にっき日和
おしながき前よむ次よむ


2005年10月31日(月) 父への想い

今日は、わたしの父について書きます。



この日記を続けて4年半になるけど、

父への思いを語ったことは、ほとんどなかったように思います。

それはきっと、娘のわたしには、

父の考えることが、

いまいち解りかねる部分があったからでしょう。



わたしの父は、

真面目だけど、人付き合いが下手で口の重い人です。

賑やかで社交的な母とは、まるで正反対な性格。

両親の仲は、とても良いです。

夫婦喧嘩など、一度も見たことがありません。

きっと、プラス極とマイナス極が引き合うように

お互いの足りない部分を補い合っているのだろうと思います。



父は、ごく普通のサラリーマンでしたが、

退職後は自宅でのんびり過ごしています。

人付き合いが苦手な彼は、特に趣味があるわけでもなく、

ひとり読書をしながら静かに過ごしております。



わたしは幼い頃から、父が大好きでした。

子煩悩な父は、よくわたしや弟の遊び相手になってくれていました。

そして、母から、

「過保護すぎるんじゃないの」などとからかわれても、

父は一人娘のわたしを、とりわけ可愛がってくれたのです。

困ったとき迷ったとき、

わたしは、誰よりも父を頼りにしておりました。




仲の良い両親と、日当たりのよい家・・・・・

裕福ではなかったけど、特別貧しかったわけでもなく。

わたしの子供時代は、たしかに幸せだったと思います。

そして、わたしたち姉弟に、

そのような環境を与えてくれた父と母に、

心から感謝と愛情を感じています。




けれど、そんな父も七十を越えてしまいました。

近頃は、体調も思わしくないようです。

わたしが父と過ごせる時間は、

もう、それほどたくさん残っていないのかもしれません。

わたしは父に何をしてあげられるのでしょう?

母の気持ちは手に取るように解るのに、

口数の少ない父からは、察することが出来ません。




子が思う以上に、親は子を思っている・・・・・・

そういう意味では、

わたしは親不孝な娘なのでしょうね。

余るほどの愛情を与えてもらっておきながら、

子供のいないわたしには、

永遠に親の気持ちを理解することができないからです。




生まれたばかりのわたしを抱きながら、

きっと父は、

こんな風に夢想したことでしょう。




いつか、この娘が嫁に行ったら・・・・・

いつか、こんな風に孫を抱けたら・・・・・




本当に本当にごめんなさい。

わたしにはわかっているのです。

父にとって一番の親孝行が、どんなことなのかって。



おとうさん。

あまりにも近すぎて、

その大きさに気が付かずに過ごしておりました。




もっと、いろいろ話しましょう。

たまには、一緒に出かけましょう。




いままでも、これからも、ずっとずっと・・・・・・




おとうさん、

あなたが大好きです。









2005年10月29日(土) 癖になる味

一週間分の疲労を落としに、

行きつけの鍼灸整骨院へ行ってまいりました。



今日のマッサージ担当は、わたしがごひいきにするOくん。

マッサージの巧さもさることながら、

スポーツマンらしい爽やかな応対に好感が持てます。

実は、うちの母もOくんのファンで、

運よく彼のマッサージに当たると、一日中、超ご機嫌なのであります。

ええ、かくいうわたしも。。。。 

あ〜〜〜今日はツイていたなぁ♪満足満足。

で、ツイていたついでに、

ふとエスニック料理を食したい気分に駆られたのです。




癖の強いアジアごはんって、病み付きになるんですよね。

ときどき無性に食べたくなるときがあるのです。

今日はなんだか気分もいいし、

たまにはひとり、ふらっと出かけてみるのもよいかな、なんて思いました。

が・・・・・・・・

「 ち ょ っ と、 ど こ へ 行 く の !?」

こっそり出かけようとしたわたしを、母が目ざとく呼び止めたのです。

で、結局父兄同伴で(笑)昼食に出かけることになりました。。。




車を運転しながら、

これから行く予定のベトナム料理店の話をいたしました。

実は先週の土曜も、友人と、そのお店に行ったばかりなのです。

新しいお店でしたが、お値段もお手ごろですし、味もなかなかのもの!

