日々のあわ
あかり 



 頑張れって・・・

罪な言葉よね。

と、とある方がおっしゃっていましたが、ほーんとうにそう思います。
もちろん、心から頑張ってと声をかけることはもちろんあるし、言葉にださずとも心の中で思いっきり頑張れと応援していることもたくさんあります。
でもそのほかにとても無責任な「頑張って」が存在するなぁと思うわけです。
電話の最後に、「ん。じゃ、頑張ってね。ばいばいーい」とか、挨拶になっちゃってたりね。

話しかわって、
いつも拝見している日記の筆者さんに『いい加減』の本当の意味を教えていただきました。
それまではいい加減というと、無責任なかんじとか中途半端なかんじとか、マイナスなイメージだったんですよ。
でもこれは好い加減ってことで、適度に力を抜いた丁度いい状態っていうことなのですね。

ついつい無駄にストイックになって自分の首絞めることになったりする私には心に染みた言葉でしたね。

大切な人たちに「がんばらなくていいよ。」「いい加減でね。」そういう風に言ってあげられたらいいな。

・・・と思ってて気づきました。
すでにいつも私にそういってくれる人は居たなぁと。
自分が気づかなかっただけでした。やれやれ。未熟者です。

2004年10月29日(金)



 今すぐやりましょう。

避難所に哺乳瓶は届いただろうか。今朝のニュースで赤ちゃんを抱えた女性がお湯とミルクがあっても哺乳瓶がないと訴えていた。
あっても消毒などできないだろう。粉ミルクは足りているのか。
オムツは大丈夫だろうか。生理中の人も不自由にしていないだろうか。

子供が小さいときには用意していたオムツと使い捨て哺乳瓶と粉ミルクを入れたリュックサック。ここ最近はどこにあるかもわかってない。
非難リュックの用意は「やらなくちゃなぁ」と思いながらなかなかやらないものベスト1だ。
家族がそれぞれ別の場所で日中を過ごす生活になっているのにイザというときの連絡方法も確認しないといけない。

私へ。
つべこべ言わずにとにかくいますぐやること!

2004年10月25日(月)



 遠くの被害

土曜日はお芋堀に行って帰りに買い物をしたりしていたので、地震のあった時間
外に居た。自転車に乗っていたとおもう。揺れたことにも気づかなかった。


私は機関紙を作る部署にいる。
先週、入稿ぎりぎりで見出しを変更した。
台風が上陸してその後の進路を予測して「台風一過、晴れてうんぬんかんぬん」と
見出しに書いていたのだが、急遽、まったく違う言葉をもってきた。
あれだけの被害がでたのにこんな見出しではちょっと・・・と。
全国で読まれるものだし、当然被害がでた地域でも読まれることになる。
そんな考えにいきあたるまでの時間がなんと長かったことか。
私も含め、かなり鈍感である。

台風にしろ、地震にしろ、いくら頭で考えても対岸の火事である感覚がどこかにあるところは否めない。
痛い目にあわないと解らない。

地震で生き埋めになって亡くなった子供達のニュースに泣いても、お昼になればランチには何を食べようかなどと考えていて心を痛める自分が白々しく、でも嘘ではなく、果たしていったい何をしたらいいかわからなくなる。
自分が被害にあったとしたら、親兄弟が犠牲になったとしたら、考えればすぐにわかることなのに。

今回の地震の緊急報道で、子供達が見ていたテレビ番組が中断され、彼らは口々に文句をいった。
今どういう状況なのか、ここでたくさんの人が逃げておうちが潰れて怪我をしてもしかしたら死んでしまった人もいるかもしれないのよ。と、自分にも言い聞かせるように話して聞かせた。

救援物資が十分にいきわたりますように。被災者の方々がちゃんと食事が取れますように。

2004年10月24日(日)



 いもほり

無性に土が触りたいと欲していたところ、芋ほりのお話がありまして、
行って参りました。
長靴はいて鎌もってツルを切ると、もわんと土の匂いとともに様々な虫がでて来てちょっとびっくり。子供達は大喜び。

