日記もくじまえの日記つぎの日記
2002年05月31日(金) どうにもならない思い。

通勤中から「具合が悪いな」と思っていたのですが、職場に着いたらダウンしてしまい、1時間ほど横になったあと嘔吐を繰り返し、「帰りなさい。」と帰還命令が出てしまいました。
午前中だけ仕事をして半日休暇です。
今週、ほとんど仕事をしていません。
本当に自己嫌悪。

そうへいに「あまり落ち込んでいると赤ちゃんに良くないよ。」と慰められ、気持ちを落ち着けました。
赤ちゃんが元気なら、それでいいです。


2002年05月30日(木) 50年後の日本

昨日は具合が悪くて昼食を全部もどし、夕食も食べることが出来なかったため、1日で1キロ痩せました。ここのところ体重が増えてきたと思っていたのですが、これで妊娠前の体重プラスマイナス0です。
妊娠4ヶ月の半ばだということと、出産までの体重増加は+5キロまでというのを考え合わせると、今はプラスマイナス0でいいんだと思うことにします。

昨日思う存分はいたのが良かったのか、今日は体調が良かったので出勤しました。
またしても皆さんに心配を掛けてしまって、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
係長に「そんなに酷いならもうやめた方が良いんじゃないの。」なんて冗談めかして言われてしまい、「それは妊娠を止めろってことですか、それとも仕事を辞めろってことですか?」と明るく受け答えしましたが、少し傷つきました。悪気がないのは分かりますが、わたしだって休みたくて休んでいる、迷惑を掛けたくて掛けているんじゃないということをもう少し考えて欲しいと思いました。

これはわたしの甘えなんでしょうか。
社会人なら自分の仕事に責任を持つ、というのは分かっているけど、体や小さな命を無視してまで優先しなければいけないことなのでしょうか。

「妊娠しているのに働いているのは、あなたの我が儘でしょう。」と言われても反論できませんが、日本の社会の仕組みもおかしいのではないかと考えてしまうわたしはひねくれ者ですか。
「少子化対策」なんて言葉、最近は聞きたくもありません。
塩爺は「50年後の日本には子供がいなくなる。」と言っていたそうですが、あながちそれも嘘じゃないな、なんて感じています。

ところで、帰宅すると叔母から大量の布おむつが送られてきていました。
従姉妹のゆりこも一昨年出産しているのですが、「布おむつで頑張る!」と一通り購入したにも関わらず、一度も使わず眠っていたものらしいです。
それをわたしの母親が聞きつけて「使わないなら送って。」とおねだりしたのです。
送られてきたものを確認しましたが、良いものを購入していたようで、これでおむつを買わなくて済むと思うと嬉しいです。経済的。

母親が出産祝いを前贈りにして、ビデオカメラを買ってあげようか?と言い始めました。
さっそく物色しに行ったようで、パンフレットをわたしに渡して「お母さんはこれが良いと思うのよね。これなら買ってあげるわよ。」と言いました。
パンフレットの中ではわたしが一番欲しいと思っていたものだったので、嬉しいです。
もし本当に買ってくれるなら、赤ちゃんの産まれてくるところなどを沢山撮ってあげて、大きくなったら見せてあげたいです。凄く遠い未来のことですが、楽しみです。


2002年05月29日(水) 我慢できない

昨日の夜は偏頭痛のせいでほとんど眠ることが出来ませんでした。
うつらうつらと浅い眠りをつないで朝まで来ましたが、それでも少しは休めたようで、頭痛はなくなりました。

今日も体調が悪くて仕事を休みました。
1日の休みなら良いのですが、2日連続だと支障が出るらしく、仕事に関する電話が2回かかってきました。自分一人が休んだせいで、他の人にしわ寄せがいってしまっているのを感じて辛いです。
「仕事、辞めた方が良いかも・・・。」から「仕事、辞めたい・・・。」という気持ちにシフトしてきました。
現実的に考えれば、わたしの職場は働く女性にとって良い環境が整っていると思います。
それを捨ててしまうのは、やっぱりもったいないという気持ちも、もちろんあります。
実際には働きながら子育てしている女性の先輩方が沢山いるので、その方たちに励まされながら頑張るしかないな、とその気持ちをうち消しました。

先々週の吐血以来、1週間吐くのを我慢してきましたが、限界が来ました。
今までは吐き気があると眠って誤魔化していたのですが、それが通用しなくなってしまったのです。
久し振りに沢山吐きました。
そうへいも「沢山出たねー。」と驚いていました。
確かに吐きすぎるのは体に負担がかかるので良くないと思いますが、ある程度は吐かないと体が持たないものだなぁ、と身をもって実感しました。(顔が、赤紫色だったそうです。)
今まで「吐くのは我慢しよう。」とわたしに言ってきたそうへいも「もう吐くなとは言わないよ。今まで辛い思いさせてごめんね。」と言ってくれました。
晴れて(?)吐くのが解禁になりました。
吐血しない程度に吐いていこうと思います。


2002年05月28日(火) 偏頭痛【13週0日】

朝起きたら熱っぽく、喉の腫れや咳を心配されて、今日は仕事をお休みです。
親に「今週は実家にいなさい。」と言われ、甘えさせて貰うことにしました。
実家だと、ただ寝ているだけで良いので楽です。

仕事ですが、先々週も休んだのに、と罪悪感を感じています。
でも、ここで無理して赤ちゃんに何かあったら、後で後悔しても遅いんだと自分を言い聞かせ、なるべく自分を責めないようにして、休むことに専念することにしました。
偏頭痛が酷く、少しの光にも反応してしまうため、部屋を暗くして過ごしていたのですが、頭を抱えて唸っているしかないというのは辛いです。薬が飲めれば楽なのに、とそんなことばかり考えてしまいます。


