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2004年08月31日(火)

昼過ぎ、貰ったえびせんべいをぼりぼりと食べながら、
残った仕事をやっていた。
明日は休みなので、明後日始める仕事のために
資料を作っておかなくてはならない。

台風は結局強い風だけを残して通り抜けたようだ。
折角傘も補修して準備万端だったのに。
お楽しみは秋雨まで持ち越し。

---

8月の最後の喧騒の中、僕は君の体に名残を残した。
まるで小さな標本を虫ピンで刺すように。
多分そんな痕なんてすぐ消えてしまうだろう。

僕は代わりに心を差し出すよ。
好きにしてくれて構わない。



2004年08月30日(月) 夏の終わり

台風は雨風と共に熱気もつれてきたようで、
にわかに暑くなった月末は夏の昂ぶりを残すようだ。

つまり、蒸し暑い。

副業に関係する作業がまだ残っている所為で、
昼休みはそれで時間をつぶした。
まあ、そのおかげでゴールがようやく見えた感がある。
これさえ出来上がれば、あとはチューニングだけで済むので楽になる。
そして、降って沸いたように大手への導入の話が来て、
夢は少しずつ広がっている。

ずっと音楽を趣味としていたのだが、才能が無かった。
サラリーマンをやりながら、細々と続けたりもしたが、
ソフトウェアの分野のほうが得意だった。

音楽を諦め、ソフト一本に絞ってからは、
それが後押しするかのように世界が広がった。
僕をまだ見ぬ先へ連れて行ってくれている。

---

そして、夏の終わり。
雨の音を聞きながら思うこと。

季節が巡るようにまだいろんなことが続いていく。
その幸せはまだ続く。
そして、今年の夏は最後に君と逢えてよかった。



2004年08月28日(土) 合図

カーテンの外に見える街並みと、
その手前の駅のプラットホーム。

白い花のネイルアート。
水色の石の四角いピアス。

大きな瞳と背中に廻った手。
オレンジジュース。

サクサクしすぎのスコーン。
蝋燭のような塔。
やたらと角度のついたエスカレーター。

恐ろしく完成された風景と、
励ましともとれる風景。

着なかった水着。
バス停で話し掛けられた外人。
ラムの香りのシャーベット。


全て忘れない。


どうしていいか分からずに僕は君に唇を近づけ、
そして新幹線の駅に近付いた合図が嫌いになった。



2004年08月25日(水) お節介

今日は普通に仕事をして、飯食って帰ったという、
至って普通の一日だった。
なんの変哲も無い一日。

---

価値観の違いは肉親ですら辛いのだろう。
でもそれは、人間の多様性の裏返しでもある。
価値観が違う人を受け入れるのは難しいが、
価値観が違う人がいる、というのを受け入れるのはそれほど難しくない。

はず。

でもね、どうにもできる立場じゃないことは分かってるんだけど、
なんとか出来ないかなあ、と思ってしまうのが、
多分生まれつきのお節介焼きなんだろう。


なんか、今日は粘ったけどだめ。
また明日。



2004年08月24日(火) 決意

高校の部活で一緒に汗を流した同級生が、
今僕がやっている副業と似たようなことを研究しているとわかり、
メールで連絡を取り合っている。

その間、12年の時間が流れている。

向こうはもう妻子持ちのオッサンなのだが、
不思議なものでまだお互い高校生のような錯覚に陥る。
そして、彼には負けないぞ、と競争心が芽生えるのも感じる。

ほんの1年前まで、そんなことを考えるなんて思いもしなかった。
なりたい自分に近づくように、明日もまた生きることを怠らない。
そんな軽い決意をした。



2004年08月23日(月)

昨日もパソコンが起動しっぱなしのまま寝てしまった。
しかも朝は肌寒くて、風邪を引きそうな感じ。
一枚多く着て、会社へと向かう。

ここまで着実に副業の方をこなしてきたのだが、
今日はちょっと休憩。
そのことは考えないようにしていた。
また明日からは頑張らないと、と思っているので、
たまにはいいだろう。

