２６日より取り掛かった「ヒノヒカリ」猪対策作業も今日で四日目。
猪被害の出る地域での稲作も、今年でもう７年目くらいになるが、この３年で作付け面積が増えているので、毎年新たな対策が必要となっている。
昨年は「コシヒカリ」を取り入れてから、使っていた電気牧柵機を「ヒノヒカリ」圃場に移せばよかった。なので手持ちの電気牧柵機は３セットでよかったが、今年は「あきたこまち」を作り出したのでセットが足りなくなった。

そこで２セット買い増しした費用が１５万円也。それでも足りなくて　どうしたものか　思案投げ首の百姓一人。

そろそろ被害が出そうな「ヒノヒカリ」圃場の傾向と対策。
穂が出て熟れ始める９月７日を境に、圃場内での猪の活動が活発化し稲の踏み倒しが出てくる。その前にどう対策を取っておくか。

進入経路の距離を測り、そこに設置する防止器具の値段はどれくらいか。後の維持管理の手間と防護効果も考える。
そこで今年は一枚４１０円のワイヤメッシュの設置選択が多くなる。
防護効果と後の維持管理。来年以降への投資効果も推し量っての選択。

朝から共同水源の水当番をこなしながら、夕方６時半までかかって４５枚約９０ｍの設置作業。
やぶ蚊からは電池式蚊取り機が守ってくれる。とぐろを巻いていた　マムシ　一匹は無視。
日も暮れてから見回った「あきたこまち」圃場の中には既に一頭の猪。ワ　と声を出したら電気牧柵機を突っ切って逃げていったが、　さて　人がいなくなったらまたのご来駕か・・・・。

自宅の裏の田に作った「コシヒカリ」の、猪対策とスズメ対策に手を取られている間に「あきたこまち」に猪侵入。
一度獣道ができて餌場と認識されてしまうと、電柵で囲ってももう手遅れ。猪の進入口を見て電柵を二重にしても、毎夜毎夜　突っ切って　のご来場。美味しい「あきたこまち」圃場は、食べ放題無料だいサービスの猪ご用達レストランの様相だ。
あと一週間あまりで刈り取り適期なのだが、これではどれほどの収穫が得られることやら。

そこで次の「ヒノヒカリ」への進入予防のため、蒸し暑いなかでの防護柵の設置作業。
昨年の猪被害の記憶と、既に道がついている進入経路の特定をして、傾向と対策に頭をひねる百姓一人。

ホームセンターで一枚４１０円のワイヤメッシュを買ってきて、山から田への進入経路に設置していく。電柵では停まらない進入路に、今回から試みてみる対策ではある。
今日のところは予定のところ全部は出来あがらなかったが、これで猪さんがどんな進入経路を取るかを見極めて、さて明日は　仕上げ　にかかろうか。

チュンチュンハンターズが守ってくれた「コシヒカリ」の入庫。
朝一８時から検査のしょっぱなに見てくれた私の「コシヒカリ」。心配していた乾燥状態も、ドンピシャ規格どおり１４，５％に納まってくれた。
２０１１年の米作りは、最初から一等がでて幸先よし。

７月２４日のチデジ移行以来、我が家ではＴＶ無し生活だ。
低俗番組のオンパレードにへきへきしていたところに、丁度良くＴＶ画面が　砂漠　状態となってくれたので、これ幸いとそのまま　健全　生活の始まりだ。
ゾロリ番組、煽りニュースにおさらばすれば、なんともなんとも良い環境だことよ。

目覚めた時間に起きて、松山三井の穂肥施用１０４ａ。このところ涼しくなったので、農作業はチョット楽にはなった。

日毎に色付いてくる「コシヒカリ」。
刈り取りまであと　とうとうとうか　になってきた。
収穫までの三大　敵　であるスズメ　イノシシ　風雨　のうち、スズメはここ二日間見かけない。これは家の飼い猫の手柄。風雨はお天道様のお心しだい。
残りのイノシシが一番厄介なのだ。

五日前くらいから圃場の中を闊歩しだしたので、その対策に農作業の相当の時間を当てねばならない。

まずは圃場の周りの草刈。次は除草剤の散布。圃場周辺部のロープ張り。（これは電柵の線に稲が当たらないようにするため）そして電気牧柵機の設置となる。
除草剤は草の緑の部分に反応して枯らす即効性の種類を選択する。この種類は、直ぐに利くのだが、一週間もすればまた直ぐに草が生えてくる。だが、その頃にはとり入れだからＯＫ。
電柵は、最初イノシシの侵入したところのみに設置したら、次の日には横の１ｍほどの石垣を飛び越えて進入している。こちらが寝ている間に、侵入できるところを探してウロウロし続けているということだ。そして結局は、進入側の全面に電柵を設置することになる。

やっぱり　というか最初からそうすればよいものを。

地上戦。昨日はこちらが制したようだが、さて、あと十日間の攻防や如何に。この地上戦を制して、お盆には晴れて「コシヒカリ」が食セルやイナや。

昨日「ワナ猟」の免許試験アリ。地域で一名の合格者。免許更新者を含めて地域で４名の「ワナ猟免許取得者」を確保。　マダマダ続く地上戦。