2002年05月27日(月) お腹の大きさ

今日は久し振りに実家から出勤です。
そんな珍しいことをしたからなのか、朝、久し振りにOちゃん(同期)に会いました。Oちゃんには他部署所属で建物も違うため、なかなか会うことが出来ません。
Oちゃんも妊娠中で、現在7ヶ月になったところだそうです。
いわば妊婦の先輩なので、昨日から気になっていたお腹の大きさのことを「Oちゃんの時はどうだった?」と聞きました。
すると、Oちゃんも4ヶ月に入る頃には大きかったそうです。今でも7ヶ月にしては大きいと周りに言われているそうですが、Oちゃんも痩せている子だったので、余計に目立つのかも知れません。
とにかく、同じ妊婦に確認が取れたので少し安心しました。
Oちゃんもつわりが酷かった人なので、しきりにわたしの体調を心配してくれました。
近くに仲間がいるというのは心強いです。

そういえば、前の日記に書いていた「赤ちゃんの心音を家庭で聞くことの出来る機械」についてですが、扱い方が難しいようです。こつを覚えるまで、赤ちゃんの心音の聞こえる場所が掴みづらい、という話を耳にしました。
心音を聞くためには、他に聴診器を使うことが考えられますが、これも7ヶ月に入らないと聞き取りづらいようで、4ヶ月のわたしは赤ちゃんの無事を信じて待つしかないようです。

最近少し体重が増加気味だったので「歩く」ことを意識するようになりました。
実は先日の散歩もそういう理由からです。
といっても、仕事をしているので歩くのはお昼の時間だけで、今日は30分間歩きました。
張りきって歩いたせいで、午後は具合が悪くなってしまったため、少し後悔です。


2002年05月26日(日) 大きくなった?

実家の両親が家に来て、掃除をしてくれました。
気をつけて掃除機をかけたりしているのですが、わたしがこんな状態なので手が回らないところもあります。
そういった所をきれいにしてくれるので、本当に有難いです。

その後、転居通知のハガキをまだ作成していないのを思い出して、実家に泊まりに行くことになりました。(家にはプリンタがありません。)
「娘が家にいる」というのは嬉しいらしく、両親共に笑顔です。
妊娠してからというもの、気を遣ってくれてわたしの食べたいものばかりを用意してくれます。布団も敷いてくれます。
実家では何もしなくてもいいので、本当に楽です。

実家のお風呂は広く、のんびり入ることが出来るので、いつもより長風呂をしました。
体をお風呂場の鏡に映してみたのですが、4ヶ月なのにこんなに大きくて良いの?というくらいお腹が大きくなっていました。
元々身長が低くて痩せていたので、そのせいで余計目立つのかも知れません。(150センチで3号サイズです。)
最近洋服もきつくなってきたし、早めにマタニティを用意しよう、と思いました。


2002年05月25日(土) マタニティブルー?

毎日の習慣とは恐ろしいもので、5時には目が覚めてしまいます。
今日はそれでも6時くらいまで布団の中で横になり、朝ご飯にポトフを作りました。
朝は体調の良い日が多いのです。
ことこと煮込んでいると、眠っていたそうへいが起きてきました。
美味しい美味しいと食べてくれて、朝食は7時前に終わったので、週末恒例の洗濯と片づけをすることにしました。といっても、食後は具合が悪くなるので、わたしは横になっていましたが。
その後、ちょっとした事件があり、そうへいにたしなめられました。
いつもだったら何でもないことなのに、無性に腹が立って悲しくなって、自分でも驚くほど泣きました。そうへいに当たりました。感情のコントロールが効かなくて、たくさん泣きました。
そうへいは、そうなったわたしの扱いが上手いです。
思う存分泣いてすっきりしたわたしは、泣き疲れて眠ってしまいました。

起きた後、用足しを済ませて近所の公園へ散歩に出かけました。
あまり体調は良くなかったので、そんなには歩くことが出来ませんでしたが、休みながら2時間ほど歩きました。
天気も良く、そうへいと「こういう休日の過ごし方も良いね。」と話ながらの散歩は楽しかったです。

今後もマタニティブルーになることがあると思いますが、そうへいと一緒だったら乗り越えられるような気がします。


2002年05月24日(金) 夫不孝もの。

わたしの体調はとても分かりやすく、体調の良い日でも、疲れが溜まってきた午後になると途端に具合が悪くなります。
今日はそれが顕著に現れ、15時を過ぎる頃には机に突っ伏してしまうほど具合が悪くなってしまいました。
多分、昨日お義母さん達と23時過ぎまで話していたからだと思います。いつもは21時には眠っているので、睡眠不足がたたっているようです。
家に帰っても具合が悪くて、そうへいが用意してくれた夕飯にも殆ど手をつけることが出来ぬまま、眠ることにしました。
夫不孝ものです。
わたしの体調に振り回されて、そうへいが可哀相です。
いつもごめんなさい。
そして感謝しています。


2002年05月23日(木) 今だけは薬に頼りたい

薬をきちんと飲み、吐くのを我慢してきたのが良かったのか、前よりもつわりが軽くなってきたような気がします。
もちろん気持ちが悪かったり頭痛はあります。
けれど、以前の「意識が朦朧としている」状態がなくなっただけでも、楽です。

今日はそうへい側の両親が泊まりに来ます。
友人にこの話をしたら「こんな大変なときに、大丈夫なの?」と心配されましたが、両親も心配して顔を見に来てくれるのです。無下に断れません。
ただ心配なのは、吐血したことを話していないことです。
わたしのことを大切にしてくれ、妊娠してからはとても気を遣ってくださっているので、吐血のことを知ったらもっと心配するのではないか、と思います。
だから今まで電話で「具合はどう?」と聞かれたときも「大丈夫です。」と答えていたのですが、さすがに家に来て薬を飲んでいるのを見れば分かってしまうと思うのです。
普通、よほどのことがない限りは妊娠中に薬を飲むことはないですよね。
そこから色々と聞かれてしまい、話さざるを得なくなると思います。
そうへい側の両親といえども、優しくてとても良い方たちです。わたしは大好きです。
余計な心配を掛けるのは、本当に心苦しいです。
泊まりに来ている間だけ薬を中止しようかとも思いましたが、せっかく治ってきた今だからこそ、しっかり治したい。今だけは薬に頼りたいです。
赤ちゃん、弱いお母さんでごめんね。


