| 2006年06月30日(金) |
17年サイクス委託事業分析Ｎｏ４ 防災計画推進室の運営 |
引き続いて平成１７年度サイクスが１９３２万円の予算で行った防災事業について。
「西条市実践防災計画の指導・提案・実施業務」の中にある「防災計画運用に向けた指導業務」については昨日書いた。
今日は「防災計画に向けた提案業務」について。
情報公開によって入手した、サイクスへ委託した事業の仕様書には「防災計画に向けた提案業務」の費目の中に業務委託費として直接人件費がある。
この人件費は、「防災計画推進室の運営業務」「防災計画推進に係る広報計画の提案と指導・実施」「山林倒木、間伐材を活用した産業育成の提案打合せ協議」に対して支払われると明示されている。
さらに「防災計画推進室の運営業務」には、「プロジェクト全体の進捗管理」「市と京大との協議及び連絡、調整」「進行上の必要書類の作成」の３点がある。
この３点、見てのとおり、市職員によって日常業務の中で処理できることばかり。それを わざわざサイクスに委託して 誰かの人件費を余分に消化している。
｛「市と京大との協議、連絡調整」など、電話一本 手紙一通で済むでしょう｝と私が 市職員某氏 に話したら、「いやいや、京大は学部が多いし連絡調整には専門的に当たってもらわないと不可能なのですよ」と
真顔 で話すのには 閉口した。
京大の教授とは、そんなに敷居が高い お方 のようである。そのお方との連絡調整には、専門の人を別に雇って報酬を支払わなければならないほどに。
そんな権威があるお方が指導してくれた西条市の実践防災計画である。なんともありがたや ありがたや、と押し頂かなければならないのかな。
「防災計画推進室の運営」に人件費を支払っているので、さてこの部屋はどこにあるのだろうかとサイクスを訪ねたおりに探してみると、それは２階にあった。
施設全体の案内板には「相談室」となっているので調べてみると、「相談室」との表示板の上に「防災計画推進室」と書いた紙を貼り付けている。
この推進室。サイクスを訪れる度に訪ねてみるのだが、何時も鍵がかかっている。その回数３度。
そこで、昨日ある用事でサイクスを訪ねた折り、室内を見せてもらったが、やはりというか（私が予想していたとおり）室内には防災関係の資料など一つもなかった。あるのは電話一本。
そうなのか。ここは「他人のふんどしで相撲を取る」経営方針のところ。電話一本で市から大枚な税金を引き出す凄腕経営を、実践防災計画で実践して見せてくれているということか。なるほどね。
| 2006年06月29日(木) |
17年サイクス委託事業分析Ｎｏ３ 防災計画運用指導 |
平成１７年度に、産業情報支援センターが防災計画の指導をするとういう業務を西条市から１９３２万円で随意契約した。
誰が誰を指導するのかというと、サイクス職員が市役所防災担当者を指導するということなのだろう。
だが、不思議なことに、サイクスの誰が防災計画を指導できるノウハウを持っているのか一向に分からない。
ここで登場するのが京大の小林教授ということになるのだが、この人を呼んでくるのにいったいどれだけの税金が使われ、実際に税金をポケットに入れたのは誰なのか。
小林教授の講演も聞かせてもらったが、同時期にあった飯岡での防災フォーラムや愛媛県危機管理室の危機管理監の話のほうが格段にためになったと私は感じた。
指導マニュアルの良し悪しの判断は立場によって分かれるだろうが、それに掛かった経費を含めて判断すれば、西条市でのやり方は一番金が掛かって何をやっているのか訳が分からないと言わざるをえない。
もう一つ付け加えれば、平成１７年９月に議会に予算を提案するとき、防災事業は３０００万円の提示でその説明は地震アセスメント作成業務等とある。
平成１８年度に提案した予算は７千万以上で、その内サイクス委託する（らしい）事業が５４００万円。
予算は大くくりで提案して他の事業での説明をして、サイクス委託分を説明しない。６月議会質疑で指摘したとおり、そしてサイクスの業務報告にも一切の事業実施説明を記載しない。
だが、確実にここでも市民の税金が消化されていく。
防災事業をサイクスが請け負っていると私が気が付いたのが、今年 玉津での防災説明会でヘタクソナ説明をしていたことによってだった。
このような状況でもって実施されている西条市の防災事業が、はたして大きな成果が期待できるといえるだろうか。
防災計画運用の指導をわざわざ京大の教授やサイクスの？氏に仰がなくても、市職員で十分やれる。 ゼロ予算事業 として。
そういう声が 影 では聞こえてくる。
| 2006年06月28日(水) |
17年サイクス委託事業分析Ｎｏ２ 災害図上訓練 |
６月議会最終日の全員協議会席上、平成17年度実施の防災関係事業概要報告資料が配布された。
サイクスに随意契約で委託した「コミュニティハザードマップ作成事業」と専門業者に委託した（？）「地震アセスメント」の結果報告である。
そのうちサイクス委託分は災害図上訓練実施の結果報告である。
この災害図上訓練は、Ｄｉｓａｓｔｅｒ（災害）、Ｉｍａｇｉｎａｔｉｏｎ（想像）、Ｇａｍｅ（ゲーム）の頭文字を取って、通常「ＤＩＧ」と呼ばれている。
昨年防災事業の視察研修を実施した、静岡県磐田市でいただいてきた「自主防災組織活動マニュアル」には、代表的な防災訓練が列挙されている。
そのなかでＤＩＧについては、「ゲーム感覚で災害時の対応策を考える図上訓練であり、決まったルールがなく簡単で、経費もほとんどかかりません。」と紹介されている。
静岡県は東海地震説が出て以来このかた３０年、様々な防災事業に取り組んでいる先進地であることは議論をまたない。その地域が練りに練っって作成しているマニュアルなのだから、いうところの「防災関係バイブル」といっても過言ではないだろう。
西条市で昨年実施した図上訓練は、サイクスに委託した費用として一箇所１０万円から２０万円かかっていると３月議会での委員会審議のなかで担当者が答弁している。
そしてこのほとんどが人件費に消えているといえる。
ＤＩＧ会場に来ていたサイクス関係者と名乗る指導者は 応用地質 の職員で、私が聞いた一人は「今日は徳島から来ました」といっていた。
ほとんど経費はかからないでできる訓練を、地域事情が分からない人間を多額な人件費を支払ってわざわざ徳島から雇ってきて実施する。
これが、私が把握する西条市の防災事業の一現状である。
そして、平成17年度は数箇所で実施したＤＩＧを、平成１８年度、１９年度の２年間で西条の自治会を対象に大々的に実施する計画を立てているのだが、委員会での予算審議の中でも詳しい内容は分からなかった。
が、防災事業として使わなくてもよい人件費に、西条市民の貴重な税金が使われることがたぶんに予想される。
| 2006年06月27日(火) |
平成17年度サイクスへの委託事業を分析するＮｏ１ |
