| 2008年07月31日(木) |
狩猟免許試験 その傾向と対策 |
当面の最重要課題として、押し迫ってきた 狩猟免許試験 の受験のため、日記を付けてから深夜４時頃までかかって「図解 狩猟免許試験例題集」（１６７ページ）を読破した。
これで大体の 傾向と対策 は分かったが、重点項目は丸暗記が必要なので「繰り返し」「繰り返し」ための時間配分がこれからのスケジュールに組み込むこととなる。
それでも、別の外せない仕事があるので、それを平行して行うためには夏ばての暇などないようだ。
夜更かしが祟って遅い起床のあとは、例によっての資料整理が終われば次の仕事に取り掛かる。これは 外回り となったので、愛車 軽トラ の自然クーラーは発汗のもととなり、たちまちペットボトルのお茶が空になる。
・中央紙に、猪対策に「わな猟免許の取得を目指す農家が増えている」との記事が掲載されている。
・西条市のＨＰには、「第２次愛媛県イノシシ適正管理計画（案）」についての意見聴取データがアップされている。
なんだか、そのタイミングの良さに 一人苦笑いの体。
| 2008年07月30日(水) |
過剰反応�� シミュレーション（見せかけ） |
今日の愛媛新聞「地軸」に、サッカーの反則の一つに「シミュレーション（見せかけ）」があることを取り上げている。
この反則は審判を欺く行為だが、この行為が小学生のサッカー大会でも見られることを、スポーツジャーナリスト 永井洋一氏が「スポーツは｛良い子｝を育てるか（生活人新書）」の中で書いているそうだ。
勝つために監督の顔色をうかがい、シミュレーション行為までもが横行する現状を嘆いている。
この文章を読んで、監督と選手と審判を別の社会現場に当てはめてみることが出来ると感じてしまった。
市長と職員と市民である。
だが、根本的に違うことはサッカー試合と違って「街づくり」は、勝敗が決するものではなくましてや制限時間も設定はされていない。
でも、やっぱりこの「シミュレーション」という言葉に引っかかるのは、社会の現状を良くするという勝利を目指して事業を組み立てるのではなく、監督の顔色をうかがうために様々な状況が動いている部分があると感じるからだ。
今日の日記は 抽象的 となったが、大半の職員は限られた枠組みの中で良くやっているのだから、ここまでの表現だ。
| 2008年07月29日(火) |
猛暑にあっても変わりない 多忙 |
水田の方は、ぶんけつ数が確保できたので、中干しの実施中。
朝からの水田見回りが無いところで、直ぐに他の作業へシフトし猛暑の中でも多忙である。
自治会関係の連絡で午前中、ＴＥＬと文章作成とその配布。共同墓地の消毒薬の受入れに、あることでの若干のリサーチ。ひとつ事を動かすにも、世間には横槍を入れてくるお方もいるから、事前と事後のフォローが必要となるのは当然のことか。
この間にも、秋口に実施予定の地域環境整備のためのコスモス栽培の準備作業を（この猛暑に）してくれている方がいて頭が下がる。
江戸時代のこの地域の状況について知りたいことがあり、関係機関にリサーチしてみたのだが、自分の考えていたことが「現在人の常識」としてあったことを痛感した。
時代が違えばその時代の常識というものが存在するということだ。それを現在人が自分の常識に当てはめても通用しないということだが、そのことを知る資料が見当たらないという話には残念な思いが出てくる。
試験準備を少ししたらもう睡魔に襲われ、日記も付けずに就眠。（３０日記入）
| 2008年07月28日(月) |
過剰反応�イ瞭鵝々餾歐總妊┘優襯�ー学会に参加 |
７月１１日の日記 過剰反応�イ如崟松鬚反總任隆愀犬蓮廖，箸諒絃呂魑�こした。
今日の日記の表題を「その二」としたのは、この水素への取り組み ＭＨ冷凍機に関係することだからだ。
西条市広報８月号の４ページに 「ＭＨ２００８国際水素エネルギー学会に参加」との記事が出ている。
西条市民の大多数の方にとってのあまり関係の無い事項だろうが、市長の肝いりの事業だと、これだけ大々的な記事となる。
そこで、市民の税金の使い道についての情報開示。
アイスランドで開催されるこの「ＭＨ２００８国際水素エネルギー学会」については、平成２０年度３月議会での市長施政方針の２６ページで陳べられている。
このことが頭にあった訳ではないのだが、企画建設委員会での議案審査のおりに、この学会への参加予算が全体枠の中に挿入されていることを聞きだした。
７款１項１目商工総務費の１９節負担金・補助金及び交付金 の説明の中に、学会出席負担金１８万円があった。
これは、新規の項目だったので、「どのような学会に出席する負担金ですか」と質してみると、「アイスランドで開催される 国際水素エネルギー学会」に３名が参加するための予算です。と答えるではないか。その３名の内訳は、職員２名と理事者（市長）１名の予定ですとのことだった。
では、「アイスランドまで行く旅費はどうするんですか」と質すと、旅費は別枠で組んでいます。１７８万円を予定しています。６泊８日の予定です。
との事だった。
私は、「国際水素エネルギー学会参加事業」とでも提示して全体枠を明快にしておくべきものではないですか、と質したが、説明員からは明快な答えは無いままであったので、当所予算に対する反対討論の項目の一つに加えた。
このような状況の下で、今回の市報の記事となっているのだが、これを皆さんはどう感じるか。
平成２０年度システム農学会の開催費補助金３０万円に、平成１９年度の宣伝広告費１５０万円が付いていたという 笑い話 があったが、これは、学会出席負担金１８万円に、そのための旅費１７８万円が付いていた という事例。
| 2008年07月27日(日) |
狩猟免許初心者予備講習会に参加 |
地域での農作物への猪被害に対応するため、狩猟免許「わな猟」を取ろうということで準備をしている。そのための予備講習会が新居浜市の文化センターで９時半より開催されたので、一緒に申し込まれた地域の方６名で参加した。
会場に見えられていた３５名ほどの方は、そのほとんどが猪被害に対応するための「わな猟免許」の取得を目指しているようだった。休憩時間等での話が、猪対策の良い情報交換の場となる、
「講習を受ければ簡単に免許が入手できる」などとの巷の話もあったが、どうしてどうして国家試験ともなるとそう容易くは無いようだ。法令に関する知識から始まり、鳥獣に関する知識、猟具に関する知識と覚えなかればならない事が多い。特に鳥獣については、採っても良い鳥獣と採ってはいけない鳥獣を見分けて、その名前も言わなければならない。
生涯学習を地で行くこの状態は頭の体操には良いけれど、抜けていく方が多いとなるといただけない。
夏場に頭を鍛えよう。必勝を目指してゴーーー 試験は８月５日。
| 2008年07月26日(土) |
松山市 平均給水３００�罰笋� |
