消息






2005年12月30日(金)



 とおいとおい。そんな。ひととの距離をはかるのが苦手だ。相手もそんなタイプの人間だと、何処までも敬語で平行線をゆく。だが馴れ馴れしくされ過ぎるのも苦手だ。どう対処すればいいのかとか。難しく考え過ぎなのかもしれないけれど。取り敢えず。前者の友人が居た。すごくすきだったのだけれど、接し方がわからなくて、まわりをぐるぐる廻っていたかんじ。手を触れようとしてちょっと触れると引っ込めてしまう様な。だってニンゲンってこわいんだ。だって俺は俺以外のひとのことがわからない。なにによって傷つけてしまうのかわからない。なにによって傷つけられてしまうかわからない。結構タフで、結構脆くて、よくわからないんだ。ニンゲンはこわい。で、どうしたらちゃんと傍に居れるのかもわからなかった。いまなら?そう、少しはわかるかもしれない。以前よりはね。




2005年12月26日(月)



 教職の集中授業を受けている。はっきり言ってしまえば特に教諭になりたいわけでもないのだが、「将来のことを考えて」っていう名目。うん。「将来のことを考えて」。そう言ったのは俺じゃなくて親が、だけれど。だって俺は別になりたいわけじゃない。「親が心配するから」。そう。それ。結構不毛。でもなんとなく、心配もさせたくないわけで。だから今まで教職に必要な単位をこつこつ貯めてきたけれど、この先すっぱりやめる可能性もある。やめた友人も居る。まあ、「将来のことを考えて」も、高校教諭になっているじぶんの姿は思い描けないのでたぶんならないだろうなとおもう。案外適当な曖昧なことをしているなあ。けれども、動機はどうであれ、教職の授業は授業でそれなりに考えさせられるところも多い。おもしろいし。なんだかんだ言って、俺もその「学校」という社会の中で育ってきたわけだし。損はない。筈。たぶん。…こんなんじゃ駄目かなあ。俺。
 がむしゃらに突き進むのも大切だけれど、自分を顧みる余裕がなければ本当の意味での成長は出来ないような気がしてる。俺にとって大切なのは、思索すること。いつだってそうだ。がむしゃらに突き進んでしまうと、俺には気付かないことが多過ぎる、だって自分の感情にさえ気付けない。突っ走っているときに同時に深く思索することは出来ない、少なくとも俺には。そして、突っ走ってしまった後で「それ」に気付いても、遅すぎるのだ。




2005年12月22日(木) 停電:個人的メモ



 あさ、起きて電気をつける。身繕いしていたら一瞬停電。が、直ぐに点く。一限があったので風と雪に逆らい乍らも大学へ向かう。家を出てひとつ目の信号、丁度点滅していて間に合わなさそうな雰囲気。とおもっていたらいきなり信号から色が消えた。停電?隙を狙って向こう側に渡ったが車は停まってくれないものが多かったらしい、まあ通常状態でもなかなか停まってくれず警察に怒られてる車達だから仕方がないといえば仕方がない。
 大学についたら電気はついていたので信号の故障かしら?とも思ったが十分後くらいに大学も停電す。授業の関係で工学部に居たのだが、どうやら工学部は非常電源がすこしのあいだ働いていたらしい。そんななか先生を待つ。二十五分ほど遅れて先生が来る。やっぱり信号が停電していてなかなか車の流れが面倒だったようだ。車通学の友人来ず。電車も止まっているらしく電車通の人びとも来ず。先生、無謀にも授業を始めるが暖房もなく寒い。一時間経っても電気復旧せず。
 授業を終え教室の外で工学部の先輩達と会う。先輩達の授業は崩壊したらしい。友人が聞く。「トイレって流れますか?」先輩答える。「いや、トイレ電気要らないし」。自動販売機も全滅。すこし雑談。
 二限はないので家に向かう。外、朝もそうだったが横殴りの凄い風。あまりに風が強いので傘させず雪に塗れて帰る。もうなんかすごい吹雪。さむい。店の看板が根元から吹っ飛んでいるのを目撃。
 家に辿り着き、メールや部活の携帯用掲示板で仲間と連絡を取る。ガスが使える奴は湯たんぽを勧めていたがうちでは無理である。何故なら我が家はオール電化。最早どうしようもない。実家に帰りたいなーとも思ったが足も無いわけで。当たり前だが炬燵もヒーターもTVもネットも冷蔵庫もコンロも使えずお湯も出ない。使えるのは携帯だけ。近くのコンビニとかは暗かったが開いていたようだ。昼頃友人から連絡有り、大学は二限以降全体的に休講となったらしい。することもなく(寧ろ出来ることもなく)仕方が無いのでベッドに潜り込む。クマさんは電気が来るまで冬眠します。
 午後五時、停電の度に煩いファックスがぴーががががと動く。電気点く。ベッドから這い出して暖房をつける。TVつける。長期停電のときはブレーカを落としておいたほうがいいことを今更知る。まだ停電しているところもあるらしい。そして停電の原因も未だよくわかっていないところもあるらしい。だ、だいじょうぶなのか。





2005年12月20日(火) はしりさる

 二日前にすごい道が凍りついていた。坂道で車が延々とスリップ中。その近くを横切ろうとしたら俺までスリップ、斜め下にずるずる滑る。蟻地獄に嵌った蟻の心境。

 師走なだけにいそがしい。今週一杯で片は付きそうだけれど。なんか知らんが今年は妙に忙しかったなあ…来年はぼんやりできるといいなあ。そんな駄目人間。精神的に切羽詰まってないと詩がかけない、って知り合いが居たけれど俺は寧ろ逆だ。余力と言うか余裕がないとどうも。他のことが切羽詰まってるとそっちに気をとられて解決するまでかかりっきりになるのだよね。不器用なのかなー。取り敢えず冬休みにはいったらいろいろ手を付けかけてた絵とか文とか仕上げたいです。




2005年12月13日(火)



 月曜日に今冬まともに雪が降った。とはいえ新潟市、特に駅周辺かな、はそれほど積もらない。新潟県自体は雪国に属するようだけれど。実家の長岡ではどうやら既に普通に積もっている模様。

 日曜日の夜更けに、外国のミュージカルをTVでやっていた。途中から見たので流れとかはいまひとつわかってはいないとおもうけれど、すきな感じだった。ピエロ風のおもちゃ箱の中身の人形たち、といった風体の、で、色調とか、雰囲気というのかな、ミュージカルてちょっと小煩いイメージがあったのだけれど、照明も落ち着いていたりして、ああ、こんなかんじの視覚、動きになるようなものをあこがれている、気がした。



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