| 2008年09月30日(火) |
周桑病院問題について�┨佑┐塙堝阿鮓‐擇垢� |
私の日記へのアクセスが倍増しているけれど、同じＨＰ上にある掲示板へのアクセスは少ない。多くの方は日記に直接アクセスしているようで、他のところを覗かないままなのだろう。
更新が途絶えているページがある等々ＴＯＰページの魅力が無いのだからしょうがないが、８月末以来こちらのほうもためになる文章があるから、 たまには 覗いてもらいたいものだ。
この掲示板に周桑病院についての投稿がある。それへの私のコメントは
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この地域に限らず、日本人はえてして精神性というものに無頓着ですね。
ひとそれぞれが持っている精神性というものによって、状況が決定されていくとしたら、その精神性というものを明らかとしていかないと、物事は改善には向かっていきません。
医者の理論、看護師の理論、事務局の理論、首長の理論、そして患者の理論。
このことを明らかとした中から、病院経営を改善に向かわせた事例は、やっぱりありますよ。
ーーーーー
この中で「首長の理論」が一番問題となると �А，濃愿Δ靴拭�
合併以来 周桑病院の経営について 首長 がどんな方針であったのか。
人事から始まり、経営改善についてどんな指示をしてきたのか、時系列で明らかとしない限り、他の要素についての 本音 など出てこない。
| 2008年09月29日(月) |
周桑病院問題について�Г犬燭个燭靴覆� |
周桑病院のことについて、９月２４日に私の現時点での考え方について書いた。
これで、大方の理解が得られるとは思わないので、もう一度別の観点から文章をまとめておきたい。
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今日、議員向けＦＡＸに「地域医療対策に関する臨時的組織の設置について」との文章が入った。
これを見て、なんともバタバタとするものだと感じた。
周桑病院の経営改善について、担当者からこれまでに説明されていた内容は、最初は「院内ワーキンググループを組織して話し合っています。」というものだった。
このグループによる報告もなにも無いままに、次は「外部コンサルタントに１５００万の予算で経営診断してもらいます。」と報告された。
そして今度は、室長以下６名による「地域医療対策室」の設置である。うち兼務者は４名。そのいずれのお方もお忙しい人ばかりのようだ。
設置の期間は１０月１日より半年間で、「西条市の地域医療を安定的かつ継続的に提供するためのあり方を検討し、将来的な医療基本構想を速やかに立案するため」としている。
このバタバタこそが伊藤市政における計画性の無さを露呈している。
周桑病院の地域における位置づけがきっちりとなされ、地域医療に対する思想というものがあるのなら、こんな朝令暮改的発想はでてこないだろう。
ＦＡＸには、この対策室の事務分掌として「西条市医療基本構想策定委員会に関すること」「西条市医療検討会議に関すること」とある。
この組織で検討するならそれも結構。だが、この組織が出来るまでの経過についての評価と反省もきっちりと出さないと、物事は解決に向かわない。
そう 伊藤市長自身の責任も追及されるべきだ。取り組みが２年遅い。
| 2008年09月28日(日) |
産業振興策�５＿餠囘� |
島根県斐川町で図書館と農業政策「食のまちづくり」の視察研修を行ったとき。参考とするべきところが沢山あった。
今振り返ってみたとき、西条市が行う「食と農」との根本的違いは、特定業者や特定農業者が相手ではない、行政の行う仕事は「機会均等」であるというところだ。
農業担当職員は定期的に地域に入り、行政が持つ情報を提示して、次に進むべき方向を地域住民と共有する。
その基本的な部分が我が西条では出来ているだろうか。
特定業者に対する成功報酬と見まがうような食に関する事業内容を見るにつけ、税金の無駄使いだと私は感じるばかりだ。
産業生産の現場で汗をかいている様々な方々と満遍なく接していないと、全体の方向性が偏ってくることにいつの間にか気づかなくなる。
「絹皮ナス」 西条の特産だと売り込むのは結構。だが、現場に足を運んでいれば ７月１１日 の新聞報道のような現状に対する、行政としての方策も出てこようというものだ。
| 2008年09月27日(土) |
産業振興策�⊆虍�範囲を明示すること |
「富国強兵」は明治政府になってからの国政だったのか、それ以前の藩政時代にも提唱されていたのかは分からなが、欧米列強と対峙するためにはこの御旗の下での政治運営は時代の要求だったのだろう。
