一色達夫の日記

2006年08月31日(木) 新図書館基本構想は微動だにしていないか

昨日来、秋雨の様相を呈し、めっきりとしのぎ易くなった。
28日 29日 と稲の消毒作業を行ったが、この日が猛暑の最後であったのだろうか。雨音を聞いていると、もう遠い過去の出来事のように感じられてしまう。

今日の日記の表題は「新図書館基本構想は微動だにしていないか」と付けてみた。
今までもだが、今後もますます、図書館建設関係のことに触れねばならないと思う。だから、その前提となるこれまでの行政内の動きを おさらい しておくことが、状況を的確に判断する よすが となるだろう。

図書館建設に関する私の活動の前提とするところは、
・平成16年3月にまとめられた「西条市新図書館構想答申」の存在。
・西条市における図書館建設は、残念ながらマイナスからのスタート。
・地域における図書館建設は、一世代一度の重要な事業。
ということだろう。

お金をかけて図書館と名の付くだけのコンクリートの塊を作るのなら、ごちゃごちゃ言わないで寝てれば良い。
否、地域文化のバロメーターとして市民が誇るに値する、多くの市民が足を運んでくれ、その知識欲を満足させることができるような宝物を作ろうとするのなら、ありとあらゆる手段を使って発言し行動しなければならない。

そうすることを約束して私は選挙を戦った。

話を表題に戻せば、この「新図書館構想は微動だにしない」という言葉は、議場での教育長の発言として議事録に残っている。
ある政党の方の図書館に対する考え方についての質問に対して、答弁した内容である。

そのことを踏まえて今回市民の前に提示された基本設計図を見た場合、構想から大きく逸脱していると言わざるえないようだ。
それが、一色達夫が唸るような良い方に逸脱しているのなら、関係者に握手の一つも求め、激励の言葉のひとつもかけようと思うが、残念ながら私の行動はその正反対となってしまった。

それだけ現状はマイナスに振れ過ぎているから。



2006年08月30日(水) 防災士養成講習 履修確認レポート

9月1日から3日までの予定で行われる 防災士養成講習の事前履修確認レポートの作成。

レポートは、文章の空欄に当てはまる言葉などを、防災士教本から選んで書き込むだけのものものなのだが、そのレポートは62ページであり教本は328ページという分厚さである。

資料が送られてきて日にちがあったのに、様々な優先事項に、こちらの作成が後回しとなっていた。
だが、日も押し迫ってきたのだから、何が何でも仕上げなければならないものである。
そう思って取り組んだのだが、教本の文章の中からお目当ての言葉を探し出すのが一苦労。老眼が入って細かな文字が見えないものだから眼鏡を付けたり外したり。
かかった時間は 7時間。 外はもう白けている。



2006年08月29日(火) 新図書館 全書庫の開架安全面で疑問

新図書館の基本設計に対する疑問点の一番は利用者の安全面だと指摘する「新図書館建設を進める会」からの質問が、教育委員会に出されたとの情報が、愛媛新聞に掲載されている。

蔵書40万冊のうち、貴重本1万冊以外の39万冊を全て開架とする方針であるとのことだが、基本設計の2階部分にある20万冊の開架書庫は可動式書架であり、この部分に一般の閲覧者が出入りすることは危険を伴うことなど、誰が見ても分かること。
それに気づかないで「自由に本を選んでもらう」と提案する担当者。なんとも恐ろしい限りである。

この可動書庫は、少ないスペースに収蔵する点数を多くするため、天井まで高い構造であり、一方方向に重ねておける 集密書庫 である。

基本設計が市民の元に示されて以来、知る限りのところに資料を送り、意見を聞いている。
それによると、確かに全開架で運営する図書館も出てきていることが無いとはいえないが、それは固定式の書架が原則であり、集密書庫ではそれはできないことは安全上も管理運営上も常識である。
新図書館に40万冊を蔵書しようとすれば、かなり多くのスペースを集密書庫にしないと不可能である。その点からしても、西条市の新図書館を構想答申通りの内容で作ろうとする限りにおいて、全開架の実現は不可能なのだ。

集密書庫を電動型で作ればなお危険性が増し、手道式では管理者の負担が増大する。
全開架にこだわって、全てのフロアを立ちの高い書架にすれば実現できなくはないが、それではもう図書館ではなく書庫そのものである。
今の西条市図書館を大きくしただけの図書館を作るつもりなら、これはまた批判の対象だろう。

可動式書庫を開架とし安全面は職員の運営面でカバーすると言い募るなら、よく覚えておくことだ。
25日の会の時、「(冗談半分に)開館したその日に誰かが挟まれて怪我をすれば、その日から閉架になるよ」といって、皆で大笑いした。



2006年08月28日(月) クローズド型廃棄物処分場 視察報告

22日。日帰えりで 東広島市での「クローズド型廃棄物処分場」の視察を行ったのだが、帰って来たその日から様々な用事が重なり、この視察で得た情報の整理ができないままとなっている。

次の話題に移行する前に、視察情報のポイントを整理して残しておかなければならないだろう。

西条市での「クローズド型一般廃棄物処分場」建設予定地は、私の住んでいる校区の近くであるため、構想の段階から何度か一般質問に取り上げている。
だが、その質問は、オープン型(従来型)処分場の建設を想定したものでしかなかった。

今年、6月議会最終日の全員協議会で配布された廃棄物処分場整備事業の説明で、クローズド型処分場の話を初めて耳にして、 ア と言ったのが、正直な感想であった。
そんなところから、担当部署でのリサーチとネット検索によって、私なりにこの新しい型の処分場情報を入手し、今回の東広島市での視察研修となったわけである。

既に22日に触れたとおり、現地に出向き 現物を見て 管理者に直接話を聞くことによって、西条市での建設に当たってのポイントが把握できたように思う。
皆さんからの税金で出してもらった視察研修費、12440円を使わせてもらった価値はあったと私なりには思っている。

6月議会で示された試料からの情報と担当者からのリサーチ、およびネット検索では分からなかったポイントは、
・東広島市の処分場では覆土はゼロで行っているが、西条の計画図では覆土(少ない)となっている点。ネットからの資料の中にも覆土ゼロで行う利点を示しているものがあった。
・投入物の安定化のため、散水と覆土によるちんあつが管理のポイントかと思っていたのだが、東広島市の管理者は、覆土ゼロでの自然ちんあつでかまわないと説明していた。
・埋め立て物の投入は走行式開閉ホッパ型(コンピュータ制御)であることに驚いた。搬入車からの直接投入とばかり思っていたので。
東広島市では深さ17mの槽への走行式開閉ホッパであった。西条市の説明資料には「建屋内で大型土のう製造場所として利用できる」としているが、槽の中に入ることが不可能な走行式ホッパ型で建設するのであれば、このような作業はできないと思う。
・西条の計画では浸出水調整槽を設け、散水用に再利用となっているが、東広島市では浸出水はほとんどゼロでもやれるようだとの説明だった。
この点は詰めておかないと、装置建設費用の点で問題。さらに、分別が進んだ今日、投入物からの重金属等が染み出す恐れは皆無となるとの説明だったが、これも浸出水の処理装置建設の点での検討点か。
・跡地利用が如何にあるのかによって、建屋の形態と強度、耐用年数を設定する必要がある。西条の計画では、屋内タイプ ゲートボール場などの利用を想定しているが。
・計画地への建設は、一つの槽のみとするのか、それとも分割ピット構造とするのか。貯留構造物をコンクリート構造とするのか、それとも改良土盛土とするのか。それによって、建屋の構造と建設費用が大幅に違ってくるように感じる。

