はあるのに、個人的なことに関わる余裕のない自分に。
いつか余裕のある人になれたらいい。
2002年09月21日(土) |
目を瞑る事に慣れてしまえば |
何も変わらない街に帰って来て、なぜか上手く溶けこめない自分に戸惑ったり。 けれど変わらない事に安心もして。 こうしてのんびり日々を過ごすのも、心の安定には悪くないかな?
お片付け。 レリさんの展示場を早く閉じないと。 あとどうしようかなぁ?
先に部屋の整理をしながら、ユーキさまとあれこれ話す。 お土産話と、それから…。 「でも…ね。迷っている時は止まってもいいんですよ?」
止まったら、二度と動けない気がする。 時間が無駄とかそんなことじゃなくて。
「休み時間をとって、いちど気持ちを真っ白にしてから、もう一度悩んでみてもいいと僕は思いますけど」
諸々を別々に、最後にひとつに。 一度になにもかも決めなくても。 決められないなら尚更。
変わらない国。 留守の間に少しだけ顔ぶれが変わったけど。 海の匂いと風と…いつでも明るい人々と。
国王選挙があって、当選した新国王さま。 お久しぶりですね。 まだ話もしていないけど、懐かしい顔。
今は何かを思い悩んでもいられないから。 時間を惜しむように進むしかないから。
でも、数日の間は部屋を片付けないと。 どんなにサボっていても、ユーキさまとどくたあさんの部屋はキレイ。 話したいことがたくさんあるの。 他の誰にも話せない、心の内を全部吐き出したい。 一緒に片付けしてくれるかな?
留学終了。 大きなコトから些細なことまで 思い出が沢山できて…。
三日間の旅の間に、できるだけ手紙を書こうと思う。 私より先に旅に出た人々は、今何処の空の下にいるだろう? 優しかったあの人たち。 みんな元気かな?
ずっとお返事の遅れている人。 時間が出来たらって、思ってそのままになっていた人。
気持ちをゆったりさせて。 一緒の思い出や、ナイショの話がしたい。
そうそう、久しぶりのお友達からさっそくお返事を頂いた。 こうして手紙を交わしている内に、どこかでひょっこり会えたらいいね。
2002年09月15日(日) |
何事も無く 見えない |
ひとつずつ終わらせていく。 昨日より今日の方が前進した。
自分でできない・しない理由が、今は言えない。
後で恨まれるかもしれないね。 だけど他に方法がないんだ。
抱えるものが大きくなって行くのは仕方のない事なのかな? あと一日。
その前に日記。 コリアスを離れる…か。 いろいろあったけど、楽しかった。 ひとつひとつ書き切れないぐらい楽しかった。
もう、こんな日は来ないだろう。多分。
お祭りのようだった。
中で。 訓練所と言う所で、剣のお相手をしていただいた。 恐いのだな、まだ。 落ちつくつもりでも、何かまだ残ってる。 これでは目的が果たせないのだけど。
もう少し強くならないと…ね。
留学期間が延長になりました。 9月16日まで。 日記も書かないといけないかな? どっちの日記も書いていないような気がする…。
どーしたものかなあ。 落城してからのコト、全然知らないのに。 国王選挙は話題としてまずいよね。 うん。ウマリのみんながいいならいいけど。 話題提供と言われても。 …。 とりあえず、会議の間は集中しようよ。 はぁ。 なんだかとても不毛。
レリさんのイベント終了しました。 優勝は誰だったのかな? イベント期間と留学期間、重なってしまってあんまりちゃんとできなかった。 なんでもいっぺんにはできないよね。 一週間飾って、お片づけしなくちゃ。
意見はあるんだよ。 飾り物じゃないんだから。
なんでかな? どうしてこんなことになるのかな?
いろいろ参加中。 予定変更っぽく。 もうすぐ出国だと思ったのに(笑) あの続きはできないぞぉ。
2002年09月02日(月) |
計画は大切…だよね(溜息 |
今になってコリアス国内の団体に参加希望。 ひとつの課題ではあったのだけど、両国それぞれの落城などによって自分の中でも帰国日が定まらず、伸び伸びになって今更です。 ほんっっとに時間が無いのにぃ!!
そしてRPもいいけどレポートもね…。
先週分は提出しなかった。 建て直しと王位の返還に向けて、国政に関する話題が多かったし。 その辺に関しては考えるトコいっぱいなんだけど、持ち出しは難しいというか。 境界線が引けないからなあ。 ただ「こんな話題」だけでは中身が無いし、かと言って突っ込んで書くと自分の意見の方が強く出そうだし。 役職さんの動きなんかもどこまで触れていいものやら。 平時と違って難しい。
でも…。 レポートの会議室公開って聞いてないよぉ。 ウマリは私の前に2回ほど交換留学してるけど、レポートは公開されなかったし。 会議室で公開だったらもうちょっと…あれで限界か。どっちにしても。 レポート公開用の場所ができてしまったので、書き直して提出しなければ。
で、考えたらレリさんのイベントってそろそろ締め切り。 ってことはまた作品が持ちこまれる可能性があるわけで、私が出国する前の状況と変わらなければあのレイアウトでは厳しく…。
やっぱりもう少し考えて行動しないとダメだなぁ(溜息
|