| 2006年02月28日(火) |
３月議会 質議 質問 項目の検討 |
昼間は様々な用事を済ませることで時間が経っていき、明日から開会する３月議会での質議、質問 項目をまとめる作業が、結局深夜となる。
１９時から丹原町中川公民館で開催の防災説明会に出席。
約３５名の出席者から一言の質問も無く、自治会長挨拶のあと解散。１９時３８分終了。
出席者から質問が無かったのには訳があるようだ。
地域 地域で様々な状況があるところに、一つの事業の網をかぶせることの弊害の部分が出てくるのだろうか。
行政の事業遂行時の問題点をかいま見たような感じを持つ。
質議 質問は、問題追求型で進むのは本意ではないが、今回はやっぱり言っておかねばならないことがある。
気が重い
３月１日から開会する３月議会の資料のその厚さを測ってみたら７ｃｍ。
この資料との格闘の真っ最中。
議会冒頭に表明される施政方針と事業予算の内容を見比べ、西条市における平成１８年度の行政運営を想像してみる。
その姿が、自分が思い描く地域像と合致しているのかそれとも違和感を持つのか、今日の時点ではまだ焦点が結べずぼやけたままである。
そんなところを解消するべく、資料を読み返し、さらなる追加の資料と情報を求めてまた軽トラを走らせる。
現場百遍とはいうが、これだけ市域が広くなるとそれも至難の業ではある。
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１９時より丹原町徳田公民館での防災説明会を見学。
地域コミュニティー形成における、旧区長制度と地域公民館の運営が如何に作用していたのか。そのなかに大石を投げ込んだ自治体合併がどのような影響をもたらしたのか。
やっている事は旧体制と同じだとしても、住民の間に漂うぎこちなさ。
話をしてくれないと、地域の雰囲気が読めない。１９時４９分終了
| 2006年02月26日(日) |
図書館運営をソフトの面から考察する |
西条市における図書館建設は、今までハードの面からのみ語られてきたようだ。
もっとも、行政側からスーパー施設の老朽建物をリフォームしようというようなアイデアしか出てこない地域においては、市民運動としてそんな方向を是正させるため力を注ぐことにならざるをえないだろう。
昨日の高松市での図書館運営の学習会は、｛選書と廃棄｝という図書館が日常の仕事として一番力を注ぐべきソフトの面からの話しが聞けて、私としてはたいへん参考となった。
千葉県浦安市立図書館もと館長 日本図書館協会事務局次長 常世田 良氏の話の中に出てきていた みはからい という言葉。私にとっては初めて聞いた言葉であり、意味が分からなかった。それが、パネラーを務めた坂出市立大橋図書館 小山俊緒 氏の資料の中に「現物見計らい」という言葉を見つけ、その正確な意味を知ることができた。
図書館という店に、どんな商品（本）をどう並べ、客（読者）にどう提供するのか。店が流行るには、店の作りから始まり商品の並べ方を工夫し、常にお客の満足いく店作りに心配りしていく。だが、その店作りは決してお客に迎合したものではなく、お客の生活を側面支援する｛自学自習の出きる｝ものであるべき。
ハードとソフトが上手くマッチし、そして向上心を持ち続ける。
そのことを、内外にアピール出きる図書館であってこそ、市民から愛されるものとなるだろう。
だから、良いものは良い悪いものは悪い、私はこう思うという事を言わない 言えない 言おうとしない、そんな雰囲気が漂う地域では決して理想の図書館は出来ないだろう。
「死にたくなったら図書館に行こう」という文章をこの日記に書いたように思う。昨日仕入れた言葉に「図書館は町を甦らせる」「文化の発展の無い町に真の発展は無い」というのがあった。
そしてもうひとつ
「難しい医学書の棚の前で、何人もの人が真剣な顔をして立ち読みしている。一万円もするような専門の医学書を普通の人は買えない。人が生きるために必要とする知識を如何に提供できるのか。それが、図書館を運営する者の求めるものであり真の醍醐味でもある」との言葉が耳に残る。
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一雨毎に 春めいてくる。そして、様々な草木が動き出した。
昼間畑仕事。
夜は旧東予市壬生川公民館での防災説明会に行く。
やっぱり、旧東予での自主防災組織結成に取り組んだノウハウが、今回の事業に活かされていないと感じる。
| 2006年02月25日(土) |
日本図書館協会 四国ブロックの集い ｉｎ高松 |
「新図書館建設をすすめる会」学習会として計画された
「日本図書館協会 四国ブロックの集い」に参加。
サンポート高松５４会議室 で１３時半から１６時４５分までの開催。参加者は四国各地の図書館員を中心とする１３０名。西条からは７名の参加。
冒頭主催者より、四国で初めての取り組みだが、当初予定していた１１０名を超える盛況を感謝する言葉。
パネラーとして登場した 千葉県浦安市立図書館元館長 常世田 良 氏をはじめ５名の方々は、図書館運営を通じて地域文化の創造に寄与するとの明確な意志が感じられ、ひとつひとつの言葉から得られる情報が珠玉の光を放っているようだった。
今日のパネルディスカッションのテーマは
｛「図書館はどのように本を選ぶのか」 選書と廃棄を考える｝
図書館を運営する司書の仕事として、この仕事が一番大切である。それによって図書館の命運が左右される。だが、この基本的仕事は今だそのマニュアルが確立されているわけではない。
常世田さんの言った「みはからい」という言葉の意味を確かめることができなかったが、多分、「図書館が購入するべき本を決定する選書作業を、本の現物を見て判断する」（カタログで判断するのではない）ということなのだろう。
浦安市立図書館の評判は、そのような事が司書によって確実に出来ているからこそであることがうかがえる。
「良い図書館づくりはより良い町づくりと同義語である」そんな意識の希薄な地域に暮らしていると、折に触れてこの様な方々の話を数多く聞いていないと、自分の寄って立つべきところと目指すべき理想象がいつの間にかぼやけてしまう。
地域住民の知識吸収欲を満足させ、個人と地域の文化的成長に貢献する。そんな図書館はどのような人と体制によって運営されるのか。一番の基本の部分を再確認できた学習会となった。
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この 集い に先立って 高松市サンクリスタル 内に設置されている
高松市立図書館 菊池寛記念館 高松市歴史資料館 を見学。
四国の玄関口として長くその地位を保ってきた高松市の文化施設として、いずれも洗練された施設内容と運営の様子をかいま見ることができた。
| 2006年02月24日(金) |
リスクを誰が背負うのだろう「食セミナーの感想」 |
サイクスで１５時半から開催された
「食に関する異業種連携セミナー」 地域食品産業クラスター形成促進事業 講演会を聞いてみた。 約５０名の出席で １７時４０分終了
テーマは｛「農」が変える食ビジネス｝
講師は 青山浩子氏（農業関連フリージャーナリスト）
講演を聞いてみて、「ジャーナリストらしく話しは良くまとまっている」と感じていた。けれど、いざ日記にまとめる段階になって迷ってしまった。
講演の中の事例として取り上げられていた島根県桜江町桑茶生産組合の事は、全国農業新聞に紹介されているのだが、今日の講師が取り上げた視点とはまったく違った表題と記事の内容である。
講演に集まってきた聴衆に合わせての講演内容であることを抜きにしても、上手くいっている側面からだけの事例紹介だとしたら、それは不親切というものだ。
だから、しばらく考え｛汗の匂いのしない「食セミナー」｝との表題にしようとしたのだが、どうもそれでも違うように感じる。
そして講演のレジュメを読み返し、ようやくたどり着くのが「リスクを誰が背負うのか」との視点だった。
サイクスに多額な税金を投入して西条市が推進している「食品コンビナート構想」。いろいろ聞いてみて、言わんとするところは朧気ながら理解できてきたようだ。
そこで現状 農 から収入を上げる事が最終目標として、その最初の種と肥料と労力と そして人件費を含めた加工流通 の経費を誰が負担するのだろうかというところに視点が行く。
つまり リスク を誰が背負うことを前提として、話をしているのかということ。
