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READY!STEADY!どっこいしょ!...刈田

 

 

これは良いものだ。 - 2006年11月29日(水)

周囲の同業者の方に異様に評判が高いのが、
女性誌『セブンティーン』。
ええ、私も読んでます。

で、先月の『セブンティーン』に付いていた、
付録のメイク講座DVD『キレイになれるDVD』
を今さらながら見たのですが、
これは良いものだ、キシリア様に必ず届けてくれよ!的な1枚。
メイクの勉強にもなるし(笑)、
何しろモデルさんがかわいいのですよ!
森◎梨佳ちゃんとか大石◎月ちゃんとか。
特に大石ちゃん、リアやLENAのタメ張るくらいお気に入りです。

ちなみに今月号の『セブンティーン』で面白かったのは、
STモデルが妄想するクリスマスデートを再現するページ。
バイク乗りの年上の彼氏にマイ・ヘルメットをプレゼントされる等
どうしようもない妄想だらけです。
このバカっぷり、あなどれません!


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ということを某所に書いたら、
監督の某K氏がステキな反応を残してくれまして、
そのやり取りがあまりにも面白かったので、
以下、読みやすく再構成して掲載します!
某Kさん、無許可ですみません。
いや、あの、ほんとうに面白すぎたんで、つい(笑)


K氏「あぁ、『セブンティーン』僕も読みます(爆)。
   そういや、水着特集の時の大石◎月ちゃんは良かったですね。
   結構大きなあのおっぱいにホルタービキニの組み合わせが
   実用的でしたw」
刈田「はい、オレもアレで完全にワンフーになりました!
   まさかこんなところに同志がいるとは…」
K氏「おぉ!刈田さん、やはり同志でしたかw!
   雑誌関係は溜まると収拾がつかなくなるので
   定期的に捨ててますがアレだけは保存版ですよw!」
刈田「『セブンティーン』ってエロ本買うより恥ずかしくありません?(笑)」
K氏「分かります分かりますw。
   ま、僕の中ではある意味女性誌≒エロ本ですけど(爆)・・・
   女性誌エロいっすよねぇ。モテる為に肌をチラ見せ!みたいな、
   当人達がエロカッコイイ位にしか思ってない事を
   こっちはもっとスケベな目線で見てますよ!的な
   スタンスが良いんですよねぇ」
刈田「オレも違った意味で女性誌=エロ本説を唱える一人です!
   エロ本も女性誌も人間の欲望が詰まった装置ですから、
   根本的に何ら変わらないような気がしております。
   両方仕事やったことあるんですが、ほんと方法論は一緒(笑)」
K氏「それと、女性誌の見出しってすごくありません?
   はまったキャッチコピー見つけては一人喜んでいますw」
刈田「そうそう、あの辺りのセンスは学ぶべきところありますよ。
   特に「エロかわ」とか「エロかっこいい」って言葉は、
   本当、革命だったような気がする。
   あれ以降、街中の女子が変わったもの。
   女性誌による無血革命ですよ!」

いやー、二人ともいいこと言ってるなー。



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世は全てこともなし - 2006年11月27日(月)

本日、朝9時。
なんか外が騒がしいなぁーと思ったら、
うちのとなりの北朝鮮系施設が強制捜査を受けてました。
怒号、絶叫、絶え間なく続くシュプレヒコール……
ああ、もう、起きちゃったじゃねえか!
昨日、あんなにもう寝ますとか言ってたのに、
結局深夜2時すぎまでカキカキしてたもんだから、
寝たのが3時過ぎでして、少々睡眠不足。

なもんで、半ブチキレ気味にメンションの下に降りたら、
入り口が報道陣だらけ。
同じマンションに住む、自称町内会長のおっさんと、
「マスコミの方々は住人の迷惑にならないようにしてよー」
などと言っておったら、
そのマスコミのうちの1人が、
「住人の方ですか?ご感想は?」
だって。
同業者みたいなもんですから気持ちもわかるんですが、
わかるけれども、せめて会社名くらいは名乗ってほしいものです、はい。