芋虫、てんとう虫、蜘蛛、かみ虫、すいっちょん、ミミズ、バッタ、蟷螂・・・
よくもまぁこんなに沢山の種類の虫がお出ましになったものだとしばし観察してしまいました。

急に太陽に照らされてみんな大慌てで逃げてゆく。
そして、私たちは黙々と芋を掘る。

沢山採れました。大きいのやら小さいのやら、半分モグラに食べられたものやら。
掘っていると急にやわらかい土のところがあって、手がすーっと入っていく穴があるのですが、どうやらモグラの穴らしく。
こんな近所で(一応東京都です:笑)こんな自然にありつけるとは。

大根の葉の間引きも手伝ってきました。
かわいそうだなぁと思いながら間引いていたら、「お先にいただきますよ」と思いながら抜くといいよ、と教わりました。
(若い大根の葉っぱはとても美味しかったです。)
畑では野菜をまたがないこと。
畑のルールも教わりました。

焼き芋のための火をおこすため、子供達は一生懸命火種に空気をおくりこんだり枯れ草をくべたりしていました。
なんとも心が温まる光景で、焼けたおいもの温かさも手伝って、寒い一日だったけど身も心もほかほかです。

♪やっきいもやっきもお腹がグー。ホカホカホカホカ、あちちのちー♪

今日一日中歌っていた焼き芋の歌が頭をぐるぐるまわっています。





2004年10月23日(土)



 すごいこと


このところ保育園、小学校、学童の運動会&遠足等でお弁当作りが続いた。
お弁当を作るのは好き。でも朝起きるのが辛い。
ぼやーんと出来上がったお弁当を包んでいると、
JG(夫)が横で
「ほんとすごいね。椿ちゃんてほんとすごい。」という。
で息子達にも
「君達のお母さんってすごいよね。」と言っている。

朝起きたこと?弁当作ったこと?それだけでそこまで言われると照れるじゃないか。

ということは私が高校を卒業するまで、いや、私と5歳としの離れた弟が卒業するまで、毎日毎日お弁当を作り続けた母はすごいなんてもんじゃない。

頭ではわかっていたけれど、夫の一言でしみじみと母を思う。

2004年10月17日(日)



 揺さぶられる気持ち。


今日はお友達のNさんと映画鑑賞してきました。

同じ視点でポジティブに楽しめる人と鑑賞するのって本当に楽しい!
その後のご飯も美味しいってもんですよ。
帰るのが名残惜しいほどの感覚ってやっぱり嬉しいものですね。
楽しかったね!ありがとう。

映画の感想、あえて【movei】のカテゴリーにはしませんが(ごめん)、これはこれですよ。
少女漫画を映画化したファンタジーなのです。あれこれ突っ込むのってどうでしょうかね。言いたいことはわかりますよ。でもそんなこと望んじゃいないのです。
原作を読みたいとも、監督のほかの作品を見たいとも思わなかったけれど、
実際2回も見に行ってる自分に言い訳はできない(笑)
あなたはそこにいるだけでいいのです(痛)


*********

ROENTGEN english 初回限定版、手に入りません。
いったい何件回っただろう。笑っちゃうくらい「完売」ですよ。はぁ。
映画を見てPVの続きを見たいって言う人もけっこういるらしく・・・そうでしょうね。

今日二階監督の日記をよんだらこんなことが書いてありました。

「ROENTGEN」はもっと認知されるべきアルバムだ。
日本スピリチュアルロックの金字塔!
わからないヤツは馬面引っさげて鹿にでも跨がってろ。


なんかパンクな意見ですが・・・私もそう思います。
(いや、鹿にまたがれとは全く思いませんけど。好き嫌いがかなり分かれる一品だとおもうので)
売り切れ続出っていうことはそれだけの人が聞いているってことだと無理やり納得させ、まあいいかと思う。

やっぱりそこにいるだけじゃだめだ。いい曲を作って歌ってくれなくちゃね。
音楽が、耳から離れません。波のように哀しい気持ちがやってきます。

でもこんなふうに揺さぶられるのが結構好きだったりする私です。





2004年10月16日(土)



 まるでへんだ。

セレブって言葉が氾濫していてなんだか嫌な感じ。
とくに「ママセレブ」ってなんだ。
その定義→
「生活感を感じさせない。美容に手を抜かずいつも綺麗。
ご主人が高収入の有名人。
自分のスタイルをもちながら子供ともちゃんと向き合っている。」

