rain drops pianissimo@吉祥寺CRESCENDO
2009年07月24日(金)
仕事お終わらしてクレッシェンドへ。着くとギリ開演前といったところ。



知り合いがちらほらいつつ、始まる。
ドラムのサポートがいつもと違うので、そちらの特性に合わせてセットリストもポップより。

いつもと大きく違うのはGtとGtVoのアンプ。普段はGtVoがマーシャルだったんだけど、本日はGtがマーシャル、GtVoがフェンダー。
ちょっとGtVoのギターレベルが高かった(アンプ正面てのもあるだろうけど)で、そこらへんもうちょいバランス取れればいいんじゃないかな、と。

ベースは音作りがロウよりになっていて、そっちの方が総体としては纏まる。まあ彼の美味しいところとはちょっと外れるっちゃ外れるけども。

ドラムはテンポがよれるのが難だなあ。まあサポートのサポートなのでクセとしてメンバーがつかみきれてないとこがモタツキを生んでいるとは思うんだけど…
ところどころリズムを“置いて”いくところもあって、それがグルーヴを殺しちゃう。
ま、テンポが足りないよりは全然いいけどさ。

あとはGtVoさんのチューニングがズレズレな時があって気になった。本人曰く、どうやらペグが死んでるらしい。

ふむ。しかし思ったよりまとまっていた、ような?


トリはSTARCIA。

ドラムはサポートらしく、さすがに上手い。
ギターはローズウッドなテレキャス。なかなか上手い雰囲気はある。
ベースはズレは無いけど、一音一音のキメが甘いかなー、と。もったいない感はある。
ボーカルはスタンド。あとからギターを持つ感じ。

全体的な雰囲気としては割りとオーセンティックなロック、という塩梅。

MCの謎のキャラは面白いというか滑ってる、というか。
自主企画よりイベントでガツガツやった方が面白くなるんじゃないかなー、とか思った。


その後打ち上げに参加。
わらっちゃいけないゲームやツバの件、その他もろもろ中々楽しい夕べでございました。
halt@渋谷乙
2009年07月19日(日)
Trois Colorisというイベント。乙8周年らしい。おめでとう!

出演は出順で以下。
(O.A)Cathy lost one's apricot yesterday
aquarifa
カフカ
halt

コンピは100枚限定との事で、フルフルではいっても半分以上の人がもらえる計算ながら開場直後にイン。
受付に並んでいると、いつのまにか入り口の外にまで受付待ちの列が。そんな人気あるメンツか…?(失礼)

とは言え、開場は10分押し。開演は20分押し?な感じ。
O.AはCathy lost one's apricot yesterday。ベース本人も噛むほどのめんどくさい名前。笑

んー、ジャズマス、テレキャス、ジャズベにドラムという構成。
相対的にはhaltにも通ずる、多少暗め・それでいて勢いを感じるギターロック然とした趣き。
ギターの子は中々良いセンスをしているように思った。GtVoはそんなわるくもないけど、ギターを弾いているしぐさに色気がなくてつまらん。Voはsyrup16gが好きなのかな、と思うような雰囲気。
ドラムは見ている限り無駄な力が入りすぎ。思いっきり叩けばいいというモノでは無いと思うんだが。あんまああいう感覚は好きくない。下手ではないけどね。
ベースはなかなかに好みな感じ。荒いけど良い荒さ。

中々悪くない。


1番手、aquarifa。
女性ボーカルなバンド。テレキャス、ジャズベ、ドラム。
ドラムは程よく力も抜けてていい感じ。ベースは見た目は全然好みじゃないけど、オールピックな感じで、リフの使い方とかは結構かっこいい。ギターさんもなかなかツボを得た演奏。
ただ、女性のスタンドボーカルは大体ダメな事が多く、このバンドも例に漏れず。

なんというか、女性のスタンドボーカルの佇まいってのはよっぽど個性を感じない限り、いやらしく移る、というか。俗っぽいんだよね。それは男のスタンドボーカルもまあ、一緒ちゃ一緒なんだけど。
某芸人さんが「女芸人ってのは結局“脱げない”だろ?」って言ってたのと似てる感じ。晒さないんだよなあ、最後までは。