途中、自称町内会長とともにケーサツの方に
「いつになったら終わるの?」
と聞きに行ったんですが、今度は無視されまして。

んで、朝鮮の人々はずーっとうるさいまんま。

ほんと辟易です。

国益も大切でしょうし、民族の安全も大事でしょうし、
報道の自由も大いにけっこうでありますが、
すべてオレの睡眠時間や安全や平穏は無視したまま
行われていることですからねえ。
こっちがシュプレヒコールをしたくなったくらいですよ。

って、今よくよく考えてみたら、
オレ、一応6時間寝てたのな。
なんだ、何も問題ないじゃないっすか(苦笑)。
世は全てこともなし!




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今日はこの辺りで - 2006年11月26日(日)

やっと小説モードになってきた最近です。
って、明日明後日はいつもの編集部でお仕事だけんども。

オレね、この小説って作業をやってると、
己の才能のなさに辟易するんですよ。
まずキャラ設定、キャラ相関図からやりはじめて、
A→B→C→D…という、
ある種のプロットみたいなのを作るんですが、
ここをツメないと本当に何も書き出せないの。
特にキャラは重要で、最初の出発地点で人格がわかりきってないと、
ネタを出しては自分にダメ出しをし、
書いては自分にダメ出しの繰り返しになっちゃうんです。
この数週間、そういう作業の繰り返していたんですが、
やっと自分の中にキャラが息づいてきた感じです。

特に今回は前回と同じ方法論を使わない、
という禁じ手を自らに課していますので、
微妙な迷いがあったのですが、やっとキタなーと。

あとね、書き出すと、あまり寝なくなるんです。オレ。
こういう生活を半年続けると、カラダがぶっ壊れるというのが、
重々わかってますんで、今回はしっかり寝るぞ、と。
なので今日もこの辺りで終わらせてしっかり寝ます。
以上、自分に言い聞かせるためだけに書いた日記でした、申し訳ない(笑)。


あ、ちなみに12月13日(水)の新宿ロフトプラスワンのイベントに出ます。
ていうかいつの間にかゲスト欄にオレの名前が入っていたので、
「とりあえず来い」っていう命令みたいです。
ええ、イキますとも、エロジャケ持ってー酒飲んでー!

12月13日(水)@新宿ロフトプラスワン
『恍惚のセクカワレコード・コレクション』発売記念イベント
「歌謡曲の処女を奪うゆうべ」

ここ数年ブームを起こしているエロジャケ、フェロモン歌謡を紹介した
ムックの決定版『恍惚のセクカワレコード・コレクション』の発売を記念し、
幻のエロ盤レコード・コレクター達が大集結!
【出演】新モノラルブラザース(ゴンザレス合林&ロドリゲス鈴木)
【Guest】伴ジャクソン、杉作J太郎、湯浅学、刈田まんぞう、五島昌紀、他
 Open 18:30 / Start 19:30 ¥1500(飲食代別)





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ビートルズ『LOVE』 - 2006年11月23日(木)

●あさって発売の『月刊アフタヌーン』(講談社)で、
 プリンスのベスト盤『アルティメイト』、
 ビートルズの新譜『LOVE』についてのコラムを書いております。
 プリンス、ビートルズの原稿書いてるなんて、
 オレは渋谷陽一かっつーの!

●で、ビートルズ『LOVE』。
 上記原稿では紙幅の都合上、マッシュアップについての
 ことしか書けなかったんだけど、
 今にして思えば全然、違う論点で書けばよかったと反省。
 ビートルズ『LOVE』の注目すべき点は音のクリアさじゃねえか?
 特にビビッたのは『レヴォリューション』のギターの威力ですよ。
 最近、『LOVE』を寝る前のBGMとして
 利用してるんですが、『レヴォリューション』の
 イントロのギターがかかるたびに、ハッと飛び起きてしまうわけ。
 まるでそこでジョージ(ジョン?)が弾いてるんじゃないか?
 くらいに音が生々しいんですよ。
 40年前の音とは思えません
 『LOVE』は、すでに完成していると言われている全アルバムの、
 デジタルリマスター音源から、作られているんだろうから、
 こりゃあリマスター再発に期待がかかりますな、と思った次第。