６月議会対応と農業が重なり、昨年来取り組んできたサイクスの事業内容分析が チョットお休みしていたが、そろそろ動き出さなければならないだろう。
サイクスには何のノウハウも無い防災事業を随意契約で行うという行動は、「人のふんどしで相撲を取る」という経営方針から考えたら納得行くものではあるが、市民の税金をそんなところにつぎ込まれたのではたまったものではない。
この防災事業、平成１８年度分については、６月議会前に京大の先生たらが市職員を相手に講演したとの情報があるので、５４００万の事業がそろそろ始まったのだろう。
こちらのほうはいずれ問うてみる。
防災事業については平成１７年度事業の成果品をすべて情報公開で入手しているが、サイクスの取締役Ｋ氏が中心で行っていることの記述がある。
実質動いた者が サイクス職員を名乗る 応用地質 という地質調査専門の企業の職員であることも事業実施の現場写真から分かる。
サイクスが随意契約したものを、そのまま下請けに出している証拠があるのだから、サイクス事業報告に防災事業実施の記述ができないものうなずけるというものだ。
それに議会答弁でも防災事業は外注したと担当部長が言っている。
市民の税金が最終誰のポケットにどれだけ入ったのかは、やはり明確にしなければならない。
サイクス社長は、役員無報酬でやっていると議会答弁したように記憶しているのだが。
平成１７年度に産業振興課からサイクスに委託した事業の仕様書を読んでみると、また面白いことに気づかされる。
・「水と食」調査研究事業委託 ３３３万９千円。
・食品加工流通コンビナート構想研究開発事業委託３９０万９１５０円。
については、仕様書に「事業終了後、事業実施結果をまとめた報告書を提出する。」となっている。
ならば議会に対しても直ぐに成果資料を提示できそうに思うのだが。いまだ報告書が届かないのが不思議。
| 2006年06月26日(月) |
西条市観光協会総会 ＮＰＯ法人石鎚森の学校 |
午前中は雨。外での仕事はできなくて、仕方なくデスクワーク。
午後になって雨も小降りとなったので出かける。午前中に作った資料をＪＡに提出。防犯灯設置許可申請書類をＮＴＴに郵送。
ひうち会館で１４時より開催の「西条市観光協会 定期総会」に出席。
平成１７年度事業については、旧市町の事業をそのまま継続した状況だったので別段の質問も無く承認されたが、平成１８年度の予定事業については見直しがあるので、私も数点質問させてもらった。
見直しの主なものは主催事業から 「おかげん花火大会」と「石鎚もみじまつり」を省くというもの。
観光協会は合併によって旧組織が行っていた事業をすべて踏襲したのだが、平成１７年度事業を行ってみて新年度では事業の整理を図りだしたということのようだ。
旧組織による事業運営の形態がしっかりしておれば、そのまま事業を継続できるのだろうが、ここに来ての問題点も見えてきての方向転換は必然があると思えた。
事務局の説明で「石鎚もみじまつり」は「ＮＰＯ団体 石鎚森の学校」が継続して行う方向で検討していますとあった。
そこで私は、｛この「ＮＰＯ法人石鎚森の学校」の所在地は石鎚神社となっていますが、その点観光協会は把握しているのですか｝と聞いてみた。
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例の「ＮＰＯ法人 西条スポーツ・文化支援協会」の件以来、時折 県のＨＰ内にあるボランティアネットの検索を行っているが、そこで「石鎚森の学校」というＮＰＯ法人が設立申請を行っていることを知った。申請は平成１８年３月３０日 まだ承認はされていない様子。
設立目的には
本法人は、石鎚山系の森林を舞台に、森林の保全、自然観察、自然の中での音楽やスポーツなど、森林と人を育てる機会を創造することにより、人々が森林の多様な価値を認識することを促し、もって森林と人とが共生する環境づくりに寄与することを目的とする。
とある。
住所は西条市西田甲７９７番地。代表者欄には「非公開」とある。
そこで住所を調べて見ると、そこは石鎚神社さんだったというわけである。
さてさて、神社さんがＮＰＯ団体を設立して環境保全活動を行うのかと 期待 していたのだが、観光協会の事業見直しのなかで 団体名 を聞くことになろうとは 世の中面白い ものだ。
「石鎚もみじまつり」は平成１７年度２５５万円の予算額にたいし、３０７７４８３円の決算額となっている。
この事業が平成１８年度にはどんな形で行われることとなるのか。そして「ＮＰＯ法人石鎚森の学校」がどんなかかわり方をするのか、梅雨の頃だというのに早くももみじの頃の事が気にかかる。
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市役所で
・防犯灯の器具取替えと新設の補助申請。
・環境課で「クローズド型廃棄物処分場」の資料を見せてもらう。西条市での施設建設に向け、様々な検討がなされている様子。
| 2006年06月25日(日) |
デスクワーク様々・クローズド型廃棄物処分場考察 |
農繁期の間に溜まっている資料の整理。
議会関係の資料は定例会議案関係と質疑・質問関係、注目事業関係に振り分けてファイルいていく。
これをやっていないと、後日の参考資料として使えないし、すぐに記憶の中から消えてなくなる。
自治会関係、ほか様々なお付き合いや情報収集関係、農業関係等一日かかっても収まらない状況は如何ともしがたいものだ。
少し落ち着いたら、また直ぐに次の新しい情報資料が入ってくる。
６月議会で明らかとなった 一般廃棄物処分場「クローズド型」でネット検索してみると、たちどころに様々な情報が入ってくる。その大部分は大手建設会社のコマーシャルであるが、それでも（そのうたい文句で）この形の廃棄物処分場の内容が把握できるようだ。
この形の処分場の問題点は、投入廃棄物の安定化にあるようだ。つまりオープン型ならばサンドイッチにしていく被覆土と自然降雨によって投入物は安定化（固まる）するが、クローズド型では機械鎮圧と強制散水によって投入物を締め固め安定化する作業が必要なのだろう。
そうでないと、跡地を他の用途に使用することはできないということになる。
そういう観点からの管理ノウハウが確立されているのかどうか、と管理者が確保できるのかどうか。それと合わせて行政担当者が試算したランニングコストが妥当であるのかどうかを検証することが、この事業進行を承認する議会人としての仕事となろうか。
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というふうに、片付けた後から後から次の情報と仕事が入ってくるのです。
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夜は１９時半から地区の集会所で太鼓台運営委員会に出席。２２時半終了。
