| 2007年04月30日(月) |
アートの概念をこの地でどう構築するのか |
２００７アートフェスティバルｉｎ丹原 −つくる 自然とともにー と名づけられた催しが、丹原文化会館で開催された。主催は・「２００７アートフェスティバルｉｎ丹原」実行委員会 ・うちぬき２１プロジェクト ・西条市丹原文化会館の三者。
中心となって企画したのは ＮＰＯ法人うちぬき２１プロジェクト。それに、指定管理者丹原文化会館が一緒になって、連休間の文化フェスティバルとして大々的に打ち出した催し。
「ＮＰＯ法人うちぬき２１プロジェクト」はその名が示すとおり、旧西条の水をテーマとした文化創造を活動理念に、これまで新町いづみを中心とした地域でのイベントを多く催してきた。今回の丹原での企画は、そんなこれまでの活動から羽ばたき、新西条市での新たな可能性を追求する目的もあって今日の開催となったようだ。
その試みがどんな評価となるかは、通り一遍見て回った私が言うのは心苦しい面が多い。それが分かった上で言えば、主催者が今日提示した内容とそれを受け止めた聴衆を含めた参加者との間には、まだまだ共通認識を作りえていないと見る。
アート というジャンルに含まれる他の同様の催しの中で、送り手と受けてが一体感を構築でき得た場面に私自身参加したことは、そうそう多くはない。それほどに アート という未だ得体の知れない代物は、追い求める者の永遠の探究心をくすぐり続ける。
今日の表題は「アートの概念をこの地でどう構築するのか」とした。
アートは場所をも選ぶ。今日の用意された様々な催しの中には、旧西条にあってはじめて生き生きと躍動するものもある。全体の整合性が欠ける点も散見され「−つくる 自然とともにー」とのサブテーマも必ずしも成功していない。
文化創造というしんどい仕事を、今後どう構築していくのか。旧西条市民の根の部分である水を離れ、新西条市として大きくを打ち出すのか。それとも先祖返りを図り、オリジナリティーに徹するのか。
今後に注目はするが
朝９時から開催された玉津校区区民運動会のお世話を一日行う。
まづ朝一番の仕事の取り掛かりは国旗を立てること。昭和天皇の誕生日を記念しての祝日は、近代日本の道程を振り返り、平和の尊さを皆して想う一日としたい。今日一日の天候は、日頃の行いのよさから晴天間違い無し。
家を出る前にはクーラーボックスに保冷材を入れ、参加者の飲み物の準備から始まり、テントの下に敷くシート、救急箱、ゴミ袋の準備と、これまでに書き溜めたマニュアルに従い行っていく。
行事が始まってからの仕事は、競技・演技の人集めが主となる。各競技の内容に沿い、得意種目と思われるものを割り振っていく。選手の起用が当たり、成績が良ければ観客席挙げての拍手。
そんな一日は瞬く間に過ぎていった。
昨年より参加者も増え、チーム対抗の成績もひとつ上がってまづまづ満足のいく取り組みとなった。欲を言えばきりがないが、まずは地域コミュニケーションの再確認の場となったことを喜ぶ。
| 2007年04月28日(土) |
ゴールデンウイークが始まる |
大型連休が始まるが、市議にとっては年中休み無し。
自治会関係の仕事。明日開催予定の運動会準備。買い物。
空いた時間には農繁期に向けた納屋の整理。
公民館でも、小学校の運動場でも、買い物に出たスーパーでも、家の前を散歩している人とでも、様々な話がある。
５月中に自治会内である様々な行事の段取り等で一日が瞬く間に過ぎていった。
１９時半より開催された社会福祉協議会玉津支部総会に評議員の一人として出席。
例年通りの活動内容であるので、別段の質問も出ず会議を終えるのが普段である。だが、超高齢化社会に進む中で、例年通りの活動をしていて良い訳ではない。そこで、問題提起の意味を込めて一点だけ質問をしておいた。
この会議は２０時半には終了したが、社協の西条支所から職員が出向いてきて、年間活動の説明を行った。
社協の大半の活動は介護福祉関係で占められているが、加えて民間福祉団体としてのボランティア活動の部分の充実が求められていると私は思う。
だが、西条市社協の場合は、この部分が弱い。
その典型事例としては、平成１６年の台風災害への対応だ。
この年の取り組み経験から「災害救援ボランティアセンター設置及び運営マニュアル」の作成が進められていたのだが、災害から２年と半年を経てようやくまとまったようだ。
ようだというのは、社協だよりにそのように出ているので、そう推察するため。
今日の社協からの活動説明のあと私からの質問は、
「災害ボランティア運営マニュアルが出来たようだが、市との協定を結んだということよりも先に市民に周知するほうが先ではないのですか。新居浜市社協では平成１６年台風災害での活動内容の報告書を作っています。それを玉津では関係者に配布して参考としているのに、西条市では災害から２年と半年してやっとマニュアルが出来たというのは時間が掛かりすぎです。今後災害対応マニュアルというものをどう周知して行くつもりなのですか。」
社協は市民の会費によって成り立つことを基本としているのだが、その本質がなかなか理解されていない。社協活動に携わる者は自助努力として、あらゆる機会を捉えてその理念を広めていくべきだと私は考える。そのような考えを踏まえての キツイ 言い回しでの質問としたのだが・・・・。
ひとつ言い添えると、「災害対応マニュアルはもうまとまりましたか」と私が社協に聞きに行った回数は、平成１７年の春先以来５度ほどになる。
| 2007年04月26日(木) |
体育館設置基準への疑問�� |
体育施設の設置基準は、過去、スポーツ施設をあまねく国民に普及供給するために、達成すべき目標として国が示していた。
