僕らの日常
 mirin



  オオゾラ@みんな

星に願いをかけたって、それに見合う努力をしなければ
叶わないのは知っていた。


星に願うなんて、馬鹿馬鹿しいと俺は言った。
手で触れなくて、一生届かないから、嫌いじゃない。


魅せてくれるよね?
月も星もウタが唯一知っている空。だから、好きよ。


いつだって、手は届かんのがいい。
光は優しくて柔こくて、そういうのがお日様やとおれは笑う。


あの子達が恋するように見る理由。考えても見なかった。
でも、今は思う。ぼくも前より眺めるのが好きになったから


夕焼けって、綺麗なんだぜ?柄じゃなくて笑えてくるけど
あいつの奏でる旋律も聞こえてくる夕方の一刻


白い壁や床に反射する薄桃色の朝の色。
かあさんとは違う、優しいぼくの姉さんみたいな。
そんな優しくて光る陽の光


やっぱり、青い空が好き。キミといつか見てみたい。
そう思うのは、ボクのいつもの不謹慎さ...




オオゾラが人を呼ぶ。

例え、呼んでいなくともふと見上げればいつもそこにあるから
彼らは空を見るのだろう。
例え、この世から誰がいなくなったとしても
あり続けるそれも、いつかは消えてしまうのだとしても
きっと、青く蒼く残るだろう。知らない人はいないから

2007年03月08日(木)
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