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READY!STEADY!どっこいしょ!...刈田

 

 

ガラパゴス諸島とセルビア人 - 2007年07月29日(日)

●大変、大変。
 ジーパンのチャックにチンポ挟んじゃった!
 これが皮部分だったらまだいいが、デリケートな亀頭部分なわけよ。
 どっかの軍隊では捕虜の兵隊に拷問するとき、
 亀頭に針を刺すらしいじゃん?
 それと同じ痛みを味わっているわけだ。オレは。
 というわけでしばらくG行為を控えます。

●ま、そんなことはどーでもいいんだが、友人から、
 「マイスペとmsnを併用するとすごいことになりますよ」
 という情報を聞き、試してみたんだが…
 こりゃ、本当にすげえ!
 たまたまセルビア人と仲良くなって、
 先方もmsn使ってるってんで相手を登録。
 チャットをしてみたところ、気づいたらこんな話になりまして。
 
 「ベンシャーマンっていいよね」
 「いいっすねー」
 「フレッドペリーとか好き?」
 「ああ、もちろん。ロンズデールは?」
 「最高、最高。でもヨーロッパだとあまり流行ってない」
 「ええっ、そうなんだ。日本だとポール・ウェラーの影響で結構シェアあるんだよね」
 「へえ、そうなんだ。ところでベンシャーマンのパンツってどう思う?」
 「あれはダメ。太くてB−BOYみたいだ。シャツは最高なのにね」
 「わかる、わかるー」

 おいおい、外人とファッションの話を普通にできるなんてすごくねえですか?
 しかも「ベンシャーマンのパンツはB−BOYみたいだ」ってのが通じるんだよ。
 その相手がセルビア人ってのが、またおっかしいよなぁ。
 セルビア〜旧ユーゴって紛争とか独立とかあって大変だった土地じゃん。
 そんなところでも日本と同じようなファッションが流通してるんだなぁ、と。

●で、この後、写真を送りあって、
 互いのセンスを自慢しあうという、よくわからない展開に。
 したら相手の人、顔がハッキリわかるような写真をバンバン送ってくるんだよね。
 マイスペやってても思うんだけど、
 海外のネットって自分の顔を出してナンボっていうのが基本臭いんですよね。
 顔を出すことによって相手の信頼を得る、っていうコンセンサスがあるみたい。
 これは匿名性の高い日本のネット事情とはまったく異なる。
 「日本のネットはグローバル化されていない」「世界に取り残されている」
 なんて言いますけど、その理由がよくわかりましたわ。

●ま、その匿名性が逆に「2ちゃん」とか
 「はてな」みたいな独自の文化を生み出しているんだろうなあ。
 そういや、どっかに書いてあったな。
 「日本のネットはガラパゴス諸島だ」って。

●しかし、まあ、翻訳ソフトを使いながらチャットするのは一苦労です。
 だからといって英語を習うつもりは一切ありません(笑)。


...

もう東京なんかにいたくないよぅ - 2007年07月24日(火)

●あ、そういや、全然ここを更新してなかったわ。
 最近?
 別にフツーの毎日だなぁ、って感じ。
 1月後半からほとんど休んでなかったですから、
 ごく自然に日曜日に休みがあるという生活に、
 イマイチ馴れきれてないんですよねー。
 戦争後遺症みたいな感じか?

●で、約10年ぶりくらいにジャックケルアックの
 『路上』とか読み出しちゃいまして。
 ついでに『イージーライダー』『断絶』などのロードムービーを見たり、
 ボブディランの『追憶のハイウェイ61』などを聴き漁るに至り、
 「あー、もう東京なんかにいたくないよぅ」
 なんてモード発令。
 旅行きてー。

●しかし上記の作品って、オレが19、20歳くらいのときに
 触れていたものばかりなんですよね。
 (『断絶』は未公開だったので、先日はじめて見たわけですけど)
 こういうハッパ系/サイケ系の文化からは、
 すっかり卒業したつもりだったんだけどなぁ。
 いわゆる先祖帰り的な感じ?

