2007年11月30日(金) |
小松地区地域審議会第7回 傍聴 |
11月度に開催される4地区での地域審議会も、今日の小松地区で最後となる。他の3地区での地域審議会には傍聴に行けていないので、他の用事よりも最優先して傍聴に出かけた。が
平成16年11月の合併からすでに3年を経過したが、過去の町時代の意識のままに、市民としての立ち位置が定まらない状態のようだ。 それでも生活していく上では何の差し障りもないのだから、とやかく言うことは無いと思いつつ、席に座っていることに苦痛を伴う我が身がここにいる。
これまでの積み重ねで大体の事は想像できるので、現場確認もしないままに帰路に付く。 途中の寄り道での話の中に、面白い視点でものを見ている人がいることで、何とか今日の行動がプラスに転じたことが救いといえば救いか。
2005年から始まった地籍調査事業は、下島山地区から取り掛かった。 昨年は船屋地区に続く山の調査をしていたが、3年目を迎えた今年は、私の住む地区の裏山で実施することとなっている。 事業を進めるにあたっては、地元住人の中から推進委員を選び、その方への説明や当事者への事前の説明会を経て、今日、ようやく現地立会確認の段取りとなった。
当事者が9時に集合し、市役所係員の説明を聞いた後現地に向かう。 まず、以前の地籍調査によって設置されている立会基準地点を 当事者同士で確認し、そこから順次境界を確認していく。 過去に山火事があった時だかに確認していた地点に埋め込んでいる石が残っている地点もあり、送電線鉄塔の管理用作業道路が繋がっている部分がほとんどで、境界確認はスムースに進んで良かった。
今日確認した「立会基準地点」は、私が小学生か中学生の時分に、父が設定のための作業をしていたのを、遠い記憶の中から呼び起こされた。 それが、40年を経て今日提示されたのだから、感激深いものがある。
地籍調査は地味で根気のいる事業だが、確定した境界は未来永劫残るものなのだから、是非にやり遂げなければならない。
午前中、自治会の定例会案内文章の作成と配布作業。 午後からは農作業。
10時から開催予定の丹原地区地域審議会と14時半から開催の講演会には行かず仕舞いとなった。
夜は19時から校区自治会の役員会。終了後、趣味の会の勉強会に駆けつけけたのだが、既に終わっており片付けを手伝ったのみ。
昨日、12月議会の議案書が送られてきたので、遅い夕食後にチェックにかかったのだが、めぼしい事業は無いので今回は一般質問中心に準備をしようかと考えた。 県議会でも12月補正での事業が無かったので予想はしていたが、こうも当たるとは拍子抜け気味。
そうならば ということでもないのだが、地域づくりの様々な仕掛けを方々に施しているものが、数件ものになりそうな状況になっている。行政が動くのを待っているばかりじゃ芸が無い。 そんなことを考えながら、一人ほくそ笑む議案書チェックも、また楽しからずや。
2007年11月27日(火) |
愛媛県自主防災組織リーダー研修会 二日目 |
愛媛県自主防災組織リーダー研修会 二日目。 今日は8時50分からの開始で、まず愛媛県防災対策基本条例についての説明が県危機管理課よりあった。
9時45分からの図上訓練は、16名のグループにより課題に対して10分間で、どんな対策を立てるのか話し合うというもの。結果を5グループによる発表ののち、課題を変えてまた10分間で対策を立てる。 この訓練は、今までに習得した様々な災害対策について、どのように身に付いているのかをおさらいする効果がある。
災害の種類により、また発生した時間により、その対策も違ってくる。だが、まずは自分が生き延びる自助の部分をしっかりとしておくことが、なにより一番大切なことのようだ。 自分の家のまだやり終えていない、家具の転倒防止から始めよう。
2007年11月26日(月) |
愛媛県自主防災組織リーダー研修会 一日目 |
愛媛県主催の「自主防災組織リーダー研修会」に参加した。 開催場所は西条地方局7階の大会議室。9時半開始の研修会には西条市、新居浜市、四国中央市から161名の参加者。
今日は6つのテーマについての講演や講習があり、講師陣はいずれも地元県内の防災関係の方々だった。いずれもその道の専門家として、新しい知識の披瀝は聞いていても納得できるものばかり。平成16年のあの台風災害のあと、この方面での県内の充実度合いが見て取れる。 研修会冒頭の説明者から話があった、県内自主防災組織の組織率アップも含め、経験が人々を良い方向に動かしているといえようか。
防災についての県内での動きと西条市の活動内容が、どのようにマッチングしているかが気になるのは、議員としての性だろう。 ようするに、京大のお偉い先生に市民の税金使って教えてもらはなくても、人の命を助けるための情報は無償でいくらでも提供してくれる人が、この社会には大勢いるということだ。
西条市は、あのサイクスを介在させる防災事業を、いまだに続けているとこに憤りを覚える。
研修会は16時40分終了。 帰宅後作業着に着替え、除草剤の散布作業を21時まで。
2007年11月25日(日) |
「文化ホール建設とは」 今治市での講演 |
今治市で活動する「ホールを考える会」の講師に招かれ講演をした。 13時半から中央住民センター3階の講習室で開催された会には30名ほどの参加があり、私は今治文化協会会長の講演の次に、西条市でのホール建設の取り組みについて話させてもらった。
この話がもたらされたのは9月最初のことだった。なぜ私に白羽の矢がたったのかは、相手が古くからの知り合いだったことから納得いったので、承知の返事を即答していた。 当日まで時間があったので、今治市の政治的事情について少しずつ情報を収集していたのだが、やはり直前にならないと全ての準備が整わない。金曜、土曜と集中しての講演内容の整理は、1983年の活動資料を引っ張り出すところから始めなければならなかった。
