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■ 真っ当だと思うこと。
長男Rは絵を描くのが大好きで、嬉々としてお絵かき教室にも通っている。 金曜日はJGの仕事が休みなので、少し離れた教室まで彼が送り迎えをしている。
そして今日、長男Rは夫JGにひどく叱られた。 出かける準備をしているときに、長男が絵を描く道具を粗末に取り扱ったかららしい。 「道具を大事にしろ」とJGはとても怒った。
JGは子供達を叱るときかなり熱く叱るんだけど、必ずその後にじっくり子供と話をする。 何故怒ったのか、どうしていけないのか、こんどは静かにゆっくり話す。 子供達もしょんぼり聞いている。
このときも彼は帰宅してから息子に何故叱ったかをじっくり話していた。 私はといえばそんな二人のやりとりを皿を洗いながら知らん顔して聞いていたのだけれど、 ふと聞こえてきた話に思わず吹き出してしまった。
「大好きな絵を描く道具をなんであんな乱暴に扱ったの?・・・ボソボソ(このところ声が小さくて聞き取れない) ・・・・ネロだって絵が描きたくてしょうがなかったのに紙が買えなかったんだよ? 牛乳運ぶ仕事をしながら、もらった紙を大事に大事にして絵を描いたんだよ・・・そういう子も居るんだよ?だから云々・・・」
ふ、フランダースの犬?!
例え話がフランダースの犬だよ! “そういう子も居る”って!(ゲラゲラゲラ・・・と下を向いてひそかに笑う私)
もう可笑しくてしょうがないんだけど、真面目に話している夫と神妙に聞き入っている息子を前に笑えるはずもなく。 こうして日記に書いてみた。
間抜けてるよ。だけどとても真っ当だと思うよ。 母もその場に居たら同じように叱ったと思うよ。
その後JGは皿を洗う私の横で何事もなかったように、 「今日のさ、Rの絵、よかったよ。すごくいいと思った。」と報告した。
脳内ではパトラッシュが走り回ってたけど、それは内緒にしておいた。
2005年01月30日(日)
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