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■ 誕生前夜
本日の担当:ユキリン
2年前の本日、5月31日のお話。
その日は朝、目覚めた時から何か違う・・・と思ったら おしるしが来てた。 単に出血のことなんだけど これから陣痛が来ますよって合図らしい。
少々ビビリながらも元々検診の日なので、 予約時間の11時過ぎに銀吟と病院に向かったのだった。
ところが問題勃発。 お腹にベルトのようなモノを巻いて、 お腹の張り具合と赤ちゃんの心拍を調べる検査があるのだが。 ちょろっとモニターを見に来た看護婦さん、 青くなってバタバタと走って消えた。
ちょっと、何?なんなの? と思ったら先生から「赤ちゃんの心拍が大変弱い」と告げられ、こちらも真っ青。 しかし「午前と午後でも違ったりするし(←おいおい)、 機械の問題かもしれないから、うーん、お昼食べてもう一度来て」 なぞと言われる。
しょうがないので銀吟とレストランへ。 銀吟はこの頃、営業マンだったので外回りと称して 私と一緒に行動できたのだ。 この時の私達の頭には帝王切開の「て」の字も浮かんでなかった。
しかし、のんきな私達にひたひたと忍び寄る影。 お昼を食べて、もう一度産院に行く。 銀吟は私を送り届けて、さすがに会社へ行くことに。 そこで再度、診察を待っていたところ…。むむっ。 これって…。これってもしや、破水!? そう、待合室で破水してしまったのだった。
すぐさま車椅子で2階の陣痛室に運ばれる。 「痛み無いし、歩きますぅ。恥ずかしいので」と言ったら却下された。 …結構まずい状況のようだった。
「なんか破水しちゃったみたいでー、これから出産みたいなんだけど 陣痛なんて無いんだよねー」なぞとまるで他人事状態で 銀吟にTELしたのが午後5時。
やっとチクチクとした痛みが始まったのが7時過ぎ。 一応夕食も出されたけど、なんとな〜く野生のカン?で手をつけずにいた。 なんと言っても、 破水してるわけで元々弱っていたベビーちゃんの状況がまずそう…。 のんきに飯なんか食えるか、って気がしたし、 「もしや手術では?」と思い始めていたから。
銀吟も到着した午後8時。 陣痛は5分おきくらいになっていた。 (結局、夕食は銀吟が食べた。ちとうらやましかった) それでも子宮口の開きは2センチくらいで、まだまだしょっぱな。
「状況としては、できるだけ普通分娩にたどりつけるよう頑張る。 しかし赤ちゃんが少しでも危険になったら帝王切開」との通達が。
どっちでも無事生まれてくれ〜ぃ。 しかし痛ぇー!!とジタバタする私に第1の試練。 夜11時頃。 またしてもバタバタと看護婦さんたちがやってくる。 私のお腹につながれたベルトのデータは ナースステーションに送られているのだが…。 「赤ちゃんの心拍がガクーンと弱った。持たないかもしれないから 緊急帝王切開です」
!!!! すぐさま準備され、手術室まで運び込まれた私。 …しかし、 ベビーちゃん(現Rin)はナゼか持ちなおし 「あらっ、心拍通常になったわ」と驚く看護婦さん。
この時は、どうにか手術を免れたのだが…。(明日につづく)
今夜チャット開催予定です。 通りすがりのお方も、もしよろしかったらお立ちより下さいませ。 皆様とお話できるのを楽しみにしております。 小悪魔研究所一同
2002年05月31日(金)
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