思えば、文化活動が私の成長の原点だ。22歳のときから始めた青年団活動のなれの果てが市議会議員一色達夫なのだから。 講演資料をまとめながら、「思えば遠くへ来たものだ」と感嘆深い。
14時半から始まった私の持ち時間は50分。だが、話し出したら次々とあの当時の記憶が蘇り、事務局の「時間切れです」との合図に促され講演を終えた時は10分の超過だった。 文化会館建設について様々なことがあったあの当時から、既に14年ほども経つからもう話しても差し支えないだろう。自分が経験した事が隣町の地域づくりに役立つなら、いずれはその良い面が西条にも波及してくる。そんな想いに駆られることも饒舌の一因なのかもしれない。
自分の歴史を振り返り話すことによって、西条での課題がどこにあるのかあらためて認識できる。そんな効果もあった今治市での講演だった。
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今治から帰って早々に、19時より集会所で地域内農地の荒廃現況一覧表の作成作業を行う。 課題は一目瞭然となった。ここからどう取り組んで行くかは、地域における永遠のテーマなのだから、皆で知恵を出し合っていくことだ。 (26日記入)
爽やかに晴れ渡った青空の下、一日裸麦の播種作業。 今日で113a終了。ひと段落着いた
夜は、明日の講演準備。 これまでに取り組んだ様々な資料を引っ張り出し、年度を追って用紙3枚に要旨をまとめた。 あとは、当日のぶっつけ本番だ。
2007年11月23日(金) |
農作業 コスモスの種採取 講演の要旨作成 |
裸麦の播種作業。 途中13時から2時間 コスモスの種の採取作業のお手伝い 来年の花を咲かせるためにみんなで協力するのです。
夜は25日に今治で講演する要旨の作成作業に没頭。30歳当時からの私の歴史から紐解くのだから、時間が掛かる。 資料棚の上で埃にまみれていたものが25年ぶりによみがえる。 (24日記入)
2007年11月22日(木) |
東温市について No2 |
東温市での研修より持ち帰った資料を見直す。 詳しく見て行くと使える資料が数点見つかって、麦撒き作業の合間をぬっての研修参加は正解だった。
東温市には自治体合併以前の重信町に、若かりし頃人形劇の公演に来たことがある。アマチュアの人形劇団を何かの催しに呼んでくれた方は、子育て真っ最中のお母さんグループだった。 その後、この地を訪れる機会も途絶え、ツインドーム重信とアクロス重信を見学したこと以外、気に留めることも皆無に近かった自治体である。
松山市での用事の通過地点としての存在であったこの地を久しぶりに訪れ、これまでの見方がガラリと変わってしまった。 あの、自治体合併騒動の時、松山に付かない独自路線を選択した理由が分かるようだ。 50万都市松山に付かず離れずこの地の存在意義を見出し、大から利益を誘導する意識が明快である。やっぱり地域には代表制が存在して、初めて地域おこしが出来る可能性が出てくる。
「愛媛平成市議の会」研修二日目。9時より東温市学校給食センターと消防庁舎防災センターを見学。 大規模な給食センターを見る機会がこれまでに無かったところから、見聞を広める良い見学となった。消防庁舎については、どのような装備が整備されているのか、短時間だったが見させてもらった。 町の形態や産業形態によって消防車の種類等整備されている装備が、西条とは若干の違いがあることは当然といえば当然だが。
10時半から「坊ちゃん劇場」での観劇。12時15分終演。100分のミュージカルは「我が輩は狸である」。入場者は150名ほどだったので、指定席を離れて一番見やすい中央に席を移って観劇させてもらった。 設定に安直さが散見されるものの、そこそこの入場料をとっているだけのものは楽しませてもらえる。 ミスキャストはこの劇団の宿命か。それとも修正できるのだろうか。 以前の民族歌舞団わらび座を知る者として、時代の流れを感じるばかり。 これも町おこしの一環。
帰宅後即裸麦の播種作業にかかり、26a撒き終える。除草剤噴霧器のバッテリーの調子が悪く、農作業は深夜までになってしまった。 (22日記入)
2007年11月20日(火) |
愛媛平成市議の会 東温市研修 |
10時までに3つの仕事を処理し、続いて裸麦の播種作業を4a。 片付けもそこそこに12時05分には車上の人。東温市で13時半より開催される「愛媛平成市議の会 東温市研修」に出席。
今回の研修内容は「地産地消の取り組みについて」だったが、時節柄愛媛県内各市の取り組み内容が分かり良い参考となった。この中から興味深い事例をピックアップして、なお詳しく調べてみたいと思った。 愛媛県内ならば実地検分も含めて、その内容を把握し易いから議員活動に活かすには適当である。
「地産地消」「食育」というジャンル、福祉関係の事業と同様に全国一律での取り組みであるなかでも、やり方や意気込みや各地の事情によっての特色が出るもののようだ。
「愛媛平成市議の会」に集まってくる議員の顔ぶれは、経年や自治体合併によって変化してはいるが、得ることの多い組織であることにかわりがない。 (22日記入)
様々な事があり、遅れ気味の裸麦の播種作業。今日は一日トラクタ上の人。 一日トラクタを運転しながらも、西条市が取り組む「食」の事、「食品加工流通コンビナート」の事、「産業政策」の事、等々に思いを巡らす。 どう整理して評論すれば良いのかまとまらないままに、思考だけが頭を駆け巡り結果として84aの耕運跡が残った。