●最近、肩の件もあって仕事断りまくりっす。
 本当に本当の申し訳ないっす……。





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もう否定しようがない - 2006年11月22日(水)

昨日、某社のお祭りに出席しまして、
そこで久々にN先生と再会しました。
昨年一昨年と取材等で電話でお話はしていたんすけど、
対面で飲んだのは、もう何年ぶりかです。
で、改めて思ったのは、やっぱオレって
先生の影響がデカイんだなぁ、と。

もう時効なので言っちゃいますけど、
中高時代はご多分にもれず『東京トンガリキッズ』読者だったし、
『投稿写真』の先生のアイドル・インタビューは、
必ず読んでたような人間だったわけですよ。
その後いろいろと縁があって、『すごいぜ!ノストラダムス』出版時に、
N森文化新聞に出させていただいたこともあったわけでして。

だけど、あるとき、そんな自分がムショウに嫌になりまして、
なるべく己を否定しようと思ってやってきたわけですけど、
結局、気づけば自分がやってることってN森流だったりするわけですよ。
アイドル・インタビューも、小説みたいなのも、
N森先生のジャンル外であったエロに関してだって、
斬り方とかは完全に先生の手法の援用だったりしてさ。

そんなね、よく考えてみりゃ、
15、6の多感な時期に育まれたものを、
捨てようとしたって無理っすよ。

だってね、その晩、N森さんがS田雅彦先生を紹介してくれたんですが、
2人が並んでいる姿を見て、
「うわー、『噂だけの世紀末』みたいっすね!」
とかすんなり言えるのってたぶん日本で数人しかいないと思うもん。
全然自慢できねえけど。
(そしてそれに反応してくれた同席者はやはりTさんのみだった・笑)。

ただ、やっぱりオイラはN氏のような知識も甲斐性もないし、
『東京トンガリキッズ』や『東京アリス』の地点に到達できるかというと、
まったくをもって自信がないわけですが、だけど、その滋養だけは、
しっかり受け継ごうと確信した夜なのでありました。

まあ、受け継ぐって言ってもポコチンで、なんですけどね。
自分にしかできないオナニーの仕方を、
自分以外の人に伝わるように説明して、
で、よかったらみんなで一緒に楽しんでみないか?つー感じ。




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小室哲哉について真剣に考えてみる - 2006年11月19日(日)

今回も90年代流れのお話。
今まで徹底的に避けてたんだが、そろそろ
小室哲哉氏の音楽について真剣に語ってみたいと思う。

私と小室の音楽の出会いは意外と古く、
TMのアルバムで言うと『CHILDHOOD'S END』
『TWINKLE NIGHT』(ともに85年)あたりになるのだが、
この2枚には相当感銘を受けたものだった。
メロディやシンセ使いの音色はもちろん、
その歌詞がアーサーCクラークのSF大作『幼年期の終わり』、
菊地秀行の小説『吸血鬼ハンター』といった
内外のSF/ファンタジーに影響を受けている
という事実を知った私は、口角泡を飛ばしながら
「小室はすごいぞ」
とクラスの連中に説明しまくったのだが、
そこいらの中坊にアーサーCクラークと言ったところで
わかるはずもなく、当然のように理解されなかった。
大人がわかってくれないのは重々承知していたが、
子供もわかってくれなかったのだ。
だから、その後、『Get Wild』でTMが売れたとき、
反骨精神旺盛な13だか14の私は思った。
「だから言ったじゃねえか」
「おそいっつーの」
「てか、オメーラ、アニメの主題歌だったら聴くんか?」
確かに『Get Wild』はいい曲だが、歌詞もサウンドも、
初期TMのエッセンスを徹底的に薄めたものでしかない、
という感想だった。