帰りに小ぶりだった雨は、家に着く頃には本降りになった。
明日はまた暑さを取り戻すのだろうか?
夏の終わりが近付いている。



2004年08月22日(日) 緑色

折からの暑さはすっかり影を潜め、
うっかりソファーに寝転んだ僕に、
風は秋の匂いを運んできて、僕は眠りに落ちた。

目が覚めると、雨が降っていた。
窓から外を見ると、緑色の傘を差す老婦人が道路を横切っていた。

---

大学に入りたての頃、僕は緑色の傘を使っていた。
お気に入りの傘だった。

当時付き合っていた彼女はデートの途中で、
緑色が私に似合うから取り替えて、
と言ったのを鮮明に覚えている。

奇しくも、彼女との別れの日に雨が降って、
僕はその傘を手にサヨナラをした。

今思えば、その時の彼女の一挙一動は、
「他に好きな人ができた」と伝えていたのだと思う。
経験の浅い僕は、それは僕の所為だとばかり考えていた。

---

それから緑色の傘は暫く使っていたのだけれど、
コンビニで盗まれてしまった。
そのうち買いなおそう、と思って10年が過ぎた。
でも、今でも緑は好きな色の一つ。

今日の風は、忘れていた思い出を連想させた。
夏は好きな季節だけれど、そろそろ飽きたし、
次の季節への準備を始めようか。



2004年08月21日(土) 両方

甘えさせてくれる約束が出来る懐の深さと、
それとは裏腹な甘えん坊の顔。
両方持っているから、安心できる。
どちらかだけではダメ。

でも僕の勘違いや忘れっぽさはかなりのもの。
それを「愛着が沸く」なんて言っていいのかい?

良いところと悪いところの両方を、
ちゃんと見てくれている人がいてくれるというだけで嬉しい。



2004年08月20日(金) 欠点

君の日記のカウンター。
実は昨日ラッキー7に一つ足らなかったのだけど、
今日見たら結構回ってる。
いろんな人が見ているのだな、とちょっと悔しい。

---

今日、仕事で失敗をした。
本当は早く出社して会議の司会をしなければいけなかったのだが、
すっかり忘れて呑気にWebページ見てた。
あまりのアホっぷりに超の付く自己嫌悪。
落ち込み半分で退社するものの、
喫茶店でパソコン広げてもう一つの仕事をする気にもなれず、
漫画喫茶。

それかよ、と自分で突っ込み。

---

次にしたい、と思うことが見つかって、
そっち方面で少し妄想が激しい。
今の仕事を終わらせなければいけないので
9月にならないと始められないのだけど、
あーいますぐやりたいーって感じな気分。
落ち込んでいるのだが、やる気はあるといった感じ。

---

社会にでてずいぶんと経ってしまったので、
誰かに親切丁寧には教えて貰うことは少なくなってしまった。
昔本当に僕の先生だった人以外に、
今僕は先生と呼べる人がいない。
時々、ちょっと悩んでいるときや苦しいときに、
先生と呼べる人が大岡裁きで解決してくれれば良いのに、と思ったり。

ダメダメ。
まずは自分を信用するところから始めないと。
まず丁寧に自分の欠点をつぶしていこう。
うっかり予定を忘れないように、メモは怠らないように。



2004年08月19日(木) 頂上

休みなのをいいことに、惰眠を貪る。
起きたのは11時だった。

それから家を出るまでが長く、
夕方まで掛かってしまう。
パソコンを持ち出して、外でちょっと作業をしようかとも思ったのだが、
なんだか気持ちが不安定になってしまって危ないと思い、
何故か漫画喫茶へと足を向ける。