富国強兵策は殖産興業と表裏一体となり、戦後社会においては 富国 の部分のみが強調され今日まで受け継がれてきたようだ。
一頃経済に疎かった私だったが、必要に迫られて経済と政治の関わりあいを勉強して行くなかで、ようやく用語の知識が分かる程度までは成長できただろうか。
企業家と政治の蜜月時代が長く続くと、右肩上がりの成長を図るため、直ぐに政治による産業活性化政策を求める。（ケインズ経済学を知るに至って、自治体合併のカラクリが理解できた。）
その結果が、９００兆円に余る借金を作るに至るのだが、それでも今だに行政による産業政策至上主義を提唱するお方が居られる。
米百俵の思想にあるように、何をおいても教育を優先した地域は、その成果を歴史に残すのだが、金儲け思想は評価されたためしが無い。
国政において 県政において 市政において 産業政策はその仕事として一定あってしかるべきだ。だが、限られた全体予算の中で 聖域 としてしまい、その評価も見直しも組み替えも出来なくなってしまったらだめだ。ましてやその成果を議員が提示を求めても 情報公開請求 しろなどというようじゃあ良いものになるわけなどない。
一定企業は、行政に対して様々な要望を寄せてくる。それに何処まで応えられるのか、守備範囲をきっちりと明示しておくことが必要だ。 誰の目にも分かるような形で。
行政の行う重点政策が産業政策でなくても、地域は様々な可能性を持って成長することが出来る。
| 2008年09月26日(金) |
産業振興策�‐霾鵑亮�集と提示の仕方から始めよう |
３月議会は当初予算が提案されるから、所属委員会に上程された議案を審議するための事前準備が大変だ。
市役所は大企業だから、事業の組み立てからその裏付けとなる予算編成を怠り無く準備してくる。比べて議員は 個人商店 のようなものだから、よっぽど気合を入れて掛からないと、１回の質疑で 分かりました となってしまう。
この３月まで、私は企画建設委員会に所属していた。この委員会では産業政策に関する企画予算があるので、３月議会では特にやりがいがあった。
このうち企業情報発信事業委託料６０万円（サイクス委託）についての評価を担当者に質疑したら「西条市としての自信作です」との答えが返ってきた。へーそうなんだ。
この質疑をするに当たっての事前準備は。まず、西条市がＨＰ上に掲載している内容の確認。次に今治市の産業情報欄の検索。これで十分だった。
西条市のＨＰ上の情報は、市長お気に入りの情報で満艦飾。従って西条市の産業の全容はまったく分からない。比べて今治市のものは一通り見れば地域の 生業 というものが一目瞭然だった。
サイクスに委託する「企業情報発信事業」は毎年毎年同じように予算が付いているが、根本的見直し無しにやっているようなので、既に時代遅れ。企業が提示してくれるものを元にデータを作るためか、スピードも内容も劣る。
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西条市のＨＰ 産業情報のなかにある企業誘致欄にいたっては、目が当てられない。既に企業誘致済みの土地が、未だに修正されていない。
伊藤市長が提唱する産業政策を引き継ぐ場合、こんな初歩の初歩を修正することから始めなければならない。
| 2008年09月25日(木) |
一色達夫の考える教育とは |
私の発行した市議会活動報告２１号のあとがきに
自治体合併によって新西条市が誕生してから、早いものでもう４年近くが経過しました。この間一色達夫は地域で開催されるイベントを中心に、新西条市の各地域に出かけていますが、その地域に受け継がれてきた文化に心打たれることが多々あります。この地域を俯瞰してみれば、古来よりひとつの体制で治められて来た歴史というものが無いようです。そんな視点から見れば、私達はこれまで経験したことのない領域に足を踏み入れているようです。
一色達夫は、地域文化を知ることによって、地域の人を知り、文化によって地域の人を結ぶ活動ができればと考え、様々な活動を続けています。
と書かせてもらった。
私は、「合併は住民投票で決めましょう」と主張してきた。だが、合併、合併と熱病に冒されたような時代の濁流に呑まれ、この主張は実現しなかった。
それも、時代の選択だったのなら、それを是として新しい視点の元での地域作りを進めて行くこと。
教育というジャンルに包含される 文化 というものが、私の求め続ける地域作りの基本だということは、一色達夫を知る者の常識だろう。
| 2008年09月24日(水) |
分水反対 周桑病院問題は全ての情報を開示してから |