久しぶりに夕立があり、からからの畑の野菜類も一息つけたようだ。
そこで、水問題についての話題を取り上げてみた。
愛媛新聞の３面に、「松山市 平均給水３００�罰笋襦。娃掲�度一人一日 節水など要因か」との記事が掲載されている。
黒瀬ダム工業用水の松山分水問題があるからということで、この記事に掲載されたデータを詳しく分析してみると、「松山分水に関する意見交歓会」で松山市が提示している「松山市の新規開発量 ４８０００トン/日の必要性」の根拠が大きく揺らいでくる。
総合的に判断してみると、２０年３月２６日に松山市で開催された「第６回 松山分水に関する意見交歓会」において、西条市側からの説明者 篠原俊憲 氏が示したデータの方が現状を踏まえて理にかなっているといえる。
平成２７年度松山地区内給水人口５１８３００人（全人口の９９％に給水） 一人一日平均給水量３１０�函”蕾拯┌牽機鵝，箸靴動貽�最大給水量１８８６００トンとし、
平成１４年（渇水基準年）の一日最大供給量１４０７００トンとの差 ４８０００トン が新規水源開発量。
これが松山市の主張。
だが、松山市在住の篠原俊憲氏が示したデータでは、給水人口は全人口の９５％程度でかまわないとして４９５０００人 ０７年の実績から 一人一日平均給水量３００�函”蕾拯┌坑供鵝平景控�事では有水率となっている）として１５４７００トン。 新規水源開発量 は１４０００トン程度でもかまわないということとなる。
一日４８０００トンも引っ張っていって、余った水はどうするのだろうか。
松山市は渇水都市だとの意識がどこから形作られたのか。
さてさてこの社会、疑問なことが多いことよ。
| 2008年07月25日(金) |
過剰反応�� 外国人研修生受入れ特区のその後 |
２００７年１２月議会における一般質問で、「外国人研修生受入れ特区について」取り上げたのだが、その後、この問題はどうなっているのだろうか。
この質問文章の 全文 とそのことについてのコメントは２００７年１２月１５日の日記にアップしている。
改めて読み返してみると、文章の最後に
「起承転結の落とし前も付けられず 言わなきゃそのうち忘れるだろう みたいな市政と姿勢では駄目だ」
と書いている。
この問題について、今年の３月議会当初予算の企画建設委員会での審議のおり、企画経済部の職員給与費の中で、「職員の日常業務の中で行われている｛外国人研修生受入れに関する事務｝について、今後の対応をどう考えているのか」と質疑した。
だが、「予算の項目の中に出てきているものでないと審議の対象で無い」などとの声が出て閉口した。
伊藤市政の中で進めている産業政策の大きな柱のように宣伝して取り組まれた「外国人研修生受入れ特区」だが、その意図するところへの過剰反応の為せるところとしたら如何なものか。
| 2008年07月24日(木) |
新居浜まちづくり校区集会 |
１９時から開催された「新居浜まちづくり校区集会」中萩会場を見学させてもらった。
昨年も見学させてもらったこの催し、お隣の自治体の様子を見ることによって、わが町西条の現状を再認識することができる。
行政からの重点施策の説明と併せ、今年の重点項目「家庭ごみの一部有料化（案）について」があったが、西条との取り組みの違いが良く分かった。
一定量以下無料回収方式を採る西条市だが、新居浜市ではごみ袋一枚からの有料化を２１年１０月から実施すべく、市民説明を実施している。
説明を聞いていて、有料化に伴って増えると予想される不法投棄ごみへの対応が課題となると感じたが、この問題への対応は、十分な説明による市民意識の高まりに期待することが一番なのだろう。
このことはごみ問題に限らずどんな課題に対しても言えることだが。
地域を取り巻く課題説明の資料の中にあった、地域における医師数の年度別変化の表が、現状が一目瞭然に分かって良いと感じた。
校区集会が終わってから友人と話し込んだのだが、問題への対応は、周囲の方々との問題意識の共有により共に歩むということと、人の話は十分聞いたうえで自分の信念は貫くということのようだ。
| 2008年07月23日(水) |
過剰反応�� フリーゲージトレイン |
昨日の愛媛新聞７面上段に「県期成同盟会 フリーゲージ早期導入訴え」ＪＲ四国に要望書 との小さな記事が掲載されている。
この要望書は、この期成同盟会の副会長を務める伊藤西条市長が、ＪＲ四国を訪問して手渡したとのことだ。
過剰反応の項目で伊藤市政を評論するに当たって、この件は 番外編 としたほうが適当かと考えたが、記事が出たことだから、ここで書き残しておく。
「番外編としたほうが適当」というのは、この件に関して西条市としての予算的処置がなされていないようだし、市民生活にそれほどの影響が出ていないようだからだ。
「県期成同盟会」の雰囲気がどんなものなのかは知らないが、この技術、実用化されて四国に導入されるかどうかは、そこに立ちはだかる大きな問題点をクリアできるかどうかに掛かっている。
技術の確立を第一にして、人の移動手段としての鉄道の優位性を推し量り、経済状況の変化を読んだうえで、導入経費を誰が負担するのか等々いづれも一朝一夕に回答が出るとは限らない。
私の経験からこの問題について言えることは、新幹線と在来線が連動しながら、また独立して動くことの優位性があるということだ。
長距離移動のみに重点を置けば、フリーゲージ車両の導入も少しの利点もあるが、地域内移動にはかえって支障が出てくるだろう。
新幹線と在来線のどちらかに事故があったとしても、ダイヤは独立して動いているからダイヤの乱れは 日本全体に 及ぶことは無い。だが、フリーゲージによって両方への車両乗り入れダイヤを組むと、何処の小さな支障も全体におよんでしまうだろう。
大阪、東京方面への出張のおり、岡山での乗り換え時間があるが、ここでの移動回路の遮断によって、大きなリスクが回避されていると時々感じることがある。この１０分の間を 無駄 ととるか ゆとり ととるか。
ＪＲについては、市長の口から様々な利用方法の 提案 があるが、いづれも実現していない。西条から松山直通路線の設置というのもあったが。
私の手元にある「軌間可変電車」に関する資料といえば、
・鉄道建設・運輸施設整備支援機構が２００３年１０月に発行しているパンフレット。
・２００４年４月５日発行の愛媛新聞特集記事。
・２００６年５月３０日付け愛媛新聞が伝える、期成同盟会の早期要望記事。
そして今回の記事。
何だか、記事がだんだんと小さくなるような
| 2008年07月22日(火) |
過剰反応�─〔收重垰垤汁曚里修慮紊呂匹Δ覆� |
木製都市構想という言葉を市長の口から聞いたが、その事業内容が「防災事業のなかから出てきた木製ダムの設置」だけなのなら、この部分だけの過剰反応といえる。
