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READY!STEADY!どっこいしょ!...刈田

 

 

ちょっと怪しいなぁ、と思ったら - 2006年12月27日(水)

●たぶん今月売りの『月刊アサ芸エンタメ!』で、
 刈田がコメントしているはずです。取材受けたから。
 「芝大門ブックメーカー・S1杯」
 みたいな記事だったと思うんですが、
 誌面見ていないのでよくわかりません(笑)。

●実は、先週末からひどい風邪をひいてます。
 で、やっと治ってきたなぁ、と思ったら、
 また寒気が…(ただいまガクガクブルブル中)。
 今日、打合せ中に咳連発したとき、
 「ちょっと怪しいな」と思ったんだよなぁ。当たり臭い。

 なのにねぇ、全然タバコやめられないんだよ。
 なぜって? 原稿書きっぱなしだからー。
 (自分、タバコないと原稿書けません)
 ほんと、体調を28日までにはどうにかせんと。

●ところで、今年も明石屋サンタは適度に面白かった。
 ちなみに爆笑したのは、子沢山の家の奥さんからの電話。
 あまりにすぐ妊娠するので、避妊リングを入れてもらったのに、
 それでも再度妊娠。
 で、その子供が出てきたとき、頭にリングが張り付いてて、
 医者が「孫悟空みたいやなぁ」と言った、という。
 これ、放送作家だったら一級品の仕込みハガキですよ!

●ま、そんな感じで今日は映画版『エースをねらえ!』
 でも見ながら床につこうと思います。
 本当はね、先日見たばかりの
 『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』
 をもう一度見直したいんだけど、
 ほら、攻殻って見てると頭使うからなぁ。
 こういうときは単純なほうがいいのよ、単純なほうが♪

●それはさておき!
 いま『セブンティーン』誌の占いコーナー読んでたら、
 STモデルの大石○月ちゃんが、
 「今、遠距離恋愛してるんですけど、ときどき不安になります〜」
 などと占いの先生に相談しているではないですか!
 なんだよ、その、遠距離恋愛って!
 そのカレとは付き合ってんのかよ!?
 つーか、誰だよ、誰!? 
 ちきしょー、オレの思いを踏みにじりやがって!!!!!!!!
























 あーあ。こうして今年も暮れていくんだね。仕方がないよね。


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Super Bad! Get Up, Get Into It, Get Involved! Soul Power! - 2006年12月25日(月)



●ファンキー大統領ことジェイームス・ブラウン氏が
 お亡くなりになられました。享年73歳。
 「JAMES BROWNが死去」
 http://www.barks.jp/news/?id=1000029032
 月並みで申し訳ないのですが、心よりご冥福をお祈りいたします。
 今日はブーツィー・コリンズがベースで参加している、
 名ライブ盤「Love Power - Live At The Olympia, Paris」を
 じっくり聴こうと思います。
 Super Bad〜Get Up, Get Into It, Get Involved〜
 Soul Power〜Get Up, Get Into It, Get Involved (Finale)
 の流れにいつもケツを叩かれます。




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Twinkle Snow Powdery Snow - 2006年12月23日(土)

3夜連続で忘年会をハシゴしながら仕事してたら、
さすがに力尽きました。
ええ、ヘタリ牛のごとき状態です。脳が動きません。
そんな中、もはや神の啓示なんじゃないかくらいの勢いで、
とんでもないものと出会ってしまいました。

テクノアイドルユニット、Perfumeのネット限定配信曲
「Twinkle Snow Powdery Snow」です。
http://www.bounce.com/news/daily.php/9451/
http://www.tkma.co.jp/tjc/j_pop/perfume/special/index.html

素晴らしすぎる…。
中田ヤスタカ氏(プロデューサー。capsuleの人)は本気だ。
誤解を恐れずにわかりやすく言ってしまうと、
ダフトパンクに日本女性ボーカルが参加した、みたいなナンバー。
ディスコでテクノでアイドルなんて完璧じゃねえかよ、オイ!
以前おいらはこの日記で、
「Perfumeとcapsuleを融合させるべきだ」
と書いた記憶があるんですが、
それが音楽的方面で実現されちゃってます。

エフェクトかかりすぎのPerfumeの声は匿名性が高すぎるし、
全体的な印象としてオサレ度が高まっているので、
「もはやこれはアイドルソングではない」
なんて話も出そうですが、それでいいのだ。
これは“胸キュンテクノ”“萌えテクノ”っていう、
新しいジャンルとして捕えたほうが
すごくスッキリするんですよぉぉぉ!
ああ、リピートが止まらない、止められない!!
アンタら、サイコーだよ!