2002年05月22日(水) 家で心音を聞きたい

今日は朝から具合が悪いです。
本気で仕事を休もうかとも思いましたが、今後何があるか分からないので有休は取っておこう、と出勤することにしました。
ここのところ、便秘のせいもあるとは思いますが、お腹が痛いです。
頭痛や吐き気は、赤ちゃんが無事に育っている証拠として安心材料になりますが、腹痛は不安材料にしかなりません。
子宮が大きくなる際の収縮運動で痛みが起きているのかも知れません。
けれども、これがもし赤ちゃんが苦しんでいるせいだったら、と思うと怖くなります。
超音波でお腹の中を覗かない限り、わたしには赤ちゃんの無事を知るすべは無いのです。
産科学的に、この時期は4週間に一度の診察でいいのだとは思いますが、わたしからすると毎週赤ちゃんの様子をこの目で確認したい、育ってゆく様を見ていたい、そう思うのです。
とにかく、4週間は長すぎます。
この不安をなんとかしたい、とわたしが考えたのは「家で赤ちゃんの心音を聞くことが出来ないだろうか?」ということです。
少なくとも心音を聞くことが出来れば「赤ちゃんは生きている」ということを感じることが出来ると思います。
家庭で赤ちゃんの心音を聞く為の機械って、どこかに売っていないものでしょうか。
ちょっと探してみたいと思います。


2002年05月21日(火) 新しい飲み物。【12週0日】

12週0日:妊娠4ヶ月に突入です!
振り返ってみると、つわりが辛かったとはいえ、ケトン体が出たり妊娠中毒症になるといったことはなかったし、出血を経験することもなく、赤ちゃんは順調に育ってくれているんだと実感しました。
それも、薬の飲み忘れや腹巻きを着けているかどうかのチェックをする、世話焼き女房のようなそうへいのおかげだと思います。本当に毎日ありがとう。
これからもよろしくです。

ところで、妊娠中にカフェインは良くないという話を本で読み、わたしはとても困っていました。
何が良くないのかというと、カフェインは血液中の鉄分を壊してしまうのです。
もちろん、普通の生活をしていれば問題ありません。
これが妊娠中だと、赤ちゃんに持って行かれるので貧血になりやすいそうです。だから、なるべく飲まない方がよい、ということでした。
わたしは本当に困りました。
カフェインが入っている日本茶、紅茶が大好きだからです。
コーヒーにはカフェインレスの商品が出ていますが、あいにくコーヒーは苦手です。
色々調べてみると、番茶や玄米茶にはカフェインが入っていないことが分かりました。
そこで、よくお茶を飲む職場に番茶や玄米茶、むぎ茶を用意しました。
また、つわりが酷いときはその匂いが駄目なので、何も飲めないときは水にポッカ100レモンを落とし「レモン水」を作って飲んでいました。
そんな中、新しく飲めるものを発見しました。
そば茶です。
そば茶は、温かくても冷やしても美味しいです。
癖のある味なので、嫌いな方もいるかもしれませんが、わたしは好きです。
つわりが酷いときは玄米茶同様、この香ばしい匂いが駄目になるかもしれませんが、今のところは飲めるものが増えたので嬉しいです。


2002年05月20日(月) 今日から職場復帰です。

木・金と有休を使ったため4連休状態でした。
そんなわたしに、久し振りの出勤はきついです。
薬で吐き気は大分我慢できるようになりましたが、具合が悪いことには変わりがありません。終始、憂鬱な気持ちです。
更に、2日休んだ分の仕事が貯まっていたので、その気持ちは倍増されているような気がします。
そして帰宅する頃には、やっぱり具合が悪くなっていました。
そうへいが「うーん、困ったねぇ。」と心配しています。

ところで、最近のわたしの状態です。
まず、歯肉炎もしくは歯槽膿漏になっているようです。
歯を磨くたびに大量の出血があり、怖いです。今はとにかく歯ブラシでブラッシングを頑張っています。来月になれば5ヶ月になり、つわりも落ち着いてくると思うので治療に通いたいです。
それから、動悸が激しいです。
いつ脈が速くなるのかが分からないので、突然くらくらして困ります。そんなときはしばらく動かず、じっとしています。
腰痛も、痛みの種類が変わってきました。
今まではズーンと重く感じるような痛みでしたが、腰骨(尾てい骨?)に響くような痛みになったので、歩くときは慎重です。
その他、吐き気・めまい・頭痛・胸の痛みは相変わらず。
つわりが早く終わらないかと、祈っています。


2002年05月19日(日) 親が目標

今日は薬のおかげで出血が止まっているみたいで、少し体調が良いです。
今になって吐き気や咳、発熱はつわりだけではなく、食道炎のせいではないかと思い始めました。
それにしても、妊娠してから薬断ちをしていたので、効き目が顕著に現れているような気がします。もしかしたらプラシーボ効果かもしれませんが、当分薬無しでは生活できないと思います。

体調も良いことだし、この機会に引越の段ボールを片づけたり掃除したりしようと思い立ちました。
というのも、お義父さん、お義母さんが今週末泊まりに来る予定なのですが、このままだと布団を敷くスペースもありません。
雨で貯まっていた洗濯物や片づけに奮闘している中、午後になってわたしの体調を心配した親が、家に来てくれました。
ずっと吐き続け、栄養がとれていなかったわたしの「栄養のあるものを食べたい。」というリクエストを聞いて、母は大量の食料を買ってきました。肉、魚、野菜、果物・・・。
やっぱり親ってありがたいものです。

