| 2008年12月31日(水) |
農業実地研修 春の七草�� |
西条ＪＡが長年取り組んでいる 春の七草 生産についての実施研修を行う。
場所は、私が住んでいる同じ玉津校区で、七草の生産に取り組んでいる農家。今日は１２時の集合で参加したら、いきなり大根とかぶらが植わっている圃場に移動し、１５時まで大根とかぶらの抜き取り作業に参加した。
研修参加申込み時点で、七草生産について３０分ほどの話は聞いていたが、初めて参加する者にとって正直面食らった。
圃場では北風が吹き、雨もぱらつきだすというコンデション。手を休めないままに１０名ほどの参加者を観察して感じることは、大方の皆さんは毎年の参加者のようで、この作業の要領を心得ているようだ。
１５時に一端休憩があったのちは、ハウスの中でのかぶらの成型作業に参加。隣では大根の成型作業を行っている。ハウスの中には老若男女総勢６０名ほどの方が黙々と大根とかぶらの成型作業に取り組んでいる。
参加させてもらった農家では、今年７万パックほどの七草を出荷するそうだ。
この作業の全体構成がどうなっているのか、指揮・監督系統がどうなっているのか、等々は今日のところは分からないままに、１７時で作業終了。
七草パックの生産は、七つの草をこの時期に合わせて規格通りに生産する栽培技術と、それを一気にパック積めする多数のまじめな人材の確保によって成り立つと見た。
| 2008年12月30日(火) |
年末多忙なりだが 振り返って良くやったとの感 |
年末に 予定外（？）の仕事が入ったが、地域の人に呼びかけ朝８時から昼前までかかって、しし鍋用肉を冷蔵庫に保存するところまで終わらせた。
猟果は４０�圓離瓮好ぅ離轡靴如�経験者の話によると一番美味しい時期のものらしい。
食物連鎖の自然界にあって、人もその一部分であることを感じる出来事ではある。
この鳥獣被害対策の取り組みによって、地域の農業生産や環境面に関する取り組みが前進することを望むものだ。
昼食後、ご先祖のお墓掃除に出かけた。
振り返れば１１月１６日の早朝に父の墓参りをしてから、結果が出てからの報告をしていなかったことに改めて気づいた。お墓の周辺にはシバグリの枯れはが積もり、時の移ろいをいまさらながら感じるばかりだ。
残念な結果ではあったが、持てる力の限りを尽くしてやり遂げることができたことを報告した。
二日間 急ぎの用が入ったため、出来ていなかった家の中の整理。仏様と神棚の掃除だけとなったが、これも致し方なし。
掃除と片付けも早々に、来年予定している農業関係の仕事のことで折衝一件。自治会関係の打ち合わせ二件。
あれこれ考えたなかからこちらから動いてみると、思わぬ成果がでるものだ。それが最善なのかどうかは分からないが、まずは目の前に開かれた道を進んでみようと年末にきて来年の種まき。
年も押し迫ってきた今日、思わぬ（？）朗報があった。
１２月７日に実施したイノシシ対策用の囲いワナに なんと イノシシ が入ったのだ。
今年取り組んだ様々な仕事の内で、大きな成果が出たもののひとつとして特筆すべきものとなった。
これまでを振り返れば、地域の課題としてイノシシ被害対策を上げ、５月から関係者の皆さんに呼びかけてワナ猟免許の取得を目指し、そして猟期に入った時を見計らっての 囲いワナ の設置というように取り組んできた。
その成果が出たということで、やった甲斐があったと安堵の一色達夫である。
これまでお世話になった県の担当者を始めとして、地域の関係者に連絡してその成果を見てもらったが、皆さん イノシシ を前にしてそれぞれがそれぞれらしいリアクションをして面白かった。かく言う私は上機嫌で ハイ な気分を周囲に振りまいている。
さてこれからの処理が問題だが、そこは良くしたもので地域の中にはそれなりに得ている人材がいるものだ。明日には皆さんで取り組む予定となった。
イノシシには、これまで地域の農作物に多大な被害をこうむっている。各地自治体でも、この対策にはそれなりに取り組んではいるが、その効果を上げるにはやっぱり地域関係者の自主的取り組みに負うところが多い。
その実践活動がこの地で実施できていることに ちょっと 満足。
| 2008年12月28日(日) |
一日 庭木の剪定作業 |
ぽかぽか陽気の一日を、正月準備の庭木の剪定作業に当てる。
妻は、朝から布団を干したりお餅を姉に発送する準備をしたりと、こちらも年末特有のこまごまとした仕事に費やしている。
宅地と作業場が一体となった農家特有の我が家ゆえに、それなりの庭木で周辺を整えているため年中手入れが必要だ。対外的に出ることや取り組んでいる仕事が多いと、このような仕事が後回しとなりがちなところを、年末を機会に集中作業である。
年末の日曜日。地域の方々もそれなりに年の瀬準備に忙しそうだ。その方々との会話の中から、新年度に行う予定の自治会内事業が形作られていくのだから、世の中旨くしたものである。
| 2008年12月27日(土) |
一年無事に過ごせた感謝を込めて 農機具の整備 |
様々な事があった２００８年も残りわずかとなった。
妻は、昨日の夜からかしておいた餅米との格闘「餅つき」。
私は、残り一枚となっていた農地を耕しにトラクタを駆ける。
餅つきといえば年末の風物詩として何処の家でも行っていたものだが、昨今は様変わりして少なくなったのだろう。餡餅に入れる 餡 を取り扱っている商店が少なくなり、しかも高くなったと妻が嘆いていた。日本人の食生活の洋風化により、日本古来の稲作文化も過去のものとなっていくのだろうか。
トラクタを使ったあとは年越しの一環としての思いを持ちながら、コンバインとともに掃除に掛かった。コンバインのほうは、祭り前に使ったままとなっていたものを、やっと掃除にかかったのです。
