一色達夫の日記

2014年04月04日(金) 農業用灌漑施設の完成

2年越しで整備していた農業用灌漑施設が完成した。
一年目は揚水池のマンホール暗渠化工事、二年目は揚水ポンプの設置及び周辺整備工事。総費用は1200万円。内地元負担一割。だが、事業実施に伴う保証金の積み立てがあるので、最終的に会計の処理が終わるのはあと一年先のこと。

2月に実施した揚水試験では、前のポンプの能力よりもはるかに高い流量があることが確認され、これである程度までの渇水でも灌漑には困らない目処がたった。3月末には県担当による竣工検査実施。あと残っていた、地元要望による最終的環境整備が今日完了した。

昨年もそうだったが、渇水状況だと田植え開始時期が固定できないし、ポンプの設置代えによる出費増しが水源組合会計に負担となる。
それも今年からは無くなり、田植え開始時期の固定によって、田植え日程の目処が付けやすくなる。

この灌漑施設の水を使っての稲作作付けは、猪被害による生産意欲の減退等によって限界近くまで減ってはいるが、水の確保の面での不安は解消されたことで、将来的には作付け増加を図る可能性は確実に増した。

猪被害の軽減のため、現状一本ラインのみ設置している防護柵を、櫛状設置に増やしていくことや、耕作放棄地の解消によって猪の活動範囲を狭める作戦は、現在徐々にだが実施中。

皆様の貴重な税金を使って整備していただいた農業用の施設。有効利用の義務は、百姓の誇りにかけて果していく。 達夫さん かっこいい



2014年04月03日(木) 今年もやってきました コシヒカリ の田植え

4月の声を聞けば、コシヒカリの田植え という農作業が我が家の慣例となって早6年目くらいかな。
昨日、この慣例どおり30aの圃場に田植えをした。

JAから求めた苗は、徒長もなく根もしっかりとして良好。苗飛びもみられず植えあがった圃場は補植の必要も無いようだ。

朝一番での灌水と、朝な夕なのモグラ穴の点検が日課となるが、百姓の日常としてこれもまた楽しきかな。

倒れないように イノシシに荒らされないように スズメに食べられないように 刈り取りの時が猛暑でないように 等々 今から心配事ばかり だ が


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