| 2009年08月31日(月) |
田圃は芸術作品のよう |
実りの秋を迎えて、専業農家一年目の成果が見えてくるころだ。
初めて作付けする田圃ばかりの私にとって、穂を出し始めた稲の状態が毎日毎日気がかりだ。
「農業は草との戦い」と書いたことがあるように記憶しているが、点在する田圃が草にまみれていると何だか嫌な気分。誰に見せるわけでもないのに、時間があればせっせせっせと草取りに励んでいる。
そんな毎日にあって、他の農民さんがどんな栽培管理をしているかがどうしっても気になるのだ。
そろそろ刈り頃となる「あきたこまち」にしても、私のところはまだまだ青くてすこし倒れてきているのに、昨日既に刈り取っている田圃も出てきている。
そんな田圃は草も生えていないし、一面均質な色合いでまるで芸術作品だ。
農の基本は稲作。神代の昔から作り続けられているというのに奥が深い。私に極められるだろうか。
２００９０８３０は、日本の歴史が大きく変わった日として、記憶と記録に残る日となるだろう。
そんな日にも、私はせっせと農作業に勤しんでいる。
７月に入って田植えをした田圃の中で、ひえが沢山生えているところがあるので、初めてひえの除草専用の除草剤を散布した。
農業の規模が拡大されると手が回らない部分が出てくるので、そこを機械や薬剤で補うことも試してみなければならない。
ＪＡでの栽培指導を得て試してみることだが、結果を見て今後の参考としていくつもり。専業農家一年目は、様々試してみることが多くてなんだか面白い。
そのほかの作業としては、裸麦を蒔く圃場の除草のためのトラクタ作業等。
一日の作業を終え、入浴して１９時５０分にＴＶのスイッチを入れたのだが、２０時になった途端に民主大勝政権交代の見込みのアナウンスが流れ、ばらばらと当確の数字が上がり始めたのには 驚いた。
マスコミの恐るべき取材力と情報処理能力。
私達は選挙という合法的手段によって、政権交代を行うという民主主義の過程を経験した。次は、マスコミを構成する方々がどの政党を支持しているのか公表することもやるべきだ。先進諸国がそうであるように。
０９８３０は、マスコミや一方の権力者のキャンペーンから一定距離を置いた有権者が、自分の生活実感から独自の判断をして投票行動に結びつけた記念日としても大きな意味がある。
現在のマスコミの状況は、日本の現状と将来に対して自分が自分達が、どんな立場で報道しようとしているのかを明確にすることなく、スクラム組んであっちにこっちによろよろと ダッチロール している頼りなさしか感じない。だのに取材力と情報処理能力ばかりが目立っているので、空恐ろしい。
それにしても愛媛と言うところ、保守の牙城としてまだまだしぶとく行動している。それが今後どう地域住民に影響してくるのか。
県民所得が全国平均の下位に低迷する現状の中で、住民生活の様々なシーンを牛耳るエライサン方の活動が、地域活力の発露にとってより良い方向に行けば良いが。（３１日記入）
| 2009年08月29日(土) |
政権交代前夜�� ええじゃないかええじゃないか |
選挙によってこの国の体制が変わる。
民主社会の成長の過程である政権交代が、私の人生の中で経験しようとは正直今でも 本当かねえ という気分だ。だが、私の周辺でも、それはもう既成事実のような雰囲気があるのだから、これはもう正真正銘のこの世の出来事のようだ。
ええじゃないかええじゃないか、と踊り狂うような社会状況は、熱が冷めたときの虚無感が怖いようだが、自民のこの四年間の振るまいを目の当たりにしてきた民主のつわものがどもが、旨く手綱を締めればそう心配したこともないだろう。
心配なことと言えば、せっかちなマスゴミの次なる獲物探しに乗せられて、国民が三度目の ええじゃないかええじゃないか をし始めることだろう。
それにしても、ついこの間の劣化検察による小沢たたきが、今度の民主勝利の道筋を付けたようにも見えなくも無い。党首から一歩下がって選挙対策に専念することにより、手厚い選挙態勢が構築できたような。
さあ明日の夜は、戦後政治体制の大きな転換点を祝し、民主社会の成熟を祈念して、難しいことも忘れてみんなでええじゃないかええじゃないかと踊りましょう。
| 2009年08月28日(金) |