長期に渡る予算措置により一応の充足を見たとして、現在は、運動公園の質的な変化を促すため防災拠点とするというようなそれなりの目標を定めている。
平成１６年３月に出された「東予運動公園体育館基本設計」は、このような現状に合わせて書かれていることをもって、私は評価するとした。
この話をすると「あの計画は国の求める基準に合わせて書かれているが、そのようにしないと補助金がでないから」と答えた方がいたのには閉口した。
人を納得させるのに、ある時は国の基準を利用し、ある時はその基準を否定してかかる。このようなことを矛盾と言う。
憲法 法律 条令 基準 そして規範というものは、現在を生きる人間の知恵としてある。その基準を作ることには膨大な労力をかけ、また変えることにも膨大な労力をかける。でないと、その時代その権力者その場の風潮という曖昧なものに流され、あらぬ方向に人々を導いてしまう。
基準というものはシンプルに出来ており、誰でもが容易に理解できるものだと思う。
その点からも、この地域に体育館は不足しているとしている「東予運動公園体育館基本設計」は、的を得た内容だと私は主張する。
だが、そうは思わないお方がいたから、東予運動公園内体育館の建設計画は
大きく変更された。
基準というものを踏まえ、事実をひとつひとつ積み上げていけば、現在進められている砂入り人口芝敷屋内体育施設建設計画は、疑問な点の多い代物であることが理解できてくるだろう。
| 2007年04月25日(水) |
体育館設置基準への疑問�� |
２月２６日の日記「体育館設置基準への疑問�─廚�らの続づき。
「この地域における体育館施設の整備状況は国の基準を満たしている」という説明に疑問を抱き自分なりに調査した。様々調べてみたが自分の疑問を解いてくれる情報に行き当たらず、市の担当に直接当たってその説明を求め、日本公園緑地協会からの資料と、情報公開によって入手した「東予運動公園体育館基本計画」の内容を知った。
この中から出てきた疑問について
ーーーーー
2007年３月14日
西条市役所 都市計画整備課 殿
西条市議会議員 一色達夫
体育館設置基準についての質問
時下、ますますご清祥のことと拝察申し上げます。
さて、東予運動公園の整備を担当している部署への質問ですが、この運動公園内への体育館の建設計画については、都市計画中央審議会より示された人口一人当たりの整備目標０・１５�屬望箸蕕傾腓錣擦燭箸�、１７，４００�屐複隠隠僑娃娃亜滷亜ぃ隠記屐砲任△蝓∋堝癸径琉藉曚両果明儿膩廚�
１７，６９１�屬箸覆辰討�り充足しているとの説明がありました。
この数値は市内７体育館の延床面積のようですが、都市計画中央審議会が昭和６０年に出した答申には「面積（水泳プールの水面積等運動に直接使用される部分の面積）（人口一人当たり約３，７�屐法廚箸覆辰討い泙后�
そこで、
１、西条市内７体育館における「運動に直接使用される部分の面積」
２、西条市において体育館は国の基準を充足しているとする解釈について
お示しいただければと思います。
尚 回答期日については３月１９日までに文章でお願いできれば幸いです。
ーーーーー
という文章を提示してみた。
この質問に対する回答は
ーーーーー
平成１９年３月１８日
都市計画整備課
西条市議会議員 一色達夫殿
西条市都市計画整備課
東予運動公園整備に関しての質問にお答えします。
質問１、西条市内７体育館における「運動に直接使用されている部分の面積
回答１、別紙「西条市体育館面積」を参照
質問２、西条市において体育館は国の基準を充足しているとする解釈について
回答２、都市公園の運動施設必要量には、通常の運動施設の他に、サイクリングコースやジョギング用緑地等が必要となり、これを含めると１人当たり約４，２�屬箸覆襪�、これらは運動に直接使用される部分の面積として数えないこととしていることから、都市計画中央審議会が昭和６０年に出した答申はその他を除く１人当たり約３，７�屬箸覆辰討い襦�
西条市における体育館の箇所数、面積については、おおむね国の基準を充足していると考えている。
ーーーーー
というものだった。
市の担当より、この文章とともに口頭での説明があったが、人口１人当たり体育館の設置面積の積算を「延べ床面積とする」との解釈について、結局理解できないままに終わった。
そこで「この解釈はどなたが答えたのですか」と問うてみると「日本公園緑地協会」の丸丸さんですとのこと。
一色達夫は
失礼とは思ったが、私はこの質問を出した３月１4日に「日本公園緑地協会」に電話して「昭和６０年 都市計画中央審議会」が出している「公園のあるべき姿」に掲載されている文面の解釈について聞いてみた。
答えていただいた企画本部長さんは、「体育館の面積の積算は直接利用に供する部分とすると読み取れますね」と答えていました。
「同じ組織の中での両者の見解の違いを整理してほしい」と要望しておいたのだが、いまだその回答は無い。
もういい。
これを詰めたところでどうなるものでもない。
堂々巡りの結果現在私の体育館設置基準への解釈は、２月２２日の日記に書いている、私が最初に国土交通省のホットラインでの問い合わせに対する答えとしている。
つまり、「現在国では運動公園に関する数値目標は定めておりません」というものだ。
| 2007年04月24日(火) |
千客万来 生きてるだけで丸儲け |
朝９時から次々と来客有り。
知人の来訪。用件は
「巨大地震に備える」ビル・サバイバルシステム。災害救援対応自動販売機とエレベーター・サバイバルボックスの組み合わせで新しい社会貢献を提案します。
という紹介。
食品産業は飽和状態のなかで、如何に自社製品を売り込むかでアイデア勝負をしているとのこと。
私のような立場の者がカタログを持って歩くことには差しさわりがあるが、自分が管理するＨＰで紹介することなら大丈夫だろう。