最近新聞広告にでかでかと宣伝された漫画を探す。
目当てのそれは、最後泣けるらしい。

が、凄くいいところで後5冊を残して時間切れ。
明日時間があったらまた行ってしまいそうだ。
そして、店を出る頃には少し心も回復していた。

君は安上がりだと笑うだろうか。

生きるのに必死すぎて、涙を流すことも忘れかけている僕に、
良質のアミューズメントは潤いを与えてくれる。
そして今の僕は遊び方も忘れてしまっているらしい。

---

週末に友達に富士山に登らないかと誘われたが、
仕事だからと、断った。
今行けば体も心も疲れてしまいそうだから。
でもいつかは行ってみたいとは思う。

男ならば憧れないわけはない。
頂上にいるというのは、一体どんな気持ちなのだろう?
今はまだその時じゃないけれど、いつか。



2004年08月18日(水) 嫉妬

ずっと作ってるものが、とうとう世に出てしまった。
とは言っても、これが本当に使えるか
様々な会社に検証されているというところ。
なんともコソバユイ。
どんなリサーチ結果が出るのだろうか。
恐怖を感じる。

実は、ここ4ヶ月近くがんばってきたこのシステムだが、
ここに来てかなりクオリティが低いことが判明した。
言い訳をすれば、実際に業務でやったことのない技術を使ったので
標準の使い方を知らず、だらだらと手なりに作ってしまったのだ。
そのツケが、ここに来て出てきそうだと怯えているのだ。

このシステムが売れてしまった後に、
一応これを使ってサイトを作っていいということになっているのだが、
それも直ぐに手を離れてしまうだろう。
その後、何を始めようか考えている。
人生は日々勉強で、何かを勉強しようとは思っているが、
一方で時間も限られている。

---

君の日記を読んで、少し嫉妬している。
嫉妬というより、ただ悔しいのかもしれない。
そんな感情を持つのもお門違いなのだろうが、
何の感情も無いのだろうと分かっていても
思っていることは事実なのだから仕方がない。

嫉妬は本音と建前の狭間にできる。
君に会えば、その間は埋まるのだろうか。



2004年08月17日(火) 洗い流す

これから涼しくなるのかと思いきや、
いかにも日本の気候らしい、ギリギリまで水分を含んだ空気が
僕の周りから僅かな涼をも奪った。
後頭部から首に掛けての汗で髪が湿っている。

---

仕事で無理難題を言われる。
どう考えても、今週一杯でそれを片付けるのは無理なのだが、
出来る範囲でいいから、と押し付けられた。

この出来る範囲というのが曲者で、
それなりに手抜きをするわけにもいかないし、
かといって完璧にするのも時間的に無理。
ある程度の体裁を整えつつ、手を抜く。
そんな都合良く、物事が運ぶのは確率的に難しいのですよ。

それでも、やらなくちゃならない。
瞬間最大仕事率は150%くらいか。

---

遠くで微かに雷が鳴る。
街の汚れを、ほんの少しだけ洗い流す合図。
殆ど何も変わらない。
でもほんの少し、何かが変わる。

---

変わるのは季節だな、と思った。
夏が終われば秋がやってくる。
夏の喧騒を洗い流す、夕立と共に。



2004年08月16日(月) 俯瞰

昨日の夜は涼しかった。
よく眠れ過ぎて朝起きるのが辛い。

今日も仕事は半分手抜き。
恐ろしいほどのサボりっぷりで、
これでこれから忙しくなってもちゃんとこなせるのかと
不安になる。

---

そんな感じなので退社時間も早かったのだが、
このまま帰るのも、と思って喫茶店に立ち寄る。

コーヒーを啜りながら持ち込んだパソコンでもう一つの方の仕事をしていると、
隣の席にやたらと人が集まってきた。
何とは無しに耳を傾けていると、ネットワークの話。
ネットワークといっても、インターネットじゃなくて所謂マルチ。
貧乏そうなフリーター上がりを、ガラの悪いオッサンがまくし立ててた。
どう話を聞いても、金と時間の無駄遣いにしか思えないのだが。