農業関係の情報収集先として、私の手元にあるものといえば、定期購読している日本農業新聞と農業共済新聞、それに、たまに四国統計調査事務所から届けられる農業統計資料、JA西条が発行する月間情報誌「アグリーン」。 それに、購読する新聞紙上にもたまにだが農業関係の記事が出る。 地元の農家から直接聞くことができる話と、高校の同級生の中に数名いる専業農家からの話は、地元農業における生の声だ。 各地の産業祭、農業市、産直市、スーパの店頭でのリサーチは、食品流通の状況と価格状況、消費者の好みの変化をリアルタイムで知ることができる。 四季折々に変化する地域の情景は、農業生産と一体化して成り立っている。
それらがない交ぜになり、自分の実体験に照らし合わせたものが、一色達夫の「食」に関する意識だといえる。 こんな状況から「農」を考える人間が、西条市が取り組む「食」の取り組みに疑問点を見出し、あまりのこじつけに苛立ちを覚える。
日本農業新聞と農業共済新聞には、毎回毎回農業情報がてんこ盛りである。その情報と比較して、西条市の「食品加工流通コンビナート」構想などは机上の空論にしか過ぎない。 なぜって、神代の昔から人の命を支えてきた「食」を提供する日本の国土全体が、既に「食品加工流通コンビナート」なのだから。
それが、今日一日トラクタ上で考えて、ようやく導き出せた結論。
11月4日に実施した部落内農地の現況調査の、残り部分の調査を行う。 8時に参加者7名が集会所に集まって打ち合わせをしたのち、農地の状況を徒歩で調査していく。12時まかかって全て終了したが、今年一番の木枯らしが吹く中での作業は骨身にしみた。 この結果をもって荒廃田を色分けした一覧表や、農業施設の現状一覧表を作る予定。そのうえで、今後の方向性を検討していくことにした。
目に見える範囲でも地域の農地が荒廃して行く様子が分かってはいるが、それがどんな数値となっているか集計したことは無かった。 2回の調査で、その基礎データが揃うことになる。
評価 評論 解説 は議員としての一つの仕事ではあるが、様々な実践活動が伴っていればなお良い。 10年ほど前から取り組んできた農に関する資料の収集や、議会での質問行動が今から役立つ可能性が出てきた。そう思って過去の質問を振り返って見ると「地域農業の振興について」(振興条例制定・基盤整備推進・千町棚田保全)を質問したのは2001年の9月議会だ。 なんだか遅きにしっしているきらいは無きにしも非ずだが、知らないで五里霧中状態より知って導くほうが良いに決まっている。
2007年11月17日(土) |
久しぶりに「石鎚水源の森づくりボランティア」 |
久しぶりに「石鎚水源の森づくりボランティア」に参加した。 場所は新居浜市民の森。9時半開始で12時まで実施。 以前に一度この場所でボランティアをしたおり、秋の紅葉の真っ盛りでもみじが綺麗だった。そのことをを思い出しての参加は、好天のもと心地良い汗がかけて正解だった。
そんな精神の保養と同時にこの催しへの参加は、山に関係する様々な情報を仕入れることができるという余禄もある。
ボランティアを指導する方々は山の専門家だから、森林整備の経験的法則を聞くことは、議員活動にとって貴重である。特に平成16年災害を経験してからこちら、山の崩壊を予防する 防災 の関係から、間伐の方法を聞いたことは参考情報として私の財産となった。
間伐材は適当な長さに切りそろえて、残した立ち木の根元に、斜面に対して横になるように放置しておく。そうしておけば土砂崩れの原因となる最初の小石の落下や崩れがここで止まり、大きな崩落となることを防ぐことができるのだそうだ。 いうところの 切り捨て間伐 というのだろう。
西条市では、京大の先生の指導のもとに間伐材を使った木製ダムを設置しているようだが、このようなものを作る予算があれば、切り捨て間伐を行うことに回したほうが良いように思えてならない。 大きな予算を使っても、出来る木製ダムは数箇所。その予算をどう確保するのか。崩落危険箇所は何百とあるのだから、間伐材の利用促進よりも、まずは間伐実施面積を広げることなのだ。
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今日出かけて行った新浜市民の森でもイノシシの徘徊した跡が多く付いていた。 県の森林担当者が来ていたので狩猟のことを聞いてみたら、やはりイノシシ駆除の問い合わせがあると言っていた。免許を持たない人が行うことが出来ない旨を説明するのだが、駆除が追いつかない現状を苦慮している様子がうかがえた。
南予の方では、狩猟免許の取得奨励のため、試験費用の補助制度を設けている自治体もあるそうだ。生きた税金の使い方とはかくあるべき。
役立つ情報はやはり現場にある。
2007年11月16日(金) |
日陰にハウスがなぜできたのか |
自分の限られた時間を、気分が乗らないことの解説に使う憂鬱さを思いつつ、これも市民の税金の使い道を監視する議員の勤めと思い、今しばらく「食品加工流通コンビナート構想」のことを整理してみよう。
この構想の中心技術だというMH冷凍機の実験装置。最初は市内の老舗企業の敷地内に国からの1億円の補助金をもらって設置された。何の機会だったかで装置が稼動している時に多人数で見学に行き、冷凍庫の中でマイナス何十度かを体験して、これは面白いと感じたものだった。 だが、それっきりだった。
しばらくして水素何とかいう講演会があって、この講演会の中でMH冷凍機のことが話題となった。そこで、この装置のその後が気になって何人かで見学に出かけたのだが、装置は動いていない。あれほど講演で推奨しておきながら、肝心な装置を動かさないでおくとは如何なものかと疑問に感じた。