大地震のおりエレベーター内に閉じ込められた人が生き残れるよう、水・食料・簡易トイレを詰めたボックスをエレベーター内に無料で設置します。というもの。ただし自販機を置いてくれたところに抱き合わせで。
高齢者交通アドバイザー２名の来訪。母を呼び、聞いてもらった。
農業共済組合から、本年度共済資料の配布依頼のための来訪。
農機具屋さんが農業機械の件で来訪。
地域課題についての依頼事項での来訪。
１３時より新居浜市の知人の葬儀に妻と共に参列。享年５５歳。
出棺まで見送らせてもらった。
５５歳と言えば私と同じ歳。
市役所の担当に住民要望を伝える。以前に要望していた件についての進展状況を聞く。
久しぶりに華と向き合う。
帰宅後、苗箱の準備作業少し。
なんだかんだ言えるもの生きていればこそのこと。しみじみしている間も無く仕事をこなす。
| 2007年04月23日(月) |
なんだかエアーポケット気味だが それでも |
先週の東奔西走の影響なのだろうか、今日はなんだかエアーポケットに入ったような一日だった。
例によって直ぐに溜まってしまう事務処理。先週の後始末と同時に、自治会行事の電話連絡などを片付ける。
その後は、トラクタ耕運と畦の草刈などの農作業。
夜は１９時半から開催された校区自治会の役員会に出席。年度替りに伴う分担の決定や連絡事項など。この会への出席も二年目だから、年間行事や活動についても大体の要領が分かってきた。２１時終了。
年度変わりの様々な作業が優先され、体育館についての取り組みが疎かとなっている。そろそろ まとめ にかかれなければならないのだが、憂鬱が先にたってどうもいけない。
思いつくままにメモッテいる間に夜も更けていった。それでも結局、何もしないで就眠。
（２４日記入）
昨日を振り返ってみればそれなりに仕事はしているのだが、精神的「エアーポケット」に入っているとの表現が浮かんできた。
原因は分かっているのだが、さてどう表現しようか。
１０時半より中学校ＰＴＡの総会に出席。子どもは既に卒業しているが、ＰＴＡの仕事のほうは今日の「総会」で、新年度役員が選出されるまで続く。
とどこおりなく総会は進行し、１２時前には終了。直ぐに趣味の会の催しに向かう。
この会は１１時開始だったのだが、大幅に遅れても出席しなければならない催しだった。１４時お開き。
夕方までの間時間が少し空いたので、稲の苗箱準備少々。
１８時、新居浜での用事を済ませ、直ぐ西条にとって返し１９時よりＰＴＡの懇親会に出席。２２時帰宅。
直ぐ新居浜市議会議員選挙の開票の様子を見に行く。既に票の区分けは終わり、確定票の仕分けに入っていた。
今回の投票結果を見れば、新居浜市の政治状況がどのようであるのかが分かる。それは西条とは幾分か違う。
めまぐるしい一日だった。
| 2007年04月21日(土) |
赤木かん子さんがやってきた。やっぱりこの人凄い |
このところ人と話をすることが多く、「人見知りする」私としては精神的に疲れ気味。そんなところから今日は農作業でもして精神的バランスをとろうと思っていたが、妻の予定を聞いて変更となる。
文庫連絡会からの催し物案内で、かの赤木かん子さんが東予図書館に来ることは聞いていたが、それが今日だったのだ。
そうと聞いたら農作業は無し。急遽、もう一人に声をかけて３人で講演を聴きに出かけた。
東予図書館には二日続けての来訪である。１３時から開催された「１００冊のブックトーク」には４０名ほどの参加。図書館活動をしている方がほとんどで、中には顔見知りも多い。
話は「最近の絵本の傾向とお勧めの本の内容紹介」。案内チラシには午後１時〜４時まで（あっという間の３時間）とあったが、看板に偽り無し。
この人の話は何時聞いても新鮮である。この一色達夫が予定を変更しても聞きたいと触手を動かすのだから「間違いなし」。
「絵本というジャンルを使って、様々な事を伝えようとしている新たな試みが広がっている。」との話には説得力がある。
伝えたいと思うことを、その選択するジャンルによってすごく伝え易くな場合がある。絵本、小説、漫画本、アニメ、映画、演劇、そのどれを選択するか。そのジャンルのクリエイターによって、作品が新たな価値観を創造する。
なるほど。
「図書館かわら版４号」。２度の署名活動を経てプロポーザルコンペとなったことを、絵で表現している。これにより一目でこれまでの経過が理解できる。
絵本というジャンルが面白いということが、こんな身近な経験で理解できる。これも図書館建設運動に取り組んでいればこその経験だ。
赤木かん子さんの過去の発言の中に「図書館運動は政治活動です」というものがあったが、そんな表現に対する理解も着実に広がっている。
あっという間の３時間。メモがびっしりと２ページ。
| 2007年04月20日(金) |
旧東予のことを考える�� |
午前中家で様々な用事を済ませ、午後は昨日に続いて旧東予方面に出かけた。
道すがらに「図書館かわら版４号」を配りながら、最初に足を止めたのは多賀の長福寺。隣の多賀公民館の駐車場に愛車軽トラを止め、西条市のＨＰの表紙を飾っているこの寺の藤棚を見る。あいにく花はまだ２分咲き程度で、三色に咲くという藤の花を楽しむことはできなかったが、県文化財に指定されている梵鐘や一柳直卿候の手による扁額など、永い歴史の跡を垣間見ることができた。
東予図書館の和紙教室開催のための改造工事の様子を見る。工事業者も決まり、そろそろ工事にかかるとのこと。
平成１８年度予算でまとめていた「永納山古代山城保存計画」のことを聞いてみたら、「５月臨時会で議員全員に冊子を配らせてもらいます」とのこと。まちどおしい。
カブトガニの幼生を見ていると、なんだか癒される。
