| 2007年07月31日(火) |
・子ども防災サミット発表 ・新居浜まちづくり集会 |
市役所５階会議室で１４時から開催された １２歳教育推進事業「子ども防災サミット」を１５時から１６時半まで聞いた。
２年目となる今回は、昨年のやり方を踏襲したようだ。市内小学校２５校からの代表者が１校３分で学校紹介と防災に関する取り組みを発表する。
学校の授業は、年間を通して決まっているものだろうから、この防災サミットも昨年と今年でそうそう違った取り組みが出てくるものでは無いと思われる。そんな中でも、大町、玉津、神戸、橘、小松、壬生川、周布、吉井、国安、楠河の取り組みには昨年の経験の上に立つ工夫の跡が見られる。（あくまでも、昨年の資料と比べて、文章的違いから判断してだが）
だが、根本的な私の主張は、「災害時小学生は何もしないでいろ」というものだ。
明日の災害が心配な現状にあって、啓発すべきは大人。そして一人の死者も出さないための防災事業の推進。
つい先日の新潟県中越沖地震からも教訓は得られる。死者がどういうところで出ているか分析すれば、住居の耐震補強や家具の転倒防止や、街中の危険箇所をひとつひとつしらみつぶしに消して行く、そんな地道な事業を推進する必要があることが分かる。
どうせやるんなら、その方面の事業が西条市では進んでいるのか、小学生に検証させてみれば面白い。
家具の転倒防止のための器具の配布事業を具申したら、「そんなもんホームセンターで買って自分で付ければいいだろう」と一喝したお方がいたそうだ。Ｓ市では、このような事業が打ち出されないままでいるが、この話、あながち眉唾情報ではないと思いたくなる状況だ。
防災に関する取り組みのなかで、他市に誇れる先進的事業もあるのに、そんな努力を無にする施策のばらつきは遺憾ともし難い。
サイクスへ税金投入するなかから出てきたこの事業。的外れなところに時間と予算と労力を使っている。それが会場をあとにする私の感想だ。
市役所の外の玄関先に大型バスが２台エンジンを掛けたままで停車している。そのそばで運転手がタバコを吹かしている。チャーター先は「子ども防災サミットご一行様」
地球温暖化が原因での異常気象が言われて久しいが、この現状は何とかならないか。地球環境への配慮など何処吹く風と、だれかさんの目線ばかりを気にして、優等生ばかりを集めたサミットは盛会。
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新居浜市の金子校区で１９時から開催された「まちづくり校区集会」を見学する。２４日の垣生での校区集会には遅刻したので、今日は最初から聞けるようにと注意しての行動。
この行動は正解だった。冒頭の市長の市政報告はパワーポイントを使って分かり易い。情報公開への取り組みは西条市とは雲泥の差だ。地元要望にも丁寧に分かり易く説明する姿は、これまでの実績の上での言葉としてゆとりを感じさせる。
| 2007年07月30日(月) |
ふるさと水辺の生き物教室 加納戸池 実施 |
愛媛県「ふるさと・水と土ふれあい事業」として、近く改修工事が予定されている加納戸池で「ふるさと水辺の生き物教室」が実施された。
経緯を説明すると長くなる。
参加は、地域の小学生２５名ほどと、保護者、教員、愛媛県西条地方局農村整備課、西条市農業土木課、愛媛大学農学部昆虫研究室酒井准教授と学生、地元土地改良区、自治会。総勢５０名。
９時地区集会所に集合、５班に分かれて加納戸池とその周辺で生き物採集。採集できた生き物を集会所で、図鑑を使って分類。
パックテストや水路・ため池の危険についての説明もあり、１３時終了。
子ども達にとって、地域にありながらその存在を知ることがないため池やそこに住む生物について、実地体験をして学ぶ良い機会であった。
私自身久しぶりの生物採取は、童心に帰って我を忘れる。
・ここら当たりの植生環境は外来種に席巻されているが、それでも２０００種類ほどの生物は生息しています。
・今日、１時間程度の生物採取の間だけでも、レッドデータブックに載っている種を二つほど見かけました。
そんな、教授の講義の中で話された内容に、地域とそこに暮らす人間の存在が、自然の真っ只中にあることを実感する。
私が小学生の頃は、地域のため池の数箇所で泳いでいた。それが３０数年経ち、ため池は地域の子ども達が近づかない危険箇所としてある。
時代の移り変わりといえばそれまでだが、自然の一存在である人間があらゆる面でひ弱になったことは感じる。
それに伴って自然への畏敬の念が希薄となり、環境破壊が進んでいることに無頓着となっている。
農業の持つ多面的機能が言われて長くなるが、様々な施策の実行によって自然との共生が為されることを願うばかり。
大汗をかいている大勢の方々への思いやりなのだろうか、集会所のクーラーを付けてくださいと数名の方。そんな声を無視して私はスイッチを切った。
開け放した窓からの、自然の風が心地よいひと時だった。
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旧東予市で、２０時から開催された「おかげん祭 花火大会」を見物する。
近くに住んでいても、この花火大会を見物したのは今回が初めてのこと。
昨年中止の寂しさを吹きとばすような、人人人の波。
やはり夏には花火が定番でなきゃ
| 2007年07月29日(日) |
参議院選挙 四国が動いた |
注目の参議院選挙の結果は、予想通り与党の大敗の結果となった。
改革路線の陰に隠れて、全ての制度に疲労が溜まっている。その代表的事例として年金制度への国民不信が、選挙結果に現れたといえよう。
保守の色合いが濃い地域だが、「四国が変われば日本が変わる」と言われ続けたことがまさに現実のものとなった。
愛媛選挙区でいえばその勝敗を分けた要因は、私は候補者が発するオーラだと見る。３名の候補の内２名の方を間近で見たが、その時点で勝者がどちらであるか予測できた。
荒削りだが将来の地域を託すに値する可能性を感じさせるフットワークの良さ。方や権力の中枢にあったこれまでの実績など感じられないその姿。
上げ潮に乗った者と、退潮ムードに拍車がかかった者と、選挙期間中にこんなに潮目が大きく変わる選挙も珍しい。
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選挙を戦って勝ちを収めてはじめて発言権が得られる立場の者として、人を引き付ける魅力を保ち続けることの大切さと難しさを感じる。
小泉改革の急先鋒として自治体合併を進めた元総務大臣片山氏の落選が、改革路線の美辞麗句の結果としてもたらされた地域の疲弊の現状を映し出すように見え印象深い。
| 2007年07月28日(土) |
パズル 数独 が面白い |
カブトガニ探検隊のこと、サイクス事業の「小学生物売り」の批判、自治会行事の準備、灌漑用ため池の修理と様々あった一日だが、チョット趣向を変えてパズルのこと。
縦横９ますの中に１から９までの数字を入れていくといういたって単純な「数独」というパズルがあるのだが、これが面白い。
キーとなる数字が与えられているのだが、この数が少なくなるほど難解となり、手に負えなくて解けないままに諦めることもある。
今日の新聞に掲載されているこの数独を、チョット気分転換にと思って解きに掛かったのだが、のめりこんでしまい解き終えた時にはもう深夜である。
なんだか達成感が頭を支配して、これから色々と文章をまとめる気になれないのだ。
