| 2007年08月31日(金) |
第６回東予地区地域審議会の傍聴 ８月も終わり |
午前中９月議会対応のネット検索と、情報収集作業
午後は、１時半から開催された「第６回東予地区地域審議会」の傍聴。
委員からの意見 要望は
・壬生川地区小型船溜まり整備事業の進捗率
・県営灌水防除事業における漁場影響への配慮要望
・自主防災組織の結成状況
・各種審議会 委員会への女性参加の状況
・災害時要援護者への対応
・障害者自立支援法施行における行政のフォロー 「仕事 住宅」
・東予屋内体育施設の内容への要望
・周桑病院の運営内容
・観光振興 「おかげん花火大会」への助成要望
・愛媛ＦＣ マッチシティー の内容
・防災マップの様式について「拡大版を要望」
・青色防犯パトロールの実施内容
・ＡＥＤの設置場所について
・放課後児童教室への要望
審議会での女性委員からの発言の中に「この会は合併に伴う事業の推移を見守るためのものであるべきものが、地域要望を伝えるための会になってしまっている。それなら地域的なところを配慮して委員を選任しなければならないがそうはなっていないようだ。」
というのがあった。
今日で４地区の「合併に伴う地域審議会」を傍聴させてもらったが、この発言の通りの内容になっている。
合併以来３年目を向かえて今回の審議会から入れ替わった委員もいるところから、過去２年間の審議会とは雰囲気が違ってきたことは確かなことだ。
合併以前には、「地域審議会は、その代表性と継続性に問題がある」と指摘されていた。３年目にしてそのことが 実証 されだしたと言えば語弊があるだろうか。
そこそこのことをしていればそこそこの生活が出来る。そこそこの公共施設とそこそこの公共サービスが整っている地域にあっては、自分の生活実感の中での行政の存在 など 大きなものではない。そんな醒めた見方と無関心が、地域に蔓延しているのではないか。
そこそこの質問や要望と、それに対するそこそこの答え。
その緊張感の無さに、暗澹たる思いを持った４箇所の地域審議会 傍聴だった。
暑さの８月もようやく過ぎていった。実りの秋にはまだ時間がかかる。
米の旨み成分は、昼間の暑さと夜の冷え込みによって蓄積される。人間だって同じ事。メリハリが利いてこそ、シャキット立って歩める。
地域の河川敷きにコンクリート片が４回続けて捨てられた。その対策に１時間ほどかけて周囲の雑草を刈り払った。力任せに草刈機を振り回し大汗をかいたら、体だけはシャキットした。
| 2007年08月30日(木) |
狩猟免許試験 受験対応の遅れがあり残念 |
農林水産省によると、野生鳥獣の農作物への被害額は、全国で（０５年度）約１８６億９千万円に上る。うち鳥害は約６９億円、獣害は１１７億８千万円。被害状況は０１年からほぼ横ばいで推移している。
農業共済新聞には、このように掲載され、野生鳥獣対策についての特集をしている。
昨年２０ａほどの水田が収穫不能となるイノシシ被害を被った私としては、被害額はもっと多いのではないかと感じてしまう。
地域では此処数年でイノシシ被害が増えているところへ、今年は春先から民家近くの田畑にイノシシの足跡が付く状況だ。
稲の収穫期を前に、そこ此処の水田に電気柵を設置するところが目立ちだした。この設置には行政からの補助制度があるのだが、要件をクリアする面倒な手続きをするよりも「気軽に自己防衛する」ほうがよいと、ホームセンターや農機具屋さんから購入して設置する農家がほとんどである。
私の水田にもこのところ頻繁にイノシシの足跡が付いているが、設置する手間と出費から、電気柵を設置するところまで踏みきれない。
そうは言っても、手間隙かけて育てた稲をみすみすイノシシに食わせる訳にはいかないと、わな猟免許を取って 個体数 を減らすことを考えていた。
だが、対応遅れによって予定は狂った。
狩猟免許試験は県によって実施されるが、その時期は秋口と聞いていた。
「さわやか愛媛」７・８月合併号に掲載されていた案内を手がかりに地方局森林林業課に電話したのが８月２１日だった。
だが、対応してくれた職員は９月４日が試験日でその申し込み締め切り日が今日ですと言う。
９月４日は、９月議会の初日の予定だから、試験を受けに行く訳にはいかない。後はもう来年になるのですかと聞いてみると、９月１４日に松山で試験があるようですよと答えてくれた。その申し込み締切日は８月３１日。
１４日の予定が空くかどうか知らべてから、昨日、県丹原庁舎の森林林業課を訪ねて詳しく聞いてみると、なんとも残念な結果が待ち受けていた。
新規の免許取得試験は８月と９月の第一火曜日。つまり今年の試験日は８月７日と９月４日だった。９月１４日は免許の更新講習日とのこと。
９月は議会対応と狩猟免許試験の勉強で過ぎていくと思っていたものが、対応遅れによって予定が狂った。
私の知る限りの獣被害対策としては、猟銃による個体数の制限があるが、山の荒廃や耕作放棄地の増加、さらには狩猟従事者の高齢化や減少によって、被害の軽減という目だった効果が上がっているとは言いがたい。
そこで今年４月からの「鳥獣の保護および狩猟の適正化に関する法律の一部改正」によって取得し易くなった「わな猟免許」の取得によって、地域の方が自己防衛をすることが得策だと考えた。
そのために率先して自分が狩猟免許試験を受けてみて、手続きから試験に臨む要領などを 仕込む つもりでいたのだが、実現は一年伸びたのです。
何事も早め早めの対応をよしとすること。
だが、８月７日が試験日だったとは、最初の取り掛かりの部分でのデータ不良は遺憾ともしがたい。
一色達夫 失敗の一幕。
| 2007年08月29日(水) |
・第６回丹原地区地域審議会の傍聴 ・新図書館 |
８月５日以来の雨が降る。前線の張り出しに伴うにわか雨のようで、「土砂降りの」という形容詞が付く。西条市のＨＰ雨量情報によると、平野部の一部にだけ降ったようだ。我が家から見ている雲の流れと、雨の降った位置のデータによって、雲の発達と流れが読み取れて面白い。
丹原総合支所で１３時半から開催された「第６回 丹原地区地域審議会」の傍聴を４３分から始める。遅刻の理由は県地方局丹原第二庁舎を訪れていたため。用向きは、狩猟免許試験実施の問い合わせ。今年はもう受験できないことが分かり残念。
地域審議会で委員からでた質問 要望は
・長寿祝い金の支給について
・合併浄化槽の補助内容
・宝塚歌劇団公演による入場料収入
・健康診断事業の内容
・市道改良事業の拡充要望
・災害予防への取り組み 治山事業
・福祉基金事業のうちシルバーカー購入補助事業
・放課後子ども教室の実施内容
・公共施設の耐震化の状況
・周桑病院の運営
・丹原図書館の設置
・太陽光発電補助金
・雇用対策 Ｕターン者への対応
・丹原児童館の運営
・管理不良農地への対策 農産品の海外販売
聞いていて、
高松市での研修の折に出た、住民と行政の協働作業におけるキーワードとして「制度への理解が進む」という言葉があったことを思い出していた。
それには、まず行政側の情報公開が進むことが前提としてある。情報公開といっても「住民に分かり易く伝えるための努力」を伴ってのこと。
ーーーーー
・丹原公民館建設予定地の確認。
・丹原福祉センターでは周桑商工会合併記念式典が開催されている。
・丹原小学校体育館の改修状況の確認。窓から覗くだけの確認だが、床が綺麗に板張りになって良くなっている。
ーーーーー
９月議会に提案されている新図書館建設事業についての付帯資料として、新たな図面が送られてきている。新図書館建設を進める会の方と内容を確認したが、若干の修正が加わり管理、運営がし易くなっている。
・ワークスペースの増加
・閲覧者ソファー位置と様式の変更
・児童図書コーナーの配列変更 男子、女子トイレの分離設置
・事務室の各種施設配置の変更
・２階光庭スペースの縮小による「ワークショップ」スペースの設置
・２階倉庫スペースの増加