木製ダムの設置事業を推進すれば、それに使う間伐材の需要が増え森林整備が進むから防災に役立つという図式らしい。
だがこの事業、木製ダム一基設置する費用が１００万円で、一体何処のだれが設置してくれるのだろうか。１００万円の予算があればその分切り捨て間伐に回せば、よっぽど防災には役立ち材木の単価もあがろうというものだ。
「１点を打つのに１００万円使うより、面整備を進めましょう」ということなのだが、過剰反応で これだー と思い込んだ方には、話が通じない。
木製ダム設置を防災事業の目玉として意識啓発に使おうとの意図も見えるが、そんなもので啓発になろうはずがない。県が興味を示したと西条市のＨＰにアップしているのを見たが、一色達夫が批判するのであえて売り込んで掲載しているように見えてしまった。
ーーーーー
県内産木材の需要拡大策がどうなっているのか俯瞰してみると、「地域材利用木造住宅利子補給制度」がある。
県による県産材使用公共施設への補助制度を、旧小松町の中学校体育館建設に使ったことを合併によって知ったが、この制度今はどうなっているのだろう。
１月１８日に今治市のＪＡ越智今治産直市「さいさいきて屋」を視察したとき、インフォメーションの中に、「家づくり まる得 セミナー」開催とのチラシがあった。主催は 越智今治「地産地消の家づくり」推進協議会」（越智今治森林組合内）。内容は 地元建築士及び工務店による木造住宅建築事例紹介など としている。
参加まる得として、�―斬陬蹇璽鷆睛�の一部が戻ってくる �⊇斬陬蹇璽鵑龍睛�が安くなる �８�産材の柱材８０本がもらえる。との提示。
このチラシと共に、「柱材プレゼント募集要領」が置かれていた。
「県産材の柱材８０本がもらえる」との事業は、県内全域を対象として３回の募集で計４５件の予定だったが、西条の方はどれくらい申し込まれたのだろうか。
地域面積の７０％を森林が占めている西条市。木製都市構想と打ち出そうと思えば様々なメニューが考えられる。
お隣の市で既に取り組んでいる事業のなかには、西条で直ぐに取り組める事業があると私は見るが、さて、木製都市構想のその後はどうなるのだろう。
| 2008年07月21日(月) |
過剰反応�А々臀錨垰垤汁曚良垰弋� |
６月３０日の｛「ブランド志向」�ァ．好檗璽鳥�業番外編｝のところで少し触れたが、西条市合宿都市構想たらいうのは、どういう必然性があってのことなのか意味不明だ。
合宿誘致などというものは、今に始まった事業ではないが、それを大々的に打ち上げ、さらには東予体育館建設構想を屋内体育施設に変更してまでやるべきものなのか。
設備の整った体育館を建てれば各種合宿誘致の可能性が格段に向上するものを、使用が限定される屋内体育施設に変更する不思議。「野球関係者が言った、雨でも使える施設があればもっと良い」という言葉に過剰反応したとしたら、状況が読めないのもはなはだしい。
この事業の成行きを見守っていると、合宿数は増えているが、その宿泊先はひうち会館で、そこに入りきれない宿泊者は市内ホテルに分宿していることはよく聞く。だが、それでも昼食はみんな揃ってひうち会館で取るという。
そのことは、ひうち会館の減額貸付議案が出た時に若干触れた。
このことに関しては、合宿という一ジャンルへの過剰反応と同時に、ひうち会館を運営している事業者の売り上げへの貢献という要素も強いようだ。
５月に「西条市合宿都市構想基本計画」なる資料が議員宛送られてきたが、その薄っぺらさが嘆かわしい。合宿合宿で行政や地域の組織が手を取られてしまっている間に、この地域の方々はほったらかしってか。市長の趣味で行政や地域組織を振り回すなとの、嘆きが聞こえてくる。
地域スポーツ、学校スポーツ、競技スポーツ、市民健康運動、これに各種競技種目と地域交流、需要と供給のバランスを組み合わせて、行政のやるべき仕事の内容を決めていくべきことぐらい常識中の常識だ。西条ならばそこをしっかりやったうえでの余力で、合宿などあとから付いてくる。
合宿といういちジャンルに矮小化することより、コンベンションビューローとして総合誘致を打ち出せばよいことだ。それに合宿都市構想よりもスポーツ振興計画のほうが重要だ。
ーーーーー
話は横道にそれるが、旧東予時代に構想された東予体育館建設の変更については、私にとって良い勉強になった。
公園整備についての現状がどうなっているのかが把握できたと同時に、構想変更に伴って見せた旧東予の方々の反応が興味深かった。
旧西条の住民にとって関心が深いとはいえない事案について、それを求める方々が事に当たって全然動かなかった。それらの反応の仕方によって、地域住民の市政運営についての考え方と行動パターンが、おぼろげながらにも理解できたようだ。
「これこれこうだ」との思い込みは、見る目を曇らせ柔軟な思考回路を遮断してしまうが、あらかじめの予想に様々な状況がピッタリと当てはまるとやがては確証になる。
さて、「それで（が）どうした」 というところなのだが。
| 2008年07月20日(日) |
夏 日常風景の中での |
親戚の法事があり、朝１０時から出かける。
その前に地区内回覧板に目を通したら、私が発信した文章に加えて、市役所市民相談課扱いの｛「振り込め詐欺」に関する周知について｝があった。
最近の振り込め詐欺は、役所関係の仕事を騙って行う事例が目立っている。それに対処するための文章の回覧だが、市役所が扱う仕事もこここまで範囲が増えると困ったものである。
法事への行き返り、加茂川の水の流れに目が行く。
このところの晴天で、武丈水都橋の少し下流で流れが途絶えている。河床の土砂除去事業がひと段落したこの付近にあって、水の流れが無いという状態は、即地下水の水位低下と「うちぬき」の断水につながることは市民周知のこと。
降雨が待たれるが、それが台風によってもたれされるのなら痛し痒しだ。
法事が終わってから、ひうち球場で開催されている高校野球 三島対松山西 戦の終盤を観戦。ひうち球場を使っての高校野球夏の大会は、今日で最終のところから、スコアボードの様子や、球場の管理運営についてを確認しておく 仕事 を兼ねての行動だ。
最終回、三島高校の逆転劇が目の前で展開され、地元ではない高校であっても、その感動が球場全体を包む雰囲気に酔うようだ。
試合が終わってホームベースをはさんで整列した両校の選手達が、お互いの健闘を称えて握手する姿が印象的。昨日の状態はどうであったかを、ついつい比べてしまう。
２０日は大洲で３８、２℃ 全国最高気温を記録した。
そんな中、夕方までの空いた時間を、田の畦草刈作業に費やす。やぶ蚊に刺されながら、飛んだ石辺で眼鏡のガラスを傷つけながら、ペットボトル２本を空にしながらの作業。
街づくりに関する意見がメールで寄せられている。対象に対する意見をキャッチボールしてみることによって、地域づくりを深化させていければありがたい。