購入して２年目となるコンバインだが、今まで使っていた形式の物と比べて、チャチィッコク作られているようで不満である。農器具も需要が減退しているところへ取り扱う業者の寡占化が進めば、いかに利益を上げるかとの観点から農機具の設計が決まってくるのかと、既に破損した部品を点検しながらため息が出る。
農業経営を考える場合、土地利用型の農業から利益を出そうと思えば、設備投資や生産資材などの経費を如何に抑えるかにかかっている。その点から農業機械への投資や整備費用を極力低く抑えるため、故障を未然に防ぐための点検整備作業が欠かせない。
だが、機械そのものがチャチィッコク出来ていたら、これから先が思いやられる。
この間の農業関係の視察で訪れた滋賀県の組織では、農業機械の整備専門の職員がいて、臨機応変な対応をしているということだった。
そこまで行かない我が家では、一人何役もこなす私ではある。
地域の環境改善の考え方もあり、来年耕作するため遊休農地の集積作業に取り組みだしたのだが、これがなかなか面倒だ。
他人に自分の農地を貸した経験の無いお方にとって、耕作者が変わることについては、たとへその農地が管理に手間ばかりかかっているような所でも大きな抵抗があるようだ。
これまで農地の貸し借りが頻繁に行っているところであれば、その手続きについての慣れもあり話が決定されるのに時間がかからないが、その経験が無いところでの交渉ごとは容易ではない。
話を持っていった人それぞれに、様々な事情があるところへ性格的なところが重なって、それに合わせてこちらの行動を変化させなければならないようだ。
私は農民ではあったが、今日まで農地の貸し借りをほとんどしてこなかった。それゆえに、農地所有者の土地に対する考え方の深層に触れたことが、あまり無かったのかもしれない。
地域に発生する遊休農地や耕作放棄地は、その解消が叫ばれていながら放置されたままとなっていたことろがある。その理由は、農業が割に合わないものであることが第一ではあろうが、地域に農地保全に対して熱心に取り組む者が不足していたところもあるだろう。
その役割を私が引き受けるというような崇高な考え方を実行しょうというような考えではないにしても、捨てては置けない現状にたいしてやっぱり行動を起こしてしまう一色達夫ではある。
なかなか面倒な作業ではあるが、来年度の農業経営について自分の持ち時間と作業の段取りを計りながら、計画を積み上げていく過程になんだかわくわくしている。
| 2008年12月25日(木) |
イチゴ考（水素イチゴってか） |
今年の我が家のクリスマスケーキは、一人ひとつづつの小さなケーキの上に小さなイチゴとクリームがのっている。
質素といえばそれまでだがもともと仏教徒の我が家にとって、キりストの生誕を祝うために豪華なケーキを買ってくることなど、子ども達の小さな時以来無くなって久しい。
この小さなクリスマスケーキの上にチョコンと載っているイチゴを見て、西条市が進めている「水素イチゴ」なるものを思い出した。
「食と農」に取り組む西条市が、何とかいう補助金を導入して進めている「水素イチゴ」なるものの栽培研究。以前、この日記でも取り上げたが、工場の建屋の日陰に設置したビニールハウスで、栽培実験をしている例のものである。
２１日の日曜日、収穫祭ツアーの帰り足でこのイチゴハウスを視察してきたのだが、やっぱりこの研究はＭＥ冷凍機研究の延命策として、知恵の働く者が設定しただけのものだと感じた。
このＭＥ冷凍機を使ったイチゴ栽培の研究が始まってから、改めてイチゴ栽培農家の方に継続して話を聞いたり、各種報道をチェックしていっているのだが、冷凍や加温による栽培時期の設定よりも、消費者の好みや栽培過程での要求による品種改良のほうに重点が置かれているようだ。
糖度が高い、痛みにくい、形が良くて揃っている、加えて色つやがどうかということが、需要に応える生産者段階の要件のようである。生食用とケーキなどへの加工用でもイチゴの品質は違ってくる。
「水素イチゴ」はその点については、どの項目にも応えられていない。ただ、「出荷時期が早くなります」ということのみが 売り のようであろう。
ＭＥ冷凍機の利用による省力化をいっているようだが、この点には疑問がある。工場排熱の利用がＭＥ冷凍機を動かす必須条件であるなら、安定的排熱の確保がどうなのかだがこの点が難しい。排熱利用は省エネの観点から有利なように思い勝ちだが、工場は常時動いている訳ではないのだ。
この「水素イチゴ」の冷やすための冷却装置には、工場排熱を導入するパイプとともに、予備の熱源を作っておかないと定常運転を続けることは出来ないだろう。
日陰イチゴハウスを設置している工場のご好意で、安定的な工場排熱を供給していただけているのなら私の指摘は的外れだが、この工場から出ている熱は焼き入れ炉によるもののようだから、熱源の安定供給は難しい。
ＭＥ冷凍機の研究をしだして何年になるだろうか。こんな悠長は研究は民間では考えられない。やっていることが全て正しいし有効なんだというのなどは、お役所仕事の典型だ
もうやめた。時間の無駄
| 2008年12月24日(水) |
日曜日の収穫祭ツアー レポート |
１３年間走りに走って来た結果として、目を通しきれていなかった様々な資料を整理がてら興味のあるジャンルのものを読み込んでいる。したがって どっこらしょ がいる日記付けが疎かとなりがちだ。
そこで、忘れないうちにこの日曜日の行動から感じた 収穫 を記す。
新聞の折込広告に「とうえん収穫祭」の案内が入っていたので、天候不順な中を出かけて行った。