遅い食事を済ませ、ネットも開かず就眠。（２６日記入）
| 2006年06月24日(土) |
ＪＡ西条総代会での市長発言 |
朝８時から、小学校のリサイクル活動の手伝い。小学生とその保護者が取り組む奉仕活動で、新聞紙やダンボール、アルミ缶 牛乳パックの回収を行う。
昨日終わった６月議会一般質問では、資源ごみ回収における抜き取りが取り上げられていたが、私ならば、この回収登録団体がどんなに推移しその回収量はどうなっているかを問うてみたい。
その方面での取り組みが盛んになっているのかどうかで、資源リサイクル意識を推し量る物差しとなるように思うから。
子供が小学校を卒業して３年目となるが、これだけの時間が経過すると先生の顔ぶれも代わってしまっている。
このような機会を積極的に作らなければ、学校現場の様子に疎くなるようである。
１４時からはＪＡ西条の定期総代会に出席。来賓で出席している市長の挨拶が１４時１７分から３７分まで。ＪＡに関係あるような話題を選んで話をしている様子。
その内容は、ＪＲ西条駅前再開発の紹介、ＪＡ倉庫の活用、道の駅、食育、食品流通コンビナート構想、大阪事務所の開設、京都納涼会への出店、線引き廃止によって３３、２ｈａの農地が転用された、水は守る西条から一滴も出さない。
話の中で、道の駅と食品流通コンビナート構想の段にシラケテしまった。
サイクスのＨＰの中に 「食品加工流通コンビナート構想」 と 「水と食調査研究」 との表示があるが、今だその内容表示が見られない。
市民の多額な税金をつぎ込んでいるのに、これまでに一枚の報告書も見てはいないのだから。
そんな実態を知る者には、「市長とは結構な役職だ」と感じてしまうばかり。
６月議会でサイクスの経営状況についての質疑の中で Ｉ議員が「この組織の責任者がある雑誌に 人のふんどしで相撲を取る活動 とサイクスのことを紹介している」と話していた。（この言葉は議事録に残っているからＨＰに書いても何ら差し障りが無い）
| 2006年06月23日(金) |
西条地区工業用水道事業 ３新聞の報道内容 |
この問題についての新居浜市の対応を報道する新聞３社の内容が面白い。
何が面白いかというと、その新聞各社の報道姿勢の違いによって、内容と文章のニュアンスが大きく違う点。
◎まず表題について
・Ａ社 西条工水経営改善 秋までに一定の結論 新居浜市長 必要量企業と協議
・Ｂ社 「秋までの解決は難しい」 西条工水で新居浜市長
・Ｃ社 西条工水 需要予測に慎重姿勢 新居浜市長「転用は不要」
となっている。
◎次にどんな場所での発言かという報道について
・Ａ社 触れていない
・Ｂ社 「市議会全員協議会で」との但し書き
・Ｃ社 「記者会見で」との但し書き
◎２１日の知事発言の紹介文
・Ａ社 両市の姿勢に強い不満を表明
・Ｂ社 両市の態度に不満を示したことにたいして
・Ｃ社 両市を「無責任」などと批判していた
ーーーーー
その全文を書いて読み比べてみるのが一番分かりやすいと思うが、これだけの文章の違いでもって新聞各紙がこの問題をどう見ているかを窺い知ることができるようだ。
ーーーーー
Ｅソップ物語異説。（Ｔ・Ｉ作）
Ｅ県では財政悪化の付けをどこかに肩代わりさせようと、財政が豊かに見えるＳ市に目をつけた。
Ｍ市のＭ問題が持ち上がったのを幸いに、いつの間にか企業会計の赤字補填問題にすり替えてしまいＳ市をイタブリにかかった。
そこでＳ市は一計を案じ「Ｍ市が欲しがっているものを差し上げましょう」とやってみる。
そして、県に対して「Ｍ市からＭ確保分の料金を来年から要求してください。」とお願いする。
Ｍ市にＭが届くのはさて何年先のことか分からないが、Ｍ市が確保したいと思うＭの料金を支払うのは当然。Ｅ県ではこんな理論がまかり通るのだからＳ市の言い分は当然のこと。
さて不思議なことに、Ｍ市ではＳ市に対しての要望がピタリと止まり、Ｅ県ではこの問題いつの間にか誰の口にも上らなくなったとさ。
ーーーーー
今日 平成１８年度６月議会最終日。
委員長報告の中にあった 一般廃棄物最終処分場 をクローズド型で建設するという話に興味を持った。
この事業、玉津校区内での建設ということで、計画段階から一般質問を数度実施していた。だがオープン型しか頭に無かった私にとって初めて聞く方式で、正直勉強不足を感じた。
そこで、全員協議会での席上、全国でこの形での建設の事例とその規模について把握していることを聞いてみた。
ランニングコストの面から、この形での建設が増えているとのこと。先行事例を視察しておかないといけないかな。
議会内に水問題研究会が発足。
６時。曇り空のもと４ａの水田の田植え作業。
これで田植え作業もひと段落なのだが、田に作物があると次から次に用事が出てくる。
水入れ作業を終えたらもう昼食時間。そのころより雨となり次第に強くなってくる。
雨が降り出したらまた次の作業が待っている。自家消費用の里芋の植え付け作業。ずぶ濡れとなり今日はこれで農作業が終了とする。
大雨の中、農業共済組合から依頼の資料を担当している農家へ配布。
９月に予定されている「防災士養成講座」の参加予定者との打ち合わせ。
等々、農作業のひと段落を待っていたように 又 様々な仕事が出てくる。
１８時半から西条総合文化会館で開催されるウインドアンサンブルコンサートに出かける。いわゆる立ち見も出る盛況という状況。
で、前半だけのお付き合いとして、あとは失礼する。
| 2006年06月21日(水) |
６月議会 一般質問 再質問文章 |
新西条市契約規則を旧西条市の当時のものと比べてみると、新たに
随意契約による理由の明確化 という規定が入っていることが特徴としてあります。
各地自治体の同様の規則を調べてみると、この理由の明確化という規定があるところと無いところがあります。そいう言う点で新西条市の契約規則は随意契約についてより自己規制を掛けているといえます。
そこで再質問ですが、昨年行われた随意契約のうちで私がより詳しく知りたい随意契約の事業名、契約額、契約の相手先 について。それとその事業を随意契約とした理由と見積書の徴収状況がどうであったのかを担当部長のほうからお答えいただければとおもいます。
まず、昨年は商工振興課との名称でしたが、この商工振興課において平成17年度に行われた随意契約についてです。
それから、災害復旧対策室が行った防災事業についても同様に詳しくお答えください。
あと、次世代育成支援スポーツ事業として平成17年度に行われた７つの事業についてもお答えください。
契約というもは競争の原理が働き、より透明性が求められ その内容が適切あることは自治体として当然のこととしてあるべきです。