昨日、０系新幹線の先頭車両を展示している「四国鉄道文化館」に行ってみた。目的は、愛媛県地方が３５℃以上の真夏日となった日に、この施設がどんな状態となっているのかを調査するため。
この施設の設計では、真夏は大変な暑さだろうと予想していたが、やっぱり予想通りだった。西日が入りだした１５時頃を見計らい、３００円の入場券を冷房の効いた十河信二記念館で購入し、鉄道文化館に入った途端に「これは暑い」。
日本ナショナルトラストからの補助金１億円を使って立てた折角の建物なのだが、やっぱり支障があった。
窓という窓を開け放っていても、街中の建物は暑い。デザイン志向の建物はえてしてこんなもんだ。西条市のハード作りのまずさは、一にも二にも計画段階からの練り上げ不足から来ている。
高校野球。ひうち球場で２試合の観戦。
高校球児の夏は熱い。
農作業。暑さの中のこの時期には、畦の草刈作業が主な作業となる。
この労力の軽減のため、「グランドカバープランツによる畦畔管理の省力化」技術が確立されつつある。
昨日のほ場整備についての説明会資料の中に、畦畔法面への施工のことが紹介されている。
おかげん花火大会。地元有志により実施された夏の風物詩があつい。
| 2008年07月18日(金) |
ほ場整備事業の採択要件緩和 |
西条市氷見地区で「ほ場整備事業」についての説明会があるというので、松山での用事をキャンセルして聞きに出かけた。
農業経営の安定化と生産性の向上を目指して行われるほ場整備事業については、私の地区で実施するため、２００１年ごろから数年にわたって取り組んだことがある。
そのおりには、地元負担１０％という有利な県営事業での実施を目指して、採択要件の２０ｈａをクリアするため地権者の説得に当たった。だが、数名の不同意と、おりしも起こった線引き解除の影響により、どうしてもこの要件をクリアできず、やむなく断念という結果となった。
以来、厳しさを増す農業の現状を見るに付け、あの時取り組んでいたら今頃は完成しているのにという繰り言じみた話が、関係者の間でささやかれ続けてきた。
２０ｈａ以下でのほ場整備事業については地元負担が多くなるため、小規模での事業実施は地権者の同意が得られないという考えがあった。
ーーーーー
１ヶ月ほど前になるが、ほ場整備の要件が緩和されたので、どこか取り組むところありませんかとの話をしてくれる方があり、担当部署に聞いてみて、今日の説明会の開催を知るに至った。
１８日の夜は松山での予定が入っていたので、はじめは参加出来ないと思っていたが、地元での仕事を優先すればやっぱり今日の話を聞き、これから取り組もうとしている氷見地区の雰囲気を把握しておく必要があると思ったのだ。
新規に取り組むほ場整備事業の要件は、以前の地元負担１０％を軽減して５％とし、団体営事業についても同様の地元負担５％と合わせ、受益面積５ｈａ以上との 大幅緩和 であり、以前とくらべて格段に取り組み易くなった。
これならば、私の地域でも確実に取り組み易くなった。
今日の説明会の冒頭、地元土地改良区からの挨拶のなかで、西条におけるほ場整備率は３０％と、県平均の５０％を大幅に下回っているとの話があった。
以前から、地元西条のほ場整備の遅れを感じていたが、やっぱりこの方面での事業が進んでいないことが分かった。
それが今回の採択要件の緩和に繋がったことは確かなことだろう。
農の基本は土地である。それをないがしろにして「食と農」は語れない。
氷見地区でのほ場整備事業の見通しは、今日の時点で世話人の選定まで行えたことによって一歩前進。農に生きる方々の健闘を祈る。
| 2008年07月17日(木) |
過剰反応�Α々眞魯肇譟璽縫鵐� |
伊藤市政において、石鎚山系を使って行う「高地トレーニング」事業が行われている。
これは、どこかの大学の研究室において、低酸素室での研究の様子を見た時、西条の山を使えば同じ効果があると過剰反応したことから事が始まったようだ。
ＴＯＰアスリートはその運動能力を高めるため、低酸素（気圧が低い状態）の高地でトレーニングする。これが流行りのようになり、マスコミに乗るのもだから、そのことが頭にあって西条の山々とドッキングされたのだろう。
そこで、大学の先生を西条に招聘して、実際に現地を見てもらい、多くのリップサービスを真に受けて、早速「高地トレーニング」の実践事業が始まった。
そもそもアスリートが使う高地トレーニングの場所は、低酸素状態となる２０００ｍ級の山々で、しかも、なだらかな地形が何キロも続くところであることなど、常識としてある。また、アスリートの健康状態を細かくチェックするスタッフのフォローがあって、初めてその効果を高めることができる。
それが、西条で確保できるかどうかなど、何十年も前からわかりきっていることだ。
「高地トレーニング」事業として打ち出されたのは二つ。参加者におけるメタボなどの効果を調べるための事業と５月に行われた石鎚山系元気ウォーキング大会。いづれも、その効果が実証されたそうだ。何を今更言ってんのなのだ。
５月に行われた「元気ウォーキング大会」には１０００名以上の参加者があったようだ。私は別な用事があって参加できなかったのだが、参加者には好評だったようだ。
この好評をもってこの事業を良しとするようだが、根本的に押さえておかなければならないことは、ＴＯＰアスリートの特殊運動と一般市民の健康作りのための運動は分けておくことだ。
高地トレーニングの範疇に含まれることと、一般人のレクリェーション事業は根本的に違う。多少の重なる部分に 過剰反応 して、その部分を打ち出すとあらぬ方向に行ってしまう。
以前、石鎚標高年の頃だったか、石鎚登山大会が催されていたのだが、いつの間にか沙汰闇となっている。それが今回、瓶ケ森林道を使ってのウォキング大会でもって、この地域資源を活かす試みに取り組まれたことは評価に値する。
石鎚山に向かうのは登山の範疇に含まれ、山道整備が進んでいるとはいっても、多くの方々が気楽に楽しめる場所ではないだろう。
瓶ケ森林道は、なだらかな稜線にそっての起伏の少ないコースが続いている。５月の気候の良い時などに、市民の健康作りに利用するのは良い場所だ。だが、これまであまり利用されていなかったその理由はどこにあるのか。
今からどんな利用の仕方を取っていくのかによって、その整備の仕方やイベントの組み立て方が違ってくる。
ここをＴＯＰアスリートが高地トレーニングに使うことなどありえない。一般市民の健康作りや観光客の誘致を図ることも考えられるが、ここが周回コ−スで無いことがネックとなる。
一年一度、至れり尽くせりの事業を打てば市民は詰め掛けてはくれるが。
| 2008年07月16日(水) |
でっかい車が停まっている。 |
朝方市役所に用があって駐車場に入ってみると、庁舎に近い所にコーンが立ち、ある部署の表示をして一般車両の駐車を４台分制限している。