親にも手伝って貰ったおかげで、部屋は大分片付きました。
お客さんが来ても泊まれるくらいにはなったので安心です。
何故か肉は消化できる気がしたので、夕食は焼き肉を食べにいくことになりました。
「りなに少しでも栄養をつけてあげないとね。」と、親がごちそうしてくれることになったのです。
本当に親の愛情を実感した一日でした。
わたしもわたしの親のように子供を愛してあげたいです。


2002年05月18日(土) 吐血

実は昨日・一昨日と、吐血してました。
吐血といっても、今までも吐血したことはありました。
でもそれは鮮血で、糸のようなものが吐瀉物に幾筋か混じる程度だったんです。
ところが今回はレバーのような色の血が固まりで沢山出てきたので驚いてしまいました。背中をさすっているそうへいも相当驚いていました。
多分鮮血はのどの近いところが切れて出たものだと思われますが、レバー色のものは胃の近くで出血したものだと思います。これで便の色も確認できればベストなのですが、最近は食べた物を端から吐いてしまっているので、お通じの回数が少ないのです。(消化器からの出血の場合、便の色は黒くなります。)
食道の付近に異物感があることから、吐き過ぎて食道が炎症を起こしているんだろうと予測をたてましたが、素人判断は危険なので朝ごはんを一通り吐いた後、医院へ電話しました。すると、今日は休診日なのに見てもらえることになりました。

まず、いつもとは違い、紙コップに尿を採って提出しました。幸いなことに、ケトン体は出ていませんでした。(つわりが酷すぎて脂肪細胞が壊れると、ケトン体という物質が尿に出ます。ケトン体が出ると赤ちゃんには良くないので治療しなければなりません。)
そして診察室へ入るとまず、前回聞くことのできなかった心音の確認となりました。
まだお腹が大きくなっていないので、助産婦さんも赤ちゃんの位置を掴みづらいらしく、しばらく心音の確認が出来ない状態が続きました。
(もしかして・・・。)と不安になってきた頃、ト・ト・ト・ト、と物凄い早さの音を聞くことが出来ました。赤ちゃんの心音って、凄く早いと聞いていたのですが、実際聞くとやっぱり驚きます。
あぁ、頑張って生きていてくれているなぁ、と感動した後、先生の問診を受け「食道炎だと思います。」という診断をいただきました。
体重もそんなに減っていないし、ケトン体も出ていないことから、今回は点滴はなしです。
その後、食道炎の薬を処方してもらい、帰宅しました。

帰宅後、家でまた吐血してしまいました。
お米や麺類などの主食類が食べられなくなっているので、おかずを少しつまんだ後に薬をのみ、具合が悪くなる前に眠ることにしました。
明日は吐血しませんように。


2002年05月17日(金) 家で仕事。

今日も具合が悪くて、そうへいに「もしかして、風邪ひいてない?」と指摘されました。
考えてみれば、声はかすれているし、頭は痛いし、熱っぽいです。
つわりだと思っていたのですが、どうやら風邪みたいです。
今日も休んだ方がよい、ということで仕事をお休みしました。
朝御飯を吐いた後、職場から電話がかかってきました。
職場の代表メールはわたしがチェックしていて、わたしの端末でしかメールボックスを開けないようになっているのですが、最近苦情のメールが多く、チェックは頻繁に行うように言われていたのです。昨日もわたしが休んだためにメールチェックが出来ていないので、今日は確認しなければと係長が判断したようでした。
ユーザ名やパスワードを伝えた後、しばらく眠りました。
そして目がさめた後に青くなってしまいました。
というのも、最近ウィルスメールが多く送られてくるのですが、間違って開かれてしまうとわたしの端末内のデータは全部ダメになってしまうかもしれません。
慌てて職場に電話して、添付ファイルの付いたメールは開かないようにお願いしました。
すると、係長が申し訳無さそうに「教えてもらえるかな・・・。」というので何かと思えば、HPのデータ更新依頼が来たそうなのです。
HPはわたししかいじれないので、凄く困っていました。しかも、今日更新してほしいと言われたそうです。
それで電話を係長から後輩にバトンタッチして、わたしが電話で指示を出しながらHPの更新を行うことになりました。
画面を見ながら教えることができないので、電話で教えるのは一苦労です。
結局40分かかって更新は終了しました。
終わった後は少し良くなった具合がまた悪くなってしまい、ぐったりです。
もう電話がかかってきませんように。


2002年05月16日(木) 休暇

朝、出勤するつもりで準備をしていたのですが、具合が悪かったのと、わたしの顔色を心配したそうへいの制止により仕事をお休みすることにしました。
職場に連絡した後、少し調子が戻ってきたので(やっぱり仕事に行けば良かった・・・。)と後悔したのですが、そのあとすぐに具合が悪くて吐いてしまったので、休んで正解だったようです。
今日は何度も何度も吐きました。(血も。)
どうしてこんなに具合が悪くなくてはならないのでしょうか。憂鬱になって少し泣きました。
へこたれそうです。
泣き言を母親にメールしたら「もっと辛い人はいるし、赤ちゃんだってがんばってるんだから、あなたも頑張りなさい。」と返事がかえってきました。もっともです。