この時期の催しは、天候によって人出に影響することを如実に感じる。ましてや、冷たい雨がしとしとと降り続くと、会場にはスタッフの数の方が多いというような状況となることもある。
周ちゃん広場にまわったら、こちらは駐車場が満車状態。旧西条の方も数名見かけけ、日曜日に家族揃っての「年末買い物」に訪れていることがうかがえる。こちらも「収穫祭」の催しで、報道機関の女性アナウンサーが一日店長を務めて盛り上げを図っている。
旧西条にある同様の産直市二個所を回ってみる。
続いて帰宅途中にある、最近オープンした大規模ホームセンターに寄り道したが、ここも駐車場が満車状態。
今日のツアーで感じることは、人が集まるところにはそれなりの魅力があり、賑わうことの必然がある。寡占化が進行しているといってもよいだろう。（２５日記入）
| 2008年12月23日(火) |
天皇誕生日に思うこと |
祝日に国旗を掲揚している家が少ない。
今日は天皇誕生日なので、家の前の通りに面して国旗を立てた。
最近の週刊誌には、天皇家についての記事が当たり前のように掲載されているが、このようなことが日常的となってからの日本はおかしくなったと感じるのは私だけだろうか。
天皇家のことをとやかくいうことを別にタブー視せよと言っているのではないが、紙面の賑やかしに天皇家のことを取り上げるようなところが気に食わない。
「困ったときの天皇家頼り」は日本の歴史上にはよくある話だから、現状と将来に不安を抱えるこの社会として、人々の話題として提供してもらっているわけではあるまいし。
公務ご多忙が取りざたされているようだが、何かの催しに箔を付けるため「天皇家にお出ましいただく」風潮があるように思えてならない。
天皇皇后両陛下を間近に見たことが一度だけあるが、その発しているオーラに圧倒された。これが日本の歴史と文化を具現化する現人神なのかと感じてしまったものだ。だからこそ週刊誌に代表されるような最近の風潮に眉をひそめ、日本人の誇りとしてのセンスを磨いてほしいものだと願うばかりだ。
ーーーーー
日曜日に周ちゃん広場で買ってきた玉ねぎ苗を植えつける。植え付け時期はもう遅いのだが、今年は暖冬気味なのでこれからの生育に期待している。
１００本束２つのはずが、最終３００本ほどもあってなんだか得した感じ。
これも日本人として「祝日には国旗を立てる」という義務を履行したご褒美かな。（２５日記入）
| 2008年12月22日(月) |
様々な要件のリサーチ |
朝一番の仕事をこなしたのち、昨日の日記を記入する。
水行から一夜明け、新年度に向けての準備を始める。自治会の今後考えられる事業の想を練り、我が家の生業についての資料整理に続き、身の回りの整理をしてからわからないことのリサーチに出かけた。
自分の考えていたことが裏打ちされて今後の展望が開ける部分と、準備不足と知識の不足のため、イマイチ状況が進まない部分とがある。
新しいことをやろうと思ったら、最初はえてしてこんなものだろうと思う反面、これでよく今までやってきたものだと自分の思慮の浅さを感じたり、納得と落ち込みが同時進行で感情を支配する。
準備が整ったら事業化できる部分と、さらなるリサーチが必要な部分とに振り分けて、年末年始にかけて行動することとなる。
自治会関係では防災と地域環境の整備への取り組みを進め、我が家の方は農業経営の確立に向け行動していくこととなろう。
| 2008年12月21日(日) |
石鎚山冬至水行 に今年も参加した |
冬至の日の恒例となった石鎚山冬至水行に今年も参加した。
７年続けての参加となった今年の外気温は１３℃、水温は１０度と比較的暖かいとはいえ、いざ行動を起こすにはちょっとばかりの勇気がいる。会場である極楽寺に集まった５０名ほどの参加者の中には知った顔が多くなり、「今年も来ましたね」というような表情を浮かべてお互いを励ましあっている。
この一年の間にはそれぞれ様々な事があっただろうが、それらにけじめを付けて新たな一年に踏み出す区切りにこの行事への参加があるのだろう。
かく言う私も今年は大きな決断による行動があったので、今回の参加はまた違った思いをもつ。
加茂川の流れに２０分ほど浸かる水行は、何度参加しても新たな感激というものがある。石鎚山と加茂川は、西条人にとっての心の故郷。だからこそ、この行動には大きな意味があり、その結果としての感激なのだろう。
私の家族と私の周囲の人。そしてこの地域を形成する全ての人。
縁あってこの地に生活し、同じ時間の経過を共有する全ての人々。
その方々との係わり合いによって、ある時は磨かれ、ある時は傷つき、時の流れに身をゆだね、また棹差し。人生の続く限りこれからも、やっぱり同じ時間の経過を共有していく。
さらなる一年は、どんなことになるのか。これまでとは違った不安が頭を過ぎるのも、加茂川の水の中ではいつか消えて無我の境地。
さあ明日からも、思い当たる目の前の仕事を一つ一つこなしていくだけだ。
毎日毎日それなりにやることがあるもので、ゆったりと過ごす時間といものが無い。
物事の起承転結を順を追ってこなしていくのではなく、様々な事を同時進行でやっていくので、完全休養日というものが無いのだ。
そんな毎日の繰り返しのなかで、今日は珍しく休養日となった。
午前中は庭に植えている梅とバラの剪定を少しこなして、昼食後の１３時半からは知人宅でのビデオ鑑賞会に妻と共に出かけた。
３家族での集まりはピアノリサイタルのビデオを見ながらの、お茶とともに肩の凝らない話で時間が流れていく。社会での諸々の煩い事もしばし忘れて、文化芸術談義に花を咲かせるのはいいものだ。