市役所にとっての一番大事なお客さんである市民の、駐車を制限してまで迎えなければならない方々は、いったいどんな面々なのだろうと興味が湧き、昼過ぎにもう一度市役所駐車場を覗いてみた。
すると、コーンが立っていた所には黒塗りのクラウンが二台と、ピカピカに磨かれた大型乗用車が２台停まっていた。
やっぱり私の予想していた展開にさらに興味が沸き、庁内を回ってみると担当部署の職員がいたので、「今日は何があるんですか」と聞いてみたところ、「重要な会議があるんです」との答えだった。
調査（？）はここまで。
市議などをやっていると、市民の皆様から様々なことを聞く機会がある。たまには「市役所職員は一台の車に大勢の人が乗って、走っているのを見かけるけど、そんなに大勢で出かけてどんな仕事をしょるんぞね。私らなんかの職場はリストラされて一人で朝から晩まで汗まみれで仕事しよるのに。気軽なもんじゃねえ。」などという辛らつな批判をいただくこともある。
そんな現状の下で仕事をしなければならない立場にある者として、市役所の駐車場を使うのも気を使い、いくら空いていても庁舎から一番遠いところに停めるよう心がけている。自分ながら小心者だと苦笑いの体だが、そうしなければ申し訳ないとの気持ちが何時も頭に擡げてくる。
様々な自治体の動きを見ていると、省エネの取り組みを実践するために大型乗用車を廃止してハイブリッド車に代えたりしている。
燃料が高騰し地球温暖化対策が叫ばれている中、自治体自らが実践して市民に呼びかけることが望まれるが、ここ愛媛ではまだそこまでの意識が無いようだ。
（さらに飛躍してこじつければ）そんな意識であるところが原因しているのかどうかは知らないが、愛媛の個人所得は全国でも下位に低迷。
高級車でお出ましし、重要な会議を開いている方々にとって、そんなのカンケーネー そんなのカンケーネー オッパッピー か。
京都 奈良 甲府 は日本３大盆地なのだそうだ。盆地は夏暑く冬寒い気候と相場が決まっているそうだが、ご他聞にもれず奈良は暑かった。
気温３４度の中を歩き回っての国宝巡りで目と精神のリフレッシュをした次の日は、地域での用件処理に走り回った。
そんな一日気温３２度がなんだか涼しく感じていた体も、仕事が進むうちに汗まみれである。
扇風機の風に当たりながらの日記記入は、ＰＣからの熱で次第に文章にも熱が入る。数多くの国宝にお目にかかった興奮が蘇り、言葉に羽が生え空想の世界に飛んでいく。
現実の世界では、共同水源の潅水当番。依頼があった農道の陥没個所の調査と報告。鳥獣対策事業の資料配布と回収。電気牧柵メーカーへの見積書の依頼。自治会行事の打ち合わせ。等々、いたって現実的。
メモをチェックしていると、手付かずの用事がまだまだあった。
日常に追われて、それら仕事を先延ばしにしないよう心がけねばならない。
８時に宿をたち興福寺に向かい、国宝五重塔の荘厳な姿を堪能した。
次は唐招提寺に参拝し、木立に包まれた寺のたたずまいに心洗われる。
次は薬師寺。数年前天理市を訪れたおり、電車の車窓から三重塔の優美な姿を見たことはあるが、今回訪れてみて、仏教の世界にも人気、不人気な区分けがある（罰当たりな見方かな）と感じてしまった。
兵火に焼かれた寺にあっても生き残り、現代に伝わる国宝 東塔。それに習って復興された西塔は、古きものと新しきものが調和して見る者にこの世の極楽浄土を感じさせるようだ。
国宝 薬師三尊像。国宝 聖観音菩薩像は、現在に伝わるその姿でもって、この寺を再興なさしめた。高田好胤管主のその姿を借り、白鳳の時代を現在に蘇らせる仕事をなさしめた。
求道者は、今の世界にも確かに存在する。この地に立つと、仏教という宗教が、日本人の精神世界に与えている影響の大きさと重要さを改めて認識させられる。
きわめつけは修学旅行の定番地 法隆寺。やっぱりここはそれだけの価値がある場所だ。
金堂から出され仮安置されている釈迦三尊像は、昨日見ていた法隆寺金堂展に出ている四天王像と対になっている。その面長な顔は、この世の慈悲を表す究極の姿であることを感じる。
「国宝 玉虫厨子」が露払いと思わせるように、国宝 百済観音像 が 特別室に立っている。この不思議な像が、何故今日までこの寺に伝わっているのか、文献に登場するのが元禄時代となってからだという。
像を見ていると、その理由が分かるような気がする。優美で慈悲深いその姿が、仏教のある時期の形態とそぐわなものであったのではないだろうか。
人々の心が落ち着き文化花開いた元禄の頃に、この像が注目されたということか。
歴史は、人をロマンチストにする。
夢殿を見て、今回の奈良国宝巡りの旅は頂点に達する。
これまで、様々な地にお邪魔して、様々な研修や経験をさせてもらったが、奈良は不思議にあまり訪れていない。天理市には姪の結婚式があって訪れた。大和郡山には、松田平田設計が扱った施設を見学に出かけた。
これまで、この地の空気をあまり吸っていないことの ぬかり を想う。
大阪のなんでもあり。京都の伝統。そして東京の先進。それはそれなりのものではあるが、日本人の芯を為す文化とはなんぞやを問われた時、その大きな答えは奈良にあり、と答えることが出来る知識を自分の中に持つことが、必須であることを感じた。古都奈良に遊ぶ二日間。
そこで、西条はなんなんだ。どうアピールしていくつもりだ一色達夫。
人間国宝の芸を堪能した次は、日本文化の原点ともいうべき仏教美術の鑑賞行。
お誘いを受けた地区団体の一泊ツアーに同行させてもらって、中学校の修学旅行以来という古都奈良を訪れた。
６時出発で昨日と同じコースをたどり、大阪通過。生駒山山中にある玉蔵院での昼食からすでに仏教の聖域に足を踏み入れている。山を降り最初の目的地は奈良国立博物館。「国宝 法隆寺金堂展」から、国宝、重要文化財めぐりが始まった。
法隆寺金堂の内陣須弥壇の修理に伴って、安置されている仏像の移動を契機として、ここ国立博物館で催された国宝展。お目当ては国宝四天王像。
本尊様をお守りして凄まじい形相で鎮座するおなじみ四天王像と違って、この仏像は やさしい 顔をしている。どこかで見たような顔立ちだと思ってよくよく考えると、始皇帝廟を守る兵馬俑の兵士の顔立ちだ。
そんな見所に加えて、足の下にいる邪気の意匠が素晴らしい。これも良く知る四天王像のそれと違い、なんだかおどけた顔立ちである。
団体行動でなければ時間を忘れて心ゆくまで見入っているところだが、続いて予定コースの東大寺大仏拝観 と春日大社の参拝。奈良泊。
| 2008年07月12日(土) |
大阪松竹座 歌舞伎観劇ツアー |
今年もやってきた一年一度の「大阪松竹座 歌舞伎観劇ツアー」。バスを仕立てて総勢４０名、５時西条出発で帰りが２１時の行程である。
今年の演目には人間国宝二人 藤十郎 と 菊五郎 に仁左衛門という豪華キャストが揃った。