とにかく具合が悪いので、もうこれ以上は日記を書くことが出来ません。
もう寝ます。
おやすみなさい。


2002年05月15日(水) 疲れたみたい。

わたしは大学の事務員をしています。
今日はちょっとした行事があり、朝から忙しい時間を過ごしました。
午前中はそんなに大変ではなかったのですが、午後になって急に具合が悪くなってきてしまいました。
お昼御飯を全部戻してしまい、吐き疲れてふらふらしています。
自分でも気付かぬうちに気を使って仕事をしていて、それで疲れてしまったみたいです。
午後はそんな感じで朦朧としていたので、自分が何をしていたのか、あまり覚えていません。
家にかえったら胃液まで吐きました。
さらに、吐きすぎたせいで胃が荒れているのか、食道がきれたのか、血まで出てきました。
血を吐いたのは久しぶりだったので、少し驚いてしまいました。そうへいも「あー、血が出ちゃったね。」と言っていました。どうやらそうへいは、わたしの背中をさすりながら吐瀉物の内容チェックまで行っているようです。吐いた物を見て、何が食べられないのか確認をして食事の準備の参考にしていると言っていました。
出来た夫を持って、幸せものです。


2002年05月14日(火) 基礎体温と妊娠【11週0日】

火曜日が週の始めになっているため、今日が妊娠11週0日、3ヶ月最後の週です。
来週から4ヶ月に入りますが、つわりは終わりそうにありません。
妊婦さんの中にはつわりのない人もいるそうですが、本当に羨ましいです。でも、わたしも楽な方なのでしょう。

ところで、4/2の日記にも少し書きましたが、わたしは基礎体温を計っています。
色々な人に基礎体温について聞かれる機会がありましたので、知識を整理するためにも今日は基礎体温についてふれます。

基礎体温とは「安静時の体温」つまり眠っているときの体温をさしますが、実際には計ることが難しいため、目覚めてすぐの体温を計ります。
基礎体温計のほとんどは薬局で購入できます。普通の体温計よりも目盛りが多く取ってあり、小数点以下第2位まで計ることができます。
種類は水銀とデジタルがあり、デジタルには本体で計測値を記憶したり、パソコンとつなげてデータ管理が出来るなどの付加機能が付いているものもあります。
水銀のものが正確に計ることが出来る(病院でも水銀のものを薦めている)そうですが、わたしは計りながら体温計を噛む癖があり、口の中で割れると危険なのでデジタル(付加機能が無いもの)を使用しています。デジタルでも5分間計れば、ある程度正確な数値が計れるそうです。

検温は5時間以上の連続睡眠をしたあと、横になったまま(一度でも起き上がると正確な数値を計ることが出来ません)舌下で行い、基礎体温表に写した数値を線で結んで折れ線グラフを作成します。
基礎体温表は体温計に内蔵のものから薬局で販売しているもの、インターネットで配布されている(ダウンロードしたあと家庭のプリンタで印刷する)ものなど様々です。
わたしは以前、基礎体温管理ソフト(フリーウェア)をインターネットでダウンロードして使用していましたが、プリントアウトすると周期により目盛りの幅が変わるため、病院へ持参したときに注意されました。
通常の生理周期(生理開始から次の生理開始前まで)は28日と言われていますが、個人差があります。
共通して言えるのは、基礎体温は低温期と高温期(体温にも個人差があるので「何度から何度が低温期」というくくりはありません。)の2層に分かれ、その期間は周期の1/2ずつになります。28日周期を例えにすると、14日間が低温期で残りの14日間が高温期となります。
また、高温期へ入る前にグンと体温の下がる日がありますが、この日に排卵があると言われています。ただ、これも個人差がありますので、必ずこの日に排卵があるとは言えません。(余談になりますが、排卵日を調べる検査薬が薬局で販売されています。正確な排卵日を知るには婦人科の診察を受ける必要があります。)

わたしが基礎体温を計り始めたきっかけは結婚です。
わたしの生理周期は30〜60日とバラバラで、きちんと排卵されているのかも分かりませんでした。
結婚したら当分妊娠しないつもりでしたが、子供が欲しくなったときに妊娠できない体だと、その状態にもよりますが、治療に時間がかかる可能性があります。
いつか妊娠するときのためにも、自分の体の状態を把握することの必要性を感じました。

基礎体温を計り始めると、わたしは「低温期が長く・高温期が短い」ということが分かりました。
高温期が10日以下だと黄体機能不全の可能性があると言われています。
黄体ホルモンが正しく分泌されないと、体温はなかなか高温期になりません。
黄体ホルモンは卵胞ホルモンによって作られた子宮内膜を、受精卵がより着床しやすいように整える働きなどをしているので、黄体機能不全の女性は妊娠しにくいそうです。

基礎体温表とにらめっこをして悩んでいても本当のことは分からないため、わたしは婦人科を受診しました。
すると、周期は安定していないが排卵はしている、と診断されました。
妊娠を希望するなら治療をします(生理周期を安定させる)と言われましたが、まだ妊娠するつもりはなかったため、治療は受けませんでした。

ところが、そのあと妊娠したのです。

現在通っている医院で話をすると、運が良かった(?)というような話をされました。
わたしの生理周期(妊娠前は48〜52日くらい)と基礎体温を照らし合わせると、通常よりも成熟した卵子が排卵されていたようです。
成熟した・・・言い換えれば成熟しすぎた卵子は、受精したあと奇形になりやすいそうです。(確率の問題ですので、もちろん大丈夫な場合もあります。)
受精卵が奇形だと何が起こるのか。
・・・流産してしまうのです。
わたしの場合、生理開始日と超音波による胎芽の大きさから排卵日を考えると、今回はたまたま28〜30日周期くらいの状態で排卵されたようなのです。
そして、その時に受精した。
本当に奇跡のような話です。

基礎体温は、計っていなくても婦人科の受診は出来るし妊娠も出来ます。
でも、自分の体を知るには一番身近で手頃です。
わたしはずっと計り続けていきたいと思っています。