「分水問題が市長選挙の争点だ」と言われている方が見かけられるが、はたしてそうだろうか。
分水問題は西条市が抱えるひとつの課題ではあるが、市長選挙の争点にはならないと私は思う。
何故なら、西条市民の中に分水賛成、分水反対の両論があってその議論をしているといえるだろうか。否である。
あるとしたら、この問題に対する「対応」（手法といったほうがよいか）の仕方が、人によって違ってくるということだろう。
周桑病院問題についての考え方を示せと性急に求める方もいる。だが、内外の情報が全て出揃っていない状態で、決定的な方針を示すほうが無責任だと私は考える。
合併していなかった状態を想定しても、周桑病院問題は大きな地域課題となっていただろう。だが、もう時計を逆戻りさせることもできない。
周桑病院問題は、新西条市という地域住民の中にも志向の違いがある中で解決しなければならない。また、国全体の保健、医療の将来像を見据えたなかから議論しなければならない。
そのうえで最終的判断が選挙で選ばれた首長にゆだねられる。それが民主主義社会のルールだ。
だから「徹底した情報公開による市民参加市政」なんだ。
| 2008年09月23日(火) |
歩いて歩いて 西条の隅々まで知ること |
自分の足で歩いていると、様々な情報が足から入ってくる。
そこに住む人の家族構成から始まり、生活状態から文化状況まで自分の体に吸収することができる。
そこに住む人と一言二言言葉を交わし、暑いですね、花が綺麗に咲いていますね、などと話題を振っていくと、最初怪訝げにしていた顔がしだいに普段通りの顔となって接してくれる。
旧東予は、新しい発見が多い地域だ。集落ごとの文化というものが感じられて、心がワクワクとしてくる。
新西条市となってから足しげく通ったつもりでも、まだまだ知らないことだらけ。
時間がある限り、歩いて歩いて歩き続けることだ。そうすれば、西条市の隅々まで知ることが出来る。それが絶対役に立つ。
| 2008年09月22日(月) |
心静かに 名票 を倒した |
平成２０年度９月議会最終日。１３年間通い慣れた西条市議会議場とも今日でお別れである。
平成７年、それまで続けていたボランティア活動に限界を感じ、職を辞し市議会議員選挙に挑戦したことが、つい昨日のことのように思い出される。
先輩議員と吏員に鍛えられ、幾度となく前につんのめり地をはいずる度に起き上がり、学習して来た先にあったものは市長選挙への挑戦だったとは。
思えば、様々な課題に対して、私の能力以上のことをやってきた。それは私の誇りとして一生持ち続けられるものとなった。
こんなかたちで議場を去ることになろうとは。だが、これが私に与えられた定めなのだとしたら、それ向かって前進する以外にない。
別の形でこの議場に戻ってくる。これまで私に力を与え続けてくれた市民のために。
心静かに 一色達夫 と書かれた名票を倒した。
（２５日記入）
| 2008年09月21日(日) |
総合防災訓練 西条北中 |
総合防災訓練 西条北中 開催 を９：１０〜２５分まで見学する。
昨年は西条東中で実施された時に参加し、今年は丹原で実施されたのに続く見学である。
このような場所に来ると顔見知りが多くいるので、この時期何かと都合が良い。昨日の愛リバー・サポート制度実施についての話題などが話せてよかった。
ここでふと感じたことは、ある一定の目的で多人数が集まった場所には、独特の雰囲気があるということだ。
そして、このような雰囲気のところばかりで物事を見ていたら、全体を見通す感覚が鈍るのではないだろうか。
訓練は訓練としてあっていいが、いざというとき、全体を見通すことのできるリーダーがいるのかどうか把握しておくことが一番だと感じる。
そのリーダーの養成が進んでいるとして、今回のような防災訓練の運営を任せることが出来るようになるまで進めるべきだろう。
全体を如何に把握して、そしてどうコントロールするのか。これが出来るリーダーが多数いないと、いざというとき間に合わない。
防災訓練を見るのが３回目ともなると、次にやるべき課題が見えてくる。
| 2008年09月20日(土) |
愛リバー・サポーター制度 実施地区 |
私の地区を縦断して流れている 渦井川 に、「愛リバー・サポーター制度 実施地区」とのサイン看板が立てられたのは２月くらい前だったろうか。
「アダプト・プログラム」（里親制度）の愛媛県版として県が中心となって
取り組んでいるボランティア制度なのだが、何時どんなことをするのか地元としては把握できていなかった。
今日出掛けに、渦井川河川敷に多数の軽トラが停まり、河川敷の清掃作業をしているのに出くわした。