って・・・・へんだ。

子供を産んでも綺麗でいたい気持ちはわかります。でもなんか違うんだよなぁ・・・。

自分のスタイルの基盤が「自分」でないところもへん。

“ご主人が高収入”っていうのと“子供とちゃんと向き合っている”っていうのが同じ括りになっているところもへん。

またそれに憧れて無理してブランド物や流行物で着飾って子供を連れ歩く姿もへん。

1冊の育児雑誌の三分の一くらいが「ママセレブ特集」だっていう企画もへん。

へんへんへんへん。

なれるなれないの問題ではないよ。私は普通のママでいい。
庶民的母バンザイである。

2004年10月15日(金)



 私的乳事情。

映画【ワイルド・アット・ハート】で、ニコラス・ケイジかローラ・ダーンかどちらかが言っていました。

「上を向いて『ハロー』って言ってる様なオッパイがいい」と。

そのとき妙に納得して「私も、私も」と言っていたような気がします。(何が私もなんだか。)

私は微乳です。(あっさり)
でも形はよかったです。(自慢)

しかしそれも過去の話。
まぁ、2度の出産でフル活用しましたからね。おっぱいマシーンと化して、私って動物なんだなぁとなんども思いましたし。

「大きさじゃないのよ、母乳の質がいいかどうかよ。」と保健婦さんになぐさめられ
励まされ、せっせと乳を与えておりました。

乳腺を締め付けちゃいけなかったし、乳飲み子を抱くにもワイヤーなど入っているブラジャーは邪魔でした。
そんなわけで、ずっと中学生のようなスポーツブラを愛用していたわけです。

「ずっと」って昨日までずっと。
でもね。考えてみれば、そのまんま4年も経って・・・そのまんまでいいはずが・・・
ない。

今年の夏、タンクトップやキャミソールを着た時に、なんだかシルエットが違う。
どことなく野暮ったい。なんで?
鏡をみると、脇のところでなんとなーく乳が(いや、肉が)はみ出てる。
いやーっ!太った?太ったってこと???とちょっと真剣にダンベル体操とかしたりしましたよ。
微乳だから垂れる心配はない。なんて大間違いでした。
垂れる代わりに横に流れていたのでした。恐ろしや。

レッスンをしなくなったからあっという間に筋肉も落ちてるわけですね。
今更知るこの事実。
この4年間、私の乳は筋肉で支えられていた!

というわけで、4年も経った今頃思い直してきちんと寄せて納めて色も形も素敵なブラジャーを買ったのでした。
あぁ、びっくり。脇の肉がなくなった。シルエットがすっきりだ。
しかも思っていたサイズよりも大きくなっていた(ラッキー)
これって、
「背中の肉もわきの下の肉も全てバストにいたしましょう!」っていう補正下着の謳い文句そのままじゃ・・・(黙)

まぁいいのだ。
とてもいい気分です。
見えないところにも気遣いを。。。。
この年になってやっとわかりました。
本当は「補正」じゃなくて「おしゃれ」で気づきたかったけどね。





2004年10月14日(木)



 秋の雨と秋の味覚

去年も雨で中止になり、今年もまた・・・・。

薪能、とても楽しみにしていたのに残念です。

新宿御苑ですからね。この天気ではむりですね。チケットの払い戻しに行かなければ。
来年こそは!

毎日が雨だといろいろ日常生活に余計な労力をつかわなくてはならなかったり、どうも耳鳴りが気になったり、楽しみな予定がなくなったり、満員電車の不快指数が上昇したりと、気分もブルーだったりします。

が。今日は友人のわんこさんにランチをご馳走になって、午後はすっかりご機嫌でいい気分でした。
復帰祝いなんて泣けることしてくれて、なんと美濃吉に連れて行ってくれました。
昼から土瓶蒸だよ・・・(涎)
時間を気にせずゆっくり食事ができればいいのにね。働くおばさん達はそういいながらも十二分に美味しい食事と楽しい時間を味わったのでありました。

そう、このときにわんこさんに聞いて知ったのですが、先日日記に書いた白杖について。
私は全盲の方が持つものだと思い込んでいたのですが、ちがうのですね。
極端に視野が狭い方や、ぼんやりと見える方や、その他歩行困難な方達の身を守るための杖であると。
持って歩くことが義務付けられていると。いろいろなことを教えてもらいました。
ありがとう。