自宅から遠いのが難ですが、ぜひまた行ってみたいお店でした。

先週食べたベトナムラーメンが美味しかったので、

今日はフォー(ベトナムうどん)にしてみようかな。

ちょっと心配だったのは、

母が癖のある香草を受け付けるかどうかということでしたが。



しかし母いわく。

「え〜〜麺なの?きょうの晩御飯も、鍋焼きうどんだよ」

・・・・・・・・・・あのね、早くそれを言ってよ。 (; ̄- ̄;)

母が言うには、今日の晩御飯は、

父のリクエストで鍋焼きうどんに決定しているとのこと。

実は予定していたベトナム料理店には、ご飯物が少ないのです。

それならと、急遽行き先を変更して、

少し手前のタイ料理店へ直行することにいたしました。

けれどタイ料理って、ベトナム料理より癖が強いんですよね。

辛さもあるし・・・・・・だいじょうぶかなぁ。

ま、こちらの心配をよそに、本人は大乗り気でしたがね。。。



しかし、いつも思うのですが、エスニック料理のお店って、

どうして怪しげな雰囲気の店構えが多いのでしょう。

現地の人が経営するお店は、とりわけ、

えもいわれぬ雰囲気が漂っております。

初めての人が一人で入るには、ちょっと勇気が要るのです。

もちろん若者向きの、

小洒落たアジアンレストランもたくさんあるのですが、

味のほうは、いまひとつのお店が多いようです。




本日のタイ料理店も、典型的な怪しげ系。

薄暗いスナックのような店内には、タイ語の歌謡曲が流れています。

無愛想なタイ人のおばちゃんが無言でメニューを置いていきました。

お客は、わたしたちとアジア系のカップルが一組だけ。

あちらこちらで、聞いたこともない外国語が飛び交っております。

いかにも怪しげな雰囲気に、母はちょっと居心地が悪そう。

でも、わたしは知っているのです。

ここの料理が、かなりイケルってことを。  ー ̄) ニヤッ



やがて、料理が運ばれてきました。

パッタイ(タイ風ヤキソバ)にグリーンカレー、

魚のオイスターソース炒め。

辛目の味付けもなんのその、美味しい美味しいを連発しながら、

次々と平らげてゆく母でありました。

帰りの車の中、すっかり満足げな母が言いました。

「今度はタイラーメンも食べてみたいねぇ」

・・・・・ああ、よかった、雑食性の母親で。。。

そんなに気に入ったのなら、今回行きそこなったベトナム料理店も、

近いうちに連れて行ってあげようかな。



ええ、すっかり癖になっております。

アジアごはんも、Oくんのマッサージも。。。  川 ̄∠ ̄川 フフフ



なんだか今日は、楽しい一日でした。

外は小雨がぱらついておりましたが、

わたしたちは、すっかり楽しい気分で家路に付いたのです。







2005年10月21日(金) 恩を仇で返される・完

・・・・・・・せいせいしました。

パート社員Iさん(47歳)が、本日退職したのです。

(↑詳細は10/7、10/14の日記を読んでね)