政権交代前夜�◆ー�民の落日 |
政権交代という歴史の転換点について、後世にはその要因についてどう語られるだろうか。
そもそも４年前の郵政選挙での自民勝ちすぎによってもたらされたちゃらんぽらん政治が、国民に愛想尽かしをされたことが直接的な原因だろうが、それに遡る小選挙区の導入による政党政治への移行によっての必然なのではないだろうか。
小選挙区導入によって、自民内で一度選ばれたらあとは安泰という図式により、体制の硬直化による人材の枯渇が組織の弱体化を招いた。日本の政治など国民性からくる社会状況に合わせて、制度を固定化していればうまくいく。それを自民のたにまちの資本家の機嫌取りでいじくりまわし、弱肉強食の競争社会へ追いやった。
自民の永久政権のためのシステムであった小選挙区が、その息の根を一気に止める逆 死すてむ となろうとは。
戦後復興の時期には一億総中流で経済のパイを大きくし、その恩恵を平等に分けていれば良かった。そしてその成果による繁栄の時代を謳歌したあと、更なる成功神話にすがり付いていったその先には、膨大な借金を背負い、善良なる国民に支えられたコストの低い社会システムすらも崩壊しつくした。
この世の終わりが来た時にも、ゴキブリと官僚は生き残る。
資本主義経済の成長神話にいまだに呪縛された国際社会にあって、日本の個性を活かす独自な国作りを進めていれば、今日の日本社会の混迷はなかっただろう。その末の 自民の落日 は、マスゴミの誘導もちょっとはあるにせよ、国民による 鬱憤晴らし のなせる業。
さてさて民主党さん。自民の中で活かせなかった人材が集まっているとは見られるが、その人材をどう活かしてこの国の再生を成し遂げていくのか。
まずは連合との間に距離を置き、真の国民政党としての地盤を固めていってもらいたいものだ。
３０日の総選挙の結果、自民党が大敗して民主党の政権に移行することが確定的のようだ。
この保守王国と言われていた愛媛も、一区は永江、三区は洋一で決まり、４区は大接戦。安泰なのは、市議、県議の子飼いが多い二区の村上だけのようだ。
あとは、比例復活までも無いように選挙区で勝ち抜くかどうか。そうなれば、４年間で地方組織も強くなる。民主党の中に 料亭に行きたい などというお馬鹿がでないかぎりは政権は安泰だろう。
日本人などというものは、自分から変わっていくことが出来ない保守の権化だったようだが、今回は、様々な状況への鬱憤晴らしが歴史の変革をもたらすのだろう。
一度権力を握ったものは世襲で権力者。政治家の家系は何代も政治家。そんな ご領主様を奉っていた時代 が終わり、おごれるものは久しからずや で大先生が選挙に落ちてただの人になる光景がもう直ぐそこに見えている。
ここ数日新聞紙上やネット上での情報を丹念に検索しているが、どうも政治の世界での情報発信が少ないようだ。
国家議員は選挙期間中で身動きとれないけれど、県議、市議、町議の方々は、地殻変動を前に身が硬直しているような光景。
元気なのは、新聞ばかりなり。てか
勝ちすぎてその反動で、４年後には小沢チルドレンが霧散するような 風刺漫画まで出ているのだから気が早い。
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そんな世間の騒々しさを予測しながら、私はせっせと野良仕事。野良仕事 野良仕事、今日も朝から水当番。そこへ イノシシが飛んで出て、そこらあたりを掘り起こす。
野良仕事の間に ゴミだし 洗濯。イチジク ブドウの摘み取りで、食卓への潤い。家事の算段もなかなか面白い。今の一番の願いは 台風が来ませんように。
大谷内に７月に入ってから植えつけた 松山三井 へ穂肥の散布作業。２７ａ終了で、穂肥散布作業は全て終了。
直ぐに次の仕事が待っている。
９月に入れば採り入れる あきたこまち の圃場に生えている草の刈り取り作業。終われば、農道の草刈、水路の掃除と身の行くところ目に付くところに仕事はある。
野中で一軒で農業をやるのなら誰にも気兼ねは無いが、大勢の作付け者の中での農業は 傍に迷惑掛けないよう 様々に気をつけねばならないことばかり。
仕事に追われていたら、気配り目配りが疎かになるところを、できる時にお返しをしておく。だから、仕事は次々に増えるばかりなのよ。（２７日記入）