・少年コーナー コミックコーナーのメインカウンター近くへの配置
・メイン入り口から２階への階段仕様の変更
いずれも 好ましい方向への変更である。
管理、運営がし易いということは、利用者にとって好ましい図書館と ＝ で結ばれる。
| 2007年08月28日(火) |
・各種事務処理 ・各種リサーチ |
朝一番で灌漑用ため池のバルブを開け、我が田への灌水作業開始。２枚で計１９ａの水田への灌水作業の間、各種事務処理や電話連絡、調査作業に費やす。
１５時に灌水作業を次の番の人に申し送った後に、書類の提出やリサーチ作業のため出かける。
ＰＣ画面に向かっての情報収集作業よりも、確実な情報はやっぱり現場にある。単刀直入のリサーチが一番。
あいも変わらずだが、新しい仕事が次々に出てくるものだ。
仕事は追いかけていれば「どおってことない」が、追われていれば気ばかり焦る。
| 2007年08月27日(月) |
・麦作共励会 ・地籍調査事業説明会 |
朝からＰＣに向かい、気になっている事柄のネット検索を試みるも成果無し。キーワードの情報だけでは、詳しい内容の傍まで行き付くことが出来ないこともある。ここは単刀直入に情報の出所に聞いたほうが早そうだ。
別の仕事に掛かるも、こちらも今日のところは成果無し。気持ちを切り替え、事務処理を済ませたのち、今日も桜の木への灌水作業。
土曜日に灌水した桜は、萎れが直りしゃんとしている。これを見ると、暑さも忘れて作業に勢が出る。
遅い昼食後、１４時よりＪＳ西条アグリセンターで開催された麦作共励会に出席。大きな目的は、「日本一の裸麦産地」であるこの地域の麦作状況が、数値的にどんな状況となっているのかを知るためと、記念講演に予定されている(有)ジェイ・ウイングファーム代表取締役 牧秀宣 氏の話を聞くこと。
平成１９年度から始まった「品目横断的経営安定対策」の影響をもろに受け、平成１９年度産麦栽培面積は２２９ｈａと昨年対比で７１、７％と大きく落ち込んでいる。だが、幸いなことに近年まれに無い豊作で入庫実績は昨年対比１００、３％。一等比率１００％という実績となっている。
主催者からは、裸麦の購入希望数量は平成１９年度１５０５５トンに対して、生産販売予定数量は５１６４トンであり、作付け規模の拡大の強い要請がある。
記念講演にたった(有)ジェイ・ウイングファーム代表取締役 牧秀宣 氏からも、裸麦が売れる要素が述べられ、「今時売れる物が無いときに、確実に売れる物を作るべきだ」との話がある。
裸麦を原料とした 味噌 醤油 焼酎 は、美味しいことが分かっているから、製造業者は喉から手が出るほど欲しがっている。それがこの地域の生産者には分かっていない。
牧氏の「何故麦を作るの」それは「麦が欲しい人のために作るのではないの」との言葉は、自分の百姓としての行動と照らし合わせてストンと腑に落ちた。
それにしても、これだけの状況を前にして、「京都で市民の税金使って飯食って、何が食の情報収集だ」と腹がたった。
現状の西条市がサイクスを窓口にして取り組む食に関する事業など、的外れ事業の典型、税金の無駄使い。
東温市で農事法人を営む牧氏の話を聞くのは数年ぶりのこと。相変わらず気力に満ち溢れている。
講演の最後に、質問の時間をとってくれたので
「品目横断的経営安定対策」に変わる農政として、民主党が主張する「個別保障制度」をどう考えますか と聞くのは止めて、「以前、様々な穀類を作っていると聞きましたが、現在はどんな種類の穀類をどれぐらい作っていますか」とシンプルに聞いてみた。
１６時１０分終了。
昨日に続いて稲の防除作業。
１９時より市役所５階大会議室で開催された「地籍調査事業説明会」に出席。平成１７年度から始まった事業で、今年は私が所有する山林が含まれる範囲の境界確定作業が予定されている。
準備作業が大変だ。
| 2007年08月26日(日) |
一日暑かった。 ９月議会の予算書が来た |
１１時から１３時半まで、地域自治会主催の敬老会。地区社会福祉協議会との合同の催しのため、今年は８月末の開催となった。
今年はとみに暑い気候のためか例年よりも参加者が少なかったが、それでも盛会裏に予定が進み、当初の目的は達成できた。
片付けも早々に１４時より親戚の法事に出席。こちらも暑い時期のこととてたいへんだったが、精一杯故人の冥福をお祈りさせてもらった。
１６時より灌漑用ため池の水分配についての寄り合い。３０分遅れて怒られた。この地域で農業に携わる者は私の若いときからそう変わりは無く、５５歳にしていまだ若造である。明日からの潅水する順番が決まる。当面雨が降りそうにないところへ持ってきて、出穂の時期で８月中に水が欲しいところだが、共同のことなので皆さん納得。
こういう水不足の時は今までにも何回もあり、年寄りの意見に従い慣行というものが優先するのです。
出穂直前の防除作業を暗くなるまで実施。今日は６３ａ終了。
これまでなら一日で済ましていたのだが、体力のことも踏まえて明日に持ち越した。
ーーーーー
９月議会の議案書が来た。ざっと見ただけだが、公民館の建設や改修関係の予算が目立つ。高松市では公民館を住民の自主管理にゆだねるという先進的事業を進めているというのに、我が西条市では・・・・・。
それぞれの地区からの要望の結果による予算措置であることは、地域懇談会に出席していた中からの情報として承知はしている。その上で、ソフト面についての構築が、ハードの整備とともになされていくのか大いに気になる。
作物は季節に正直である。なかて品種の水稲ヒノヒカリが出穂した。
水田を見回っていて待望の稲穂が見えると、ようやく出たかという気になり、作付けしている田全部を見回ってしまう。
だが、今年は猪の活動が今までになく活発なので、収穫できるかどうか分からないが、それでも百姓の性で穂が見えるとうれしくなる。
日照りが続き、この春に植えた桜が部分的に萎れかかった。枯れたら枯れたでしょうがないと思っていたが、どうにもたまらなくなり軽トラの後ろにポリバケツを積み灌水に回る。折からの暑さにこちらの体が水不足。桜は回復するかどうか分からないが、とりあえずのこと今日は手をかけてみた。
雨が待ち遠しい。
水田の草取りで両手が黒く変色。灌漑用のため池の水が底をつきだし、明日には対策を話し合うための寄り合いがある。
夜は隣部落のいもたき会に出席し、地域の方と月を愛でながらの歓談。
なんだかだとあるが、それでも地域はいたって平穏に時間が流れていく。
少し涼しくなった書斎で深夜まで議員のブログめぐりおこなう。
リンクに貼り付けた「全国地方議会 議員サイト」をクリックすれば、日本全国の議員が開設しているＨＰにアクセスできる。
様々な情報の入手先として新聞とＴＶが双璧だが、これにも限界がある。新聞は二誌読んでいるが、町ネタはともかくとして政策的な事項には記者とデスクの主観が入るから、私の感覚とのずれを補正する必要がある。ＴＶニュースはＮＨＫですらがキャスターのお節介が多すぎて、このところ食傷気味だ。
それに、市における事業の推移を判断するという西条市議としての仕事にはほとんど役には立たない。新たな施策の情報については、専門家である行政マンの情報にかなうわけがないと、最近達観しだした自分の なれ の部分を戒める毎日だ。
昨日も書いたが、行政の専門誌を読もうがどうしようが、ここ愛媛まで伝わってこない情報が多い。
キーワードに行き当たれば、直ぐにネット検索で粗方のところは分かるとしても、そのキーワードに行き当たるのは至難の業。高松市の公民館の主管変えの情報に接したのは、たまたまの幸運があったからにほかならない。
さすればどうする。どうすれば自分のこんな閉塞感を打破できるのか。
そんな忸怩たる思いを断ち切るため、各地の議員のブログめぐりをしてみたのだが、結果は目的とは違った傾向がでてそれなりに得るところはあった。
政党によって、内容の傾向が現れている。それは、国政のほうに顕著である。新聞やＴＶで話題となった情報を、ブログとネット上にある投稿情報で補完してみると、粗方の傾向として把握できそうだ。