軽トラには、聞き覚えのある建設業者の名前が書かれている。
今日は、愛リバー・サポーター制度による清掃奉仕の実施日だったようだ。
ご苦労様です。地元としては大歓迎です。
サイン看板には
「愛リバー・サポーター制度 実施地区」
渦井川のここより上流７００ｍ
(社）愛媛県建設業協会西条支部が河川美化活動を行っています。
国土交通省松山河川国道事務所
愛媛県
西条市
愛媛愛リバー・サポーター制度推進協議会
とあります。
地元としては１０月５日（日）８：００より 河川清掃実施予定です。
| 2008年09月19日(金) |
周桑病院問題について�Γ娃鞠�の質問から |
０５年に周桑病院の経営について質問してから、私の病院経営に関する日記上の記述は、今年の２月１５日まで 飛ぶ こととなる。
そして２月１６日に、私の病院についての考えを記述することとなるのだが、この間にも、周桑病院の経営状況は、坂道を転がるごとく悪化することとなる。
０６年９月１５日の愛媛新聞に「精神科 来年９月で休止」との報道を受け、精神科存続を求める署名活動が起こる。０６年１２月には患者家族らが１０２１３人分の署名を提出したのだが、何の効果も無く精神科は０７年９月には休止。ここで病院経営を持ちこたえることができず、常勤医師の数は瞬く間に減っていく。
精神科の休止から始まった病院経営状態の悪化は留まるところを知らず、今年２月に開催された全員協議会では、１１億からの赤字を計上することが報告されることとなる。
このような報告を聞くに至って、愕然としたことを２月１５日の日記に書いている。
ーーーーー
解説したって始まらないのは分かっていながら、やっぱり順を追って説明しなければ、議員といえども情報からは阻害されていることが分かってもらえない。「年度毎の会計決算書を出しているでしょう」と言うのでは、決して免罪符にはならない。
そして、この問題について一色達夫は、継続的に注意深く取り組むことにあまり熱心でなかったことは紛れも無い事実だ。
西条市政についての考えを、多くの皆さんに聞いていただくための討論会の開催をある団体に依頼していたのだが、丁重なるお断りの電話が掛かって来た。
団体としての年間行事とそれに伴う予算が既に決まっており、日程的にもタイトなところがあり、その必要性を感じながらも実現に至らなかったようだ。
まことに残念だが仕方が無い。どなたか音頭を取ってくれる方がいれば歓迎なのだが・・・・・。
その人その人の考え方を、間接的に聞いたり、パンフレットで読んだりするよりも、直接的に聞くガチンコ勝負が民主主義の世界では望ましい。だが、地域自治体では、その習慣がまだ醸成されていないようだ。
時間はまだある。何方か音頭を取ってくれないのかなあ。
今日は、一日で３つの特別委員会が予定されていた。
午前中に開催された２つの特別委員会は傍聴できなかったが、午後１時から開催された「新図書館建設調査特別委員会」を傍聴した。
今回の予算には新図書館開館に伴う図書購入費用等が提案されていたので、委員より突っ込んだ質疑があり参考となった。
議会というところは、地域の様々な情報が集まり、さらに、ここで起こったことが発信されていく。
ここ１週間での社会情勢の変化を、様々な話を聞くことによって理解することができる。それを聞いて、また、私自信の言葉となって発信される。
これから秋が深まり、祭礼をはさんで初冬の声を聞く短期間、「浮雲急を告げる」という様相の議会ではある。
周桑病院のことについてシリーズで書くことは、正直相当の労力を要する。
この事業によって１１億もの赤字が出ているのだから、当然といえば当然だが、もともと付け焼刃的勉強の報いがきたというのが正解というところだ。
今日は急ぎの用があって一日デスクワーク。イノシシ被害について隣接する農家の方から連絡をいただいても、こちらの手が空かなければ、何の手立ても打てないままだ。
夜は集会に出席。議論百出でも、たたき台案を練れば練るほど良くなってくるのだから、一人の知恵よりみんなの知恵。
昼間の仕事の影響で、周桑病院についての推敲は今日は小休止。
| 2008年09月15日(月) |
周桑病院問題について�ァ＾貎�達夫のＩＳＯ好き |
２００５年２月１６日に尾道市民病院を視察して、病院経営についての勉強をした中から、メモッていることをまとめたものを箇条書きにして、０５年２月２１日付け日記に書いている。
その項目を再掲載すれば
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・尾道市民病院は１９８３年に現在の場所に移転開院した時から黒字経営を続けていること。