大谷内の共同水源の水当番をしながら、ヒノヒカリ圃場へ電柵を仕掛ける準備としての草刈作業。この作業に一日費やす。
日中気温も上がらずからっとして過ごしやすかった。
１９時半から、年中行事としてある「人権を考える地区別懇談会」の開催。
政権が変われば、このような学校の先生を当たり前に駆り出す催しも、早晩見直しがあるだろうと思いながら参加している自分がいる。
人権、人権、いじめをなくしましょうなどと推奨する政治の中に、人権無視やいじめが蔓延しているのだから、どうしようもない。
西条市の車検切れ市長などは、お山の大将の嫌な性格丸出しで、議会の中等々 いじめまがいの発言 だらけなのだからねえ。議会などというところもいじめの巣窟。国会にしたって あほ臭い野次が蔓延する およそ尊敬に値しないところのようだし。
昼間の健全な農作業から、疲れる集会を経て一日の終了。（２７日記入）
長い間中干ししていた松山三井。と言えば聞こえが良いが、本当のところは「早期コシヒカリ」の取り入れにかかりっきりで、ほったらかしていたというところだ。
それでも稲は、時間がたてば確実に実りに近づいている。
人はその時間経過の中で、その時々に手を入れていくのだが、作付け初年度が多い圃場ではなかなか旨くはいっていないようだ。
水が入れば早速に穂肥の散布作業。一日かかって７１ａ終了。
松山三井は草丈が大きくなるので、穂肥は控えめ。肥料蒔きも長年やっていると、手の感覚で増減が出来て目的の量にそうはちがわない。職人芸となではいかないまでも、計算通りの使用料に一人満足。（２７日記入）
自治会行事である地域環境整備活動の一環で、今日は８時から河川敷児童遊園へのコスモスの種まき作業。
一人の知恵よりみんなの知恵。整地のためのトラクタから、道具類はみんなの持ち寄り。私の思っていたより種まきの面積が増えてよかった。
種は市環境課からの提供品。１０時には終了。１０月末には花も見ごろとなる予定。
終われば、今日もまた農作業。田圃への水入れから始めて、穂肥散布作業は８１ａ終了。
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地元紙にこの地域の衆議院議員選挙の状況予想が出ている。この３区はよういちさんのほうがリードしているとの分析だ。もう一人の白石さんは、大々的に組織選挙を展開しているようだが、どうも広がりは無いとの情勢なのだろう。集票マシーンとして確実に動く市町村議員をリストラしてりゃあ、あと利益誘導団体だけなのに、それが壊滅状態かえ。金の切れ目が縁の切れ目。ようやく自民党的なるものへの離別のときがきたのか。
この３区でそうなら、全国的には民主圧勝で間違いは無いだろう。
さてさて、選挙によって日本はどう変わるのか。
さんざん無駄遣いして借金増やして、ロクナ議論もせずに官僚の言いなりの制度を垂れ流しして、挙句に責任力などと平気でのたまうぼんぼん政治の、亜流だけは御免こうむりますよ。
| 2009年08月22日(土) |
次の収穫めざして農民走る |
一つ仕事が終わればもう次の仕事。夏場の百姓仕事に追われて汗身泥。
長い間中干ししていた「松山三井」の田圃への水入れ。既に穂肥の散布適期は来ているのだが、水は即ＯＫとはいかないのだ。今日のところは段取りだけで日が暮れた。（２３日記入）
百姓の三年分の苦労を味わった「早期コシヒカリ」の入庫。
農業の大方の部分を一人でやるようになってから、うるち米品種は一つしか作らず、自家消費米以外はコンバイン刈り取り即カントリーエレベーター出荷で長いこときた。
それが、ひょんなことから久しぶりの紙袋出荷である。
農民が集まるところには、必ず農業情報が集まる。そんな地域情報は新鮮でありがたいお話ばかりだ。
どんな要領なのかと状況を見計らっていたが、わりとあっさりと事は進んで８時過ぎ始まり９過ぎには終了だ。
やれやれやっと一仕事終わった。
ら。直ぐに次の仕事です。共同水源の水当番をやりながら、７月に入ってか田植えした「ヒノヒカリ」の穂肥散布作業。夕方までに６１ａ終了。
夜は、食事をして体に糖分が回り始めると、即眠気に襲われる。（２３日記入）
朝一番の仕事は、昨日刈り取ったコシヒカリの籾摺り作業。