地域自治体での事業展開についてはあまり期待ができないが、国政レベルや社会全体としての方向性を見定めるには、有効な情報源となることは確実である。
ちょっと試して見ればわかることだが、自民党の国会議員よりも民主党の国会議員のほうが格段に元気だ。長野県の篠原孝氏の「８月１８日記」が面白い。
| 2007年08月23日(木) |
愛ワーク 北川正恭講演会を聞く |
ジョブカフェ愛ワークが主催する「北川正恭講演会」を聞くため、１１時４５分には西条を自家用車で出た。
会場は全日空ホテル南館２階で１４時よりの開会。最初に加戸知事の挨拶が５分。演題は「地域で育てる次世代人材」というもので終了は１５時半。
国会議員から三重県知事に転進して２期を務め、余力を残して私学の教授となり講演などで全国を飛び回っている。そんな経歴の人が出てくるようになったのも、日本も欧米先進国並に近づいているとまず最初に思った。
講演の内容は、既に知っていることが多かった。
政治の世界で実績を上げた人のサクセスストーリーを聞くのは、それはそれでためにはなるが、マニフェストの提唱者である四日市大学の竹下譲教授の話のほうが、私には何時も新鮮である。
新聞だったか雑誌だったかで読んで仕入れた（うろ覚えの）情報だが、北川さんが知事に当選して県庁で県職員幹部と話した時、選挙中に北川さんが訴えていたマニフェストに基づいた事業プランを、職員は既に用意していたという。そのような能力のある優秀な人材が三重県にはうようよいることによって、北川さんが縦横無尽の働きが出来たのではないだろうか。
知事一人が２４時間働いても行政機構は動かないし、ましてや選挙にも最初から通らない。
日本の産業の中核を担う太平洋ベルトラインと名づけられた静岡、愛知に連なる三重県。この地には若かりしころ鈴鹿サーキットと伊勢神宮を訪れ、議員となってからは 桑名市と松阪市での行政視察をおこなったことがある。
また、介護保険制度が始まる以前から福祉政策で名を馳せていた愛知県高浜市、防災事業についての取り組みを研修した静岡県藤枝市と磐田市を訪れてもいる。名古屋で開催された竹下教授のセミナーの記憶は新しい。
それらの経験と情報を総合判断してみれば、三重県が産業ばかりではない様々な集積がなされている地域であることが分かる。さらに伊勢神宮という神話の世界の時代から日本の精神文化を培ってきた 聖域 を守り、日本全国から人を受け入れてきた歴史の蓄積には計り知れないものがあるのだろう。
そのような情報が、この愛媛にはどう伝わっているのか。東京、大阪が主流を占め、情報の偏りがあるように私は感じている。
使用料が高いと思われる会場を設営し、平日の昼間に開かれた講演会。来ている方々の雰囲気と合わせ、全ての面について周回遅れの愛媛の現状を感じる講演会だった。
| 2007年08月22日(水) |
第６回 西条地区地域審議会 の傍聴 |
１３時半から市庁舎５階で開催された「第６回 西条地区地域審議会」 を傍聴した。
委員からの質問 要望 は
・木造住宅の耐震診断の状況は
・避難場所の耐震状態は
・市立周桑病院の運営状況 市内の医師の状況は
・大人の意識啓発活動のあり方
・水問題
・ＡＥＤの設置状況と使用講習は
・合宿都市構想の内容は
・緑の基本計画の進捗状況は 御舟川緑道の整備について
・加茂川トリム公園の整備 環境整備 県との関係は
等
ーーーーー
合併に伴う自治体運営に、住民意見を反映させる目的をもって設置された地域審議会だが、３年目ともなると緊張感が薄れるのだろうか。
質問の中には市報を読んでおればわかるような事柄もあり、それへの答弁内容にも、傍聴しているこちらがおもわずこけた。
そんなかで連合自治会会長からの質問は、流石的をえている。
加茂川河川敷き内の環境整備や利用については、管理者である県の方針に委ねられているが、これは地域での積極的利用へのネックとなっている。
１１日、１２日に徳島大学を会場としてで開催された「川の全国シンポ」の内容が愛媛新聞に特集されている。今日は 上 となっているから明日も記事があるだろう。この記事の中に、一級河川の管理を国から県に権限を移すとの考え方について触れている。
それならば「二級河川を地域自治体に管理の権限を移すとの考え方はどうなんだろう。」そうすれば、地域自治体が地域の考え方でもって川を有効利用できることになる。
管理経費の事、河川管理の専門職員の確保、安全確保の面等々、情報不足と分析不足のままでの 思いつき であり、川のシンポに参加した感想のなかでも言ってなかったこと。
これから現状の管理形態とどちらにどんなメリットとデメリットがあるのか、調査してから私の考えをまとめようと思っていたが、今日の審議会の中で出た意見を聞いて エーイ出してしまえ と相成った。
古来より地域の川はそこに住む住民によって管理されてきた。それでもってなんの差し障りもなく今日まで来たものが、いつの間にか県や国というおよそ地域住民とは遠い存在の お役所 が管理するに至っておかしくなってきたのだろう。
災害予防の観点からのみの河川管理と、各種用水の利用権設定によって川は地域住民から遠い存在となった。
それをこれから地域住民の手でどう改善していくか。川は地域自治体にとって、まちずくりのひとつの柱となる面白い素材だ。
| 2007年08月21日(火) |
さらばワシントンヤシ |
ＪＲ西条駅前ロータリーに植えられていたワシントンヤシが切られた。
植えつけられてから長い年月が経ち、長く伸びすぎて評判が悪かったとはいえ、長年慣れ親しんだ 風景 が変わってしまったことにちょっとした衝撃を覚えた。
駅前ロータリーは新西条市の玄関口として新たな整備が進み、この秋には様相を一変させるだろう。そうなれば、これまでとは違った活気が満ちることとなるが、市全体への波及効果が出るよう各々が考えていかなければならない。
おりしもこの２０日には、駅前にビジネスホテルが新装開店。産業道路沿いとひうち入り口にもホテルが新装開店の予定で、この業界はちょっとしたラッシュの様相を呈している。
それだけ、この西条市に魅力がある証拠ではあるが・・・・。
ワシントンヤシが切られると同時に、ホテル戦争勃発の火蓋が切られることとなるのかどうか。なんだかすっきりした駅前を眺めて、桶屋が儲かる式の思考回路が働いた一色達夫。
ーーーーー
ひうち陸上競技場で合宿中の啓光学園ラグビー部と、地元高校ラグビー部の親善試合を少しだけ観戦した。競技場に着いて、まずその場の空気が男の汗で染まっていることを感じた。わー凄い青春真っ只中。
もう一つ感じたことは、名門チームは一人ひとりのマナーにも見るべきものがあることだ。それが地元の選手にも伝われば、折角の機会が良きものとなると思う。
| 2007年08月20日(月) |
第６回 小松地区地域審議会 の傍聴 |
１３時半から 小松総合支所で開催された 小松地区地域審議会 を傍聴。
同じ時間に 周桑病院問題特別委員会 水問題特別委員会 が開催されていたのだが、こちらのほうを選択した。
配布される資料を見て、事業名と事業内容から本年度の施策体系を検証し直す。ハード事業の中には事後名と実施箇所とその内容が頭の中で一致しないものもあり、広くなった地域をいまだ理解しきれない現実を思い知るばかりだ。
委員から出た意見 質問 要望は
・石根公民館の建設について
・防災に関する取り組み ・防災時要援護者の把握について
・農村環境整備事業の５年後 継続の要望
・健康診断の実施内容
・心の相談員制度の拡充
・小松公園の植生管理は良くなった
・小松地区下水道整備の考え方
・ＡＥＤ設置に伴う講習の実施状況
・総合計画の審議会への提示
・水問題についての取り組み
等 多岐にわたった。
ーーーーー
終了後
・小松体育館改修の状況 視察
・志河川ダム建設状況 視察 最終の仕上げ工事段階となっている。
