< 過去  目次  未来 >
湿気



太陽のない街にいる
分厚い雲がどこまでもどこまでも続いている街にいる

「カラカラに乾いた空気の中を思い切り突っ走りたい」
そう思う人もいる

「いっそうのこと、土砂降りの雨に打たれてハイテンションになりたい」
と思う人もいる

だけど着る服が見当たらない

湿り気を身にまとって
湿り気を吸い込んだ体で
どこに向かっているんだろう

風が吹く
どこ吹く風が吹く

吹いている
どこ吹く風が吹いている



////////////////////////



ライブハウス
高円寺ALONE
月に一度の詩の会
「アンテナびんびんnight!」にて。

お題「湿気」より




2010年06月30日(水)

結果として


結果として残念な結果となりました。
結果として残念な結果となりました。

ヨシタロウを自転車に乗せて
家に着くまで2人でずっと
言いながら帰って来た二日間

一匹もザリガニが釣れなかった。

ア〜釣りたい
ア〜釣りたい

なかなかしぶとくて
逃げ足の速い奴だ

隠れていて
隠れていて
逃げ足早くて
愛着わいちゃっている
オレ

結果として残念な結果となりました。
結果として残念な結果となりました。



2010年06月27日(日)

長い


また散らかして
今日も派手にやったんだな

いろんな事を教えてもらってる
ハチャメチャになっていると思うのは
つまらない大人の視線

真剣に本気で遊んでいる姿
いろんな事を教えてもらっている
エネルギッシュに生きている姿。
でもお片づけはちゃんとしろよ。
だけれど
そんな暇もなくバタンキュウの
それにしてもかわいい寝顔だ。
そんな顔でお母さんのお腹の中にもいたんだな。

もう4年が経っている。「あっ」という間だ。
でも「あっ」という間には「あっ」だけではすまされない
オマエの笑った顔、泣いた顔、怒っている顔、喜びに満ち満ちている顔
悲しくて淋しくてたまらない顔、海よりも大きいひと粒の涙
お陽様よりも光っている目ん玉、いつでもオレの体に響いてくる純粋で
ストレートな声、神聖さを放つその寝顔、楽しそうに走って遊んで
かけずり回っている姿がいっぱいつまっている。
いくら書いても書ききれない程、高純度につまっている。

オマエは物凄くたくましいエネルギーで「時間」とういうものを
パンチしながら「今」を大いに生きている。
ヨシタロウ。だいぶ少年らしくなって来た。
これぞ男の中の男だと思うときもある。
かと思えば、猫なで声をあげて甘えん坊になる時もある。
油断もすきもありゃしない。
感情の天国と地獄を面白いスピードで行ったり来たりしていて、
とても忙しいオマエ。
そんなオマエのずっとそばにいる。

大切に育てている。
いつかは忘れてしまうかもしれない。
そんな事、思う間もなく目に焼き付けている。
高く高く抱き上げながら、甘い時が流れている。

手をつないでいる。
オマエをいろんな所に連れて行ってあげたい。
「喜ばせたい」というより「驚かせたい」。
これからもっともっとオマエと遊びたい。
だって楽しい事が山ほど待っているんだ。
可愛いオマエが一緒ならオレはどこへでも行ける。

オマエと遊んだ日の夕焼けはいつもとても奇麗だ。
道には胸を張って手を繋ぎあっている大きな影と小さな影が映る。
嬉しそうに、そして少しホッとしたようにお母さんが待っている
お家に帰る。

オマエの冒険は続く。
オレ達はずっと見守っている。

オレはいつかオマエよりも先に死ぬ

その時は今日の部屋のように
今度はオレが散らかったままかもしれないが
また散らかして
今日も派手にやったんだなって
ニヤニヤ笑いながらオレを見届けて欲しいなんて思ったり
なんかしちゃった日

ヨシタロウは幼稚園でオレの似顔絵を描いていて
今日それを見せてもらった。

ヒゲジョリジョリが絶妙に表現されていて笑った。

そんな今日という日の夜は
おおじみさんとチャボのライブを観に行った。
南青山MANDALAで観た。
言葉にはならない。
至福の一時を過ごした。
そのあとおおじみさんと阿佐ヶ谷で呑んだ。
次につながるひと時。
愛すべき時間だった。
全部ひっくるめて音楽な話だった。
音楽が大好きだからこそ
解りあえる人生の、楽しくて、つらくて、かっこいい
憂鬱で陽気なリズムが根底に流れている上での
会話というのは本当に楽しい。

先週はらいさんとメタメタに呑んだ。
金曜の夜。7時に渋谷で待ち合わせして
音楽の話をつまみにメタメタ気持ちよく呑んだ。
終電間近にらいさんと高円寺に行って
愛すべき人達に会ってまた呑んで、
段々立ち直って来た。

たいしたことねぇって。
たいしたことねぇって!