サイクスの運営内容について、例の防災事業をきっかけとして疑問点が出てきて以来、MH冷凍機のことを含めての事業について出来る限り調べていった。結果として導きだされた西条市における食に関する事業についての私の評価は、「あらぬ方向に行っている状態」といえようか。
MH冷凍機のその後は、二台目をある企業の敷地内に設置したのだが、この装置でどんな結果がでたのか、皆目分からない。機会あるごとにサイクスに委託した事業結果を情報公開請求しているが、それでも分からない。 設置されてから3度ほど装置を見に行ったが、誰かが何かしているところに行き会ったためしが無い。 そもそも2台目をこの企業に設置しなければならない必然性が分からない。
この企業の社長さんとは二三度話をしたことがあるが、なかなかのアイデアマンである。そんな人物だから、この人の工場もなかなかものだと私は見ている。 工場の建屋は東西に建てられ、正面南向きの敷地を広く取り植栽が綺麗に施され、その一角には陶芸教室が出来る建物もある。工場の裏側は少し空け、建屋は他の企業から若干隔てており駐車場や資材置き場として使用しているようだ。 要するにアイデア社長らしく、理にかなった工場の立て方なのだ。
二台目のMH冷凍機は、この工場の裏側の空き地に設置されているが、この場所は工場の業務になんら差し障りの無い場所だったからだろう。 そんな経過を辿りながら今日を向かえ、二台目MH冷凍機にパイプを繋いでイチゴハウスを立てたということ。
この陽の当たらない場所に、今度また市民の税金を使って老舗企業の敷地にあった一台目のMH冷凍機を移設してきて、二台でなにかの実験を始めるということだ。
日陰の身というのは、社会の一般常識ではあまり良い表現ではないようだが、西条市が取り組む「食品加工流通コンビナート構想」、はたして陽の目を見る日はあるのかな。
2007年11月15日(木) |
農村環境計画書 西条地区 平成19年3月編集 |
西条市が鳴り物入りで取り組む(ワケの分かんない)食の取り組みを批判ばかりするのならば、一色達夫が批判の相対的よりどころとするものを示さねばならない。 農民としての実感からのものは、個人的な主観だと言われかねないが、権威ある機関が長い期間をかけてまとめた計画を事例としてあげれば良いだろう。
今年の9月18日付けで市役所農林土木課扱いとして「農村振興基本計画」と「農村環境計画」が送られてきた。 この編集には愛媛県の担当部署が当たり、県内各地でまとめられている。 昨年私の住む地区で、この計画をまとめるための資料とするための地域懇談会が催された。そのおりに四国中央地区の「農村環境計画書」をもらっていたので、西条地区のものと比べることができる。
さらに詳しく調べようと思いネットで「農村環境計画」と検索してみたら、 217万件ヒットした。
いつかの日記に書いたように記憶しているが、食などというものは神代の昔から人間生活に深く関わってきたもので、産業としては「飽和状態」というべきものだ。その前提に立った上で、地域環境や地域文化と深く関わっている部分を包含した施策を展開していくものだと私は考える。だから、日本全国で通用するような普遍なるのもが大部分であり、それでもなんら差しさわりが無い。
それが嫌で、「西条独自のもの」などと考えるから話がおかしくなるのだ。 独特、個性、特産品の捉え方、活かし方を間違えてかかると、市民の税金の無駄使いに通じる。
{「農村環境計画書」西条地区}を読んでみると「MH冷凍機」を中心とした「食品コンビナート構想」たらが申し訳程度に書かれている。 その程度のものを西条市が展開する施策の中心をなすように話す人が、今日19時から開催されたある会にいた。この会、専門家の話で終わっておけば皆さん納得してくれるものを、理解不能なことを長々と話すから場がシラケた。
2007年11月14日(水) |
身土不二が言われて久しい |
「身土不二」(しんどふじ)中国の古い言葉で、体と土は一つという意味。人間は自分の足で行ける身近な所で育った物を食べ、生活するのがよいとする考え。
この言葉が市民権を得て久しい。地産池消、スローフードも根が同じ考えといえる。 ならば、我が西条市の行政が取り組んでいる施策体系は、この考え方に基づいて成り立っているだろうか。
食だ食だという割には、京阪のレストランの食べ歩きをしてみたり、日陰にイチゴハウスだったり、農だ農だという割には生産現場には目を向けず、川下の百貨店での産品フェアだけに熱心だったり、どうも理解し難いところがある。
要するに、施策を体系付け練り上げ、計画的に実施していくという基本線が無いから、とんでもない方向に行ってる。 MH冷凍機とイチゴ栽培をドッキングさせ、新技術の開発をしますなどと、行政の片手間で出来ることだろうか。 「水素、うちぬき、工場廃熱、新技術、食」と、誰かを喜ばすために知恵を絞ったことがうかがえるようだが、「こじつけ」が過ぎると、後の始末に苦労する状態が見えるようだ。
昨日の日記に書いたように、イチゴの高床栽培は生産現場での主流となっても、収量も味も路地栽培にはかなわない。人工的な作物生産は、自然の状態の中で作られる恵みにはかなわない。 旬を外して作物を育てようとすれば、大きなリスクを伴う。それは身土不二の考え方とは相容れない。
2007年11月13日(火) |
高校生の時の課題研究の記憶 |
FFJという組織がある。日本学校農業クラブの略で、全国の農業科がある高校で組織されており、年に一回全国大会が催され農業関係の様々な競技がある。 昨年の全国大会は愛媛が開催県であり、西条市でも2会場で2種の競技が催された。