これらの要素をもって、建設費用とランニングコストをシュミレーションすることによって、西条でのクローズド型一般廃棄物処分場の形態が決定されてくるだろう。
そうそうもう一つ。国の法律と国庫補助対象施設の内容をクリアすることもあるようだ。



2006年08月27日(日) 学校奉仕作業 農作業 太鼓台運営準備作業

朝6時起床。灌漑用共同水源の水管理当番。

8時半から中学校の親子奉仕作業に参加。2学期開始を控えて、校内の草引きや樹木の剪定作業。
剪定くずを造園業者の処理施設まで運搬するところまで付き合う。

昼間は暑さを避けて、文章作成作業や資料の整理作業。

夜19時半から開催された太鼓台運営委員会に出席。22時10分終了。
運行の総代 副総代等主だった役員が決定され、準備作業が動き出した。



2006年08月26日(土) 宝くじ助成事業 バレーボール教室

バルセロナオリンピック銅メダリスト(米国代表)の ヨーコ・ゼッターランドさん による小学生バレーボールが開催された。
丹原農村環境改善センターで開催された 講演 を10時半から終了まで。
丹原体育館で13時から開催された バレーボール教室 を開始から14時半まで 視察 させてもらった。

この事業、既に日記で触れている通り、宝くじの助成事業として 市からの持ち出しゼロで行われる事業。だが、「次世代育成支援スポーツ事業」との冠が付けられている。そんなところから、二つの事業の違いが分かる人は少ないかもしれない。

今日の教室は、有意義な事業だと思う。
それは、「宝くじ助成事業」として、全国レベルの人の目に耐えて取り組まれるからだろう。バレーボール米国ナショナルチームのセッターとして、実績を上げてきた人としての、背丈に始まって、すべてにわたっての大きさが随所に見受けられた。
講演の中で取り上げらえた グッドジョブ ナイストライ ドンマイ という言葉。米国社会における人間同士のコミュニケーションを図る言葉であると同時に、すべてのチームプレー競技に必要とされる共通する言葉でもある。

教室は、見させてもらった1時間半、小学生段階での基礎的な体の動きと強化方法を徹底して教えていると感じた。

ーーーーー
そこで、問題となるのが、「次世代育成支援スポーツ事業」との冠を付け、市税何百万も NPO団体に 支払って行う事業との違いである。

同じ形態を採る事業でも、その質と効果と効率の違いがある ということが 分かっていながら 一番質の悪い効果の少ない効率が悪い 事業を行っている西条の現状。
分かっていないのなら、市民の不幸。分かっていながらやっているのなら、市民と職員の不幸。

ーーーーー
丹原体育館近くにある 丹原上水道愛の山低区配水池 上部法面の土砂除去作業の視察。
この近くに整備されている公園に気になるところがあったので、市職員に改善を要望しておく。
夕立の中「兼久の池」を視察。ここを訪れるのは3度目となるが、雨に煙る水面はまた風情がある。だが、「コイヘルペス発生注意」の立て看板には沈痛な面持ち。



2006年08月25日(金) 新図書館 オール開架の前代未聞

10時から開催された新図書館検討委員会の傍聴。
出席委員への委嘱状交付のあと、委員長、副委員長の互選。それから事務局からの説明となる。
22日の図書館特別委員会の協議会 および 全員協議会を、視察のため欠席していたので、事務局からの説明を聞くことにより、この基本計画の内容を把握することができた。
委員からの質疑を聞いて感じることは、この3枚の基本設計図を今日急に見せられて、できる施設の内容を把握することは非常に困難だ。ということだろう。普通はそうだろう。

一色達夫は、こんな図面を見て意見を言うのが仕事なのだから、線一本からでも内容を理解しなければならないし、文化会館建設のときの図面に始まり、これまでそんな訓練をしてきたつもり。
だが、あの福祉会館の使い難さを指摘できなかったことには反省がある。
だから、図書館ではそんな悔いを残したくない。

今日の会での委員からの意見で特筆すべきは、「間取りの変更は可能なのか。」「吹き抜けやガラス張りはだめだと言っているのに、また出してきている。」福祉会館もガラス張りでやり、小さい部屋ばかり作って評判が悪い」「出来上がってから しまった と言っても遅いのだから。」

委員からの「閉架という言葉が無いがどうなのか」という質問には
「カウンターでの検索で本を探すと同時に、すべて開架の中で自分の目で選ぶことができるよう、貴重本以外はすべて開架としたい」との答えがあった。

しかし、この「すべて開架」という前代未聞の発想は何処から出てきたのだろうか。

11時30分検討委員会終了後、顔見知りの委員と、行政のいつもながらの仕事の進め方について意見交換。
教育委員会に出向き、図書館建設の担当者に、基本設計についての私の考え方を伝える。
・なんでこんなどうしょうもない基本設計図を受け取ったのですか。
・開架と閉架の意味が分かっていない者に、図書館を作る資格なんかないですよ。

私のこの発言に至る言葉のやり取りは、

私 どこにすべて開架の図書館なんかあるんですか。
担当 事例が無いものをやっちゃあいけないのですか。
私(あきれて)それじゃあ可動書架にキー(可動ロック用)が着いているのはなんでですか。
担当 安全確保のためです。
私 だから一般の人が入れないよう閉架にしなければいけないのでしょう。
担当 それは運営の上で
私 何を言っているんですか。開架と閉架の意味が分かっていない者に、図書館を作る資格なんかないですよ。

基本的理念を持っていない者を相手にしても時間の無駄。単等直入にこちらの考えを通告しておくほうがよく分かるだろう。
平たく言えば、要するに図書館について勉強し直してから話をしなさいねというところかな。

ーーーーー
丹原地区地域審議会を、少し遅れて14時09分から終了まで傍聴。
・丹原庁舎を利用した図書館の整備計画。答え 新図書館建設と平行して整備を進める。
・丹原公民館について。
・防災上から河川の土砂除去について
・関屋の砕石場周辺道路のダンプ通行について(21日に見に行ったばかりだったので、事情が良く分かった)
・防災士養成講座(9月1日〜3日)
・丹原児童クラブ ・地域子育て支援センター ・敬老会 等の話題

ーーーーー
19時半から22時過ぎまで「新図書館建設をすすめる会」の会議。
出席者からは、基本設計図面を見ながら、「よりによって何でこんなのなん」とため息が漏れる。
様々な指摘があるなかで、やはり39万冊の開架というところに話が行く。
話の中に「一つの事例としてやって見るのも面白いでしょうか。でも やっぱり駄目でした で全国の笑いものになるのが落ちでしょうけど」というのがあった。

気を取り直して善後策を考える。



2006年08月24日(木) NHK合唱コンクール四国大会 など

9時起床。昨日は新図書館基本設計の問題点をまとめた文章を作るのに4時頃まで掛かってしまい、今日は朝寝坊となってしまった。

東広島市での研修でお世話になった担当者へのお礼葉書出し、4通。

図書館基本設計図面のカラーコピーなどの事務作業。

昼過ぎに妻とともに松山市に出かけ、松山市民会館大ホールで行われた「NHK全国学校音楽コンクール四国大会 中学校の部」を鑑賞。愛媛代表として出場した西条市立東中学校は8校中の2位銀賞を獲得。NHK合唱コンクール全国大会への出場は惜しくも逃した。
3連覇を目指して連日の特訓を経ての今日である。残念ではあるが、よくここまで頑張った。次、9月2日開催予定の合唱連盟四国大会での金賞を目指して、更なる特訓が続く。
一位金賞は愛媛大学付属中学校。