・湯谷口つきあげ断層歩道橋 視察 対岸の農地基盤整備がまだ出来上がっていないが、この橋を有効利用するための 一工夫 が必要と感じる。温泉 桜 壁巌透水路 澄んだ水。そして金比羅へと続く歴史街道と良い素材がある。
| 2007年08月19日(日) |
北海道「白い恋人」問題に思うこと |
北海道の観光土産として知られる「白い恋人」が、賞味期限の改竄という問題を起こしている。
このニュースに接して、「７月に行政視察で訪れた北海道新千歳空港の土産売り場の光景を見て感じたこと」を思い出した。
その日の日記には
ーーーーー
私の意識に刷り込まれた 北海道土産 といえば、バター飴、とホワイトチョコ。それに北海道産の木材を使った木彫りの熊。
新千歳空港の土産売り場を歩いてみたが、バター飴が無いのだ。
あるのは、綺麗に包装されたブランド物のお菓子ばかり。一目で、日持ちがして、包装ばかりで、利益率が高いものばかりが並んでいると分かる。
商品知識がありそうな年配の売り子さんを選んで声を掛けバター飴は無いのかと聞いてみたら、「あら珍しいわね」と言って、棚の隅にある昔懐かしい「トラピスト修道院製のバター飴」を示してくれた。
北の大地が育んだ素朴な品から、工場で大量生産されたブランド物に凌駕された土産物売り場。もう一つ言えば「夕張」という字がやけに目に付く。
経済活動の結果だといえばそれまでだが、地域文化を大切にしない地域の行き着く先はどんなだろうと、日本の将来像となんだかダブって見えた。
これが、今回の研修で最大の収穫だ。
ーーーーー
と記している。
効率優先 利益優先 が悪いとは一概にはいえないが、全てに優先しての結果として今回の「白い恋人」問題があるとしたら、社会生活の中でのそのような部分を修正しなければならない。
と言うのは簡単だが。
北海道という特色ある地域での食に関する問題の多発について、この社会に巣くう病理として起こっているように思えてしまい、一朝一夕には解決しそうにない根深さを感じてしまう。
| 2007年08月18日(土) |
夏に鍛える 愛媛アスレティクス・アカデミー |
１３時より ひうち陸上競技場で 「えひめ国体小学生運動能力発掘・育成事業」愛媛アスレティクス・アカデミー 「キッズかけっこ塾＆タイムトライアル」が開催された。
講師は あの有名な 高野進氏。主催は愛媛県と愛媛県教育委員会。
１８日は西条ひうち陸上競技場での開催
１９日は愛媛県総合運動公園陸上競技場
９月１７日には 宇和島市丸山公園陸上競技場 で開催予定。
対象は市内の小学生１〜３年生 で各学年５０人 の募集だったようだ。
見学した限りでは、保護者の付き添いも多く皆さん楽しんでいた様子。
高野進氏を西条市に招いての同様の催しは、例の「ＮＰＯ法人 西条スポーツ文化支援協会」と随意契約して行われた「次世代育成支援スポーツ事業」があるが、今回の催しとの整合性はどうなのかとまずは興味を持った。
そして、愛媛県主催となっているから、予算は市からの持ち出しはないのかどうか。さらに、今日の催しは、愛媛国体を目指した取り組みの中のどんな位置づけとなるのか。さまざまに想像力は働くが、愛媛県のＨＰその他ネットで調べた限りではわからない。
わかったことは、高野進氏が、このアスレティクス・アカデミーという名称で日本全国で同様の催しを行っていること。
だから、なおさらに愛媛県内での、計画に則った体系付けた取り組みが求められるのだが・・・・・。
陸上競技場の芝が、所々黄色く変色し荒れている。合宿を主とした専用使用が続いている影響か、明日から啓光学園ラグビー部が使うことになっているがどうなのだろう。
以前と違い口うるさい管理者がいなくなり、「芝生が擦り切れるまで沢山使ってくれてありがとう」という運営管理方針に転換したのか。
今後も、愛媛県主催によるもの等のスポーツ事業の展開が予想されるが、系統立てたものでないと現場が混乱するだろう。
夏場に鍛える子供達を眺めながら、この子達の１０年後に想いを巡らす一色達夫。
ひうち球場では高校野球の試合。体育館では高校女子バレーボールの合宿中。
| 2007年08月17日(金) |
夏に鍛える 西奔西走 |
午前中は、水田の潅水作業を済ませ、午後からは西奔西走。
東奔西走は、「四方八方に走る回る」ことと辞書にはあるが、西条市の東の端に住まう私が、西へ西へと走れば西奔西走だろう。
それはさておき、まず１３時半から開始された「本河原雨水ポンプ場」の見学会に出席。議員は５名の出席で、あとは地元の関係者多数。
限られた敷地の中で、計算排水能力一杯の施設を作ったと思われる工夫の後が見られる。人口密集地域の排水を受け持つ施設は、降雨による災害から住民の財産を守る使命を帯びている。だから、この施設の能力を最大限生かすための、今後の排水路整備が必須となる。同時に、排水路が詰まるようなゴミを流さないよう、地域住民の意識啓発にも努めなければならない。
台風４号による増水の時、試運転をしてみたそうだが、１トンほどのゴミが流れ着いたそうだ。
この質問をしたとき、地元見学者から市役所担当者よりも詳しい様々なお話が聞けた。所変れば品変るで、その地域にはその地域特有の人間模様があるようで、なんだか関心させられた。
見学会が予定の時間で終了したその足で、７月６日に見残した排水ポンプ場を見て回る。
大新田排水機場を横目に、壬生川北排水機場は建設計画地の確認。高田排水機場は、県によって施設建設の工事中。県の事業は市議会を通らないからその内容は分からないので、注意しておかないといけない。
高田排水機場の建設工事現場近くに「高須公園」がある。海浜公園として面白い素材と見えるがどうなんだろう。自然海岸ゼロとなった旧西条の側から見ると、（ご他聞にもれない漂流ごみを抜きにして）新鮮に映る。
三芳排水機場、楠河東排水機場、楠河西排水機場は、施設の老朽化が見られる。注意。
東予運動公園野球場では「大阪府立大学硬式野球部」の合宿中。見に行った時は愛媛大学との間での練習試合の最中。１対０で愛媛大学の勝ち。だが、愛媛大学がチャーターした大型バスのアイドリングが気に入らない。
その後、京都ではクーラーを付けない宿の中に、夏場は休業するところがあるとの報道がある。
旧丹原町徳田にとって返し、水田けいはんの植生繁茂試験現場２ヶ所の、その後の状況を確認。ここは「ひめいわだれそう」の植え付け地域。その効果大と見た。金仙寺からの西条市全景は絶景なり。私のお気に入りスポットに登録した。
続いて県道１５４号線経由で朝倉の「センチピードグラス」を植えつけている農家を訪ねる。以前にお伺いした時はまだ植えつけたばかりの状態だったが、夏場には草丈も伸びて、雑草抑制には効果大の様子。
以前に聞いた県の担当者の説明どおり、ため池法面にはこちらの種類のほうがよさそうだ。
河原津に新しく開業した「人工芝フットサル場」を見学。ロングパイル人工芝２面を利用貸し出しする営業形態。若い経営者の話では、今治の人のほうが関心が高いそうだ。
１９時より今治市立花カルチャーセンターで開催された「今治市政報告会」を見学。最初６分のビデオ上映のあと、越智市長よりの市政報告が４０分。その後来場者よりの質問が２点。２０時終了。
今日のところは、あえてコメントはしない。
だんだん近くなる観音さんの花火は、夏の終わりを告げる風物詩ではあるが、まだまだ暑さは続きそうだ。
威勢よく打ち上げられる最後の花火は、汗でねちねちする体にまつわりつき物悲しさを倍化させる。
８月も半分過ぎた。さあまだまだ夏に鍛える東奔西走。
家族での墓参りを済ませた後は、夏休みを兼ねて自宅に篭て資料整理。
議会毎に新たな資料が追加されるので、その保存スペースを量っての棚の整理を考える。四畳半の書斎の壁は既に資料で満杯状態なので、今からは、資料の種々選択作業を 仕事 に加へねばならない。
そうめんでの昼食を終えてからも、資料の整理作業は続く。
