脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


※下の方の○年○月っていうのをクリックすると、ひと月ぶんはまとめ読みする事ができます



 

ここは大学のマルチメディア室です。
さぁーてFD出すかなぁーとくるっと椅子を回したらば。
こんなものが目に入ってきました。

<デビルマンのうた>


プ・・っ!

もう一度みましたらば。

あれは誰だ 誰だ 誰だ
あれはデビル



・・プ・・・!!

な、なんでそんなものがプリントアウトされてマルチメディア室の床に転がってるんだ!
しかもすっごくいい感じの場所に・・!
後ろ向いたら「デビルマン」しか見えないよ!(爆)
もし意図的だったとしたらナイスだなぁ・・。

2003年05月28日(水)



 (うめき)

「白い少女たち」(氷室冴子)と「花物語」(吉屋信子)が読みたくて仕方ないのに、ネットで探しても在庫切れ、在庫切れ・・・。いや、花物語はあってもハードカバーしか無い・・・普通の文庫で売りだしてくれない・・よね。
もうちょっと早く生まれてたらもしかしたら手に入ってたかもしれないのに・・。

それが駄目なら「丘の上のミッキー」でもいいよ・・。


それからアルタンのCDが欲しい・・それが駄目ならケルティック・ダンスミュージックでもいいよ・・

2003年05月23日(金)



 太陽の夢

昼間だった。
太陽はやけに眩しかった。
見上げると、だんだん太陽が沈んできた。
辺りがどんどん暗くなる。
あの山の端に落ちたら、完全に真っ暗になってしまいそうだと思った。
まだ昼間なのにこれはどうしたことだ、
恐ろしくなった私は必死で「落ちないで下さい」と焦りながら祈るが、
その祈りも虚しく太陽は沈みきる。
だが間もなくして、太陽は再び昇りはじめた。
だが今度は昇るのが止まらない。
まるでエスカレーターに乗って黄泉の国に向かうような強烈な不安に駆られた。
途中で降りる事は絶対に出来ない不安感だ。
太陽が止まらない。昇るのが止まらない。
落ちてしまうんじゃないかという位、真上にまで太陽が昇った。
すると、滝のてっぺんから一気に落下するように、本当に太陽が落ちてきた。
いくつもの弾になって、地上に降ってくる、いや落ちてくる。
真っ赤に燃えて、まるでドロドロに溶けたマグマが丸い塊となって落ちてきたみたいだった。
家の庭にも、その直径1.5m強のマグマの塊が落ちて、半分ほど埋まる。
またもういっこ落ちてくる。
ああ、火事になる。
それどころではない。
なんだかこの世の終わりのような気がして、恐怖で身体が動かなかった。
太陽が落ちた。太陽が落ちた。

ただひたすら焦っていた。
何に焦っていたんだろう、多分死ぬのが怖かったのだろう。


いつもの事だが、
あまり寝覚めのいい夢が見れない。
お気楽な夢は、実は数える程しか見れない。
不安と焦りと恐れを強く感じたまま目が覚める。
夢って、こんなもんなんだろうか。
なんだかせっかく寝てるのに損してる気分だ。

2003年05月18日(日)



 金曜の体育

 どんどんエスカレートしています。
やっぱりこれは学生なりに冷静に物事を持っていけるようにしよう。
冷静になれ、冷静になれ。
冷静に事を進めれば、何かしらの結果は待っている筈。
水面下で、着実に。

 今日もいつものごとくバドミントン。
途中、「近くに集まってこなかった生徒がいたから」という理由で体育館周りを合計7周走らされたけれども、なんとか終わるか、といった時。
壊れたのか、使えなくなっていたのか。
バドミントンの羽を、友人が(仮にAちゃんとしよう)ゴミ箱に捨てた。
バドミントンの羽はゴムと羽で出来ている。
燃えるゴミか燃えないゴミかよく判らなかったAちゃんは、燃えないゴミ箱にその羽を捨てた。
すると。