展示室で「天正の陣」についての企画展をしている。この戦いにおける最大の激戦地については知っているつもりでいたが、豊臣軍の全容についてまでは知らなかった。そんな私のチョットばかりの知識を膨らませてくれる、規模は小さいが大いにためになる企画展。
安藤義茂の４点は、作品の力はあるのだが、なんだかこの場所にはそぐわない感じを持つ。
東予の小さな空間に、この地の様々な文化が凝縮されている。
図書館かくあるべし。
れいによってのアポナシ訪問でお二方と長時間の話。胸襟を開いての話は得るところ多。帰宅は２０時になっていた。
| 2007年04月19日(木) |
旧東予のことを考える |
しばらくの間西条を東の方角から見てきた。今度は西北の方角から西条の全体像を見ると、また興味ある結果がでてくる。
昨日と打って変って晴天となった一日、こちら側から見ると西条三山がくっきりと仰ぎ見ることができる。２月並の天候となった昨日の名残で、その頂は白く化粧がほどこされている。石鎚、瓶が森、笹ヶ峰。この三山が旧西条市から見える場所は少ない。この地に立つとそんなことが新鮮に映るのだから、私の感覚もまだまだ新西条市をマルチスコープでは見ていないようだ。
「政争論議は好まれるが政策論議は不得意か」
これが、今日時点での私の感覚。
そのような風土があると感じるのは、大明神川を挟んだ三芳と壬生川の合併により、３０年にわたって何かにつけての議論が展開されてきたことに起因すると見る。
私が大きな疑問を持っていろいろ調べている東予運動公園内体育館の件についても、こんな風土を基礎として人々の感情が形作られているようだ。
新西条市のなかで旧東予の方々は、はたしてどんなスタンスで臨もうとしているのだろうか。そんなことを考えること自体が、偏狭な地域セクト主義から来るものだとは私は思わない。
自分の根の部分をきっちりと主張できない者は、どどのつまりは根無し草としかなりえない。
自分自身のパフォーマンスを政策論議に持ち込むなら、全体の中での融和という将来が開かれるが、政争論議で問題解決を図ろうとするのなら、止めたが良い。そこに待ち受けるものは不毛な地域間対立でしかないと今から言っておく。
雨。農作業が出来ないので「図書館かわら版４号」の配達を一日のメインワークにする。
こちらの顔が悲痛だと受け取る相手の顔も曇ってくるものだが、「今のところは良い方向に行っている」との話だと、相手も「良かった」と異口同音に応えてくれるものだ。
そんなやり取りを繰り返す一日は、雨空もからりと晴れようというものだ。いつもこうあるためにも、ここは兜の緒を締めてかかるべし。相手の笑顔から新たなパワーをもらっているようで、関心を寄せてくれる方々がいることはありがたい。
「新図書館建設を進める会」の方がまとめ、「石本建築事務所」と市の担当に提示していた「新図書館建設に関する要望」の返事が石本からあったという。
その手紙を見せてもらったが、石本が設計した香川県立図書館の出来栄えを評価しているとの話が先方に届いているようで、「・・・会」が先に動いた効果が大いにあったようだ。
行政でも業者でも相手の顔が見えているということは、ある意味でやり易いといえる。
「図書館かわら版４号」を配りながら市民の関心を喚起し、事ある時のためのネットワークに磨きをかけておく。二度もシャカリキで動いたのだから、会の皆さんも私自身もそれなりの学習はした。
雨の日、晴れの日、待ちの日、動く日、そして情報を配達する日。そこから次なる活動の方向性が見えてくる。
かえるをフライパンの上に乗せ、一気に加熱すると熱くて直ぐ飛び上がるが、ジワリジワリと温度を上げていくと反応が鈍くなるそうだ。
今日、様々なところを回っていて、そんな話が出て面白かった。
仕事を進める場合も、一気に急ぎ働きをしたほうが効果が上がる場合と、ジワリジワリと成らしていって時間をかけてやっていく方が良い場合があるようだ。私などは気づたことがあれば、直ぐに指摘してしまう傾向が強いようだから、かえって身構えられて意図した方向に進まない場合もままある。
だが、それも数度も経験すると、大手からめ手から様々なやり方で攻めていくことも、実利を得るためには選択していかなければならないようだ。
４月４日の日記「西条市広報は市長の私物か」に思わぬ反響があった。
これなど、徐々にページ数を増していくと、市民はそれが当たり前となってくることの典型だったようだ。
そこで、少々のリサーチ。
新居浜市での様々なリサーチの一環として、この地の広報をもらってきた。西条市報４月号５２ページのとき、新居浜市４月号は３２ページだった。実に２０ページの違い。
一概に比べられるものではないことは承知しながら、西条市は広報に力を入れている結果とは言いがたい現状が見えてくる。今少し掘り下げる必要を感じる。
二誌を比べるだけでも、自治体間での事務効率の違いまでも見えてきて面白いものだ。
「図書館かわら版４号」を私の受け持ち箇所に配って回る。情報配達人。
いい方向に行っているとの話は歓迎される。
市役所一階に授乳室が出来た。子育て支援の一環として歓迎される試みである。
この件に関連して、面白い話があるのだが、かえるジワジワのことがあるので秘密。
朝からの雨に気勢を削がれ、今日の予定は大幅に変更となる。
晴耕雨読よろしく、またまたたまっている事務処理少々。
思い立って昨日に続いて新居浜市の様子をリサーチ。
新居浜駅前の区画整理は、数年前とは見違えるような様相を呈している。この事業に絡んで事件が起きたが、そんな余計なことを持って区画整理自体を批判することは当たらないと現場に立って思うばかり。
旧西条市でも長年取り組んでいた事業があったが、地元理解が得られず断念した。この地域結局業者による開発が進んでいるが、さて、皆さんどんなに感じておられるのだろう。