新居浜市では３５度を記録したという猛暑日、頭も炊けてしまうような一日だった。そんな頭を活性化させ、根気と集中力を取り戻すには最適なパズル。
解き方のコツは得た。さあどっからでもかかってらっしゃい。
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市政分析のほうはこのパズルほど難解ではない。というよりもいたって単純明快。
| 2007年07月27日(金) |
高松市地域コミセン 運営活動状況 |
�｜楼茱灰潺絅縫謄�事業について
・各地区公民館から地域コミュニティセンターへ移行した経緯
・地域コミュニティセンターへの移行による、
・事業内容の変化
・施設運営予算、事業予算の変化
・管理状況の変化
・各地区地域コミュニティ協議会の運営、活動状況
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今回の研修での調査項目の内、「・各地区公民館から地域コミュニティセンターへ移行した経緯」については、アップした。
されに補足すれば、
連合自治会よりの要望があり、公民館を教育委員会の管理から切り離したとのことだが、そこに至るまでには、市長、議会、担当部署との周到な準備がなされていたことがうかがえる。
研修当日、私はそこのところを率直に聞いてみたところ、担当者より「それはあります」と答えてくれた。
いただいた資料には、
・平成１４年９月６日 連合自治会連絡協議会より「地域コミュニティ構築支援等に関する要望書」が市長、議長宛提出される。
これを受け
・同９月２４日 地域コミュニティづくり推進本部（本部長：助役、本部員：部長級職員）を設置。コミュニティ支援策を協議。
と動きは早い。
公民館を地域コミセンに移行させるという発想がどこから出てきたのか気になるところだが、担当者は「静岡県などに先行事例はありますよ」と答えてくれた。
（愛媛では、情報過疎となっていることを痛感）
ーーーーー
次に
・地域コミュニティセンターへの移行による、
・事業内容の変化
・施設運営予算、事業予算の変化
・管理状況の変化
この内「・管理状況の変化」については、センター長を公募によって決めるということはアップした。
「・事業内容の変化」については、
公民館時代は、生涯学習サークルの活動や各種教養講座等が中心であったが、地域の各種団体やコミュニティ協議会の会議・行事等の開催が増加しています。
との答えがある。
・各地区地域コミュニティ協議会の運営、活動状況
については、高松市のＨＰから各地域コミュニティ協議会のＨＰにアクセスできる。
私は研修に行く前、事前にその内容の充実を見て、今回の高松行が有意義なものとなることを確信した。
それに加えて、２２日の日記で触れた
「高松市コミュニティ協議会連絡会」によってまとめられたハンドブック
が 優れもの。
| 2007年07月26日(木) |
高松市地域コミセン センター長の選任方法 |
２１日付け日記、「公民館の運営について」○○氏への手紙の中で、地域活動を担う人材確保について私は、
「それには、体制もさることながら人の条件を如何にクリアするのかということに尽きるのですが、これは永遠のテーマと言わざるを得ませんね。」
と書いた。
２０日に研修をさせていただいた高松市の地域コミュニティセンターでは、センター長（西条市で言えば公民館長）をどのように決めているのかを聞いてみた。
研修を行った「旧高松地区地域コミュニティセンター」の協議会長は、公募によって募集し、地域協議会長を中心とした選定委員会でもって決定していると答えてくれた。
応募は６名あり、地域コミュニティ活動に対する想いを作文にして提出し、選考委員の前でのプレゼンテーションを経て決定したとのこと。
なんと、その理想的選考方法に 感動 を覚えた。
しかも
「この地区は理想の形が取れたが、他の地区では協議会長がセンター長も兼ねている事例もある。合併町では、地域コミセン協議会がようやく出来た段階。」
という現状を語ることもいとわない誠実な対応だった。
ウーム。
| 2007年07月25日(水) |
夏本番 農作業 高校野球 伊丹十三 |
５時半に起床して、共同水源の潅水管理当番。
稲の生育は土用直前の高温によって一番進んで行く。その成育を促す追肥を１０ａ当たり２０ｋｇ投入するのだが、この作業は暑いさなかの重労働。
午前中の涼しさと潅水した直後の水の冷たさでもって、その苦労をやわらげようとの試みは、うなぎのぼりの気温上昇にもろくも潰えてしまう。
昨日は５０ａほどの作業をこなし、今日は残り全部の作業をやり終えた。
潅水作業も１１時半には終了。これまでで、一日のエネルギーは消費してしまった。か
残りの時間は、エネルギー充電のための時間に充当。
妻と二人で、下の娘が通う高校の野球応援に坊ちゃんスタジアムまで出かけ、試合終了まで観戦。次の試合に駒を進めたが、これから先は様々な予定が入っているのでこられそうにない。
帰り足で、前回は見ることが出来なかった、「伊丹十三記念館」に入館してみる。
この人の作った映画は、一時代を築いた。現代社会のその一面を切り取り映像に仕立てる才能を、この記念館は伝えていく使命を持って生まれたのだろう。小さな空間を上手く使い、伊丹の業績を網羅した展示内容。
妻の見立ては、「大人一人８００円は高いけれど、この間松山に開館した美術館よりは良いわね。雰囲気がある。」
「あそこは、何をどう見せたいのかさっぱり分からない。軍人の業績なの、作家の業績なの、松山との関わりなの」
（と、ここまで言うと、どの館のことだか特定されてしまうか）
帰宅後、これから予定されている自治会行事の準備作業を少々。「図書館かわら版５号」の配布を３軒。趣味の会への出席。
２２時から始まったサッカーアジアカップの日本対サウジ戦のＴＶ観戦は余計だった。
日記も書かずに就眠。
（２６日記入）
| 2007年07月24日(火) |
新居浜市 まちづくり校区集会 を覗いてみる |
西条市の設定の仕方との比較検討のため、新居浜市でのまちづくり校区集会を覗いてみる。
今日は、垣生公民館で１９時より開催された会に、３０分遅れての出席。地理不案内と出がけの用事で若干遅れてしまい、その全容が十分には把握出来なかったが、西条市での仕掛けとは若干の違いがあることだけは理解できた。
この集会はあと７校区で実施予定なので、時間を作って出席してみるつもり。
| 2007年07月23日(月) |
・全員協議会の開催 ・高校野球 |
１１時より全員協議会が開催された。
協議の件名は
�‐昌格�水に関する意見交換会の結果報告ついて ��大規模複合商業施設の開発計画について
全員協議会に先立って１０時より「水資源問題調査特別委員会 協議会」が開催されたので傍聴した。
黒瀬ダム工水の松山分水問題に関しての松山・西条、新居浜３市での意見交換会第２回会議が７月９日に開催されたことを受けて、その内容を議会に報告するための会議。
意見交換会も問題の本質論議に入っていることを受け、「特別委員会」でも様々な質問や意見が出た。
１１時よりの全員協議会での私の質問は
・黒瀬ダムよりの松山分水が事業費最大見積もり４２０億としてコスト面で優れているとしているが、黒瀬ダムの水利権を取得する費用の試算７２億円は含まれているのか。そのことを西条市は指摘しているのか
・７月１４日付け新聞記事に、松山市からの質問として「西条市は黒瀬ダム建設が良かったと思っているのか」との発言があったと書かれているが、このような発言はどんな経緯で出てきて、それについて西条市はどう答えたのか。
との２点