教官「おい」
Aちゃん「はい」
教官「(燃えないゴミのゴミ箱を指して)これは何と読むんだ、え?」
Aちゃん「も・・、『燃えないゴミ』です」

そこらで教官は一旦生徒を集めた。
教官「おい皆ちょっと集まれ!!」

そして皆の前で、再び。
教官「バドミントンの羽は燃えないのか、え?!」
Aちゃん「いえ、あの、どっちか判んなかったから燃えないゴミに入れたんです」
教官「お前はそんな事もわからんのか!!」
Aちゃん「ハイ」
教官「お前、言っとる事がおかしいぞ!!」
Aちゃん「ハイ」
Aちゃんの声が、どんどん硬くなっていく。
声を出すだけでも苦痛だったろう。
教官「お前なァ、ハイハイいっときゃいいってもんじゃ無いんだぞ!」
Aちゃん「ハイ」

 しばらく罵倒を浴びせ掛け、「お前らおかしいぞ!」とか言って、教官室(?)に一旦その人は戻った。
 生徒達がいぶかしむ中戻ってきた教官の手に握られていたのは、
ライターとバドの羽。

「燃やしてみい」

「燃えんゴミやったら燃えんのやろ、燃やしてみい」


 今まで散々威圧的な態度を取り、独裁的な授業をしてきたのだ。
逆らった生徒にはバンバンと見せしめをしてきている。
この人は自分で火をつけさせるように、わざわざ仕向けるような授業をしてきたのだ。
ついでに言うとここは日本だ。訴訟大国、小学校の頃から「積極的に自分の意見を発言すればするほどいい」と刷り込まれたアメリカ人でもない。
更に言うと地方の新設医科大の、看護学科の女の子だ。今まで教師に逆らう必要のなかった子達ばかりが集まっていて、こんな非常識な事態の「口答え」など経験した事もなかっただろう。
その上で「つけた奴が悪い」という言い分は、あまりに非常識ではないか?

かくしてAちゃんはライターの火をつけた。
当然、途端に羽はめらめらとオレンジの炎と共に燃え出した。
火はあっという間に羽全体に拡がった。
「――熱っ!!」
Aちゃんはたまらず、持っていられなくて羽を床に落としてしまった。
当然の反応である。離さなければAちゃんに火が回って、焼死する。
火の粉が落ちる。燃えながら羽が転がる。
しかし教官は。
「誰も離していいなどと言っとらんだろうが!!」
持っておけ、と言わんばかりに声を張り上げた。
「ム、ムリですよ・・っ」
それでも羽を床に落としたままだと体育館が火事になる。
なんとか火を消そうと息を吹いたりはたいたりしてまた持とうとするが。
「――熱ッ!!」
火の粉が散って、火が一向に鎮火しそうにない。
その場の生徒が焦りにざわついた。
このまま火事になるんじゃないかと生徒の誰もが生命の危機感を感じ始めた頃、彼女が足で踏んでなんとか鎮火した。
(ここでは一部しか書かなかったが、この最中や後も教官は「お前は馬鹿か!」「はっきり言ってこの学校に来る人間じゃない」等々、散々な罵声を浴びせ続けていた)

「お前らこんな下らん事で叱られておかしいとは思わんのか!!」

その前に正常な人間なら、冗談でも放火行為を促したりはしないだろう。

こういう致死的状況に発展する可能性を含む行為を「命じる」のって、法律のどこかにひっかかったりしないのか?
それと、ゴミの分別(教官は「処理をする人たちの為だ!」と言っていたが)を教えるのに、圧倒的威圧感を持って放火行為を促すのはどうなのか。
もっと他に言い方なりなかったのか。

あれは、授業の範囲を明らかに越えた行為ではないのか。


こういうのを、しかるべきところにしかるべき手段で持って訴えたならば、
教授会にかけて貰えるようになるんだろうか。
外部からの徹底的なピンポイントの圧力は、どうやったら一番効果的にかけられる。どうやったら。

2003年05月17日(土)



 生を支える死

免疫系統の指令のような役割を担うTリンパを養成する場所が、ある。
胸腺、人呼んでエリート養成所だ。(←そう呼んでるのは私だけだが)
まだちっちゃなTリンパが胸腺にやってきて、
そこで自己と非自己を認識するノウハウを徹底的に叩き込まれる。
エリート育成だ。私はこれを知った時からずっとそう思っている。