この夏に実施した議員視察研修 高松 徳島 の資料を、一つのファイルに収めたのは意図的。あと、高知が欲しいところだが、０５年１０月に実施した土佐町での研修で 良いか との、チョット悟ったような気分が（今のところ）心を支配する。愛媛県内は定常行動としてある。
今日は一日自宅での仕事に専念しようと思っていたのだが、暑い時期に仕事をしている方々に申し訳ないとの思いがよぎり、１５時、この夏に西条市で予定されている 合宿 の様子を見学に出かける。
・ひうち総合体育館で開催の「県内高校女子バレーボール部夏季合宿」
・ひうち陸上競技場で開催の「愛媛陸上競技協会国体およびジュニア合宿」
夏場に鍛える 真っ最中
ーーーーー
７４年ぶり 熊谷 多治見 で国内最高４０．９度を記録との報道がある。とうとう来たかとの感覚を持つ。同時に、北極海の氷が史上最小 との報道あり。
連日の猛暑日が続いているところから、「気温４０度を越すことがあるのでは」と、妻と話していたことが現実となった。館林で４０、２度を記録したとの報道に接する。
私の住む地域はなだらかな山に囲まれ、緑の中に風が通るから、お天気ニュースが伝える最高気温よりいつも２度ほど低い。それでも３３度をさした温度計を見れば、農作業をする気力も萎えてしまう。
朝一番で自家水源灌漑用ポンプのスイッチを入れ、灌漑用ため池のバルブを開ける。どの水田も、このところの日照りで水の持ちがわるくなっているところへ、モグラの活動活発化による 大穴 が頻繁に開いて管理が大変だ。
時間待ちの間に、水稲共済掛け金の書類をＪＡに提出。高校野球今西のＴＶ観戦は少しのみ。
お盆前に農作業を片付けようと、休耕田のトラクタ耕運作業はペットボトル入りお茶２本、缶コーヒ一本、栄養ドリンク一本の持参である。
草刈作業を少々。帰りは飲料水の空容器と一緒。
夕方、親戚の仏さん参りを済ませたあと、また草刈作業を暗くなるまで。
ーーーーー
地球温暖化防止のための数値目標達成が難しいとの報道がなされている。
人口の急激な増加に起因するような環境の急激な悪化は、日常の目に見える形で押し寄せてくる。植生や動物の生態変化を身をもって感じ出したこの頃だ。
近い将来、食料危機はきっと起きる。その時パニックにならないよう、地域農業は守りぬかなければならない。
ーーーーー
今日は敗戦記念日。靖国神社に誰が参拝したかの報道は この日の定番かえ。
自民党と民主党の国会議員が「みんなで参拝」と大挙行動。
政権交代は、政界再編を伴ったもので起きるのが一番だね。と感じるばかりなり。
| 2007年08月14日(火) |
川の全国シンポ実行委員長 宇沢弘文氏のこと |
徳島市で開催された「川の全国シンポ」で入手した資料を見直していると、そうそうたるメンバーが示唆にとんだ理論を展開していることが改めて分かってくる。
シンポに参加する前、さほど気にしていなかった実行委員長の宇沢弘文氏。この人物、その方面ではかなりな有名人のようだ。あらためて読んだ経歴には９７年に文化勲章を受章とある。
今日、資料を整理していたら、宇沢氏が愛媛新聞に投稿した記事があるのでびっくりした。参議院議員選挙の結果がでたあとに、状況を解析した一文であり、その内容に共感するところがあって切り抜いていた。（８月５日付け）
「自民惨敗の参議院選に思う」「市場原理主義支配にノー」「国民 真のゆたかさ望む」と表題のついた文章のなかに
「小泉改革の思想的原点は市場原理主義である。簡単にいってしまうと、もうけることを人生最大の目的として、倫理的、社会的、人間的な営みを軽んずる生きざまを良しとする考え方である。」
とある。続けて
「市場原理主義はまず、アメリカに起こった。そしてグローバリズムの旗印を掲げ、改革の名の下に、チリ、アルゼンチンなど、世界の数多くの国々に輸出され、格差の拡大、社会の非倫理化、社会紐帯の解体、そして人間的関係自体の崩壊をもたらしてきた。その市場原理主義が小泉政権の五年余りに日本に全面的に輸入され、日本はいま戦後最大の危機を迎えている。」
ーーーーー
小泉さんが改革の旗手として、アメリカ市場原理主義の崇拝者たる竹中さんを重用したことは、まさに宇沢さんの指摘のとおり。
ーーーーー
一時期、経済について集中して勉強していたことが、今になって役に立つ。
ーーーーー
資料のなかに「環境経済 政策学の基礎知識」「社会共通資本」との表題のついた、宇沢氏による一文が出てきた。Ａー４裏表の文章なのだが、こちらのほうは難解で、何回読んでも途中で眠たくなる。
| 2007年08月13日(月) |
川との関わりを考えながら |
家を二日も空けると、何かと用事が滞るものだ。
夏場のくそ暑いときに、雑用に追われるわが身を嘆きながらも、朝から仕事をこなしていく。
印刷物の依頼の処理。水田への潅水と見回り。「川の全国シンポ」の資料を読み返しながら二日間の日記記入。出張報告書の作成。お盆前の墓掃除。
夕方ちょっと涼しくなってからの農作業。
と、いたってスムーズに仕事片付いていく中で、川との関わりについて頭から離れない。
昨日、一昨日のシンポの内容は、川へのダム建設反対運動に始まり、旧態依然の河川管理への警鐘を鳴らす意味合いが濃いものだった。そんななかでも、川という地形が人間社会にもたらした恩恵というものに目を向け、今後の人間回帰への拠り所とするような提言もあった。
その中から、自分の地域と自分自身の現状に合ったものは何処にあるかを選択しなければならない。
地域を流れる川の多くは県管理であり、大きく打ち出せる事業は限りがあるなかで、直接的に手出しできるところから始めることだ。
今回の研修は、既に始めている行動への、理念の裏打ちが出来るという大きな成果があった。
東西に長い地域の中を、縦断して流れていく川との関わりは、私のライフワークとするに値する素材ではある。
| 2007年08月12日(日) |
川の全国シンポジウム ｉｎ徳島 二日目 |
川の全国シンポジウム 二日目。
９時より「神野直彦 東京大学大学院経済学研究科教授（新地方分権構想検討委員会委員長）」による 特別講演「地方分権 流域住民が川をとりもどす時代」が始まった。５０分ほどの講演だったが、様々な知識の提示がある有意義な時間となった。
精神論でありながら現状を踏まえ、経済学者でありながら地域自治についての見識には共感する。
・転ぶことがあったら、そこから立ち上がればよい。それは失敗ではなく経験となる。（人が転んだことをはやす輩は無視することだね）
・予言の自己成就
・生きている資源を使って物を生み出すのは農業。死んだものを使って物を生み出すのは工業。生活用水はその中間形態。
・強盗文化からの決別
・豊かさから「幸せを」への転換
・水は人間の想像力にインパクトを与える
・川は地域の血液である（そうなのか 分かった）
・議論を進める３つの前提
�”�分ではなく全体を �∪気靴ぬ簑蠶鶺� �Ｌね茲悗料�択は民主主義で決める（まったく同感）
・小泉さんの改革は「強者のおこぼれ」政策の実施。今後は、泉の湧き出る状態を作る考えで臨むべき。
・今だ成長を追い求めている。幸福の呪文は儲かること。そして心の平安を失った。（どこかの市長の顔を思い浮かべた）
・工業社会からポスト工業社会、知識社会への転換
ーーーーー
１０時からシンポジウム「政治はどうやって川の問題を解決するのか」が始まった。
赤津加奈美（弁護士）をコーディネーターに、(お目当ての）嘉田由紀子滋賀県知事、中村敦夫（俳優）、各政党からの代表出席として福山哲郎（民主党参議院議員 京都）と春名直章（共産党元衆議院議員） ４名によるパネルデスカッション。
冒頭 嘉田知事による３０分の講演があった。
この講演は、９０分の講義に使う資料をはしょって説明したのだが、手元にレジュメが配布されていたので、内容は十分に理解できた。
この人が、どんな理由で知事選挙にでたのか、そして今どんな考えでもって仕事を進めているのか、明確であり納得できるものだった。
