日頃の疲れを癒そうかと、 一日寝て過ごそうと思っていたのだが 空を見ているうちになんだか勿体無い気がして、 自転車に乗った。
本当にそんなことがあるかは分からないが、 自転車で会社へ行くときのことを考えて、 とりあえず会社までの最短距離を行く。
思ったより、時間がかかった。
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公園では何かの催しで、テントを張った露天が 連なっていた。 ついでだから何か食べようかといろいろ歩き回ってみたのだけれど、 どれも今一つピンと来なくて、何も食べずに公園を後にする。
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結局、駅前のハンバーガー屋で胃袋を満たし、 だるくなった足を庇ってゆっくりと進む。 こんな風に、疲れていても進むことができればな、 と、いつも念じるように考えていることを 今日もまた考えた。
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日記を書きながら、ウダウダ考えた。 逢いたい。
今日は会社を休んだ。 毎日仕事ばかりで持たない感じがしたし、 GWの出勤分を振り替えてもらった。
昼過ぎまで寝て、午後から少し外へ出た。 車はもう無いから自転車だ。 天気は下り坂で少し肌寒い感じだったが、 遠くへ行くつもりもなかったので 我慢する。
とりあえず駅前へ出て、ファミレスで一服。 左隣は高校生カップル。 付き合っていないようだが、 手をつないだりして初々しい。
右隣は若いカップル。 男は頭が悪そうに、女に金をせびっている。 こんな奴がまだいるのかと思う。
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何がきっかけか忘れてしまったけど、 少し力を抜くことにした。 このところずっと焦っていた。 そして空回りして上手くいっていない。
進むのを辞めるわけじゃない。 ほんの少し、立ち止まってみたい。
酷く夢見が悪くて、一度目が覚めたら眠れなくなった。 内容は、もう何年も前の行動の反芻。 昔の過ちを引き摺るつもりは無いのだが、 心のどこかでそれを後悔ばかりしている自分がいる。
言い訳はするつもりは無いと言っていながら、 どこかで、許して貰いたがっているんだ。
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なんでもいい、一つだけでいいから、 永遠なものが欲しいと思った。 そんなものは無いのだろうと頭で分かっていても。
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いまさら何を言っても仕方が無い。 僕はそれでも恵まれていると思う。 今の自分は自分が作り出したということも 理解しているつもりだ。
4回目の歯医者へ行く。 今日は麻酔無しでちょっと削り、 そこにプラスティックを貼り付けられた。
次は大きく削られるそうだ。 正面から見えないようにして貰えるだろうか。
そこの歯医者は助手の人がみんな美人。 そのおかげか、あまり嫌がらずに続けて行くことができている。
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このまえ株で大負けして、それまでの利益が吹っ飛んだ。 さすがに堪えて、しばらく株に手を出さないようにと誓う。 そうでなくても、仕事でイッパイイッパイなのだ。
だがそのお陰で、精神的には安定しているような気もする。
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君と逢わなくてもう半年か、と思ったら、 よく考えるとまだ4ヶ月しか経っていない。 もうずいぶん逢っていない気がする。
それは逢いたいという気持ちの裏返しだけれども、 決めたことなのだ。 この約束を反古にすることは、 それ以外のどんな約束も反古にするということだと、 僕は思っている。
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逢わない時間でも僕らは変化し続けていて、 本当はそれは喜ばしいことかもしれないのだけれど、 それが酷く悲しくもある。 そんなことを考えた、土曜日の夕方だった。
今日行った美容院には、もう3年も通っている。 特に技術が凄いわけでも、立地がいいわけでもない。 前に住んでいたところに近い、 そして通いなれているという理由だけだ。
今日もそこへ行く。 特に担当を決めているわけでもなく、 逆に誰が担当になるかいつも楽しみにしているので、 いつも予約せずに直接行く。
今日の担当は背の小さい磯野貴理子のような人。 歳も若いんだかどうかわからない。 丁寧ではなかったが、仕事は早かった。
切った髪を流していると、なぜか小型犬が一匹、 扉から入ってきた。 最初は来ている客の犬かと思ったのだが、 聞くとオーナーの犬らしい。 美容院に犬連れてくるなんて反則だ、と思いつつ、 帰り際に少し触らせてもらう。
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犬飼いたい、と本気で思う。
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僕はきっと、 言われたままに受け取ることしか許されずに、 本当はどんな気持ちを知ることなんて知ることは 出来ないのだろう。
そんなことを思うと、 酷く悲しくて涙が浮かんだ。 しかし、その涙は乾いた瞳を潤ませるだけで、 流れ落ちることは無かった。
頑張れ。自分。
毎日なんだか忙しくて、虚しさや切なさがつのる。
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ここのところ仕事は佳境、なんだろう。 いままで無いほど働いているような気がする。 だが冷静に考えてみれば、朝は他の人よりも遅いわけで、 10時まで会社にいたのだとしても、 実は残業時間はたいしたことは無い。
とはいっても、業界外の人から見ればおかしいレベルではある。 自分でも、なぜ働くのかわからなくなる。
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先日会った友人は、やはり同じ業界なのだが、 将来性は抜群なのに会社を辞めたがっている。 生涯分の収入をあと数年以内に確保して、 あとは自分の内面に向き合いたいのだという。 僕はそれに興味は無かったし、働かないことに憧れは無いのだけど、 やっぱりお金は無いよりあったほうがいいと思う。 彼が考えていることに僕が必要なら、 僕は手を貸さなければならないと思う。
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最近読んだ本の中で、 人が学習する過程で如何に自分をコントロールするか、 ということが書かれていた。 人は快・不快に行動を左右されがちであり、 それらが論理や意識から行動力を奪っていくというものだ。 それに立ち向かうためには、普段から訓練が必要であり、 「不快」なことでも論理的に行うことによって、 それは「快」につながることを覚えなければならない。
そんなことは考えたこともなかったなあ、と人生を振り返って思う。
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僕は頑張りが足らない。 理想の自分は、まだ遠い先にいる。 まだまだ、本当に遠い。
今日も会社に行ったのだが、 たった一人だった。
悔しいから午前中は自分の席で転寝した。 午後からはそんな余裕は無かったけれど。
ゴールデンウィークは半分仕事。 連休らしい連休は取れていない。 少ない休みのうちの一日であった昨日は、友人に会ってきた。
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彼は少ない友人の中でも、さらに尊敬できる数少ない人間で、 何かと親身に話はしてくれる。 ただ、相談に乗ってもらうのはいつもこちら側なのだが、 あまりにドライな性格なので問題解決の役にはあまり立たないのだが。
そんな彼と、株と死後の世界と仏教とパソコンの話をしてきた。 きっと、彼の時間単価は高いはずなので、 貴重な時間を無駄話に費やしてくれる彼に感謝。
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帰りに、やはり自分は「どうあるべきなのか」ということと そのあるべき姿に近づく方法をずっと考えていた。
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切実に、格好良いおっさんになりたいと思った。 そう、思った。
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