高校生の時、後輩がこの全国大会に出場することになり、腕試しに先輩の授業時間を割いて発表をした。そのときの研究テーマが「準高冷地における野菜栽培」であった。 たぶん千町出身の後輩であり、平地よりも若干低い気温を利用して野菜を栽培し、高値販売を行うという内容だった。
作物栽培の要素は気温と日照と肥料。それに病虫害管理が加わって成り立つ。 その地方地方の気候に合わせ、出来る作物が限定されていた時代では、出来る産地からの輸送によって、作物の高値販売ができていた。それを人工的にコントロールする技術としてハウスができ、さらに作物自体に人工的に気候を感じさせる操作を施すようになってきた。
イチゴの早期栽培は、初期段階では苗を高冷地に運び、冬を感じさせる操作をしていたが、今で冷蔵庫に入れるそうだ。そして加温と電照によって成長を促し花目を付けさせる。 この地方のいちご集荷日は12月11日からだと、JAの黒板に書かれている。
すでに、イチゴにおける冷凍加温電照技術は確立されているようだ。 現在のイチゴ栽培は、高設栽培が主流となっているが、この培養床は最初の頃は一年で交換しなければならなかった。それが二年もしないあいだに数年は使える床が出てきて、設備投資が格段に下がった。 だが、この高設栽培での収量は路地栽培に比べてはるかに及ばないと栽培農家に聞いたことがある。
農業技術といっても、年々新しいものが出てきている。農業改良普及所やJA等々、専門家がそれに当たっている。 温度コントロールによる作物栽培技術の研究テーマは30年も前の高校生のもの。賑々しくMH冷凍技術を使って、何をどうしたいのだろう。日陰のハウスで。
ちなみに私が高校時に取り上げたテーマは「養鶏における電照技術による生産増について」だった。若いときに刷り込まれた記憶はなかなか消えない。
2007年11月12日(月) |
見切りを付けられず日陰にハウス |
光合成のメカニズムを教わるのは小学校の何年生の時だろうか。 地球の生業の基本を理解しておくため理科という科目が設定されているということは、世界共通のことだろうと推察する。
地球の環境のなかに生きる動植物の中で、人間という一種類だけが「知恵」というものを体系的に広めていくことによって、何十億という個体数を有するまでに増え続けている。 だが、ここまで増殖し続けた人間でも、地球の環境から得られる恵み無くして生き続けることはできない。そことを自覚する人間が少なくなると、そう遠くない終末に向かって突き進むことになる。
人間社会に必要なエネルギーというものは、そのほとんどを石油から得ているが、枯渇が見えてきた現在、他の代替エネルギーを求めて世界中の研究者がしのぎを削る。
そんな動きの中の、ほんの小さな試みとして西条市が取り組んだ「MH冷凍機の開発」は、最初の考え方は間違ってはいなかった。 それが、一色達夫にケチョンケチョンにけなされるに至った理由は、研究に見切りを付けることができなかったからだと感じている。
石油に代わるエネルギーとして、地球環境の中に無尽蔵に存在する水素が注目され、その研究成果もゆっくりではあるが実を結びつつあるようだ。 そのひとつとして、日本製鋼所が開発した水素吸蔵合金というものがあるようだ。この合金の使い道として冷凍冷蔵庫に使っているフロンに変わる熱媒として考えたのがMH冷凍機。 水素吸蔵合金を中心として、熱交換を行うシステムに利用したのが工場廃熱(熱い)と地下水(冷たい)。
このシステムの、「地下水・工場廃熱・水素・新技術」というキーワードに興味を示して西条市が取り組んだということ。(この経緯は知らないが)
人などというものは、自分の知らないものを提示されると興味を示し、まずは賞賛しようとする。そのような性質に向き合いシビアに断定するには、豊富な経験と知識と権威に媚びない冷静さが必要なのだろう。 このようなことを言うと、「一色達夫はそんなに偉いのか」と、すぐに陰口を叩く輩がでてくる。
ーーーーー 資本主義経済において、多くの利益を得ようと人々は数限りない知恵を出してきた。だが、その基本は、「人よりも早く違うものをそして多量に」ということだろうか。その地域で採れた物が余れば保存し、そのものが無い他の地域に運ぶことによって喜ばれる。そこから発展し続けた人間社会は、ワットの蒸気機関の発明から飛躍的発展を遂げていき、やがては科学技術の発展によるフロンを利用した冷凍冷蔵庫に行き着いたということだ。
あまりにも増えすぎたフロンの利用によって、地球環境の破壊が現実のものとなってきた現在、そして人類の終末がそこまで見えてきた時にいたって、その引き伸ばしに挑戦している真っ最中。 フロンという最高の熱媒を見つけたから世界中に広まり、そして急激に人間の歴史を変えた。その熱媒に変わるものがそう易々と見つかるだろうか。 MH冷凍機は 面白い 素材ではあるのだろうが、フロンに変わる 商品 として市場に出るかどうかは未知数。
結論をいうと「そんなものに西条市民の税金をいつまでもつぎ込むことは無い」ということだ。 それが出来ず、日陰にハウスを建てていったい何をやることやら。
つくづく「はだかの王様」という童話を思い浮かべる。 見えない糸を身にまとう「はだかの王様」はいったい誰。そして、「はだかの王様」に見えない糸を着せる大臣達は誰。王様ははだかだと見えていながら物言わぬ国民はいないのだろうか。
ーーーーー 「食品加工流通コンビナート構想」の地域理解促進と産業振興戦略策定及び戦略具体化調査 報告書 平成18年3月 株式会社 開発計画研究所 編集 124ページ 参照
2007年11月11日(日) |
かんがい用ため池の整備 出役 |