と、言うわけであんまり。
けど、途中あった3(6?)拍子な曲(スプロール?)はボーカルが入るまでに結構間があって、そのインスト部分はかなりカッコいいのであった。インストでやればいいのに。


2番手、カフカ。
ジャズベにジャズマスなスリーピース。まあギターロック。
鼻にかかるような歌声。ベースは一曲目の最初のところでミストーンしたせいか調子が悪そう。あんまり上手くないな、的な。
ギタボはまあ悪くはない。
全体的にも悪くないけど、特に引かれる何かは感じないなあ…

終わると引く客も結構いた。客はこのバンドに一番付いてたような?


ラスト、halt。

あいかわらずのテノリオンスタートはテンションあがる。
やっぱりhaltのリズム隊はズルい。それほどかっこいい。
ベースさん、足元にベースシンセが。前からあったっけ?
てかGtVoさんもそうだったけど、最終段にチューナーセッティングしてるのは珍しいような。まあ、エフェクト音自体もミュート出来るからそういう意味では最終段のが良いとも言えるけど。

長めのセットリストは中々な感じ。
blusterのベースラインはやっぱりかっこよすぎる。
GtVoさんの声、なにかエフェクトかけてるのかな?スピーカー近くに居たからかもしれないけど、リングモジュレーターみたいにビリビリ来た。
新曲は確かにサワヤカな感じで。そして汗だくのGtVoさんにBaさんが「気持ち悪い」連呼、そして天丼。笑

haltも例に漏れず、曲名が全然わからん。
けど、アンコールからカーテンコールまで含め、素晴らしいライブでした。

爆音過ぎて耳が痛い。
そんな日。
chaotic speed king/about tess@新宿motion
2009年07月17日(金)
"about tess vs direction of the chord"というイベント。

出演は出順で以下。

direction of the chord
chaotic speed king
LAZYgunsBRISKY
about tess

仕事を切り上げ、motionに入るとすごい人。なんの客だ?
と思いながらも多少前へ出るとスペースがあるのはどこのライブハウスも一緒。

direction of the chord。
ストラトに足元たくさん(ワーミーぐらいは見えた)、レクチとマーシャル(つないでたのかは不明)の2台使い。
ベースはプレベ。ドラムが上手。
なかなかタイトなドラムにループフレーズながらドライブ&グルーヴたっぷりなベースさん。ギターは爆音。
インストな爆音ロックはなかなかどうして、悪くない。

chaotic speed king。
謎の客層は最近の時雨客だったらしい。へえ、いつのまにこんなに。ってかむしろいつのまにこんなに客来るようになったんだ、カオティックは。そういや昔よく見た客はいなかったな。

そして謎の5人編成カオティック。
ドラムはもちろんピ中野from時雨、ギターはtakutofromaboutess、キーボードはハジメfromミドリ。ここまではリリースどおり。
プラス、ギターは滝(9mmのギターの人と聞いているが、どれかわからん?)from9mm、でベースは(→見た目的にはもらんのなるけさん?)わからん。


1年半ぶりだけども、いつもどおりドラムは手前に。後ろからだと手足の動きが良く見える。下手にはキーボ。順にギター(9mm)、ベース、ギター(takutoさん)な配置。ポジションが手前すぎてドラム以外の音が弱かったのがちょい残念だった。

始まると、もうまさに“カオス”としかいい様の無い世界。思わず笑ってしまった。
しかし、時間がたつにつれ、引き込まれている自分に気づく。

キーボの人はちょっとふわっとしてたけど、それ以外のメンバーは弾く、音を出す、という事すら超越してるんじゃないかという入れ込み具合。まるでハリケーンの真ん中に立っているかのような轟音の渦に飲み込まれる。それは太古の昔より連綿と続くリズムと音によるトリップ=シャーマニズムにすら通ずるかのような音の塊。