そんな養成所でTリンパが成長するのを優しく包み込んで、援助する細胞がある。
「ナース細胞」だ。Tリンパの生の援助者だ。

だが、これだけの徹底的教育を受けておきながら、
一人前になって体内の末梢系で働けるのは胸腺に来たTリンパの全体のうち、
5%しか居ないのだ。あとの95%は胸腺内で処分されてしまう。
数えるほどの優秀者以外は、ほとんど消されてしまうのだ。
自己と非自己の認識がうまくできなかったら、自分で自分を攻撃する事になってしまう。
だから、外に出る前に消されてしまうのだ。
そして、その消す役目を担っているのもまた、「ナース細胞」だったというのだ。

生の援助者であり、死の援助者であるナース細胞。

その死さえ、生のための死なのだ。

ところでどうだろう、今の医療(いや昔からか)はその95%をいかに5%にずらせるか、
という姿勢じゃなかろうか。
これから医療に従事する人間が言うのも変かもしれないが、
昔なら淘汰されていた筈の存在を、とどまらせる。そして、それが子を成していく。
その業が巡り巡って今、どこに来ているか?

アンバランスな援助は、最終的に死を招く気がする。
生のみの援助でなく、「よく死ぬこと」についてもよき援助者であった方がいいのではなかろうか。

2003年05月16日(金)



 Moonlight Shadow

「私は残って祈ります
遠くの天国で会いましょう
私は残って祈ります
いつか天国で会いましょう
(だから
私はとどまって
祈るのです
遠い天国で会いましょうと
私はとどまって
祈るのです
いつか天国で会いましょうと)

何も出来なかったのなら
せめて


月のかげに連れていかれた
あのこの為に
そして残された
私の為に」

Aselin Debisonが歌ってる(原作はMike Oldfield)「Moonlight Shadow」の(勿論他の歌もだけど)、歌詞とメロディ(特にフィドルのメロディラインとか好きすぎて涙が出る)がすごく好きで。
自分なりに歌詞を訳してみたんです、が・・。やっぱりこれは的外れすぎるよねw(いつものことさ・・)
でもまぁこれは合ってる合ってないというより、「私にとっての”Moonlight Shadow”」なので・・・w
そして、訳の歌詞載せるってのもやっちゃいけないことなのかな・・(汗)ヤバそうだったら消します・・。
*************
「Moonlight Shadow」
月のかげ

彼女がそのこを見たのは それが最期だった
月のかげにさらわれてしまった
そのこは心配されて危ないといわれたのに
月のかげにさらわれてしまった
謎に迷い込んだような土曜の夜に
遠くにある岸の向こうで
そのこは勝てっこない争いにまきこまれた
そして彼女はどうしていいかわからなかった

その夜木々は囁いていた
月のかげにさらわれて
哀しみと慟哭の歌を
月のかげにさらわれながら
彼女が見たのは銃の影だけ
遠くの向こうの方で
そのこは男に銃で六回も撃たれて逃げられた
そして彼女はどうすることもできなかったのです

「せめて私は残って祈ります
遠くの天国で会えますように
私は残って祈ります
いつか天国で会えますように」

朝の四時に
月のかげにさらわれていった、
あなたの影がぼんやりとあるのが見えました
月のかげにさらわれて
星がゆっくりと、銀の夜を動いていく
遠くにある岸の向こうで
「今晩私とお話をしに来てくれますか」
でも彼女は何もできない

「せめて私は残って祈ります
遠くの天国で会えますように
私は残って祈ります
いつか天国で会えますように」

彼女がそのこを見たのは それが最期だった
月のかげにさらわれてしまった
そのこは心配されて危ないといわれたのに
月のかげにさらわれてしまった
105人の人の真ん中にいて
夜は重くのしかかって 空気が動く
でも彼女にはどうすることもできなかったのです
*************


そのこ=「彼女」と仲良しだった動物(猫・・みたいな)

大切な大切なともだちが、連れていかれてしまった。
彼女には、どうすることもできなかった。
月のかげに、さらわれていってしまった・・。
・・みたいな、物語のような歌だと思ってたんです・・。
でも後からネットで訳を探してみると、・・やっぱし恋人同士の歌だったみたいですね・・。
だって「He」だもんね。(人じゃないと辻褄あいそうにないトコも多々あるしな・・・(汗))
でも曲の雰囲気がさ、「彼」ってのが動物のような雰囲気だったんだよ・・。
最近あった出来事とちょっとシンクロしたりしてしまったりしてさ。