彼女にはヒドイ目に遭わされましたが、

とりあえず本日で完結いたしました、この問題は。

最後まで”いいひと”として辞めていった彼女には、

今でもまこと腹が立ちますが、もう考えないことにいたします。

辞めた人のことなんか、いつまでも考えてもしかたないですから。

ああ、とにかく本当にほっといたしました! (´Д`) ハゥー



それはそうと・・・・・

わたしには一つ課題が残った気がいたします。

この事件の最中、わたしはずっと一つのことを考えていました。

”いいひと”って、いったいどんな人なんでしょう・・・・って。

Iさんの件が勃発して以来というか、この会社に入社以来、

ずっとずっと考え続けたことでした。



笑顔が感じのいい人。

挨拶をきちんとする人。

聞き上手な人。

親切な人。



・・・・往々にして世間一般が呼ぶ”いいひと”って、

つまり、人当たりのよい人って意味だと思うのです。

その意味では、前述のIさんも、

”いいひと”の部類に入ることでしょうね。

けれど人当たりのよい人が、

必ずしも誠実な人ではないということに、

わたしは気づいてしまったのかもしれません。




平穏なときには、誰でも”いいひと”でいられるのです。

何が事が起こるとき、その人の人間性が露呈される気がいたします。

自分の立場を守るためには、卑しい手段をも厭わない人。

嘘、裏切り、仲間割れ・・・・・・人を踏みつけ踏みつけられ。

思えば、入社以来わたしは、そんな場面に何度も出くわしましたっけ。

自分自身が巻き込まれることも多々ありました。

お互い生活がかかっていますから、必死なんです。

こんな職場、こんな連中、吐き気が出るほど嫌だと思うときがあります。

・・・・世間って、こんなものなかもしれませんけど。

今まで知らずに過ごせたことが、幸せだったのかもしれません。




社内に、二人の上司がいます。

二人とも、社内での評判は必ずしも良くありません。

それは、誰から見ても”いいひと”というわけではないという意味です。

けれど、わたしが社内で信頼しているのは、この二人だけです。

そう、二人だけ。

ひとりは、入社以来ずっと頼りにしている上司。

もうひとりは、

耐えかねて逃げ出そうとしたわたしを拾ってくれた上司。




彼らは決して完璧な人間じゃないし、欠点も多々あります。

人当たりもよいとは言えませんから(どちらかといえば無愛想)

彼らを悪く言う人たちもいます。

けれど、わたしは彼らを心から信頼しているのです。

理由は・・・・・

彼らは、嘘をつかないからです。

自分にも他人にも。

それから、汚いマネもしない。

彼らは絶対に、他人を陥れたり裏切ったりしない人たちだなと、

感じるからなのです。

・・・・・買いかぶりすぎでしょうか?

そうかもしれません。




けれど、

彼らがわたしを見限ったとき、

わたしが彼らに絶望したとき・・・・・・・

もしそんな日がやってきたら、

そのときこそ、わたしが会社を去る時期だと感じています。




わたしが求める”いいひと”の最低条件。

実は現在も模索中なのですが、少しだけヒントは得た気がしています。

たぶんそれは、

”信頼に応えることができるひと”なのではないかと・・・・・・・





























2005年10月17日(月) 不惑のつぶやき

会社で集団検診がありました。

わたしの場合、今年から心電図と血液検査が追加されます。

「今年から・・・・・だね(笑)」

同い年の同僚と、思わずニヤリと顔を見合わせてしまいました。

そう、今年から・・・・・なの。。。。(; ̄ー ̄A アセアセ

あ〜もう若くないんだなと、しみじみ実感しております。

気持ちは若いつもりとはいえ、体の老いは着実に進んでゆくのです。




若い頃は、健康にまったく無頓着でしたが、

さすがに最近は、いろいろと気になりはじめました。

そういえば、去年の今頃でしたっけ、腰痛に苦しんでいたのは。

今思えば、体が警告を発していたのかもしれません。

自分の体は自分で管理しなさい、もう無理をできない年齢なんだよってね。

当たり前のことかもしれないけど、

こんなきっかけでもないと実感できないんですよね。




40歳は、人生の折り返し地点。

不惑の齢とも呼ぶそうですが、わたしはまだまだ迷いが多いなぁ。

自分の歩く道が、いまだに定まらないというか。

この道でよいのかしら、あっちの道のほうがよかったのでは?なんてね。

・・・・・ちゃらんぽらんな人間なんでしょうか、わたしって。。。。

人生も、すでに半分過ぎちゃっているのにね。 (; ̄- ̄;)

後悔のない一生なんて、わたしにはきっと無理でしょう。



四十路って・・・・・・・人生の秋なのでしょうか。




















2005年10月14日(金) 続・恩を仇で返される


あれから一週間経ちました。

その後の顛末をお知らせします。



先週の今日、わたしは怒りと失望のどん底にいました。

そして、人間不信・・・・・・(10/7 日記参照)

翌日は、久しぶりの2連休でしたが、

重苦しい気持ちで、すっかり台無しにしてしまいました。



そして、迎えた月曜日。

Iさん(47歳パート)の顔を見るのが嫌で嫌で。

ついでに、ふたりの先輩にも。

憂鬱な気持ちで、職場に着くと・・・・・・・

Iさん欠勤。。。。 (ノ_ _)ノ ドテッ!

この人の突発欠勤には、みんな慣れています。

だって週一回ペースで休んでいますもの。

どうせまた体が弱いことを理由にしているのでしょう。

とりあえず、この日は彼女の顔を見ずに過ごせます。

ふたりの先輩も、Iさんの件には全く触れませんでした。



翌日火曜日、Iさん出勤。(←笑顔で)