・移転に併せて、市営バスの運行ルートを病院行きを設定し、利用者の便宜を図っている。
・病院食業務は１億６千万で委託している。
・自前で医者を育てるとの観点もあり、臨床研修病院として研修医の受け入れもしている。（医師を指導できる病院としての評価）
・病院規模に基づく規程医師数は３８名だが、現在の実員は４５名を確保している。
・患者さん２，５名に１名の看護師数を確保。平成１８年までには患者数２名に１名の看護師数確保を目指している。
・平成１６年からは窓口業務を委託に出している。事務部門の現員数が少ない部分は、職員採用業務など市の組織部門に任せている。
・３６５日夜間診療の受け入れ実施。１日で２０名前後の来院。これは市の一般施策として４０００万円で実施している。
このような経営努力と、地域医療への貢献に対するたゆまむ努力が総合的に評価されて、厚生大臣表彰になったようだ。
ーーーーー
この中から、「病院版ＩＳＯ」ともいうべき「病院機能評価」についての理事者の考えを質したのが０５年の３月議会だ。
ＩＳＯについては、旧西条市議会で質問したとき、議場内に嘲笑がもれたことを今でも覚えている。それが今では ＩＳＯ９０００ ＩＳＯ１４０００ の認証取得など 常識 といえるところまで来ているのだから、私としては隔世の感がある。
そんなところもあっての「病院版ＩＳＯ」に興味を持ったのだが、これはその取得が目的ではなく、職場改善についての継続的な取り組みの、ひとつの手段であることは申すまでもないことだ。
質問の結果、私が当初リサーチしていた周桑病院における「病院機能評価」の申請に至らない理由とは違って、「医師数の不足」という言葉が助役の答弁から出てきた。これによって、私の病院経営についての提言意欲は、急速に萎えた というのが今その当時を振り返ってみての正直偽らざる心境なのだ。
萎えたということは、その後のこの問題について、注目することも継続して勉強していくという意欲も含めて、全てということではない。
これは、一議員の努力ぐらいでは、到底太刀打ちできない大きな問題だと感じたのだ。
| 2008年09月14日(日) |
周桑病院問題について�ぐ貎�達夫ＨＰ上のデータ |
私のこの日記も、書き始めて６年と４ヶ月あまりとなっている。
ここまで良く続いたものだと、自分ながら感心するのだが、感心できないこともある。
それは、（なんとも情けない話だが）自分が書いた文章でありながら、すでに忘れてしまっている部分があることだ。
周桑病院について聞かれ、３年前に質問したことを引っ張りだしてみたら、この質問をするために勉強して感じたことを書き綴っているのだ。
尾道市民病院を視察させてもらったのは２００５年の２月１６日のこと。この視察を元に、病院経営についての私の考えを２００５年２月１９日から２３日まで５回シリーズで書いている。
だが、ここに書いていることのそのほとんどが実現できていない。
市民の税金を使って勉強させてもらっていながら、今の今まで何をしてきたんだ一色達夫は。自分ながら情けない思いでいっぱいだ。
| 2008年09月13日(土) |
周桑病院問題について�５貔松鬚砲鰐気�ったもの |
自治体合併前、議員としての私の時間はこの問題に多く割かれた。
そして合併後の最初の仕事は、旧西条市には無かった項目について勉強していくことだった。
それは不安感というものよりも、未知の領域に踏み込むことの楽しさがあったようだ。
そこで私の興味を引いたのは、ひとつには永納山、もうひとつは病院経営についてだった。
永納山は、歴史の空白部分を埋めていくというロマンをそそられ、病院は、地域医療の実験的試みとはどんなものかと興味が沸いた。
そこで、議員研修費用を使っての調査項目に、永納山についての関連として岡山県総社市の鬼ノ城を選び、病院については広島県尾道市の市立尾道病院で研修することとしたのだ。
このいずれもが、私のその後の議員活動にとって大いに役立つものとなった。
研修先として尾道市立病院を選んだ理由は、その経営状況についてなんとかという表彰を受けたという情報によってだった。
この研修を元に、病院についての様々なリサーチを行ったうえでの０５年３月議会での質問となったのだが、事前のリサーチと違った形で周桑病院の現状が明らかとあったことは、聞いた本人が一番意外に感じたのだった。
| 2008年09月12日(金) |
総務委員会議案審議など |
早起きして田圃の電気牧柵の見回りをする。
昨年は電気牧柵をしていない田圃の稲が、イノシシ被害でひどい目にあった。そこで今年は早めに電気牧柵を水田の周りに巡らしたのだが、相手もサル（？）もの、電気牧柵を 突破 して稲を食べ散らかすのだ。