丹原で20時から開催された会議に出席。会の今後に関わる重要な会議だったので、皆さん関心が高く活発な意見が出ていた。
しかし、皆さんあまりにも状況をそのまま素直に受け入れ過ぎると思う。
そんな懸念を持ち、重要項目の押さえだけはさせてもらった。

こんな状況に誰がどんな理由でもって至らしめたのか。それらは自分達の活動の成果としての正当な評価に基づくものなのか。
苦労させられるのが何時も最先端で活動する者であるのなら、異を唱え要求していかないと、何時まで経ってもより良い環境などできっこない。



2006年08月23日(水) 新図書館基本設計図に愕然とする

朝の雷雨が、今日一日の慌しさを予言するような。

朝ひとつ用件を済ましてから昨日の東広島市での研修報告作成にかかる。
報告文章を提出しようと昼過ぎ議会事務局に出向き、議員宛メールボックスに入っていた、昨日開催された全員協議会報告資料「西条市新図書館建設事業」資料、基本設計図面を見て 愕然 とした。

市民の皆さんが誇るに値するような素晴らしい図書館となるよう、少なからず期待していた一色達夫がバカだった。

13時半から東予地区地域審議会が開催される予定であったので、事務所に基本設計図面を置き、会場の東予福祉センターに出かける。
携帯電話で連絡をとり、妻に図面を見てもらって感想を聞くと 一言
「はなしにならん」

スーパー施設の耐震診断と基本設計をまとめて609万円で落札した「松田平田設計」は大手の設計会社のようだから、そんな変な仕事はしないだろうと思っていたのが甘かった。
提示された基本設計図は、この設計会社が設計したガラス張り外観の川之江図書館とそっくり。地元産和紙を 効果的に用い との提案までがそっくりだ。
これだけでも光熱費が高く付くと疑問なのに、屋上緑化の提案、39万冊すべて開架との文章を読んで ガクゼン とした。

図書館運営の基本中の基本すらも無視するとは。西条もこんな設計者に何十億という予算を使う施設の基本設計を発注したとは情けない。
それとも発注者がそう望んだのだろうか。

開架と閉架の必要な理由すらも理解していないということなのか。
これではスーパーの老朽施設をリフォームして図書館にしようなどという方針が出てくるはずだ。

夕方会った「新図書館建設をすすめる会」の会長さんは、あまりのショックの大きさからか放心状態である。
気を取り直してガンバラねば。

だが、よこもまあ毎回毎回マイナスから始まる仕事に一色達夫を追いやってくれるものだ。
新図書館建設が新築の方針となって、やっとゼロからスタートできると思っていたらまたかね。

「新図書館建設をすすめる会」は 25日(金)19時半より 文化サロンさざなみ事務所 で開催予定。



2006年08月22日(火) 東広島市での研修 廃棄物処分場 中央図書館

朝7時13分発 しおかぜ で広島県東広島市での視察研修に出かける。
研修項目は
・クローズド型一般廃棄物処分場について
・中央図書館の運営について

新幹線東広島駅に降り立ち、市内循環バスを使ってJR西条駅へ。そこから市内を散策しながら東広島市役所に向かう。
着いて一息いれていたら、にわかに黒雲沸き起こり、バケツをひっくり返したような夕立。ここ数日、こんな天気が続いているとのことだった。

そんな大雨の中、処分場の現地調査。6月議会最終日の全員協議会で説明を受け、自分なりにネットでの事前調査していた情報とは違う事項があり、来て良かったと感じる。
中央図書館の運営については、東広島市が新たに合併して、文化教育関係でのスケールメリットを発揮する準備を進めているところで、西条市新図書館建設に伴う地域の可能性拡大を図るうえでの参考となった。

17時2分発の新幹線で帰途に付く。20時17分西条駅着。
帰宅後直ぐ集会所に出向き、担当役員による敬老会打合せ会に出席。
21時半終了。



2006年08月21日(月) ごみ 治山事業 地域審議会 砕石場 文章作成

・ため池掛かりの水田への潅水作業
・単位自治会のごみステーション更新。10時には終了
・平成16年の台風災害を受けた箇所の治山工事について、事前調査への立会い
・小松地区地域審議会の傍聴。13時半開始、15時35分終了
・丹原町関屋にある砕石場の視察
・9月10日実施予定敬老会の案内文章作成

ーーーーー
小松地区地域審議会の傍聴が今日の大きな仕事だった。
委員15名全員の出席。理事者側18名。傍聴者5名(内議員4名)
委員の間から複数の発言があった、今年配布されたごみ袋が弱いとの声は私も方々で聞く。

この地域審議会。自治体合併に伴って地域の声が届き難くなるとの懸念に応えるため、旧2市2町の4箇所に設置された。
そのような経緯を踏まえて、他の懇談会や要望会とは違った内容が期待されると思うのだが・・・・・。



2006年08月20日(日) 37年ぶりの高校野球夏の大会決勝戦再試合

猟友会が1日猪駆除のため山に入るということなので、朝一番で有線放送での注意呼びかけを行う。
真夏のこの時期、山中に入るのは困難なので、猟犬による追い出しによっての駆除が中心だということだ。よって冬期のような猟の成果は上がっていないとのことだが、作業を行ってくれていること自体が、農業を営む者としてはありがたい。

資料整理や、昨日の自治会での決定事項をまとめ回覧文章の作成。
そんなことをしていると直ぐに時間は経ち、高校野球の決勝戦が始まる。と、15回終了まで見続けこれで1日がおわったようなものだった。

だが、高校野球夏の大会決勝戦が37年ぶりということで、歴史の瞬間をこの目に刻み込んだことは良かったと感じる。
15回表、斉藤投手の投げた最後のバッターへの6球は、真剣勝負の醍醐味を十分に感じさせる。こんな試合を見ているとプロ野球(特に巨人の)の試合など、だるくて見ていられない。

昭和44年。松山商業対三沢の決勝戦再試合。私は八幡浜臼杵間フェリーの船上で見ていたことを思い出した。
高校3年生の夏。バイトで稼いだお金を懐に、高校最後の夏の思い出、バイクでの九州一周一人旅に出かける船上であった。
最初、二人旅を約束していた友人が、親の許可が出ず、私一人の旅立ちとなった。その友人は高校卒業後、社会人となって一年足らずの間に、バイクの事故で死んだ。

月日はめぐりめぐって37年。高校球児は、二度とめぐり来ることのない青春の貴重な時間を、白球を追うことに懸けている。その姿は今も変わることなく。
37ぶりという決勝戦再試合というアナウンスを聞きながら、あのころのことが私の脳裏に鮮やかに蘇った。

ーーーーー
PCに向かい、資料を仕上げ、自治会内回覧に廻す。

旧東予 新地通り商店街で開催の夏彩祭見物。

目的地に着くまでの商店街に人っ子一人通っていないのと、新地通り商店街のラッシュ並みの人手のギャップが印象的。
壬生川小学校校庭に軽トラを停めての見物であったが、帰宅してみると荷台に缶ビールの空き缶が二個あった。おそらくは、酔っ払いが捨てていったのだろう。何処にでもいる輩の仕業だろう。

一日の終わりの出来事で、なんだか今日一日が嫌な日となってしまったようだ。



2006年08月19日(土) 香川 行 考

母の故郷である香川へ墓参りを兼ねた1日行。
お大師様の生まれた善通寺の裏山麓にある母方の祖父母の墓参りと、別な場所にある祖母の親戚筋の墓参りを済ませたあと、丸亀市に向かい1日用事を済ませ、夕方6時に帰宅。
19時半から自治会の役員会出席。議題が多く、終了は22時。
目一杯動いた1日となった。