あと近未来SF的な歌詞世界がなくなっているのだが、
(1stアルバム収録の新曲からしてそうだった)
これでよいと思う。
こっちのほうがポピュラリティーあると断言。


全然余談だけど、インディーズ時代のPerfumeの音源が
入ってるCDいただきました。T子サンクス。
『BEE-HIVE 〜BOYSTYLE+Buzy+Perfume+Tiara Kiyuna+Maana One Sachiho Aoki』(03年)
これまた素晴らしいものでして、テクノポップ (テクノに非ず)
の頃のPerfumeもこれまた味がある。
というか一緒に収録されてるBuzyの『One Heart』って曲が
めちゃカッコよかった。往年のドリカムみたい!


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アコギでモテろ! - 2006年12月18日(月)


●先日、散々スタイルカウンシルとか書いてましたけど、
 スタジオや家ではヘヴィメタギターとか弾いてたんですよねぇ。
 当時よく聴いていたのがイングヴェイ・マルムスティーンの
 4thアルバム「Odyssey」(1988)。スピードメタル風あり、
 泣きのバラードあり、産業ロックPOPありで◎。
 マーテ○氏が在籍していたカコフォニーの
 1st「SPEED METAL SYMPHONY」(1987)も、この当時。
 ゴリゴリのパワーメタルかと思いきや、
 不協和音メロや演歌風メロがバシバシ出てきて
 「弾いてるヤツ、絶対狂ってる!」って思った記憶が。

 ちなみにこれと同時期にランDMCとビースティボーイズとか、
 アズティック・カメラやジャズディフェクターズも聴いてたので、
 我が青春はまったく謎ですな。いまだにそうだけど。
 逆にこの時期のアイドルがすっぽりと抜け落ちている気がする…。

●そうか。今気づいた。
 オレの音楽遍歴をたどると、小学校-中学1までは
 歌謡曲やアイドル系が大好きだったんですよ。
 オレの中の最後のアイドルが岡田有希子なんだけれど、
 (おニャン子はあまり行かなかった。夕ニャンは大好きだったけど)
 彼女のデビューは1984年(亡くなったのが1986年)。
 これを前後して徐々に自分の中のロック度、洋楽度が高まっていくわけですよ。
 それが高校時代に頂点に達して、
 先述してるイングヴェイやカコフォニーが88年前後発売なんだけど、
 さらにすごいのが、同時期にハウス/テクノの初の大ヒット曲
 MARRS「Pump Up the Volume」が出てることなんですよ。
 ちょうど高校一年の時、I君(ヤリチン)と
 「Pump Up the Volume、やばいよね!」って話した記憶あるもの。
 そんでディスコ通いがはじまったのが高校2年〜3年だろ?
 いやー、思いだしながら人に歴史ありだと思いましたよ。マジで。




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カフェバーって感じで - 2006年12月15日(金)

●今週の「週刊プレイボーイ」(集英社)にて、
 06年のナンバーワンAV女優を表彰するコーナーでインタビューを。
 優勝者のコに、ミサイルにまたがってもらって、
 「将軍様、ブチ込むなら私にちょうだい!」と言ってもらう、
 そんな感じの超絶バカ企画。
 今年一番楽しかった現場! K&Nに多謝。

●そういえば先日、恵比寿の某カフェで、
 Chi-Lites(シャイライツ)の『Stoned Out Of My Mind』を
 超久々に聴いたんですが、本当に素晴らしい曲だよなぁ。
 もちろん、コレ、ポール・ウェラー師匠経由で知った1曲。
 ごく一部の同年代の方には実感だと思うのですが、
 ウェラー師匠は、ロック者の我々の音楽の聴き方を
 変えてしまったような気がするんですよ。 
 60〜70年代のソウルを真剣に聴いたのは、
 絶対、ウェラー師匠の影響だもんなぁ。
 昔、バンドでジャクソン5やアース・ウィンド&ファイヤーを
 ロック風にカバーするとかやってたのも完全にウェラーのマネだった。