手間取った収穫作業のあとは、さっさと仕事を片付け次にうつりたいとの思いがある。
１時間もすれば籾摺り作業が終わり、次にはお盆があけてからの三日間コシヒカリの収穫作業を優先して後回しとなっていた諸々の仕事を片付けにかかる。
明日に予定されているＪＡへの入庫の要領を聞き、今日から搬入しても良いという言葉に早速運搬作業。そこは段取りよくことが運んで、納屋の中は綺麗に片付いた。（２３日記入）
| 2009年08月19日(水) |
真夏の稲刈り その�� |
今日も午前中は籾摺り作業。始める前に、方々に点在する圃場の見回り。
自然は人に災いするときと、味方するときがある。「早期コシヒカリ」の刈り取り作業に専念している間にも、方々の稲はそれなりに成長して既に穂を出す準備ができている稲も見受けられる。
そうなると、出気が悪い種類の稲の収穫作業にも、なんだか身が入りだす。
コンバインは、昨年切れた同じベルトが今回も切れている。エンジンから駆動軸につながるベルトで、前進と後進をノークラッチで繰り返す方式となっているため、動いている間中休む間が無いため負荷が大きいようだ。
籾摺りをしている間に修理完了。午後からは「早期コシヒカリ」の最終刈り取り作業。ようやく終了。
話は違うが、いのしし対策についての問い合わせが今日二件ある。いのしし対策については、誰を頼っても埒が明かないものだから、自分で専門的に勉強して地域で取り組んで、一年目から それなりの 成果がでた。けれど、今年も「コシヒカリ」を食い荒らされている現状がある。
まだまだやること ゴマン とあるとの想いがあるが、他の人から見れば 一色達夫はその道の専門家なのかなあ。などと苦笑いの体を隠しながら、丁寧な対応に務めたのだが。
それにしても「イノシシ」は、確実に増えているということか。
今日は早めに取り込んだ籾を乾燥機に投入してからは、電気牧柵の片付けや、それなりの片付け。なかて品種の稲の穂が出だしたら、そちらに また 設置しなければならない。あああ、この地での農業は手間がかかる。
日中は容赦なく照りつける太陽も、日の暮れとともになんだか涼しさが漂ってくる。お盆も過ぎれば、もう直ぐ秋か。月日の経つのは速いものだ。
夜７時半から校区自治会の役員会に出席。席上、市役所での小学生エレベーター閉じ込めの件が話題となる。
８月２日にあった綱引き大会で優秀な成績を収めたその報告のため、車検切れ市長を訪問しに来たときの出来事だったようだ。
察するところ、報道関係者にも声を掛けていたところに、エレベーターの停止だったのだろう。間が悪いというか
そういえば私が市議をしていた時、何年か前に同僚議員が「何とか対策をしているエレベーターに設置し直したらどうか」と質問したことがあったなあ。あれから何年経った廊下 ちがう ろうか。
元気にあんじょうやってる車検切れ市長のやることに、一介の百姓のおっさんが心配することではないろうか。明日に差し支える。早く寝ろうか。
なんだか調子が出てきた。いけないいけない日記の品が落ちた。ろうか
| 2009年08月18日(火) |
真夏の稲刈り その�� |
午前中は、昨日収穫した籾の籾摺り作業。１２時からは残りの「早期コシヒカリ」の刈り取り作業。
不整形な圃場のしかも大雨に打たれて倒れている稲を、コンバインを入れる方向を見定めながらの作業。瞬く間に時間がたち、日は西に傾だした頃。コンバインが悲鳴を上げだした。
刈り取り作業は単純作業のようなものだが、条件の悪い場合は何が起こるかわからない。刈り取り部を見つめて運転する間中、耳はコンバインが出す音に集中している。
変わった音がしだしたら要注意。発生源を見つけて原因を取り除けば良いが、原因が分からずに動かし続けると大きなトラブルが待っている。１８時のチャイムがなるころ、ガタンという音とがした途端に走行不能となる。
どうもどこかのベルトが切れたようだ。
今日はここまで、あと残り１４ａほどになった刈り取り作業は、今日はもうだめなのだ。
うまくいけば３日で終わるとみていた収穫作業。とうとう５日かかることが決定。５日で終わればよいが、あとの作業が待っているというのに。
世間は国政選挙で忙しい最中、自然を相手に悪戦苦闘の毎日。
これもまた人生。
| 2009年08月17日(月) |