比べるものをもって西条を見ると、また違った見え方がしてくる。
その他、外から西条市を見ている方々の話を聞いてみると、ある種フィルターを通さない生意見が聞けて面白い。地元の人間の言うことや行動は、えてして本音を隠してのことが多くなりがちなのかと、こんな時に感じるばかり。
| 2007年04月15日(日) |
情報過多と労働過多で |
午前中、新居浜市で様々なリサーチ。
午後、麦の赤カビ病の防除作業５時間。
情報過多と労働過多で、睡魔に襲われ、日記も付けずにバタンキュウ。
（１６日記入）
| 2007年04月14日(土) |
松山市長選挙 新居浜市議選挙 |
平成７年の統一地方選挙「西条市議会議員選挙」が行われたおりが、私の初めての立候補だった。
以来、平成１１年、平成１５年と統一地方選挙のおりの選挙であったものが、自治体合併による減員選挙が平成１７年に行われ、４年毎のパターンが変わった。
統一地方選挙で市議や市長選挙が各地同時に行われている折には、自分の選挙で手一杯であるため、他市の状況に想いをめぐらすことなど等閑になっていたことは否めない。
それが今回は、少しのゆとりを持って他市の市長選挙や市議会議員選挙の状況に注目することもできる。
県都松山市の市長選挙では、西条工水の分水問題が争点のひとつだと新聞報道の見出しに踊っている。だが、投票率の低さが問題となる中での政策論争に、西条市民としては如何なものかと疑問が起きてくる。松山市民の政治への関心の低さイコール分水問題への無関心ではないのかという点で。
お隣の新居浜市では、選挙直前に２減の定数２８のなかに３４名が出馬の予定だそうだ。この中には二十才台の方も含まれるとのことで、西条市とは政治状況がガラリ違うことがうかがえる。
二つの選挙の進行状況を、ここはじっくりと見させてもらうことも、西条市のことを進めていく上で有意義だろう。
ーーーーー
夜１９時半より、太鼓台運営委員会の開催。今年は大きな事業を実効に移す予定なので、その内容吟味のための会議。後の団欒が大いに盛り上がった。
（１６日記入）
| 2007年04月13日(金) |
１３日の金曜日だが仕事はまずまず出来たかな |
仏教徒なのだから、キリストが十字架にかかったという１３日の金曜日を気にすることは無い。だが、何かの失敗があるとこの日のせいにしておくほうが、人間関係の潤滑剤となることもある。
そんな他愛も無いことを心に留めながら、今日一日の仕事をこなしていく。
まず、朝一番の仕事をしたあとその足で警察署に出向き、ひうちの歩道にある放置自動車の処理をお願いする。
このような行為は、道路交通法における道路不法使用として取締りの対象となる。だが、検挙して裁判所に送致しても、罰則に罰金規定が無い軽微な違反であるため、行為者に対しての厳重注意を行うほうが効果があがるのだとのこと。
警察も度々のことなので、そこは心得たものであるようで、午後に再び現場を訪れたら、放置自動車を移動している最中。この現場、今後も要注意。
１０時に飛び込みの仕事が舞い込んだ。
午前中に粗方の仕事を片付け、午後には麦の赤カビ病予防のための消毒作業をしようと思っていたのだが、こちらの仕事を優先させ昼から１時間ほど話を聞く。その後、１４時と１９時過ぎに二箇所に出向き、用件の処理に当たる。
天気予報では夕方から雨となることだったので、結局、消毒作業は先延ばしになった。
昨日持ち越しとなった仕事を一件処理。これで三件が対になっている仕事の処理が出来た。
議会事務局に出向き、平成１９年度分の政務調査費用１８万円の受け取り事務を行う。現在、ある意味で問題となっている政務調査費用。今日の受け取りは個人に支給されるものなのだが、有意義に使わせてもらわねばならない。
移動の途中で「ひうち陸上競技場」を覗いてみる。以前から設置を要望していた「陸上競技記録の表示板」のその後の様子がどうなのか知るための行動。
小学生男女の７種目 のみ の表示が出来ている。
思い返せば、この陸上競技場が出来るとき、前の教育長に記録表示を行うよう質問した。それがようやく実現したのだから、表示板の前でしばし想いにふけっていた。
やっと一歩前に進んだ。小学生から始めて中学、高校、成人までに広げてもらうことで、この競技場の良い歴史が刻まれる一助となることを期待する。
| 2007年04月12日(木) |
一度で済まない事が多いものだ |
１０時半からセットされた会議が昼前までに終了。
その会議の前に、昨日から持ち越した仕事を二件片付ける。が、この二件とも、解決まで今後もあれやこれやと動かなければならない予感がする。
会議で決まった事柄に従い、私の分担となった部分について早速仕事の処理をしていくも、今日処理できたのは三箇所の内の二箇所。明日もう一度出かけないといけないこととなる。
自治会関係の事務処理が三件。運動会のプログラム配布、単位自治会の戸数の変更届け、会計処理についての文章作成。
年度代わりに伴う事務処理は、ある意味一から始めないといけないようだ。この際だから誰でも分かるように、年間に処理すべき項目を示した文章を作っておく。
自治会関係、趣味関係、家族関係、仕事関係のデジカメ写真をプリントアウトしたのだが、一件未処理のものがあることが後で分かる。ここでもまた、仕事が一度で片付かない。
ひうちを走っていたら、歩道へ放置している自動車が目に付く。
ここは、以前から何度も処置をお願いしている所なのだが、チョット時間を空けると又元通りの状態になってしまう。
一度で事が済まない 常習者 には、それなりの強い態度を示すことも必要なのだろう。そのための公権力というものがある制約の下で与えられているが、これを行使するのはあくまでも最後の手段であべき。
