swan song council@新宿motion/MARZ
2009年12月29日(火)

仕事あがりで急いでMARZへ。arはもう始まっている時間。
しかしhaltで入ろうとおもったらmotionで受け付けてくれとのこと。そんなこんなでmotionへ行ってMARZへ行ったら1曲程度しか聞けず。

motionに移動してのthai kick murphは人が多すぎて見るのをあきらめ。今度一回ちゃんと見に行きたいところ。
allport diaryはやっぱり苦手。良い歌で良い演奏、だとは思うのだけどね。フィーリングが合わないのだろう。

そしてhalt。
サウンドチェックからドラムさんの意気込みがビンビン伝わってくる。haltのドラムさんは激しさと繊細さ、そして時折見せる柔和な表情、そしてオタクっぽいところとかが非常に良い。
まあ上手ギターの藤堂氏がラスト(=現行haltラスト)というモチベーションはもちろんあるんだろうけど、変な感傷はライブからは感じられず。

というかバンド全体が放つテンションがすごい。プレイヤーの感情がダイレクトに伝わってくるような演奏。

演奏に集中し切ると入れる変なモードがあって、「演奏することを意識している」という自意識はあるんだけど、自分の思考が全く別個のものとして存在している感覚。
"自分の意思で演奏しつつも体が勝手に演奏している"ような感覚。

そんな時は、出音云々ではなく奏者の感情が見ている聴いている方にダイレクトに入り込んでくる。
四則演算的な単純な感情では無く、悲しさや寂しさ、楽しい嬉しい、という感情が瞬時に入れ替わり立ち代り混ざり合っている、複雑な数式のような、それでいて割り切れる事は無い混沌とした感情。
そういった感情が流れ込んでくると同時に、音楽が体側から脳みそを揺らす。

すると、こんがらがった糸が美しい糸に織られていくかのように、雑多に頭をかけめぐる感情が、音楽という織り機によって一つに収束されていく。
それは何色とも呼べない色、喜怒哀楽どれにも属さない感情。
その時の奏者の気持ち、見ている人たちの気持ち、音、光、いろいろなものが集まり、収束し、体の中で小さい固いカタマリみたいになる。

そして「ただ"それ"でしかない」としか言いようの無い空間が生まれる。

音も止まり、光も止まり、時間も止まっているかのような一瞬。
1分1秒がそれぞれ永遠に続いているかのような、それでいて全てが瞬間でしかないような。
長いような、短いような。

気づくと、ライブは終わった。

ここ最近、haltのライブを見る度に感じていた不完全燃焼感や集中の無さなど微塵も無かった。
年の瀬に、素晴らしいライブが見れました。

haltが来年からどうなるのかは分からないけど、願わくばまたこんなライブを見せて欲しいなと思いつつ。


weatherをチラ見してMARZへ移動。
ってかtakutoさんとか普通に見てるし。間に合うのか?と心配になったり。

about tessは出し惜しみ無く。
すごい。本当にすごいとしか言いようが無いライブで。
about tessも、もっと見たいなあ。

そんな日。
paperbaglunchbox@新宿NINE SPICES
2009年12月23日(水)
pblを見にナイスパへと。


入るとmusiquo musiqua中。うまいなあ、と思いつつ。下手テレキャスVo、センターベースに上手がドラム。
秀吉的なボーカルだけど、サウンド的にはポストロック臭を漂わせている。センス良い感じ。でも、歌無い方が好きかなー。

気づけば8ヶ月ぶりと久々のpblさん。どんなかんじかなー、と。
キーボードのセッティングが大きく変わってた。見た感じmidiキーボに音源のラック、その上にサンプラーとディレイといった感じ。奥側には音源ボックス用のMTR?同期で音をだしていた。
ドラム、ベース、ギタボさんはあまり変化無く。余分な脂の無いドラムスタイルにズレてるんだかあってるんだかわからないベースの感じ、ボーカルさんの暗いくせに飛び跳ねる感も健在。ただ、サウンドはかなり変化が。

同期使っているのもそうだけど、かなりクラブミュージックを意識した楽曲に変化してた。跳ねた感じもあるけど、基本線はヒップホップ然としている感じ。ウエストサイドな雰囲気。その上にいつものボーカルスタイルが乗る感じは独特。
以前はそのボーカルの個性でバンドスタイルが作られていた感じだけど、今回のライブを見るとバンドの新しいスタイルを創りだそうという気概を感じる。その分ボーカルの強さは引かれる感じも受けたけど、個人的には好意を持てる変化だなと。
以前のスタイルも好きだった分、多少残念ではあるが。

秀吉をちょっと聞いて、退出。
感情移入を前提とする音楽はしばらくいいかなあ、と。勝手に感じる浸透度の高い音楽が今は良い。

rain drops pianissimo@下北沢CLUB251
2009年12月17日(木)
仕事の打ち上げを開始30分で抜けて下北へと。真冬のチャリはやはり寒い。

251に入ると予定時刻は過ぎていたのにも関わらず前のバンドがやっていた。どうせ押してるだろ、とは思っていたがそれにしても思ったよりも押していたようで。
そして入り口付近に溜まる人々。「なーんかいやだなー(via JunjiInagawa)」という感は否めない。

rdp。
ちょいと力が入ってるかな、と。緊張すると走るのはいつもの事。
gtvoの音がちょいとハイよりで上手gtと帯域がカブり気味なのが多少気になった。歌は抑えが効いた感じでなかなかよさげ。
ベースはどうにもローの輪郭がぼやける感じが抜けきらない。
それでも以前に比べたらずいぶんとマシではあるんだけど…

まあ一ヶ月ぶりのライブという事もあり、多少固いのは仕方が無いのかもしれん。

終わって微妙に打上に参加…
まったりと。
For Less To Lake@吉祥寺WARP
2009年12月05日(土)

19:26、定刻から26分押して始まったライブ。客の入りはそこそこ。初のワンマンだろうし、悪くないんじゃないだろうか。
新しめの曲から始まる。この日はVJを導入していたらしく、途中では曲中で映像を使っていたりした。なかなか悪くない。

途中カバー2曲をはさんで、そこから古めのパートに。ここらへん、個人的に好き。
本編ラストはcontrol。良かった、出し惜しみ無く。

アンコールあるのか?なんて思うとライブが終わっているのにステージから掃けない面々。と思ったら掃けるスペースが無い模様。そのままアンコールへ突入するのであった。

良きライブであった。中央線が不安だったので早めに帰宅。


セットリスト
01. sound of asleep
02. bad days
03. without thought
04. 新曲
05. look for a place
06. over and over
07. fate and flow
08. crossing mind
09. This is the Last Time (カバー)by Keane
10. Let It Live (カバー)by Haven
11. the ideal and the real
12. lose a color
13. weak
14. 新曲
15. control

en. 22
e2. sing
coda@渋谷LUSH
2009年12月01日(火)
何気に初Lush。クアアイナの裏手にあるので分かりやすいといえば分かりやすい。

チャリでギリギリに行ったので汗だくになりながら見ていたが、さらっと音源を聞いた感じよりももうちょっとポップで勢いを持った音楽、という印象。
上手テレキャス、しもてストラトのギタボ。
バンドのメンバーがサポートをしている縁で見に行ったのだけど、陽のベクトルを持つバンドなので(自分のバンドとは)まるっきり違うなあ、という印象。
コーラスワークとかもちゃんとしているし、しっかり作ってるなあ、と。

なかなか。