●なんて書くと、ほんとダラダラ過ごしてるみたいだな、オレ(笑)。
 いやいや、実はそんなことはなくて、
 いくつかの案件でバビューンと動いてたりします。
 今週末の打ち合わせが今からドキがムネムネだったりしてね♪

●あと、先日、母校で講師をやってきたんすよ。
 今回は4人のイキのいい生徒を捕まえることが出来まして、
 彼らと何か一緒に出来たらいいなぁ、なんて思ってる。
 若いのとワイワイやるのってなんか楽しそうじゃん?



...

なんだ、新しいじゃん。 - 2007年07月07日(土)

90年代、2000年代と、
「新しいものがまったくない、すべては行き詰まっている」
てなセリフが口々に囁かれているわけですけど、
そんなことねえよなぁ、と思う今日この頃。

BLOOD STAIN CHILD - FREEDOM -
http://www.youtube.com/watch?v=2oi-8xl7uZs

Enter Shikari - Anything Can Happen In The Next Half Hour -
http://www.entershikari.jp/video.html

よく考えたら、すごくね?
メタルとトランスがしっかりカッチリ合体しちゃってるんですよ。
昔はまったく相容れなかったものがキレイに繋がっちゃってるこの現実。
オレみたいな世代からすると、かなりシンパシーを感じますね。
まあ、実はシンセ系音楽とハードなギターの融合は、
すでにJ−POPが散々やってきたことなんですけどね。
でもこれとJ−POPは根本的感覚が違う。
向こうではこういうのがちょっとしたブームなのかなぁ?

正直に言ってしまうと、こういう音、オレ的にはあまり趣味じゃないんですよ。
最近はもっぱらソウル/R&Bばっか聴いてますからね。
だけど、これくらい新しいと思えるものが出てくると、
行き詰まってるなんてウソだよなぁ、と思います。
そう言う人は、単に自分の好きなジャンルや世界が行き詰まってるだけなんだと思う。

ちなみにBLOOD STAIN CHILDは日本のインディーズバンドで、
なぜかヨーロッパ方面で大人気。上記PVは、あのGONZOの仕事です。
Enter Shikariは"レイブ・ミーツ・メタル"なんて言われてる。
ニューレイブ系にジャンルされてたりもするけど、それはどうだろ?って感じもするなぁ。
よくわかんないけど。


...

bossa nova 1991 - 2007年07月06日(金)

ぬなーっ。延期、延期の末、やっと発売ですか!

小西康陽選曲 V.A.「bossa nova 1991 shibuya scene retrospective」
http://d.hatena.ne.jp/roundtable/20070623

うれしはずかし、90年代の渋谷系オサレ派の伝説を今に伝えるこの1枚。
オリジナルラブ、フリッパー、ピチカート、カミヒ、
オザケンといったお約束どころを入れつつ、
小西参加の夏木マリ、フリッパーズ参加の渡辺満里奈、
さらにスムースエース、前園直樹といったネオ渋谷系?な方々も収録。

いろいろ権利関係が大変だったことは予想できますが、
小西先生、ちょっと選曲ひねりすぎのような気がします…。
まあ、小西氏の趣味からすれば当然なんだけど、ボサ色/ジャズ色が強い。
ヒップホップ/ハウス/ロック色が弱いんです。
当時はこのあたりがごちゃ混ぜになってたような印象があるんだよなぁ。
もっとジャンルレスっていうか。

あー、そうか。
逆に言えば、オレはこの時代特有のゴッタ煮感を
渋谷系と解釈しているわけか。
今にして思えば、当時もオレのように解釈してる人って、
それほどいなかったのかもしれない。
やっぱ渋谷系=ボッサでジャジーみたいなのが一般的なんだろうか?

