もくじぃ｜過去｜未来
| 2010年08月27日(金) | 静かな夜 |
なんだか
やけに
静かな夜だ
僕は
今
どんな音を
聞きたいんだろう
| 2010年08月25日(水) | とどまれない僕ら |
とどまれない哀しみを
思い知った夜
僕らは
心臓を強張らせるだろう
とどまれない恐怖に
気づいた朝
僕らは
生きることに
震えるだろう
この身を終わるときには
知ることができるのだろうか
永遠を奪われた
理由を
代わりに
このただの１秒を
与えられた理由というものを
| 2010年08月13日(金) | 過ぎる季節 |
夏が
知らぬまに過ぎてゆくように
僕らもいつか
ここを過ぎるときが
来るだろう
とどまれない静けさを
悔やむように
口ずさみながら
それでも
どこかへ
むかわずには
いられないだろう
| 2010年08月10日(火) | 夜の川 |
夜の川は
静かにしている
流れなど
止まるはずもないのに
静かなフリをするものだから
見るのが
怖いのだ
夜の川は
そんなこと知ってか
よりいっそうの
静けさを纏って
僕の目の向こうを
悠々と
流れてゆく
朝になったら
そうは
させまい
| 2010年08月06日(金) | 音 |
シンとした
音が
鳴る
おもしろがって
眺めてる僕がいる
恐ろしがって
見ないフリする僕がいる
たじろいで
立ち尽くす僕がいる
そんな自分すべてを
憎しみの目でにらんでいる僕がいる
でも結局
見ているだけだ
| 2010年08月05日(木) | 儚火 |
儚火
僕たちは
あの艶なヒカリの美しさではなく
その後に
残る
極端なまでの静に
心奪われているんじゃ
ないだろうか
| 2010年08月04日(水) | 丸まってればいい |
目を凝らしても
何も見えない時
耳を澄ませても
何も聞こえない時
ここはどこなのかと
思う
自分はなんなのかと
思う
ふいに
動きが止まる
走れば
風なき道に
風が生まれる
そんなことも
信じられないなら
一生ちぢこまって
丸まってればいい
だだをこねて
丸まってればいい