●つーわけで、本日のDISCは、
 ウェラー師匠によるザ・ジャム時代の未発表曲集『EXTRAS』(92年)。
 『Stoned Out Of My Mind』のカバーを収録。
 そして、スタイルカウンシル時代の3rd『Cost of Loving』(87年)。
 実はウェラー氏とのファーストコンタクトはコレ。高校一年の時か。
 楽器屋の店員さんに「こんなものを聴いてちゃいかん!」
 と叱られた記憶があります。 
 まあ、カフェ・バーのBGMっていう印象が強かったですからね。
 でもこれ、素晴らしいアルバムだと思うんだけどなぁ。
 4曲目の『Fairy Tales』とか最高のファンクだと思うし。
 というか2nd『Our Favourite Shop』がヤケに持ち上げられてるのが
 なんかムカつくのよねー。



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渚のバルコニーで待ってます - 2006年12月14日(木)

●最近、カラオケモードです。
 この2日間で歌った曲はこちら。

 タンポポ「YOU&I」
 パヒューム「コンピュータシティ」
 岡田有希子「ファーストデート」
 ジャクソン5「アイ・ウォント・ユー・バック」
 SPEED「SPEEDメドレー」
 松浦亜弥「松浦亜弥メドレー」
 モーニング娘。「ザ☆ピ〜ス!」
 mihimasru GT「気分上々↑↑」
 ラルク・アン・シエル「ステイ・アウェイ」
 松田聖子「赤いスイートピー」
 
 ちなみに松田聖子「赤いスイートピー」は
 途中でカラオケを切られてキレました。
 なぜキレたかと言いますと……

●この2日、松田聖子のトリビュートアルバム「Jewel Songs」
 を延々、リピートしていたからです。
 このCDは本当に良いものだ!
 わが身に刻まれた聖子遺伝子が甦ってくるようだ!!!
 特にCocco『渚のバルコニー』にノックダウン。
 Coccoは密かにデビュー時から聴いているのだけど、
 彼女の素直な声ってはじめて聴いた気がする。
 様々なしがらみから解放されている気がする。
 聴いてるとゾクゾクしてきます。

●というわけで睡眠BGMは、前述の『Jewel Songs』と、
 松田聖子全集『SEIKO BOX』を。
 これを素晴らしいといえない方は、外国で生活していた方か、
 己の生き方に相当確信を持っている方だと思います。
 オレは意志薄弱なのでこういうものに出会うと、
 すぐヘナヘナになってしまいます。

●あ、ついでに松本隆の『風街図鑑』も。
 付属の小冊子の歌詞を見ているだけでうっとり。
 この小冊子、何度も読んでいるのでボロボロになっちゃってます。




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ちょっとしたボヤキと自戒の念を込めて。 - 2006年12月12日(火)

クソ忙しいとどうしても忘れてしまうことがある。
いわゆる「コモンセンス」というやつ。
ものすごく簡単に意訳してしまうと、
普通のことを普通にやる、ってことだ。

それは、まあ、掃除洗濯とか挨拶とかお礼とか、
非常に些細な日常的なことなのではあるが、
仕事ばっかしてると、どうもそういうことを忘れがちだ。

気づけばペットの小屋の中はクソまみれだし、
浴槽の壁は垢がべったりと付いているし、
トイレは“おつり”の水滴が黄色い染みを作っていたりする。
普段は気づかねえんだよなぁ、こういうのが。

仕方がねえなぁと思い、先週末、一気に掃除してみた。
先日、たまたま某タレントさんにインタビューしたとき、
やっぱり同じ話になったんだけど、
彼女の場合は3日間のオフの間、ずうっと掃除をしていたという。

最近、掃除をすると運が上がるとかいう本が流行っているが、
そんなもんね、当たり前っすよ。
人間、環境がいいほうが心持ちいいわけだし、
汚けりゃ、能率も悪くなるなんて普通だろ?

ま、つまり、オレが何を言いたいかっていうとですね、
もう虫歯とか嫌だから、クソ忙しいときでも、
しっかり歯磨きしよう、歯の掃除しようっていうことでした。
いやー、歯医者行ったんだけどさ、
人生ではじめて神経抜かれちゃいましたよ。
歯1本ダメにしちゃいましたよ。
これも日々の歯掃除を怠っていた証拠ですよ。
ああ、もったいない……。





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もっと別の生き方もあったろうに - 2006年12月08日(金)

●いやー、実は数日前から歯が痛いのですよ…。
 四十肩の次はコレかよーって感じなんですが、
 前にも書いた記憶があるけど、こんなの所詮は
 己の不摂生の結果でしかねえからなぁ。
 というわけでしっかり睡眠をとるブーム、またキテます!