・水利権の取得費用７２億円は黒瀬ダム分水事業費の試算には含まれていない。西条市ではそのことを今後松山市に聞いてみたい。
・松山市より質問があったが、ダムの存在は西条市の発展にとって有意義であると答えた。
との答弁。
第３回意見交換会は８月７日松山市で開催とのこと。
傍聴してみたいとの想いはあるが、この日は市議会議員研修が予定されているのでダメか。
ーーーーー
「大規模複合商業施設の開発計画について」は飯岡に出店の準備をしているコメリについて、建築審査会が７月３日に開催され、全員一致で許可相当との結論となった。これを受け８月上旬の許可となる。
今後、埋蔵文化財調査のための予算を９月議会に提出する予定。
私からの質問は
・埋蔵文化財の件について、試掘によっての出土の状況は。今後の調査の範囲、時期、期間は。
答えは
・数箇所の柱の穴と少量の土器が出土している。調査面積は１１０００平米程度、期間は平成１９年度から２０年度に調査し、２１年度に報告書の作成を予定している。
ーーーーー
ひうち球場で高校野球の地方予選がある。第３試合は新田対松山商業という好カード。
興味をそそられ見に出かけたのだが、手に汗握る熱戦で帰るに帰れなくなる。結局延長１０回７対５で新田が勝利を収めるまでの観戦となる。
プレーボール１４時半。ゲームセット１８時。プロ野球並みの試合時間の観戦で入場料５００円は安い。
途中、電光掲示板のトラブル有り。内野スタンドほぼ一杯の、遠来のお客さんが多い中でのトラブルはいただけない。
試合の審判等運営スタッフに、西条市のスポーツ関係者を多数見かける。梅雨明け宣言が出た暑さのなかご苦労様です。
| 2007年07月22日(日) |
高松市コミュニティ協議会 |
２０日に高松市で行った行政視察でいただいた資料を読み返している。
公民館を運営する所管を教育委員会から市民部に移管させるという発想がどこから出てきて、その大きな変化が地域コミュニティ活動にどう影響しているのか。
今回の視察のテーマは明確ではあったが、枠組みを変えるという 荒療治 ともとれる改革について、市民の反応はどうなのか興味があった。
そのところを分かり易くかかれたハンドブックが発行されている。
「高松市コミュニティ協議会連絡会」によってまとめられたハンドブックの冒頭「発刊にあたって」にはこう書かれている。
ーーーーー
進展する少子高齢化を背景とした自治会加入率の低下、地域の連帯感の希薄化に危機感を抱き、地域の衰退に歯止めをかけるとともに、地域力の再生を期し、市長、議長への要望書の提出を契機として、以来、行政の支援をいただきながら、われわれ市民みずからの問題として、地域コミュニティづくりに取り組んできました。
その結果、平成１８年１月、旧高松市域内の全地区でコミュニティ組織が構築され、また、同年４月からは地区公民館をコミュニティセンターに転換し、地域による自主運営・自主管理を開始しました。合併６町の地域においても、最近一部で組織が立ち上がるなど、組織化に向けて取組みが進行しつつあり、当初から関わってきた者の一人として感慨ひとしおのものがあります。
ーーーーー
今回の個人研修における質問項目に対して、こんな回答を用意してくれている。
Ｑ各地区公民館から地域コミュニティセンターへ移行した経緯
Ａ
平成１４年９月に高松市連合自治会連絡協議会会長から市長・議長宛に提出された要望書の中で、コミュニティ組織構築に係る支援と併せて、地区公民館をコミィニティの活動拠点に位置付けるとの内容が掲げられたことが直接の契機です。
その後、コミィニティづくりの支援施策の一環として、各地区（校区）コミィニティ協議会の活動拠点を確保するため、公民館を教育委員会から市民部へ所管替えし、平成１８年４月からコミィニティセンターとして、地域コミィニティ協議会による自主運営・自主管理としました。
ーーーーー
高松市には「公民館は法の縛りのもとでの運営である」という弊害の部分を、十分に把握している方々が存在していたということにまず驚かされる。
| 2007年07月21日(土) |
「公民館の運営について」○○氏への返信 |
公民館の運営については、どうも今ひとつ考えがまとまらないというのが偽らざる心境です。
○○さんの考え方は、主に行政体制の方からの見方によって組み立てられているように拝察します。私は、書生論と言われることを承知で、常に個人の生き方を基本に、自治の本旨に則った活動を主体として考え方を構築したいと思います。
確かに旧西条市の各地区は祭礼行事を執り行うことによって自治会活動が盛んに行われ、そこからの人材が、様々な団体の活動を支えていることはあります。それが旧東予や小松、丹原ではどうなのかが問題ですが、「協動」が行政体運営のキーワードとして持てはやされている現状において、（あえて言えば）これまでと同様の体制では、お互いの不幸を招きかねないと思います。
「保守でないと人ではない」と見まがうような愛媛の現状において、行政体職員と地域の一握りの実力者が 指導 する地域社会は、トップに人を得たら地域は豊かになると想いがちでしょう。しかし、愛媛の現状は、はたして人々は幸せで豊かな生活をしているでしょうか。
民主主義社会において、健全な批判勢力が存在し、切磋琢磨することによって地域社会の様々な部分が発展していきます。私はその方向を目指しての示唆を心がけたいと思っています。
公民館の運営は、「社会教育法の縛りの中での活動である」ということは釈迦に説法であることは重々承知の上で言えば、地域住民の意思による活動が主であり、公民館はそんな行動を下支えする従の関係であるべきです。しかし、これは、○○さんのいう硬直的な待ちの姿勢による運営ではなく、主たる住民の活動を十分に生かしていく黒子としての存在を理想とします。
それには、体制もさることながら人の条件を如何にクリアするのかということに尽きるのですが、これは永遠のテーマと言わざるを得ませんね。
旧東予市では市職員を 公僕たる存在 として鍛えることを主眼として、公民館主事として配置していましたが、このことは地域活動の活性化に繋がり大きな効果をもたらしたと評価します。
その反面、このことが地域住民の自治意識の醸成と主体性を育むことの阻害要因となっていたとすれば、ある時点では 突き放す ことも必要となります。
大きな軋轢を生むことがあったとしても、自治体合併や行政体トップの交代は、それを行う絶好の機会となります。
○○さんのおっしゃるように「公民館運営についての多様性を持たせる」というのが理想なのでしょうが、現状、その必要性を認めそのメリットを生かす状況に無いと感じています。地域の現状を十分に把握し、行政運営上の仕事や地域のイベント運営等、様々な要素を全て理解したうえでないと、多様な運営形態を構築していくという仕事はできません。
私自身も、まだ、新市全体の地域事情を把握しているとは言い難いことを認めます。ですから、公民館にもっと大きな力を持たせるというということの、その方法論が今一打ち出せないところです。
地域住民がこの街に何を求め、自治体トップを頂点とする自治体職員がどんな街を作りたいと思って行動するのか。その両方がないと、公民館に人と金をつぎ込んだところで、効果があがることは少ないでしょう。
西条市の現状は、地域住民にとっても自治体職員にとってもなんとも不幸な状況にあることだけは、地域を回ってみて痛切に感じています。
高松市の公民館運営形態については、一度調査してみます。
答えとなっていないことは重々承知しながら、今回はここで一応の締めとします。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