今回の講演会も市民の税金でもって開催されているのだから、そこのところを踏まえて実質的成果が期待されるのだが、食に関する取り組みを検証してみると、いつまで経っても肝心な部分が見えてこない。
農の場合のリスクは、その全てを生産者が背負うことによって成り立っていると私は思う。
だから、成功事例の影でリスクをどうクリアしてきたのかが語られない、利潤追求の企業理念の方からばかり光を当てた講演内容に、そして構想にも理解できない部分が出てくる。
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１９時から丹原田野公民館で開催の防災説明会に出席。
行政側の説明を、理解しようと努力している地域住民の目線を感じる。
だからこそ、行政側の取り組み内容は十分に練り込まれたモノでなければならないのだが。
田野公民館は平成１６年３月竣工と定礎にある。２階の柔道場施設がユニーク。
地域に柔道に取り組む伝統があり、それでこのような施設ができたとのこと。地域には地域の特質があるようだ。
| 2006年02月23日(木) |
行政の仕事内容を、知らせる努力をしているのだろうか |
古川橋の下流側河川敷内で大きな土木工事をしている。
工事内容を知らせる看板には、行政内で使用する事業内容が示されているのだが、普通一般の住民がそれを読んで、はたして十分な理解が得られるだろうか。
答えはノー。
私自身、県や国の単独事業の内容は知らない事の方が多いのだから、市民の方に聞かれても答えに窮してしまう時がある。税収が伸び悩み国県市上げて借金財政で汲々として、税金の使い道を厳しく問わているときに、事業内容が分からないでは済まされない。
今日早速に、古川橋下流側の工事現場に出向き、工事関係者に事業内容を聞くと、幅３ｍの歩道橋を設置する工事だと教えてくれた。
交通安全のために事業を行うのは良しとしても、完成図と工事の目的を記した看板でも設置すればなお良いと思うのは私だけではないだろう。
それにこの古川橋、つい最近車道を拡幅する工事をしたばかりのところに、追いつけての工事であることは衆目の知るところ。どうしてあのとき一緒にできなかったのだろうとの疑問の声も聞こえてくる。
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２０日の臨時議会で可決された指定管理者の指定の件でも、どうも分からないことだらけ。議員が質議で聞いても十分理解できるように答えないのだから、不親切を通り越して行政運営のその姿勢を疑う。
だが、そんな考え方は私の側からの視点だけであるらしい。
指定管理者募集要項に示された参考金額の算定根拠を示せと聞いても、「人件費・燃料費等積算し精査し、一定の参考金額とした」としか答えないのだから、答えになていない。
こんなだから、言わないのではなく 言えない のだと私は理解してしまう。
世間には、話をはぐらかすに長けた輩を 能力がある などと評価する風潮が一定あるが、とんでもない物差しを当てるものだと私は思う。
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現在西条市の各地で行われている防災に関する説明会でも、説明員が「サイクスの防災担当○○です。」などと自己紹介しているが、自分が所属する会社の名前を言えない状態で仕事をして、はたしてこの人どんな気分なのだろうかと 一種の同情心が起きてしまう。
１９３２万円でサイクスが随意契約したその仕事内容を、一色達夫が知りたがっている。「さあ、辻褄合わせをしておこう」と画策する姿が見えるようだ。
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図書館の件でも、行政は知らせる努力を怠っている。
はじめからフジの老朽施設を使うつもりで仕事を進めていた。それが、分かって おばさん達（失礼）が騒ぎ出した。さあ箝口令だ、ぎりぎりまで引き延ばして 急ぎ働きで仕事をやっつけてしまえ。
次は 設計発注 も 入札でサッサト やってしまえ。議会が通ればこちらのもの、市民が何を言って来ても 何も言うな。
そんな図式がまかり通る。そんな西条市でしょう今は
こんな状態でより良い行政運営が出きるのかどうか、さあ皆さんで考えましょう。
民主主義社会におけるサイレントは賛成表明。
| 2006年02月22日(水) |
平成１８年度予算書を読む |
昼過ぎ、ＰＣに向かって文章を作っていたら、３月１日から開会する平成１８年度３月定例会での議案書が郵送されてきた。
早速、一般会計予算書から見ていくと、質議をしたくなる事業がたくさんある。
このところ、その事業内容に関心を持って見ているサイクス絡みの食品関係の委託料予算には当然眼が行くとして、関連する次世代育成支援スポーツ事業、防災計画策定委託料の事業予算が大きく膨らんでいる らしい ことが伺える。
それに加えて、新図書館建設関係の予算として 用地購入費と支障物件補償費等合わせて４億６千万円あまりがあることには 驚いてしまう。
２０日の臨時議会終了後の全員協議会で 担当部長から「予算組しています」との発言があったところから予想はしていたが、その 早業 には座布団３枚 というところだろうか。
「リフォームして使用しようと思っていたフジの施設は、ぼろぼろの老朽建物でした」との耐震診断結果が図書館特別委員会に報告されたのが、２月７日のこと。議会全員協議会に報告があったのが２０日のこと。それが早くも支障物件補償費までも提案してくるとは。
指定管理者選定作業のもたもたとは大違いなところから、様々な推察が出てこようというものだ。
「施設管理費用を削減して財政をちまちま切りつめても、一方では折角すくった税金がザルのように抜けていく。」そんな巷の声が、私の耳には聞こえてくる。
新西条市をこんな町にしたい。そのためにこんなふうに税金を使いたいので理解してほしい。そんな心沸き立つような議論がしたいものだ。が
次の議会も、心が重たいものとなるのだろうか。いやだねえ。
| 2006年02月21日(火) |
指定管理者選定委員会 委員の顔ぶれ |
昨日の臨時議会のことについて。
指定管理者の指定に関する議案６件は委員会付託が省略され、本会議での一括質議となる。この議案に対する質議は４名の議員からあった。
議長指名で一番に登壇した私の質議全文は、昨日の日記に記入の通り。
他の３議員の質議を聞かせてもらって、それぞれの視点があるものだと自分として参考になることが多かった。
この案件に対する一連の動きから注目するべき項目を定め、文章にまとめて行く時点では 完璧と自己評価 してしまう。そんな ある種の思いこみ が、他の議員の質議を聞いていると、分かってくるから参考になるのである。
その質議の中で、選定委員の人選について
「市民団体が入っていないが、これで十分に選考に耐えうるのか。応募内容を客観的に判断するため、分野別に選考委員が変わっても良かったのではないか」
というものがあった。
この視点は重要な要素であると思う。
確かに すでに指定管理者を導入している自治体の中には、施設の担当部署毎に制度導入の検討を行い、選定委員会も 大和市 のように担当部署毎に設置している所がある。
ーーーーー
行政運営においてこのような方法を採るのが、その選考過程が誰の目にも分かりやすくそして納得のいく 最良の 洗練されたやり方であろう。
私は、我が西条市においても、このようなやり方をとるのが理想だとの考えから、平成１７年６月議会における条例への質議において、選定委員の人選について問うてみた。
担当部長の答えは、
「第16条選定委員会の委員構成でございますが、現在のところは、職員4名程度、外部有識者3名程度、大体7名程度の構成になろうかと思っております。その中には利用者代表、それぞれの施設の専門家、あるいは企業評価のできる人等専門家を外部委員としては想定をいたしております。」
（西条市ＨＰ市議会議事録平成１７年第３回６月議会 参照）
とある。
このような答弁にたいして２度目の登壇で
＝＝＝
選定委員会のことについてです。職員4名、有識者3名ということですけれども。
○議長（茎田元近君） 一色君。
○15番（一色達夫君） 選定委員会について、公の施設を所管する各部署ごとの要綱で設置するのはどうかということについて、ご答弁をお願いできればと思います。 以上です。
○議長（茎田元近君） 時間が来た後のことの答弁はよろしい。
＝＝＝
となって、答弁ナシ と 相成った。