●石原真里子ってリアディゾンに似てる気がするのだが。
 
●巨乳店員がいる焼き鳥屋が近所にあるというので
 今日行ってみたのだが、いなかった。
 あ−、つまんねえの! 
 でもかわいいおねーさんが働いていたので善しとする。
 しかしこの店、異様にオヤジ率、ドカタ率が高いんだよ。
 まるで終戦直後のドヤ街みてえだ。
 あのかわいいお姉さんは、こんなところで働いていていいのだろうか。
 もっと別の生き方もあったろうに。
 そう思いながら、ハーフ&ハーフをゴクリとやりました。

●というわけで睡眠ブームなんですが、今日は朝までお仕事やりまっせ。ええ。

●BGMは、米国メタルコア/エクストリーム・メタル界の雄、
 マストドンの2nd『ブラッドマウンテン』。
 ハードコア化したモーターヘッドにプログレ風味を混ぜたかのような、
 頭がいいのか悪いのかまったくわからんステキなバンドです♪

●あと漫画『土星マンション』(岩岡ヒサエ作/小学館)が
 すごくよかった。往年のSF少年の方々、必携です。




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大げささがトレンドなのでしょうか - 2006年12月06日(水)

アメリカのビジュアル系バンド(笑)、
マイ・ケミカル・ロマンスの3rdアルバム
『ブラックパレード』が素晴らしいのですが。
前のアルバムに入ってた『ヘレナ』みたいな
即効性のある泣きの曲が少ないような気もするけど。

これ、グリーンデイ『アメリカンエイディオット』の
影響下にあるアルバムなんですけど、
クィーン臭とか'80sメタル臭とかビジュアル臭が漂いまくりで、
いわばそれはグランジ/オルタナ以降といいますか、
ジェネレーションX以降といいますか、
ようは90年代のポスト・ポストモダン的時代を
通過したアメリカ人が封印していたはずの
“大げささ”を見事に再現しているわけでして、
簡単に言うと、そう、全然クールじゃないの。

アメリカ人の音楽趣向はラジオかMTVに
洗脳されているのはよく知られてることですが、
こんな大げさなものが一定の売り上げを見せている
という現実を見ていると、
その状況も変わりつつあるのかもしれないなぁ、と。
ようはネットとかのせいで趣向が細分化された、ということ?
90年代以降の日本に近い感じ?
ま、そもそも人口多いしな、アメリカ。

ちなみにアルバム収録曲
『ウェルカム・トゥ・ザ・ブラック・パレード』の
PVがこれまたいいんだ。
ゴス的なファッションが沢山出てくるんですが、
衣装デザイナーは、なんと映画『シザーハンズ』の方でした。





あ、いまもう一度アルバム聴いてて思ったんだが、
このアルバム、すかんちとビジュアルの合体だわ!
昔、ダークネスを「英国のすかんち」って言ったことがあるんだけど、
今後、マイケミを「米国のすかんち」と呼ぶことにする。




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そんなにモテたいの? - 2006年12月05日(火)

こんなもん発見しました。

ttp://ohanagrece.jp/


「緊急告知!!!
 あなたも明日から小悪魔系モテ女になれるとっておきの法則を教えます。
 気になる人は続きを読んでみて!!
 二股、浮気など恋愛に見放されていた美貌も取り柄も色気もない女が
 『○○の法則』を実践しただけで何人もの男性から告白され、
 幸せな結婚ができた。
 そんな幸せの法則を知りたい人はいませんか?」


ネット上には男性向けのナンパ塾とかモテ講座マニュアルを売るサイトが
多数ありますが、その女子版が出てきてしまうとは…。
つーかオレが知らなかっただけで前からあったのか?

ま、それはいいんだが、この辺りがすげえぞ、おい。


「どんな人でもキュートな小悪魔系モテ女になれる
 強力なノウハウなので、
 たとえ高額でも元は取れてしまうはずです。
 どうして??って?
 だって、モテるようになれば、
 今まで自分で払っていた外食代も男性が払ってくれるようになりますし、
 何万円もするアクセサリーやバックもプレゼントしてもらえるように
 なりますから。
 それだけじゃありません。
 彼氏が出来なければ結婚も無理です。
 結婚すれば、彼氏自身も彼氏の給料もあなたのものになるんですよ」


おいおい、それを言っちゃあかんだろうよ(笑)。
結婚って制度の根本原理原則から言ってしまえば、
まあ、そういうものなんでしょうが、
男側の人間としちゃあ、ちょっとムカつくなぁ。