昨年は「自分へのご褒美」とばかりに花道近くの一等席での観劇だったが、今年は目先を変えて２階席での観劇としてみた。
ここだと舞台全体が楽に見渡せ、歌舞伎の様式美を堪能できそう。老眼が入った目での鑑賞は、役者の細かな表情や衣装の豪華さは少し見づらいところがあるが、もともと歌舞伎とは薄暗い小屋でやっていた名残で動作も衣装も仰々しい。
日本の最高レベルの様式美への目慣らしには、十分すぎるほどの４時間半。
鑑賞に先立って、道頓堀界隈と法善寺界隈を歩いてみた。
大阪は５月に例のことで三日間歩き周り、これまでと違う印象がインプットされている私だ。そんな心の変化が、昨年までの大阪の印象と今日の印象を違ったものとしているから不思議だ。
「大阪らしい」という何でもありのごちゃ混ぜがなんだか親しみ易かったものが、文化として底を流れるものが無いところからの薄っぺらな印象を持つ。
大阪でもこの界隈は、時の流れのなかで浮遊しているように感じてしまった。
| 2008年07月11日(金) |
過剰反応�ァ＼松鬚反總任隆愀犬� |
水素吸蔵合金を使ったＭＨ冷凍機にご執心である。
なぜ西条と水素が結びつくのか詳しい説明受けた記憶が薄いのだが、どうも水を分解したら水素となるから、水の都西条が取り組むことの必然があるということらしい。
水の都西条は誰も異論がないだろうが、水の都というフレーズを使う自治体は日本にはごまんとあるらしい。そもそも亜熱帯気候に属する日本は年間を通した降雨量が豊富で、どの地域においても飲料水の確保がしやすい自然のパラダイスである。
そんな状況にあって水素への過剰反応は、西条における産業政策の現状を必然性の薄いものとする原因となっていると私は見る。
年間を通じて温度が一定の地下水と工場群の排熱を組み合わせれば、ランニングコストの低い冷凍機が出来上がる。これがコア技術となって食品コンビナート構想にばら色の未来が開ける。
一見この図式は理解し易いが、これに過剰反応して冷静な判断を欠くと、いくら人材と税金をつぎ込んでも、成果が見えないままにいたずらに時を重ねるばかりだ。
物事への執着は、時に大きな成果をもたらす主因となるだろう。だが、自治体経営は、新技術開発が仕事の柱ではないはずだ。
ましてや、自由主義経済活動の中で、生き馬の目を剥くような開発競争が行われているなかで、トップを切って勝ち抜き商品化となる新技術など、自治体の素人さんが生み出せるほど容易いものではない。
この現状、市長がご執心だから続いているのかどうかは分からない。だが、現状を判断し、ゴーをかけるのかストップをかけるのかの権限は持っているはずだ。
| 2008年07月10日(木) |
過剰反応�ぁ。嫁椰�って３倍働け |
食と農にご執心の伊藤市長が、一頃良く使っていたフレーズに「２倍食って３倍働け」というのがある。
およそ前時代的発想のこの言葉。どの項目に分類しようかと考えて、この過剰反応の項に入れてみた。
人に限らず入れ物全般にはキャパ（容量）というものがあり、その入れ物の適量が決まっていることなど常識だ。そのキャパを無視して、多すぎるものを入れてみたり、また少なすぎたらその入れ物は用を成さないといえる。
ましてや人間は、三食きっちりと食べで適度な休息を取らないと、効率よく仕事がはかどらない。
そこへいくら「２倍食って３倍働け」などとはっぱをかけたところで、仕事の出来高と質の向上など望むべきも無いことだ。
高度成長時代の夢よ再びとモーレツ人間をアピールしたいのだろうが、こんな言葉を使っているから、一色達夫に、伊藤市政は３０年前のカビの生えた経済至上主義などと評論されるのだ。
高度成長がバブル破綻によって終わりを告げ、失われた１０年の間に地をのたうちまわった日本人が、小泉劇場に夢を託したのは分からないでもない。だが、夢が覚め、アメリカ型の弱肉強食改革が、日本社会にどんな影響を及ぼしたのか人々は理解し始めている。
成熟社会を迎えた日本の各自治体は、人々の幸追求の答えを求めて様々な取り組みを既に始めている。
「だが、西条は」ということなのだ。
この言葉、ある時期から使わなくなった。その時期は、平成１６年、自治体合併事務と台風災害が重なり、旧東予の職員が殉職した時からだと私は理解している。
| 2008年07月09日(水) |
過剰反応�� 武徳殿存続署名活動に対して |
芸予地震で傾いて使用が中止された西条市武徳殿。この存続を求めて利用者が呼びかけての署名活動があった。
この武徳殿が建った経緯としては、時の指導者たちが浄財を募って建設されたとのことで、市内中心部に位置する場所の優位性を生かし、次世代を担う青少年の育成を目指して活発な利用がなされていた。そのため、存続を願う方々の心が１万人以上という署名となって現れたようだ。
共産党を除いて、市民対象の署名活動があること自体が珍しい旧西条にあって、珍しい市民活動であった。だが、なにが気に入らなかったのか、この動きに市長はたいそうなご立腹。人の口に上ったことを総合すると、署名活動に対してあからさまな批判を陳べたそうだ。
芸予地震が起きたのは平成１３年３月２４日のことだ。その後この武徳殿は放置されたまま今日を迎え、傾きがだんだんとひどくなる一方だが市には何の動きも無い。
たまに市民に聞かれたら、「旧図書館を含めた施設の利用計画のなかで総合的に判断したい」と答えるに留まっている。
あの時の署名活動に対しての過剰反応は、いったい何が言いたくてのものだったのか。武徳殿をどうしたいという腹案があってのことだったのか。
あれから７年も経過して何の動きも無いこの状況は、ことの真相を不思議の世界へと誘うばかりだ。
| 2008年07月08日(火) |
過剰反応�◆／渊餞朷�設運動に関して |
西条市新図書館についての私の今日に至る活動を 「総括」（まだ早いが）してみると、議員となる前の１９９４年頃の活動が一期目、議員となって二期目の２０００年頃の活動が二期目、そして現在ようやく建設に取り掛かった新図書館についての建設運動が三期目と大別できる。
伊藤市長の市政運営についての評論を書くに当たって、書斎の棚にあり既に埃をかぶったこれまでの図書館資料を眺めながら、此処にいたる道程に思いを馳せる。
この資料の山の中に、私自身が発信した様々な文章のうち、一番苦い思い出として今も心の中心に居座って、私の行動を規制しているものがある。
｛２００１年２月２日発行の「伊予製紙」用地購入決定のお知らせ｝
との文章は、私の私事としての姑息な心が心の片隅に巣くっていたことによって発信された。だから、この時の自分の行動への反省によって、ある意味政治の現状に染まらず集団に迎合することなく、これまで自分の行動に規制をかけ規範とすることとなったのだろう。
その付録のような様々な事柄を経験するのだが、この過程のなかに、市長の 過剰反応 というべき思考と行動とを垣間見ることとなった。