敬具
ーーーーー
５月３０日付け ○○氏への返信。
今回の高松市での行政視察を行う元となった手紙。
地域の現状を憂う○○氏からの手紙への返信として書いた文章だが、私信として、私の考えの全てを吐露したつもり。
それをあえてネット上にリリースする理由は、このものの見方が私の今後の政治活動や地域活動の指針となるように感じるから。
| 2007年07月20日(金) |
高松市で地域コミュニティ事業についての研修 |
母のふるさと香川の山は、なだらかで心が落ち着く。比べて西条の山は聳え立ち荘厳だが、人の心までも尖らせるようだ。
６時４５分発の「いしづち」で、高松市での行政視察に出かけた。
西条帰着は１６時０６分。
とても一日の日記では書ききれない充実の一日となった。
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相手先 高松市 市民部 地域振興課
・調査項目
�｜楼茱灰潺絅縫謄�事業について
・各地区公民館から地域コミュニティセンターへ移行した経緯
・地域コミュニティセンターへの移行による、
・事業内容の変化
・施設運営予算、事業予算の変化
・管理状況の変化
・各地区地域コミュニティ協議会の運営、活動状況
・事業実施による地域住民の評価
・今後の課題
�∋毀瓜臆茲悗亮茲蠢箸�
・ＮＰＯと行政との協働に関する基本計画について
・高松市協働企画提案事業について
※施設見学 代表的な地域コミュニティセンターを見学させていただければと思います。
・行程 ＪＲ利用
・参加者 一色達夫 一名
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公民館を教育委員会の所管から市民部の所管に移し、地域コミュニティセンターとして運営していくという取り組み。
地域自治を実現させる取り組みはここまで進化しているのかと、目から鱗の思いを持つ。
西条市でいたのではとても出てこない発想だ。
| 2007年07月19日(木) |
地下水位観測井戸の状況 |
平成１９年６月議会での一般質問に取り上げた「地下水位観測井戸の状況」についての基礎的データ。
西条市ＨＰ内「水の歴史館」内に、地下水位観測井戸の一覧表がある。この３５ヶ所の観測井戸の内、旧西条市の１８ヶ所を見て回った状況をメモしていたのだが、私の質問の意図するところを記憶しておくためメモをまとめた。
観測井戸の残り、ナンバー２０〜３５は旧西条市以外だが、これは旧西条市での観測目的と違い、地盤沈下の観点から地下水位の観測をしているそうだ。観測機器は、国から払い下げられた物で、全て自動記録水位計となっている。
ちょっとコマーシャルをすれば、一色達夫の一般質問は３分間だが、この質問をするための事前調査には時間が掛かっている。
観測地点の調査は２月５日だったが、質問に使ったのは渇水懸念が広がっていた６月議会。
事前調査を入念にして、課題を明らかにするのは議員の仕事。
答弁では、「年間予算の中で機器の更新をしている」と現状をすり替えたと私は感じた。だから、私の調べたデータを公開して、行政が年代物の観測機器などを今後どのようにするのか、見守ることとする。
ーーーーー
地下水位観測井戸の状況
１、鷹丸（児童館）
・昭和６３年製造の自動記録計（電池式一週間計）（誤差が大きい）
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
２、西条小学校（体育館横）
・昭和６１年１月製造自動記録計 潮位で水位が変化する。
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
・パイプの継ぎ目を布で覆い補修している。 ステンレスカバーを付けている。
３、市塚（新開の水田の中）
・昭和６１年１月製造自動記録計（電池式 一週間計） 潮位で水位が変化する。電池は１年間くらいの寿命がある。
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
・記録計を覆う小屋が無く、風雨時での観測が困難。
４、禎端小学校（グランド横海側 観測小屋）
・メモリー式記録計「データがメモリーチップに自動記録される」
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
５、三本松（交番前記念碑の横、ストックハウス観測小屋）
・昭和５５年４月製造（ゼンマイ式 一週間計） 潮位で水位が変化する。
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
６、玉津小学校（グランド横 観測小屋があったが台風で破損したままの状態）・メモリー式記録計「データがメモリーチップに自動記録される」
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
７、大町小学校（北校舎横 ブロック製観測小屋）
・昭和６２年製造自動記録計（ 電池式 一週間計）
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
８、神拝小学校（北校舎横 観測小屋）
・平成９年１月２３日購入「電池式３ヶ月自動記録計」
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。 併用
・午前６時に水位が上昇のピークとなり、午後８時に低下のピークとなる。
計器は正確にデータを取っている。
・遠隔地での地震によって、水位の揺れが観測される。
９、明神木（水田の中にある自噴井戸）
・自噴井戸にパイプを繋ぎ、自噴の高さを測定。 バケツで自噴量を測定。
10、原の前（個人住宅にある自噴井戸）
・自噴井戸にパイプを繋ぎ、自噴の高さを測定。 バケツで自噴量を測定。
11、富士見町（住宅地にある自噴井戸）
・井戸近くにある電柱にパイプを取り付け、自噴の高さを測定。
12、東禎端（水田の中にある自噴井戸）
・自噴井戸にパイプを繋ぎ、自噴の高さを測定。 バケツで自噴量を測定。
・どんな渇水時にも枯れたことが無い井戸。
・ここでの自噴高さが６０ｃｍを切ると大渇水となる。
13、古川住宅（住宅地内の自噴井戸）
・古川住宅内の自噴井戸で、バケツで自噴量を測定。
14、下町（住宅地内の自噴井戸）
・観測日には、パイプに石が詰まって観測不能だった。
15、川原畑（ＪＲ加茂川鉄橋近くの井戸）
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。
16、南中学校（旧寄宿舎横の井戸）
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。
17、安知生新開（水田の中にある井戸）
・観測井戸にメジャーを下ろして測定する。自噴の高さを測定。
18、中西新開（水田の中にある自噴井戸）
・自噴の高さを測定。 台風時には井戸から水が溢れ出る。
2007年７月作成 一色達夫
| 2007年07月18日(水) |
加茂川総合開発事業計画の見直し |
用事があって市役所に行ったら、駐車場側の玄関先を京都ナンバーのマイクロバスが塞いでいる。
「この大きな態度は何なんだ」とひらめき、前に回ってみると「フエ大学・京都大学国際交流セミナー」との表示がある。運転手に聞いてみるとベトナム人と京都大学のお方を乗せて、前日から西条に来ているのだという。数日滞在するのですかと聞いてみると、今日には広島に向かい、ベトナム人は観光をしたあと帰国する予定だという。