仕事の内容によっては入札による契約が必ずしも最善であるとは限らないことは承知していますが、昨年来私が興味をもって注目している事業の中には、その内容が職員の日常業務の中で取り組めるもの すなわちゼロ予算事業でもやれるのではないかと思うもの。競争の原理が働いているのかどうか疑問に思うもの。市民力の活用によってより効果を発揮すると思われる事業 等々あるというのが偽らざる心境です。
そんなところからこれら事業について再度の質問です。
ーーーーー
防衛施設庁に代表されるように、このところ随意契約というものに世間の目が向いているといえなくもない。
そんなところから、西条市における随意契約の全容を一度明らかとしておきたかった故の一般質問なのだが、最初から項目を絞って随意契約の中に見られる ある意図 に注目したほうがよかったかもしれない。
西条市における平成１７年度中の契約件数は３万７千件あまるあるなか、そのうち随意契約によるものが３００件ほどとのこと。契約額にして２２億。
| 2006年06月20日(火) |
６月議会 一般質問文章 |
通告に従いまして 一般質問をいたします。
今回は 「西条市における随意契約の状況について」お聞きします。
自治体が行う契約についての透明性を確保するため、細かな規則が定められています。この契約には一般競争入札、指名競争入札、随意契約、せり売りとある中で、随意契約については、地方自治法施行令第162条の２の随意契約についての規定に基づいて、西条市契約規則の第4章に随意契約の規定が定められているようです。
最近、コンプライアンス「法令順守」という言葉が様々な分野で聞かれる状況です。そのような世相を嘆かわしく思いながら、自由主義経済の下では社会のチェック機能が正常に保たれているかどうかの検証が、常に必要なのだろうと私なりに達観するところです。
そんなところから、西条市における契約について、入札によるか随意契約によるかを決めるにあたっての基本姿勢を一度お聞きしたいと思います。
平成17年度における随意契約として行われた状況についての質問ですが、西条市契約規約第33条に定められている随意契約をすることができる額を超えて行われた随意契約の事業名、契約額、契約の相手先についてお答えください。行政全般にわたって、多岐にわたる様々な契約があるようですがよろしくお願いします。
西条市契約規則第33条の２項には、随意契約による理由の明確化として、
市長は随意契約により契約を締結しようとするときは、前条に掲げる金額以下の場合を除き、これによることができる理由を明らかにしておかなければならない。とあります。
平成17年度に行われた随意契約についての理由はどんなものであるのかお答えください。
西条市契約規則第36条には見積書の徴収として、随意契約によろうとするときは、２人以上の者から見積書を提出させなければならない。とあります。この規則に基づき、平成17年度に行われた随意契約の見積書の徴収状況についてお答えください。
ーーーーー
農作業もひと段落着いたのだが、あと少しになって手間取ることばかり。
今日は共同水源の水当番をしながら、つなぎの空き時間を使って仕事をこなしていく。
午前中は良いが、午後になると真夏を思わせるような日差しのもと、体力をすり減らしての作業が続く。
平成１６年台風２１号災害で土砂が流入した水田の整備作業なのだが、ようやく一枚の田圃の土砂撤去が終了した。トラクタ耕運作業を終え、明日には代かき作業にかかれる。
今日は「臨海地域振興整備特別委員会」が開催されていたのだが、気になりながらも傍聴には行けず仕舞いとなる。
ひうち会館の空調施設の整備費用６４０万円が提案されている。
| 2006年06月19日(月) |
６月議会 質疑 再質問 |
次世代育成支援スポーツ事業についてです。
３月議会における討論で私は、このような事業は多額な税金を使わなくても知恵の出しよう使いようで大きな成果をあげることが期待できる催しはあるのではないかと指摘しました。
そんな観点から今回の事業は市の予算を持ち出しゼロで実施できることから、事業を実施に向けた担当者の努力を評価します。
そこで問題となるのは、本年予定されている 次世代育成支援スポーツ事業 すべてがどのような形で行われるのかということです。
関係団体との事前調整をどうすべきか。今回の事業費は報償費が５５万円となっていますがこの点を踏まえれば予算執行の面から考えなければならないことがあるのではないか。等々、今回の事業が新たに入ることによって全体計画をどう考えるのかお答えください。
サイクスの事業報告についてです。
答弁を聞かせていただいて、この報告書には瑕疵があると言わざるをえないと思いました。
第7期事業概要として書かれていることは、実際にサイクスで行われた事業を網羅していないということです。
今回の報告書をそのまま受け取ることはできません。実際の内容のものに書き換える必要があると思います。
先ほどの伊藤学議員への答弁で平成１１年サイクスの設立の趣旨について述べられていたが、初心に帰り、第８期運営に向け人事も含めた見直しを図るべきであると思うがいかがですか。
ーーーーー
サイクスの事業報告書に関する再質問の後段の部分は、登壇してから、話の流れで口をついてでたことなので、文言は正確ではないかもしれない。
再質問の趣旨は 「サイクスの運営については、人事を含めた見直しを図らねばならない」 ということで、的は外してはいないと思う。
ーーーーー
議事録がネット上にアップされるのは３ヶ月後なのだが、それまで待ってはいられない。
通告に従いまして、議案第６８号について2点と、報告第5号について質疑を行います。
まず、議案第６８号平成18年度西条市一般会計補正予算（第1回）のうち
歳出6款１項６目 農地費 に計上されている団体営水田畦畔植生事業費補助金 ３９２万７千円 についてお聞きします。予算説明書５０ページです。
水田畦畔管理の省力化と農地・農村景観の保全を図るため、畦畔法面等への低草植物の植生に対して助成するというこの事業、本年は丹原町の石経 川根 徳能 地区での実施とのことです。
この事業は、昨年は 県単担い手支援畦畔整備モデル事業 として行われていました。昨年12月議会においてこの予算が提案されたおりにも質疑をさせていただき、今後の展望について担当部長より、平成17年度は県単のモデル事業として実施されるものを、平成１８年度からは新規の国庫補助、元気な地域づくり交付金事業として実施予定との答弁がありました。
そこで、昨年実施の事業と本年実施しようとしている事業との内容の変化についてお答えください。
今回の補助金で行われる事業実施の具体的内容についてですが、国庫補助事業として 国 県 市 地元の負担割合はどのようになているのでしょうか。
また、事業の予定地とその面積について。さらにこの事業を実施するにあたっての定められている用件について、実施主体についてもお答えください。
事業の今後の展望についてです。