ゆったりと心を癒すひと時は直ぐに過ぎていき、１７時前には暇乞いとなる。帰宅後風呂を沸かしている間に食事をすませ、夜長にナンプレ難易度５に挑戦して２時間かかって見事に解いた。難問を解く時の「予約枠」のテクニックをマスターしました。
明日は冬至。さて山行きはどうしよう。
昨日の日記では旧東予の中心地への「場外馬券場売り場」の開設問題を取り上げた。
これに関連して西条市にある「サテライトこまつ」について、その設置時の経緯について書こうと思ったのだが、２００２年の出来事を振り返ってもしかたがないようなので止めにした。
この当時のファイルを読み返してみると、小松に限らず旧川内町や大洲市で同様の施設建設問題が起きている。さらには、「カジノ特区」なるものの実現を目指す動きも報道されており、お盛んなことだと唸ってしまう。
公設ギャンブルに限らず、世に賭け事の種は尽きないようだ。ＴＶでは連日年末ジャンボ宝くじのコマーシャルが３億円３億円と流れているし、パチンコの新台宣伝は色とりどりで満艦飾だ。「パチンコ加山雄三」などといわれても、若大将のどこがどうなのかさっぱりわからない。
世に賭け事で儲かったという話はあまり聞かないし、宝くじに当たった方はその後幸せな人生を送ったという話もあまり聞かない。だのにどうしてこうも賭け事が流行るのかと不思議でならない私である。
かく言う私、西条市の全体を巻き込んでの人生の大勝負に出るのだから、現在の社会状況を批判ばかりもしてられないのだが、これはチョット違う意味での 賭け かな。
| 2008年12月18日(木) |
「馬券場は不要」と西条市長 |
１１月２７日の日記にも書いたとおり、この日に開催された「第９回東予地区地域審議会」で委員から発言があった、周布地区への場外馬券場の開設問題について、１２月１６日に愛媛新聞紙上に大々的に報道されている。
この動きに対応するため１２月議会において議員からの一般質問で取り上げられていたが、その質問に対する伊藤市長の答弁が１７日の新聞紙上に掲載されており、明確に「馬券場は不要」との発言だったようだ。
この答弁の内容には、旧小松町地域に開設されている松山競輪の場外車券売り場「サテライトこまつ」のことを例にあげ、地域内にある可処分所得は地域内であるべきだとの見解を示している。
この見解は、「サテライトこまつ」が開設される以前に、旧西条市議会において私が「サテライトこまつ」の開設問題についての見解を質したときの答弁内容と変わらない。
私が２００２年の１２月議会においてこの件を一般質問の項目に加えて通告したおり、「自治体が違うところのことを聞くのは如何なものか」などとの雑音があからさまに聞こえてきたが、かまわず質問したところ市長からは（今回と同様の）「可処分所得は地域内で」との答弁が帰ってきて「おや」と感じたものだった。
この件に関する２００２年当時の新聞切り抜きを引っ張り出して読み返してみたが、今は同じ市となった旧 西条、東予、小松、丹原でも、それぞれに考え方と対応が違っていたことが興味深い。
２００２年当時「サテライトこまつ」の開設に積極姿勢を見せた旧小松と、地域内に棘のように刺さった施設を間近に見ることとなる旧東予とには、正反対の態度の違いがあったようだ。
このような経過を辿ったなかから、今回の旧東予の地域内のど真ん中位置に開設の話が持ち上がった「場外馬券場」について、どんな経過をたどるのか新西条市全体の問題として注目していく必要がある。
私の態度は「額に汗して働く精神を称えましょう」というものだ。いたずらに射幸心を煽る施設は必要無い。
１９日の新聞紙上には、「場外馬券売り場設置に対する反対請願」が、西条市議会での所管委員会において継続審査となったと報道されている。（１９日記入）
| 2008年12月17日(水) |
地域農業の現状に立ち向かう |
二日間の研修から帰り、早速来年度における農業経営についての内容検討に動いている。
今年まで作付け出来ていた農地のなかで、事情があって来年度の耕作者が決まっていないところがあり、紹介があって現地確認に出かけた。
これまでは議員活動が優先で借地は３箇所のみであったものを、来年度は出来る限り多く作付けするつもり。その構想を思いを巡らしながら農地を見て回るのだが、初めて農地の状況を見るところなどは一度見ただけでは良く分からない。
夜には別の方から別の農地の紹介が入ったりして、次年度農業経営の全体がまとまるまでには今しばらくかかりそうだ。
それにしても、地域農業を取り巻く環境は厳しいことを改めて感じるばかり。
校区内で、水田農業の規模拡大を考えている 私よも若い人 が見当たらないんだ。
| 2008年12月16日(火) |
ＪＡ西条の先進地視察研修に参加 二日目 |
今日は滋賀県野洲市で「（株）グリーンちゅうず」の活動についての視察研修。
この組織には以前に農業委員会で視察に訪れたことがあったので、今回が二度目の訪問だが、以前にも増してパワーアップした活動に触れることができた。
この地域は古くから近江米の産地として名を馳せているところから、地域農業が米作を中心に成り立っているようだ。それに裏作や転換作物を組み合わせ、農地を有効利用して農業経営を安定化させている様子が伺える。
加えて、農を業として成り立たせるための手腕と、農業への愛着が加味されることによって組織を発展させているようだ。
これまで、議員として様々な形での視察研修を行ってきたが、今回の視察研修はまた違った視点からのものの見方が出来てよかった。すなわち生産者としての視点からものを見るということだ。