一定例会での議員一人あたりの質議質問時間は１５分。この時間内で、理事者側から言質を取ることが、議員としての腕の見せ所ではあるが、・・・。
ーーーーー
そんなところから、今回の臨時議会における他議員からの質議内容に注目したのだった。
ーーーーー
西条市における選定委員の選考が、平成１７年６月議会での担当部長の答弁と整合性を持っているかどうか。
答えは「整合性を持っていると思われる。」が
外部委員の人選を見ると
松山大学法学部教授 妹尾克敏氏は、２月１日の日記に書いた指定管理情報誌（発刊記念講演会で西条市長伊藤宏太郎氏が基調講演者となっている）の主な執筆者に名を連ね、日本体育施設協会評議委員 坂田公一 氏は、同じく、情報誌発刊記念講演会での パネラーの一人に名を連ねている。
ーーーーー
西条市における指定管理者制度導入の一連の行程と現時点での私の評価としては
お粗末 の一言。
西条市民から税金の使い道を監視する役割を仰せつかっている議員として、行政運営が他市からの模範となるような最良の方法となるよう提示し誘導しなければならないのに、このような評価に至った事に対しなんとも申し訳ない限り。
| 2006年02月20日(月) |
臨時議会 指定管理者の指定議案への質議 |
公の施設に対する指定管理者の指定に関する議案として提案されている
議案第２号から議案第７号までについて数点質議をいたします。
公の施設の管理をゆだねる指定管理者の募集に当たって、施設の管理費用の算定をどのような用件に基づいて算定したのかについてお聞きします。
施設の利用料を徴収する施設については、指定管理者の努力によって利用率を上げることにより、指定管理者の収入アップがどれくらい見込めると考えて管理費用を算定したのか。また、施設の効率的運営による人件費の削減をどのように見込んで管理費用の算定に反映したのか。
等々様々な要件があると思いますが、その点についてお聞きします。
次に、そのように算定し指定管理者の募集に当たって提示した管理費用は、従前の管理費用に対してどのようになっているのかについてお聞きします。
さらに、今回指定しようとしている指定管理者との契約金額がどのようになっているのかについてもお聞きします。
まず、この３点について議案別にお聞きします。
議案第２号 西条市障害者共同作業所については、参考金額は３年間で
２９４１万８千円となっていますが、この参考金額はどのような要件を踏まえて設定されたのか。そして、この金額は従前の管理費用に対してどのようになっているのか。察するところ従前よりも削減されているようですが、その削減幅が 何％ というふうにお答えいただければ分かりやすいと思います。
それから社会福祉法人あおい会との契約金額についてもお答え下さい。
議案第３号 西条市老人憩の家、西条市丹原福祉センター及び西条市小松生きがいデイサービスセンターの３施設については、３年間の管理費用の参考金額は３５１０万円となっています。この３施設の管理費用の算定根拠。従前の管理費用と比べての増減幅。西条市社会福祉協議会との間での管理費用の契約金額についてお答え下さい。
議案第４号 西条市東予総合福祉センター、西条市丹原福祉センター及び西条市小松地域福祉センターの３施設については、３年間の管理費用の参考金額は５０１５万７千円となっています。この３施設の管理費用の算定根拠。従前の管理費用と比べての増減幅。西条市社会福祉協議会との間での管理費用の契約金額についてお答え下さい。
議案第５号 西条市やすらぎ苑については、３年間の管理費用の参考金額は
１億６１７万円となっていますが、この管理費用の算定根拠。従前の管理費用と比べての増減幅。道全総業有限会社との間での管理費用の契約金額についてお答え下さい。
議案第６号 西条市本谷温泉館については、指定管理者は、利用料金の収入により管理業務等を行う となっていますので、かまいません。
議案第７号 西条市石鎚ふれあいの里にいついては、非公募による指定管理者の指定ということですので、管理費用の参考金額は示されていませんが、この施設についての参考金額はいくらであり、この金額の算定根拠、従前の管理費用と比べての増減幅。石鎚ふれあいの里大保木をよくする会との間での管理費用の契約金額についてお答え下さい。
また、同時期に公募していて１団体の応募があったけれど採択に至らなかった西条市体育施設については、３年間の管理費用の参考金額は５億３９９２万８千円となっており、１団体の応募も無かった文化会館については西条と丹原２館での３年間の管理費用の参考金額は２億９９５５万円となっています。
この管理費用の算定根拠、従前の管理費用と比べての増減幅についてお答え下さい。
ーーーーー
今回の公の施設に対する指定管理者の募集については、公募と非公募に分かれていましたが、非公募と提示されていた 産業情報支援センター、産業情報館、石鎚ふれあいの里の３施設のうち、
今回は議案第７号の石鎚ふれあいの里しか指定されていません。
平成１７年６月議会において提案された 議案第７９号 西条市公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例 への質議において、私は、第２条公募を行わないことについて、合理的な理由があるときとはどのような内容かと質議しました。
この問いに対する担当部長の答えは、公募を行わないことの合理的は理由でございますけれども、専門的かつ高度な技術を有する法人、その他の団体が客観的に特定される場合。それから、地域の人材活用とか、雇用創出等、地域との連携が相当程度期待できる場合に、地域の団体にお願いすることも考えられることだと考えております。それから、現に管理委託を行っている団体等で引き続き行うことが当該施設の安定した行政サービスにつながると、事業効果が相当程度期待できるという場合に、公募を行わない例になる可能性がございます。
と答えています。
この答えから素直に考えてみれば、非公募と提示していた西条市産業情報支援センターなどは、真っ先に指定管理者を指定することだと思っていたものが、非公募としていたの３施設のうちで 議案第７号 石鎚ふれあいの里 のみが今回提案されていることに疑問を感じます。
このような提案となった理由についてお答えください。
ーーーーー
平成１７年６月議会における西条市公の施設に係る指定管理者の指定手続き等に関する条例 への質議において、私は この制度導入の時期についても聞いています。
その問いに対する担当部長の答へは、制度導入に至る今後の予定については、今回６月議会で基準になります条例をお願いし、９月には個別に、公の施設の設置及び管理条例について上程し、そして、それを受けまして、１２月議会にはどうゆう業者等を指定管理者とするかのいうことについて議案をお願いする。
そういうスケジュールで進めている と答えています。
指定管理者を導入する理由として、施設管理を効率的に行い、住民の多様なニーズにも答え、さらには経費を削減しよう。また同時にサービスの向上も図って、文化産業 福祉産業 スポーツ産業も起こし雇用も創出される。との答弁も見受けられます。
そうであるのならば、財政が厳しい折から行政改革を進めるうえからも、一日も早く指定管理者の指定が行われてしかるべきであると思います。
しかし、当初予定の昨年１２月議会で議案提案から遅れ、また、体育施設については事前説明会に９団体が参加したなかからの１団体が応募という状況でしかも不採択となり、文化会館については事前説明会に７団体が参加しながら１団体の応募も無かったという状況です。
今回の議案提案にあたって、どうしてこのような整合性を欠く結果となったのか、その理由をどう考えているのか お答えください。
また、今回提案されなかった施設についての今後の予定 方針についてどのように考えているのかについてもお答えください。
ーーーーー
いつもの通りで、「追い込まれてからの急ぎ働きで」臨時議会での質議文章作成。
取りかかったのが、岡崎朋美さんが１０００ｍを走った後からなのだから、遅くなるのは当然。結局徹夜となり、議場で登壇のおりには 声がかすれ迫力を欠き（内容も）最悪のできである。
西条市東消防署で ９時より１２時まで 市民救命士の養成講習を受ける。
この講習は、市報にその開催案内が掲載されているが、私は平成１０年に既に受講しているので注意をはらうことなく来ていた。
それが今回の案内には、「ＡＥＤ（自動体外式除細動器）の使用方法の講習があります」とのことだったので、久しぶりに参加したのだった。