この時期の日曜日は、様々なイベントが目白押しである。 今日開催されるイベントの中から3つほど選んで会場を回ってみようとの心づもりは、一週間ほどまえに依頼のあった「かんがい用ため池の整備 出役」によって変更となった。
このため池かかりの受益者が少ないので、一人抜けると他の人への負担が多くなる。それを考えると、どうしても抜けられないのだ。8時からの作業には5名の参加で1時間ほどで終了したのだが、出役依頼の理由となった「漏水箇所を特定する作業」で12時過ぎまでかかった。 今年の夏の台風による雨での増水時、堤体からの漏水がひどくなり、地元改良区や県、市の担当者指導の下に応急処置をしていた。だが、旨く穴が塞がれなかったようで、この時期になっての雨で増水し再びの漏水である。
日曜日だというのに市担当者が立ち会ってもらえ、土木機械を投入しての作業によりようやく漏水穴が見つかった。 これで今日のところは終了し、ため池に溜まっている水を抜いてから次の作業にかかることとなった。
ーーーーー この地域にはかんがい用ため池が多くあるのだが、その管理には受益者の出役に頼ることが多い。それが、農業自体への従事者が少なくなったり、様々な理由によって、修理を要する所も数箇所ある。
ため池を管理するなかで、一番大変なのが草刈作業。その作業を緩和するため、けいはん等の斜面に雑草抑制性のある植栽を施すことはどうなんだろうと注目している。 丹原などで実施しているモデル事業を経時観察する限りにおいて、有効だと感じているのだが、この技術を広げて農作業の軽減を図ろうとの動きはいまだ見えない。
ーーーーー イベント回りは止めて、夕方までトラクタ作業に従事。
2007年11月10日(土) |
第50回 西条市産業際 |
西条農業高校を会場として開催されている「西条市産業際」が今年 50回目となる。 かつては農業際という名で開催されていたようにも記憶しているが、この地域の産業全般を網羅した お祭り として、この時期の恒例行事として住民に親しまれている。
回を重ねて50回ということで、例年とは違った取り組みがあるのかと少なからぬ期待をしていたのだが、それは見事に空振りだった。聞けば、会場となっている校舎が耐震補強工事中で他に使えないことがあったようで、記念イベントを計画することにはならなかったようだ。
そのような、ちょっと残念なところもあったが、ここにくれば多くの人に会うことができ、また、様々な情報を入手することができる。それは人がもたらす情報ばかりではなく、展示品や出店状況を見て歩くことによる情報もある。
バザーでの昼食を済ませ、くまなく回ろうとの行動中に電話が鳴った。 15時から開催される会への早めの案内。 産業祭の見学は早めに切り上げ次の会場へ。19時まで、和気藹々のふた時。
2007年11月09日(金) |
イチゴは何にも言わないけれど |
港新地に立地する企業の敷地内で実施している「MH冷凍システムを活用したイチゴの早期収穫技術の実験ハウス」を視察してきた。
例のサイクスが絡んだMH冷凍装置についての開発事業については、以前から疑問を感じていた。今回、「大学と連携した地域づくり助成事業」という看板に付け替えて「ふるさと財団」からの助成を受けて行うとの予算が出てきたとき、どうなんだろうと疑問に思いながらも予算には賛成した。
だが今日視察してみて、「やっぱり疑問点だらけの事業だ」と、自分の不安が的中したことを嘆くばかりだ。
この事業については、10月7日の地元紙に大々的に報道され、さらに11月号の広報にも、大学の先生が指導したと紹介する記事が掲載されている。
市あげて、この事業の意義を強調しにかかっているが、農民の目から見れば「農の基本を無視している」「これをやっている方々は自然というものが分かっていない」としかいえない。分かってやっているのならもっと悪い。
工場の高い建てやの裏側の、太陽が当たらない日陰にハウスがある。これで食品生産の実験をしますとはどういうことだろう。MH冷凍機が設置された位置が日陰にあることは分かっても、イチゴハウスを日陰に設置するとは。 日曜農園をやる人でもこんなことはしない。これが、税金という他人の金を使うというお気軽さか。
地姿が東西に長い農地で野菜などを作る場合は、作業のし易さから畝を東西にするが、作物に満遍なくお日様の恵みをもたらすためには畝は南北に作る。ハウスもできるかぎり南北に立てる。 「日当たりの良いところに立てる」などということは、住宅でも同じ。自然の一部分である人間として、それが当たり前。
現在の西条市。事業の意義を強調するためだろうが、大学の偉い先生の看板を借りてあれこれやることが多すぎる。その典型が京大の先生の指導を仰ぐという防災事業だ。
70本ほどのイチゴは何にも言わないけれど、私には「お日様をください」と言っているようでかわいそうだった。
2007年11月08日(木) |
予定が空白 ならば農作業だが 一日文章作成 |
外は秋晴れの一日。予定が空白なので裸麦の播種作業をするところだが、書斎にこもって一日文章の作成作業。 作ったのは自治会の事業報告文章。振り返れば平成13年から少しずつ準備していたものが、今年ようやく実を結んだ事業だ。そんなところから、私が考えていた当初の内容よりも、皆さんの積極性が加わり格段にスケールアップした事業となった。 だからこの事業報告は、次への方向性が出てくることも願って、少なからぬ思い入れを挿入したものとなった。
夕方には素案が出来上がり、他の役員さんに提示。意見を聞いてから正式な文章として、お世話になった方々への配布となる。
ーーーーー 自治会内では、最近は家の軒先まで出没するようになった猪による人的被害が懸念されだした。 話を聞く度に、狩猟免許取得への対応遅れが悔やまれるばかりだ。