神がかる、とはまさにああいうことなんだろう。
しかし、その中にも一瞬、5つの音が繋がる瞬間がある。
それは人間的なつながりなのか、一瞬の奇跡なのか。良くわからないけど、確実に繋がっていた。

時間はあっという間に。
気づくと音は残像だけ残して止み、どっと疲れが押し寄せる。
けど、凄まじい音のプレッシャーから開放されるからか、ほどよい安堵感。

いやはや、あいかわらずカオティック。


ひとバンド、やりすごし。


about tess。
なにやら以前見た感じとは違い、アンビエントな空間美も備えているabout tess。
ひゅーっと落ちてしまいそうなダヴなトランス感にtakutoさんのギターが漂う。
文字には起こせないなあ、あれは…今でも良くわからない。
音は途切れることなく、30分?40分?世界が過ぎる。
アンコールでは聞き覚えのあるリフ。
ワンリフの中に構築される機能美。そしてそれを崩すアート。バンドってのは壊れれば壊れるほどかっこよくもなれるんだな、と。
こういう世界観も作りたいもんだ。


そんな日。
For Less To Lake@下北沢ERA
2009年07月12日(日)
For Less To Lake 「control」レコ初Tour Final。
99Radio Serviceとの共同企画、「Partners in Chrime 2」というイベント。



出演は出順で以下。
99Radio Service
wooderd chiarie(シークレット)
onsa(シークレット)
For Less To Lake


定刻をちょい過ぎたくらいで99Radio Serviceが始まる。
上手からキーボード(多分Nord Electro)、センターチェリサンレスポール→オレンジ、下手GtVoはシンライン。ジャズベにドラム、的な普通な感じ。ボーカルさんはUK色もある面白い感じなんだけど、バンドサウンドはいかんせん普通。下手では無いけど。
なんていうんだろう、POPなフィールドで言うところのロック然としたアレンジメント、というか。ある種“わかりやすい”サウンドで。まあ意識的に狙ってるんだろうし、それなら問題は無いんだけど、極端に言うとVoさんとサポートバンド、みたいなアレンジなわけですよ。割と長いことサポートバンドで一緒に回ってます、みたいな。
うーん、なんだろうな…悪くはない。惜しいんだけど、心に引っかかる程ではない。

お次、うっちゃり。
ギターさんは変わらずST使っていた。やっぱりアンプシミュレーターとして使ってるみたい。多少切り替えたりもしていた。
前回感じた音の遠さはかなり改善されていて、違和感は殆ど感じない。とは言え、なんとなくレンジ感の狭さは感じたかなー。ナチュラルなドライブ感は薄い。けど、意識しないで聞いてたらたぶん何も気づかないと思われる。
BOSS TU-2→LINE6 DM4→BOSS RV-5(?)→BOSS PH-3→BOSS DD-20→BOSS TR-2→BOSS DD-20→VOX Tonelab ST→ROLAND JC120。

タツマさんが手ぶらでライブが始まった。案の定、アイのストーリーでライブが始まる。そしてスプートニカ。オワセさんがアドリブライクに弾いている。楽しそう。
フラスコ、存在のエピタフ、musth、曲順は覚えてないけど、大体こんな感じでライブは進み。ラストがThrob In Theory。

声と、たたずまい。そしてサウンドデザイン。
なんというか、やっぱり美しい、と思った。

そして、ライブが完全に終わって、スクリーンが落ちてきたのを静止してゆたちんさんがMC。
おそらくFLTL五十嵐さんの希望によるものと思われる。
笑いに包まれつつ、グダグダな感じでライブは終わりました。

onsa。
あんまり興味は無く、いつも見てなかったんだけど、ちょろっと聞いたので。
最初の曲が歌い上げる系の曲。静かで、伸びやかな歌声。これは悪くないなー、と。
それ以外はそんなに「おっ」と思うことは無いのだが。。


ラスト、For Less To Lake。

GtVoさん、足元にはソバットDB、マーシャルのフットスイッチ、エコーパーク、VooDoo-VIBEな感じ。
UKとUSの影響を受けつつ、オルタナティブでエモーショナルなサウンドを響かせる、なんて書くのは簡単だけど、それだけじゃない何かを求めにライブハウスに来るわけで。良いバンドには雰囲気があるのよね。
セットリスト等は良くわからず。曲名が…
なんか妙にギターさんが弄られてて、珍しくMCなんかやっていた。