内心腹ただしく思いましたが、あえて平静を装い挨拶をしました。

が、Iさんの反応はなし。

無視、、、、、ですか。  (; ̄ー ̄A アセアセ

ま、いいんですけど・・・・・・・・

わたしは彼女に無視されても、何も困ることはないんです。

むしろ困るのはIさんの側。

だって、仕事をカバーしてあげていたのはわたしの方だもん。

・・・・いい機会じゃありませんか。

今後、この人と関わるのはよそうと思いました。

また、そう考えることで、少しだけ腹ただしい気持ちが収まりました。




お昼休みが終わり、再び職場に戻りました。

すると、先輩のOさんが声をかけてきました。

Oさんは、この件に関して数少ないわたしの理解者です。

「ねぇねぇ、ぴょんちゃん知ってた?Iさんのこと。

わたしさっき聞いたんだけど・・・・」




「 I さ ん、 会 社 辞 め る そ う だ よ 」




ハァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜???? (  ゜ ▽ ゜ ;)




・・・・・って、たったそれだけのことで??

体が弱いことを理由にしているようですが、タイミングからして、

わたしとのやり取りが直接原因だということは明白です。

しかし、子供じゃあるまいし、

ちょっと注意されただけで(しかも自分に非があったくせに)

翌日欠勤、翌々日には、退職願い・・・・・ですか。

いくらパートだからといっても・・・・・呆れるやらなにやら。。。。

この人結局、責任感が欠如してるだけでなく、

まるで根性なしということだったんです。

そう、ただのアホバカ女。

そんな人のために、わたしは4ヶ月間せっせとお世話をしてきたのです。

しかも辞めるにあたって、

当人からはもちろん、ふたりの先輩からも何の報告もなし。

Iさんのことなんか、もうどうでもいいんです、いなくなる人だし。

むしろ今わたしが悲しいのは、ふたりの先輩の態度です。




彼女たち、いまだにIさんを”いいひと”と思い込んで庇っているのです。

いつになったら目を覚ましてくれるのでしょうか。

なぜ、これまで一生懸命、いっしょに頑張ってきた、

わたしの言葉を聞こうとしないのでしょうか。

わたしはこれまでIさんの愚痴を吐いたことはなかったけれど、

言葉に出さずとも、仕事や態度でわかってくれていると思っていました。

それとも、わたしのそんな部分が甘かったのでしょうか?




Iさんのどこを見て”いいひと”と思えるのですか?

いつもニコニコして感じがよいから?

可愛らしい声で素直そうだから?

けれど、少し注意して見ていれば気がつくはずなのです。

言葉と行動が伴わない、無責任なIさんの勤務態度に。

いくらなんでも「辞めます」発言の時点で、

いいかげん目が覚めるはずでしょう?

それとも・・・・・

それとも貴女たちは、

それさえもわからない無能な人たちだったということでしょうか。




慕っていた先輩たちだけに、本当に本当に残念です。

Iさんの件については、腫れ物にでも触るかのように触れません。

やがて彼女が去れば、

今までと同じ先輩後輩関係に戻ることでしょう。

けれど、貴女たちにわたしの気持ちは理解できないでしょうね。

一度失墜した信頼は、容易には取り戻せないのです。




わたしは、

慕っていた先輩ふたりを失ってしまいました・・・・・・
























2005年10月11日(火) 懐かしい出会い

風邪を引いてしまいました・・・・・

先週も風邪引きで、やっと完治したと思ったのに、

またもや別のビールスを拾ってしまったようなのです。

以前はこんなではなかったのに、

年々免疫力が落ちてきているのでしょうか。




会社帰りに、近所の内科へお薬をいただきにまいりました。

市販のお薬よりも、お医者さんのお薬は即効力がありますもの。

仕事だって、先週有給をとったばかりだし、

風邪ごときで、そうそう休んでいられませんから。




「ぴょんさん!」

待合室で、わたしを呼ぶ声がいたします。

声の主は、小、中学校で同級生だったSくんでした。

あっ、懐かしいねぇ〜〜〜〜♪、思わず笑顔がこぼれます。

Sくんとは、特になかよしだったわけではありませんが、

共通の懐かしい思い出がいっぱいあります。

そうそう、座席がお隣だったこともありましたっけ。



Sくん、変わってないなぁ・・・・・

笑っちゃうんですけど、

彼って、ちびまるこちゃんに出てくる丸尾くんにそっくりなんです。

学級委員で分厚いメガネをかけたとことか、

融通が利かないまじめなところとか。 (* ̄m ̄) ププッ

小学生の頃は、お互い仇名で呼び合っていましたが、

さすがにあの頃の呼び名は、失礼すぎて使えませんよね。。。(爆)