２００１年２月２日発行のこの文章、関係者によって市長の手元に届いた。それから市長が取った行動は、当時の議長に対して「一色達夫について対処しろ」というものだったようだ。
普通に考えれば、議員が議員の名を記して発行したものについて説明を求めるため、議員を呼びつけるなりすればよいものを、周囲を動かすことによって対処したのだ。
たかだか一議員の、私費を使って７０名足らずの人に発信した文章に対して。
だが、それからもそして今日に至るまでも、同じパターンでの状況が展開されているところから、この方の行動思考は変わらないままに今日に至っていると私は思う。
この出来事に触れておかないと、自分を「善」の対岸に据え、対象を「評論」するという偽善者的行為となりそうだから。
伊藤市政を評論するとき「ブランド志向」の次に「過剰反応」というキーワードを提示する。
この人が旧西条市の市長となって間もない時、何人かの市議とともに話す機会があった。
その時市長から、大谷内を流れる渦井川河川敷に「梅林公園」を作る計画があることを問われた。市長となって、行政内の様々な計画を知る中から、この計画についても頭に入っての問いだったのだろう。
この計画の場所は４月２１日の日記に書いたとおり、雑木を切っていて「恐怖体験」をした例の場所である。
市長に問われて私は、「そうです。あそこは梅林園にでもしないと、どうしようもないところなんです。」と言ったのだが、その言葉を聞くやいなや市長からは「どうしようもないところなどに公園を計画してどうすんだ」との言葉が返ってきた。
私は、この言葉を聞いて二の句が次げなかった。
この人に対しては、めったな言葉は使えないのか。人の話を聞くという姿勢が無いのか。話し合うという態度が無いのか。
「言葉に対する過剰とも言える反応」。この時の刷り込みが、以後、私の対市長の姿勢に大きな影響をもたらしたようだ。
その後１３年間、議場以外で言葉を交わした記憶が薄いのだが、それでも市議としての仕事はこなせているようなのだから、世の中旨くできているものだ。
この経験、本来なら記憶の引き出しにしまい込み、墓場までも持って行くような他愛の無い部類のことだろう。だが、その後も市長のこのような言動を直接見たり、人の口に上るのを聞いたりすることが続いているのだから、市政全般への影響がどうなっているのか検証しなければならない。
| 2008年07月06日(日) |
ブランド志向�Α〜反ソ纏襦仝朕楊技� |
伊藤市政における「ブランド志向」は、行くつくところとして「組織重視 個人無視」の姿勢であると私は感じている。
施策遂行において、組織や組織の長として肩書きのある者を重要視しているようだ。したがって、その対極にあるような個人として活動する者や、精神性を重要視してボランティア的活動を行っている団体にたいしては、関心が行かないようだ。
現在の社会は、自治体行政が行っている社会的活動の枠だけでなく、企業活動の大きな傘から始まり、自治会、ボランティア団体、個人としての志願者等々が重層構造を作って支えているといえる。
この重層構造をなした様々な活動が、それぞれに活発に動いていればいるほど、社会の様々なコストを下げ、大きな共通の成果を得ることが出来る。
だが、現伊藤市政においては、３０年も前のカビが生えたような経済至上主義とブランド組織の活動にばかり目がいっているものだから、地域の様々なシーンでの活動に日が当たることが少なく、したがってジリ貧状態が進行していると私は感じる。
行政のやれる仕事を一とすればそれを呼び水として、地域住民のパワーを引き出す協動、協調的思想を持つことによって五にも十にもすることができる。また、そうあらねばならない。
現状はそうなっていないことに、この地域の不幸がある。
そういう状態が進行しているなかにあって、行政などに頼らない地域活動が皆無なのかというとそうではない。地域をより良い方向性に向かわせようと考え行動している方々は確かに存在しており、地域を回ってみると出会うことができる。
組織や組織の長として肩書きのある者を重要視しておれば、即戦力となってその場が収まるということは往々にしてあることではあるが、既存組織や組織の長が行政上の変化に即応して大きな力を発揮してくれるかというとそうではない面がある。
組織にはその組織の専門性があって、その専門性においての組織なのだから、専門外のことに力を発揮してくれる保障は無い。また、組織の長が福祉や教育や文化に対して深い見識と行動力を持っているかというと、そうではないことが往々にしてある。
もうひとつ付け加えれば、組織の専門性を活かして、そのパワーを引き立たせるような思考があるのかというと、こちらは斑があるから余計に伊藤市政の不可解さを増している。
だが、それはそれとして一応｛ブランド志向 「組織重視 個人無視」｝このキーワードを提示しておけば、伊藤市政評論の次のページが書きやすくなり、そして読者に理解し易くなる。
| 2008年07月05日(土) |
三日見ぬ間の青田かな |
三日間留守をしている間に田圃の稲は、大きく成長している。
この時期の季節を表す言葉に「三日見ぬ間の青田かな」というのがあるが、こんな言葉を知っているのもほんの一握りの人となっているだろう。
梅雨明けとのことだが、断続的に強い雨が降るあいにくの天候を幸いに、例によって書斎の整理から始めて日記の記入でもう正午となっている。
午後からは晴れ間ものぞき農作業を始めたのだが、あっという間に顔から汗が噴出した。四国の蒸し暑さに体が直ぐに反応する。
除草剤の散布が２６ａと追肥の散布が５６ａ。終わった頃にはもう夕方。
１９時半から地域自治会の７月定例会の開始。これから夏場にかけての自治会行事の打ち合わせと方向性についての協議。大勢で議論していくことによって良い知恵が出てくるものだ。
社会福祉協議会によるふれあい交流会を基本軸として、自治会内ボランティアグループにおける活動、青年部活動、敬老会、をどう再構築していくのか。それに環境改善活動や文化活動を組み合わせて練り直していくこととなる。
防災に関する取り組みとしては平成１６年台風災害の教訓から、浸水対策用の土嚢作成用土砂置き場を地域内に作ってはどうかと提案してみた。
この提案内容は、昨日の江別市における河川防災センターの見学をしている時に、地域で直ぐに取り入れられると思いついたことだ。
こういくことからでも、はるばる北海道で（市民の税金を使って）研修をさせてもらったお返しができれば幸いだ。
| 2008年07月04日(金) |
平成２０年度 総務委員会行政視察 三日目 |
行政視察三日目は江別市での「「河川防災ステーション」の施設概要についての研修。
石狩川の洪水対策として河川管理者と江別市が共同して建設し管理する施設は、平成１６年台風災害に記憶がまだ新しい私にとって良い参考となる。