時間に消防署３階の会場に出向くと、既に２０名ほどの受講者が来ている。救急救命士による実技説明が始まったおり、参加者の中に西郷直樹さんがいるのを発見し、なんと今日はラッキーなんだと思ってしまう。
大学時代にかるたの名人位を取り、就職してから西条市内の大手食品メーカー工場に配置となってこの方、８連覇を達成している、知る人ぞしる有名人である。
西郷さんが通勤途上や家族とスーパーで買い物をしているのをたまに見かけても、きっかけが無いので声をかけることもなく来ていたが、こんな機会が得られるとは。
ＡＥＤについては、議会での一般質問で同僚議員がその配備について質問してから、その存在を知ることとなり、他市に旅行のおりなどにたまに見かけるようになってきていた。
３日ほど前にも県地方局に出向いたおりに、１階ロビーに配備されているのを見かけた。
そんなところから、興味が膨らんでいたところだったので、今回の市民救命士養成講習会は、この機械の扱い方をマスターするのに丁度良い機会となった。
西条市にも行政による配置をはじめとして、少しずつではあるがこの機械の配備も進んでくることだろう。
機械は小型化されしかも自動で使用の有無を判断してくれる優れモノではあるが、一度でもその機械に触れておかないと、何か事ある時には慌ててしまい適切な使用ができないおそれがある。
人間、急病人に遭遇することは少ないし、その急病人の現況診断も素人では無理な場合もあるだろう。
だが、講習を担当してくれた救急救命士の話によると、市民の２０％が救命方法を身につけると、病人の応急手当による蘇生率が格段に上がるとのこと。
市民救命士の養成は、地道な努力によって恒久的に取り組まなければならない仕事である。
西郷さんには、別れ際に １０連覇目指して頑張ってください。と声を掛けさせてもらった。
帰宅。西郷さんに会ったと妻に話すと、うらやましがることしきり。
| 2006年02月18日(土) |
第１回 西条市 公民館フェスティバル |
中央公民館と東予体育館を会場とした 第１回 西条市公民館フェスティバルが開催された。
昼過ぎに様子をみにでかける。
中央公民館では「舞台発表と体験活動」。東予体育館では「作品展示」と二つの施設を上手く使い、公民館活動の全体像を余すところ無く提示している。
新西条市の２８地区公民館が参加しているとのことだが、これだけの数が一同に介すると圧巻である。
各地区からこの会場まで出かけてくるだけでも たいへん な部分がなきにしもあらずの様子だが、一つの市になった以上、様々な機会を通して一体感の醸成を期待するばかり。
| 2006年02月17日(金) |
別子銅山の話し 香川県議の話し |
１５時半からリーガロイヤル新居浜を会場として開催された「新居浜・西条市議団市政協議会」に出席。
内容は 広瀬歴史資料館名誉館長 末岡照啓氏による「別子銅山に学ぶ２１世紀の環境対策」と題した講演 と、意見交歓会。１８時２０分終了。
末岡氏の話は、別子銅山の礎を作った 広瀬宰平と伊庭貞剛の業績を語るもので、現在にも通じるリーダーの資質を示していた。
意見交歓会のおり、講演に対する謝意を述べ「新居浜の赤目（赤銅）と西条の白目（アンチモン）をジョイントさせた 企画展示会が開催できれば、お隣同士の交流と一体感の醸成に役立つのでは」と話すと、「大英博物館に展示されている世界最大のアンチモン（市ノ川鉱山産出）を持ち帰った英国人技師が西条を訪れた時、その帰りに新居浜別子銅山を見てもらえるよう伊庭が声を掛けたという記録が残っています」「公害問題に取り組んだ西条の一色耕平のことも合わせて展示することが出来たら面白いでしょうね」「西条藩が新居浜の港を改修する費用を負担したという歴史もあります」とおっしゃられた。
この質問、講演の最後の質問のおりに提示するのだった。
赤目・白目の話しは、久しく忘れていたことだし、私が思いついたアイデアなのか、誰かに聞いた話なのかも定かで無くなっていたので、質問することに躊躇があった。
このところ西条市の事で手一杯なところがあり、地域間交流への取り組みが疎かになっていたのも原因かな。
さてこれからどうしよう。とりあえずは末岡氏に御礼状を出しておこうか。
ーーーーー
新居浜での会が終了後、」１９時より西条市総合福祉センターで開催された「西条市男女共同参画セミナー」に出席。講師は西条市氷見出身で現在香川県議会議員を務める 渡辺さと子さん。２０時半終了。
演題には「なぜ女性の声が必要か、意思決定の場への参画拡大」とあった。
講師の話と、私の思考との間には、大きな溝があると感じる。
今日の話しのみで断定するのは偏見と飛躍が入ることを承知で言えば「参加することに意義があった時期から、政策論争（議会参加ならば）が出来るような質を問う方向へ」というところだろうか。
帰宅後、講師が開設するＨＰを覗いてみたら、今日の講演内容とはまた違った側面が見えて、余計に今日の演題とは違う内容の話しの方が良かったように感じた。
| 2006年02月16日(木) |
地域の文化財を 輝かせる取り組み は |
昨日はスポーツの事を書き残したので、バランス感覚を発揮して今日は文化の事について触れてみよう。
１０日に開催された 「十河信二とその功績」セミナー について、ある方に参加した感想を聞いてみた。
「全国に十河信二を知っている人がどれだけいると思う。西条市民でもまだ知らない人が多いと思うよ。今日、良く言ってくれていた先生方は、全国何処に行ってもご当地を良く言うんじゃないの。全国の文化財は、その素性を知らなくても 既に輝いているものね」
一色達夫は、その方面が好みだから、知らず知らずのうちに評価基準が甘くなっていたかな。催しをシビアに評価する言葉に触れて、関心することしきりであった。
そんなこともあり、議員に対して送付されていた「新西条市総合計画策定に対する提言」に対し、「豊かな心を育てる教育・文化の創造」についての項目欄に
・文化財指定の推進
・文化財等の調査研究、発表事業の推進
・郷土出身芸術家、偉人の顕彰事業の推進
と記入して 担当部署に提出しておいた。
「様々な文化財を磨く作業を、今から始めましょう」という意図をもった提言。
ーーーーー
あ そうだ。このデータを書いておこう。
昨年８月１９日から１０月２７日まで、市内４会場で開催された「西条市指定文化財パネル展」 来場者数等
・丹原 ２６５人
・東予 ２４５人
・小松 ４６６人
・西条 ３５３人 計 １３２９名
４会場のうち３会場を訪れて様子を見てきたのだが、それなりに工夫していた部分も見受けられまずまずか。（また評価点が甘くなる）
この方面の事についても、私のライフラークとして忘れずに取り組んでいるのだが、今だ納得いく成果を得ずというところか。
| 2006年02月15日(水) |
西条 フットサル事情 |
私は そもそもが文化系の人間なので、スポーツ関係については疎い。
スポーツと言っても多数の競技種目があり、それぞれの競技種目にそれぞれの団体があり、それぞれ指導者や名だたる面々がおられる様子だ。
だから、この方面の事で奔走することはこれまであまり無かったのだが、オールマイティーを要求される議員としてはそうは言っておれない状況ではある。
１２日の「次世代育成支援スポーツ事業」フットサル教室について、私は「行政はまず条件整備を行うべきであり、それを怠ったままでの花火では評価点が低い」と書いた。
そう評価する以上、ここ最近仕入れた情報を踏まえて、いささか付け焼き刃だとは思うが、その理由について若干触れておかなければなるまい。
・フットサルはサッカーの室内版といったような競技だが、そのルールは大きく違い、使うボールもシューズも、専用のものがある
・ここ数年で、競技人口が大きく伸びているとのこと。松山中央公園内にはフットサル専用の体育館があるという。
・フットサルに取り組む事によって、室外でのサッカー競技へ好影響が出ると評価する指導者がいる。（ここ数日で聞いて回った限りにおいて）
・１２日にフットサル教室を開催した ひうち総合体育館 は、フットサルに使用するための貸し出しは行っていない。その理由は、この体育館はアリーナ内でボールを蹴るような競技に使用するような仕様にはなっていないため、ボールが当たったら施設を破損する恐れがある。
この事は、議会で「次世代育成支援スポーツ事業」の予算を審議したおり、ある議員が指摘した。
今後、この施設をフットサル使用目的でも貸し出しするかどうかは聞いていない。