私から見た香川は、母の繋がりから第二の故郷とでもいうべき存在なのだろう。そんなとことから、常々この地での出来事はちょっと気になるところではある。

墓参り以外での訪問は、8月第一週に催される坂出港祭りの太鼓台担き比べを見学に訪れたことが、今でも強い印象として残っている。
飯積神社祭礼の専売特許と思っていた太鼓台の寄せ担きが、ここ坂出に伝わって盛んに行われていることを知った驚きである。

議員活動の一環として、自治体事業の研修を実施したことがあるのは、
・坂出市「包括外部監査制度」
・丸亀市「チャレンジデーの実施 及び スポーツ振興」
・善通寺市「アダプトプログラム 及び 廃棄物処理施設の運営」
番外として
・多度津町「ゼロ系新幹線先頭車両の見学」(西条市移設予定車両)
・善通寺市「四国農業試験場の見学」
議員となる前の訪れとしては
・志度町「志度音楽ホールの見学」
・多度津町「町民会館文化ホール見学」
・大内町「人形劇場とらまる座の見学」

こう振り返ってみると、愛媛県の南予地域での様々な地域興し事業の見学よりも、香川地域の方に私の思考が志向しているようである。様々な自治体事業の施行に対し、私の嗜好が向かう指向の不思議。

訪れた香川は、今知事選挙の最中。町々に選挙ポスターを張り出した広報版が目立つ。
自治体合併で、この香川の自治体状況も大きく変化しているのだろう。ひところは愛媛まで多く聞こえていた様々なニュ−スが、このごろ少ないのが気になる。



2006年08月18日(金) ハローワークに出た 文化会館館長職 求人票

8月9日の臨時議会で二つの文化会館の指定管理者導入が決まってから、この文化会館運営についての動きが急展開しているようだ。
西条文化会館喫茶室のスタッフ募集の新聞折込広告がある。
現在文化会館で仕事をしている臨時雇いのスタッフに、9月1日から指定管理者となる「アクティオ」からの再雇用の面接があったり。
「アクティオ」から既に引継ぎのためのスタッフが、文化会館に出勤しだしたり。
と、着々と準備が進んでいるように見受けられる。

地域における文化会館運営に「指定管理者」が参入することによって、新たな文化醸成のきっかけができればそれにこしたことはない。
しかし、どうも気になる。
本来様々な思考があってしかるべき文化というものを、営利追求が目的の一企業の手に委ねることの危うさである。

臨時議会でそこのところを質疑しても、帰ってくるのは美辞麗句を並べた理事者側の答弁である。

ーーーーー

ハローワークに「文化会館館長職」の求人が出ているとの話があり、今日確かめにいってきた。

・事業所名 アクティオ株式会社
・職種 文化会館館長職(西条市)
・年齢 30歳以上
・採用人数 3人
・就業場所 西条市神拝79−4 西条市総合文化会館 丹原文化会館
・仕事の内容 文化会館の運営・管理 労務管理、予算管理 自主事業の企画・調整 営業活動
文化事業に興味のある方、精通している方優遇。
・雇用形態 正社員以外 契約社員
・雇用期間 平成18年9月1日〜
・賃金形態 月給制 30万〜35万

求人票のハローワーク受付月日は 平成18年8月10日となっている。

ーーーーー
このことをどう理解すればよいのか。

本来館長というのは、その施設を運営する全責任者であり、ましてや文化会館館長は、地域文化の担い手としての尖兵であるべきだと私は思う。
地域文化に精通し、その発展に貢献するとの意識を持った人材が、短期間の募集ではたして得られるのだろうか。
「アクティオ」が、この求人募集でもって館長職の契約社員を求めようと真に考えているとしたら、私の目からは 綱渡り的でありあまりにも安易過ぎる としか見えないのだが。

9月以降の体育施設の管理状況、文化会館の管理状況に、注目して当たらねばならないようだ。



2006年08月17日(木) 高野進陸上競技教室 県高校陸上競技強化合宿

「次世代育成支援スポーツ事業」高野進陸上競技教室の二日目。今日は朝9時から11時半までの間、高校生を対象としたもの。

昨日の小中学生対象のものとは違い、今日は、専門的用語を交えての実践講習のようだった。
オリンピック日本代表コーチを務める大先生。流石、その場にはまったら素晴らしい能力を出してくるのか。「私の見方を変えねばならないか」と、教室終了まで、その大先生の行動と対象選手の反応を観察させてもらった。
昨日の小中学生の行動と違い、流石の高校生。用具の準備や片付けについても、きびきびとした態度で手伝いができている。

教室が終了し、例によって方々見て回っていて、競技場の予定表に今日は高校の陸上競技強化合宿があることに気づいた。
昼食をとりに一旦帰宅、13時から再び競技場を訪れ
「平成18年度 愛媛陸上競技協会 夏季強化合宿」の様子をつぶさに見させてもらった。
対象は県内の高校生中心。用意されたプリントには、県内28の高校、二つの中学、一大学、一短大 の260名が参加予定。期間は8月17日から20日までとある。

2時間ほど、その様子を見させてもらって、やはり西条市が設定している「次世代育成支援スポーツ事業」は、付け焼刃な底の浅い金ばかりかかるだけの代物でしかないと感じた。

予定表によると、西条の高校からの参加は西条高校の13名と丹原高校の1名。それはそれで良しとして、「やっぱり」と思ったのは、各競技毎に用意された練習計画表だった。
・短距離ブロック ・中距離ブロック ・長距離ブロック ・競歩ブロック ・ハードルブロック ・幅 三段ブロック ・走り高跳びブロック ・投擲ブロック(砲丸 ハンマ ヤリ投 円盤)と競技毎に分けられ、4日間の練習計画がウォームapから始まりクールdownの終了まで細かく書かれている。

この練習計画の中に、高野進講習会 のメニューが組み込まれているのは、短距離ブロック と幅 三段ブロック の二つとなっている。
高校生を指導するのは、たぶん体育大学を出ている優秀な教師なのだろう。高野進大先生の ご託宣 は、どの子にとって有効であるのかぐらいは、十分に承知している。
それにこの種の教師は頭が良いから、西条市のすることを批判したりなどしない。そしてあらゆる機会を捉え、自分が指導する子ども達にとってプラスとなることを直ぐに取り入れる。
午前中とは見違えるように生き生きとした高校生の顔を見ていると、こちらまで若さのエッセンスがもらえるようだ。

ブロックごとに分かれた練習はじめのミーティングのなかで、「今日の高野進先生が言っていたあのことを取り入れて」と話をする短距離担当指導者。
このような柔軟な思考を持つ現場の指導者が、選手に日常的に関わることによって、選手は成長を遂げていく。
その中でトップアスリートとなるのは、ほんの一握りの者。
教育の基本とするところは、その他大勢一人一人が一生持ち続けていける宝物を、等しく享受できるよう気配りすることこそが、一番に行うべきことではないのか。

硬バレーの選手相手にビーチバレーの選手がレクバレーの指導をする。
ソフトテニスの選手相手に硬式テニスの選手が指導をする。
フットサルでの使用を禁止していた体育館で、急にこの競技を行う。
金を積めばそれを職業とする有名人はいつでも西条に来る。それをもってさも喜ばれていることをしていると言い募る。
これが「次世代育成支援スポーツ事業」の実態。