2004年10月12日(火)



 金木犀

金木犀が香る朝の小道。自転車で走る。空は今にも雨が降り出しそうな重たい灰色。
それでも空気はとても清涼だ。

うっすら寒くて冷たい身体。でも腰の周りは湿った熱で温かい。自転車の後ろで次男が私の腰にしがみついて歌を歌っている。
今日は予定があって半休をとったので、私が彼を保育園に送る。
「それでね・・・あのね・・・・」歌の合間にもごもごしゃべりながら、時折思い出したようにぎゅっとしがみつく腕に力を入れる次男。

なるほどね。
夫がどんなに飲んで朝方帰宅しようとも、ぜったい息子の保育園の送りはサボらない。そのわけはこれか。
そういえば、「あの時間が好きなんだよなぁ〜」と、ゆるんだ顔で言ってたね。

これでまた、金木犀の香りで胸がきゅぅっとなる曖昧な理由が一つ増えた。いつも立ち止まって振り返る、その香りに。


「季節の花 300」より


2004年10月08日(金)



 これからの私に。

仕事の帰り、駅のアナウンスを聞きながらふと前を見ると、
とてもセンスの良い素敵な女性が歩いていた。
追い越しざまにちらりと見たら、彼女は白い杖を持っていた。

すぐさま、中途失明された方かな。と思った。

片耳が聞こえなくなってから「中途失聴」という言葉を知った。
先天的なものではなく、ある程度健聴者で生きてきて何らかの疾患で失聴する人
のこと。

目が見えなくても、きちんと自分の好きなものを着て好きなスタイルで居ます。
という姿勢が手に取るようにわかる。
ある程度自分のスタイルが確立してから視力を失ったのかと思うと、胸が痛んだ。
あくまでも想像なので勝手に胸を痛まれても失礼な話だと言われるかもしれない。

でも、そんな人を見かけて今までとは違う気持ちでいる自分に気づく。

なんとなく振り返ってみると「自分だけは大丈夫。私だけは特別」と思っていたにも
かかわらず「とんだ出来事」になってしまうことが結構あった。
両親の病気や出産時のトラブルや子供の病気や自身の病気などなど。
それでもいつもすんなり受け入れることができたと思う。

聞こえなくなってからは「うそー。なんで私が?」とありきたりに思った。
今はだいぶん受け入れているけれど、やっぱり100回くらいは「なんで?」と思った。
もしもう片方も悪くなってしまったらどのくらい受け入れるまでに時間がかかるんだろう。

それでも今日私は思った。すごくすとんと胸に落ちてきた。
どんなふうになっても私の価値は変わらない。
力を抜いて飄々としていたい。与えられたものを十分に生かして、
そしていつも気高く居たい。


2004年10月06日(水)



 戯言

blogデザインを少し変えてみて、青がいいなぁといろんな青を並べてみて・・・
すっかり気分はBLUE。

なーんて時にキましたねーっ!RRN。見開き16ページぶち抜きHYDE特集。
テーマカラーはBLUE。
はいどが青い・・・は〜(癒)
写真も綺麗。インタもよかった。

働くおじさん。かっこいいね。
男らしい。
「マイナスイオンが出てる人」「荒れたことのない海」「常に感情はフラットでいられる人」
そんな人柄でも表現者として譲れないところは譲らない。そこだけ提示してあとは全て委ねる。
そんな仕事っぷりも大好き。
マニアックなものばかり創るのはある意味らくな作業で、マニアックなものもやりつつ、きちんとリスナーにサービスな部分、
ポップな部分も持ち合わせ、メジャーとマイナー、片足づつ突っ込んで立っている人。
そんな人は珍しいと評されているけれど、まさにそうだと思う。
絶妙なバランス感覚

ミュージシャンHYDEが骨の髄まで大好きだけど、それ以外のお仕事もいいのいいの、どうぞやってちょうだい。
ちっとも否定派ではありませんよ。
ということで、
某チケット当選!郵便受け見て小躍り。んふふ。久々に動くHYDEが見られるぞ!
やっほー。

どうでもいいことだけど、最近写真で見るお疲れ顔とか年寄り顔とかね、
妙にそそられます。はい。


2004年10月05日(火)
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