そして、ここからはもしかしたら、の仮定の話でしかないのだが、
私と同じような感慨を小室本人も抱いていたようなフシがある。

90年代前後の小室がプロデューサー業へ転進して
業界を席巻したとき、TM時代とは明らかな変化があった。
それはサウンドやメロディの問題ではない。
享楽的なtrf『EZ DO DANCE』、
女の子の生態を描いたhitomi『CANDY GIRL』を聴けばわかるように、
歌詞からSF性/ファンタジー性が排除され、
街の風景が描かれるようになったのだ。
宇宙からストリートへ。ファンタジーからリアルへ。
未来を見るよりも、今を語る…という変化が見られた。
小室は悟っていたのかもしれない。
『Get Wild』での成功は、SF性/物語性を薄めたことが勝因だった。
誰にもわかってくれない世界を描いても勝てはしない。
ならば、TMが内包しているSF性を捨てることでしか、
次の展開はない、と。

全ての小室ワークを押さえているわけではないので、
浅はかな認識で申し訳ないのだが、
小室氏が最後にSF性を発揮したのは、
globeの『CRUISE RECORD 1995-2000』だと思っている。
このアルバム、ただのベスト盤のように見えるが、まったく違う。
ヒット曲の間に実験的な新曲、インタールードを配置することにより、
コンセプトアルバム仕立てになっており、
この時点で何らかの意図を感じる。

DISC2の冒頭で、パーラメント/ファンカデリックの
『Let's Take It to the Stage』が
サンプリングされているのは象徴的だ。
パーラメント/ファンカデリックは、
「宇宙人がゲットーに降りてきて、人々を救う」
というSF的な世界観を肉体的グルーヴ感でもって構築した
ファンクバンドである。
SF好きの小室氏ならありえる選択である。

しかし、今の耳で聴くと驚くことばかりだ。
詞はリアルな街の光景を鏡のように
映し出すことに徹してはいるものの、
メロは歌いにくいし、奇怪なループやサウンドだらけ。
これは完全にプログレッシヴJ-POPだ。
こんな先進的なものが売れていたんだから、
やっぱり90年代はとんでもない時代だったのだ、と思う。
これを10代の頃に聴き続けていた今の20代は、
確実に僕とは耳が違うはずだ。
今のチャートに上がっているJ-POPに
飽き飽きしていてもおかしくないだろう。




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アラカワ・ラップ・ブラザーズはあえて入れていません - 2006年11月17日(金)


●最近、例の90年代再評価ブームに乗って、
 当時の短冊形シングルCDを実家から引き上げてきたりしてます。
 しかし、90年代のJ-POPはほんと素晴らしいなぁ。
 邦楽が一番売れてた時期で業界的にカネ使い放題だったんだから、
 いいものが出来て当たり前なんだけどね。
 最近のヘビロテは以下のとおり。

・鈴木蘭々『kiss』(1997年)
 …蘭々は『負けないぞェ』じゃなくて、確実にコレ。
  抑制の効いた泣きのコード進行&メロが超ツボ。
  これ、誰かカバーしてくれよー。

・ICE BOX『冷たいキス』(1995年)
 …秋元康氏の企画モノとは思えないほどの大名曲。
  ハモリまくりのボーカルは中西圭三、伊秩弘将、池田聡の仕事。
  これとビーチボーイズのおかげでコーラスの気持ちよさを知りました。

・UA『太陽手に月は心の両手に』(1996)
 …途中からアーティスティックになりすぎてキモかったUAですが、
  この頃は適度なPOPさ=ヤラされてる感があって好き。
  藤原ヒロシ・ワークの中では最高なんじゃないすか?

