にっき日和
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今夜、オペラデビューいたしました!
といっても、わたしが出演したわけでなく(あたりまえか)
初めて観た・・・・というだけの話でありますが。
キエフ・オペラが上演するアイーダです。
なにせ田舎ですし、
地元でオペラ鑑賞できる機会など数少ないのです。
オペラなんて柄にも合わないことは承知しておりますが、
まぁ、話のタネにと。。。。 川 ̄∠ ̄川 フフフ
舞台は絢爛豪華、そりゃもう素晴らしかったです。
原語上演と書いてあったので、
ストーリーがわかるのかしら??と不安でしたが、
日本語字幕付きでしたので、その点は全く問題ありませんでした。
ところで、オペラの字幕って???などと、
素朴な疑問をもつ人もおられるでしょう。
実はわたしも、そのひとり。
で、謎を解き明かしますと。
舞台の両袖に細長い縦長の電光板が設置してあり、
歌と同時に、日本語訳が映し出されるというわけなのでした。
舞台は素晴らしかったです。
ええ、とっても。
しかし。。。。
わたしはあえて言いたい。( ̄ェ ̄;)
なぜに、
平 日 の 夕 方 6 時 半 開 演 な の ???
平日のその時間、ふつうの会社員はキツイでしょう!
会場で年配のオジサマ、オバサマばかりだった理由もうなずけます。
お暇な高齢者しか無理ですって。。。
わたしとて、定時で終わりダッシュで駆けつけたしだいです。
しかも終演は、 22 時 !!!!
・・・・いつ、夕飯をいただけばよいのでしょうか?
田舎ですもん、近所のレストランはどこも閉まっております。
主催者は、そのあたりの配慮が足りないと思います。
そして腹ペコなわたしは、
終電間近な電車に飛び乗って帰宅したのです。
せっかくの優雅な気分も、これじゃ台無しでしょう。
なにが文化都市だ!音楽の街だ!プンプンのプン!! o(`ω´*)o
夢のような舞台と、わびしい現実。
コンビニのおにぎりをかじりながら、
いましがたの舞台を反芻するのでありました。
週末です。
久しぶりに休日出勤がありませんでしたので、
のんびりと遅い朝食をいただいておりました。
すると、ブラウン管から懐かしいメロディーが。
「セーラー服と機関銃」
25年前の大ヒット映画を、今年また、
テレビドラマとしてリバイバルするそうですね。
たしか、当時の同時併映は、
原田知世ちゃんの「時をかける少女」だったと思います。
25年前・・・・・わたしは高校生でしたが、
学校でもこの作品は、話題になっておりました。
「渡瀬恒彦って、オジサンだけどかっこいいねー」などと、
友人たちと語り合ったものでした。
そう、高校生のわたしたちにとって、
渡瀬氏は、とんでもなくオトナでオジサンに映っていたのです。(笑)
そして薬師丸ひろ子ちゃんのセーラー服姿を見て、
ふだん何気なく着ていた自分たちの制服を、
改めて見直したりなんかいたしました。
セーラー服って、もしかしてカッコイイのかも???なんてね。
思えばあの頃のわたしは、
かなり映画好きな女子高生でありました。
学校の近くに数軒の映画館があり、
放課後は友達と寄り道をすることもしばしばでした。
とはいえ、高校生のお小遣いで映画のチケットは高額です。
そのため、もっぱら抽選の試写会を利用していました。
学校帰りに試写会会場へ寄ると、
うちの学校の制服が、ずらり並んでいたりして。。。
「おーい、こっちこっち」「○○ちゃんも当たったの?」
そんな会話が、あちらこちらに飛び交っておりました。
なぜなら当時は、よく教室で試写会の情報交換をしていたから。
みんな、少ないお小遣いでどう楽しもうかと、
あれこれ知恵を絞りあっていたのです。
だから自腹で観た映画って、意外と少ないんですよね。
当時の懐かしい映画といえば、「E・T」「ラ・ブーム」などなど。
邦画なら角川映画や、聖子ちゃんの「野菊の墓」あたりかな。
繁華街の一角にあったT劇場。
かつては、市内で一番大きな映画館でありました。
洋画の話題作は、ほとんどここの映画館で観ております。
学校帰りに新作のポスターを眺めたり、
待ち合わせの場所に使ったり、なにかと思い出の多い映画館です。
ただし当時から、かなり老朽化したビルで、音切れなど珍しくなく、
いつだったか「風と共に去りぬ」の途中で、
鳩ぽっぽが迷いこんできたことすらありましたっけ。(T-T)ノ_彡
とはいえ、あの頃のわたしには、そこは見知らぬ世界へ続く窓。
まだ見ぬ異国の景色に、ロマンチックな夢物語に、
わくわく胸ときめかせていたのです。
そんなT劇場でしたが、
とうとう今年、閉館してしまいました。
最新の複合型映画館へ客足が流れていったためであります。
ま、時代でしょうね・・・・・・・
ふと、思いました。
あの頃のわたしは、どんなオトナになりたかったんだっけ。
セーラー服を脱いで、
25年も経ってしまったけど。
誰かが言っていました。
オトナになるということは、ひとつまたひとつと、
何かを捨てていくことなのだって。
けれど、少しオトナになった今、こんな風にも思うのです。
捨ててしまったものも多いけど、
得たものだってあるじゃない・・・・・?
映画のような、
ドラマチックな人生ではないけれどもね。
ぴょん
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