巫女さんという職業はマニアに受けるんだろうなあ。 なんてことを思いつつ、京都の元巫女へメールと電話。
実は今京都の高島屋では、えみんこの愛する嶽本野ばらの文字によるディスプレイがなされているらしいのです。 そして、その掌編小説を冊子にしてインフォメーションで先着1,000冊配布中とのことで、毎度おなじみ京都の元巫女にお願いしたのでした。 「お願いだから貰って来て〜」
なんだかんだ言いつつも快諾。いい娘なんですよ彼女は。 そんな彼女も巫女を辞めたあと社の経理事務をしていたわけなんだけど、上司のおっさんに肩を叩かれて9月いっぱいで辞めることに。 その後はしばらく旅をして、故郷である千葉県へ帰ってくるのだね。
巫女さんというのはその社によっても違うのだろうけど、彼女のところではお習字、お琴、着付け、お茶、お花など一通りのことを仕事後に習わせてくれていたようです。 うーん。私の趣味でもあるけど、一般的には花嫁修業だよね、この内容は。 で大抵は25歳をすぎると緋袴じゃなくなり巫女を卒業するのだけど、彼女は生来の生真面目さが変われて事務員として残らされていたのでした。 でも、今回上司が「若い女性は困るんだよね〜。3年後ぐらいまで子供産んだりして辞めないでいてくれれば居てもいいけどぉ」とかぬかしやがったようで、これを機に辞めることにしたそうです。
あー。えみんこならドロップキックだよ。 いやいや、暴力は振るわないまでも言いたいこと言ってから辞めますね。
でも、彼女の場合はずっと同じ係の先輩が買ってくれていたのでやってこれていたんだけど、その先輩が不在のときを狙って上司が近寄ってきていたそうです。
彼女は何度も辞めたがっていたけど、それが彼女の真意だったかどうかえみんこにはわからないので、今回の退職がいいものなのかどうかわからないのだけど。
どうかこの退職によって、彼女の人生が良いほうに拓けますように(合掌)。
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