翌日は
テッペイと呑んで
悩みも話して、愚痴も言って
オレの事をオレ以上に解ってくれているテッペイに
今度の新曲を聴いて欲しいと思ったり

Dさんのワンマンライブを観て
かっこいいリフと共に
音楽で言葉を真っすぐに放つそのかっこよさに
惚れた夜

なんだか
全然これからのような気がして

今日のチャボのライブ
全てがあったよ。

たのしくて、つらくて、かっこいい。
生きている生活者が
自分の作品を
つくって、ひっさげて、届けている
ありのままのLIVEがあったよ。

もう気付いたよ。
朽ち果てた心は思い込みさ。
自分次第さ。

ギター弾いて
唄って
ライヴするのは
ステージあがる直前まで
苦しい事ばかりだと思っていたけど
そうじゃない。
とても贅沢な事をしているんだ。
ほとんどの事が苦しくても
表現ができる
そして
いくつになっても
新しい出会いがあって
それは自分自身との新しい出会いも含めて
自分さえ感覚が錆び付かなければ
何度でも生まれ変われる。
生き返れるわけで
とても贅沢な事をしているんだ。
だから少々苦くたって
どうってことねぇんだ。
感覚が死ななければ。
どうってことねぇんだ。
狂おしく錆び付いたらおしまいさ。
日々腐ってくさって腐り果てても
生き返れるんだ。このオイルで。
本来は誰しもそうなんだ、誰しもが表現者なんだ。
だれしもが自分のステージがあるんだ。

はやりすたりなんかどうだっていい。
むしろ、はやっている事があったとして
息子がいつの日かその時のはやり物に
夢中になっていたとしたら
オレは息子に言うだろう
「今、はやっている物は全て無視しろ」
「今、はやっている物は全て無視しろ」 と

間違いなく言うだろう。

オマエのそのオレの似顔絵。
そのクレパスを握った右手の感触。
クレパスと紙との空間を集中力で塗りつぶした
その遊び心を忘れないで欲しい。

忘れないで欲しい。







2010年06月19日(土)


今日はDさんの
ワンマンライヴだった!

オレ
Dさんの音楽
好きだよ。



2010年06月18日(金)

3コード


サムクックの唄声が
僕の憂鬱をなかった事にさせてくれる。

大きく優しく嬉しく暖かく
サムクックの唄声が
僕の憂鬱を小さく小さくしぼませてくれる。

そして僕を踊らせてくれる
とてもシンプルに。

ガキにはわからない
音楽の原点がそこにある。

ゴキゲンな3コードが
その声に
そのリズムに
ある。

その3コードには
あふれている。
楽しくて、つらくて、かっこいい。
憂鬱で陽気なリズムが。

ガキにはわからない
本物の音楽。

3コードには
全ての可能性が含まれている



2010年06月17日(木)

,



純粋だけでは生きていけない現実に叩きのめされる。
自分の甘さや弱さに悩む。自分に嘘をついているのがわかる。
だけど声は嘘をつかない。
そしていつもギターがそばにある。
気がつけばこの部屋にギターが転がっている。
ギターは決してオレを裏切らない。

オマエは嘘つきだと言われた。
オマエは男らしさを装っているけど
オレから言わせれば真逆だ。なんて言われた。
男らしさを装ったつもりなんかこれっぽっちも無いのに
言われた。
奥の部屋で2人っきりになって、いろいろ叱られた。
他になにを言われたかもう忘れたけが結構言われた。
たぶんオレ言われやすい奴なんだろう。
言われながらふと客観的になった時があった。
ムキになってオレに言っているけど
これってアナタ自身の事を言ってないか?
これってアナタ自分の事を棚に上げてオレに言ってないか?
そっくりそのままその言葉返してやりましょうか・・・。
言えないオレがまたここにいた。
ただただ「すいません」を言っていた。
でも全然悔しくなかった。
早くこの場を立ち去りたかっただけだから。

その何日か後
あの日、奥の部屋で2人きりになって言われた事を
その人は全く同じ事をみんながいる会議の前で
堂々とオレを叱った。
オレは一言も言ってもいない事を
さもオレが言ったかのような事も付け加えて。

じゃ〜なんでわざわざオレを奥の部屋に呼んで
オレを叱ったんだろう。ってその時思った。
みんなの前で叱るのだったら、奥の部屋に
あの日呼ばなければ良かったじゃん。って思った。

昨日叱られた事を今日改めたら
昨日と正反対の事を言われてまた叱られる。
なんだこりゃって思った。

オレは言われるままに謝った。
だったら毎日叱られていたって
元気をなくす事は無かろうに。
どうしてこんなにつまらないのだろう。

ところで
愛しい気持ちって
なんで切なさを連れてくるのだろうか。
オレが死んだら
もう二度と会えない
子供、友達、藤原さん、親が愛しいんだ。

俺が死んだらもう二度と会えないと思うと
愛しくてたまらなくなる。

生きるって大変なんだ。

また愚痴った。

30代って愚痴るのかね?

夢ばっかりの18歳
自信満々の20歳
打ちのめされる25歳
乗り越えて確固たる自信に繋がる27歳。
自由になった気がした30歳。
もう一度大きな壁を乗り越えなければ
先がない、36歳。

生きるって大変なんだね。
死なない事って。

ここを乗り越えて
夢ばっかりの18歳のあの透明を36歳の透明で
取り戻したいって思うよ。

そしてオレのそばにはいつもギターがあって。
ギターだけはオレを裏切らない。

ギターを初めて手にして
一曲唄う事が出来た時
世界が変わったもん。

オレ、ギターで救われた。
ギターがあれば何でも出来る気がするんだ。


2010年06月06日(日)

手応え



ライヴで
新曲2曲やった
この新曲
手応えあった

オレ
まだまだ行ける
もっと行ける

呼んでいる
呼ばれている



2010年06月05日(土)


【なんか楽しいね】

オレが玄関を出る時
「楽しいね」って言ったんだ
耳を疑ってもう一度
オレは聞き直したんだ

「なんか楽しいね」って
オフクロが言ったんだ
オレは「おう!」って言って
出かけたんだ

今度いつ会える
今度いつ会える
今度いつ会える
振り向かずに行く

「なんか楽しいね」
オレもそう思っていたんだ
オレは「おう!」って言って
出かけたんだ

今度いつ会える
今度いつ会える
今度いつ会える
振り向かずに行く


2010年06月01日(火)

 < 過去  目次  未来 >


MAIL