真夏の稲刈り その�� |
朝６時起床で共同水源の水当番。これをやりながら、自宅から少し離れたところにある田圃の「早期コシヒカリ」の稲刈り作業の準備。
自宅裏にある田圃の「早期コシヒカリ」はお盆前に刈り取りを終えたが、こちらの方が面積も広い「期待していた」圃場だ。が そう簡単には 自然界 が許してくれない。すずめ いのしし 雨嵐 のとりぷる で痛めつけられた残りを、ようやく百姓が 収穫する の だ。
残暑は厳しく、ただでさえ滅入っている気分を落ち込ませる。だが、少し残った コシヒカリ の黄金色が、米を作る者の楽しみを呼び覚ましてくれる。
コシヒカリが、どうしてそんなに 人気 なのか。自分で炊飯時の水加減を調整して炊いてみて、炊き立ちと時間がたってからの食味を調べてみて、この米の性格を少し理解してみて、なんだか分かるような気がしてきた。
水当番が終わった１３時半過ぎからは、スポーツ飲料片手に日の暮れまでコンバイン上の人。２４ａの刈り取り終了。収穫終了と言えないところが、なんとも情けなや。（１８日記入）
| 2009年08月16日(日) |
休養にはなかなかならないお盆の一日 |
朝５時半起床し甲子園に向かう娘を学校まで送ってから、再度の就眠で日頃の疲れを取るつもりだったがなかなかそうわならない。
一人でお墓参りを済ませたのち、掃除洗濯片付けもの。
納屋の片付けは、やりだしたらきりがない。
２３時過ぎ、高校生活の素晴らしい経験と思い出を沢山作った娘の帰宅の迎え。
あっという間に一日が過ぎていく。（１８日記入）
| 2009年08月15日(土) |
お盆前の農作業で気分が滅入る |
朝８時から、地域の共同墓地の入り口付近にある農地のトラクタ作業を行う。
昨年までのこの農地は私には関わりが無かったのだが、今年から利用権を設定して作付けさせてもらうこととなった。そこで、お盆の墓参りに来る人たちへの見栄えを良くするため、今日という日のトラクタ作業なのだ。
今年は雨が多くて、耕しても耕しても直ぐに草が生茂る。それでもせっせと耕すのが、農地を管理する者の務めなのだ。
昼過ぎ終了。
昼食後、お墓の掃除。雨が多いところから、７日に実施した殺虫剤散布の効果は薄かったようだ。やぶ蚊の襲来に閉口しながらも、墓守の務めは果たさねば。
昨日収穫した「早期コシヒカリ」の籾摺り作業。出気が悪くて気分が滅入る。（１６日記入）
| 2009年08月14日(金) |
真夏の稲刈り その�� |
昨日共済損害評価してもらった圃場の稲刈り作業。
コンバインは走れど走れど、お目当ての籾は一向に増えないこの哀れ。
ぐちゃぐちゃな田圃はコンバインにも良いわけねえ。
トラブル発生大汗復旧作業で、今日もスポーツドリンク １リットル 消費。
評価員さんの目算用は当たっています。
１２日に収穫した 新米 を試食してみたが、やっぱり「おいしい米は熟れる頃に昼と夜の温度差が大きいこと」を実感する。
水の加減を変えて見てどうなのか、明日も試食の予定。
専業農家として「旨い米」作りを目指そう。まずは食べ比べ。二年目三年目と作り比べ か。
| 2009年08月13日(木) |
真夏の稲刈り その�� |
脂汗を流してけだるい目覚めは、共済組合の職員の訪問によって。
「早期コシヒカリ」の損害評価に来てくれたのだが、おきぬけの対応は間が悪い。
いのししすずめに渇水で、田圃は見るも哀れな状態だ。評価員さんは、反収１５０�圓�な と目算用。
昨年は夏場にとり込んでいたので、いのしし被害で全滅だったことを思えば まだまし の今年だが、畝一俵採ろうかという方から見れば「これは田圃じゃねえ」みたいなもんだろう。
来年は、どうしたものやら。
昼から 昨日収穫したコシヒカリの籾摺り作業。（１４日記入）
| 2009年08月12日(水) |
真夏の稲刈り その�� |
朝から共同水源の水当番。この作業をしながら稲刈りの準備作業。
昼から稲刈り作業にかかったけれど、作業が佳境に入ったのは１４時も回ってのことと。
時々晴れ間ものぞき、気温が上昇するにつれ、コンバインのエンジン熱も上昇。ダブルパンチは、スポーツドリンク １リットル の消費でかわして夕方までに１４ａの収穫。この圃場は比較的すずめいのししの被害が少ないと見積もっていたが、平年作の３割は減収。