昨年の事業については１０９万２千円の予算でもって丹原町の徳能・石経・高知の圃場整備完了地区内の畦畔９０００平方メートルにおいて実施されています。今回の予算は３９２万７千円ということで、農業従事者の負担軽減や農村景観の保全という観点から この技術が広まることが期待している一人として大変望ましい限りだと考えています。
そんなところから、今後の事業展開についてどう考えているのか答えいただければと思います。
ーーーーー
次の質疑にうつります。
歳出 １０款６項１目 保健体育総務費 次世代育成支援スポーツ事業
予算説明書７６ページに記載されている１００万円の内容についてお聞きします。
提案説明では、自治総合センター助成金を活用して、小学生を対象としたバレーボール教室を開催するとのことです。この宝くじ助成金については今回提案されている予算の中でも コミュニティ施設整備費１５００万円が見られるように様々なメニューがあるようですが、今回この事業を行うことに至った経緯はどのようであったのかについてお答えください。
この名称による事業については皆様ご承知のとおり、本年3月議会において ９２０万１千円が提案され、本年度事業の第1弾としてさる6月３日に
野村忠宏柔道教室が開催されています。また昨年平成17年度についても
７０５万６千円の予算で計７つの事業が行われています。
これら事業と今回提案されている同じ事業名を付けた事業とではどんな違いがあるのでしょうか。お答えください。
今回提案されている事業については小学生対象のバレーボール教室ということですが、開催時期、開催場所、参加対象者と人数等 事業の内容について具体的にお答えください。
また、事業費については８節報償費と11節需用費に分かれて記載されていますが、この内容についてもお答えください。
ーーーーー
次、報告第5号 株式会社西条産業情報支援センターの経営状況について質疑をいたします。
地域自治体が安定した財源確保のため、独自の産業政策を持つことは、政策選択の問題としてそれはそれであってしかるべきと感じていました。
そんなところから私としても、サイクスが今まで取り組んできた事業について、案内があった催しなどにも積極的に参加させていただき、産業政策についての新しい情報が得られたこともありました。
しかし、昨年来、どうも疑問に思うことが見られだしたので、これまでにもましてこのサイクスの内容について感心を持って見させてもらっています。
過去においてこの組織が行ってきた事業内容を踏まえ、今回の報告書の内容について数点お聞きします。
まず第7期事業概要についてです。
サイクスの昨年の報告書を見てみますと、第6期事業概要の１３行から１４行にかけて「水と食、道の駅、災害復旧予算作業等の各事業にも役員揚げての協力があり見るべき成果を揚げ得たものと思います。」と書かれています。
この記述内容を踏まえて平成17年度には西条市から「コミュニティーハザードマップ作成委託事業」を１９３２万円の予算で随意契約したように思います。
これだけの事業を行ったことが、第7期事業概要には書かれていないのですがそのことについて説明願います。
報告書３ページの損益計算書の売上総利益には８２０４万７３８円とあります。昨年の報告書に書かれている平成17年度の予算額は５６８８万9千円でした。この２５００万円あまりの差はどんな理由によるものでしょうか。
サイクスが企業努力によってこれだけの売上を伸ばした思われますが、その内容についてお答えください。
４ページの販売費及び一般管理費を昨年の予算と比べてみると、雑給が予算１０万円にたいして決算額が５２６万９９７０円。外注費が予算額 １６７３万２８００円 にたいして決算額３９１１万３０６３円となっています。
雑給と外注費 この二つの科目の内容についてお答えください。
サイクスではたしかに大きな予算を使って様々な産業活性化策を展開していることは確かなことですが、その報告というものは事業概要１ページと事務報告書にかかれているものしか見ていないのが現状ではないでしょうか。
さる3月議会において担当部長は皆様にサイクスの活動成果が分かるものを提示したいと発言していますが、3ヶ月経った現在まだ提示されていません。
この件についてお答えください。
| 2006年06月17日(土) |
土曜夜市がはじまった |
朝食をしていたら、妻が新聞広告を手にとって話しかけてきた。
今日から土曜夜市がはじまるその案内なのだが、そのチラシの中にサイクスで行う小学生金儲け塾の商品販売日の事が掲載されている。
昨年、この催しでの小学生の異様な光景を目にしてから、サイクスがやっている事への疑問を持ったことは記憶に新しい。それからというものこの組織とこの組織にかかわっている方々が行っている事について、納得いかないことが次々と出てくるばかりである。
一年足らずで状況がこうも変わるのかと、チラシを見ながらため息がひとつ。
ほんと、一年前は小泉改革の申し子のようなホリエモンに代表される時代の寵児が闊歩していたのだが、政権末期に合わせるように 村上ファンド 日銀総裁 等々 拝金主義の権化が社会的批判を浴びるご時勢である。
そんな世相の中、我が西条市ではいつまで続く嫌な催し。
一日雨。ため池かかりの水田の田こしらえを一日中。
田の仕事をしているのは、午前中は私一人、午後から二人になった。年を重ねる毎に作付け田が少なくなっていく。
| 2006年06月16日(金) |
企画建設委員会の傍聴 と 農作業 |
朝７時に目覚ましを掛けていたのだが、起き上がったのは８時頃となってしまった。体と精神を疲労とそして相反する安心感が支配している。議会も農作業もひと段落したところからくるものと分かっているが、最後までシャキットしないのがもう年であることの証なのかもしれない。
牛乳一杯をお腹に流し込み、早速に１２ａの田の田植え作業にかかる。
９時過ぎには終了しておお急ぎで身支度を整え、議会企画建設委員会の議案審議の傍聴に出かける。
この委員会ではサイクスに委託予定の事業や西条駅前に建設予定の鉄道記念館事業、まちづくり基盤整備や駅前再開発事業の予算等、大きな事業が目白押しである。
商工振興費の中に、例の電気自動車（ニッサンハイパーミニ）導入のための予算が含まれているのだが、目の説明の中に提示が無いので委員諸氏からの質疑はなかった。それとも・・・。（ふふふ委員長質疑でもして聞いてみようかな）（一色議員も傍聴されていてご承知のとおりその件に関しての質疑はありませんでした。でおわりか）
この商工振興費に提案されている「地域産業活性化推進事業」６３０万円については、その事業推進の状況をこれから順次追っていかなかればならないだろう。
企業ＯＢ１２名の人件費がそのほとんどを占めているようだが、その人的資源を生かして実りある事業となるか、それとも（失礼ながら）定年後の暇つぶしに体よく使われるだけの事業となるか。