そういえば大学の経営学の授業で本気でマルチを褒め称える学生がいて、
誰も突っ込めなかったので、僕が先陣を切って意見したことがあったなあ、
と思い出す。
頭は良くても物事を俯瞰的に、大局を見据えててないとダメだ、という良い例。
一応そいつは日本最高峰の学校に在籍していたのだが、
社会に出てる人間には到底叶わない。

---

今日はいろいろなことがあった。
直接僕とは関係ないところで、少し世界が変わったというのを知った。

前述のオッサンは一つだけいいことを言った。
「諦めなければ夢は叶ったも同然」
まあ、夢の見方というのも考えて欲しいとは思うが。

---

気のせいかもしれないが、
なんだか少し悪い方向へ進んでいる気もする。
もっと俯瞰して自分を眺めなければ。
本当の問題は何なのか見極めなければ。

そしてダラダラと文章を書き散らかす。ゴメン。



2004年08月14日(土) 握力

駅を降りてタクシーを拾い、懐かしい学校の名前を行き先に告げると
運転手は「ああ、あの移転するところですね」と答えた。

僕が過ごした高校は、
入学したときにすでに30周年を迎えていて
至るところで老朽化が激しかった。
その高校生活でも、殆どの時間を過ごしたプールが
校舎の改築とともに取り壊されることになったので、
最後に、と今日多くのOBが集まった。

そのうち同級生で集まったのは三分の一くらいだった。
他の代では音信不通になる人間も多く、出席も3、4人というところだったが、
全員に連絡が取れ、何人かでも集まれたのは喜ばしいことだ。


もう全然運動してないから、と言い訳をして
交流試合にも出たが、まるで体が動かない。
現役のときバリバリ活躍していた友人達も、
口ばかりは達者だが皆それなりだ。
だが体は思ったより締まってるものが多く、
聞くと、サーフィンをしていたり、格闘技をしていたりと
何かしら体を動かしているらしい。
俺も何かやらなければどんどん体がなまってしまう、
と危機感を感じた。


夜は宴会だった。
総勢70人が集まり、地方都市の居酒屋の1フロアはほぼ全部埋まった。
同期としては一番多かったので少し離れたテーブル席に陣取ったが、
世話になった顧問の先生に挨拶するにしても遠い。
こちらから伺おうとすると、逆に顧問の先生がテーブルを周ってくれた。
そして、当時の苦労話を聞くにつれ、
思い出のプールは本当に思い出になってしまうのだと、
涙腺が刺激されて仕方が無かった。

2次会まできっちり参加し、解散した駅で最後に先生と握手すると、
あと数年で定年とは思えないほどの握力で握り返された。
普段父と握手するなんてことは無いので比べられないが、
あれこそが、憧れる父親の強さなんだと思う。
自分は、自分の子供にあの握力を残せるだろうか?


夜遅くなったので実家に世話になることにした。
明日下の妹は上の妹に会うために、フランスまで行くので
準備をギリギリまでしていた。
和室に布団を敷きうとうとしたと思ったらすぐ寝てしまう。
日記を書けなくて申し訳ないと思いつつ、
遠くで鳴る、オリンピック放送の音が心地よかった。



2004年08月13日(金) 時期

今日も研修だった。
班に分かれて、それぞれが課題を解くといった感じで
今日の講義は進んだのだが、いろいろあって班の班長を務める。
だが、そういうときは大概うまく班を導くことができずに、
終わる頃には自己嫌悪に陥ることが多いのだが、
今日はそこそこうまくリーディングできて、
結果は上々。

---

明日はOB会。
OBが100人集まるらしいので、
楽しみ、というよりちょっと怖い。
周りもみんなオッサンなのだろうか。

---

もう一つの仕事がお金になることが決まって、
ようやく一段落。
だが、8月一杯は納期にあわせるために忙しい日々が続きそうだ。
それ以降は、それを使った新しいサービスを始める予定。