防災事業、産業政策、図書館問題、指定管理者導入のごたごた、スポーツ事業。どれもこれもその底の浅さが情けない。



2006年08月16日(水) お盆 高野進陸上教室 全協案内 3週間ぶりの雨

お盆 墓参り
高校野球のTV観戦。好試合が多く、ついついTVの前での長居。

13:30からひうち陸上競技場で開催された「次世代育成支援スポーツ事業 高野進 陸上競技教室」(第2回)の様子を視察。
前回は用事があって様子を見ることができなかったので、今回がこの大先生の指導の仕方を見る最初である。
16時までの2時間半。
「小中学生にこの指導ではだめだ。何の足しにもならない。」それが私の視察後の感想。
小中学校陸上競技のような単純な競技の指導は、個人毎の成長に合わせた個人指導と強弱を付けた反復練習。それと競技会を目指すのならその取り組む種目毎の専門指導だろう。
それが100人を集めて同じことをしている。炎天下、1日の遊びごとに100万円からの税金をつぎ込む無駄を見る。

クラレ勤務時代、同僚であった多数の陸上長距離選手を直近に見ていたので、彼らがどんな練習方法と生活習慣を採っていたかが良く分かる。それが、この ひうち陸上競技場 を2種公認とすることへのこだわりとして出てきた。
それと地区の河川敷で毎日くらい練習している中学生の様子をみている私としたら、大先生の指導が、個人の能力を伸ばす方法伝授とはなっていないと見た。
専門的知識など何も持っていないNPO団体を介在させて、見かけ派手なだけのイベントを打つ愚かさを見る。

野球の指導ならば、個人のポジションや打撃練習に応じての個人指導ができ、それはそれで 目覚め も期待できるのだろうが、今日の陸上競技教室は単なる遊び。「こんなのもたまにはいいでしょうね」との、ある地元指導者の言葉が意味深長。

ーーーーー
帰宅してみると、22日に議会全員協議会が開催されるとの連絡が入っていた。件名は「西条市新図書館建設事業について」
いよいよ基本設計図面が出るころかな。だが、私は22日に東広島市での日帰り研修を入れているので欠席となる。
待ちに待った新図書館の建設であるので残念ではあるが、後日設計図を見たら、細部にわたって検討させてもらうからまあいいか。

ーーーーー
夜半3週間ぶりの雨。恵みの雨ではあるが、台風被害が出ないことを願うばかり。

行政資料請求のための文章作成。合併で予算項目が増えているので、全体像を把握するのがすごく困難。ここは行政マンに優しく教えを請うにかぎる。



2006年08月15日(火) オレンジハイツ簡易水道のトラブル原因調査

昨日らい、私の自宅に隣接するオレンジハイツから、地区内に生活用水を供給する簡易水道施設について、給水制限を知らせる放送が頻繁に発せられている。 
今日の朝方も、夕方5時までの間、給水制限を知らせる放送が聞こえてきた。

これまで私の地区の地下水が低下し灌漑用水の確保が困難となった時でも、他の地区での水源を確保しているオレンジハイツ簡易水道が、給水不足に陥る事は無かった。
梅雨明けからこちら、雨が一滴も降らない状況でも、まだ地下水位が危険状態に陥っているわけではないのに、どうしたことだろうと不安感。

数年前だったか、私の地区に設置されている簡易水道が給水不足になったことがあるが、原因は各戸に引き入れている配管からの漏水だったようだ。

水、電気、通信等のライフライン確保は、行政の仕事としてある。そのなかでとりわけ水は、地域自治体が住民に対して責任を持って供給するべきもの。普段は目立たない仕事ではあるが、トラブル発生となると、途端にその有り難味と大切さが分かってくる。

オレンジハイツ簡易水道の状況はどうなんだろうと、地区内を走ってみると、市水道工務課の職員が原因の調査をしていた。
真夏の太陽の下、ご苦労様です。
仕事の邪魔をしないよう横から、自分なりにこの地区の水道施設の内容把握作業。

現在西条市では、玉津、飯岡校区にある五つの簡易水道を統合して上水道化する「東部地区上水道事業」を実施している。
・計画給水人口 13,000人
・計画1日最大給水量 6500トン
平成16年から平成20年までの工事期間。工事費の基本計画での概算は25億円。

旧西条市では、この東部地区事業に先立って、平成13年に西部地区上水道事業が完成している。
この事業を実施する時、「上水道ゼロの町」返上ということで、若干の躊躇があったことなど、もう遠い過去のこととなっている。



2006年08月14日(月) ゲートボール人口の減少

昨日の新聞紙上に「ゲートボール人口 三分の一に」という記事が掲載されていた。
そういえば、ひところは各地区に整備されたゲートボール場には、ゲームを楽しむお年寄りが ひしめいていた が、このところ見かけることが少なくなったと感じる。

ゲートボールが全国基準なのだろうが、同じような競技にクロッケーという呼び名のものがある。この二つの違いは、どうもよく分からない。

私がこの日記で以前この競技のことに触れたことがあるので、新聞記事のなかの一節に、「さもありなん」と相槌を打つことがあった。

以前の日記とは 2003年5月2日 のこと。

2003年実施の統一地方選挙での出来事について「失敗集No1、クロッケーは真剣勝負だ」と書いている。
記憶を頼りにその文章を読み返してみると、自分の文章ながらその人間観察表現がなかなか面白い。

日本全国 超高齢化を向かえ、老人の健康の維持はもとより、そのパワーを街づくりに活かす知恵が求められている。
そんな中にあって、お年寄りの思考変化を、ゲートボール人口の減少 現象 のなかに見出すことができるのではないか。記事を読み、また3年前の自分の日記文章を読み返すなかから、そんなことを少し感じた。



2006年08月13日(日) 予定が空白な一日だったが

昨日、今日と予定が空白は一日ではあった。が、それなりにこまごまとした用事で一日が過ぎてゆく。

・昨日記入していなかった日記の記入。(水問題)
・農業共済の掛け金資料への認めの印鑑をもらいに回る。
・ごみステーションへお盆間(15、16日)のごみ収集休みの表示。
・市民相談課から依頼のあった、集会所設置のガス湯沸かし器機種調査への答え記入。
・「吉野川みんなの会」からのアンケート調査への回答記入。
・間で今治西高校のテレビ応援。
・金魚の水槽掃除。庭木の剪定。
・夜中になってから、資料の整理。臨時議会の資料見直し。

体育施設を直営とするメリットを何処に見出したのか、自分なりに推察してみる。
自治体合併からこちら、どうも理解不能なことが多くなったような気がする。そんなところから、平成17年度体育施設予算を見直していて、なんだか引っかかる予算が出てきた。

手元においている防災事業、サイクス事業の資料を見直す。
臨時議会で 再度 市長と社長が同じであることの疑問を問うてみたが、市長は社長を辞める気がないようだ。ならば、次なる段階に入らねばなるまい。

時間が空くと、そんなことを考える余裕が出てくる。
猛暑の夏でも議員に休みなし。



2006年08月12日(土) 灌漑用井戸の調査

地元土地改良区の理事さんが、自家管理している灌漑用井戸の電力会社契約Noの調査にこられた。
水利用量の全体像把握のため、市役所水資源調査担当が行っている調査の一環として、地元改良区に事務処理の依頼があったようだ。

訪れた方が持っていた、灌漑用井戸の位置図を見せてもらうと、地区内には現在使用していない所を含めて30あまりの井戸があることがわかる。
この地域内を渦井川が流れているものの、普段は流水していない川であり、農業用灌漑水の確保は、ため池と深井戸からのポンプによってくみ上げる水によってきた。

農業が盛んに行われていた頃には、米生産の拡大を図ることが農家収入の増加に即リンクしていたため、自家用灌漑用井戸の掘削も盛んに行われていた。
そのような苦労をして水を確保してきた歴史を持つ地域では、加茂川水系を利用する地域の方々を常々羨ましく思ってきた。しかしだからといって、その恩恵を共有することは、水利権という農家にとって命よりも大事なものによって、決して実現することはなかった。