１４時には終了。
帰宅後、暗くなるまで農作業。
| 2006年06月15日(木) |
６月議会 総務委員会議案審議 |
大きな低気圧の通過に伴い、朝から雨が降っている。
１０時からの議会出席の前に １２ａの水田の田植えを予定していたが変更し、今日は８時まで休息となる。
総務委員会は５月に改組となって新メンバーによる議案審議である。
一般会計予算の補正はその数が少ないので、審議はあまり時間がかからない。防災予算のなかに「獅子舞コミュニティー」という面白い催しの予算があったが、あまり深く問うこともないと感じて内容説明と開催時期 場所 主催 のみの質疑で済ませる。他の議員から補足の質疑が若干あった。
条例の改正が２件。市税条例の改正と国民健康保険条例の改正。若干の質疑あり。
議案審議終了後協議会があり「防災事業の結果報告」がある。（この件については後日触れる）１４時にはすべての予定が終了。
帰宅。田植え予定の水田は折からの雨で水深が増しており、今日の田植えは延期とする。薄暗くなるまでこまごまとした片付けや明日の作業の準備。
９時まで熟睡。議会は昨日で質問が終了したので今日は休会。
急ぐことも無く１４ａの田植え作業。
昼食後、１２ａの田の代かき作業に移る。
思えば昨年はこの時期水不足で農作業はできなかった。
今年はお蔭様で今のところ順調に農作業が進んでいる。
一年前はそのような水不足問題がこのあたりの話題であったものが、今年は松山分水問題に人の耳目が集まっている。
昨日の一般質問。水問題を質問する時を見計らい、報道関係者が詰め掛けていた。それが終わると（いつものように）さっさと引き上げる。
「同じ話題を同じようにしか報道しないのなら、民放なんか一社で十分だよ」と巷の声が聞こえているのかいないのか。
田圃に流れていく水を眺めながら、そんなことを思い出す今日は農作業に専念。
６時起床で１４ａの田の代かき作業の仕上げをする。
１０時より６月議会 質問の二日目。
昨日で私の出番は終わっているので、今日は他の議員の質問の聞き役である。
私には無い視点での質問の組み立て方は、聞いていて参考になるものだ。
夜１９時半より中学校ＰＴＡの役員会に出席。
遅い夕食を済ませ、ＴＶの前でちょっと横になったら２時間ほど眠っている。
緊張が緩和された安心感が体を支配しているようだ。ネットも開かず就眠。
（１４日記入）
| 2006年06月12日(月) |
6月議会 質疑・質問 |
５時半起床。昨日代かきした３枚計２３ａに田植え。
１０時から６月議会質疑が始まる。私は２番目に登壇。
サイクス経営状況についての質疑に対し、西条市長とサイクス社長を兼ねるお方が答弁。
およそ、聞きたくも無い言葉が返ってきて耳を疑った。
議員が、事実を事実として聞いている。そして仕事内容を修正する時間を与えているつもりなのだが、どうもその事が相手には通じていないようだ。
人間強気で押し通すだけでは、どうにもこうにも深みに入るだけだろうに。
私などは、たいした能力も無いから失敗ばかりやらかす。だからそれを認めて次から修正することの連続。そんな人生を送って来た者には、強気でばかり押してくるお方の危うさが見える。
質疑は５名。終了後質問にうつる。私は一番に登壇。
「西条市の随意契約の状況について」質問。
この項目での質問はなにせ初めてのことだったので、質問の組み立て方に迷ったのが結果に現れたようだ。
自分でも焦点がぼやけたと感じる。
でも、次の展開への布石とはなったかな。
１６時半で、今日は延会となる。
帰りに産業振興課で「情報公開請求」していた「平成１７年度産業振興課よりサイクスに委託した事業すべての契約書及びその内容が分かる資料」を受け取る。
夕方より１４ａの田の代かき作業。ネットも開かず就眠。
（１４日記入）
| 2006年06月11日(日) |
田植え と 質疑・質問文章の作成 |
田植え２６ａ。代かき作業２３ａ。
夜８時過ぎから質疑・質問文章の作成。
深夜 再質問を想定した文章も含めてすべて出来上がり。
今日で、今年一番忙しい日が過ぎたこととなる。
人間時間の使い方一つで仕事量を最大こなすことができるものだ。普段の議会では４〜５日かかるものが、今回の文章は実質２日で仕上げられた。
日記を記入する時間を睡眠時間に回す。明日は議会開会までに田植えを済ます予定なので。
（１４日記入）
今日から共同水源の揚水開始。けれど今日代かきを予定しているのは２軒のみである。
水の回りが良いのはいいのだが、いたるところ荒廃田が多くなるとなんだか寂しいかぎりではある。
５時起床。朝６時から１０時までには小さな区画の田を３枚仕上げる。
１１時から１４時過ぎまで、自治会員の葬儀手伝い。いくら忙しいといっても、これが役目だから抜けられない。
夜２０時過ぎまでかかって２６ａの田の代かき作業が完了。
夜は 質疑・質問の文章作成にかかることもなく、ネットも開かず就眠。
（14日記入）
| 2006年06月09日(金) |
仕事と予定が重なるものだ |
７日に裸麦の収穫を終え、今日は早くも４ａの田への田植え作業実施。
明日から共同水源の揚水開始なので、圃場の整備も大車輪で行う。
その間にも自治会員のご逝去の報をお知らせする仕事が入ってくる。これは、農作業を後回しにしても最優先で行わなければならない。
１８時半から文化会館で水谷修さんの講演会が予定されていたのだが、残念ながら出席を断念。
１９時半からは校区連合自治会の役員会に出席。（これはどうしても外せない役目）校区として地域防災を担う連絡組織結成についての話が具体化している。
帰宅。入浴、食事後 質疑の文章作成作業。
| 2006年06月08日(木) |
平成17年サイクスへ委託した防災事業の報告書 |
平成１７年度にサイクスへ随意契約によって１９３２万円で委託した「防災事業」の結果報告書のすべてを「情報公開請求」によって入手した。
この事業を進めた側は、京大の小林教授の指導のもと、他に例の無い事業を行っていると説明するだろう。だが、その予算のほとんどが サイクスのあるお方とサイクスから下請けした方々の人件費に消化され、その成果品はちょっと気の聞いた行政職員と防災ボランティアがおれば難なくこなすことができる程度のものである。
今日受け取った資料は８１4枚。一枚１０円として８１４０円の資料代を支払った。
けれど、すべての成果品を情報公開によって入手したのは正解だったようだ。
サイクスが行った、地域説明会やＤＩＧ（災害図上訓練）にもお邪魔させてもらい、その成果がどんな形で報告書となっているのか、少なからぬ期待もしていた。その結果は、「地元の人を集めて、地元の事情が分からないサイクスを名乗るお方がへたくそな防災の説明をした。」ただそれだけの報告書だったとは。