熱中症にもならず、真夏の稲刈り一日目は無事終了（１４日記入）
９日の大雨ののち、ようやく天候が回復して「早期コシヒカリ」の刈り取り時期が来た。
だが、田圃を見回っても稲は湿り、とても刈り取れる状態ではない。勝負は明日と決め、今日は稲刈りの準備作業に専念する。
乾燥機用の燃料を購入。納屋の片付けをして収穫物の置き場確保。
収量は すずめ被害 いのしし被害 渇水被害 大雨被害 で豊作とは程遠い状態だが、半年間の仕事の成果を収穫する高揚感は今年は特別ではある。
その作業に先立ち、自治会関係の文章の回覧作業一件。役所関係への提出書類２件と申請書類の受け取り一件。
役所への行き返りに船屋の「早期コシヒカリ」の状況確認。二個所ほどの圃場では、すでにコンバインが動いている。やるねえ（１４日記入）
| 2009年08月10日(月) |
中間団体がそんなに面白いのかねえ |
ようやく総選挙の日程が決まり、一番張り切っているのがマスコミさんだろうか。
ここに参入したのがおよそ中間団体として存在感の薄かった全国知事会という組織。ここがにわかに活気付いた功績は古賀どろんさんとそのまんま知事やってますさん。そして千両役者橋下さん。
自治体合併によってそれなりの権限が増えた市町村に比べ、中間団体の都道府県は借金地獄で身動きが取れないところばかり。
そこににわかに注目が集まっているようだが、さてさて言ってることは中身が無い。分権についての協議機関を設けましょうなどとお茶を濁して利を採っているようだが、今頃何を求めているのやら。
国も借金だらけだのに、財源が中間団体に降りてくるわけ無い。権限は国会議員の仕事を奪うものとなるのに、そう容易く手放すわけが無い。それが分かったうえでの今時のパフォーマンスだと、橋下さんの本音を私は見て取る。
国、都道府県、市町村という枠組みをどうするのかなど、道州制などとは全然別な理論で考えなければならない。ましてや 分権 というちょっと聞こえの良いフレーズの中身など千さ万別。それがいまや錦の御旗のように聞こえてくるこの不思議。
この騒動もあと２０日ほどか。
| 2009年08月09日(日) |
早期こしひかり 収穫前に関門あり�� |
週間天気予報では今日は天気が悪いとなっていたが、寝覚めに聞いた物音は強い雨音だ。
今日は「ひのひかり」の穂肥を散布する予定だったのに、これでは駄目なのを口実として十分な睡眠時間をとる。
こんな日はこんな日でそこそこやることはある。新聞分折込チラシで目星を付けていた用品の買出しをメインとして、ホームセンターのハシゴでお買い得品の物色。３軒回っていくと、その店その店での 良品 があって面白いものだ。
同じメーカーの同じ品が、まったく同じ値段だったり違っていたり、（はっきりと）粗悪品と分かる物から「丈夫で長持ちし使い勝手が良さそうな物」まで、大雨に濡れながらの買い物ツアーは得るところ多なり。
そろそろ刈り頃となった「早期コシヒカリ」は、まったく調子が悪い。
いのししの食害から始まった難問は、すずめの食害、雑草の繁茂と続き、今日の大雨で倒れたところが出てきた。
もともとが倒れやすい品種であることは分かっているが、粗植、少肥料、強めの中干し、お盆前の刈り取りで難関クリアのつもりなものが、この時期のこの雨はまったく想定外の害。
８月５日にＪＡからの連絡があり、今年は８月２４日を入庫最終日として、買い入れ予定金額は昨年よりも下がっている。
市内のスーパーには、既に鹿児島県産の新米「コシヒカリ」が５�圍隠坑牽葦澆琶造戮蕕譴討い觚従�がある。
「専業農家としての経験だ」と思って始めた「早期コシヒカリ」の栽培取り組みだが、いのしし・すずめ・雑草・倒伏・値段安とはまったく良いとこなし。
お盆前の収穫終了を目指していたが、この天候とこの買い入れ現状では慌てることもない。天候を見計らい、他の田の多々ある仕事との兼ね合いを考えて、まあゆっくりと収穫しましょうか。
| 2009年08月08日(土) |
田圃の真ん中でもＴＶが見られる便利な世の中 |
朝６時起床。甲子園に向かう娘を学校まで送て行ったあとは、ゆったりとした朝食のひと時。
思い立って朝からＰＣを開き、三日分の日記の記入。
この三日間、蒸し暑さの中での農作業と自治会行事に体力を消耗し、夕食を終えたあとは思考力が停止状態。