お父さんの鉄工所を継いで、彼も今では社長さんです。

彼らしい堅実な生き方だなぁと思いました。




「ぴょんさん、こちらNくんのおかあさんだよ」

少し離れた場所に座っていた、年配の女性を紹介されました。

Nくんも、Sくん同様、小学校で同じクラスメートでありました。

聞けば、彼らの子供たちもまた、クラスメートだとのこと。

かつてわたしたちが通っていた、

あの懐かしい小学校で・・・・・




結婚して子供がいて・・・・そういう人生を送っている人には、

当たり前すぎるとお思いでしょうが。




自分たちが通っていた小学校に、

同級生の子供たちが通っている・・・・・

わたしにはそんな現実に、いまいちピンとこないのです。

自分がそれだけ齢を重ねたということに、

どうにも信じられないといいましょうか・・・・・

小学校時代も、中学校時代も、

つい、この間のことのように感じられるのです。

そう、自分の精神年齢は、

女子高生の頃とあまり変わっていないような。(笑)

たぶん、わたしたち独身者は、

年月の感覚が、既婚者とは異なるのだと思います。

きっと、地に足をつけた生活をしていないのでしょうね。

Sくんは、平凡だけど幸せな人生を送っているんだなぁと、

少しうらやましく感じました。

同時に・・・・・

誰に気兼ねすることなく、お金も時間も自由に使える、

孤独で気ままな自分の生き方も、

そんなに悪くない気がいたしましたけど。




Sくんが言いました。

「ぴょんさんも、たまには同窓会に出ておいでよ!」

そうね、気が向いたら・・・・・・・・




わたしたち、

それぞれの人生を生きているんですね。




後戻りできない時間。

たった一度きりの人生。




なぜでしょう。




ささやかな自分の人生が、

無性にいとおしく感じられたのでした。












2005年10月07日(金) 恩を仇で返される


またもや愚痴なんですけど・・・・・・・・



なんだかわたし、どっと疲れちゃいました。

も、お仕事する気もないってゆーか。

原因は、毎度のごとく人間関係なんですけど。

ほんっと、いろいろある会社でしょぉ?(笑)



パート社員のIさん♀47歳。

今年の6月に入社しまして、お仕事はいまだ半人前状態。

で、残る半人分のお仕事は、わたしがフォローしている毎日です。

まぁ、それは仕方ないんですけどね。

誰だって最初は、先輩にフォローされ成長してゆくんですから。

わたしだって、いまだこの職場に残っていられるのは、

指導してくれた諸先輩のおかげなんです。



けれどね、このIさん47歳、

まったく成長の兆しがなく困惑しているのです・・・・・・

とゆーか、仕事に責任感がないんですよね。

体が弱いからってことを理由に(ホントかよ)やたら突発欠勤が多いし。

暇つぶしに会社に来てるのかしら?って思われてもしかたないくらい。

それでも、そのうち覚えてくれるだろうって期待をかけて、

この4ヶ月間、わたしなりに出来る限り、

彼女をフォローしてきたつもりです。

Iさんのミスを被って、上司に叱られたことも何度あったことか。

ちなみに、それに対する彼女からの感謝や謝罪の言葉は一切ありません。

それでも、いつか一人前になってくれればいい、

それがわたしの務めだからと、

誰にも愚痴らず辛抱した4ヶ月でありました。

けれど・・・・・・

彼女は、周囲の努力に応える気持ちはないようなのです。



実は今日、仕事上のことでIさんに小さな注意をしました。

反感をもたれるような言い方をしたつもりはなかったはずなのですが、

どうも彼女は、注意を受けること自体が気に入らなかったようです。

わたしの前では「ハイ、ごめんなさーい」って笑顔だったし、

その場で別に問題は感じなかったのです。

が、その後わたしは、先輩たちから逆に注意を受けてしまいました。

Iさんは一生懸命なんだから、わかってあげて・・・・・だと(笑)

で、Iさんに対するわたしのフォローが足りない・・・・そうなのです。

なぜか注意してあげたわたしが、すっかり悪者になってしまいました。




彼女は、特にむずかしい仕事をしているわけじゃないんです。

ふつうは1ヶ月もすれば、一人前にこなしてゆくお仕事なんです。

彼女って、要領がいいというか、

周りの人たちを味方に引き込んでしまうのがとっても上手。

普通だったら連続欠勤だけでもバッシング物なのに、

彼女の場合だけ、なぜか周囲は同情的。




信頼していた先輩たちだっただけに、とてもショック・・・・・

ああ、どうしてわかってくれないのだろう。

Iさんのどこを見て、一生懸命だなんて言えるのだろう。

いつまで、彼女の手助けをしなけりゃならないの?