・hal『Hitch Hike』(1996年)
 …アレンジを当時ピチカートにいた高浪氏が手がけている、
  名ガールポップ。歌唱的にhalさんご本人は不本意かもしれないけど、
  このヘタさ加減がキュートなんですよ!
  メロも完璧。おいしい転調が、ぐっとくるのよー。

・クレア『瞳いっぱいの夏 Radioactivity』(1993年)
 …オリジナル曲と松田聖子「白いパラソル」の鬼マッシュアップ。
  インディダンス調のアレンジが、セカンドサマーオブラブ以降って印象。
  解散後、メンバー1人が、今は亡きセンター街の入り口の喫茶店で
  バイトしてたっけなぁ。

・ブラックビスケッツ『Timing』(1998)
 …すみません(笑)。でもこれ、ほんと好きなんです。
  企画モノなのに歌詞もメロも奇跡的っつーか手抜きナシ。
  往年のフィラデルフィア・ソウル風アレンジも◎。
  確かにサウンド・音色はダメダメだけど…。

 とりあえず全部リマスターしてください。頼む!







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エンドレス・ワイヤー - 2006年11月14日(火)

ザ・フーの新作『エンドレス・ワイヤー』を聴いた。
デビュー42周年、オリジナル楽曲だけの
アルバムという意味では24年ぶりの新作となる。

先行シングル『ワイヤー&グラス』を聴いていたので予想はできたが、
収録曲のほとんどがピートの自宅スタジオで収録されており、
かつ半数の楽曲が打ち込みドラムのためか、サウンドはかなりジェントル。
はじめに聴いたとき、ピートのデモテープ集
『ライフハウス・クロニクル』を思い出したほどで、
本作もロジャー・ダルドリー(Vo)が歌うピート・タウンゼント(G)の
ソロアルバムといった印象だ。
改めてザ・フーというバンドの核がジョン・エントウィッスル(b)と
キース・ムーン(Dr)のリズム隊であったことがよくわかる。

だけど、『トミー』あたりを聴けばわかるように、
コンセプトアルバムを作るときのフーはサウンドが平坦になりがちだ。
今回の『エンドレス・ワイヤー』に至っては、
意図的に大人しいサウンドに仕上げている可能性すらある。
何せピートは、ipodユーザーにイヤホンで音楽を聴くと難聴になる、
と警告しているからね。
http://www.barks.jp/news/?id=1000016946

それでも『エンドレス・ワイヤー』を聴いていると、
なんだかうれしくなってしまうのだ。
『トミー』『ライフハウス』『四重人格』に続く、
ロックオペラだというのも理由のひとつだが、
一番感銘を受けたのが歌詞の端々から透けてくる“青さ”だ。

 「僕らには強さが足りない。
  若さが足りない。
  孤独感が足りない。
  冷たさが足りない。
  精神的にまだまだ大人になりきれていない。
  恋をするにはね…」
  (「マイク・ポストのテーマ」より)

60歳過ぎのジジイが何を言ってんだか!って感じだが、
この年で内向的な童貞性を発揮できるというのは素晴らしい。
ピートの中には、いまだに『トミー』の主人公トミーや
『四重人格』のジミーが息づいている。
それがなんだかうれしいのだ。
 
あとこの辺りにもグッと来た。

 「人間なんてちっぽけな結晶でしかない。
  天から落ちてきた雪の結晶みたいに
  少しずつ街並みを飾っていく」
  (「フラグメンツ・オブ・フラグメンツ」より)







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特に重要なことはありませんが、実は…… - 2006年11月08日(水)

●明日発売の『ヤング○ャンプ』で、
「青年よ、書を捨てよ、街ナンパせよ!」という記事書いてます。
 某有名ナンパ師のコメント満載でーす。

●本日、某レコーディングスタジオにうかがったんですが、
 百戦錬磨のミュージシャンってすげえな。
 1曲のデモをたった1時間で完成させちゃうの。
 まあ、プロなんだから当然なのかもしれないけど、
 その鮮やかな手さばきにうっとりしてしまった刈田なのでした。





...

【かなり重要かもしれないお知らせ】と付記と付記 - 2006年11月06日(月)

●すっげ!!