運転手と市民安全部の職員が対応しているところも見かけ、この話もあり、例の防災に関する事業関連の来訪者だと察した。
サイクスを介して京都大学の指導を受けるという実践防災計画事業は、今年の５月２日に６０９０００円で随意契約しているが、この契約は６月３０日までとなっている。
だのに、また京都大学からの来訪があったとすれば、また別な契約を結んだのかどうか確かめねばなるまい。
誰かさんの趣味のようにサイクスに市民の税金を投入する事業は、その内容を十分に吟味する必要がある。サイクスには防災の専門家などいないのに、京都大学との間の口聞き料で市民の税金が消えている。
今日は７月１８日。もう市報８月号の編集は終わっただろうか。今日の○○国際交流セミナーの様子は、市報のページを大々的に飾ることだろう。さて何月豪華な（違う）号かな。
（表題と違う内容になった）
ーーーーー
今日の愛媛新聞のデスクノート欄に「加茂川計画の見直し」という記事が掲載された。
西条工水の赤字問題が、松山分水という問題に発展したこれまでの経過から、加茂川の現状という真に問題とすべきことにようやく行き着いたようだ。
水を分けるということは、猫の子をやるように簡単な話ではない。マスコミもやっとそのことに気づいたのか。
「やっと」というのには訳がある。
明比昭治県議のＨＰの「時の話題」欄を見ると、平成１７年１２月１５日にアップされた「黒瀬ダム水問題」がある。
この文章の内容は、今日のデスクノートの内容と同じだ。
だが、条件闘争にはならないように要注意。あくまでも西条の水は一滴も外には出さないというのが市民の意思。
| 2007年07月17日(火) |
６月議会で明らかとなったこと ・コメリの出店 |
企画建設委員会の議案審議が終わったのち、委員会協議会となり、市担当から飯岡の国道１１号線バイパス三叉路付近に出店を計画している コメリ についての報告がある。
私の住んでいる地域近くのことなので、関心を持って見守っていた施設なのだが、報告によって現在の詳しい状況が分かった。
この地区への大規模複合商業施設の進出に伴う「土地利用計画の変更」については、建築審議会での審議を経て最終的に市長が判断するため、事前の調整が進められている。
建築審議会は７月に開催予定ということで、議会に対して事前の状況報告である。
私からの質問は
・用地は買い取りか借地か
・地元から意見が出たという水処理対策の状況は
・埋蔵文化財の調査をしていたが、その状況は
というもの。
・用地は借地、（施設の中央を縦断する道路については、開発道路としてコメリが用地取得し整備を行う）
・駐車場の舗装を透水性のものとする。浸透枡を設置。調整池を作る。等
・事前調査で文化財が確認されているので、開発が決まれば県の埋蔵文化財センターとの打合せによって、本掘ヶ所の調査を行う。
との答え。
現状での開店の時期は２０年の秋頃。
| 2007年07月16日(月) |
６月議会委員会審議��氷見住宅の用途廃止 |
６月議会企画建設委員会で審議した議案に「市営住宅の設置および管理条例の一部を改正する条例について」がある。
これは、氷見小学校区浜道地区にる市営住宅９戸を廃止するというもの。
戦後間もない昭和２３年に建設されたこの市営住宅は、傷みが激しいため解体する。
ここに市営住宅があることを知っている方は少ないだろうが、議員としては、市民の財産の状況を詳しく知っておく必要がある。
用途廃止に伴って問題と思われることは、跡地の利活用方法だろう。
そこで、まずは現場に出向いて住宅の状況を確認し、さらに周辺の住民に声を掛けて情報収集。
跡地利用について地元からこれといった要望は出ていない。
市の方針は、「当面更地のままで管理する」。というもの。
| 2007年07月15日(日) |
６月議会委員会審議��辺地総合整備計画の策定 |
台風４号が通過した。朝一番の仕事は、この台風の地域への影響調査から始まる。
一時間雨量も、瞬間風速もそれほどのものではなく、心配していた市道沿いのニセアカシアは倒れていなかったし、降雨による土砂災害の発生も無かった。それでも、排水が集中するヶ所では、一ヶ所に流水による土砂の流失が見られる。
このような時に、水路整備についての今後の課題が見えてくる。
あとは、農作業や納屋の整備などで一日が終わった。
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６月議会での企画建設委員会議案審議のなかで、一般会計予算の審議が終わった次は、議案第４７号「公共下水道事業会計補正予算」の審議。
これは５月２８日の日記に書いた、本河原雨水ポンプ場の可動に関する管理費用の補正が主なもの。
続いて議案第５０号に「辺地総合整備計画の策定について」がある。
議案書を見て、私の所属する委員会での審議なのでチェックを入れた。だが、この名前の議案について過去に聞いた記憶があるが、何年の何月議会のことだったか思い出せない。
事業は、継続する中から様々な修正を加えながら進んで行くものだのに、過去のデータを把握しないままの議案審議では困ったもの。そこで、困った時の頼みの綱で、ネット検索でもってこの名称の事業についての理解を図ってから委員会に臨んだ。
そんな、心の引っかかりを持ちながら今日まで来ていたのだが、やっぱり気になり、西条市ＨＰでの検索を試みて、ようやく平成１８年９月議会のデータに行き着き、やっと心のもやもやが晴れた。
台風一過の青空だ。
昨年の企画建設委員会を傍聴したおりのメモと、議事録にあった委員長報告を事前に把握しておけば、もっと他の聞き方があっただろうにと反省しきり。
そんなところから、昨年のデータと今回の事業計画を、一つのファイルに整理し直した。
今回の「西条市辺地総合整備計画」は大保木辺地、鳴辺地、明河辺地の３辺地について、１４事業を５年計画で実施するというもの。
この事業とともに既存事業を絡ませながら、市地域の総合的整備が図られるよう、推移を見守る必要がある。
３辺地合計の事業予算計画は６億８４２５万４千円。
台風４号が接近している。７月に上陸する台風としては、観測史上最も低い気圧を記録したということで、防災対策の一日となった。
水田の見回りでは水路の水口を閉めて回り、地域を流れる小河川の状況を点検。昼過ぎには、既にそこ此処の水路には水が溢れている。
地域内の見回りを済ませたら、今度は家回りの点検。風で飛ばされないよう、様々な物を家の中に入れたり、雨戸を閉めたり、雨どいの流れ具合を点検したりしていたら、たちまち濡れ鼠である。
ＴＶでの台風情報とともに、西条市ＨＰ上での雨量情報と防災情報は役に立つ。
雨量情報は気象庁観測局２ヶ所、愛媛県観測局８ヶ所、西条市観測局５ヶ所、計１５ヶ所の総合データとなっており、複雑な地形の西条市での局所雨量情報を細かく入手することが出来る。
６月中旬の水不足の時、雨量情報に関心を持ってチェックしていた時には、１５ヶ所全てのデータが即座に表示されていたのだが、今日はアクセスが殺到しているのか県のデータがなかなか表示されない。
こんな時に、システムの脆弱さが露呈するとは、なんとも間に合った話である。
一日、地域での取り組みも含めて様々な防災データをチェックしていたら、平成１６年の台風災害を教訓として良くなっている部分と、未だ危機管理能力が欠ける部分とがあることが分かる。
地域では、今日の夜予定していた集会の延期と、明日予定していた催し物の中止を早々と決め、台風の通り過ぎるのを待っている。