イノシシの生態を知らべている方の話では、彼ら（彼女ら）は学習してくるということで、電気牧柵を破られたらこれはどうしたものやら。
早朝の水田の見回りをしながら、「人間同士の戦支度の最中に、ここから攻めかかられたらどうにも手が回らない」と思案投げ首の体だ。
１０時から開催された総務委員会に出席。財政・納税に関する若干の質疑があった。
社会情勢についてのリサーチ少々。立場が変われば持っている情報も変わってくることを感じて、大いに参考になった。
夜は地区の小さな祠のお祭り行事に出席。地域の若い衆に、私の今の立場についてチャチャを入れられ、その場が和む様子に心が癒される。やっぱり地元は、私の精神が一番落ち着く所のようだ。
だが、オーバワークからくる睡魔には勝てず、日記も付けずに就眠。（１３日記入）
| 2008年09月11日(木) |
周桑病院問題について�� |
周桑病院問題について書いていったとしても、市民の皆様に良く理解してもらえるような私の見解を導き出せないままとなることは、ここ数日考える以前から分かっていた。
だが、この問題と真正面から向き合わなければならない立場を目指す者として、決して避けて通ることは出来ない。
ーーーーー
私の病院経営についての関わりの最初は、（既に日記に書いたように記憶しているが）自治体合併前の旧西条市議会廊下での、ある吏員との会話に始まる。
Ｑ合併したら西条市は私立病院を持つことになるのだけれど、（旧）西条市には病院経営のノウハウが無いのにどうするのですか。
Ａいえいえそんなことはないですよ一色議員。市民病院で、地域医療についての実験的試みが出来ると思いますよ。
こんな会話だったが、その後の病院経営がどんな状態となったかは、皆さん承知のことだ。
私は議員として、ネット上で吏員のことを書くのはルール違反だと思っている。だが、この会話のことは書いておかないと、私の病院問題についてのその後の取り組み内容の 底にあるわだかまり が理解してもらえない。
議員が真剣に将来のことを話している時に、その議員をやり込めることしか頭に無いと思われる吏員が目の前にいたとしたら、その後の会話が途絶え暗澹たる思いを持ち続けることになる。
| 2008年09月10日(水) |
ジグソーパズルの最後のピース |
９日の質問にたった一人目、共産党の青野貴司議員の答弁に伊藤市長が答えたのだが、この内容が理解できなかった。
昨日の日記では周桑病院のことに触れるため、資料を探し出していて議会のことは書けなかったので、今日はこの件に触れようと思いながら一色メモを見るも意味不明。
しばらく考えてふと気づいたのは「ジグソーパズルの最後のピース」というイメージだった。
語弊があることを承知でいえば、市行政における仕事というものはあらまし確定されているものだ。その残り少しのものが市長の裁量によって動くとして、西条市の場合、その最後のピースが可笑しい。だから見る人が見たら 西条どないしたん ということになる。
伊藤市長としたら、改選前のパフォーマンスと行きたいところだったのだろうが、聞いてる議員も傍聴者も理解不能なら意味が無い。
この市長答弁を聞いている私にとっては、何処をどう直せば良いか、その工程表を書くヒントを得られるという効果があった。
ジグソーパズルの最後のピースがこうなっているから可笑しい。だからこう直せばいいんだ。そうすれば１００％良くなる。
| 2008年09月09日(火) |
周桑病院問題について |
私の政治活動を応援していただいている「応援ブログ」と、私への直接メールで「周桑病院問題」への課題をいただいた。
メールへの回答は、失礼とは思ったが、メールという個人にたいする閉ざされた場所での回答は、「困難な問題です」と応えた。そして、この問題を西条市民共通の課題とするためもあり、「日記に書きます」とも書き添えた。
そこで
ーーーーー
２００５年（平成１７年）３月議会。私は「無所属クラブ」という西条市議会内会派５名の代表として、合併まもない西条市の課題について質問している。
そのいち項目として「周桑病院の経営について」質問したのだが、その回答は伊藤市長と渡部助役からいただいている。
この時の内容を西条市ＨＰ内西条市議会会議録で読み返して見て、３年５ヶ月も前に、すでに今日に至る道筋が出来ていると改めて感じてしまった。
それは、周桑病院の現状についてであり、私の伊藤市政への異議出しでもある。
ーーーーー
メールへの答えにはほど遠いことだとは思うが、ここから入らないと、物事の本筋は見えないと感じる。
一色達夫の心の中を少しでも理解いただくためには、平成１７年３月８日の 西条市議会会議録を読んで欲しいものだ。
