川崎連絡会議日報

2005年11月26日(土) 教育基本法改悪反対集会のご案内

12月3日、教育基本法・憲法の改悪をとめよう!12・3全国集会が行われます。

多くの皆さんのご参加をお願いします。

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集会の主旨
   
自民党の新憲法草案の発表、イラク派兵延長、国民投票法案審議入り などなど教育基本法・憲法をめぐる情勢は緊迫化し、このままでは来年の通常国会にも法案が上程されるかもしれません。
 わたしたち「教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会」はこれまで3回の全国集会をおこなってきましたが、来年も国会上程させない!という意志を示し、運動の力で改憲にむかう流れを食い止めるため、来る12月3日に全国集会を予定しています。

 みなさんのご賛同・ご参加を心よりお願いいたします。

          主 催:教育基本法の改悪をとめよう!全国連絡会
                    http://www.kyokiren.net

    〒113-0033 
   東京都文京区本郷5-19-6 坪井法律事務所               Tel&Fax 03−3812−5510
 (平日午後2時〜5時半以外は留守電の場合あり)
         メール info@kyokiren.net   
 
               < 記 >
 日 時:2005年12月3日(土)13時会場、14時開演
 場 所:東京・日比谷野外音楽堂   参加費:無料
 内 容:呼びかけ人から 
         ・大内裕和「改憲のねらいとこれからのたたかいの展望」
         ・小森陽一
         ・高橋
         ・三宅晶子「グローバリゼーションの中の労働と生命」
         ・憲法問題から;西原博史さん
         ・全国の仲間たちから;
     特別発言;今井紀明さん(イラクで「人質」)
 
集会後デモパレード(17時半〜18時ごろ終了予定)
 ●集会詳細
  http://www.kyokiren.net/_action/1000/1203
 ●集会賛同団体一覧
  http://www.kyokiren.net/_action/1000/sando_dantai



2005年11月17日(木) 神奈川県教委、これがエリート官僚の姿か!?

11月17日(木)、元住吉高校本間先生の「処分」に対する神奈川県教委の見解を求める交渉の第3回目が行われました。
時間は午後3時から午後5時半過ぎまで。
場所は、横浜の県教委(住宅供給公社ビル)で行われた。

今回の交渉事項は大きくは次の4点でした。

1.03年の住吉高校の署名・嘆願書の取り扱いに関して県教委の無責任な対応の追及
 当時の担任の生徒が全校生徒の署名を集め、さらには保護者からも署名が集まり、その数は500人以上になった。これを生徒が教育委員会に出向き、直接教職員課に渡した。
 これに対して、きちんと回答をしてほしいということを言ったことについて、放置したままになっていること。

2.強制配転され茅ヶ崎北陵高校へ異動後、04年3月の卒業式での本間先生の行動について、校長が提出した「事故報告書」の取り扱いについて。
 本間先生の行為が「職の信用」にかかわる事故と認定し、「事故報告書」を高校教育課が受理した。
 しかし、これは全くの事実誤認であり、本間先生からの事情聴取でもその点が明らかになった。
 そして、県教委は「(本間先生の行為は)判定できないので、不問に付す」と回答してきた。

3.2の点について。
 事故報告書を出した校長の責任は。
 また、本間先生に対する名誉毀損とも言える行為をしたことについて、謝罪すること。

4.「11・30通知」の不当性について

今回も元住吉高校の生徒が4人、また、茅ヶ崎北稜高校の卒業生が2人参加。
自分の思いを率直に県教委にぶつけていた。
「卒業式は誰のために」「戦前と同じようだ」「腹立たしい」
「職の信用」とは誰に対してか → 回答 県民?
「教師と生徒・保護者は違うのか」
等など

県教委の対応はひどいものだ。
直接の担当セクションである教職員課は出席せず。
教職員課 県教育委員会ホームページ参照
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kyoikusomu/sikumi/sosiki.htm

出席しない理由は、
人事に関するもの、身分関係については、団体とは交渉しない。交渉事項とは考えていない。
これに尽きるようだ。
しかし、その理由(法的根拠)は明らかではない。
法律でもない。内規でもない。明文化されたものがあるわけでもない。
じゃ、一体何?
「当然の法理」の論理よりもひどい。
こんなことがまかり通っていることそのものを暴く必要があるようだ。

生徒が渡したはずの書名については、
書面は受け取った、しかし書名は受け取った覚えがない。
しかも、「保存期間(1年ーわずか1年!)を経過したので廃棄した」と平気でいう。

挙句の果てには生徒に「本当はどうなの?」と質問する始末だ。

とにかく、全く誠意が感じられない。
教育委員会こそ、「職の信用」を失墜させているのではと思わざるを得ない。

すべての問題について、誠意ある回答は無し。
しかし、こちらの要求は当然の要求。
次回の「交渉」を認めざるを得なかった。

一つ一つ追及しながら、ふたたび準備されている「通知」、あるいは「日の丸・君が代」強制に反対し続けていく取り組み、これを直接県教委に迫っていくことはやはり重要だと思った。
交渉は一回で終わりという姿勢の県教委をそうはできないところまで持ち込んでいるのは大きいと思う。

生徒、保護者、さらに地域の取り組みと連動して、もっとこの県教委の姿勢を暴いていく必要があるようだ。

上田








2005年11月05日(土) 民営化という暴走列車

民営化は何をもたらすのか。

少し古い記事ですが、「朝日新聞」6月28日付、論壇時評に、金子勝(慶応大学教授)が書いていました。

JRの尼崎事故についての評論を紹介しています。
参考になると思います。
少し、紹介します。

===
金子氏はこの事故は起こるべくして起こったという。すでに15年前の著作、鎌田慧「国鉄改革と人権 JRは安全か」で警告を発していたとし、鎌田氏の著作から「30秒遅れても処分される。恐怖政治である。‥ATS‥のアラームがなる。が、運転士は確認ボタンを押してなお前進する。赤信号になっていても、さらに前進し、追突する」と引用している。

最後に、実はこの時から、この社会は暴走する列車に乗っていた。多くの人は、電車が壁に衝突するまで、そのことに気がつかなかっただけなのだ。とまとめている。
====

国鉄分割民営化の結果が尼崎事故だった。
川崎のわくわくプラザはやはり児童の事故をもたらした。

そして、郵政民営化は‥‥、さらには自治体職場でのさまざまな民営化(指定管理者制度も含めた)‥‥。
支配者の狙い、目論見をしっかりと見抜かなければいけないと痛感します。

上田


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