裏くずきり
もくじぃ|過去|未来
20年後の悲しみを
いまから背負うのでは
かなはない
ましてそれが
20年先に まだ 悲しみであるかも
わからない
今と 少し先をさぐることで もう 目一杯である
心はなれて
一時静かになれば
今は見えぬ事も
感じられるだろう
急ぐな自分
曇った心で
何を見る
誰かとつながりたくって
日記を書いてます
だって 固体になりきるには 寂しすぎる世界です
つながりたいくせに 知られたくない
変なジレンマが 私を突き動かします
こんにちは
といへば
さようならがでてきます
ソンナ条理です
わかってます
そんな条理です
でも
一人は嫌なのです
一人になりたいのです
一人は嫌なのです
ひとりになれないのです
一人が好きなのです
あきらめられれば 楽なのです
あきらめるなら 楽なのです
楽でなくてもいいから
しぶとくココにいさせてください
ココは私の生きる道と
とてもまわりのみへてない 断言をさせてください
どうか どうか
見逃してください
今でなくては ならないのだと
僕は言います
頭がおかしいといわれても
バカだとののしられても
それさへ心地よいくらいに
自分を信じさせて
そんなことも出来ないのなら
いや そうしましょう
行きますよ
まだ いけますよ
ごめんね
ありがとう
どうか生かせて
クモリって好きだ
どうとでもなれるから
クモリって好きだ
自分を感じられるから
ウサギは洞窟の中にいた
洞窟といってもふよふよと
とらえどころのない
歩きづらい洞窟だった
あつく物事を語るのは
かっこわるい
いつごろからだろう
こんな要らぬ美学が
僕の頭を覆うようになったのは
本当のことを 探して あつくなることの どこがかっこわるいんだい
地下から声が聞こえてくる
本当のことなんか 人間には見つけられない
世に立つ風はいう
僕も反復する
そんなこと 人間には 必要ない
世に滞る風もヒソヒソする
ちがうさ
ちがうさ
そんなこと全部踏まえた上で
探さなきゃならないものが
あるんだ
アリンコは
真実を
言ったつもりだった
アリンコをつぶして
戦争はなくならない
大統領は
つぶやいた
僕は
ある程度の愚か者だから
明日になれば
この喜びも忘れてしまうだろう
一時過ぎれば
この悲しみも 忘れてしまうだろう
そして
今こうして
祈りをこめて書きなぐる文さへも
いつかは
軽率だと 嘘っぱちだと
愚弄するだろう
忘れてしまうかな
今を
今の真実を
そうね
忘れてしまうでしょうね
あぁ
空がしらんできた
行くよ
行くよ
願へど願へど とどまれない
さよなら
私はあまのじゃくだから
さよならをしたくないときに
それを 言葉にする
まるで 自分が決めたから 仕方がないというように
いや
そう
言い聞かせながら
(そのほうがずっといいし)
いくよ
。。
ねぇ
だって
変えてゆくことが
できるじゃない
自分のせいなら
変えてゆけるじゃない
それはそれで 幸せさ
でも 僕は関わりを完全に切断することはできない
そうさ したくない
一方向の幸せを 貫くほど強い意思でもない
まだ いけるかしら
間違ってるかしら
うかがいながら
言い聞かせながら
僕は僕に つぶやいたりする
役者はすごい
普通の水の飲み方を知っている
存在しない文字
追えない才
故に 瞼を閉じれば
ただの闇
さっきまで 宇宙の果ての果てのことを考えて
死にそうになっていた自分は
たった今 目の前にポツリと咲いたちっちゃな花に 苦笑いした
奢るな僕よ なんたる高慢 その心 宇宙の端にも 花は咲く
|