私の質問文章全文だけを読むなら 「２００５年３月１８日」付け日記にアップしている。
| 2008年09月08日(月) |
平成２０年度９月議会 質疑 質問 |
朝６時に起床して、灌漑用共同水源の水管理当番。
昨日みた旧東予庄内の水田に比べ、雑草がそこ此処に目立つ我が田の状態についついため息が出る。
この頃になると間断灌水を心がけるため、私の田には水を引かないでおく。したがって議会が始まる１０時には、ポンプを止めて愛車軽トラを駆ることとなった。
１３年通い慣れたこの道も、今日は何だか雰囲気が違う。月日の経つのは早いものだと物思いにふける間も無く、付いた議会は淡々と議事が進んだ。
自分の登壇の順番を気にすることもなく、ただ静かに質問と答弁を聞いている。そうすれば、この議場の中に漂う様々な空気を感じ取ることができる。
それが、何だか茶室の中にいるような雰囲気と錯覚するから不思議だ。
自分の言葉で話す者。他人の言葉を借りて話す者。この答弁に行き着くまでに、どれほどの打ち合わせをしたかまで凡そ想像が付くようだ。言葉を綺麗に並べてみても、空虚に聞こえるのは４年間の空白が存在するからか。
質疑１名、質問６名終了。
| 2008年09月07日(日) |
黒谷 河之内 庄内を歩く |
自治体合併以来この４年間で、新西条市となった地区に足を運んでいた。
今日は朝から行動開始してまず黒谷地区に足を運んだが、二度目となる今回も新しい発見があった。
行動は黒谷から本谷温泉がある河之内地区へ。そこから下に下がって庄内と呼ばれている地区を歩いてみた。
ここで感動したことは、この地域の水田には休耕田やましてや耕作放棄地が少ないということだった。また水田の稲はどの田もどの田も良く実っており、雑草が目立つ田など皆無なのだった。
農民である私が耕作している田などはいたるところ雑草に覆われ、ここ庄内の方が見たら「これどうならい」とお叱りを受けるだろう。
流石 「庄内」という名が付いているだけあって、米の生産に対する地元民のなみなみならぬ力の入れようがうかがわれる。
周ちゃん広場に「庄内米」との表示した米があり、他の銘柄よりも若干高い値が付いていたが、そのような表示ができるのもこの水田の状態ならば当然だと感服した。
それにつけても「食と農」とのお題目を掲げ、市民の税金を投入して行っている事業のなかに、いかにも的ハズレであるものが含まれているかを痛感する光景だった。
「モラルハザード」「士気の低下」と約そうか。
士気とは�（嫉里慮亀ぁ´⊇乎弔濃�を行うときの人々の意気込み とある。
この頃、ある組織の士気の低下について耳にすることが多い。
トップが悪い。いや部長、課長が悪い。トップはよくやっているのに専務と常務が悪い。いやいや、あそこ出身の者が悪いと、様々にいうものだ。
私などは、そこ此処が悪ければ、自分が良いと思う方向にさっさと かえればよい と考えてしまうが、そうはいかない状況であれば、旨くいかない原因を自分の都合の良いところに押し付けて溜飲を下げている方々が多いのだろう。
でも、それで状況が好転したためしなど無いのだから、どこかで線を引いて（リセットして）チャラからスタートすれば良い。
でも でも チャラからスタートしたところで、一人一人が精神的に成長しないままにいたなら、また元の木阿弥となってしまうことは目に見えている。
ひとつの自治体でありながら、情報伝播に斑があることをこの頃とみに感じる。
以前日記で、議員は情報配達人の役割を持っていると書いたことがあるが、自治体全体のなかでの共有情報というものの伝播について、選挙をいう事業が担う役割は大きいようだ。
旧西条では常識と思われている情報でも、旧東予 丹原 小松 では、意外と知られていないことに戸惑う。それだけ、日常における人的交流が少ないことの証明なのだろう。
そこに議員が出向いていくことによって、地域を越えて様々な情報が伝播していくこととなる。行政情報から始まって個人生活の情報まで、議員が伝える事柄は多岐にわたることは言うまでもない。
と同時に、接する人の生活の範囲の情報も得ることができ、情報伝播の双方向性が確保される。
あたかも、行商のおばちゃん的役割を演じることとなる議員。だから４年毎といわず、せっせせっせと地域は歩かねばならない。
| 2008年09月04日(木) |
身を捨てて当たれば、相手が見えてくる。 |
茶道の世界を経験すると、人の性格や今考えていることが大体分かるようになる。
「お茶事はふたとき（大体４時間）を過ぎぬよう」と教えられるとおり、本茶事は延々４時間をかけて行われる。その間、狭い茶室に数名の者がいるのだから、いくら表面を飾っていてもその人の持っている心根がもろに出てくるのだ。