6日には地元紙に「県イノシシ適正化管理検討委員会」の開催内容が報道されている。 それによると06年の農作物被害は3億円を超え、捕獲頭数は8348頭で前年度比15%増し。これを1億円程度まで押さえ、捕獲頭数1万頭とする目標を立てているとのことだが、そこにいる猪は今日明日のことにはならない現状だ。
2007年11月07日(水) |
・いよてつ高島屋 ・県美術館ロシア美術館展 |
本日より松山市にあるいよてつ高島屋地下食品売場で開催される「第2回 西条市の特産品フェア」の視察。
昨年は8階スカイドームで大々的に開催されたものを、06年11月25日の日記にリポートしている。 そのおり、デパ地下の食品売り場から視察して回ったと書いていたのだが、今年9月議会で57万2千円の予算が計上されたとき、今年は高島屋の地下で開催しますとの説明があった。なんだか可笑しくなり、それ以上の内容は聞かずにいたら、9月議会最終日に審議内容について委員長報告も無く、今日の開催日を迎えた。
今回の高島屋デパ地下での「西条市の{食に関する}特産品フェア」は、事業としては成功している。 本来、デパ地下に来るお客さんは、食品関係の商品を 購入 する目的を持っているのだから、その方々の目に魅力的と映る商品をそれなりに展示したら、それなりの売り上げがあるということだ。 その点で、西条市における「特産品」の中から、食品関係に特化して今日の事業を組み立てたことが成功につながったといえよう。
問題は、今回の「税金を使った事業」に参加した企業の方々が、これをきっかけとして更なる事業発展にどう取り組んでいくのか、ということ。 「今年良かったから、来年、第3回を同じように続けます。」ということではない。 高島屋デパ地下に並べられた商品を見て回っていると、丹原のあんぽ柿があった。意欲のある方々は、それなりに努力して成果をあげている。
ーーーーー 松山行のもうひとつ目的であった、県美術館で開催されている「国立ロシア美術館展」の鑑賞。 目の保養になる。一見の価値あり。11日まで
2007年11月06日(火) |
雨降って、私はデスクワーク |
「雨降って地固まる」は、人間社会全般にわたる事象を良い方に解釈する諺だが、この時期の雨は農民にとっては厄介者である。
二日続きの雨模様の一日をデスクワークに当てる。 まず、日記の記入。日本政治史に確実に刻まれるであろう出来事に当たり、社会がどう反応したのかをリアルタイムで経験することに、ある種の高揚感がある。そんな自分を見つめて、「私も政治家の端に連なる者か」と、至極当たり前のことを感じている。
祭礼に関する一連の事業についての報告書をまとめにかかったのだが、これまであまり経験していない事項なので、どうも旨く文章がつながってこない。こんな時は、思い浮かぶ言葉と報告事項をまず羅列して、それから取捨選択するにかぎる。 今日のところは途中までで頓挫。
夜は19時から校区自治会の11月定例会に出席。文化祭の反省、研修旅行の企画、レクバレー大会のお知らせ等の議題で、別段の質問もなく30分あまりで終了。
場所を移動して、趣味の会の定例会に少し遅れての出席。来年度の予定についてワイワイとやっているのを横で聞いている、珠玉のひと時。
2007年11月05日(月) |
小沢一郎論で騒々しい中で、民主主義は前進する |
小沢一郎論議で世間が騒々しい。
政治家も人間なのだから、たまに間違うこともある。だが、その政治家が影響力を持つ人物なれば、その間違いから生じる影響は大きい。 人は経験からしか成長することが出来ない。だから自らの失敗事例を糧として、数少ない成功事例に結びつける努力を続けなければならない。小沢一郎は、それが素直に出来る政治家なのだろう。
自らを省みたとき、たかだか(語弊があると承知しながらこの言葉を使う)一地方の政治を担う一員でも、自らの判断から起こる失敗を経験すると、新たな行動に躊躇するときが出てくる。だが、それも 自らの想い を砕く要素とはなっていないからこそ、今の今まで政治の世界に身を置くこととなっているのだろう。
小沢一郎論議で世間が騒々しい。そんな中で、作為的と思われる情報が一部特定の報道機関から流れてくる。 その出所の裏に潜む魑魅魍魎どもの正体が、小沢爆弾が炸裂した爆風の中から見え隠れする。
評価は二分されるだろうが、今回の騒動のなかで、日本における政党政治が確実に前進していることが、実感として国民の共通認識となるだろう。 世界の主要民主主義国家がそうであるように、日本においても政権交代可能な二大政党制が形成されつつある。
その推進者として、小沢一郎という政治家は、確実にその名を残す。
2007年11月04日(日) |
文化の秋 真っ盛り 各地の模様様々 |
朝8時から地区の農業関係者が集まり、農地の現況調査を行う。休耕地と耕作放棄地がそこここに見られるようになってから久しいが、統計としてどのようになっているのかを詳しくい調査したことが無いため、地元土地改良区の指導のもとで行う自主的な事業である。 現場に立ち、一筆ごとの現況を調べていくのは手間なことだが、地域の現状について共通認識するための資料作りとして、皆さん熱心に取り組んでくれた。 11時過ぎまで行って、地区の対象農地の半分くらいまで調査し終えたところで、今日は終了とした。残りは後日実施の予定。
ーーーーー 西条東中学校の文化祭を見学。真っ先にバザーの当日券売り場に直行して うどん2杯での昼食としてあとは、教室に展示された学習活動の成果を見て回る。 義務教育中学校の学習で、社会人として一応の基礎的部分が出来上がるため、学習の成果品を見て回ることによってその再確認が出来る。