農業を取り巻く様々な組織とその成り立ちによって、それぞれに視点が違っている。議員として、農業委員として、土地改良区として、そして今年から新たに加わった農業共済組織からの視点として、さらに生産者ＪＡとしての視点から、地域農業の将来を展望してみる。
農業を取り巻く様々な組織が、連動しながら生き生きと活動していくことによって、地域農業が発展していく。
今回の視察研修に参加した方々それぞれが、実践の積み重ねから得られた確たる知識を持っている。二日間その一端に触れる機会が得られたことがなによりだった。（１７日記入）
| 2008年12月15日(月) |
ＪＡ西条の先進地視察研修に参加 一日目 |
ＪＡ西条による 水田経営所得安定対策 の取り組みの一環である「ＪＡ出資型法人」の視察研修に参加して、一泊二日の日程で滋賀県を訪れた。
この話、最初は地域のお世話をしている方が参加することとなっっていたところを、 若い方 が行って地域農業の取り組みについて勉強してください、ということで私に話が舞い込んできた。
一市民となったことを機会として、今まで取り組めていなかった地域農業に本格的に関わるため、良い機会だと思って二つ返事で参加することとした。
７時過ぎに待ち合わせでバスに乗り込んでみたら、大方の方が見知った顔だったことに安心して、二日間の行程が楽しいものとなった。
一日目の視察先は滋賀県長浜市の「ＪＡレーク伊吹六荘支所」で、「（有）グリーンパワー長浜」の活動について説明を受けた。
地域によってＪＡの活動内容も違っていることがあるようだが、基本は農業者の活動支援であることは確かなことだ。それを踏まえながら、地域の事情に合わせて設立の趣旨を具体化していくということだが、先進地といわれる地域の方から直接的に話を聞くことによりそのことが良く分かる。
これまで滋賀県には議会や農業委員会で数多く視察に訪れているが、今回はこれまでの視察とはまた違って得ることが多かった。（１７日記入）
| 2008年12月14日(日) |
自治会レクバレー 女性起業家まごころ市 |
９時から開始された校区自治会主催のレクバレー大会に付き合う。夏前から地域の親睦と健康増進を主体として取り組んでいたレクバレーの練習が、この日にその成果が分かるような結果となり、予選リーグで一勝をあげる事ができた。私はこのところ練習にも参加していないし、運動音痴も手伝っての見学となったが、見ているだけでも楽しくなる大会となった。
帰宅して昼食を済ませたのち、総合文化会館小ホールで開催されている「第６回女性起業家まごころ市」を見学しに出かける。
男女共同参画社会の昨今、何故女性起業家と限定しなければならないのかという疑問はあるものの、出展者それぞれに工夫を凝らした魅力的ブースが並んでいる。
接客してくれた女性の中でタバコの匂いが鼻を突くお方がいるなど、まだまだ玉石混合だと感じられるが、それは個人の嗜好の問題も絡んでくるのでそれはさておき、ここから巣立って行く方が多いことを期待するのみ。
夕方暗くなるまでの時間を諸々のものの片付けに費やす。
何時ものことで、他のことで忙しい時期があると身辺様々な物が乱雑となる。そこで、次のことに移る前には、まず片付けから入るのが私の何時ものパターンなのだが、その中からこれまでの時間を反芻することによる反省とともに、新たなアイデアが湧いてくる。
夜は１９時半から地区自治会の１２月定例会の開催。
１０月以降に実施した行事の反省と、これから実施する事業の検討が主な議題。ひとつことを実施しても人それぞれで受け止め方が違うし、時間経過によっても展開が違ってくる。その状況の中から 何をどう実施するのか という方向性を決めていく過程が、いわゆる産みの苦しみか。
人間関係を動かす妙は、何時までたっても難解でもありまた楽しくもあり。
気分転換にと思い、久しぶりに「石鎚水源の森クラブ」のボランティア作業に参加した。９時半の開会時にはクラブ員とともに、アサヒビールとクラレと住友共電の従業員を加えた８０名ほどが顔を揃え、今日の仕事である植樹についての説明を受けた。その後作業現場に移動し、シバグリ１００本、梅１００本、山桜８００本の計１０００本を植樹した。
作業は１１時過ぎには終了し昼食後解散。
西条市の面積の７０％を占める森林のほんの少しのところへの労働奉仕だが、ここから森林全体への目配りをどうするのか、ボランティア作業に参加する度に思うことではあるが、まずは１本の苗木を植えるところからでないと始まらない。
下界に下りて直ぐにＪＡの年末農産品祭りを見学に行く。農産品の産直市を中心にしたイベントの中に、この地域の農業生産発展に向けた取り組みが垣間見られる。
帰宅後、納屋の整理を少ししたのち、今度は１６時から神社の祭礼運営委員会の反省会・忘年会に出席。会議は滞りなく終了、忘年会には少し参加したのみで失礼する。
丁度良い具合に夜には雨となる。山の木には恵みの雨。
| 2008年12月12日(金) |
デスクワークで一日が過ぎて行った。 |
昨日で農作業がひと段落したので、今日は朝早くから東予総合支所の前の歩道に出かけてみた。
新西条市の中で旧西条と東予の二つの核があるような状況だが、旧東予の核としての存在が如何なるものか、私的にはここにきてどうも分からなくなってきている。そんな感覚が何処から来てそれが新西条市の中でどう動くのか、十分に把握したいと思っての朝立ちである。
皮膚感覚と直接的情報とに加えて、時間と季節の変化を併せた中からでないと分析できないかもしれないが、今後この地域とはじっくりと付き合って行かなければならない。
朝一番での成果を持ち帰り、今日はデスクワーク多数。昨日の日記付けから始まり、自治会の年末定例会の設定、加えて配り物２点。農業関係の書類の作成と提出。単車の保健加入、資料整理とやっているともう一日が過ぎていく。