このことを利用して人を束ねたのが秀吉だと歴史は語っている。
ウソもハッタリも効かない茶室の中では、心の趣くままに無となって過ごして初めて、接待する亭主の心が理解できてくる。
世界に誇るべきこんな日本人の心象世界も、ごく一部の方々のみによって受け継がれる現在では、ささくれだった人間関係に疲れたはてた社会が広がっているようだ。
そんな社会の只中にわが身を投げ出せば、会う人毎の心根が見えてくるのだから不思議だ。
この場所は茶室にしては広すぎると思ってみたが、茶室自体がこの社会を凝縮した場所なのだから、納得できるのに時間はかからなかった。
これから徐々に人に会うことが増えてくる。その時、自分はどう見られているだろうかなどと思うこともなく、あるがままの姿をさらけ出せばよいのだと思うと、実に楽しくなってくる。
だが、勝つための戦略は整えなければならない。
| 2008年09月03日(水) |
何時もと違うパターンに、一抹の寂しさ |
３ヶ月毎にめぐってくる定例議会において、開会日の次の日は（眠い目をこすりながらの）発言通告を行うのが恒例となっていた。
それが今回は様子が違う。この何時もと違うパターンに一抹の寂しさを感じながら、朝からせっせと用事をこなしていく。
９月に入ったことを見計らい、祭礼についてのお知らせを地域内に配布する。その途中では、地域内で行っている工事のお知らせ広報や、補助申請書類作成のための依頼をしたり、何時もどおりの様々な要件処理。
昼過ぎからは軽トラでのお出かけ仕事が入ったが、準備物の忘れ物があったりして、その効率の悪さを嘆くばかりだ。
夕方近くになって、このところの多忙で遅れていた稲の消毒作業を２６ａ実施。
それでも２０時からの会議には早めに出席できて、「何時もと違うパターンの」一日が無事に過ぎていった。
| 2008年09月02日(火) |
西条市議一色達夫 最後の市議会が始まった |
１３年間通った西条市議会だが、今回の平成２０年９月議会で最後となる。
私の人生の良き思い出となるそんな重要な日は、冷や汗もののトラブルで始まった。
朝から３つの用事を済ませ、何時もの愛車軽トラを駆って議会に出かけたはよいが、市役所直前の信号で停まった途端にエンスト。セルをいくら回してもエンジン始動せず。
この軽トラ、キャブ不調の前科があり、ワーこれは困った。ここに放置して行く訳にはいかず、バッテリ上りを覚悟で連続セル。神のおかげかエンジン始動即駐車場まで動いたが、何時もの駐車指定席に付いた途端にまたまたエンストである。
開会５分前のベル寸前に議場に飛び込み事なきを得たが、こんな日に限って神は味なお計らいをするものだ。
まあ、これも良き思い出となるだろう。
今回の議会では、発言は極力控えて、静かに皆さんの発言を聴いていようと思っている。議員として市民から付託された発言の機会を使わないことに若干の違和感はあるが、１３年間で２回目となる「発言無し」ならば、皆さんも承知してくれるだろう。
議場で登壇して行った私の発言が、西条市議会ＨＰにアップされている。
平成２０年６月議会第２日目 「サイクスの経営状況について」市長は、市民との信頼関係においてと発言している。それに対する私の発言は「市民との信頼を裏切る事実に対する市長の見解を問うた」
このやり取りを会議録に残し、一色達夫は西条市議としての生活に区切りを付ける。
それもまた一議員の生き様だ。
| 2008年09月01日(月) |
一色達夫応援ブログの立ち上げ |
ＴＳＰのメンバーから私の応援ブログを立ち上げたとのメールをいただいた。
早速訪問してみてメッセージの言葉を読んでみると、私の発信した情報が不特定多数の人にどのように理解されているのか、検証することができてありがたい。
ＨＰを立ち上げている身でありながら、最新の画面へ乗り移れない現状がある。他のことに時間を割いている間に、社会は次々に新しい様式をあみ出しているが、それらの導入には手間隙かかることは承知している。
「応援ブログ」にどうメッセージを送ればいいのか、戸惑いばかりが先にたってしまう一色達夫だが、早速、私のトップページにリンクを貼ってもらった。
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早９月。道行く人の中に、夏休みが終わった子どもたちの姿あり。
自治会内の事務処理、諸々の準備作業、農作業と、秋が駆け足で近づいているなかでの仕事は、スムーズに捗って気分爽快。
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