わたしって、おそろしく世渡り下手なんだろうなぁ・・・・




疲れる・・・・・・・

もうイヤ・・・・・・・・    ( ̄_ ̄|||)どよ〜ん

















2005年10月03日(月) 金持ちの条件

早いもので、もう10月・・・・・

今年も残る2ヶ月となってしまいました。

この時期になりますと、忘年会はどこにしようとか、

お正月休みの予定とか、そろそろ気にかかりますよね。



うちの職場も、今年は海外旅行ラッシュでありました。

ちょっと思い返しただけでも、中国、韓国、ベトナム、タイ・・・・・

ここ数年、海外に縁のないわたしは、うらましいかぎり。

よし次の冬休みこそ!なんて意気込んでおります。

で、数ヶ月前の職場でのやりとりを、

ちょっと思い出してしまいました。



その日の昼休みの座談会は、

海外旅行の体験談で盛り上がっておりまして、

ちょうどわたしのイタリア旅行の話題が出たときです。

それまで黙って聞いていたT君が、口を挟みました。

「あーあ、ぴょんちゃん無駄遣いをしちゃったねぇ〜〜」

  (  ° ▽ ° ;)  エッ?無駄遣い・・・・・・・???

思いがけないことを言われ、一瞬目がてんになってしまいました。

さらに彼は言いました。

「何十万もするお金を短期間で使うなんて、無駄遣いって言わないの?」

彼にしてみれば、手元に”物”として残らないことへお金をかけることに、

くだらない、無駄だと感じるらしいのです。(笑)



そりゃ海外旅行は、お金がかかります。

でも別に借金して行くわけじゃないし、

生活に支障が出るわけでもありません。

ふだん贅沢をしないわたしの、数年に一度のお楽しみなのです。

旅費だって、妥協できるかぎり切り詰め、

分相応な旅をしているつもりです。

なにより、きれいな景色を見たり、美味しいものを食べたり、

芸術に触れたり・・・・・

それらが無駄だなことだとは、考えたこともありませんでしたが。。。。



いろいろな価値観の人がいるものだなと、

呆れ半分、わたしはT君に聞いてみました。

「じゃあ、有意義なお金の使い方ってどんなの?」

彼は答えました。

「株を買うとか、何かに投資するとか・・・・

いずれ自分の元に戻ってくる使い方だよ」

ふーん、なるほどそれはまぁ、一理ありますけど。

そういえばちょっと前に「金持ち父さん貧乏父さん」っていう本が、

流行っていましたっけね。

あの本に、たしか似たようなことが書いてあったと記憶します。

で・・・・・彼は、その殖やして貯めたお金を、

どう利用するつもりでいるのかしら?(笑)

(っていうか、むしろわたしはそこんとこ↑を聞きたかったのですが)

聞けばT君には、とりたてた趣味も興味の対象もなく、

お酒やグルメにも関心がないそうです。

お金ってものは、ただ持ってるだけじゃ価値はないでしょう?

使ってはじめて価値が出るのだと思いますけど。。。



同じ職場には、ブランド品に目がない女の子がいます。

また、車が大好きな男の人もいます。

わたしはブランド品も車にも全く興味ないですけど、

彼らの気持ちは少しわかる気がするのです。

誰だってお金は、ないよりもあるほうがよいに決まってます。

けれどわたしたちは、お金そのものを愛しているわけじゃなく、

車だのブランドのバックだの、旅する時間だのに、

価値を見出しているのです。

そう、お金はあくまでも手段、人生の目的にはなりえないのです。



「さっすが三河の成金は、考えることが違うのねぇ〜」

・・・・・などと、強烈な嫌味を言ってやりたい気持ちに駆られましたが、

かろうじて抑えときました。 ププッ ( ̄m ̄*)

なぜならT君は、うちの社長の御曹司ですもん。(つまり次期社長ってことね)

金儲けしか興味がないってところは、お父様そっくり。(爆)

わたしたち下々の社員には量りがたいことです。

この親子、お金持ちだけど、

いまいち社員に尊敬されない理由がわかった気がします。



お金持ちって、

お金が大好きな人種のことなんだなぁと思いました。

そしてわたしは、

永遠にお金持ちには、なれそうにないなぁとも思いました。








ぴょん

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