いつかの日記に書いたように、この程度のノウハウならば、ネット上にだけでもいくらでもある。それも無料で。
この事業、平成１７年度は１９３２万円だが、平成１８年度には５４００万円に膨れ上がる。
サイクスをネジロにして税金から利益を得ている人がだれなのか。その利益は真に市民の役に立った代価として正当だといえるのか。そんなシステムを誰が作り維持しているのか。
私は真っ当なシステムとは到底思えない。
| 2006年06月07日(水) |
裸麦の収穫がやっと終了。議会準備と田植え準備へ |
夢も見ずに９時まで熟睡していた。
天気予報どおり晴れ。遅れていた裸麦の収穫作業に取り掛かり、１６時過ぎに終了。
コンバインの掃除と来年の作付け用種子の調整作業。
これでやっと次の用事に取り掛かれる。
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昨日の議会で印象に残った言葉に「ゼロ予算事業」というのがあった。
この５月から様式が変わった県の広報５月号にもこの言葉があるが、財政厳しいおりから今後の自治体事業を考えるうえでのキーワードとなるだろう。
６月議会での質疑・質問の中で一度は使ってみたい言葉である。
税金の無駄使いの対極にある言葉だとは思わないが、このところ私が調査している事業項目の中で使えば、話の内容の理解を進める効果が大きいと思う。
| 2006年06月06日(火) |
平成１８年度６月議会の開会 |
市役所執務時間の開始 ８時半から、６月議会質疑 質問 の通告順の抽選がある。今回は質疑が３議員 質問が２議員で抽選し、私は質疑が２番目、質問は１番に行うこととなる。
今日の本会議は議案提案説明の聴取のみで１３時１０分には終了し、その後担当者との打ち合わせがある。
帰り足で３件ほどの用事を済ませ、帰宅は１６時過ぎ。早速トラクタでの耕運作業をするも、居眠りが出てしまう。
２０時頃までかかったが、麦の収穫作業が終わった粗方の田圃の耕作作業を終えることができた。
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質疑、質問の文章作成作業に取り掛かるも、今日はあまり捗らない。
今回の内容は、追求型に嵌っているきらいはあるが、体制翼賛では問題点を内包したままで全体をあらぬ方向に導いてしまうばかり。状況を知って動かないのは自分の信条が許さない。
たとえて言うならば、外科的手術が必要な患者ならばインフォームドコンセントをきっちりとやりましょう。という心境かな。
早めに就眠して、明日はどうしても裸麦の収穫作業を終了させること。
| 2006年06月05日(月) |
リサーチ様々。6月議会質疑質問通告書作成 |
裸麦の収穫作業はあと１５ａほど残っているのだが、コンバインが詰まってしまうほど水分が高いのでしばらく先延ばしとする。
今日は朝から６月議会の質疑質問のため各担当部署をリサーチに回る。
１０時過ぎからは産業振興課で、情報公開を求めていたサイクスに関する資料の事前閲覧実施。まず最初に請求する契約書と仕様書の内容確認。
このところ集中してサイクスに関する資料を見ていたら、大体内容が分かりだして、調べなければならないと感じる部分が特定できだした。
数字と文章の向こうに人の生業が見えるようだ。
夕方、気分転換にトラクタ作業。
夜も更けてから質疑・質問項目の選定。徹夜。
| 2006年06月04日(日) |
次世代育成スポーツ事業委託料の詳細 |
平成１７年度に行われた「次世代育成支援スポーツ事業」に掛かった経費。
この事業予算が議会提案されたのは平成１７年９月議会だったが、それに先立つ８月９日に「佐野野球教室」が行われている。この予算は教育委員会が持っている総額の中から捻出したようだ。
この事業について「西条スポーツ・文化支援協会」に委託した予算は、委託料１０１万８５００円。
「次世代育成支援スポーツ事業」として平成１７年９月議会に提案された予算の執行状況は
・平成１７年１０月９日 スキルヲーク教室 「西条スポーツ・文化支援協会」への委託料３８万８５００円
・平成１７年１１月２０日 佐藤直子テニス教室 「西条スポーツ・文化支援協会」への委託料１０１万８５００円
・平成１７年１２月４日 佐野野球教室 「西条スポーツ・文化支援協会」への委託料１０１万８５００円
・平成１８年１月１５日 レクリェーションバレーボール教室 「西条スポーツ・文化支援協会」への委託料１０１万８５００円
・平成１８年２月１２日 フットサル教室 「西条スポーツ・文化支援協会」への委託料１５９万６０００円
・平成１８年３月２６日 高野進陸上教室 「西条スポーツ・文化支援協会」への委託料９９万７５００円
の６事業で合計６０３万７５００円が委託料として「西条スポーツ・文化支援協会」に支払われている。
この資料は４月１９日に情報公開請求をして入手した。
平成１８年度は９事業で総予算が９２０万１０００円。そのうち委託料が８２０万円となっている。
数字を見ているだけなのだが、それだけで様々な状況が見えてくるから面白いものだ。
平成１８年度の委託契約書も入手するつもり。
ＮＰＯ団体の予算執行状況は、団体を統括する県の窓口に行けば入手できる。ＮＰＯ団体の活動内容は全て公開され、それを市民の目によってチェックし健全に育ち成長していくよう法によって定められている。
それとともに、ＮＰＯ団体の会員となれば事業内容を全て把握できるのだが、その会費が勿体ないと妻には言われているのでさてどうしよう。
| 2006年06月03日(土) |
野村忠宏柔道教室にみる理想の（？）ＮＰＯ活動 |
ＮＰＯ活動を成功させる３種の神器といえば�／有�金��ソフトだろうか。
昨年らいＮＰＯの事はその成り立ちから今日に至る成長の過程を、私なりに把握していることについて書いてみた。その顛末はまだ途中段階なのだが、西条市におけるこの名称を冠した団体の活動を通して、続き となるだろう。
今日、１３時からひうち体育館メインアリーナで、オリンピック金メダリスト 野村忠宏 氏を招いての柔道教室が開催された。
この催しは、今まで事ある毎に取り上げている「ＮＰＯ法人 西条スポーツ・文化支援協会」が絡んだれいの「次世代育成支援スポーツ事業」平成１８年度皮切りの事業である。
平成１８年度一般会計予算に反対する理由の一つに取り上げたこの事業。今日はこの催しを是非とも自分の目で見届けなければならないので、裸麦の収穫は休みとして会場に出かけていった。
そこで、まず感じたのは日記冒頭の「ＮＰＯ活動３種の神器」ということである。
オリンピックの金メダルには、一種独特な神通力を持っているのだろう。日本社会に蔓延する閉塞感をイナバウアー一発で、一瞬で明るく変えてしまうのだから。そんな神聖なるメダルを３つも持っている人には、やはりそれなりのオーラを感じる。アリーナにいる野村氏を観覧席から遠望しているだけでも、えもいわれぬ存在感があるものだ。