飯岡にオープンした大型ホーム・センターを視察がてらの買い物。農業資材の安いものを物色したのだが、広すぎて今日のところは得るところ少なし。人の集まるところ友人知人多し。話をすることによって、これからの日程が決まっていくところが楽し。
夜は１９時から農業共済組合の共済推進会議に出席。農業経営を下支えする役割を負うこの組織の存在には、助けられることが多々ある。
| 2008年12月11日(木) |
ショーン・ケナード ピアノ演奏学校公演を聴く |
朝から勤しんでいた農作業の手を休め、昼過ぎから県立西条農業高校で行われる「ショーン・ケナード ピアノ演奏会」を鑑賞に出かけた。
９日には西条総合文化会館大ホールで、スタインウエイを使った彼の演奏を堪能させてもらったのだが、西条へ来たのを機会に市内外３箇所の学校で行うピアノ演奏会の、今日は最終なので何をさておいてもの行動となった。
西条農業高校の全生徒と教師と希望の保護者を聴衆としての演奏会。プログラムは先の文化会館での演奏会の曲目を若干変更して、生徒の反応を見ながら組み立てていた。
ホールでの最高の条件と比べれば、真新しいといっても高校の体育館であるので悪いことは否めないが、それをものともせず彼の持つ最高のテクニックを披露して流石と感じる。
生徒の反応がおとなしかったところから、演奏会としての盛り上がりにはかけたけれど、この催しを設定した意図は充分満足するものとなったようだ。
ホールで聞いたときにも良かったと感じていた、ストラヴィンスキーのペトルーシュカ「謝肉祭日の夕方」が良かった。
取って返して農作業の続き。
噴霧器にゴミでも噛み込んだのだろうか、途中で調子が悪くなって作業が終わったのは２１時も過ぎていた。農民は機械のオペレーターを旨く勤めなければ、効率が上がりません。
いくら作業が夜遅くなっても、珠玉の時間は外せない。それが人生を豊かに生きていく糧となる。
| 2008年12月10日(水) |
年末特有の様々な用事があります。 |
今日で最終となった裸麦の播種作業に朝から取り組む。１４ａの圃場への播種作業を終えたのちは、除草剤の散布作業に移り２６ａを済ませる。
やっと麦撒き作業を終え納屋の片付け作業をひと段落させてから、年末に必ずある神社のお札の配布、改良区の賦課金徴収、来年度に向けての調査書の回覧などの用事を済ませていく。
日曜日に行った猪対策の取り組みが今日付けの新聞で報道されたので、早速他地区の方からの問い合わせがあった。こんなところから地域全体の状況が情報として入ってくる。
地区内での様々な取り組みは様々なチャンネルで発信しているつもりなのだが、いろいろやってみるとそれに当たらない方々が確かにいるとうことが分かる。
猪さんは地域全体で移動生息しているのだから、地域全体で一体化した取り組みが必要。それによって「県鳥獣害防止対策普及モデル地区」としての大きな成果が期待できる。
段階を踏んで一歩ずつの前進です。
| 2008年12月09日(火) |
ショーン・ケナード ピアノリサイタル |
「文化サロンさざなみ」の企画した「ショーン・ケナード ピアノリサイタル」の鑑賞。西条市総合文化会館で１８時３０分開演、終演はアンコール３曲ののちの２０時３０分。
ハワイ生まれの２４歳の彼は、父が米国人で母が日本人。１０歳よりピアノを始めたという彼は、来春に読売交響楽団との共演で日本デビューを果たす予定なのだそうだ。今回の西条での演奏会はそれを前にして、さざなみの招聘に応えてのもの。
これまでこのホールでピアノリサイタルを鑑賞したなかで、「スタインウエイから音が溢れ出てくる」と表現したことがあるが、今回は「ホールとスタインウエイと奏者が一体化して真新しい音がキラキラと輝いている」と表現したい。
その空間の中にいる聞く耳を持った選ばれし聴衆は、その珠玉の時を存分に堪能したようだった。それは提出されたアンケートの数と書かれた感想に現れている。
昼間、遅れに遅れている裸麦の播種作業を５０ａほど昼食も取らずに済ませたのち、吉野家の牛丼大盛りをお腹にかきこんでのホール行き。お腹に入った牛丼の消化とともに、珠玉の音楽に身を包まれたことの相乗効果によって、このところ何かと落ち込みがちな私の精神を、癒してまた元気がみなぎってくるようだ。
演奏者を囲んでの交流会で盛り上がったのち、片付けを終えてから息子が沸かしてくれていた風呂に浸かって、温まった身体のうちに就眠。
| 2008年12月08日(月) |
市長選挙考�ぁ〜�挙日程に振り回された |
麻生政権の誕生によって直ぐにでも総選挙があるとマスコミが囃し立てていたが、ここにきて「解散総選挙大幅先送り」となった。マスコミさんその反動でもないだろうが、ペン（今はキーボードか）の矛先を麻生総理に向けてそうぞうしい。
演説の言葉尻を捉えてのバッシングは、メディアスクラムの典型と見えなこもない。総理になるまでは、演説のニュアンスが面白いと言われていた部分が、総理になって 落ち目 となった途端にマスコミの餌食となったようにも感じてしまう。
私も経験があるが政治家の演説というものは人それぞれの言い回しというものがあり、その流れで言葉が出てくるものなので、チョット注意されても昨日今日直るものではない部分がある。麻生さんもさぞや困っていることだろう。
それはさておき、総選挙の日程にはかく言う私も振り回された。
選挙会において最初１１月１６日と発表されたものが、総選挙のことが出てきた時点でその日程に「西条市長選挙」の日程も合わせますと、選挙管理委員会からの知らせがあった。