毎日毎日の農作業の内容を記入するのも、なんだか面倒なこととして休養優先の思考なのだ。そこで、思い立った時のまとめ書きが出てくる。
９時過ぎからは「ひのひかり」への穂肥散布のため、灌水作業をやりながら草取り作業。
作業が佳境に入った頃、田圃の畦に停めた軽トラのナビには、我が郷土の高校球児の活躍する姿が映し出されている。四十何年ぶりに聞こえる校歌に、汗も心地よいものとなり夕暮れまでの作業の励みにはなる。
家でくつろぎながらのＴＶ観戦も魅力ではあるが、仕事が詰まっている身にはそうはいかない事情。それにしても、便利な世の中ではある。
穂肥散布作業は、５３ａ終了。
| 2009年08月07日(金) |
暑さに ばてる 暇もなく。 |
８時から共同墓地への殺虫剤散布作業。
農業者の中で、動力噴霧器を使える３名での奉仕作業。
一時間ほどで終わる作業だが、あとは帰宅して入浴して服を着替えて長めの休憩となれば、一日この作業の影響を持ち越すこととなる。
この作業は農業者でなければ勤まらない。
農業地帯の中での地域社会を維持している人的資源としては、ほんと極少数となった農業者が中心となる。草刈作業等の環境整備や、平日でもわりと融通の利く者となれば、やっぱり農業者がその中心なのだ。
ここの人材が得られるかどうかによって、地域社会としての力が違ってくる。私の地域については、残念ながら何時まで経っても次の人が出てこない現状は遺憾ともし難い。
草取り作業。穂肥の散布作業が３５ａ。
作物の生長にしたがって、次々に出てくる作業については、そのところ所でのやり方の違いがある。その方法は、長年の積み重ねによって形作られ必然性があることが、この時期になって実感するようになる。
一年目に私がやっている方法の欠点がでることはまあ仕方が無い。
皆さんのやり方をよく観察して、来年に活かして行こうと早や思いを巡らす。
暑さにばてる暇も無い。
| 2009年08月06日(木) |
農作業 規模拡大 と手抜きの代償�� |
今日も昨日と同じパターンの一日。
見渡す圃場の中で稲の上から雑草が顔を出しているのは、私が作付けしている田だけだ。
今頃雑草の処理をしても、収量にそう影響はしないと分かっていても、見栄えが悪いこの状態を放置することは、百姓をして格好が悪いとの想いが手を動かせる。
午後から夕暮れまでに、缶ジュースを４本飲み干して水分補給。
| 2009年08月05日(水) |
農作業 規模拡大 と手抜きの代償�� |
稲の防除作業を行った次の日は、目覚めのときの体のだるさがたまらない。
起き出して食事して一汗かけば、あとは惰性で一日何とか仕事が捗るけれど、遅い夕食を済ませばもうあとは寝るだけという一種健全な百姓の生活パターンが繰り返される。
今日は８日。甲子園に向かう娘を早起きして学校まで送り届けたのちに、この三日間の仕事のメモと書類等々の整理を終えたのちＰＣを開いている。
中手種の稲は中干しを終え、そろそろ穂肥の散布時期を向かえるので、その準備のための草取りなどを順次実施している。これまで たまにしか 見回りしていない田圃を、集中して管理する。
背丈が伸びた稲は、その葉先が尖がっていて触ると痛い。草取り中は顔を手拭で保護しておかないといけない。
| 2009年08月04日(火) |
農業水利 共同作業と個人作業の 利点 欠点 |
我が家が営む農業について、今年から新たに水稲の作付けをした個所の、今日は水当番。
この水当番が面倒なことを挙げ、作付けを考える方農業者がおられるが、私は「慣れれば利点もある」と感じている。
個人で好きなときに灌水する圃場についても、今年から作付けするようになったが、こちらのほうにも利点と欠点があることを経験している。
全体的に感じることは、水が豊富なところにはところの農業者の考え方があり、水が限られているところにはところの農業者の考え方がある。
至極当然といえば当然だが、人間社会での出来事は実践のなかで経験したことが一番確かなことではある。
共同水源の利点は、圃場の水の状態について毎日毎日確認に行かなくてもよいことだ。当番さんが灌水してくれるに任せておけば、収穫まででも事足りる。そのために水当番の数日を、集中的にかかりきりになるのも当然である。