・今日、市内の小学校体育館で行われている、小学生サッカーチームによるフットサルの練習の様子を見学してきた。
この体育館で週一回練習を行っているのだが、このように使わせてもらえるようになるまでには、地域の方々や学校現場の理解を得るための努力を重ね、ようやく実現したとのことだった。
体育館を主に使用するバレーボール人口が多く、そこに割り込む形での使用には、それなりの努力がいるとのこと。フットサルに使っていたらアリーナやラインの痛みが早く、そのため、月一回位の頻度での油葺きを、チーム負担で行っていると、チームの監督さんが話されていた。
・東予総合運動公園内に新しい体育館を建設する計画が進んでいるが、旧東予市で構想していた内容を縮小するとの方針が出ている。
この体育館を、どのように使っていくため、どのような施設とするのか。フットサル使用仕様とするかどうかも含め、その検討過程は今だ見えない。
・１２日には東予運動公園内芝生グランドで、サッカー新人戦があったと聞いた。
フットサルには使用不許可であった体育館を会場として、突然降って沸いた「次世代育成支援スポーツ事業」フットサル教室。「結果オーライ」とするため、多くの方々が奔走していた様子。ご苦労様です。この苦労を次に活かしましょう。
| 2006年02月14日(火) |
指定管理者制度導入過程の不思議 |
平成１８年度から導入実施予定である「公共施設への指定管理」 導入が、どうも不思議な状況を呈している。
先行自治体では昨年の内からすでに導入しているところも見られるところを、西条市では新年度からの制度導入から逆算して、ぎりぎり２月２０日開催予定の臨時議会に提案された。
条例改正から始まって公募 までが昨年１２月議会で行われず、この時期までずれ込み、ようやくに審査を経て、議会での議決を得るための提案がなされた。
条例改正が行われながら公募が遅れた原因は、漏れ聞こえてくるところによると、担当部署が作成した仕様書内容に市長決裁が下りず、再度の作成によってここまでこぎ着けたようだ。
再度の作成によって（あくまでも推測だが）管理費用が大幅に削減されての募集要項となったようだ。
私が見ても、これだけの管理費用でやっていけるのだろうか疑問に思うのだが、それが原因してか、指定管理者向けの説明会には数社聞きに来ていたのに、いざ蓋を開けてみると文化会館のように応募ゼロという状態となった。
これだけのことでも疑問符が付くばかりなのに、体育施設へ折角応募した（してくれたと言う方が私は適当だと思う）体育協会を不採択とし、また、非公募とＨＰ上にも明記していた産業情報支援センター（サイクス）が、指定管理者を選定しないままでの今回の議会開催である。
体育協会を不採択とした理由としては、「サービスの向上が期待出来ない」というものだそうだが、行政直営だった施設を指定管理者に移行する場合や、数社の応募から選択するならいざ知らず、人件費が出ないほどに管理費用を削っているのが原因で他団体が応募しない状況の中、折角の応募者に対してこの理由での不採択は まか不思議 としか言いようがない。
というよりも「応募者に対して礼を失している」と言ったほうがよいくらいではないだろうか。
非公募とＨＰ上に明示していた公共施設は ・産業情報支援センター ・産業学習館 ・石鎚ふれあいの里 となっていたが、今回の議会には 石鎚ふれあいの里 について 大保木をよくする会 を指定する と提案されている。
公募 非公募 同時選定であると思っていたところを、このような違いが出てくるところが まか不思議。
指定管理者移行は平成１８年９月からだから、まだ時間は有るとしても、年度途中からの指定とする手間暇が二重三重にかかってしまうということだ。
この非効率は 如何なものか。
サイクス については このところ まか不思議 なことばかり。
１月２１日の日記に「体育施設や文化会館の管理費用は大幅カットしているが、非公募のサイクスはどんな管理費用が設定されているかに注目」と書いたけれど、今回の 指定見送り の原因は、あんがいとこんな 単純な理由 だったりして。
この推測が大当たりならば、サイクスについての 再公募（？）の時の仕様書内容が注目ものだ。
説明会には出席して応募しなかった数社のように「金の切れ目が縁の切れ目」にならないよう要注意。
指定管理者導入のメリットは、「管理経費の削減と同時に民間ノウハウを導入することによるサービスの向上」と 担当部長は説明していた。この相反する条件を サイクス で実現し実証するのであれば、一色達夫の考え方もチョットは変わるかな。
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きょうは旧東予庄内で防災説明会があったのだが、ＪＡの会議と重なり出席断念。旧東予市では旧西条市よりも早くから自主防災組織が結成されており、その関係者がどんな意識であるのか聞きたいとの想いがあるのだが、残念。
| 2006年02月13日(月) |
平成１６年２１号台風被災地を訪れる |
西条市飯岡の 西早川 大浜 山口 地区。
平成１６年の台風２１号による大きな被害を受けたこの地を訪れるのは、いまだにある種の躊躇を伴う。
被災してから次の日に訪れた私が見た光景は、変わり果てた地形と原型を止めないような家屋、そして、地域の方々の茫然自失した姿だった。
未曾有の惨事を前にして、自然の猛威のもとでは為すすべのない人間の弱さを思い知り、こんな時のために存在するべき議員として、なんの役にも立つことができない自分の力のなさが空しかった。そして、そんな私に浴びせられる地域の方々の冷たい視線と、容赦のない批判の言葉が追い打ちをかけ、ダメージをよりいっそう大きくしていった。
だからこそ、災害復旧予算の中に挿入されていた「ヘリコプターによる被災地視察予算」に対する批判の態度が強くなっていたのだと思う。
こんな事に体力と時間を使いたくない。こんなことが議員活動の本旨ではないと思いつつ、会派の方々を説得して予算の削除議案を提案することに奔走していた。
あの災害から今日まで、この地域を何度か訪れて復旧工事が進展する様を間近に確認しながらも、忸怩たる思いを引きずり今だ自分自身の行動に納得いかないままである。
１１日の飯岡公民館での防災図上訓練のおり、地域の方から倒木処理の依頼を受け、今日現場を確認に行った。
現場の状況を確認しながら、話しを聞いた方があの時の事を話してくれた。
隣り同士で兄弟同然に付き合っていた人と二人で、あの日行動を共にしていて土石流に見舞われ、私は助かり直ぐそばにしたいたＴ氏はあっという間に流され３日後に遺体が見つかったのだという。
私にどれだけのことができるか分かりませんがしばらく時間をいただけませんか。と話し、市役所に向かう軽トラ。
防災事業に なにが京大だ なにがサイクスだ ふざけるな
そう心の中で叫びながら、こんな状況の情けなさにおもわず涙がこぼれた。
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２月６日に公文書情報公開を求めていた資料を受け取る。
内容は「平成１７年度コミュニティーハザードマップ作成委託業務」（１９３２万円の事業）について。
委託者は西条市長代理 渡辺高尚 受託者はサイクス代表取締役 伊藤宏太郎 とある。
金抜きの設計書を読んでみると サイクス自体には そんなことを自前でやるノウハウは全然無いと思われることばかりだ。
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２０日に開催される臨時議会での議案が議員宛送付されてくる。
今回の臨時議会は指定管理者選定に対する議決を求めるものだが、ここでも理解不能の事柄が出てくる。
体育施設に対して１団体から出されていた応募を不採択とした事。
そして、非公募としていたサイクスに対す指定管理者を、選定していないことへの疑問。
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１９時より丹原公民館で開催された防災説明会を見学。地域の自治会代表３０名の出席。
この地域は、また一種独特な地域事情が有る様子がうかがえる。
| 2006年02月12日(日) |
人の集まるところに様々な人間模様 |
９時から西条市総合体育館アリーナで開催された「次世代育成支援スポーツ事業」フットサル教室の見学。
途中、西条市市民の森（八堂山）で開催の梅まつりに行く。