その他私の防災対策は、ライトの数確保と点灯チェック、長靴と雨合羽の購入。７月始めに、携帯電話を防水の物に機種変更。
| 2007年07月13日(金) |
量入制出 から 量出制入 へ |
四国愛媛県の市議会議員が、北海道での行政視察を行うことに、少なからぬ批判がある。
私は、今回の企画建設委員会の視察先が北海道であることを知ったとき、これまでとは違った躊躇を感じた。それが、参加の方に心が傾いたのは、旭川市が視察先に入っていたことが決め手になった。
何事でも日本一になるような事例を出した地域というのは、その地域全体の雰囲気があることを、これまでの経験則として持っている。旭川市の場合は、動物園という運営アイデアを発揮するにはしんどいと思われるような素材を、たゆまぬ努力によって日本一に押し上げた。その理由はどこにあるのか書物を読んだだけでは分からない部分を、街の空気を吸うことによって知りたいと思った。
西条を出る前に作った目的は、実際にこの街を訪れることによって達せられたが、それを私のホームグランドでどう生かすのがが、市民の皆さんの税金を使わせてもらった議員の責任としてある。
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ある意味拘束される三日間を少しでも有意義な時間とするため、一日一冊と思い西条を出るとき三冊の本をもって出たのだが、結果として読めたのは「自治体財政のしくみ」一冊のみ。
この本の中にあった、「量入制出 から 量出制入 へ」の項が心に留まった。
筆者は、長く所沢市の財務畑で仕事をしていた行政マン。
このような経歴の方は、えてして硬直化した理論を展開しがちだが、どうしてどうして最後の方に目から鱗の理論を展開している。
自治体財務に限らず会計などというものは、「入るを量って出を制する」という基本に囚われてしまう。それを地域住民が提供を求める行政サービスの水準を基準として負担を決めるという考え方に立つほうが、自治という協働作業には相応しいとする。つまり「出を量って入るを制する」なのだ。
現在の日本は、こんな相関関係よりも、国民の借金に目をつむり、自分だけはババを引かないよう逃げている。今がよければそれでよし、もしくは無関心。そんな風潮に対して、自治体財務の観点から修正を試みる。
予算は、地域作りの基本中の基本。
| 2007年07月12日(木) |
北海道札幌市 スポーツ交流施設「つどーむ」視察 |
企画建設委員会行政視察三日目は、午前中に札幌市 スポーツ交流施設「つどーむ」を見学し、１３時の飛行機で帰路に付く。
この施設は総予算５６億の整備費用を使ったスポーツ公園の中核施設。年間稼働率が９０％以上という人工芝敷きの屋内体育施設。
１８０万都市札幌の、活力を感じさせる施設である。
札幌は、札幌ドームを作り日本ハム球団を引っ張ってくるなど、都市としての活力が全国的に鳴り響いているようだ。しかし、私の目には、北海道という日本の中でも特異な存在の中心から、小東京のような存在へ変化しているように感じた。
北海道文化の中心から、何でもありの小東京への変化。それは、日本のそれが象徴するように、国土の均衡ある発展から東京一極集中への変化である。
私の意識に刷り込まれた 北海道土産 といえば、バター飴、とホワイトチョコ。それに北海道産の木材を使った木彫りの熊。
新千歳空港の土産売り場を歩いてみたが、バター飴が無いのだ。
あるのは、綺麗に包装されたブランド物のお菓子ばかり。一目で、日持ちがして、包装ばかりで、利益率が高いものばかりが並んでいると分かる。
商品知識がありそうな年配の売り子さんを選んで声を掛けバター飴は無いのかと聞いてみたら、「あら珍しいわね」と言って、棚の隅にある昔懐かしい「トラピスト修道院製のバター飴」を示してくれた。
北の大地が育んだ素朴な品から、工場で大量生産されたブランド物に凌駕された土産物売り場。もう一つ言えば「夕張」という字がやけに目に付く。
経済活動の結果だといえばそれまでだが、地域文化を大切にしない地域の行き着く先はどんなだろうと、日本の将来像となんだかダブって見えた。
これが、今回の研修で最大の収穫だ。
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１７時半には帰宅。愛媛の蒸し暑い気候に体を慣らそうと、１８時から河川敷きの除草作業。１０分もしない間に体から汗が吹き出てきた。
力任せに振り回した草刈機。１９時１０分、ハンドルが折れたので作業を止めた。
| 2007年07月11日(水) |
北海道芦別市 「合宿の里事業」行政視察 |
企画建設委員会行政視察二日目は、北海道芦別市 「合宿の里事業」について。
戦後の一時期、石炭景気に湧いたこの市は、７万人の人口を擁していたのだという。それが現在は１万９千人ほのど街となり、地域活性化のひとつの取り組みとしての「合宿の里事業」である。
西条市では市長の思いつきで「合宿の里」構想を打ち上げているが、私は、「地域への人の入り込みは様々ある中で、何故合宿という一形態に特化するのか」はなはだ疑問に思っている。
個人研修で、既に石川県白山市で「大学合宿誘致事業」について研修を行い、愛媛では四国中央市の「グリーンフィールド富郷」の事例について、既にレポートした。
芦別市での事例は、一つの参考とはなる。
（１２日記入）
| 2007年07月10日(火) |
北海道旭川市 「北彩都あさひかわ」行政視察 |
企画建設委員会の行政視察一日目は、北海道旭川市 「北彩都あさひかわ」について。
この事業は「旭川駅周辺開発整備計画」の総称である、全体計画予算が１１４０億円という一大プロジェクト。既に完成しているホテルの屋上から全体を見渡せば、その全容が分かる。
旭川は北海道第二の都市として重要な役割をしているが、その都市の活力を感じさせる壮大な事業である。
旭川市の旭山動物園は年間入場者数３００万人を記録するが、この数字は上野動物園を抜いて全国一だという。そんな成功事例を作った秘訣がどこにあるのか、この旭川駅周辺整備事業を見て感じることろがある。
開拓当時に綺麗に区画された街。駅から伸びる一本道は、日本で始めての歩行者天国を実現させたのだという。早朝歩いてみると、電線の地中化事業や町並み整備事業、下水道整備等々、これまでに多くの公共投資を行っていることが一目瞭然だった。
そんな、公共的仕掛けとともに、住民による「ごった煮的」な取り組みがそこ此処に見かけられる。
北海道の壮大さが人々の気の持ち方も大きくし、よい事は何でもやってみよう的発想が満ちている街と見た。
（１２日記入）
| 2007年07月09日(月) |
６月議会委員会審議�ε賤襲親宛�園整備事業 |
東予運動公園整備事業として、６月議会に提案された予算は
８億１５３万３千円
これは屋内体育施設を建設するための予算７億９２００万円と事務的経費を合わせたもの。
この事業については、これまで疑問点を詳しく書いてきた。
今回の予算は、１０月着工を目指しての基礎工事部分の予算である。
今回の議案審議で明らかとなったことは、全体予算は約１７億円。内、国庫支出金（公園建設のための補助金）が５０％であとの残り５０％の内９５％を合併特例債で賄う予定とのこと。
つまり、市からの純粋な持ち出し予算は少ないということ。
かといって、後の維持費は全て市の負担となるのだから、折角の施設を有効に使わなければならない。だが、今回の屋内体育施設は、当初の砂入り人工芝敷き詰めの計画から、ロングパイル人工芝に変更となり、したがってこの施設を利用できるスポーツ種目ががらりと変わった。