滋賀についてマスコミ等で伝わってくる内容は若干ニュアンスが違う。やはり本人の口から聞くのが一番正確だと感じる。
もう１０年も前に市議になりたてのころ、滋賀の武村さんの支持者と話をしたことがある。そして滋賀県の各地での行政視察も数多い。「さきがけ」の掲げた理想は、いま民主党に受け継がれているだろうか。
京都に近い滋賀という地域に、なぜこの人が出てきたのか。過去のデータと照らし合わせて納得の一色達夫。
人の気持ちを○○○○ような言動が見うけられる知事が、存在する地域は、それなりのものかとさらに納得。それも地域住民の選択としてあるのだから。
嘉田知事の「知事選に出ると言った途端に人が引いていった。その状況はまるで三途の川を渡ったよう」との言葉には、同じような経験を持つ人間として納得した。
「政治というものと真正面から向き合わないといけない」との言葉は、全ての方々になげかけられるもの。
ーーーーー
予定が全て終了し、７００名の参加者はそれぞれのグランドに引き上げていく。
その顔はシンポが始まるときの闘士ぜんとしたものから、良い時間を持てたという温和な顔に、一様に変っていたのが印象深い。
ーーーーー
ひとつだけ残念なこと。
パネラーに登場したお方が会場外に一人立っていたので握手でもしてもらおうと思ったが、その手にタバコがあるのを見てやめた。大学構内は全て禁煙。これも人間というものの現状か。
| 2007年08月11日(土) |
川の全国シンポジウム ｉｎ徳島 一日目 |
９時出発で高速道路を一路徳島市に向かう。西条インター入り口では、下り線で発生した事故のため規制を行っていたが、上り線の方はスムーズな走行。途中の休憩を入れても１１時には会場の「徳島大学蔵本キャンパス大塚講堂に到着し、昼食もゆったりと済ませ大学内の徘徊も出来る。
今回のシンポジウの案内は、数年前に「吉野川シンポ」に参加したところから、実行委員会から私宛に送られてきたことによって知った。
プログラムの中に、「河川法改正から１０年・・・」とのデスカッションや、滋賀県知事嘉田由紀子さん、中村敦夫さんの名があり、興味をそそられた。だが、８月のこの時期に予定が立たなくて、徳島行きを決意したのは８月６日を過ぎてからのこと。この時期の徳島は、１２日から始まる阿波踊りのため、宿はどこも満室である。仕方なく香川での泊まりを算段しての行動となった。
まず、会場について集っている参加者の雰囲気を読み、私は好きではないなと感じた。自然派といえばなんだが、現世を超越したような闘士ぜんとした雰囲気は、どうしても近づきがたいのだ。
（対極にある方々には、もっとお付き合いが少ないが）
西条市では 川 に関する大きな問題があるわけではない。過去からこれまで、治水、利水、環境対策について、それなりにやってきたと言えよう。
地域住民にとって「あって当たりまえ」の存在として、日常の中で自然な形で関わってきたといえる。
ことさらに議論をしなくても、それなりに上手くやっていたといえよう。
だが、それだけのものだろうか。
そんな想いを最近持つことが多くなった。
平成１６年台風災害に象徴される出来事に始まり、山の荒廃、黒瀬ダム工水の赤字問題をはじめ、環境改善に取り組もうと思えばいくらでもやることはある。
シンポジウムの中で述べられる様々な言葉を聞いているうちに、私の感覚と次第に波長が合っていくことを感じた。
日本国土に降った雨が海に注いでいく地形でしかない 川 という存在だが、そこには連綿と続く人間の営みがある。
ーーーーー
夕方、吉野川第１０堰の直ぐそばで催されたキャンプに参加。
若い人達が準備した催しは 抜け だらけだが、そこが愛媛とは違うこの地の土地柄か。
香川に移動し宿泊。（１３日記入）
| 2007年08月10日(金) |
高松市研修余禄�� ・アイスコーヒー ・丸亀町 |
７月２０日に実施した高松市での研修では、本番以外にも様々な余禄が付いてきた。高松市には、それだけまちの魅力が満ちているということだろう。
高松市美術館の直ぐ隣にあるセルフのうどん屋さんは美味い。ＵＤＯＮの本場ならではの安さと量と美味さの三拍子。
このうどん屋さんでお腹を満たした次に、案内されて行った先のコーヒーショップは、地元の人しか知らないと思われる小さな作りの店。カウンターのみで１０席に満たないような店で、お客さんは全てアイスコーヒーを注文する。
研修でお世話になった高松市の職員の話では、冬でもアイスコーヒーなのだそうだ。待つことしばし、サイホンで抽出したコーヒーをシェーカーに入れ、振った後氷を入れたグラスに注ぎ、上にミルクをたっぷりと注ぎ足して出来上がり。混ぜずにそのまま口を付けて飲んでいくと、上のミルクと下のコーヒーが口の中で混じりあい、えもいわれぬ味わいが広がる。
シェーカーを使うのが珍しく、「どういう理由で使うのですか」と聞いてみると、早く冷やすのとコーヒーと砂糖を良くなじませるためとのことだった。
私はグルメにはあまり興味は無いが、高松市に来訪の折にはまた寄ってみたいコーヒーショップである。
一杯５００円。
ーーーーー
駅に歩く道の途中に丸亀町商店街がある。町の中心に位置する商店街はどこも地盤沈下が 当たり前 のようになっているが、高松市丸亀町商店街は活性化を図った取り組みの数少ない成功例。中心地に整備された再開発ビルは、交差点に新たにドームが作られ平日だというのに結構な人出である。
ーーーーー
今回の行政視察には、個人に支給される政務調査費用（年間１８万円）から１１２４０円が支出される。が、いろいろあって１５０００円ほどかかった。
ーーーーー
６時起床で共同水源の水管理当番を行う。
８時から１時間ほど、共同墓地の害虫駆除（やぶ蚊）作業。農業を営む人の内、動力散布機を使える４人による仕事。暑い。
稲の穂肥散布２０ａ。
夜は別子山公民館でのまちづくり校区集会へ出かける。自宅から公民館まで４０ｋｍ１時間の行程。帰りは三島回りで、計１０１ｋｍの走行距離。山中の澄んだ空気と静寂、星空。
明日、明後日と２日間の日程で、徳島大学を会場として開催される「川の全国シンポジューム」に参加のため出かける。詳細は１２日に記入予定。
| 2007年08月09日(木) |
高松市研修余禄�◆／⊂招暖�子さんに会う |
前回の高松市への来訪は自家用車使用だったので、新装なったＪＲ高松駅を見るのは今回がはじめてのことだった。
宇高連絡線の乗換駅の時からは様相を一変させ、新高松市を象徴するようなランドマークが出来上がっている。その役割を低下させているとはいっても、駅はやはり街の玄関口にちがいはない。
研修が始まる時間よりも早めに高松駅に降り立ち、まずは駅構内の様子から見て回るのは、何時もながらの議員の性ではある。なるほど
駅の外を歩いていると、参議院議員選挙候補者の街宣カーが停まり、候補者と運動員が 選挙運動 の真っ最中。興味をもって近づいてみると、民主党の植松恵美子さんだった。
さらに近づき運動員さんからパンフレットをいただく。候補者は、（一言で表現すれば）俗に言う 容姿端麗。運動員は全て女性。
パンフレットの中身は 民主党のマニフェストだった。思わぬ拾い物である。候補者のプロフィールには「県内初の女性クレーン運転手として建設現場へ」と、およそその容姿からは想像もつかないことが書かれている。
結果はご承知の通り当選。
ーーーーー
日中は、稲の穂肥の散布作業。立秋を過ぎたとはいえ、残暑は厳しい。
ひうち会館で開催されている「うちぬき創造塾」を覗く。ドア越しに様子をうかがってみた限りでは、桂塾の高校生版のよう。好きな雰囲気ではない。
平成１９年度実践防災計画の指導・提案業務（その２）が、サイクスとの間で随意契約されたとのことなので、早速情報公開請求をする。
夜は、校区自治会の第１回防災部会に出席。９月９日に西条東中学校で開催される「西条市総合防災訓練 （東消防署管内）」の打合せ会。
遅い夕食後睡魔に襲われ、日記も付けずに就眠（１０日記入）