でも、焦ってはいけない。
熟れ損なった桃に硬いままかじりつかないように。
時期を、じっくりと待つ。
9月の終わりには、見せられるものができるだろうか。



2004年08月12日(木)

今日は研修だった。
仕事をしなくていい時間があるのは嬉しいが、
講師の話を聞いていると眠くてたまらない。
普段の寝不足が体に来ているのを感じる。

---

いままで、約3ヶ月に渡ってしてきた仕事に、
とうとう値段がついた。
いろいろと手を尽くしてくれた友達は、
奇妙な縁で繋がっている。

---

あーもう書けねえ。また明日も研修。
頑張ってきます。
適当日記なので、タイトルも無しで。



2004年08月10日(火) 未熟

今日はちょっと本来の仕事をサボって、
もう一つの方の仕事を昼間はやっていた。

仕事を定時に上がってから、
近くの喫茶店で続きをする。
明日、とうとうこれを母体に改良するかどうか、
つまり、作ってきたものが売れるかどうかが決まる。

売れたら売れたで、それなりの見返りが欲しいし、
売れなかったら自分で使おうと思っている。
恐らく後者の方向性になると思う。

---

僕も逃げ道を作っておきたい派だ。
世の中に変わらないものなんて無い、と思っているから
尚更だろう。
人は必ず死ぬから不老不死に憧れるように、
全てが変わっていくから永遠を求める。
永遠が無いなら、永遠に近い状態を保つか、
初めから無かったものだと割り切ろうとする。

と分かったつもりになっているが、
本当は永遠はあるんじゃないかって気がしてきた。
それに到達できないのは、僕らが未熟だから。
シュレディンガーの猫は、箱を開けない限り生きつづける。

---

そうそう、昨日の朝の話だけど、
出社の途中にいつも会う猫が
塀に寝そべって片足をぶら下げて寝ていたよ。
猫にあるまじき、ありえない格好だったけれど、
とても可愛かった。

大したことじゃないけど、伝えたかったんだ。
僕らは未熟だから、
もっともっとコミュニケーションを図らなくてはいけないね。



2004年08月09日(月) 拘る

朝から行われた面接に向けて大した用意をしながったが、
そこそこ自分の思っていることを伝えられたと思う。

ただ、それが実現するかどうかは難しいが。

今日から新しい仕事に加わった。
今度の仕事は、もう殆どプロジェクトが終わっている状態で、
あと1ヶ月の間、テストのお守りをすればいいというもの。
よほど大ゴケしなければ、毎日終電なんてことはありえないはず。

まあ、それでも忙しいことに変わりは無いのだけれど。

---

袖触れ合うも多少の縁、と日記に書こうとして、
ちょっと自信が無かったので調べたのだが
本当は「袖触れ合うも他生の縁」が正しかった。
他生、つまり前世から縁ゆかりのあった人だということである。

遠くにいる、あの人も、
今日朝同じ電車に乗ったあの人も、
毎日すれ違う猫達も、
ずっと前から知っているような感覚はいつも感じているのだけれど、
最近その感覚が特に鋭敏になってきているようで、
手を繋がれただけで恋に落ちるかもしれない、
そんな気分。

いや、落ちないんだけど。

---

君のことを知らなければ苦しくないのかな、と考えたりもするが、
知ってからの救われっぷりを考えると、
ちょっとそれは考えられない。
君は前に「普通とは違う形で人生に関わる」と言ったけれど、
普通に関ってないからこそ、こんなに拘るのだと思う。

拘る、って書いて「こだわる」とも「かかわる」とも読めるのだね。
その両方なのかな。今は。



2004年08月08日(日)

駅までの道のりの途中、人が二人すれ違うのがやっとというくらいの
細い路地がある。
両側の民家からは競うように枝を張った木があり、
さながら細長いトンネルのようだ。

夏になって、そのトンネルは
蝉時雨というに相応しい音を奏でるようになった。

木の幹のどこで、何匹鳴いているか全く見当もつかないような、
空間自体が震えているような鳴き声は、
しかし今日そこを通った時にはその勢いを弱めていた。

---

今日は友達の結婚式で、二次会の幹事をすることになったので、
その打ち合わせに行く。

久しぶりに顔を合わせた友人達とは、
全く会話が途切れることも無く、
楽しい時間を過ごすことができた。

但し、ビデオの準備という重い宿題を残したのだが。

---

休日なんて早いものだ。
先週休みを貰っているだけに、尚更仕事へ行くのが辛い。
しかも朝から個人面接がある。

自分は進むべき道へ進んでいるだろうか?