人工芝の種類が変わって少しは利用頻度の向上が期待できるが、それでも体育館とくらべたら、格段に少ないことに変りはない。
計画性も何も無い、誰かさんの思いつきでの事業の色合いが濃いのだから、私はこの予算に賛成する気にはならない。
この予算の審議にあたって私は、事実関係を明らかとすることを主眼として質疑を行った。
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明日から二泊三日の予定で、企画建設委員会の行政視察にでる。
予定地と内容は
・北海道旭川市 「北彩都あさひかわ」について
・北海道芦別市 「合宿の里事業」について
・北海道札幌市 スポーツ交流施設「つどーむ」について
あえてコメントすれば、これが議会の現状
| 2007年07月08日(日) |
自治会行事の準備いろいろ |
曇ってはいるが雨は降らない一日だった。朝から水田への潅水作業。
そろそろモグラが畦に穴を開けだすので、水が入った頃を見計らい、水田周囲の見回りが必要となる。
そんな作業をこなしながら、自治会関係やその他諸々の仕事を順次片付けていく。７月、８月には様々な行事が予定されているので、それらの事前準備が目白押し。
議会関係の調査活動をこなしながら、それら行事の段取りをやっていたら、この夏も直ぐに過ぎていくことだろう。
夜には自治会の役員会。１９時半からはじめて２１時半には終了した。事前の資料準備が功を奏し、これからの行事の段取りや報告事項がスムーズに理解を得られた。
が、大きな予算を伴う事業は、なお検討を要する。自治会会計も粗方の使い道が決まっているので、新しい事業に回せる予算が限られている。全体の状況を見計らいながら、運転資金の残高と相談しながらの、事業実施である。
なんだか、自治体予算編成と運営の縮図のようだ。
| 2007年07月07日(土) |
大阪松竹座 歌舞伎観劇ツアー |
普段目一杯の仕事をしている自分へのご褒美。今日は大阪松竹座での歌舞伎鑑賞である。
６月中は水不足から田植えが遅れ、今日の大阪行もどうなるかと一時期心配したが、昨日の雨で水田にはたっぷりの水がある。朝４時起床で支度をして５時の待ち合わせでのバスーツアー。今年は総勢５０名で、１１時から始まる昼の部の鑑賞である。
出し物は海老蔵の「鳴神」、愛之助と壱太郎による「橋弁慶」、仁左衛門と海老蔵による「義経千本桜二段目 渡海屋 大物浦 碇知盛の段」。１５時半の終演まで、日本の伝統芸術をたっぷりと鑑賞した。
昨年の襲名興行のような、華やかさにはかけるきらいが無きにしもあらずだが、それでも歌舞伎界当代唯一の実力者の出演とあって、松竹座満員の中での熱の入った上演であった。
歌舞伎には様々な楽しみ方がある。人気役者に拍手を送るも良し、衣装の派手やかさに目を見張るも良し、長唄や囃子連中の声や音色を楽しむも良し。そして、会場を埋める観客の、衣装や掛かる声を楽しむも良し。
年に数回は必要な、自分の鑑賞眼を最高レベルに合わせておく作業。これを時々やっておかないと、目指すべき目標レベルも下がる。
こてこての大阪界隈の風景は、人に酔うばかりで吸収することは少ないが、それでも一地域の緩慢と続く日常への、刺激となることは確かな大阪行。
| 2007年07月06日(金) |
一日雨 デスクワークと外回り。様々仕事は捗ったが |
一日中雨が降り続いた。これで水不足も完全に解消されたが、今度は雨による災害が心配となる。
朝からデスクワーク。まず昨日の日記を付け、次に自治会に提示するための資料作り。さらに水に関するメモをきっちりと文章にまとめる。
雨の日のほうが良い仕事として思いつき、これまでにまだ見ていない排水機場を見て回る。今日行けたのは、今在家、広江、北条の排水機場と、三津屋、本河原ポンプ場。管理人が雨の中を、除塵機の掃除をしている姿を見る。人々が休みたい天候だと思う時に、仕事がある方々もいる。
各排水機場の構内に山積みされたゴミを見るが、その種類を確認することによって、流入する地域の実情を知ることもできる。
予算関係の内容確認等のため市役所内の担当を回る。
夜は校区自治会の７月定例会。早く終わったのでもう一つの会にも出席し、現状をシビアに分析し進むべき方向性を提示するも、今一反応が鈍い。私が過激なのか、皆さんがおおらかなのか、もやもやが晴れない状況は如何ともし難い。
| 2007年07月05日(木) |
６月議会委員会審議�ヌ畋そ斬霏竸命巴濃�業 |
企画費関連の予算審査を終わり、次は建設予算。
最初に、８款１項１目土木総務費の項目として「木造住宅耐震診断事業」８１万１千円と「急傾斜地崩壊対策事業」１２６万円が提案されている。
「木造住宅耐震診断事業」８１万１千円は、旧耐震基準で建設された個人住宅の耐震診断を実施する補助金として８０万円の予算の内、国庫支出金４０万円が含まれているので、市として持ち出しは補助金と事務費用を合わせた４１万１千円。
今回の予算は一戸当たり２万円の補助として４０戸の実施を予定している。
この事業についての質疑への答弁で
この事業は平成１７年から実施しているが、これまでの実績として平成１７年度４０戸の予定に対して１９戸の実施、平成１８年度同じく４０戸の予定に対して１９戸、計３８戸が耐震診断を実施した。この内、１戸が耐震補強を実施した。
西条市には耐震診断実施対象住宅は２９１００棟あるが、耐震補強は始まったばかり。
意識啓発活動として街宣車による広報や市の車両に、耐震診断実施を呼びかけるステッカーを張るというような取り組みを行った。
とあった。
防災対策として、「木造住宅耐震診断事業」は地震、「急傾斜地崩壊対策事業」は水害への対応といえる。
事業予算の流れが違うから、担当部署それぞれが様々な事業に取り組んでいるが、そのような事業を包含した防災対策が望まれる。
防災の担当部署として市民安全部があるが、この部署との連携がどうなっているかが、事業の実効をあげるために重要だ。
そこで、地震対策として耐震診断の実施、家具の転倒防止対策の実施、ブロック塀の補強等をセットで行うことを要望した。
防災ハンドブックには様々な防災対策が示されているが、西条市としての取り組みは、まだまだ遅れている。
京大の先生に聞くことに大枚な税金を使わなくても、詳しいマニュアルは社会にゴマンとある。
| 2007年07月04日(水) |
６月議会委員会審議�ず廚蟯儻�ブランド化推進 |
７款１項２目 商工振興費 に計上されていた 旬彩食カレンダー作成委託事業 と ジュニアベジタブル＆フルーツマイスター育成支援事業 の次のページには
７款２項２目 観光振興費がある。
この項目では観光振興費として「西条まつり・新居浜まつり観光ブランド化推進事業費補助金」との説明で、１５０万円が計上されている。
まつり振興として「西条まつり・新居浜まつり」と並べて表示する事業はこれまで無かったことだと思い、質問として
事業の内容、出てきた経緯は。実行委員会の活動への補助 の組織内容、構成員、事務局体制。補助金１５０万円の算定根拠。１５０万円の利用目的。
継続への考え方。西条まつり、新居浜まつりと総称する内容をどう考えているのか。
とメモッテいた。
だが、先に審査した商工振興費の方に力が入り、このページに関するメモを飛ばしてしまったのだ。なんとも締まらない話ではある。