再び体育館に行き、フットサルを１５時半まで見学。
１９時半よりは、部落での太鼓台運営委員会の年度末まとめの会が２２時半まで。
なかなか面白い一日だった。
なにが面白いって、そこに集う人々の人間模様がです。
様々な人間模様を面白がるのは不謹慎だと言いうなかれ、やっぱり面白いという表現が一番適当のようだ。
体育館では、ある人物と１時間ほど話し込んだ（というよりも一方的に喋るのを聞いていたというほうが適当かな）が、これが関西人特有の軽い乗りで、めっぽう面白かった。
今日この会場で仕入れた情報と合わせて、この人物との会話が、今後の西条市で起きることを分析し評価し、私が行動していく上でたいへん面白い経験となるだろう。
フットサル教室に選手を引率してきた知人の指導者と話す事もでき、サッカーに取り組む子供たちの育成状況をある程度知ることが出来たことも収穫。
次世代育成支援スポーツ事業 フットサル教室 についての私の評価は、「行政が税金を使ってやる仕事の根本は、行政でしかできない地域社会における条件整備を真っ先にやるべきであり、それを怠ったままで花火を上げても評価点は低い」ということ。参加した子供達が喜んでいた、ということでは済まされない別問題がある。
八堂山の梅まつりは、お目当ての梅はまだ一輪ちらほらという程度であったが、肌寒い中にかかわらずけっこうな人出である。この公園に水仙をボランティアで植えているという人の話を聞いたが、花を増やすという心豊かな行いを知り、こちらの気分までも春のように暖かくなるのを感じる。
西条市という地域に集う様々な人間模様。様々な人々と知り合いかかわることで、これからますます面白くなる（そんな予感がする）我が人生。その道程を伝えるこの日記。こうご期待。
| 2006年02月11日(土) |
飯岡 神拝 二カ所での防災に関する催し |
１３時から飯岡公民館を会場として開催された防災図上訓練を見学。
参加者は平成１６年の２１号台風で大きな被害を受けた 早川 大浜 山口 の住民。約６５名
１９時から神拝公民館で開催された防災説明会を見学。
参加者は神拝校区連合自治会 の各単位自治会長２０名。行政により各小学校区で開催されている、自主防災組織結成を呼びかけるための会。
ふたつの防災に関する催しに参加して、西条市が抱える現状というものをまざまざと思い知らされた。
この防災に関する行政の仕事は、今まで触れてきたようにサイクスへの随意契約によって行われている。それがこの事業の趣旨をねじ曲げている根本的な原因となっている。
飯岡で、参加住民を 指導 したのはサイクスがこの事業を○投げしている（らしい）業者の若手従業員。それに、ほんのチョットのフォローを西条市の担当職員。と、京大から、ゼミの女の子と見受けられる２名を伴ってやってきたお偉い先生。
災害図上訓練を行うため参加者を８つにグループ分けしているのだが、そのテーブルを回ってみて、地域事情が全く分かっていない業者の従業員が 指導 に付くことによる疑問をつくづく感じた。
それに、このような図上訓練を指導した経験が多いとは言い難いような雰囲気があるのには閉口した。
私が、業者従業員の経験を聞き出そうと思って話し掛けても、箝口令がしかれているようで全く話しにならない。「これで金をもらっているのなら、正々堂々としていろ」と言いたい。あんたたちのやっていることは人の生死に関わることでしょうが。「こんな業者に多額な税金を支払う事が納得いかない」との思いがつのるばかりだ。
冷静に廻りを見回せば、参加した市職員の中には、住民の話しに熱心に耳を傾ける者がいたことがせめてもの救いだった。
神拝地区自治会は、西条市の人口が集中する重要地域であるが、近年自治会加入数が減少しているとのこと。今日の会合にも６０名以上のメンバーの内でのこれだけの数字だと参加者が嘆いていた。
巨大地震が来れば、大きな被害が想定されそうなところなのだが、今回話しに出ている自主防災組織結成など、「自治会すらがこんな状況なのにどうすれば良いのか分からない」との懸念の声があがっていた。
平成２０年までに 自主防災組織結成１００％を目指す のならば、行政の取り組み方を根本的に改めてかからなければいけないのじゃないですか 市長さん。
| 2006年02月10日(金) |
・十河信二セミナー ・黒瀬ダム分水問題研究会 |
１３時半より西条市総合文化会館小ホールで「十河信二とその功績」セミナーが開催された。
基調講演は東京学芸大学名誉教授 青木栄一氏による「戦後日本の鉄道近代化と十河信二」１時間。
パネルトーキングが「鉄道遺産等を活かした西条のまちづくり」
感想を言えば「良くまとまったセミナーだった。」
基調講演は、レジュメを準備していただけ、この資料に沿ってよどみなく話され良く分かった。遠い記憶には、新幹線開業が昭和３９年１０月の東京オリンピック開会と合わせたものであり、国の威信を懸けたプロジェクトだったとのすり込みがあったのだが、ここは西条ご当地に合わせた講演内容だと推察すればそれも可なり。
パネルトーキングに出席のコディネータおよびパネリスト４名は、西条市についての事前調査もきっちりと出来ている事が話しの端々から伺え好感を持った。
前回 平成１５年１１月２８日に開催された「西条市歴史遺産調査研究報告会」から今日まで、西条市としてどんな取り組みがなされてきたのか。その一番大事な事についても やんわりと 触れるあたり、嫌みが無く素直に聞くことができた。
文化という面からまちづくりを考える視点は、私のＤＮＡと共通する部分があるのだろう。西条市行政が今後進めようとしている思惑を抜きにして、今日は２時間半を有意義に過ごさせてもらった。
文化の面からのまちづくりについては、今後も折に触れて取り上げましょう。
ーーーーー
夜は１９時から、市内のお寺で開催されたＮＰＯ団体が主催する「黒瀬ダム分水問題研究委員会」に オブザーバー として出席。
実行委員会発足の経緯から、会としての今後の進め方等聞かせてもらったが、現在の状況を的確に捉えて、西条市住民とともにこの問題を考え協議していこうとの姿勢があり、私として知り得ている限りの事を話させてもらった。
まずは、水に関する様々な情報収集から始める事。時間を掛けてじっくりと取り組みましょう。
| 2006年02月09日(木) |
平成１７年産 水稲の収穫量 統計情報を読む |
中国四国農政局 西条統計・情報センターが発行する 統計情報の内から、西条市における 平成１７年産 水稲の収穫量 その他の統計を見ている。
作付け面積 ４８９０ｈａ 収穫量 ２２７００ｔ １０ａ当たり収量は４６５ｋｇ
作付け面積の５０％以上がヒノヒカリ あとコシヒカリとあきたこまちが２０％弱づつ 松山三井が１０％程度となっている。
この作付け面積は、県内シェア３０％で県内収穫割合も３０％程度。
しかし、１０ａ当たり収量は県下で一番低い数字となっている。この原因は、６月田植期の用水不足や９月上旬に来襲した台風１４号の影響によるものであり、収量とともにその品質も低下しているようだ。
この統計情報から、農家経営や所得の大きな部分を水稲栽培が占めていることと同時に、自然環境が農業経営に及ぼす影響の大きさを示しているといえよう。
県内の市町別農業産出額では、第一位が松山市の１９７億円で第２位が西条市の１５１億円となっており、合併によって新西条市は県内有数の農業地域となっていることが、この数字から伺い知る事が出来る。
農林省が行っている統計情報調査は、農業経営の収益状況や農村集落の形態までも調査し、日本における食料生産の状況を分析しているのだが、そのようなあらゆる情報を総合的に判断しても、年毎に加速度を増していく日本農業の衰退状況を示しているといえよう。
おりしも、愛媛新聞では愛媛県南予地域における第一次産業の危機的現状を特集している。
このような統計情報が、市行政における農林水産業政策に活かされ、反転攻勢に出ることが期待されるのだが。
一次産業政策は、西条市に限らず、愛媛県の いや日本の さらには世界の国々の 古くて新しい そして永遠のテーマなのかもしれないが。
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西条市出身者で、都会からＵターンして西条市で新期就農する方から挨拶のメールをいただいた。
昨年、この地域での農業経営についての相談を受けたのだが、今回決断したのだという。願わくば、彼と彼の家族が新しい環境の元で、実り多い生活が営めることを祈るばかり。
