Spilt Pieces
2005年01月26日(水) 
きっと、争いのない世の中など来ない。
それでも願いたくなる。
何もできない自分の無力さを認めて、ただ少しでも穏やかな日々を探すことがいいのか、それとも馬鹿みたいに抗う生き方を求めた方がいいのか。
以前の私なら、現実も見ずに後者を選ぶと口にした。
多分、少しだけ年を取った。
小さな理不尽の多さに気付いた。
ましてやさらにたくさんの人や社会の中でなど。


近頃の私は、初めて人の前で自分の弱さや醜さを、部分的ではあったけれど、露呈するような言葉を吐いた。
半ば独白。
自分でも驚くほどに、自信がなくて弱くて人の目が気になって、それをカモフラージュしようとしての強がりや毒舌に気付いた。
自分の今までの行動全て、自信のなさからだったなんて、認めたくなかったの、ずっと。
何かがどうしてもうまくいかなかった原因も多分それで、卑屈だったり言い訳をやめられなかったりの自分が嫌で仕方なかった。
優しい言葉をくれる人を求めた。
真実は怖かった。
他を受け入れたいと言いながら、怖がりな私は否定されるのが嫌で、聞いているフリしながら誰の言葉も本気では聞いてなかった。
好きという感情すら、周りからの評価に委ねていたくせに。
自分の中の矛盾に勝てずに泣いていた。


強くなりたい。
自分の意思で歩きたい。
一つずつ、言い訳を減らしたい。
揺らがない芯の強さと、許容幅の広さに、ただひたすらに憧れる。


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