この日を、普段はまかせっきりにしている圃場の集中管理に使えば、これもまた 一種効率的ではある。
そんなことで、今日は集中管理の日。だが、この日が 蒸し暑さの夏 そのものなら、体へのダメージはまた集中的。
加えて、夕方には「あきたこまち」の防除を６０ａ実施して、ダブルパンチです。
けれど、やっと顔を出した稲穂を見ていると疲れも癒され、これをもって百姓は明日の活力とする。
| 2009年08月03日(月) |
森林組合の情報について |
ちょっと目先を変えて、この地域の森林事業を受け持つ森林組合のことについての評論。
と言っても、地元選出の県議さん二人のＨＰブログに書かれている「いしずち森林組合」総会 についてのコメントが興味深いので、書いているだけ という話。
自民党の二人の県議さんのブログに書かれた文章を読むと、お二人の物の見方 考え方 社会遊泳の方法論 等々、おぼろげながらに見えてくるようだ。
どちらがどうだ と言うと狭い地域社会の中で 語弊があるので触れないが、二つの文章に書かれている情報と、私がこれまでに入手している情報をプラスして咀嚼し総合的に判断すれば、この地域の森林事業の現状が見えてくる。
私が旧西条市議に出始めの頃の森林行政といえば、林道工事についての議会内でのやり取りが思い出される。
あれから年月がたち、予算も年々縮小されていく中で、森林という素材を取り巻く人間模様もどう変化しただろうか。
まあ、書ける事といえばこんな程度。
防災関係事業の中で、木製ダムたらいうものがあったが、それは森林組合の内容にはたいして関係しない話。
| 2009年08月02日(日) |
ＭＨ冷凍機 から 水素いちご へ �� |
西条市のＨＰに７月２７日にアップされた「水素いちご」の文章のなかには、現在ＭＨ冷凍機が設置されている（株）谷口金属熱処理工業所のことがでている。
当初、クラレ西条工場内に設置されたＭＨ冷凍機。次の設置場所が（株）谷口金属熱処理工業所になった経緯は分からない。がこの企業の社長はなかなかユニークなことは衆目の一致するところだろう。
この社長。だから、西条市内の様々なシーンに顔出ししており、そこで私の行動半径に重なるところが出てくることは、小さな地域社会の中での必然ではある。
ということで、谷口金属熱処理工業所を見学させてもらったのは、ＩＳＯ９０００ ＩＳＯ１２０００ のことについて、市議会で質問するための研修だった。
優良企業は従業員教育も徹底している。飛び込み研修であるに関わらず、来意を告げると直ぐに社長に連絡して、直々の説明をしてくれた。
表玄関は南向き。その一番日当たりの良い方角には綺麗に植栽が為され、市民に開放している陶芸教室の施設がある。
まず、ここから案内されたが、陶芸教室の生徒さんに知り合いの顔があったりして、なんだかハイになる展開ではあった。
| 2009年08月01日(土) |
ＭＨ冷凍機 から 水素いちご へ �� |
当初関心が無かったＭＨ冷凍機のことについて、その内容を調べだしたのは 車間切れ市長 が社長を務める サイクス の内容に、大きな疑問を持ってからだった。
サイクスがらみの事業が、どこからどんな種類の金が出て、行った事業の成果がどんだけのもので、そして最終的に誰の懐に 市民の貴重な税金が 入ったのか。
それを調べてみると、私の探究心を刺激する素材がごろごろ出てきた。
その一つがＭＨ冷凍機なのだ。
ＭＨ冷凍機が冷えることは最初にこの施設が設置されたクラレ西条工場で経験した。が、その後、このＭＨ冷凍機を使って食品加工に使う試験をしていることには？？？だった。
車検切れ市長のお好きな水素と食品をドッキングさせる芸当。これこそが、お守りの得意な頭の良いお方の作文だろう。そして将来的には食品加工流通コンビナート構想となり、ＭＨ冷凍機はその中心的技術となるのだそうだ。
私の手元にあるＭＨ冷凍機を使った食品加工の試験内容には、地元産の柿を冷凍機の中に保存して渋抜きするというものもある。まあ、試験をして悪いとは言わないが、柿の渋など焼酎で直ぐ抜けて一番安上がりなことなど社会常識。
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