「命よるも大事な」という表現は大げさなものではない。将来にわっての恵みを確保する手段を確保することは、将来にわっての一族の生存を保障するということなのだから、ありとらゆる犠牲を払っても守りぬかねばならないことである。

「水を制する者は国を制する」のである。

歴史上、地域に存在する水の量によって、その地域に生存することができる人口と、興すべき産業の種類と規模も決まっていた。
それが土木技術の発達と政治の欲求によって、ある意味での歪な肥大を見せている今日である。
「水の都」という冠を付けて評せられていた我が西条。その恵みを求めて様々な手段で手を突き出してくる者の思考に対し、地域上げて 手を払いのける 結束を示す必要がある。



2006年08月11日(金) NHK全国学校音楽コンクール愛媛 中学校の部

広がる空に 僕は今 思い馳せ
肌の温もりと 汚れたスニーカー
ただ雲は流れ

きらめく日々に 君はまた 指を立て
波のざわめきと うらぶれた言葉
遠い空を探した

喜びと悲しみの間に 束の間という時があり
色のない世界
不確かな物を壊れないように隠し持っている

僕らの出会いを 誰かが別れと呼んだ
雨上がりの坂道
僕らの別れを 誰かが出会いと呼んだ
時は過ぎいつか
知らない街で 君の事を想っている

風になった日々の空白を 空々しい歌に乗せて
未来を目指して旅人は笑う
アスファルトに芽吹くヒナゲシのように

僕らの喜びを 誰かが悲しみと呼んだ
風に揺れるブランコ
僕らの悲しみを 誰かが喜びと呼んだ
明日へと続く不安気は空に
色鮮やかな虹が掛かっている

僕らの出会いを 誰かが別れと呼んでも
徒に時は流れていった 君と僕に光を残して

第73回NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部課題曲「虹」
作詞・作曲:森山直太朗

ーーーーー
愛73回NHK全国学校音楽コンクール 中学校の部愛媛コンクール に出場する娘の 応援 に、松山市民会館大ホールへ。
NHKコンクールは課題曲と自由曲との出来栄えで争われる。
今年の課題曲は森山直太朗 作詞・作曲の「虹」

パンフレットに印刷された 詞 を読んでみると、様々な固有名詞がちりばめられており、その言葉から浮かぶ情景が、歌の中から感じられるかどうかが、即歌の出来栄えに通じるのだろう。また、一唱節の中に挿入されている言葉が多い部分の発音が、如何に綺麗であるかどうかが、歌の技量の差として如実に現れてくると、参加7校の歌を聴きながら感じた。 

今年の合唱コンクールは、シーズンの皮切りである7月23日の結果が、銀賞に終わった西条市立東中学校音楽部。その完成度が 今年はどうなんだろう と不安の出発であったが、今日は金賞2校の中に入り、8月24日に開催される 四国大会 に駒を進めた。
やれやれ一安心。不安の出発が部員のやる気に火をつけたようで、生徒達の表情も7月とは比べ物にならないくらい、明るく豊かなものとなっているように見えるのは親の欲目か。

ーーーーー
午前中、地区内を流れる小河川の整備工事の様子を見に行く。工事は予定部分が既に完成し、撤去作業に掛かっている。
工事中に出たトタン板やビニール類の処分を聞かれたので、少量であることから自宅に持ち帰り処分することとする。行く先々で直ぐに仕事が出てくるが、これも市民の税金で仕事をさせてもらっている者の勤めの一環である。

ーーーーー
今日は、自治体合併に伴う西条地区地域審議会が開催されているのだが、松山行きを優先。許されたし。 



2006年08月10日(木) 臨時会 議案質疑 全文

平成18年 第5回(8月)臨時会 議案質疑 一色達夫 06年8月9日

議案第79号 西条市文化会館の指定管理者の指定について

今回 西条市総合文化会館 と西条市丹原文化会館のふたつの施設の指定管理者を アクティオ株式会社に指定しようと提案されていますが、そのことに関して数点質問します。

文化会館は地域における文化継承発展を図る拠点として 文化活動の発表の機会や 様々な文化の鑑賞機会の提供という役割を、施設管理や自主事業の展開によって、果たしてきたと思います。
それらは、公共の施設として、行政が責任を持って果たしてきたことであり、その功績は大きなものがあると、多くの市民の皆さんが評価していると思います。
それが今回指定管理者によって管理されることになるということは、地域の文化活動の拠点施設を、営利を目的とした企業の手にゆだねるということであり、これまでこの地域の文化事情というものは様変わりすることとなると思います。
地域の文化活動の有り様は如何にあるべきであるのか、文化の発展のために行政として如何なる政策を持って望むのか、そのような一番大事な理論の部分を提示しないまま、今回の大きな転換点を迎えたと思いますが、そのような地域文化における行政の関わり方につての理念をどう考えているのかお答えください。

西条市総合文化会館は平成8年に開館以来、今年で10年を迎えます。そんなところから、開館10周年記念事業を展開してはどうかと本議会において提案しています。
そのことへの市長答弁は「指定管理者の導入とともに考える」ということだったのですが、その後の検討内容についてお答えください。

文化会館の運営を指定管理者の手にゆだねることによって、文化会館から市職員はすべて引き上げるようですが、今後の行政組織における担当部署はどう考えているのですか。
日常的な文化会館とのかかわりが直接的に無くなることによって、文化会館運営の専門的知識というものが、行政内部に蓄積されなくなる恐れがあります。そのようなことが無いようにするため今後どんな体制で望もうと考えているのかお答えください。

文化会館の指定管理者の再募集にあたっては、その募集要項や管理料の設定は前回とどのような見直しがあったのでしょうか。
前回の募集にあたっての西条、丹原の2館での3年間の管理費用の参考金額は
2億9955万円であったものが、今回は平成18年9月からの7ヶ月間が6845万3千円、平成19年4月からの一年間が9985万円となっています。また、再募集にあたては自主事業の自由度を持たせるというような報道もなされていますが、このような募集要項や管理料は前回と今回とではどこがどう違っているのかお答えください。


指定管理者の管理となる9月からの文化会館運営が、利用者に不便をかけることのないよう、どのような配慮をもって望むのか、お考えを答えください。

ーーーーー
議案第80号 西条市産業情報支援センターの指定管理者の指定についてです。
この施設の管理運営についての契約において、発注者と受注者が同じであることについて、疑問があります。
西予市では、指定管理者の導入にあたって、それまで市長が代表を努めていた第3セクターの代表を交代するというような事例がありますが、それが社会通念上あるべき方策ではないでしょうか。

議案第81号にサイクスの指定管理委託料が提案されていますが、この委託料について、シビアな査定がどう担保されているのでしょうか。
先の6月議会で、サイクスの平成17年度業務報告書には、西条市から1932万円もの予算でもって随意契約で受注した防災事業のことが、一切触れられていないというような不可解な事例があることを指摘させてもらいました。
そのようなことを踏まえ、今回の指定管理者の指定に当たって、内部的な改善がなされたというようなことが感じられないのですがいかがですか。

さる2月の臨時議会において、サイクスの指定管理者選定が提案されていないことについて質問しましたが、そのおりの部長答弁では、壬生川駅前の産業学習館の運営を地域再生計画の指定によって、同時に考えているというようなことでした。その結果は5月には出るというような答弁でしたが、今回は産業情報支援センター施設のみの指定管理者の提案となっています。
この産業学習館の管理運営の検討内容について、関連すると思いますのでお答えください。