予定よりも遅れての帰着となったことで、１８時半からと１９時半から入っていた会議には、どちらも３０分遅れての出席となる。
１９時半から開催されていた玉津連合自治会の７月定例会には、西条市役所市民安全部よりの「防災事業について」の説明がある。
私が「優れもの」として評価している雨量計について、新居浜市を含めた情報の公開状況についての説明があったようだ。加えて、山間部地域における地区運動会での防災に関する種目の採用状況の説明や、平成２０年度における主な防災事業の説明は良い参考となった。
今回の北海道における防災関係の研修内容に照らし合わせて、西条市行政における防災事業の現状と、それにともなう地域における課題というものが私なりに感じられた。
玉津連合自治会としても新年度体制がスタートして３ヶ月経過し、自分たちの立ち位置とこれから進む方向性が、共通認識として出来てきたようだ。
私としては、地域における防災関係事業を、当面水害対策を中心として捉え、防災資機材の充実に取り込もうと考えているので「江別市の河川防災ステーション」の施設概要は参考となる。
| 2008年07月03日(木) |
平成２０年度 総務委員会行政視察 二日目 |
総務委員会行政視察 二日目。伊達市での「伊達市情報化計画」についての行政視察。その名が示すように、仙台伊達藩からの入植者によって開拓されて出来た町である。
背後の山からなだらかな丘陵地に開けた町は風光明媚で、一見して暮らし易そうな印象を持った。
この市は大滝村との飛び地合併を行っているが、その様子はどうなのか。情報化における基幹業務システムの統合がどうであったのか。また、隣接する４市町で実施されている「共同電算化事業」に興味をもった。
札幌に投宿、夕食後向かった先は札幌ドーム。今日は「北海道日本ハムファイターズ 対 「埼玉西部ライオンズ」戦、先発投手はダルビッシュと発表されていた。
タクシー内でのラジオからは６回で３対１で日ハムが負けているとの声が聞こえた。タクシー代１９９０円。この時間、７回からのドーム入場は内野席で１０００円。
それでもここに来たかったのは、愛媛県内で進められている野球やサッカーの地元チームの活動が、イマイチ盛り上がりに欠ける理由がどこにあるのか、地域活性化を図る手段としての取り組みが成功しているとき伝え聞く此処北海道札幌での雰囲気を知りたかったからだ。
８回、ダルビッシュの投じた１５０�舛梁�球と、１０４�舛諒儔週紊鮓�られたことに満足した。それにつけても、此処に私を立たせてくれる旅費を負担している市民の皆さんに、感謝することを忘れてはならない。
９回をマイケル中村が締め、６対４の逆転勝ち。ダルビッシュ９勝目の試合セットの途端に、客席最前列に駆け寄る日ハムファン。お立ち台に立つ森本に声援を送るその顔を見ていると、地元球団のスターに寄せる人々の心を理解できた。
球場を出て最寄の地下鉄駅まで続く人並みに紛れて歩いていく。私はどちらかというと文科系の人間だが、文化でもスポーツでも神に選ばれし者がスターとして燦然と輝く光景に、賞賛を送る普通の人間の憧れの必要性を思った。
北海道という地は、札幌一人勝ちの様相もあるようだが、そうなって行く理由がどこにあるのか。公共事業縮減の影響が、この地における地域作りにどう影を落としているのか。この地においては民主党が強い理由はどこにあるのか。地球温暖化の影響が、農業環境にどうでているのか。
当初、私なりに立てた研修項目について、精一杯のところの結論がでたのかどうか。一にも二にもこの経験をこれからどう生かしていくのかにかかっている。
| 2008年07月02日(水) |
平成２０年度 総務委員会行政視察 一日目 |
今年の総務委員会行政視察の行き先に北海道を予定していると聞いて、最初は参加することにためらいがあった。
その理由は、北海道であえて行政視察を行うことに対する共産党からの批判があることに加え、この頃とみに苦手さを増す議会内における付き合いと集団行動への億劫があることだ。
そんなところからよくよく考えた末に、視察先とその内容に興味を持ったことに加え、二泊三日の行動の中での自分なりの課題を作って参加することとした。
視察一日目、函館市の隣に位置する北斗市での「北斗市地域防災計画」に関する研修。「災害時要援護者情報の活用と個人情報の保護について」の説明では、行政における課題は何処でも同じものがあると感じた。
函館市投宿から夕食までの１時間半、ここからが私の設定した課題に対する研修の開始。ホテルに備えられていたマップと事前の準備物を併せて、回るコースを設定した。金森赤レンガ倉庫から始まり、函館山の裾野に広がる明治初期における開拓時代の建物群を見て回った。
重要文化財に指定されている「函館ハリストス正教会」と「旧函館区公会堂」。綺麗に整備された「元町公園」（まちなみ景観保存地区）「旧イギリス領事館」などは、季節の花々に彩られ古き歴史のたたずまいを現在に伝え、なおその息吹を衰えさせていない。
函館ハリストス正教会「復活聖堂」は、１８６０年に函館ロシア領事館付属聖堂として建設され、現在のものは１９１６年（大正５年）に建設され、１９８３年（昭和５８年）に重要文化財に指定されている。聖堂内に描かれた聖障（イコン）をみていると、現在のヨーロッパ絵画に通じる系譜がこの宗教画を源とするというふうに感じられた。
この聖堂の大小６個の鐘は、１９９６年（平成８年）環境省より「日本の音風景百選」に認定されている。
ＪＲ函館駅は、駅前区画整理とともに新しく立て替えられている。建物の白とアクセントに配された赤色のコントラストは、駅前広場のモニュメントと併せて、モダンアートを具現化して見せている。
| 2008年07月01日(火) |
もう７月 なんだかリセットした気分の一日 |
田植え作業が終わり、片付けも一応の目処が立った一日。田圃に作物があればなんだかだと用事があるのだが、それでも気分はなんだかリセットしたような。
昨日は午前中農作業、午後は自治会関係の資料作成と配布。今日も同じパターンで午前中は農作業と午後は資料作成。
違うことといえば、昨日の夕方散髪して頭がすっきりしたところへ、農作業の片付けが終わって、滞りぎみの用事に本格的に取り組め出したことか。
７月は仕事がタイトだと覚悟はしていたが、入った途端に様々動き出して 「いざいざ かかってらっしゃい」てな感じ。
明日から総務委員会の行政視察に出ることもあって、今日中に片付けたり取っ掛かりを付けたりと、予定していた仕事を片付けたのでした。
夕方近くになって市役所の各部署をリサーチして回り、手持ちの情報に新たな情報を加えていったのだが、「いざ気分をリセットして掛かろう」てな気分になった。
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