2002年05月13日(月) 涙目な一日。

朝起きて、やっぱり調子が悪かったので憂鬱でした。
その厭な予感は大当たりで、仕事をしていても具合が悪くて集中力がありません。
そして我慢していたのに耐えきれず、14時過ぎに吐きました。
もの凄い量が出ました。
なんと昨日の夕食のかけらもあります。
当然の事ながら職場なのでそうへいにさすってもらう訳にもいかず、吐くのに大変な思いをしました。
今日も涙目です。

わたしは吐くと、必ずと言っていいほど泣きます。
吐いているうちに鼻が詰まり、息が苦しくなってくるからです。
また、同じ態勢(前屈み)で吐き続けるため頭に血が上り、泣いているのも手伝って顔が腫れます。それも、目を中心に腫れるので、とても見苦しい顔になります。
長い時間前屈みなので、足もがくがく震えてしまい、吐いた後はとにかく情けない有様になってしまいます。
そんな訳で、今日も情けない姿をさらして仕事をしています。
15時から2時間休暇をもらって帰ろうと思っても、言い出せない自分が憎いです。

17時になり、フラフラしながら帰宅しました。
駅から家まで結構離れているので、毎日そうへいが送迎してくれています。
車に乗り込むと、気を利かせて暖房を入れてくれていたので助かりました。
意識が朦朧としたまま家に着き、しばらく休んでからもう一度吐きました。
今回は胃液しか出ません。
胃液だけだと酸で喉が焼けてしまうのか、喉も腫れます。
風邪を引いた後のようにガラガラ声になるので、悲しくなります。

毎回さすってくれるそうへいは、吐いているわたしを見てどう思っているのか疑問に思い、一通り吐いた後に聞いてみました。
わたしの予想は「かわいそう」といったような同情的なものでした。
ところがそうへいの答えは「可愛い。」です。
吐いているわたしは苦しくてそれどころじゃないのに、何故「可愛い。」という感想が出てくるのでしょうか。あまりにも呑気すぎる答えです。
「可愛い。」の根拠は「普通吐く時って厭な音を立てて吐いたりするものだと思っていたのに、わたしの場合は『ふー。ふー。ふぐー。』と一生懸命な感じで吐いてるから。」で、「可愛くて、ますますさすってあげたくなる。」のだそうです。
やっぱりそうへいって変わっていると思います。


2002年05月12日(日) 母の日

朝から変わらず体調が悪いです。
先週は体調が良かったため、このままつわりが終わるのだろうと喜んでいたのに、その期待は裏切られました。
昼食が体に合わなかったらしく、4時間経っても消化されていません。
あまりにも苦しいので吐くことにしました。
わたしはいくら具合が悪くても、自発的に吐くことが出来ません。そういう体質みたいです。
なので、吐くときは口に手を入れて無理矢理吐かないと吐けません。これがまた辛いのです。
吐くときはそうへいが背中をさすって補助をしてくれます。
いつも申し訳ないと思いつつも、さすって貰うと普通に吐くより楽に吐けます。
わたしが吐いていても「汚い。」と思わないらしく、そうへいのそういう所に助けられています。
吐くと、思ったとおり消化されていませんでした。
朝ご飯の一部も出てきました。
何回も吐いてぐったりです。

一人暮らしをしている弟から母の日だから顔を出すよ、と連絡がありました。
母は随分嬉しかったらしく、夜は外食しよう、と言い出しました。
父は「そんな状態でりなは食べられるのか。」と心配なようです。
こればかりは食べてみないと分からないため、大丈夫そうなものを選んで食べました。
何とか食べられていたので、みんな安心していました。
心配ばかりかけてしまい、恐縮です。

家に戻ってから、母の日のプレゼントで買ってきたケーキをみんなで食べました。
わたしは少ししか食べられないので、残りはそうへいに食べて貰いましたが。
きちんと親孝行できたでしょうか。

それにしても、また明日から仕事だと思うと憂鬱です。


2002年05月11日(土) 縮毛矯正をしました。

わたしはクセ毛なので、雨が降ると湿気に反応して髪の毛が言うことを聞かなくなります。
ドライヤーをきちんとかけても、雨には敵いません。
つわりで長時間ドライヤーをかけるだけでも辛いし、化粧もろくにしていないので、雨の日のわたしは本当に悲惨なことになっています。本当に社会人としてこれでいいのか、というくらい悲惨です。
また、5月上旬だというのに梅雨に入ったのかと思うくらい雨の日が多いので余計です。
そういった訳で、お金はかかりますがリペア(縮毛矯正)をすることにしました。
今週は体調が良いので、火曜日に予約を入れていたのです。

今日は体調がいつ悪くなるか分からないため、そうへいが心配して付いてきてくれました。
リペアの所要時間は4〜5時間程度と長いです。
その間、待合室でマンガを読んで待っていてくれて、本当に感謝です。
結局今日は3時間半で終わりました。
仕上がりはサラサラで大満足です。
これで当分は雨に悩まされず、また、ドライヤーもあまりかけないで済むので嬉しいです。

家に戻ると疲れが出たのか、案の定具合が悪くなりました。
2時間くらい眠ったところに実家の母から電話があり、実家に来るのだったら家を出る前に電話をして欲しい、と言われました。
明日は母の日で、寂しいから帰ってきて欲しいから電話をしてきたのだろうと見当をつけ、もう少し休んでから実家へ行くことにしました。
本当だったら、そうへいだって自分の実家へ帰りたかったと思います。
それをつわりのせいで長時間電車に乗れないため断念させてしまっていたので、そうへいにもお義母さんにも申し訳ないです。
その替わり、二人で花を贈りました。
お義母さんからメールが来て、喜んでもらえたようで安心しました。