ーーーーー
議案第81号 平成18年度西条市一般会計補正予算(第2回)についてです。
体育施設を直営とするための予算が提案されていますが、これまでの本議会における答弁では、指定管理者の導入を前提として事務手続きを進めてきたと思いますが、ここにきての突然の方向転換はいかなる理由によるものでしょうか。
指定管理者の導入のメリットとして提示されてきたこと。つまり民間活力の導入による施設管理におけるサービス向上や施設管理経費の低減といったものは、はたして言葉通りのものであったのでしょうか。
直営で行うという方針が提示されたことで、疑問符が付いたということにならないのかどうか、お答えください。

このような予算が提示されるにいたった理由について、よく分からないので別の角度から質問させてもらいます。
前回の募集のときの応募は一団体で審査基準点に達しなかったということで、今回の募集でした。今回の再公募にあたっての現地説明参加団体は、れいの次世代育成スポーツ事業を受注しているNPO団体も含めて8団体あったようですが、結局応募団体は前回同様の1団体だけであったようです。
このような結果をみると、西条市の体育施設の管理運営については指定管理者側からみた場合に魅力が感じられないのかもしれません。そんななかでありながら応募してくれた団体については、それ相応の努力をしてくれたと評価するべきであると思います。
選定作業が今日までずれ込んだ中での直営のための予算提示ということでは、これまでの事務的処理の方法が効率的であったのかどうか疑問を持たざるを得ません。その点についてどう考えるかお答えください。

今回提案されている体育施設の管理運営費用は、指定管理者の募集にあたって提示した管理運営費用とではどんな違いがあるのでしょうか。
どちらがどれくらい割高であるのか、それとも同額で見込んでいるのかどうかお答えください。

ーーーーー
実際の質疑内容は、この議案に対する私の質疑は2番目であったため、1番目の質疑答弁の内容を踏まえて若干修正している。

ーーーーー

今日は8時から、地区の共同墓地の害虫消毒を実施。薬剤は市よりの支給品。自治会行事ではあるが、地区内で背負い式動力散布機を使う人も少なくなり、作業は3名での実施で1時間ほどで終了。

水田への潅水作業をしながら、穂肥の散布90a。
昨日の寝不足と緊張のなかでの議会を終え、加えて今日の猛暑の中での作業は、体へのダメージが大。



2006年08月09日(水) 平成18年度第5回臨時会 ・プールの使用中止

10時より平成18年度第5回(8月)臨時会が開催される。
議案は4件。水道事業会計補正予算の専決処分は、6月22・23日の梅雨豪雨による丹原愛の山給水池法面の崩壊部分の補修のための工事予算。
あと3件は指定管理者の指定について2件とそれに伴う一般会計の補正予算。

議案質疑の3人目に登壇。議案3件について11件の質疑を行う。

ーーーーー
本会議開会の冒頭、市長より西条運動公園内プールと東予運動公園プールの使用中止の報告がある。議会閉会後の全員協議会で詳しい経過報告があった。
それによると、文部科学省の通達にある、吸排水口への柵と吸い込み防止金具の取り付けという2重の安全対策のうち、吸い込み防止金具の取り付けがされていないという不備により、昨日8日の夕方より使用中止としたとのこと。
小中学校のプールについてはすべて安全基準を満たしているとのことだが、運動公園内にある二つのプールについて、安全対策に不備があったとのこと。8月末までの開場期間中、多くの利用者には迷惑をかける事となるが、万が一のことを考えればこれも致し方ない。
議員より、一日も早い再開の要請があった。

ーーーーー
外は真夏の熱気が充満している。比べて、議会はなんだか・・・・・。

水稲の穂肥の散布作業16a。



2006年08月08日(火) 品目横断的経営安定対策説明会 ・臨時議会準備

台風の接近による雨を予想していたのだが、大きく当てが外れ昼間は水田への潅水作業で汗。
合間をぬって(議員はこれがメインの仕事か)明日開催の臨時議会の議案質疑の検討。

ーーーーー
19時半からJA大町支所で開催された「品目横断的経営安定対策説明会」に出席。玉津支所での麦作農家が少なくなったところから、大町支所との合同説明会のようだった。が、なにがどうなっているのか、皆目分からないのが正直な感想である。
裸麦の生産拡大のため、少しでも作付け面積を増やす方向での話かと思いきや、なんだかそうではない雰囲気。どうも分からない。

ーーーーー
議案質疑の文章作成で徹夜。過去の議事録を読み返してみると、指定管理者選定におけるダッチロール振りが、なんだか見えてくるようだ。



2006年08月07日(月) 新居浜市での平和活動 西条市での水問題研究会

新居浜市文化センター中ホールで14時から開催された、人形と人間の二人芝居「9条君の運命」公演を鑑賞。催しの冒頭、新居浜市での平和活動についてのセレモニーのあと、人形劇団 ひとみ座 による人形劇の公演1時間。

この時期に、このような催しを行うことが大きな意味を持つ。
そのことによって、声と態度ばかりがでかいことだけで社会の指導的立場を確保している方々が陥り易い、歴史を逆回転させる思考への 大きな歯止め となる。

主催は「わたしたちの暮らしを語る会」。以前に、「ハンセン病元患者ドキュメント映画 風の舞」を上映した実績がある方々。
時代が、弱肉強食、格差増大、それにともなう治安の悪化が顕在化する方向にあって、地道でも継続していって欲しい活動である。

ーーーーー

19時より「NPO法人 うちぬき21プロジェクト」による水問題についての勉強会に出席。
県による西条市への 要求 が、西条市にとって受け入れがたいものであることは、大方の西条市民の声としてなっている状況である。そんなところから、会として市内の各種団体に呼びかけ、一度大きな行動を仕掛ける方向で話が進んでいる。

ーーーーー
この二つの催しへの参加を軸に、自治会関係の事務処理、お盆を控えてのお墓掃除をこなした一日。
(8日記入)



2006年08月06日(日) 自治会行事で一日

朝8時より、自治会行事の「お盆前の一斉清掃」実施。
地区総出での行事だが、真夏の太陽がじりじりと照りつけるこの時期の行事として、体力の面からやり方を考えなければならないようだ。
その一つとして隣の自治会では既に実施している方法である、開始時間を早め7時から作業を開始することが考えられる。
最近数年のこの時期の気温上昇によって、自治会行事の方法も変えることを余儀なくされる。そんな現状のなかから、自然環境の変化を感じるばかり。

自治会青年部では、太鼓台の飾り幕虫干し作業を兼ねた子ども達とのコミュニティ活動。焼肉あり、ビールサーバーありで、大いに盛り上げっている。

昼間の暑い時間帯は休憩がてらの高校野球観戦。夏の風物詩のこれが始まると、やはり日本の夏 本番 という雰囲気だ。

夕方、通りに面した生垣の刈り込み作業。お盆前、地域内の環境整備について 我が身から と気も使います。

19時半から太鼓台運営委員会。昼間の盛り上がりを持ち越して、こちらも暑い議論。この運営にも長年携わっているが、自治会長としての関わりとなると、なんだかまた違った感覚ではある。

そのようなことで、自治会外に出ない一日でした。



2006年08月05日(土) マリンフェスタ 丹原七夕 小松ふるさと祭り

午前中 回覧物の配布などの作業。外で少し動いただけで大汗をかく。
それでも、明日に予定されている地区内一斉清掃で使う草刈機用混合ガソリンの調合など、やっつけておかなければならない仕事が出てくる。