本編は「control」で締め。
他の曲も良いんだけど、このcontrolの全てが解き放たれた感は群を抜いている。
凄い。こんな曲、普通のバンドじゃなかなか作れないよ。
GtVoさんの声質がまた素晴らしい。そんな抜けるような声でも無いし、甘いとか澄んだとかそういう形容が合う声でも無いのだけど、粘り強くて、時にハスキーで、心にまで響く声。他にはない何かを感じさせる声。この声がFLTLの全てと言っても過言では無いなー。

アンコールのMC。
「いままでお世話になってたonsaやwooderd chiarieに恩返しがしたくて、彼らの力を借りずにこのイベントを成功させたかった」から、シークレットという扱いで出てもらったとの事。
気持ちは良くわかる。漢を感じました…

ラストは99Radio Serviceの面々が出てきて、第一回の企画をやったときに作ったと言う曲を一緒に歌って終わり、というなんとも仲良しな感じで終了。
でも内輪感はあんまり無く、ただただ楽しそうだなーと言った感じで。
wooderd chiarie@下北沢ERA
2009年07月05日(日)
STARBOARDのレコ発。

出演は出順で以下。

MARS EURYTHMICS
enie meenie
wooderd chiarie
STARBOARD

中々に豪華なメンツ。

MARS EURYTHMICSは、いわずと知れた元ハスキンの磯部正文さん率いるバンド。
上手P-90レスポール(⇔テレキャス)、磯部さんはセンターにミニハムレスポール。下手はプレベな感じ。音源は全く聞いたこと無かったものの、全くエモでは無いのね。自由に自分の音楽を楽しんでいる雰囲気は感じた。楽しそうだけど、個人的にはそこまで趣味じゃないなあ。
とは言え、時々ハッとする声。キレイでも美しいわけでもないのに、どこか目を開かされるというか…。そこは流石にジャパニーズ・エモの先駆者って事なんだろうな。

もうちょいサウンドデザインが好みだったらもっと好きな気もする。


enie meenie。
1stの頃はよく音源聞いてたけど、ライブを見るのは初。
上手SG、センターGtVoはPRS?のHSHなギター。ベースはジャズベだったかと。
よく知った曲から始まったけど、、、正直しょぼ。下手だなー、と。音源マジックだなー。

人間的にも魅力を感じず…そういうところも大事だと思うのよね、バンドって。

まあ、なんていうか残念な感じで。


wooderd chiarie。
いつものお姉さんが写真撮ってた。

Gtさんの足元に変化が。いままで最終段にはMicroAmpぽいブースターらしきものが繋がっていたんだけど、今日見たところ、何やらマルチ風の新しいエフェクトに変わっていた。よく見るとVoxのTonelab ST。おそらくアンプシミュとして使っている模様。
これまでのソリッドステートなJCらしいカクカクとしたクリーントーンが、アナログライクな丸い音に。なんのモデリングを使ってるんだろう?
とは言え、強い歪みの音が多少引っ込んだ感じはあった。そこらへん、多少物足りなさは無くも無い。

ギターの音色変化に伴って、全体のサウンドデザインが多少変わった印象。ベースは若干ローが強まった感。

そういえばGtVoさん、髪切ってた。


STARBOARD。
しっかりと聞くのも見るのも初。まあ普通にギターロック然としたバンド。キーボードが入っている曲があって、それはそんなに悪くなく。しかし、トータルのサウンドで見るとバランスは良くない印象。特にギターのサウンドがミッドにより過ぎていて、ボーカルは良く聞こえるけど、それにプラスアルファされる“何か”は感じず。


と言うわけで途中退場。
メンツのリストだけ見ると、豪華な感じのイベントだけど、終わってみるとそうでもなく。
まあ目当てのうっちゃりが素晴らしかったので何も問題は無かったけどね。

そんな日。