| 2007年08月08日(水) |
高松市研修余禄� ‖し曾乎蝶ね瞭欧竜粟� |
都市機能の集積を量るてだてとして文化度を用いることは、きわめて有効な手段。
香川県の県都 高松市は、その点で並以上の町だ。
香川県立図書館は、今回の西条市新図書館の設計を手がける石本建築事務所の仕事でありながら、レベルが高いことは既に触れた。
図書館のレベルが分かれば、もう 並以上の町 のレッテルを貼っても差し支えない。それに加えて 良い美術館 があれば、もう折り紙つきとなる。
高松市古高松地区での研修を終え、駅まで送りましょうかとの好意に甘え、高松市美術館への案内を請うた。
企画展が何であるかを事前に調べたうえでの来訪ではないのだが、折角の高松市への訪問を有意義なものとするための行動である。
「企画展は何をやっているのですか」との私の問いに、同乗の高松市職員は「海洋堂の食玩展です」と即座に答えてくれた。「今日からの開会だと思いますよ」との言葉を添えて。
「食玩」とは、お菓子に付いているおまけである。それを作っているメーカーが「海洋堂」であり、この集団に所属する 作家 の作る「フィギュア」には、熱烈なファンがいるそうだ。
美術館に入るまで「食玩」も「海洋堂」も「フィギュア」についても何の知識も無かった私であるが、展示室を埋めた膨大な数の 作品 を見て行くうちに、たかがお菓子のおまけを、此処まで芸術的に高めた「海洋堂」の仕事を、素直に称えなければならないと思えてきた。
江戸期の日本人は、根付や簪などに意匠を凝らし、浮世絵版画と共に、文化を芸術の領域まで到達させた。その手先の器用さは、このフィギュア作りまで連綿と受け継いでいるようだ。
「究極のおたく趣味」と、若干の揶揄を持って語られるようなこの世界。どうしてどうして、現代社会を映し出す芸術のいちジャンルだよ。
思わぬ拾い物。そこで考えるのは、「このようなジャンルの催しが、愛媛で開催されるだろうか」ということ。
無難ばかりを追求すると、それは文化芸術の発展、ひいては人の成長への阻害要因となりかねない。成長と退廃は紙一重であることを差し引いても。（文化を論じだすと、訳分からん）
高松市は四国の玄関口としての看板をかけてきたが、その看板は今も何ら色あせてはいないようだ。
| 2007年08月07日(火) |
第２１回 愛媛県市議会議員研修会 |
愛媛県市議会議長会主催による「第２１回 愛媛県市議会議員研修会」が、松山市役所１１階会議室で１３時半より開催された。
西条市議会からも市のマイクロバス２台を仕立てて参加した。
この研修会は２年に一度の割合で開催されるもので。前回の講師は四日市大学の竹下譲教授だった。今回は明治大学副学長の 中邨章氏 を向かえ、「変わる地方行政、変える地方議会」−新しい公共をもとめてー と題する講演。
聞いていて、この話の順序だては、どこかで聞いたような気がするとの思いを持った。
様々な変化を見せる地域にあって、行政の有り様とそれをコントロールするべき議会の有り様について、新たな試みの必要性を説く。
四日市大学の竹下教授が主催する「自治体議会政策学会」のセミナーに登場した講師の一人だったような気がしてならないのだ。
帰宅して、日記を付ける前に資料をチェックしてみたのだが、今回の中邨氏の名前はなかった。納得いかず数回チェックしたのだが、どこにもこの名前は無い。それならば、どうして「聞いたような気がする」と感じたのか。
しばらくして、はたと気づいたのは、「社会の変化に対応しうる議会の有り様には、普遍的方向性があるのではないか」ということ。
政治学、行政学、を研究する先生方が、予見し主張する方向性はおのずと集約される。だから、話の内容も 似かよってくる のではないか。ということだ。
私が（勝手に）心酔する竹下教授の理論は、年を重ねる毎にこの世界の趨勢となっているのではないか。
竹下氏のセミナーに参加する度に、大きな刺激を得てきたものだ。今日あらためてその折の資料に目を通し、日常に流れてその一つも身に付いていないことを、今更ながら感じるばかり。
ーーーーー
今回の講演を聞いた後の私の感想はこれまでとは違った。
「首長の権限の増大と、住民の自立によって、地域議会はその存在価値が低下する」
高松市の地域コミュニティー協議会の活動を知ってしまった今、己の立ち位置の脆弱さを痛感する。
帰りの車中の私は無口。
| 2007年08月06日(月) |
高松市行政視察報告�А〇毀韻箸龍�働企画 |
高松市での研修の第一の目的は「公民館の教育委員会所管からの変更」だったが、加えて「ＮＰＯと行政との協働に関する基本計画について」と「高松市協働企画提案事業について」との項目についても担当者から説明を受けた。
ＮＰＯのことについては、市長のお友達である小林氏が代表を努める「西条スポーツ文化支援協会」が、まだ認証もされてない時点で西条市から随意契約で「次世代育成支援スポーツ事業」を請け負ったときに、その設置のための法律が出来る以前の経緯から紐解いて解説した。
「協働企画提案事業」についても、日本の各地でこれまでにどんな経過を辿って今日まで発展してきたのか、振り返ってみる必要がある。が、なんだか億劫が先に立つ。
西条市ではまだ序にも付かない協働企画事業だが、高松市ではまちづくりを進めるうえでのいちメニューとして、住民の理解のもとにきっちりと確立されていると感じた。
その様子を見るに付け、あまりにも薄っぺらい西条の現状を思い立ち竦むばかりだ。
今日はここまで。
ーーーーー
日中は様々な用事をこなし、夜は新居浜市金栄公民館で開催された「まちづくり校区集会」を見学。４ヶ所目ともなると面が割れてしまった。
場所によって雰囲気も緊張感も違い、回数を重ねても飽きないものだ。それに、外から見ると西条の現状がよく分かるからまた面白い。
| 2007年08月05日(日) |
お盆前の 地域内 一斉清掃 |
朝７時から お盆前の地域内一斉清掃を実施。
暑さ対策で開始時間を早めての実施なので、その準備をする私は当然のことに６時には起床。
東西に長い地域の特徴から、一斉清掃の実施ヶ所は広範囲となり、地域内総出での作業である。
地域内で達成するべきことを行うため自治会活動がある。その目標設定は、過去の実績への評価と反省点を踏まえ、事前の会議によって決定する。
この決定をもって構成員に対する広報により行事への参加を促す。その方法は、文章による回覧と放送による呼びかけ。そして自治会の会費を使って、草刈機の燃料と休憩時の飲み物を準備する。
当日は、自治会備品として準備している掃除道具を清掃場所に配置。一斉清掃などのお世話係として決めている各組の環境委員さんに手伝ってもらって、燃料や飲み物を参加者に配布する。
年中行事としてあるものでも、年年様々な出来事が起きるものだ。
報酬を得る仕事と違って、自治会活動はあくまでも任意活動である。参加を強制できるものであるわけでなく、共同することによる力を個人が認識したうえで自主的に参加するもの。
その前提の下にある共同体が、その目指すべき目標を定めそれに向かって活動を進めていく。その成果を決するものは、とにもかくにも参加者すべての意識の中にある。
農業を生活基盤とする過去の地域共同体は、そこに参加していなければ個人の生活が成り立たないところがあったが、それはもう過ぎ去った遠いこと。
地域の人と一年話をしなくても何ら困らない。共同の場所の整備などは「税金を払っているのだから行政に任せておけばいい」と口に出して言うか言わないかの違いはあり、無意識のなかからでも起きる人々の行動パターンとして一定の勢力を占めている。
そんななかにあって、共同体の活動に参加してくれるだけでもありがたい限りだが、目指すべき目標を達成するためには、責任者による全体を俯瞰したうえでの個人の行動に対する指示が必要となる。
過去の状況を踏まえ、今日は若干の お願い をしてみたのだが、これは個人の志向による行動を規制する側面を持つもの。様々な反論がかえってきた。