 「考えるだけ」でスイッチ切り替え、日立が実験成功
 http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20061106it13.htm

 日立、脳血液量の変化で機器を操作するインターフェース技術の実験に成功
 http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20302029,00.htm

 人の意思を伝えるマシンの登場ですよ!!
 これでサイコミュまで一歩近づいた!!!
 いや、サイコミュってよりもサイコフレームに近いか。

 記事によると、このシステムは、
 前頭葉の血流を信号化して機械に伝えるものらしいが、
 逆にその部分の血流をよくするマシンが出来れば、
 ガンダムWのゼロ・システムみたいに、
 人を誘導できちゃうってこと?
 (↑いかにもSF的な発想ですみません)

 ま、モビルスーツが出来ないことには何もはじまらないわけですが…。


●『STUDIO VOICE』が90年代総括特集をやってますよー。
 トーンはもちろんサブカル〜渋谷系一色って感じで。
 しかし、こうやってコジャレたデザインで紙面化されてしまうと、
 90年代サブカルも立派に“伝説化”して見えてしまうので怖い。
 渋谷陽一氏が、「同世代のヤツがビートルズ、ビートルズと騒ぐのが
 気持ち悪い。当時、自分の回りにビートルズを聴いている人間なんて
 一人もいなかった。ウソを付くな」
 というようなことを書いておられて、
 それと同様の事態が起ころうとしている気配が…。
 
 だけど、これ、読みどころがないというわけではなくて、
 編集センスが発揮されてるいい特集なんですよ!
 数十ページにも渡って、90年代のサブカルが
 いかにオシャレだったかを力説してきたハズなのに、
 最後の最後で登場するのは村崎百郎氏。ゴミを漁る人です。
 しかも村崎氏、いい感じで暴走してます。
 「年齢によって世界の捉え方が違うので、時代で文化を区切ることは出来ない」
 と特集のコンセプトを一刀両断。完璧すぎるオチでしょう!

●だけど、こうやって最後でちゃぶ台をひっくり返すのって、
 90年代的なセンスなような気がしますな。
 オレもよくやっちゃう手なんですが…。

●そういや、冒頭の北沢夏音氏×三田格氏の対談も興味深かった。
 「00年代は95年からはじまっているような気がしませんか。
  (中略)95年を境に深い亀裂が入っている」
 実は昨年の秋、同年代の方々とお話させていただいたとき、
 同じような話になったんですよ。
 まあ、我々の場合は「95年で世界は終わった」だったんですが。
 モラトリアム期間が終了しちゃったなー、みたいな。

●つーか根本的な問題ですが、どの雑誌でもいいんですが、
 90年代メインカルチャーの総括を見たいっす。
 構造論的にいえば、メインカルチャーが見えてこないと、
 サブカルチャーも見えてこないような気が。
 90年代のメインって何?っていう微妙な問題もあるけど、
 小室サウンドとかSMAP、カラオケやジュリアナ東京、
 チーマー/コギャル/ギャングあたりのフィジカル系流れは
 確実に押さえたいところだし、そうそう、コンビニの増加も、
 地方のストリートカルチャーの隆盛に関連しているような気がする。
 この他、『STUDIO VOICE』では積極的に取り上げられてなかった、
 文科系サブカルもあるよね。
 「もののけ」「エヴァ」あたりではじまる第三次アニメブーム、
 小林よしのり「ゴー宣」関連の話とか、
 ビジュアル系やメロコア、キングギドラ以降のHIPHOPシーンの隆盛、
 マジックマッシュルームなどのドラッグ関連の広まり、
 プレイステーションドリキャスなどゲーム戦争、
 ウインドウズ95/98登場によるネット文化の萌芽、
 テレクラ〜出会い系に至る男女関係の変化とかも入れつつ。

●これ、どなたかやってくれませんか?
 大変じゃないかって? 大丈夫、大丈夫。
 どんなテーマでも「バブル崩壊」「オウム」「阪神大震災」「酒鬼薔薇」
 あたりのキーワード混ぜておけば頭良さげに見えまっせー。






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【あまり重要でないお知らせ】と付記 - 2006年11月05日(日)