それからというもの、後援会活動や選挙活動の準備におけるタイムスケジュールが、マスコミ報道の「衆議院解散総選挙日程」に合わせて、変更を余儀なくされたのだ。
特に「最短１０月２６日総選挙」との観測が流れたときには、お手上げ状態だった。
結局のところ当初の予定通りの１１月１６日投票の日程となったのだが、いくらこちらは「まな板の上の鯉」だったとしても、肝心な訴えるべき政策を知ってもらうという本来の選挙活動が希薄なものとなったことは否めない。
「あっそう」それはどうも、では済まされない、たろう（ひろう）困憊な候補ではありました。
| 2008年12月07日(日) |
有害鳥獣（猪）対策の取り組み実施 |
地域での大きな問題となっている猪被害への取り組みとして、朝９時から地域の関係者が集まって箱ワナを仕掛けた。
機材の準備万端は県の担当者が受け持ってくれて、朝からホームセンターへの材料受け取りから現地への仕掛けまでスムーズにことが運んだ。
加えて、新居浜市でこの３年間に２０頭の捕獲実績を有する方の思わぬ助っ人があり、猪の生態から捕獲の要領までにわたる新たな知識の収集がもたらされなによりだった。
この問題については本年から本格的に取り組み、５月の初めの集会、ワナ猟免許の取得、補助制度にのっとった電気牧柵の設置と進み、いよいよ猪の個体数制限を目指しての 本番 となっている。
若い頃から地域で農業を営んできたが、猪対策が必要となるなど思っても見なかったことだ。これも自然の生態系の変化と農業情勢の変化がもたらしたものとして、対策に取り組むなかから地域の課題解決に向けた次なる展開を図らねばならない。
今日の取り組みには地域の関係者１０名ほどが自主的に参加してくれたところから、将来への望みが大きく膨らむ一歩前進となった。
さあ、しし鍋は近いぞ。「捕らぬ猪の鍋算用」とならないよう、あとは果報は寝て待つか。
| 2008年12月06日(土) |
香川県防災センターの視察研修 |
校区連合自治会の視察研修で、香川県防災センターを視察してきた。
一行２５名で８時半出発。使ったバスは西条市で管理する各種団体の事業に貸し出ししてくれる車。
同様の施設としてはこれまでに徳島県防災センター等を見ているが、県単位や市単位によって防災関連施設の仕様の違いがあることが分かって興味深かった。
香川県は急峻な山が無い土地柄ということを踏まえて、防災センターにもそれなりの特色があると感じた。風水害よりも地震災害を想定しての備えに重点を置くことは、誰が考えても的をえているだろう。
これを見て、ならば西条市とともに私の周囲の防災への備えはどうするべきなのか、おのづから答えは出てくる。
行程を通じて参加した方々の話を聞くことも、今後の自治会活動や市役所への働き掛けの参考となって良かった。
西条市が産業情報支援センター（サイクス）に随意契約して取り組んでいる各種防災事業は、少なくとも今日防災についての研修をした皆さんの、意識の端にもかかっていないことは確かなことだ。
防災事業を年数重ねるなかでその内容と方向性は、先進事例の中に網羅されていることを なぞる ことになることは必然です。
つまり大枚な税金をサイクスにつぎ込んで京大の先生に教えていただかなくても結構だ。
天気予報どおり朝から雨模様。
このところハードな農作業が続いていたので、外の雨音を夢うつつに聞きながらじっくりと身体を休めた。
起床してからは晴耕雨読とまではいかないものの、一市民にもどってもやっぱり直ぐに溜まってしまう諸々の書類の整理にかかる。それがひと段落して雨も上がった頃を見計らって、外回りの仕事を片付けにかかった。
行く先々での話題は何時もどおりだが、それにも慣れて対応もスムーズだ。あからさまに選挙費用のことも聞かれるけれど、今日の時点で整理出来ているところは全て話している。
公費として５０００万円以上かかった １７年ぶりのイベント なのだから、その当事者であるものは話すのが当たり前だ。それが平成７年に市議となって以来の私の方針なのだから、市長選挙への取り組みといっても変わりがない。
きちんと整理出来たら、このＨＰ上にもアップするつもりだ。
１３年間、市長として税金で名前を売って、それに加えて様々な組織を動かして選挙運動しての結果としての２７０００票と、自前の資金とカンパと１０名あまりのボランティアと限られた時間のなかで得た１４０００票。
時間がたつにしたがって、この結果についての誇りが増してくる。(決して満足とはいかないが）
そんなことを思いながら、一市民として社会を見る行動に終始する。若干のリサーチをしてみたのだが、議員と一市民の違いをつくづくと感じるシーンにも遭遇する。それもまた今後何かの役に立つ経験かと、せっせと行動する。
夜は校区自治会の定例会に出席。
妻は海外からのお客さんを迎えに松山へ。９日に催すピアノコンサートの出演者。
家族それぞれに、それぞれの方法で社会と関わっているような一色家の一日。
| 2008年12月04日(木) |
裁判員制度の開始への懸念 |
昨日の会議で弁護士さんを同席したが、普段あまり接することのない職業の方と話をすると、とても興味深いことが聞ける。
弁護士さんの会議でのリーダーシップについては、その職業からくる豊富な知識と洞察力によるもと感じたが、休憩となった時の話もその専門的知識の一端に触れることができた。
この弁護士さんは来年５月から始まる 裁判員制度 について、懸念していると陳べられた。
日本において過去 陪審員制度 を取り入れていた時期があったのだが、うまくいかなくて直ぐに止めた歴史があるのだという。