| 2006年02月08日(水) |
としょかんかわら版 創刊号０６，１，２５ |
今日も時折雪が舞う中を裸麦の除草剤散布作業。
私が田圃に出かける頃、妻もいそいそと出かける準備をしている。言った言葉が「としょかんかわら版を方々配ってくるから、昼食は冷蔵庫に冷凍うどんがあるから食べてね。今日の図書館についての新聞記事もコピーして一緒に配っておくから」。
昨年の図書館要望署名を集める時、世話になった方々に「図書館建設をすすめる会」の会報を配って回っているとのこと。
はい、これ見といてと先月もらった会報は、手書きあり、ワープロ打ちあり、イラストあり、と手作りそのもの。それぞれの得意分野を持つ人脈を駆使して、ワイワイ言いながらの編集光景が目に浮かぶ。
資金も無いので創刊号は２０００枚くらいしか印刷出来なかったそうだが、次はどっかでコピー印刷機があるところを探して、用紙代だけで印刷しようと画策しているとのことだった。
私のほうは、１５時過ぎには今日予定の農作業を終了させ、６日に担当に要望しておいた水都橋の様子を確認に行く。
仮設ではあるが、ガードレールをボルト固定で設置している。これならば歩道を通る人も安心である。
担当の迅速な対応に感謝。
もう一つ要望事項の現場確認作業。訪ねたお宅で言われた事は、「ああ一色さんどうも、いつも奥さんにはお世話になっています。」
帰宅後、今日の出来事を話す妻は「行った先々で、一色さん図書館新築になって良かったね。と言ってくれたよ。○○さんなんか眼が潤んでいたわね」と饒舌である。
女房 元気で 留守が良い。
亭主は 寒さに弱く 動きが鈍い。
| 2006年02月07日(火) |
・西条市西消防署庁舎建設 ・新図書館建設 |
冬型の気圧配置の影響で、北風が強く時折みぞれ混じりの雨が降る寒い一日となった。
そんな中、裸麦の除草剤散布作業２０ａ。
昨日は雨模様のため作業を休んだが、この作業をあまり遅らせると草の芽が伸び出し、薬剤の効果が半減するのでそうそう先延ばしにできない。
そう思って農地に出たのだが、農作業には最悪の天候ではある。
１４時には作業を中断し、１５時から開催の総務委員会協議会に出席。
内容は「西条市西消防署庁舎建設事業」の経緯説明。
平成１８年度中には建設着工 完成を目指して、事業が進んでいく事となる。
この事業は、旧周桑消防での懸案として取り組んでいたことだが、合併後の新市として継続して行っていく事となっていた。
委員会協議会では、事業内容について若干の質議があった。
ーーーーー
この総務委員会協議会に先だって、新図書館建設調査特別委員会協議会が開催され、行政側より、「フジ建物の耐震診断結果を踏まえ、新図書館は全面新築で行いたい」との方針が示された。
正式な方向提示は、２月末に開催予定の臨時議会での全員協議会で示されるとのこと。
この情報によって、様々なところに波紋が広がっている。
ここに至るまでにどれだけの税金が使われたのか。人騒がせな。
けれど、これまでに図書館についてみんなが自分の事として考えてくれたことは良かった。いつの間にか知らない間に図書館が建っていたというよりも。等々
財政が厳しい折から、大きな建物を建てる事には少なからぬ議論がある。
だからこそ、多くの英知を集めて将来にわたり市民の誇りとなるような図書館を作らなければならない。
言えることは、図書館を作る事だけが目的ではなく、そこから派生するより良い影響を町づくりに活かすため、この施設が必要であるから図書館を作るのだということを忘れてはならない。
全米を興奮の渦に巻き込むＮＦＬスーパーボールも ＱＢロスリスバーガーを擁するスティーラーズが、シーフォークスを２１対１０で破り、長かったシーズンが終わりを告げた。
合衆国を個人主義の国と日本では評している向きもあるが、全米を巻き込むこの競技試合を見ていると、ちょっと違うようだと感じる。
ＱＢを守る事のみに専心するラインの面々や、ボールを持って突進するチームメイトの行く手を確保するため、敵を蹴散らすチームプレーに徹する選手の行為は、勝利という一つの目的に向かう組織戦そのものである。
日本の日常に流れてくる報道関係での情報ばかりでなく、メジャーリーグやＮＦＬの試合を見ているだけでも、合衆国を理解する縁となるだろう。そんなところからもこの国の情報を得て理解を深めることをしていかないと、日本は永遠に 合衆国の５１番目の州だ という汚名を返上することはできないと思う。
それは さておき 今日の本題
ーーーーー
西条市の加茂川をまたいで、喜多川と中野を結んで架かる水都橋。
この橋の名は、なにを隠そうこの私が命名者である。正確には命名者の一人であると行った方が良いかな。
旧西条市が まだ 財政豊かな頃に、贅を尽くして税をつぎ込んで作ったこの橋。その名前を市民公募で募っていたので、私も水都橋と応募したのだが見事にこの名前に決まったのである。しかし、この名前での応募は十数名だか数十名だかいて、命名者（代表）は抽選で小学生の応募者となったのである。
こんな関わりを持つ水都橋。最近では加茂川西岸の堤防が綺麗に拡幅されたことや、２市２町合併に伴う地域交流の増加が要因してか、とみにその交通量を増しているようだ。
この橋の付近にはテニスコートや、河川敷野球場が整備されている事など、また、市内中心部の住宅地に近い事からの散歩コースとして、多くの市民の憩いの場としての役割も担っている。
「ミーティングの 先生の眼に 涙あり 勝ったのに泣く 水都橋のした」
この短歌。上の娘が中学生の時、ソフトテニスの部活の様子を詠んだもので、旧西条市での短歌の会で、何とかという賞をいただいた。
この橋にはそんな思い出もある。
ーーーーー
数日前だったか、この橋を通ったおり、欄干の一部が大きく歪んであるのを見ていたのだが、そのまま通り過ぎてしまった。
それが昨日、私の誕生日を祝うメールと同時に、欄干が垂れ下がっていて散歩する人が怖がっているとの問い合わせを受けた。
橋 じゃない 今日、早速に雪の降る中現場を再度確認後、市役所担当に問い合わせてみると、自家用車の自損事故で、スピードの出しすぎが原因か歩道を乗り越え欄干を突き破って下の堤防まで落ちたとのことだった。
幸いに命に別状は無いとの事だが、対物保険に入っていないとの事で、市として（公共物破損の）補償の請求をしなければならないのだが、当事者は大変でしょう とのこと。
修復まで日数がかかりそうだが、通行者が心配しないよう「何らかの表示をして置く方が良いでしょうね」との要望をしておいた。
これも、行政の仕事。議員の仕事の一環。たいへんですが・・・・・。
そんな水都今日 じゃない 橋 界隈です。
| 2006年02月05日(日) |
農作業 地区役員のお世話ごと |
昨日と打って変って青空の見える一日、裸麦の除草剤散布作業。
その合間を使って地区で引き受けているお世話毎の処理。
この時期には、新年度に向かって様々な用が出てくる。
土地改良区では、ぶ課金徴収のための土地台帳整備のための確認作業。農業共済組合では、火災共済更新のための確認作業。いずれも、地区を維持していくための組織活動として重要な役割を担うもの。
このようなお世話ごとを引き受けることによって、地域が抱える現状を把握できることに繋がるから、疎かにはできない。
夜は地区連合自治会の役員会に出席。こちらも、新年度をひかえての様々な準備が主な打ち合わせ事項となる。
自主防災組織の結成については、自治会長より規約（案）が示され、主立った役員で検討に入る。この制度は今までなじみが無かった故に、地区の実状に合った成案を得るまでには、しばらく時間も労力もかかりそうな雰囲気となる。
しかし、皆さんこの様な活動が必要なことの認識では一致しているようだから、いずれは前を向いて進んで行くのではないだろうか。
産みの苦しみ といったようなものだが、このような協議が今の時期には一番大切なこと。あの災害の記憶が薄れないうちに。
| 2006年02月04日(土) |
西条市総合計画 市民意識調査 |
お椿さんの頃が一番冷え込むものだとこの地域では言われているが、まさにその言葉通り寒い一日となった。
松山では、エネルギー博がアイテム愛媛で開催されているとの事だが、このお椿さんと土曜日が重なり道路の渋滞が予想されることや、裸麦の管理作業が滞っていることもあり、見学に出かける気分にはならなかった。
裸麦栽培のこの時期の作業は、根浮きを押さえるためのローラー掛け（昔の麦踏み作業）や追肥の散布、それに除草剤の散布とそれなりに忙しい。