家での一応の作業が終わったら、今日予定されている行事を目指して行動開始。まず、西条港で開催されている「マリンフェスタin西条」へ。
今日の予定は15時までだったので、行った時には催しの大まかなところしか見られなかった。
一通り会場を見て、気になるところが一点。埠頭の排水路のグレーチングが一箇所外れて、深さ50cmもあろう溝が幅1mも空いている。市職員に聞いてみると、ここは建設の港湾担当が管理をしているとのことだった。
この催しは明日も予定されているので、市職員に言って応急の蓋でも架けておくよう要望しようと思った。しかし、、暑い一日ご苦労であったところに、口うるさい議員が用事を作ったのでは可哀想だとの思いが頭をよぎったのと、港湾管理がどんな仕事をしているのかとの興味もあって、自分で動くこととした。
ひうち2号地にある港湾管理事務所に行くと、直ぐに対応してくれ、事務所倉庫にあったグレーチングを運び、直ぐに蓋架け終了。これでまずは安心である。

夕方、丹原七夕夏祭り。丹原の中心商店街に結構な人手である。
20時過ぎ、小松ふるさと祭り会場へ。

真夏のこの時期に、それぞれの地域で、それぞれの地域の伝統行事が繰り広げられる。その様子を見その空気を吸ってみると、地域に住む人々の想いというものがなんとなく理解できるようだ。
そんなことがを感じるのは、2年続けての丹原小松行だからなのだろうが、まだまだ足しげく通わなければ、そこにある課題などまでは見えてこないのだろう。



2006年08月04日(金) 新居浜市 地域防災計画の修正

昨日、ある件についての要望書を新居浜市役所担当に提出に行ったおり、2階の市民部に立ち寄り、新居浜市政だよりをもらって帰った。
昨年からのバックナンバーが綺麗に並べられているものを、残らずいただいて帰り目を通している。
その中で第一番に私の目をひきつけたのは06年7月号の特集「地域防災計画の修正」である。市政だよりの3ページから6ページにかけてのこの特集記事は、新居浜市の防災計画の全容を簡潔に分かりやすく、行政が行うところと市民が受け持つところを伝えている。

翻って西条市広報8月号はどうであるのか。「西条市実践防災計画の展開」として、京都大学・小林正美教授と西条市長の対談という、およそ地域防災の全体像が見えない内容のない安代物である。

そもそもが、この京大教授を西条に連れてきたのがサイクスのK氏であることは周知のこととなっているようだが、このことが、西条市の防災計画の実施が迷走しだした根本原因である。
そして、サイクスが防災事業を随意契約するのだから、開いた口がふさがらない。

以前から、地域の防災計画を推進するバイブルとなるべきものは「地域防災計画」であると言ってきたが、西条市では合併後の今日まで、いまだこの計画がまとめられないままに来ているのである。

お偉い教授さんの机上の理論も結構だが、行政体たるもの、国県の防災計画との整合性をもった地域防災計画の策定こそが、真っ先にやっておかなければならないことだろう。
西条市でばかりいると気づかないものが、他から俯瞰してみれば、西条のその特異性が(劣っているほうの)見えてくる。
自治体合併後「地域防災計画」を3ヶ月で自前で作ったという事例を既に紹介したが、私の思う防災計画の実施の理想像は、このようなシンプルな取り組み事例のなかに見出している。

新居浜市の市政だよりを読みながら、改めてそんな想いを強くする。



2006年08月03日(木) 西条市議会 8月臨時会 の議案を読む

昨日、8月9日に開催される臨時議会の議案書が送られてきた。
議案は3件。
・文化会館の指定管理者の指定について
・産業情報支援センターの指定管理者の指定について
・平成18年度西条市一般会計補正予算(第2回)

紆余曲折を経てのこの3つの議案、問題点が多い。

・西条市に存在する二つの文化会館を、自治体運営のなかで如何に活かしていくのかという戦略が見えないままの、今回の指定管理者の指定である。「アクティオ」とははたしてどんな顔を持っている 企業 なのか。

・産業情報支援センター(サイクス)の指定管理者は伊藤宏太郎社長。発注者は伊藤宏太郎西条市長。このような状況ではたしてシビアな契約条件が提示されているといえるのか。

・一般会計の補正は、文化会館運営経費の減額、サイクス費用の増額、体育施設運営経費の増額。
体育施設を直営とするとの方針は、如何なる理由によるものなのか。
そもそもが、指定管理者導入ありきでスタートしていた一連の準備が、明確な理由も明かされないままの今回の決定である。

「次世代育成支援スポーツ事業」みたいな付け焼刃な事業を展開していることをもって、「こうやるんだ」などというつもりでいるなら、現場で動く者が大きな迷惑を被る。そして、使った税金に見合う効果など期待できない。



2006年08月02日(水) 第11回新図書館建設を進める会

午前中 要望文章の作成。
昨日のこと、新居浜市の担当部署への要望文章提出のため、新居浜市のある自治会の同意署名を求めにいったら、逆に相手さんから別の要望文章作成の依頼を受け、今日の仕事である。
昼過ぎ自宅を訪ねて文章を届けに行ったら、県科学博物館へ通じる道路に面している休耕田に修景のための花と向日葵が大きく咲き誇っている光景に出くわした。
聞けば新居浜市農業委員会が行っている事業とのことだった。この地域には科学博物館を目指しての遠来の客もあるところから、このような光景は地域の印象を良いものとする絶好のものといえよう。
「隣の芝生は青く見える」ではいけないが、他自治体の良い事例はどんどん取り入れていく必要があると思うのだが。

他に3箇所ほどはしごで回ったが、どこも空振りばかり。うす曇の空の下、直ぐに大汗をかき、衣類が体にへばりつく。

ーーーーー
夜19時半より開催された「第11回新図書館建設を進める会」に参加。
第10回は4月7日に開催されているので、今日は久しぶりの会ではある。
この期間に、松田平田設計との間で交わされた委託契約による、新図書館基本設計の成果品が出来上がっているだろうと推察される。そこで会では、この成果品の情報公開請求を行ったという。(やるものだ)

委託契約によって行政に提示された成果品は、市民に公開するのが当たり前。この資料に基づいて様々な注文を付けるのも、市民の権利として保障されて当たり前。
それによって、新図書館は完成度の高い施設となるのだから。

市民に公開したときには既にコンクリートされたものであることは、行政の責任の範囲であっても良いことではあるが、パブリックコメント手法を経ることによって、市民参加が促がされ助長され、自治というものがダイナミックに展開されていく。

行政を司るものは、そんな理想の姿をなぞることを億劫がってはならない。
そして、市民側も真摯な態度で事に当たることが求められる。だから、今日の会では、「正義は我にあり」的思考にはクレームを付けさせてもらった。

市民運動はしなやかに、しとやかに、しんぼうずよく、そして したたかに。



2006年08月01日(火) ふじみ野市でのプール事故

昨日の埼玉県ふじみ野市でのプール事故は、防ぐことができたと思う。
様々な報道を総合すれば、自治体合併に伴って安全点検の回数が減ったり、プール管理業務の丸投げによる施設管理がなおざりとなっていた現状が明らかとなっているようだ。

昨日の報道や今朝の新聞記事を読んで、なんともいたたまれなくなり、朝、同様の流水プールがあるひうち運動公園内プールを見に行った。
入場料300円を支払い、監視員の指示に従って裸足となって流水プールの周りを歩いてみる。居合わせた監視員の方にこのプールの構造を聞いてみる。
「今日の開場前にすべてのプールの吸水口を点検し、異常の無いことを確認しました。」との言葉に安心した。
念のため吸水口に手を突っ込んでみると、かなりな勢いで吸水されていることが実感できる。一枚もののアルミ製ふたはビクともしなかった。


 < 過去  INDEX  未来 >


一色達夫 [MAIL] [HOMEPAGE]