駐車場に居着いてくれた白い仔猫が、どこかに行ってしまってね。
まだミルクを飲むのもやっとの仔猫だから、一人じゃロクに出歩けもしない。最初は仔猫が4匹居たんだけど、親猫が連れていったのか3匹が居なくなった。でもその白猫だけは連れてかれなくて、その白猫一匹だけになって一週間が過ぎたから、多分親猫にも見捨てられたのかもしれない、って、うちの家族でミルクあげたりしてたんだけど。
これがミーミーすごくカン高い声で鳴きまくる仔猫で。近所迷惑なくらいひっきりなしにヒステリックに鳴き続けて。うちの母がずっとついて面倒みてたら、手を毛繕いしだして甘え出して、満足したのか大人しくなってきた。
駐車場に箱出して、その中に入れていたんだけど、その頃から勝手口のドアをきゅいきゅいと爪でひっかきながら「入れてよ」みたいな感じで鳴くくらいに懐いてくれて。
そんな感じの、これからだな、って矢先だった。
仔猫が、居なくなったのは。
うるさいくらい聞こえてた鳴き声もシンと聞こえなくなって。
人間のにおいがついた仔猫を今更親猫が持ち帰りに来るのは考えにくいし、かといってあの子はまだ満足に外を歩けない。
どこに行ってしまったんだろう。
心ない誰かに連れられて、まさか惨い死に方をしてたりしないだろうか。
昨日の晩も、今日の夕方も、雨がひどく降っていた。
大丈夫だろうか、あの子は。震えてないだろうか?
飢えでひもじい想いしてないだろうか?
でもそれも、生きてたらの話だ。
寒い中でもし、惨たらしく死んでたりしたら。
――あんまりにも、みじめじゃないか…。
ちょっと高めの小さな音でも押し黙って耳を澄ませてしまう。
それが自分の呼吸の音だと気付いた時には、苦笑してしまった。
家の中に入れていてやればよかった。
夢の中にも出てきた。おなかのところが、何かに轢かれでもしたかのように変に伸びて、肌色の皮膚が見えていた。そこだけ白い毛が無かった。
玄関で震えるその子に「大丈夫・・?」っておそるおそる聞くと「大丈夫」って返してくれたけれど、きっと大丈夫じゃないんだろう。
せめて生きていてくれたら、こんなにも哀しくはならないのに。
と、こんな気持ちだって生を強制するエゴでしかないのは判っているけれど。
死んでしまっていたらと思うと、どうしてもやりきれない。
どうか、みじめに死んでいるなんて事はありませんように。
私は、天国でじゃなくて、生きているうちに会いたいよ。


2003年05月10日(土)



 欲は人を貧しくするか

求めれば求めるほど貧しくなるのか
求めれば求めるほど豊かになるのか


自然的な欲望ではない欲には際限がない。
睡眠や食べ物なら、たっぷりとると「もういいや」って思えるけれど、
欲しかったモノを買うと、次はこれが欲しいとか、あれが欲しくなるとか。
常に求め続ける人の心は満たされる事が無い。
これは、求めれば求めるほど貧しくなるという事になる。
渇望するのは、満たされていないからだが。
満たされる事が更に渇望を生み出すのなら、それは満たされるとは言えない。

だが、何かを求める心自体、求めるというその心の動きそのものを豊かだと云えない事もない。
たとえば知識。求めれば求めるほど思索も深くなる。心の感じ方にもゆとりができるかもしれない。
求める事に付随する様々な事柄が、結果その人を豊かにしている場合もある。
もしくは、手に入らなくても求める過程のその心が、手に入るまで楽しむその心が、豊かに見えるということもある。

もうこうなると、何がいいとか悪いとかではなくて。
その人が全ての事象をどう捉えるか、その人そのものに関わってくる問題なのかもしれない。


いつものやうに尻すぼみのまま終わる



2003年05月09日(金)



 人であるのに

人であるのに「人らしさ」を求め
人であるのに「人で在ろう」とする
人ってこういうものなんだろうか

私は人であるのに
人である私そのものが答えであるはずなのに
私は人を求めるのだ
他へと答えを求めるのだ
人であるのに「人」を求め
自らが「答え」であろう存在であるのに
自分以外の存在に「答え」を見出そうとする

「人間」が知りたい
と思っている私自身だって
紛れもなく「人間」である筈なのに

2003年05月08日(木)
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