2004年08月07日(土) 反故

昨日の「20回やりました。」発言が少し卑猥だと
今になって思ってきた。
20回やったのは腹筋ですのでお間違いなく。

---

今日は、昨日買ったその水着を持って一人プールへ行く。
トレーニングのつもりなので、どうせ行くなら
レジャープールではなくて本格的な競技用プールに、と
思ったのが間違いだったのか、
たどり着くまでの道のりで1時間も掛かってしまった。
駐車場があるので車で行けばよかったのだが、
なんだか本末転倒な気がして。

小一時間泳ぐと、もう上半身の筋肉が悲鳴を上げた。
二の腕を持ち上げると痛い。これはもう限界だと早々に切り上げる。

しかし、久しぶりにプールなんて行ったので、
水着姿の女性にクラクラ。
次は度付きゴーグルを用意しようと、おっさんみたいなことを考える。

---

プール特有の疲れを伴った帰り道で、ラーメンフェアに遭遇。
うっかり立ち寄ったら、時々テレビにも出てる有名な社長さんが
自ら客引きをしてましたよ。
ええ、入るしかありません。

ですが、そこは豚骨背油こってりラーメン。
家に着く頃にはお腹がに来ました。
疲れてるから余計ですな。
現役スイマーのときならば全然兵器だったのに、
もう若くないのだな、と思うこの頃。

---

昨日話していた、約束のことを考える。
確か、あの約束は君の為、と僕は言ったと思うけれど、
よく考えてみれば、そういうことで僕は自分を楽にしているのかもしれないな、
とまた考える。

約束を反故にすれば、きっとまた辛い思いをする。
その覚悟があるなら。

---

今日の腹筋40回。



2004年08月06日(金) 腹筋

今年は花火を見ていない。

君と見れない花火は、罪悪感があるからだ。
大きな花火大会が、先週末にあったのだが、
音は聞いたけれども少しも見ることは無かった。

---

ようやく車の重量税を払ってきた。
車のエアコンが壊れてからすっかり乗る気が削がれてしまったのだが
それでも廃車にすることも出来ずに、
とりあえず次の車検までは乗ることになりそうだ。

駐車場代だってバカにならない、とは思いつつも。

---

仕事が終わってから、もう一つの方の仕事を頑張っていた。
帰りの地下鉄に乗る、
その近くの喫茶店の隅で、
僕は懸命に僕の世界を作る。

出来上がりは遠い。
3歩進んで2歩下がり、さらに2歩進んで1歩下がるような繰り返しの中、
サービスで出されるお茶がとてもありがたかった。

---

来るべきOB戦のために、水着を買う。
シーズンを過ぎているので3割引、今流行りの腿まであるスパッツタイプ。
意外におなかの肉が目立ってしまうので、毎日の腹筋を欠かさないことにする。