その後1時間くらい休んだあと、実家へ出発したのですが、車の中で激しく後悔しました。
意識が朦朧としてきて、実家まで持つのか、というくらい具合が悪くなってしまったのです。
実家へ向かう途中、再度母から電話があったので具合が悪いと伝えると「具合が悪いなら、家で寝てればいいのにねぇ、ってお父さんと話していたのよ。」と言われて頭に来ました。親孝行をしようと思った気持ちを踏みにじられた気分です。
それでも温厚なそうへいにたしなめられながら、なんとか20時過ぎに実家へ着きました。
空腹で具合が悪いのもあるかもしれないと思い、夕飯は頑張って食べ、それでもあまり体調が良くならないため、21時に就寝です。
おやすみなさい。


2002年05月10日(金) わたしの友だち

妊娠が分かったばかりの頃は、つわりというのは一定の辛さが続いていくものだと思っていましたが、最近になってそれは違う、ということが分かってきました。
まず、その日によって食べられるものが変化します。昨日は豆腐が食べられたのに今日はダメ、といったように極端に変わるので、始めのうちは随分戸惑いました。
それに体調の良い日・悪い日と波があります。

昨日は職場でも「今日は元気だね。」と声を掛けてもらうくらい体調が良かったので、つわりが酷い時に出来なかった仕事を片づけるため、自主的に残業をすることにしました。
仕事に体力を使わず、帰宅してから家のことをやりたいとも思いますが、その温存した体力は通勤によって消耗されてしまうので、どちらにしても帰宅すると何も出来ません。それなら、いつ体調が悪くなるか分からないので仕事を片づけたいのです。
仕事を辞めたいという気持ちもあります。
でも「絶対に後悔すると思うよ?」と良き理解者であるそうへいが言ってくれ、自分でもその自信があるので、今のところは仕事優先にさせて貰っています。(もちろん、一番優先なのは赤ちゃんです。)
仕事のしわ寄せが家庭にいってしまっているので、そうへいには申し訳なく思っていますが、今は甘えさせて貰っています。
救いなのは、そうへいは家事全般に対して嫌悪感が全然なく、積極的に家事をしてくれることです。
料理に関してはパスタ関係しか作れないのでそれが唯一の不満ですが、贅沢ですよね。(不満というのは、つわりでニンニクを使った料理が一切ダメだからです。やっぱりパスタにはニンニクが入っていないと「パスタ」じゃないような気がします。普段はパスタ大好きです。)
ただ、そうへいもこれを機に色んな料理を作れるようになりたいと言っているので、今から楽しみです。

仕事が終わらずに焦っていると、そうへいから電話がかかってきました。
「今日は何が食べられる?」というお伺いだと思っていましたが、家にヤマウチと旦那さんが来ていて、晩ご飯作ってくれると言います。
ヤマウチというのは、4/13の日記にも書いたわたしの友人です。
旦那さんは某有名中華料理店のコックさんをしていて、まかないも作ることから和食もばっちりです。
ヤマウチは、そうへいからつわりの状況を聞いて心配してくれたようです。
そうへい経由で何が食べられて何がダメなのか、事細かに聞いてくれました。
美味しいご飯が食べられると思うと仕事にも熱が入り、19時30分に仕事を終えて帰路へつきました。

家に帰るとヤマウチの旦那さんが料理を作ってくれていました。
やはりプロは手際が良いです。
ヤマウチもやることがないため、道具を洗うなどといったアシスタントをしていました。
さて、完成した料理はマイタケ・大根などの入った雑炊(味噌風味)とカボチャの煮付け、エビと蟹のあんかけ茶碗蒸し、たらの蒸し煮、豆腐とジャコのサラダでした。
どれもこれも、本当に美味しかったです。
それに、これだけ食べても2人で1,050円でした。
メニューは買い物に行って安い材料を選び、それから決定したとのことで、ヤマウチの旦那は主婦(主夫?)の鑑です。
量が多くて残り物が出たので、今日の朝ご飯になりました。
ヤマウチ、旦那さん、本当にありがとう。
これで赤ちゃんにも栄養がたっぷりといっているといいな。
今日は早く帰って、赤ちゃんのためにもゆっくり休みたいと思います。


2002年05月09日(木) 母乳で育てると

わたしは粉ミルクで育ちましたが、自分の赤ちゃんは母乳で育てたいという希望がありました。
今通っている医院は「100%母乳で育てる」ことをモットーとしているので、そんなところまでわたしの希望どおりの医院です。(もうひとつの希望は、前にも書きましたが「分娩台を使わない」というところです。)

ところで今朝、テレビで外国の医療チームによる調査について報道されていました。
それは、「母乳で育てた子供の方が、知能指数が高くなる。」というものです。
母乳の栄養で・・・ということではなくて、母乳をあげることにより赤ちゃんとお母さんの「ふれあいの時間」が長くなるため、それが影響する、というようなことでした。

そういえば似た話で、昔は「抱き癖が付く」といって、あまり抱っこはしない方がよいとされていましたが本当は逆で、抱っこ癖が付いても抱っこしてあげた方がいいそうです。
そうやって親の愛情を感じることにより、精神的に安定した子供になるそうです。
「抱っこ癖が付く」と大変なのは親ですよね?
楽をしたいから・・・というと言い過ぎかも知れませんけど、子供が納得するまでは愛情たっぷりに接してあげるべきなんでしょう。
親と子のスキンシップは大切、ということですね。

どちらにしても、上記の2つは比較検討した結果の「割合」としての話なので「ウチの子は全然抱っこしてないし粉ミルクで育てているから、精神的不安定で知能指数の低い子供になってしまう!」というような極端な話ではありませんので、参考程度にしてください。
あまり頑張りすぎて「育児ノイローゼ→児童虐待」となってしまっては元も子もないです。