そんなことが無いように願うばかりだが、こうも常習だと・・・・。
一日バタバタと走り回ったわりに、なんだか充足感の無いままに終わったのは、一度で済まない事柄が続いたせい。
新聞に、兵庫県太子町の図書館館長を長く勤められた小寺さんが定年退職するとの記事が出ている。
もうかれこれ１０年も前になるだろうか、西条に住む知人から太子町図書館の小寺さんのことを聞いたことがあり、この図書館を見に出かけたことがある。
そのころからアポナシ訪問が常であった私を、共通の知人がいるということで歓待していただけ、２時間近くさしで様々な話を聞かせてもらった。
その時の話は、私の図書館に関する知識として、長くその理想像を形作っていた。
・大人が欲する知識を満足させ、しかも疲れることがない開架図書冊数はおおよそ１０万冊程度でしょう。
・私の町の図書館では、映像に関する資料は取り扱いません。
・この図書館を訪れる一人ひとりの読書履歴を踏まえ、次に読むべき本を提示させてもらっています。その人が私が示した本を読み、私の意図した感想を持つことがありますが、その時には、ほんとうにこの仕事をしていて良かったと思います。
・西条市には知人の招きで訪れたことがあります。石鎚山は良い山ですね。東予図書館を訪れたこともありますがレベルは○いですね。
・太子町図書館の「おはなしの部屋」は、その機能性と理想的作りが、以後私の求める基準となった。以来、多くの図書館の同様施設を見てきたが、このレベルに迫るところには行き当たらなかった。
長年見続け、ようやくにして太子町図書館「おはなしの部屋」のレベルを超えたところに行き当たったのは、平成１８年に訪れた島根県斐川町図書館だった。
太子町の名の由来は、聖徳太子に縁のある土地であることによるとの話だった。聖徳太子の時代から受け継いできた歴史的遺物も多数現存するそうで、そんなところからの影響が、文化レベルを押し上げている要素となっているのかとも感じている町。
西条市新図書館の建設が佳境に入ろうとしているとき、なんだか思い出したように掲載されたこの新聞記事。
| 2007年04月10日(火) |
中学校入学式などいといろとあった一日 |
朝の一仕事を終えてから、校区の中学校入学式に来賓として出席。
例年のことだが、ついこの間小学校を卒業した子ども達が、真新しい中学の制服に身を包んだ途端に、急に大人びてくるから不思議なものだ。
帰宅後直ぐに、夜１９時半から開催される校区自治会に提示するための資料の作成にかかる。それが終わると直ぐに、妻から文章作成の依頼が舞い込む。
あれこれと考えながら作り終えたら、もう１４時を回っている。
資料の片付けや、夜の会のための資料準備を終え、１６時半から約束の会に出席。なかなか難しい問題についての会だったが、ひとつ駒を動かす算段だけはできた。が、ここでも 言い出しっぺの後始末 で、ひとつ仕事を増やしてしまった。
１９時半からの校区自治会「総会」に先立ち、１９時から自治会役員会。
「総会」は別段質問も出ず、滞りなく終了。
２１時半には帰宅。入浴食事後、昼間引き受けた文章の作成作業。
今日一日で、様々な状況が動いた。地域のお世話や様々な仕事をしてなんぼの議員にとって、忙しいのは当たり前の結構なことだから、やたらと使う言葉ではない。それでも、今日という一日にまず一番適当な言葉としては、今日は 忙しかった。
１０時より行われた小学校の入学式に来賓として出席する。
例年のことだが、真新しい制服に身を包んだ新入生を見るのは、心にほのぼのとした暖かさを感じる。この行事によって新年度の始まりを感じるところもあり、前年度からの持ち越し仕事にそろそろ手を付けようと思い立つものだ。
昼からは、下の娘の入学式に保護者としてくっ付いて行く。
こちらのほうは午前と違い、ガラリ雰囲気が違う。
入学式に集う子ども達、保護者、それと先生方によって、世相の一断面を感じることが出来る。
非日常の華やいだなかに、それぞれの家庭を取り巻く環境を映し出すようだ。それが、この社会の縮図として現れることがままあるから、式の間じっと座っているだけで勉強になるのだろう。
大人も子どもも、社会のなかでの教育を受けづらくなっているところから、学校という一種閉ざされた環境のなかでの事象に対し、これまでとは違った対応を迫られることもあるようだ。
こんな現状を一言で言い表すならば、格差社会の弊害の部分とでもいえるだろうか。
心に留め置かなければならない事柄があるにせよ、何はともあれ華やいだ雰囲気のなかでの、お祝い気分を優先させよう。
| 2007年04月08日(日) |
統一地方選挙 悲喜こもごも |
統一地方選挙のうち、愛媛では県議会議員選挙が行われ、即日開票の結果新しい議員が決まった。
お花見日和の一日で、昨日のは打って変わった静かさの中での投票だったが、西条選挙区での投票率は５５・７％と低調な結果となった。
朝９時からの狂犬病予防注射に立ち会ったのち、投票を済ませ、予定が空いた一日を河川敷きのごみ拾いに費やす。
いつもよりも早い大河ドラマを見た後食事を済ませ、西条選挙区の開票所であるひうち総合体育館に出かけてみた。
着いた時丁度開票が始まったところで、結果が出るまでの一部始終を見させてもらった。自分の選挙ではないから落ち着いていられるが、それでもやはり悲喜こもごものドラマがある。
選挙による出た結果から、この地域におかる様々な要素を分析することが、一番の民意ともいえるが、それよりも心の動きというもののほうが正確なのだろう。
まことに残念だが、年を重ねるごとに政治離れが進んでいくということなのか。
そんな現状が見えるとしても、自分に出来ることを精一杯にやっていくばかりだ。
さて、今日を境に静かになったところで、取り組んでいる仕事を進めねば。