そんな人から指導を受けた参加者は、幸せ者であることはまず評価しなければならない。
そこまでで終わっていれば、市民の大枚な税金を使って行う事業に何の文句も付けようがないというものだろうが、私の意見は「目的が正しければ手段が全て正しいとは限らない」というもの。
今日の事があるから昨日の日記の内容が決まった。ということ。
発足認証が得られていないＮＰＯ団体が、６００万円からの市が行う事業の委託を受け、市の職員がＮＰＯ団体のＴシャツを着て事業の段取りをする。
これだけ揃っていればソフトなどあちらからいくらでも転がり込んでくる。
「西条スポーツ・文化支援協会」の 支 援 を市職員（事業を担当する部署の）がしてくれるのだから、これほど理想的活動をしているＮＰＯ団体は幸せである。市民の皆さんから「すごい」と賞賛されるだろう。 か
「ＮＰＯ法人 西条スポーツ・文化支援協会」のＳＳＣＡとのロゴは、この団体の入会案内をもらいにいったとき見ていたが、今日は市職員１０名ほどの胸にあるのが確認できた。が、その方達一人一人に「自前で入会したのですか」とはあえて聞かなかった。
だが、会員確保に苦労しているボランティア団体の皆さんや、これからＮＰＯを立ち上げようとして方々に教えてあげようと思う。会員が欲しいのならば市職員に言えば入会してもらえるんじゃない。と
会場に来ている方々の顔ぶれをみていると様々なことが見えてくる。人的には狭い地域の中のこと、今日に至るまでにどんなことが有ったかが、隠しようもなく確認できるものだ。
催し案内の予定では１５時半までとなっていたが、１４時４５分に催しは終了。まとわりつこうとする子供たちを、落ち着かせた野村氏の最後の姿勢は
流石だと敬服した。
私としても多くの収穫があった今日の催しだった。
ーーーーー
今日、妻に言われたこと。
妻「あなたこの頃根性悪くなってきたわよ。」
私「そうかあ、気を付けるよ。相手に合わす事はないよね」
| 2006年06月02日(金) |
小中学生の動員事業がやけに目立つのだが |
催しの成功 失敗の分かれ目は、動員が上手くいったかどうかによて決まってくると言っても過言ではないだろう。
為政者が自分が行う事業を成功に導くために用いるその動員先といえば、まず職員そして教育委員会が 統括 する小中学校の生徒というのが、どこかの自治体でやたら目立ちだした。
職権を用いて人数割り当てをすれば、必ず動員できるといえるのだから会場を満杯にしたい主催者としたら、これほど楽なことはないのだろう。
動員に割く時間を気にせず予算を消化出来、小中学生の参加者の感想を聞いて「良かったまた参加したい」とのコメントを採って広報すれば、はい 一挺上がり という段取りの良さである。
だがチョット待て
主催者の意図するところと、生徒を預かる現場の意図がマッチすればよいのだが、現状はどうなのだろう。参加している子達は無邪気にはしゃいでいても、付いてくる保護者や現場責任者の目に輝きの無いことが度重なる。
それぞれ年間スケジュールが決まっているなかで、イベント度に動員を振られる現場としたら、たまったものではないと感じるのは私だけではないようだ。
今度の６月議会に提案された予算の中でも、小学生対象にした事業が目に付くが、どんな内容なのか十分検討してみる必要を感じる。
ーーーーー
西条市が行っている小中学生対処の事業の中で、私が疑問を感じだした最初のものは、サイクスでの「起業家マインド醸成事業」だった。
その事は、昨年７月３０日の日記に「８０年代のような経済至上主義を押し進める市長の趣味で、子どもをダシに使うのはいい加減にしてもらいたいものだ。」と書いた。
その後、「次世代育成支援スポーツ事業」で、サイクスとの関係によるイベントが増える事となり、そのノウハウに疑問のある防災事業が出てくるに至って、様々な事への私の疑問は大きくなるばかりである。
「研修生特区の現状」という、法によって疑問を指摘された事業もあった。
サイクスが行う「起業家マインド醸成事業」の中で、動員が自由に出来る 小中高校生対象 の事業と、自由意思とその魅力によって参加者数が決まってくる 成人対象事業とでは、どんな傾向となっているのか調査する必要を感じる。
サイクス全体での事業の報告が、「事業概要」という紙一枚なのだから内容が分からない。
ーーーーー
と同時に西条市が行う他の事業についても、小中学生の動員が安易に行われていないのか注目している。
| 2006年06月01日(木) |
天候不順 農作業の真っ盛りだが |
このところの天候不順によって農作物の生育に影響が出ているとの報道がある。
我が家でも今日で３日目となった裸麦の収穫作業が、例年に比べて遅いことでそれを実感する。
熟期が来た田圃を選んで、西へ東へコンバインを移動し収穫作業を進めていく。段取りが悪くなるばかりで気ばかりが焦ってくるが、出荷製品の品質確保のためならこれも致し方ない。
日本一の裸麦生産にほんの少しの貢献だ。
６月に入って他の農作持の収穫も始まった。タマネギ、ソラマメ、ジャガイモと、保存作物は一年を通して食卓を彩る材料として欠かせないものとなる。
裸麦の収穫の合間をぬって、そんな作業も入ってくるからこの時期は休む間などない。
６月は一年のうちで昼間の時間が一番長い月だということは、仕事時間が一番長く取れるという自然の必然だろうか。
自然を相手の農作業も、その生産技術は年を重ねて改良が進んでいる。私の子どもの頃は裸麦は畦蒔きが常識だったけれど、ばらまきとなり今では機械での筋蒔きが主流である。そんな技術は良い除草剤の開発という化学の力を得て初めて実現したところもある。
つい先頃ＮＨＫＴＶでブラジルでの大豆戦争のことを特集していたが、この地域では除草剤でも枯れない遺伝子組み替え大豆が使われていることは常識。
これが日本でも広まれば国産大豆の生産増しが間違いないのだが、それが実現しないのは食品安全に対する不安と同時に、その種が特許でデュポンだったかモンサントだったかに握られているからだったか。
いや、種と除草剤をセットで売る化学会社の企業戦略の話しだったかな。
タキイ種苗で研修した時そんな話しを聞いたが、この方面の事についての報道は皆無なので、その後の事情は分からない。
５月１５日にサイクスであった「豆乳は売れる」という講演の時、そんな話しを思い出していた。
農業技術と言えば、６月議会に提案される補正予算の中に、「畦畔植生事業補助金」という予算がある。
昨年の予算は県の単費補助での事業の２年目で、今後この事業は流動的ですと言われていたいたのだが引き続いての実施となるようだ。この技術に注目し施行地のその後を視察していた私としては、なんだか嬉しくなる状況である。
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