母乳の話でいうと、哺乳瓶だと一回でたくさん飲めるので、赤ちゃんの満足度は高いようです。そして一日の授乳回数は少なくて済むと聞きました。
これが母乳だと、一回に飲める量が少なくなるので何度も何度もおっぱいをあげなくてはなりません。
新生児だと一時間おきとかに泣かれるので睡眠不足で死にそう、と従姉妹が嘆いているのを聞いたことがあります。
どこまで手間を掛けられるか、というのは人それぞれなので、自分の出来る範囲で子供に愛情をあげるというのが正解なのでしょう。

赤ちゃんが産まれたら無理をせず、愛情をかけて育てたいです。
・・・まだ妊娠10週なのに、気の早い話ですね。(^-^;


2002年05月07日(火) こんにちは!(健診3回目)【10週0日】

今日は3回目の健康診査の日。
またしても(生きているのか・大きくなっているのか)という不安を抱えつつ、病院へ向かいました。
昨日から新居で生活を始めているので、今回は車での通院です。
ところが。
健康診査に必要な書類を実家へ忘れてきてしまったのです。
病院へ行く前に一度実家へ戻り、それから病院へ行くという無駄な時間を使ってしまいました。

病院へ着き、受付をしていると奥の方から悲鳴のような声が聞こえてきます。
受付の人に聞くと、やっぱりお産中だそうです。
午前中にも赤ちゃんが一人産まれたそうで、今日は忙しいみたいです。
いつもの尿検査をしたあと、あまり待たずに名前を呼ばれました。
先生に挨拶をしながら部屋へ入ると、「今日はお腹の上から超音波を当ててみましょうか。たぶん写ると思うのよね。」と先生がおっしゃいました。
ドキドキしながらベッドに横になると、ちょうど頭の横のところにモニターがありました。
機械にはモニターが2つ付いているので、そうへいの方からも見えるようになっています。

先生が超音波をお腹に当てました。
超音波をグリグリと下腹部に押しつけていると、突然モニターに黒い空洞が現れ、そして大きくなった赤ちゃんがいました!
もうすっかり人間の形をしています。
へその緒も見えました。
手の指も分かれています。
そしてなんと、赤ちゃんが手を振っていました!!
なんだか「お父さん、お母さん、こんにちは。」と言ってくれているみたいで、ぷるぷる動いている我が子を見て愛おしさがこみ上げました。
もう、親ばかと言われても良いです。
可愛くて可愛くて、仕方がないんです。

モニターを見ながらそうへいと「あ、手を動かしてるよ、可愛いね。」と話していると、そうへいが「あー、ダメだ。」と言って手を目元に当てました。
感動して、涙がこぼれたみたいです。
「なに泣いてるの!」とわたしが言うと先生が「いいじゃないの、こうやって喜んで泣いてくれるお父さんなんてなかなかいないわよ。こんなに喜んでもらえて、赤ちゃんも幸せね。」と言ってくださいました。
赤ちゃんの大きさは26.7ミリ。
現在妊娠10週だそうです。
それから、この週数だと心音はギリギリ聞こえないと思うけど、ダメ元で聞いてみる?と機械を当ててくださいましたが、結局聞こえませんでした。
次回は心音を聞くことが出来るそうなので、また楽しみが出来ました。

家に帰ってから「この状態で泣いちゃうんだったら、産まれたら号泣しちゃって、へその緒切れないんじゃないの?」と聞くと「うん、絶対号泣しちゃいそう・・・。」とそうへい。
実際のところ、どうなるんでしょう。
きっと夫婦で泣いてるんだろうな・・・。

次の診察は4週間後です。
更に大きくなった赤ちゃんに会うのが、本当に楽しみです。

→週数にあった大きさで測るために、何度か取り直した超音波写真です。
つぶらな瞳♪
今度は頭が右側。脳味噌が透けて見えます。


2002年05月01日(水) 失敗。

今日のお昼は失敗してしまいました。
今はご飯(米)を食べられるようになっていますが、もっとつわりが酷かったときは麺類にお世話になっていました。コンビニで売っている「たらこスパ」には特にお世話になりました。
なので、わたしは「スパゲッティは大丈夫」だと思いこんでいたのです。

昼ご飯を用意していなかったわたしは、職場の敷地内にある喫茶店に行きました。ここのメニューにスパゲッティがあったからです。
注文し、スパゲッティが運ばれてきたとき、わたしは激しく後悔しました。
「たらこスパはニンニク使ってないけど、他のスパはニンニク使ってたんだ、そういえば!!」
実はつわりになってから、ニンニクやネギ類、海苔、かつお節がダメなんです。
うっ、となりながらも、注文して置いて食べないのはいけない、食べ物は残してはいけないと教育を受けていたため、頑張って食しました。

そして悲劇は15時過ぎにわたしを襲いました。
消化出来なかったんです、スパゲッティ。
食後に飲み続けていた水分を吸収し、胃の中で膨張。具合が悪くなって吐きに行ったんですけど・・・。
水分を全部吸ってしまっているものだから、内容物が固形なんです。
普通の吐瀉物って、胃液とかで水分が多いですよね?
それが全然ないので潤滑するものがなく、食道に詰まるんです。
麺のかたまりが食道に詰まって出てこず、息は出来ないし、苦しくて苦しくて。
吐いた後は涙目で、吐き疲れたため係長に「少し横になって良いですか。」と聞きに行ったらもの凄く心配され「早く帰りなさい。」と16時過ぎには帰宅することになりました。
途中の駅までそうへいに来て貰い、車で帰宅しました。
車の振動も辛いものがあるのですが、電車と違って他の人に気を遣わない分、楽です。

家に着き、もう一度吐いて横になったら、なんとか消化できたようです。
遊びに来ていたゆかりくんと俊(わたしの弟)を交えて夕食を食べ、すぐに寝室へ移動してしまいました。
せっかく遊びに来てくれているんだから、もっと話が出きればいいんですけど、具合が悪くて仕方がなかったんです。
ごめんね。


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