なんの法律的知識も無い普通の方が裁判というものに関わると、感情に流されて結論が厳罰化することは目に見えている。扱う裁判の種類の関係から現在の三審制が、この制度を付加することによって有名無実化する。
私はこれまでこの制度について感じていたことは、定着する過程において様々な方々が経験を積むことによって、社会全体の成長が図られるのではないかと漠然とは思っていた。
しかし、この弁護士さんが、「この制度はどんな経緯で導入が決まったのですか」との問いに対して、「小泉さんの時代にいつの間にか決まっていたんですよ」と答えたのを聞いて、急に裁判員制度への懸念が大きく膨らんだ。
これまで様々な方を接することが一種仕事のようだった私の経験を紐解けば、物事の 刷り込み現象 というものが人の考え方を決定することにしばしば遭遇する。
最初に出会った情報が刷り込まれ、後から出会った様々な情報がいくら最初の情報と違ったものであっても、決して最初の情報を修正しようとはしない。
また、議論というものが成立しない状況にもしばしば遭遇する経験が度重なると、知識の集積が薄い状態への一種諦めが先立ってしまうのだ。
このようなことを言い過ぎると、自分を高みに上げ人を俯瞰するように受け止められることがあるから注意しなければならない。日記での心情を吐露には留め、人と接するときは決して出してはいけない。
それにしても小泉改革というものの影響は、現在の社会にどれだけの傷を負わせるのか。
| 2008年12月03日(水) |
・松山での会に出席 ・カルチャー |
今年から役員を務める団体の、県単位の統括する組織の会議に出席した。
８時半にその団体からの迎えの車が来て、会場まで送ってくれる。こんな立場になったことが無かった私だが、所属団体の組織内容からすれば合点がいく。
１０時半から始まった会議は、私が今までに経験したことのない内容を検討する重要な会だったが、議長を務めたのが弁護士さんであったため、時間がかかったが内容の濃いものとなった。
提示された事務局案を検討する過程において、自分の持っている知識の引出しの中身が問われる。その点で弁護士という職業者の真髄に触れたことは、これまで様々な場数を踏んできたと思っていた私にして感服するばかりだった。
県レベルの組織における会議ともなると、つわもの揃いという感想をもった。初対面の者でも直ぐに自分のペースに引き込む、ざっくばらんな話術と話題を持って対応してくる。
良い経験をさせてもらった。
帰宅は１５時過ぎていたが、早速昨日の続きの裸麦の播種作業。除草剤の散布作業を終えたのが２０時過ぎていたが、夜の冷え込みはさほどでもないことが幸い。
「土地を肥やす」との言葉に対して、メールでの感想をいただいた。
「土地を耕す」「人の心を耕す」はカルチャーであり、それは 文化 と通じますとの内容。
自分の精神が土地を耕している時が一番落ち着いていることに、メールの内容から気付かされる。
| 2008年12月02日(火) |
・丹原での朝礼に立つ ・実り多き一日 |
６時半起床。朝の寒さは寝床から抜け出すのを躊躇させる。今日は５℃。
７時過ぎの産業道路はまだ車の通行量も少なく、快適なドライブではある。東予総合庁舎を横目に見て、さて今日は何処で辻立ちしようかと物色している間に丹原の庁舎が通り過ぎていく。引返してウロウロしていたら、携帯電話がかかって、「一色さん 何処を探しょんで」との言葉。
エーー 。「何処から見てたんで」と返したら、交差点で交通整理しているお方からの電話であった。
時間が変われば、新たな発見がある。今日もまたひとつ。
帰り足は裏通りを走ってみたが、その方々での出会いを思い出して自然に笑いがこみ上げてくる。あそこにはおばさんがいたけれど、覚えていてくれるだろうか。などと想像することが楽しい。
寄り道して、少しの時間人と話してから帰宅。情報収集と情報提供。
一日裸麦の播種作業。
夜は７時半から趣味の会の定例会に出席。１２月にもつイベントの打ち合わせ。
| 2008年12月01日(月) |
・小松での朝礼に立つ ・土を肥やす |
選挙でご支援いただいた方々に、どのような形で近況を知ってもらったらよいかと考えた結果、朝の出勤時間帯に辻立ちしてみようと思い立った。
今日は６時４５分に起床して小松に出かけた。出掛けに確認した寒暖計は３，５℃を示している。綺麗に晴れ渡った日は放射冷却で冷え込んでいるが、それがかえって気持ちを引き締めてくれる。
自治体合併以来の４年間、新西条市となった地域に足しげく通ったつもりでいたが、選挙で改めて歩いてみると新しい発見があって興味深かった。それが終わって今度は時間を変え、立場が変わった自分の目に映る光景は、また新たな発見がある。
帰宅後は裸麦の播種作業に専念。昨日播種した田への除草剤の散布作業を終えたのちは、新たに借り受けた農地の耕作と地ならし作業。４枚で計２５ａほどの農地は持ち主が管理はしてくれていたものの、周辺部に高低差が出来ており、それを均してからでないと播種作業に移れない。
え い や で種まきをすればよいようなものだが、農地を借りて作物を作らせてもらう以上は雑な扱いはできないのだ。この先何年借り受けることとなるかは分からないが、持ち主に返す時には農地を肥やして返さなければならない。
土地を肥やす。米麦は日本農業の基本。 などということなどもう死語なのかもしれないが、そこから始めないとなんだか落ち着かないのだ。
結局今日は播種作業は出来ないまま、肉体労働の先に待つ爆睡で日記付けは ２日になった。
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