で、この続きがすげえんだ。


「さて、気になるお値段ですが、29,800円になります。
 と言いたいところですが、
 現在お金がなくて困っているあなたの気持ちもよくわかります。
 私もダメ女だった頃は、少しでも自分をよく見せようと
 美容やファッション、合コン、書店で売っている恋愛ノウハウ本を買い漁り、
 毎月ギリギリの生活をしていました。
 そこで今回に限り、
 9,700円にいたします」


ええーっ、そんな値段でいいの?ちょっと安すぎやしねえ??
と思いきや……



「と、9,700円で売り出す予定だったのですが、
 新発売記念モニター価格として
 2,970円で出すことにしておきました」


おいおい、値段下げすぎだろ(笑)。
ここまで安いと、なんか効果のほどが心配ですな。
でもこの値段ならちょっと買ってみようかなぁ。
なんて書いてあるのかすげえ気にならない?
オラ、超きになるー!





...

訂正です - 2006年12月03日(日)

昨日の日記「実相寺昭雄監督、逝く」の本文に誤りがありました。

実相寺監督の小説『立て!キンダーマン』について、
「主人公がソープに通いつめるだけの、どうしようもない小説」
と書きましたが、約10年振りに読んでみたところ、
ソープに通い詰めていたのは主人公ではなく、
あとがきに登場する実相寺監督ご本人でありまして、
物語の主人公は、浮気した女房のあそこに氷を入れたり、
DVしたり、キャバレーで暴れたりする着ぐるみ役者さんでした。
あとがきのインパクトが大きすぎて、そちらの印象が強く残っており、
勘違いしてしまったようです。大変失礼いたしました。

それでは河崎実監督による同書のあとがきを
一部抜粋したいと思います。

-----------------------------------

監督があんまりソープの話ばっかりしているんで、
「風俗と映画どっちが好きなんですか」
とぶつけた。するとなんと、監督はすかさずこう断言したのだ。
「風俗に決まってんじゃん」
「そ、そんな!」
「だって、映画を撮っても気持ちよくないけど、風俗に行くと気持ちがいい」
(中略)
こんな豪快な発言を、日本映画界でも屈指の映像造形能力を持つと
評価される大監督がビシバシ放ち、僕を爆笑かつ唖然とさせるのである。

------------------------------------

余談ですが、昨夜、自分で勝手に編集した
実相寺ウルトラコレクション(劇場版『ウルトラマン』、
『セブン』の狙われた街、第四惑星、円盤が来た)
を見ていたのですが、やはり強烈でありました。

監督、安らかにお眠り下さい。



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実相寺昭雄監督、逝く - 2006年12月01日(金)

『ウルトラマン』の演出・脚本で知られる、
実相寺昭雄監督が亡くなった。
一度インタビューをしてみたかった人なので、
ものすごいショックである。
って、まあ一回だけ遭遇したことはあるのだが。

20歳のころ、数ヶ月間、新宿の映画館で
もぎりのバイトをしていたことがあったのだけど、
その時、実相寺監督がお客として来られたことがあった。
しかし異様にケバいねえちゃんとご一緒で、
さすがに声はかけづらく、
「○時○分からの上映となります」
としか言えなかった記憶がある。
本当は「『曼荼羅』とかサイコーです!」
と言いたかったんだけど。

実相寺監督といえば一般的には『ウルトラマン』
『ウルトラセブン』『帝都物語』で知られてるけど、
TVマン時代にタレントの荒れた肌をドアップで撮影してクビになったり、
地位も名誉もあるのに『アリエッタ』『ラヴァルス』などの
AVを撮ってみたり(あれがAVなのか?という話もあるが)、
主人公がソープに通いつめるだけの、どうしようもない小説
『立て!キンダーマン』等を書かれた偉大なお方である。

オイラが一番感銘を受けたのが、先に登場した映画『曼陀羅』だ。
世間は革命、ユートピア建設、フリーセックスとか言ってるけど、
そんなのたわごとじゃねーの?
結局、人って嫉妬とか怨念とか情念は絶対に捨てられないのよね〜
という根本原理を描ききってる(ような気がする)。
それに全体を支配する理屈っぽさ、微妙なまぬけ美、
洗練された映像センスの融合は、貴重っていうか、
キ印っていうか、他人様にはお勧めはしないけど大好きです。

ご冥福をお祈りいたします。




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