今日は北風の吹く中での除草剤散布作業をしたが、体が冷え切って鼻水をすすりながらの厳しいものとなる。
百姓とは、百の生を生み出す稼業だが、一の作物を生み出すにも百の作業を重ねなければならない。そんな現状を身をもって体験する身には、現在市行政が宣伝する食品コンビナート構想など、空虚な絵空事としか映らない。
ホテルでお偉い先生の話を聞くのも、それはそれでタメになることも少しはあるが、百姓の現実とあまりにも乖離していると、私としては構想に対する批判の言動を強めねばならないということだ。
現在の構想を評論すれば、加工流通の部分を企業活動ルートに乗せようという事らしいが、生産現場の現状を改善することを疎かにしてのことだと、少しの成功事例を呈示しただけで終わってしまうと懸念する。
そんな事を考えながらの農作業。
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市担当より議員宛に、西条市総合計画策定のための意見を聞くための資料が送られてくる。
その資料に眼を通し、合わせて「まちづくりに関する市民意識調査」結果報告 が掲載さてた市報平成１６年１１月号を読み返してみる。
その内容は市民生活の理想像を示してそれなりのものものなのに、何故一色達夫は満足できないのか。
着眼大局着手小局。いくら目指すものが良いものだとしても、いざそれを実現するために着手する様々な仕事の質が高くなければ、行為そのものが色あせてしまう。
このところの私のイライラは、どうもそんなところに眼が行きすぎる事から生じてくるようだ。
| 2006年02月03日(金) |
少年式出席 地区自治会定例会出席 |
９時より開催された東中学校での少年式に来賓出席。
この時期の体育館は、足下から寒さがはい上がってくるので辛いものがあるが、１４歳の初初しい子供たちを見ていると、春の芽生えのような雰囲気が漂い、胸に暖かいものがこみあげてくる。
少子高齢化に突き進むこの日本社会の中で、自分の人生を精一杯有意義に生きて行ってもらいたいものだ。
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明日は立春というこの時期は、典型的な冬型の気圧配置となり寒さが一段と厳しくなる。昼間も気温の上がらない北風の中で、裸麦の管理作業に勤しむ。
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夜は１９時より開催の、地区連合自治会定例会にオブザーバー出席させてもらう。
昨日に引き続いて小松地区での防災説明会があったのだが、地元自治会定例会でも自主防災組織結成に関する議題があると聞いたので、行政による説明がどう受け止められているか知りたいと思い、こちらを優先させてもらった。
１月１０日の防災説明会以後、行政側より自主防災組織規約（案）や地区担当職員名簿が提示されたとのことであり、これによって渦井川流域の自治会を中心として組織結成が促進されるような雰囲気である。
しかし、「今何故、自主防災組織が必要なのか」という基本的認識に温度差があることも感じられ、平成１６年台風災害での経験の差がそのまま自治会単位での意識差として出てきていると感じた。
それと、やはり、行政の進める自主防災組織結成促進と、実践防災計画実施を混同して理解している故の発言が多数あったところから、説明側の不手際がその原因としてあると痛感した。
原因と結果。行政が求めるものを如何に住民に分かりやすく説明できるか、その手法をきっちり押さえているかどうかが、この難しい社会をよりよく運営して行くための必須要件だろう。
それは議員活動にも通じることで、自らが真っ先に実践するべきことだが。
| 2006年02月02日(木) |
小松石根地区 防災説明会 |
１９時より小松石根地区で開催された 防災説明会に ６分遅刻して参加。
夕方の国道を走って会場まで行くのは、時間の目安がまだ立たないようだ。西条市でも東の端に住む私にとって、やはりというか新西条市は広い。
この説明会は、これまで旧西条市での開催であったが、今回の旧小松町での説明を聞いて私が感じた事は、「新西条市は広い。一つの行政体のなかに様々な状況が混在している中で、一つの事業を画一的に行うには まだ 無理がある」ということだろう。
説明会の開催趣旨は・自主防災組織結成の呼びかけ・実践防災計画実施の説明だが、今日はこれに加えて、山際地域でのコミュニティハザードマップ作成のためを兼ねる図上訓練開催の説明も加わったようだ。
このパターンは、自主防災組織結成が限りなくゼロであった旧西条市で、しかも、この様なことに取り組むことが全く初めての住民には（行政側の説明が良ければ）すんなりと受け入れられたように感じた。
しかし、ここ旧小松町でしかも平成１６年の台風災害を経験する地区では、住民の反応が全く違っているように感じた。
手持ち資料によると、旧小松町での自主防災組織結成は、平成１０年の北川大関地区を皮切りに、平成１５年に中常磐地区での結成で、計１９自主防災組織（旧小松町での組織率７４，８％）となっている。
これだけの組織が、これまでにどんな防災活動や訓練を行いどんな意識であるのか、それに加えて、平成１６年台風災害時にどんな活動が出来て、それがどう評価されているのか。
この地域でのそんな共通認識のもとでの今回の 説明会 でないと、参加者に（行政のやる仕事に対して）違和感を持たれるのではないだろうか。
新西条市での防災への取り組みについては、地域防災計画作成委託料３０００万円が平成１６年９月議会で提案されたおりに、「まずは良かった」と感じた。
しかし、１月１０日に玉津校区での防災説明会での話しを聞いたおりからこの事業の進め方に違和感があり、調べれば調べるほどに、「地域防災についての全体計画をきっちりと踏まえたうえでの取り組みだとは評価できない」との感じが強くなってきた。
私の防災事業についての考え方は
防災事業に 西条市独自の取り組みと吹聴することなど必要ない。
先進事例とこれまでに出ているデータを参考として、あくまでもシンプルに。
それが、一番効果があり、しかも安上がりに付く。
防災事業になんでサイクスを介在させるのか理解出来ない。
今のやり方では時間と税金の無駄。それに職員の労力と能力の無駄使い。
| 2006年02月01日(水) |
ＳＨＩＴＥＩＫＡＮＲＩ、ＪＰ 創刊記念講演会 |
今日も雨。裸麦の管理作業が出来ないので、書斎の資料整理。
指定管理者関係の資料を整理していたら、「ｓｈｉｔｅｉｋａｎｒｉ、ｊｐ 創刊記念講演会のお知らせ」という資料が出てきた。
２００６年９月から公の施設への指定管理者制度導入に合わせて、発刊される 月刊の情報誌 の宣伝のための記念講演会のお知らせで、
主催は 月刊指定管理者情報誌
企画 行政支援研究所
開催事務局 �蟒嬪杣�
参加費 ２万円
会場 日本青年館中ホール 東京都新宿区
会期 ２００５年１１月８日 １３時〜１６時 となっている。
そして、その講演会の内容は
・基調講演「指定都市の財政改革と指定管理者制度」愛媛県西条市長 伊藤宏太郎
・創刊にあたり「｛Ｓｈｉｔｅｉｋａｎｒｉ、ｊｐ｝のミッション」（財）日本体育施設協会評議委員 坂田公一
・創刊記念パネルディスカッション「全国４０万カ所の指定管理者へ」パネラー 西条市長 伊藤宏太郎 ほか４名
とある。
この講演会がどんな雰囲気であったのか、昨年の東京での事なので知るよしもないが、この日の伊藤市長の予定が空白となっている（西条市ＨＰ市長行動記録による）ところから、公の施設への指定管理導入について市長の考えを出席者に分かりやすく話されたのだろう。
（あくまでも推測の域を出ないが）その甲斐あってか、西条市の体育施設や文化施設の指定管理者への事前説明会には、錚々たる企業が押し掛けてきたようだ。
だが、いざ蓋を開ければ、公募した体育施設への応募は地元の一団体であり文化施設へはゼロという結果となった。
説明会に押し掛けてきた企業にとって、西条市の施設は、そんなに魅力のある代物でなかったのだろう。
それにしても西条市長、議員が、「指定管理者導入にあたって、西条市の施設を如何に運営したいのか市民に分かるように一覧表にして説明しろ」というのを拒否しておいて、企業相手には東京まででも出かけて行って話しをするということですか。
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