にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2006年10月24日(火) オペラのゆうべ

今夜、オペラデビューいたしました!

といっても、わたしが出演したわけでなく(あたりまえか)

初めて観た・・・・というだけの話でありますが。

キエフ・オペラが上演するアイーダです。



なにせ田舎ですし、

地元でオペラ鑑賞できる機会など数少ないのです。

オペラなんて柄にも合わないことは承知しておりますが、

まぁ、話のタネにと。。。。  川 ̄∠ ̄川 フフフ




舞台は絢爛豪華、そりゃもう素晴らしかったです。

原語上演と書いてあったので、

ストーリーがわかるのかしら??と不安でしたが、

日本語字幕付きでしたので、その点は全く問題ありませんでした。




ところで、オペラの字幕って???などと、

素朴な疑問をもつ人もおられるでしょう。

実はわたしも、そのひとり。

で、謎を解き明かしますと。

舞台の両袖に細長い縦長の電光板が設置してあり、

歌と同時に、日本語訳が映し出されるというわけなのでした。



舞台は素晴らしかったです。

ええ、とっても。

しかし。。。。

わたしはあえて言いたい。( ̄ェ ̄;)



なぜに、

平 日 の 夕 方 6 時 半 開 演 な の ???



平日のその時間、ふつうの会社員はキツイでしょう!

会場で年配のオジサマ、オバサマばかりだった理由もうなずけます。

お暇な高齢者しか無理ですって。。。

わたしとて、定時で終わりダッシュで駆けつけたしだいです。

しかも終演は、 22 時 !!!!

・・・・いつ、夕飯をいただけばよいのでしょうか?

田舎ですもん、近所のレストランはどこも閉まっております。

主催者は、そのあたりの配慮が足りないと思います。

そして腹ペコなわたしは、

終電間近な電車に飛び乗って帰宅したのです。

せっかくの優雅な気分も、これじゃ台無しでしょう。

なにが文化都市だ!音楽の街だ!プンプンのプン!! o(`ω´*)o



夢のような舞台と、わびしい現実。



コンビニのおにぎりをかじりながら、

いましがたの舞台を反芻するのでありました。














2006年10月07日(土) 夢見る頃は過ぎても

週末です。

久しぶりに休日出勤がありませんでしたので、

のんびりと遅い朝食をいただいておりました。

すると、ブラウン管から懐かしいメロディーが。

「セーラー服と機関銃」

25年前の大ヒット映画を、今年また、

テレビドラマとしてリバイバルするそうですね。

たしか、当時の同時併映は、

原田知世ちゃんの「時をかける少女」だったと思います。




25年前・・・・・わたしは高校生でしたが、

学校でもこの作品は、話題になっておりました。

「渡瀬恒彦って、オジサンだけどかっこいいねー」などと、

友人たちと語り合ったものでした。

そう、高校生のわたしたちにとって、

渡瀬氏は、とんでもなくオトナでオジサンに映っていたのです。(笑) 

そして薬師丸ひろ子ちゃんのセーラー服姿を見て、

ふだん何気なく着ていた自分たちの制服を、

改めて見直したりなんかいたしました。

セーラー服って、もしかしてカッコイイのかも???なんてね。




思えばあの頃のわたしは、

かなり映画好きな女子高生でありました。

学校の近くに数軒の映画館があり、

放課後は友達と寄り道をすることもしばしばでした。

とはいえ、高校生のお小遣いで映画のチケットは高額です。

そのため、もっぱら抽選の試写会を利用していました。

学校帰りに試写会会場へ寄ると、

うちの学校の制服が、ずらり並んでいたりして。。。

「おーい、こっちこっち」「○○ちゃんも当たったの?」

そんな会話が、あちらこちらに飛び交っておりました。

なぜなら当時は、よく教室で試写会の情報交換をしていたから。

みんな、少ないお小遣いでどう楽しもうかと、

あれこれ知恵を絞りあっていたのです。

だから自腹で観た映画って、意外と少ないんですよね。

当時の懐かしい映画といえば、「E・T」「ラ・ブーム」などなど。

邦画なら角川映画や、聖子ちゃんの「野菊の墓」あたりかな。




繁華街の一角にあったT劇場。

かつては、市内で一番大きな映画館でありました。

洋画の話題作は、ほとんどここの映画館で観ております。

学校帰りに新作のポスターを眺めたり、

待ち合わせの場所に使ったり、なにかと思い出の多い映画館です。

ただし当時から、かなり老朽化したビルで、音切れなど珍しくなく、

いつだったか「風と共に去りぬ」の途中で、

鳩ぽっぽが迷いこんできたことすらありましたっけ。(T-T)ノ_彡

とはいえ、あの頃のわたしには、そこは見知らぬ世界へ続く窓。

まだ見ぬ異国の景色に、ロマンチックな夢物語に、

わくわく胸ときめかせていたのです。

そんなT劇場でしたが、

とうとう今年、閉館してしまいました。

最新の複合型映画館へ客足が流れていったためであります。

ま、時代でしょうね・・・・・・・




ふと、思いました。

あの頃のわたしは、どんなオトナになりたかったんだっけ。

セーラー服を脱いで、

25年も経ってしまったけど。




誰かが言っていました。

オトナになるということは、ひとつまたひとつと、

何かを捨てていくことなのだって。

けれど、少しオトナになった今、こんな風にも思うのです。

捨ててしまったものも多いけど、

得たものだってあるじゃない・・・・・?




映画のような、

ドラマチックな人生ではないけれどもね。




















ぴょん

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