| 2007年04月07日(土) |
癒しが必要な社会だが |
自治会長をしていたら、行政から様々な依頼が来る。
様々なお知らせのため有線放送施設を使っての放送や、行事実施のお知らせのための文章回覧など多岐にわたる。
そのなかに犬の登録・狂犬病予防注射のお知らせがあるが、飼い犬としてきっちりと飼われている犬ばかれではない現状があるようだ。
我が家でも犬を飼うようになって２年あまりになる。最初はどうも気乗りがしなかった私だが、飼い主を見分けほえ声によって来訪者を知らせる役立ちによって、次第にそのかわいさが分かるようになった。
だがそれも、毎日の餌ヤリとフンの後始末、それに散歩という世話をすればこその賜物であることは承知しなければならない。
癒しが必要なこの社会にあって、飼い犬それもお座敷犬が増えているように思うが、飼い犬のマナーが等閑になっている現状もままあるようだ。
聞いた話だが、飼い犬に関する隣近所のトラブルが自治会に持ち込まれ、どうしようもない険悪な状態となり、以後、飼い犬に関するトラブルは自治会では扱わない決まりにしたことろもあるそうな。
癒しを求めるための動物のことで、新たなトラブルが発生するとは、人間社会のなんとも救いの無さである。
さてさて、どうしたものやら、人間さまの仕出かすことは。
犬は、人間に害をもたらす狂犬病の危険をともなうため、行政の衛生関係部署でその管理をしている。そのための登録と狂犬病の予防注射が年間事業としてあるが、自治会もその事業遂行に若干の協力もしているということ。
捕獲に関する仕事もあるが、この方面の仕事は、地域住民のマナーによって皆無とすることが出来るのだが、現状は・・・・・。
| 2007年04月06日(金) |
第１５回新図書館建設を進める会 |
１９時半より開催された「第１５回新図書館建設を進める会」に出席。
前回の会は昨年１１月６日の開催だったので、今回の開催まで時間があいた。この間、二回目の署名活動と提出、お礼の発送などがありご苦労様である。
今年に入っては、プロポーザルコンペの結果公表から、さらなる情報収集活動が続いていたようだ。
これまでのそのような活動報告のあと、意見を求められたので、
実施設計業者が石本建築事務所に決まった時点で、やっとゼロからのスタートとなった。これからがハード作りの本番なのだから心して掛からなければならない。そのための具体的行動を起こして、設計業者と市行政に対しプレッシャーをかけ続けなければならない。
実施設計図面が出たらその日の内に、×か○か、それとも微修正でＯＫかを即判断して、行動を起こせるよう備えておくこと。そして、次の段階としてソフト面に対する要望事項をまとめること。
各地図書館の何十という図面を見、十指に余る各地図書館を見てきた経験から、新西条市図書館の設計図を１時間も見たらその良し悪しは判断できる。
だめなら、三度目の署名活動を直ぐ始めるぐらいの心の準備もしておくこと。
こんな趣旨のことを提案させてもらった。
石本建築にとっては数ある仕事の内の一つでしかないが、西条市にとっては一世代一回の重要な図書館作り。だから、設計者に手抜きをされないよう、この地域における市民活動の存在をあらゆる手段でアピールしておくこと。
継続は力なり。そして確実に実績を残していくこと。それが、この地域の街づくりの糧となって次に繋がっていく。
生半可なところで諦めたり、継続することに疲れたりしていたら、税金を払う市民が一番損をするのだから。
会の後半、今日的話題も含めて、なんだか大いに盛り上がった。
| 2007年04月05日(木) |
としょかんかわら版 ４号 |
私のもとに「新図書館建設を進める会」より、「としょかんかわら版４号」が届けられた。
内容は、公募型プロポーザル方式によって実施設計が石本建築事務所に決定したことを中心に、新図書館の建設がどの位置に来ているのかを掻い摘んで伝えている。
このかわら版の文章のなかで注目すべきは、西条市が新図書館建設について意見を聞いたとする大串夏身昭和女子大教授の言葉を伝えていることだろう。
それと、石本建築事務所が手がけた香川県立図書館の建設については、菅原峻図書館計画施設研究所長がコンサルタントを行ったということも書かれており、この両方が注目される点だ。
どうりで、香川県立図書館はすごく出来が良かったはずである。
四国の一都市での図書館建設について、全国的な活躍をしている図書館学の諸先生方の意見を聞くことも、絶対的に押さえておかなければならない要素である。そこを抜かりなくやっている「・・・・・進める会」の方々。流石ではある。
いつか言ったと思うが、図書館建設などというものはある意味狭い領域の事柄だから、なぜあんな箸にも棒にもかからない基本設計が出てきたのか、その理由はどこからともなく聞こえてくるようだ。
情報は電話一本で全国から入手できるということ。
市が打ち出していた「開架が今日的流れである」という最新の斬新なアイデアがどんな経緯で出てきたのか、大体把握できるのだから世の中よくしたものである。
同時に、施主の要望によって設計者は如何様にも設計するという、怖い事実も分かってくる。
「・・・・進める会」の方が言っていた言葉で印象に残るのは「本当に偉い先生というものは、誰に対しても親切丁寧に接してくれる」というもの。
| 2007年04月04日(水) |
３６ ４０ ５２ 西条市広報は市長の私物か |
西条市広報４月号がやけに分厚い。
そう思って調べてみると、２００５年４月が３６ページ、２００６年４月が４０ページ、そして２００７年４月号が５２ページとなっており、どおりで分厚いと感じるはずだ。
ちなみに旧西条市の２００４年の４月号が３２ページだから、今月号の広報は今まで最高の分厚さだということだ。