●yahoo!の「働きマン診断」をやりました。
 http://fortune.yahoo.co.jp/fortune/special/hatarakiman_2006/index.html
 思ったとおりの結果だったのでつまらなかったです。
 「90%以上の働きマン」
 「あなたは松方弘子も驚く仕事の鬼!」
 「仕事のためならプライベートのほとんどを犠牲にすることを厭わない」
 「『仕事したなーって思って死にたい』というのがまんざら嘘ではありません」
 尊敬する人が下の記事に登場する、
 65歳にして現役バリバリ、絵コンテ千本切りの方なのだから当然だろうよ。
 おかげで肩がやられっぱなしなわけですが(苦笑)

●ガンダム世代の親父こと、富野由悠季監督の
 最新作『リーンの翼』が本日、ネットで無料放送されます。
 http://www.rean-wings.net/
 難解かもしませんが、ガンダムおよび富野ファンは
 見る価値アリ!と断言。ガンダムの次回作を
 あの福井晴敏氏が手がけるなんて話がありますけど、
 それに対する富野氏からの回答とも受け取れるシーンが
 随所に出てきます。
 サコミズ王=富野氏、主人公エイサップ鈴木=福井氏
 と見るとかなり興味深いっすよ。
 もちろんサコミズ=宮崎駿氏、エイサップ=宮崎吾朗氏
 と置き換えることも可能。
 世代交代か……。

●つーわけで『リーンの翼』、全6話見終わりました。
 一応、DVDその他で4話までは見ていたんですが、
 まさかこんな結末を迎えるとは…。
 本作は四つ巴ともいうべき戦乱を描いた作品ですので、
 まだ完全には関係性を把握できていないため、
 もう一度見る必要がありそうです。
 しかしながら、初見の6話ではしっかり泣かせていただきました。
 戦闘中に飛び交う私怨と思念、
 そのセリフの中にこめられた含蓄は強烈すぎます。
 それとともに、上記記事の中でも触れたことにも関わるのですが、
 劇中に登場する最終兵器(?)“リーンの翼”は、
 富野御大のクリエイティビティそのものではないかと感じました。
 「この手法を受け継ぐ者が現れるのか?
  いや、これは私しか出来ないことなのかもしれない」
 「安易にこの世界に触れないほうが身のためだ。
  すべてを失いかねないぞ」
 「こんなことに付き合わずに、それぞれの生活に戻れ。
  しっかりと大地に根を張って生きろ」
 という寓話的メッセージが込められているような気さえしてきます。
 と、深読みしたところで付記を終了したいと思います。






...

【そこそこ重要なお知らせ】 - 2006年11月01日(水)

 
●先々週、某誌で取材した某氏が、
 捕まっちゃったというウワサが流れてる。
 詳細な事実関係はまだ不明なんですが、 
 法や児童を犯しちゃいかんと思うです。
 根が痴女好きの私には気持ちがあまりわからんです。

●今月&先月の『ミュージックマガジン』や、
 『free soul』のベスト盤のライナーノーツ等、
 90年代の渋谷系を振り返ろうと
 する動きが盛んになってきている。
 そこで、フリッパーズギターも連載を持っていた、
 今は亡き『i-D JAPAN』とか読んでみたんだが、
 やっぱ面白いっすね、この雑誌。
 デザインのコジャレ感はもとより、
 渋谷チーマーの歴史相関図や、伝説の彫師インタビュー、
 「貴花田(当時)はケンカが強い」とか、
 イカしたゴシップ記事満載。
 1991年の時点でこれは早すぎでしょ。
 2年ぐらいで廃刊しちゃったけど、
 がんばってれば『クイックジャパン』的なポジションに
 なれたかもしれないのになぁ。

●漫画『デトロイトメタルシティ』第2巻を購入。
 これって10代、20代(特に前半)の人は、
 どういう風に読んでるんだろう。
 おいらはこれ読むと爆笑しつつ少しせつなくなります。

●つーわけで本日も鍼をブチ込んできまっす♪






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