覚悟のうえでの お願い だったが、予測どおり出てくると気持ちが落ち込む。予定を超え１０時３０分終了。
共同体として、何処までのものを求めているのかを明確にすること。そして出来上がった成果をそこに暮らす全ての人が共有すること。地域づくりの理論は確立されていても、実践はエンドレス。
人と人とのつながりが急激に崩れていくような社会の中にあって、成果をあげていくことのしんどさとすばらしさは、同時進行で日常の中にある。
脱水症状を和らげる休憩時間を兼ねて暑中見舞いの作成。
夜は１９時半から婦人部による敬老会の打合せ会に出席。
日記も付けずにバタンキュウ。
６時起床で共同水源の水管理当番をしながら報告書をまとめる。
テーマが決まるまでに日数を要し、さらに内容を選択するのにまた時間を要し、出来上がったのが１５時前。
一日これで潰れたようなものだが、どうしてこれからが外回りと肉体労働の本番である。
西条内港で開催している「マリンフェスタｉｎ西条」に出かけてみたのだが、今日の予定は既に終了して片付けに入っている。それは良しとして、昨年グレーチングが外れていた溝がどうなっているのか確認に行くと、コンクリートで固めてきれいに直していた。
港湾管理係りの仕事の跡は良。
普段近くを通ってもなかなかここまで入ってくることがないのだが、こういう時に施設管理者の仕事の跡を見ることとなる。
新居浜市で一つ用事を済ませてから、明日予定している地域内清掃作業の準備。草刈機の燃料と飲料水の調達。
夕食の準備が遅くなっていることにあわせて、小松ふるさと祭りに行ってみる。途中の国道沿いにある神戸小学校では盆踊りの輪が出来ている。
夏本番。催し満艦飾。
遅い食事を済ませたあと例の「数独」に挑戦。１時間半ほどで３問解けた。この間の三分の一くらいの時間である。
ヨッシャー 絶好調！！！。
| 2007年08月03日(金) |
高松市地域コミセン まちづくりの進め方ハンドブック |
高松市での研修は、最初は公民館の運営体制の強化について知るのが目的だったが、結果として地域コミセンの運営という究極の地域自治の方にいった。
だがそれは、当初の目的であったものよりも格段に進んだ形での事例であり、私の今後進むべき方向性を示唆する内容である。
地域コミセンの運営について、その担い手である地域コミュニティ協議会の活動状況がどうであるのかという私の質問に対して、高松市が用意してくれたものは「まちづくりの進め方ハンドブック」だ。
この マニュアル を読んでみると、各地域毎の実践事例があらまし分かる。それぞれの地域でそれぞれに工夫していることを列挙することによって、全体としてのレベルを上げる効果があるだろう。
第１章 はじめに
第２章 ひとづくり
第３章 しくみづくり
第４章 ものづくり
第５章 おわりに とあるが、第５章には ・代表的な助成団体 ・高松市の地域への支援制度一覧 ・香川県の地域への支援制度一覧との項があり、やる気のある地域や団体が動き易くするための情報提供がなされている。
研修の中で、「行政制度への理解が進むことによる地域活動の活発化」という言葉が出たが、これは住民と行政が協働作業を進めるうえでのキーワードだ。
そのための情報提供は必須であることは言をまたない。
だが、我が西条ではそこのところがはなはだ心もとないのだ。
ーーーーー
１７時１５分から市役所玄関ロビーで「青色回転灯による防犯パトロール出発式」がある。回転灯が付いた自動車がズラリ並ぶと壮観である。
６月議会に予算が出て、質疑をしたので様子を見に来たのだが、「このようなことをしなくても良い社会を作ることが大人の役目だ」との思いを持つ。
１９時より開催された、新居浜市まちづくり校区集会新居浜公民館会場を見学。
昼間は、台風通過による影響の調査等。
お盆前後に刈り取る早稲に倒伏の被害が見られる。「台風が来る前に刈り取れる利点でもって作っているのに、今年は良くない」との耕作者の嘆きの声。
| 2007年08月02日(木) |
台風５号の接近 事務処理に専念 |
台風５号の接近に伴う影響は１０時頃からの雨となって現れてきた。そこで今日一番の仕事としては、台風対策が最優先となる。
刻々と強くなる雨脚と、西条市ＨＰ上にある雨量情報。それとＴＶによる台風情報とを併せて総合的に判断して、私の行動も組み立ててみた。
西条市ＨＰ上にある雨量情報は 優れもの であることは、先の４号台風の折に触れた。その折、県の雨量データは肝心な時に パンク するのではないかと指摘したが、今回はどうなのかと検証した。
結果はやはり前回と同様に、今日は１１時過ぎにはデータ入手が困難となった。
平成１６年の２１号台風災害の教訓を踏まえ、ＨＰ上から得られる西条市全体に降る雨の状態や、実際に下島山に降っている状態。それとＶＴ情報でもって、水害の発生状態を予測することが出来ると見た私だが、県の情報が無くても分かることは分かる。だが、データは多いに越したことは無い。
西条市の雨量観測地点は、気象庁と県の観測地点を補足するような形で設置されているようだが、補足のほうが主になって地域住民には役立っている。
今回の台風は足が速いから、４号の時よりも影響は少ないとみた私。地域内の水路の状態確認と、風対策に雨戸を閉める。
次第に強くなる雨音を聞きながら、事務処理多数。
自治会関係の資料を作って関係箇所に配布。昨日の京都行のまとめ。参議院議員選挙に関する分析資料の整理。高松市での研修の資料の見直し。その他、色々やっているうちに台風も通り過ぎて行った。
| 2007年08月01日(水) |
京都 東山 嵐山に遊ぶ |
妻が応募した、企業による「日帰りバス旅行」の無料ご招待に当選し、今日はそのお供での京都行である。同伴者は１万円の負担がいるのだが、それでも夫婦で割れば一人５千円ならお徳との判断で今日の行動となった。
７時出発だったが、途中高速道路の渋滞に阻まれ京都での食事時間は１４時頃となる。予定の観光地での行楽を済ませ帰路に付いたが、ここでも渋滞で西条への帰着は２３時過ぎていた。バスの座敷に拘束されることの長い一日となったが、京都での風に吹かれるひと時は、そんなに疲れを感じない有意義な時だった。
東山では 国宝三十三間堂の拝観。
パンフレットには、１１６４年後白河上皇の院政庁の一画に平清盛が造進したとある。
中央の巨像（中尊）を中心に左右に５００体の観音立像。その前には左右の国宝風神と雷神像。国宝観音二十八部衆像。
建物はもちろん、安置される合計１０３２体の仏像すべてが国宝・重文に指定されているとのことだが、その全ての歴史的美術品から発せられるオーラに、抱擁される自分が心地よかった。
何百年という歴史の流れのなかで、ちっぽけな存在でしかない自分ではあるが、仏の慈悲の前にあらゆる煩悩が剥ぎ落とされていくようだ。
嵐山では、まっすぐに天竜寺に向かう。
１３３９年、吉野で亡くなった後醍醐天皇の菩提を弔うために、足利尊氏が夢窓国師を開山として創建。庭園は国の史跡・特別名勝第１号に指定、１９９４年に世界文化遺産に登録。
自然と共にある人間思想「禅」の心が形としてここにある。
鑑賞者に若者の姿が意外に多いことが、日本人も捨てたものじゃないと安堵の心境となる。
京都に入った観光バスが、停車した各地で出発直前までエンジンをかけない。当然のことに車中は暑くなる。それでもかけないのは「アイドリングストップ」の徹底なのだった。
ここは「地球温暖化防止京都会議」が開催された地。
明治維新が此処から始まったことに代表されるように、やはり京都は日本の将来の先導役を担う地なのだ。
たばこ規制に代表されるように、制度が決められるまで自らを変る事ができないこの西条。それをどう突き崩していくのか。外の最先進地での経験は、私に更なる課題を課すばかりだ。
日常を忘れて一日京都に遊べばよいものを、様々な事に気づいてしまうこの性格はどうしょうもない。
| 