というわけでBGMは、En Vogueの『Funky Divas』(1992)。
ディーバのソウル系かと思いきや、ロックでファンクでヒップホップで
ジャズでハウスでビートルズでブギーバックな要素(笑)まで入ってる。
やっぱこのチャンプルー的混ぜこぜっぷりは明らかに90年代なんだよね。
いわば、すごく雑誌的。
最近のアーティストのCDって、単行本/専門誌みたいな感じがする。
だから途中で飽きるのかなぁ。

あとこれも。
Koizmix Production(小泉今日子)『bambinater』(1992)。
参加ミュージシャンがゴイスー。
小西康陽、野宮真貴、高浪敬太郎のピチカート組に、
小山田圭吾(フリッパーズ/コーネリアス)、田島貴男(オリジナルラブ)。
さらに藤原ヒロシ、宮崎泉(ダブマスターX)、浜崎貴司、朝本浩文なんて名前も。
中でも『華麗なる休暇』における小山田氏のヤル気の感じられない作詞術は必見。
逆に小泉今日子のキュートさを引き出してるからビックリです。


...

can you speak english? はあ? - 2007年07月05日(木)

●先日の日記で「外人優しいなー」とか書きましたが、
 まあ、優しいかも知れんけど、やっぱバカはいるもんでして。
 一昨日の早朝、仕事仲間と渋谷のマックで茶してたら、
 隣の席にいたちょろい白人が、
 突然、オレらの灰皿でタバコをもみ消しはじめたわけですよ。
 なーんも言わずに。
 その瞬間、キレましたよ、ワタクシは。

刈田「(格闘家・小川直也的な勢いで)オイオイオイ、ちょっと待てよ。
   あんたさ、マナーってもんを知らないわけ?」
外人「(微妙な笑顔で)can you speak english?」
刈田「はあ? 英語なんか喋れたって、喋るかっつーの。
   郷に入れば郷に従えって言葉知らねえのか?」
外人「(きょとんとした顔で)………」
刈田「あのな、人の灰皿借りたかったら、excuse meだのsorryだの
   一言言えっつうの。わかる?」
外人「………」

 外人に向かって延々日本語で説教する日本人と、
 それをチンプンカンプンな表情で聞いている外人。
 回りから見たら、これ、どう考えてもコントですね。
 あー、無駄な体力使っちまったなぁ…。

●つーかよ、この白人と同席していた日本人の女どもよ。
 マナーくらい教えろよ。しっかりコイツらを教育しろよ。
 同じ日本人として恥ずかしいね。

●あ、外人で思い出した。
 うちの近所のアジア料理屋にミャンマー人(見た目は完全にギャル男)が
 働いているんですが、彼はすごくいいヤツなんですよ。
 商売やってるからマナーはわかってるし、日本語も流暢。
 さらに

 「自分、モテないんすよね〜」

 と連呼する姿は非常に好感が持てます。ええ。

●ところで、オレって黙ってると怖いっすか?
 なんか昔からそういうこと言われるんですよねぇ。
 実際は全然怖くないのになぁ。
 相手が怖いと思ってるとき、頭の中では大抵、
 「今日の夕ご飯、何食べようかな?」
 とかそんなことしか考えてないんですけどねぇ。
 もしくは疲れてうんざりしてるとかね。

●最近買ったCDで特に素晴らしかったもの。
 DJ KAWASAKI「BEAUTIFUL TOO」。
 ジャケも素晴らしいがPVもいい。

 http://www.youtube.com/watch?v=FzCoUopjWR8

 全然、カネかかってないのになんでこんなにすごいのだ。
 全部、モデルLENAの魅力のせいだ!
 パンイチでジーンズ履こうとしてるシーンにグッと来ます。
 って、バカヤロー!  こんなの見てたら余計寝れねえだろうが!!!
 最近、音楽配信が増加し、CD=ブツとしての
 パッケージ産業が崩壊しつつあるなんて言われてます。
 でもこのDJ kawasakiさんのCDは、LENAのジャケがあってこそ生きる。
 パッケージ産業万歳!

●あ、あとこれもテンション上がります。
 Triple-P vs アントニオ猪木「道」。
 久々にいいバカCDでした。
 もちろんこれ、ホメ言葉ね(笑)。


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