なぜこんなに分厚いのかと調べてみると、確かに新しい事業として市民に知らせておかなければならないことも多いが、今まで４ページで済ませていた施政方針が２ページアップの６ページとなっていたり、ダイダイ的に急に打ち出してきた合宿都市構想に２ページ、４月１日にオープンした「食の創造館」の宣伝に２ページと、市長肝いりの政策事業に大盤振る舞いの結果であることが分かる。
こうも分厚くなると、市民生活に重要な本当に知らさなければならない情報が埋もれてしまい、迷惑極まりないとの声が私のもとに聞こえてきた。
高地トレーニングなど２５００メートル級の高原があってはじめて効果が上がるものを、市長が言い出したらこんなにしてまでも、その実施効果を宣伝しなければならないのだろうか。
サイクスしかり、ふるさと産品しかりである。
昨年は、広報をカラー刷りするための予算をわざわざ補正した。さてさて今年はどれだけの予算を、この広報に使うつもりやら。
こうもプロパガンダが過ぎると、西条市広報は市長の私物と化したと批判したくなる。
| 2007年04月03日(火) |
西条西消防署新築落成 |
合併以前より旧周桑地区での事業として進められていた、西条西消防署の庁舎が完成し、今日１０時より新築落成記念式典が挙行された。
議員の一人として出席し、記念式典ののち施設をくまなく見学させてもらったが、なかなか良く出来ていると感じた。
もう数年前になるが、西条東消防の通信指令装置を更新する事業が始まろうとしているとき、その参考とするため旧周桑地区の消防署の指令装置を見学させてもらったことがある。
それ以来、あまり馴染みのないままにこれまできていたが、今回完成した施設であれば消防、防災の拠点として、その役割を如何なく発揮できることだろうと安心する。
施設内のことで強いて挙げれば、喫煙室が設置されていることが気になる点かな。
公共施設が、その担当する領域をカバーできる範囲を設定するとした場合、交通網の発達状況や人口規模、およびその距離が要素となるだろう。人間の考察はその領域を超え、あらぬ規模までの拡大を図ることはままある。自治体合併などその典型だが、住民の生命、財産を守る仕事や、商圏という要素は、人間の考察よりも先に自然の必然というところに落ち着くのだろう。
消防施設しかり、警察施設しかり、商業施設しかりである。
この地域は、自然の形態からの必然として二つの大きな川が流れているが、この川の数が示す数が、人間社会の形成にも大きく影響してくると考える。
この地域を人間の思考だけで一つに集約しようとするのには難があると私は思う。むしろ一つに集約されたところと、複数で分担するところを作り、その重層構造を構築していくほうが上手くいくように思う。
消防署の高い望楼から周囲を眺めながら、そんな感覚を再認識する一色達夫。
帰りの足で、壬生川駅前に開館した「西条市食の創造館」を見学に行く。
予想していた通りの難点が見える。が、その評論は、他の３箇所ほどの施設の運営状況と周辺地域の状況を確かめてからにする。
そのほうが、西条市の産業政策に限らない部分での事業展開のためになるだろうから。
| 2007年04月02日(月) |
年度替わりの諸手続き |
朝から自治会関係の年度替わりに伴う諸手続きを行う。
会計担当者が代わることに伴い、集会所の電話と電気の振り替え明細書送付先の変更を申請。
名簿の修正。夕方近くには市役所へ出向き、市民相談課と広報へ各単位自治会長の変更を届け出る。
昨年度の資料を整理し、今年引き続いて利用するものをファイルし直す。
自治会活動もこれまでの実績に基づく継続事業が多いから、会計報告や活動報告は、新年度の事業を実施していくのに必須資料となる。
昨年度は集会所の修繕や放送施設の配線移設、防犯灯の新設に加え、定期的事業のスケールアップに伴って出費がかさんでいる。それを踏まえて、今年も大きな事業を行うのであれば、それなりに各事業での使用予算を考えておかなければならない。
自治会会計も、ある規模の手持ち繰越金をもっていないと、月会費が入ってくるまで個人の立替払いという事態が起こってくる。
これまで十数年間の自治会会計報告書を確認しながら、なんだか自治体財政と同じだと一人頷いている。
一年の経験の上に立ち、限られた予算のなかで自治会活動をどう活性化させていけるか。資料を整理しながら、試してみたいアイデアがいろいろと思い浮かんでくる。
| 2007年04月01日(日) |
西条市長サイタス社長を退任へ |
かねてから市長が社長を兼ねていることの弊害を指摘されていた件について、今日、西条市長がサイタス社長を退任する意向であることを関係者に伝えたとのことだ。
市議会において、西条市における防火事業の取り組み計画を、サイタスへ随意契約によって発注していることへの妥当性を指摘されていた。
これは、市長と親密な関係にあるサイタス役員小林氏が、京大の小森教授との連絡調整をするだけのために、大枚な税金を支出するという訳の分からない事業である。
西条市の産業政策の尖兵として、鳴り物入りで行ってきたサイタスの様々な事業のなかに隠れ、その存在が市民の目には見えづらかった防火事業も、議員の再三の指摘によっておおやけとなり、疑問の声が非難の声として大きくなっていた。
今回の社長退任は、そんな市民の中の声が届いたのだろうとの観測が流れている。
これまで、一点集中で取り組んでいた西条市の産業政策だが、今回の件でその見直しが必至だろうと、巷では早くもささやかれている。
なにはともあれ今日４月１日は、西条市の政治状況の分水嶺として記憶に残る日となることは必定。
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