委員会審議を終えてから、傍聴していた議員から、「まつりに関するあの事業に力が入りすぎると、まつりの運営に支障が出る懸念があるのに、どうして質問しなかったの」との指摘を受け、 飛ばしてしまったことに気づき、担当に聞いてみた。
その内容として
県１５０万円 西条市１５０万円 新居浜市１５０万円 計４５０万円の予算。ツアー誘致。 県の元気プロジェクトの中からのアイデアとして出てきた。実行委員会で運営。３年計画で実施
と 予算書にメモッテいる。
ということで、まつり に関して 県を主体とした 新しい事業が今年から始まる。この地域の祭礼行事がこの事業によって、はたしてどんな打ち出しができるのかおおいに注目するところだが。
| 2007年07月03日(火) |
６月議会委員会審議�Ｌ邵撻愁爛螢┐陵楡�事業 |
６月議会に提案された事業予算のうち、１日に取り上げた旬彩食カレンダー作成予算と同じ項目の中に「ジュニアベジタブル＆フルーツマイスター育成支援事業」予算１６５万円がある。
「野菜ソムリエ」という資格取得者を養成する事業のようだが、予算が提案されたので、委員会審査に先立ってネット検索してみると、この内容が十分把握できる。
福井栄治というお方が主催している「ベジタブル＆フルーツマイスター協会」が実施する民間資格である。初級、中級、上級とコースがあり、コース毎に講習会参加費用１１万円がいる。そのうち中級に合格した者が「野菜ソムリエ」を名乗るのだそうだ。
今回の予算は西条市で１０月下旬頃に予定している、資格取得のための講習会参加費用１１万円の内の半額を補助するというもの。参加予定者は３０名。
３日間の講習を終えたのち主催者が実施する試験に合格するば取得できる民間資格が、はたしてどれほどの認知度と専門性と権威があるのだろうか。
食品関係の資格といえば、栄養士や調理師が思い当たるが、この資格は公的試験であり、試験合格者の技量を国や県が保証するというもの。
比べて、今回の予算を付けた「野菜ソムリエ」という資格を得た方々が、どんな仕事をするのかというところが、まだ認知されていないと思う。
穿った見方をすれば、民間資格というものは、その継続性に常に問題をはらむ。
今回の市の予算を受けて資格を取得する方々が、そんな穿った見方を覆すだけの素晴らしい働きをするかどうかだ。
私が認識する食に関する公的な取り組みとしては、栄養士資格を持った専門家が食生活改善のための事業をしたり、栄養教諭（？うろ覚え）が児童生徒の食育教育に取り組んだりしている。
今回の予算、単なる流行の資格取得に終わらないことを望むばかり。
ーーーーー
「しょうがない」発言で久間氏が大臣を辞任した。戦争という国家の犯罪での犠牲者を、一人も出さないよう考えるのが政治家の務めだと思う。ましてや今の日本の平和は、何十万人という同胞の犠牲の上に成り立つのだから、久間氏の辞任は当然だ。
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権力者が出してくる予算を「しょうがない」でＯＫならば、議員も楽にこなせるのだろう。なまじ探究心旺盛でその感情を抑えられず、一つ一つ内容を吟味していたらなんともしんどい限りだ。
だが、やらねばならないこの仕事。今日もやります一色達夫。世の中に「しょうがない ことなんかない」
| 2007年07月02日(月) |
久々のまとまった雨 デスクワーク |
朝６時、強い雨音目が覚める。この雨は１５時頃まで降り続いた。
西条市ＨＰの雨量情報では今日一日の平野部での雨量の累計は３０ｍｍとなっている。これで水不足もひと息つけるだろう。
朝からデスクワーク。例によって資料の整理や、新たな情報分析のためのネット検索等で、直ぐに昼食時となる。昼からは自治会関係の雑用。
雨が小康状態となった１５時過ぎてから、外回りの用事にとりかかる。
ＪＡへ資料の提出。１００円ショップで事務用品、ホームセンターで農業用資材と自治会関係の材料の購入。電気店で新しい携帯電話の機種を見たのだが、夏モデルの内、お目当ての機種の変更料金の高さにため息。風雨時の外回り等、どんな場面でも使えるよう防水のものに変更したいのだが、資金面が・・・・。
議会事務局で視察研修の申し込み。
と、晴れたら晴れたで、降ったら降ったで、議員は多忙である。
| 2007年07月01日(日) |
６月議会委員会審議�⊇楮命�カレンダー作成委託 |
６月議会 で提案された一般会計補正予算の中に、「旬彩食カレンダー作成委託料」２６５万円がある。
私はこの予算への疑問をていして反対した。
サイクス関連の事業を詳しく調べていけば、疑問に感じることが多い。その最たるものが防災事業なのだが、他にもある。
産業振興の名の下に、ふるさと産品ＰＲ事業や食に関する取り組みをしているが、事業報告書を請求して検討してみると、「やってます」というスタイルだけで中身が乏しい。
そのことは当初予算で様々な事業が提案されたときに指摘しているのだが、このとき「旬彩食カレンダー作成委託料」が無かったので、今年はもう止めたのかと思っていたら 性懲りも無く またまた出してきた。
そこで、今回の予算を審議するに当たって私が用意したデータは、
・平成１７年予算額２００万円 門上武司との間で随意契約「１９６３５００円」 契約額の落札率９８％。
・平成１８年予算額２５０万円 門上武司との間で随意契約「２４７５９００円」 契約額の落札率９８％。
・このカレンダーを県内印刷業者に見てもらい、予算見積もりをしてもらったデータ。５０００部印刷で４２万円 デザイン料（最大高く見積もって）７０万円〜８０万円 計１２０万円。
・情報公開請求で随意契約書を入手したとき、担当に対して、２つのカレンダーの仕様は同じだのに平成１８年はなぜ５０万円も高くなったのかと聞いてみた。答えは平成１７年のものはサービスで豪華にしてもらえたが、平成１８年のものは予算そのままでの契約となったので高くなった。とのことだった。
・２００６年のカレンダーと２００７年のカレンダーで、使っている写真のうち、イチゴ、アスパラ、ナス、玉ねぎ、キューリ、さといも、ワタリガニ、ほうれん草、は同じものだ。
・２００６年のカレンダーに登場する料理人は４名。２００７年のカレンダーに登場する料理人は２名。
三年目となる平成１９年の予算では、これまでと同様のＡ−４版１５ページで６０００部（これまで２年間は５０００部印刷）の印刷で２６５万円の予算。これまでと同様に門上武司氏との間での随意契約を予定。登場料理人は１名の予定。との答弁がある。
門上武司氏は「あまから手帳」編集主幹。この人の名前でネット検索したら、西条市との間でどんな仕事をしているか詳しく分かる。
読者の手間を省くために言えば、市場調査と称して関西の有名レストラン等で食事をする事業の道案内人。（この費用は市民の税金）
「旬彩食カレンダー作成委託料」２６５万円は、ある特定な人物への便宜供与的事業であることを指摘して、私はこの予算に反対した。
また、カレンダーの仕様も、レシピとしてもカレンダーとしても、すこぶる使い勝手が悪い。
料理をする人に、「レシピとして一番使い勝手が良い仕様は」と聞いてみたら、「バインダー式で一枚だけ抜き出せる様式で、字は大きく、水に濡れても痛まないものが良い」とのことだった。（ちょっと考えれば理にかなっていることが分かる）
ちなみに２００７年旬彩食カレンダーのレシピの字は、２００６年のものよりももっと小さくなっている。
壬生川駅前にオープンした「食の創造館」のオープニングイベントに、この人物が来ていた。
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