---

今日は20回やりました。



2004年08月04日(水) 8月

会うのが怖かったのは、
会った後、帰るときのことを想像するから。


今日は一日、もう一つの仕事の方をしていた。
嘘。昼間は暑かったので寝ていた。
ボックスタイプの扇風機を買った。
クーラーを買わなくて正解だった。


8月、関西に行くことに決めた。
君に会おうと思う。



2004年08月03日(火) テスト

友人からこんな話を聞いた。

「抜き打ちテストは存在ない」

先生が生徒に対して、来週抜き打ちテストをしますと言ったとする。
その時点で、金曜に抜き打ちテストをすることは無い。

なぜなら、木曜の放課後になった時点でテストをしていない場合
金曜に抜き打ちテストをやることは確定するので、
抜き打ちテストにならないためである。

とすると、木曜にテストをすることもない。
金曜にテストをしないと分かっているので、
水曜の放課後には木曜にテストをすると分かってしまうからである。

この論法から行くと、次の週に抜き打ちテストをすることは出来ない。

---

もちろん我々は経験則から、この命題には論理矛盾があるということを
知っている。
来週抜き打ちテストを行う、と言ったら
先生が病欠でもしない限り、ほぼ行われる。

僕は友人に指摘する。
水曜にならないとわからない「木曜にテストする」という結論は、
それより以前の段階では十分抜き打ちではないか、と。
そして、何よりこれは、我々が過去に戻ることができない、という
不変であり、普遍である事象を利用しているに過ぎないと。

---

人生にだって、何度かテストはある。それはほぼ毎回、抜き打ちだ。
僕らは、いつ来るか分からないテストに可能な限り準備することしかできない。
挑まないわけにはいかないのだ。

ただ、幸運にも、僕らは生きていれば何度もテストを受けるチャンスがある。
だからこそ、毎日を生き抜いていける。僕もそうだ。



2004年08月02日(月) 嘆く

家に帰りたくない
会社にも行きたくない
何をしていいかわからない

どこでもいいから寝たい
誰でもいいから連れて行って欲しい

夢が無い、と嘆く

---

丁度今年の今頃は、
自分でも何をしていいのか分からなかった。
今日は仕事の後、本屋へと寄ったのだが、
そこで、そのころの感覚が蘇った。

---

なんとか家に帰って、ベッドにうずくまる。
あるいはパソコンを立ち上げて、仮想世界へと逃げる。
その繰り返しだった。

---

いま、その状態から改善されているのは、
学ぼうという気持ちを持ったから。

人は諦めなければ、生きつづけることができる。
夢が無かったその時に比べたら、夢があるだけでも幸せだ。
叶わないと嘆くなんて、贅沢なんだと思う。

---

まあ、諦めれば叶うなんて言うほど
オプティミストでもないけれど。



2004年08月01日(日) 無理せず

エアコンの効かない車で、パソコンの部品を買いに行く。
いろいろとすったもんだがあったが、
かなり快適になった。

それ以上、今日は何もしなかった。
ボーっとして本を読んだり、パソコンを起動しても
ホームページを巡回するくらい。

---

久しぶりに占いの話。

8月になって、月運を見たのだが、

>今月は、どうもいつものあなたらしさが見られません。
>どうやらお疲れぎみのようす。夏の暑さがこたえる時です。
>バテたなと思ったら、無理せずしっかり休養をとるようにしましょう。
>また、とかく何かに熱中しがちな時、精力を遣い過ぎないように
>気をつけて下さい。大切な時に、スタミナ切れになってしまいます。
>今月は、元気のないあなたに、無理難題をもちかけてくる人も出てきそう。
>お人好しすぎると、振り回されるばかりです。
>恋愛運は、ロマンスが芽生えそう。
>今月のチャンスは、しっかり掴んで離さないように。

ということで、あまり良くは無いらしい。
まあ、無理をせず、頑張っていきます。

---

昨日実家に帰っておいて一つ忘れていたことがあった。
子供のころ、世話になった親戚の家に顔を出しに行くこと。
以前から「帰ってきたら遊びにおいで」と言われていたので、
行こうと思っていたのにすっかり忘れていた。

親戚の伯父さんとは、子供の頃毎日のように将棋を指していた。
今日、たまたまネットで将棋をやろうとして思い出した。
近いうちに、また実家へいかねばならないな。

---

今年もあと5ヶ月。
そのこと自分自身に言い訳をしないように、頑張ろう。

まあ、今週は2日ほど休む予定なんですがね。
無理せずに。無理せずに。


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