ーーーーー 中央公民館、東予体育館、東予図書館施設を利用した「東予米祭り、魚祭り」「東予地区文化祭」の見学。12:30〜13:50 「ところ変わればしな変わる」で、催しの雰囲気にもそれぞれに地元のカラーというものが出るようだ。13時にもなると、「米祭り、魚祭り」の終了ムードが漂い、出遅れ気味な我が行動である。
ーーーー 西条総合運動公園広場で開催されている「第2回 西条獅子舞フェスティバル」の見学。14:10〜14:50 この雰囲気は良い。 祭りといえば太鼓台祭りと伊曾乃だんじり祭りがDNAに組み込まれた私だが、獅子舞という祭りの雰囲気が、それに共通する潜在意識を目覚めさせるのだろう。 この催しの担当が市民安全部であることと、「旧西条の祭礼命人間にどう受け入れられるか」という問題点を抜きにして、地域の伝統文化に光が当たることは良い。
ーーーーー 西条栄町上組商店街で開催されている「第9回 うちぬき水を使った世界のコーヒーフェア」の見学。15:00〜15:20 その後、30分ほど商店街を歩いてみたのだが、シャッターの閉まっている店がまた増えていることに暗澹たる思い。 中心市街地活性化計画の成果が見えない。 「町づくり交付金」を使っての道路整備を中心とした公共投資によって、環境整備がなされているのだが、それよりも早い商店街の衰退ムードが見られる。
ーーーーー 夜の帳があたりを包みだした頃までの少しの時間、農作業従事。
2007年11月03日(土) |
文化の秋 真っ盛り 校区文化祭 |
「文化の日」、朝一番に国旗を立て、食事を済ませたら、「第36回 玉津校区文化祭」のお手伝いを9時から15時半まで。
展示部門と演芸部門を合わせた校区の文化活動の、エッセンスがここに集結したような様相である。 この文化祭。私の若かりし頃は地域の青年団が主催して、創作芝居の上演をしたりしていた。それも遠い記憶となり、自治会が主な主催者となってから今日まで来ている。 現在は、公民館を中心に活動する学習サークルの発表の機会としての行事を主目的としながら、地域コミュニティー活動を活性化させる催しとしても秋一番の重要なイベントである。
人間を識別する要素として体育会系・文科系と言われるが、スポーツもひとつの文化と括れば、一年中 文化祭か。 などと話が横道にそれたが、好天の下、「文化の秋」を一日満喫。
2007年11月02日(金) |
・文化の秋を迎えて ・市民一人当たりの借金額は |
昨日は、雨で一日農作業を休んだので、その遅れを取り返すべく今日は朝から土壌改良剤の運搬作業をこなしていく。 10a当たり120kgの土壌改良剤を耕運前に散布しておくのだが、これが重労働だ。大規模農家なら専用の散布機械があるが、小規模農家は手作業で行う。 今日は、JAから引き取って、直接田圃に運搬していった。
この作業が午前中かかったが、午後は農作業を終えて地区公民館での文化祭の準備だ。 自治会を通じて募集した展示物を、割り振られた展示スペースに並べていく作業で、飾り終えた頃にはもう夕方近くである。
ーーーーー 話し代わって 昨日、議員宛に平成19年度上半期「西条市の財政状況」が送られてきた。 この表に書かれている事柄で、真っ先に目が行くのが市債現在高だ。この額が増えているのか減っているのかによって、財政状況の良し悪しのめやすになる。 平成18年度決算よりも28億8千万円ほど減っているので、なによりである。そして市民一人当たりの 借金 も、当然減って608千円とはなっているが、大きな額には違いない。
ちなみにこの市民一人当たりの借金額を年次で計算してみると
平成15年度決算 517750円 平成16年度上半期 497980円 ここまで 旧西条市のデータ
平成16年度決算 642370円 平成17年度上半期 618190円 平成17年度決算 639420円 平成18年度上半期620260円 平成18年度決算 633340円 平成19年度上半期 608190円 となっている。
西条市の財政はまずまず健全に維持されているのであまり話題になることは無いが、合併によって新市に持ち込まれた借金があることが、この数字から明らかとなる。
ーーーーー と ここまでで日記を終えるつもりでいたのだが、
今日、福田首相が民主党に対して連立政権を組むことの打診をしたのだという。福田さん、なにを血迷ったのだろう。 それほど自民党が追い詰められているとも思えないし、今後の政局を左右するであろう重要な事柄を今頃出してくるとは。 小泉さんのころから今日まで、法案なんか右から左に通ることが当たり前であったものだから、テロ特別措置法一本通らないことがそれほど 骨身に こたえているのだろうか。
2007年11月01日(木) |
合併からはや3年 市民表彰など |
平成16年11月1日に2市2町が合併し、新西条市が発足してからはや3年が経過した。 この日恒例の市民表彰式が総合文化会館の小ホールで開催されたので出席した。
今回の市民表彰の受賞者は7名。いずれも各方面での長年の功績が認められての表彰である。式は30分あまりで終了したが、なんだか物足りなさを感じた。 各人の功績を紹介するような、ちょっとした工夫があってもよいのにと思う。
ーーーーー 朝から空模様が怪しかったが、秋特有の雨になった。それを幸いに、例によって資料整理と文書の作成。重要な仕事から取るに足らない雑多な仕事まで、自分から仕事を(わざわざ)増やしていると思いつつ、優先順位を付けてキーボードを叩いていく。
その途中で電話連絡が入ったり出かけたりと、何時もながらのわが身をふと振り返ってみれば、暦は早くも11月。今年もあと2ヶ月か。
○○の秋到来。
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