朝から雨模様。
午前中は資料整理。午後から夕方遅くまで裸麦の管理作業。
１９時半から飯岡校区で開催された「自主防災説明会」に出席。
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今日配られてきた市報の２・３ページに黒瀬ダム松山分水問題について掲載されている。ボールは西条市に投げられたままとなっている状況のようだが、この問題について市民みんなで考えてみることは良。
今後、この問題について特集し、黒瀬ダムという市民の大きな財産について、市民の多くが理解するために様々な情報を提供することを望む。
それに先駆けて、私も一つ情報提供。と言っても、黒瀬ダム管理棟広場に立っている看板の文章をそのまま書くだけだが。
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「黒瀬ダムのあらまし」
このダムは河口より１３Ｋｍ上流にあり、こう水調節、工業用水、不特定用水の目的をもつ多目的ダムであります。加茂川の改修事業は、昭和２０年から行われてきましたが、近年は局地豪雨による増水で改修計画高水をこえる恐れが生じるようになってきました。また昭和４２年の大干ばつは下流地域に大きな被害をもたらしました。このような被害をなくすために建設されたものであり、ダム地点での計画こう水量毎秒１３５０立方メートルのうち毎秒５１０立方メートルをダムで調節し、残りの毎秒８４０立方メートルを放流することになっております。また不特定用水（河川維持用水）を確保するとともに、工業用水を供給するものです。その後、昭和５６年からは住友共同電力が発電を行うこととなり、このように西条地域の治水、利水を含めて民生の安定をはかるとともに、愛媛の発展に大きく貢献するものであります。
・ダムの建設事業の概要
事業主体 愛媛県
工事期間 昭和４５年７月〜昭和４８年２月
総工費 ４６億８千万円
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この看板の文章から、黒瀬ダムについて世間一般で言われているのとはチョット違う情報が得られるのではないだろうか。
そのことについては、またの機会に。
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飯岡校区での防災説明会は、自治会の定例会の場を借りての開催。
平成１６年の台風で大きな被害を被った地域である故に、自主防災組織が昨年の内に結成された地区もあると聞いた。
市担当者の説明を熱心に聞き、質問も具体的内容に踏み込んでのものが多くあった。
質問を聞いていて、市からの資料提供が少ない故のものも含まれていると感じたので、席の近くにいた顔見知りの方に私の手持ち資料の内から「自主防災組織活動マニュアル（静岡県編集）」を渡しておいた。
これからは、出来るかぎり資料を提供していこうと思う。
これも議員活動の一環。
| 2006年01月30日(月) |
えひめの農業農村整備２００５ |
数日前、県管理物の件について問い合わせのため、西条地方局を訪れた。そのとき、例によって配布物の棚をチェックしていたら、表題のパンフレットがあったのでもらって帰った。
定期的に頂いている農林水産省の統計情報も農業の実体を知るうえで役立っているが、このパンフイレットは、愛媛県内での農業状況を知るうえで良い資料だと思う。
愛媛県の地図上に示された「主な農業農村整備事業実施状況図（Ｈ１７）」は、この分野の事業が一目瞭然である。
その中から新西条市での事業を抜き出してみると
県営かんがい排水事業 河北地区
基幹水利施設補修事業 道前平野地区
水田農業振興緊急整備事業 禎瑞地区
経営体育成基盤整備事業 明穂地区
ふるさと農道緊急整備事業 長野地区第２
地域用水環境整備事業 愛の山地区
防災ダム事業 小松地区大谷２期
ため池等整備事業 ・皇子池 ・山王池 ・半吉谷池
ため池等整備事業（河川応急） 釜之口堰
中山間地域総合農地防災事業 小松南川地区
かん水防除事業 ・高田地区 ・壬生川北地区
地すべり対策事業 大平浦山地区２期
となっている。
この事業は、県の単独予算で実施されるものや、市や地元の負担金を合わせて行われるもの等様々だが、それぞれにその事業の目的と効果が明確に示されているといえる。でないと、農家の農業収入が限られている中での地元負担など、了解が得られるはずもない。
さて
鳴り物入りで宣伝する 西条市食品コンビナート構想。その全容をどれだけの人が理解し、そして賛同しているのか。
それを推進するための予算に一色達夫も賛成しているのだから、人に説明できなければならないのだが・・・・・。
| 2006年01月29日(日) |
愛媛県民文化会館 行 考 |
愛媛県民文化会館サブホールで開催される「愛媛合唱アンサンブルコンテスト」中学校の部に出場する娘を見に、妻と二人で出かける。
愛媛合唱連盟主催で、小学生から大人までの小編成での合唱コンテストなのだが、私が鑑賞に出かけるのは今回が初めての事となる。
県民文化会館にはこの施設が完成した当時から、まだ小さかった子供たちを連れ、演劇鑑賞等に頻繁に出かけていたのだが、西条市総合文化会館が出来てからは、たまに出かかる程度となっている。
託児に預けての観劇は、いつかはこの芝居を西条でも観られるようにしたいと願って、その準備のための情報収集を兼ねていたが、その想いを一応５年間限定でやり遂げた今では、楽しかった思い出として遠い記憶の中となっている。
そんな過去の郷愁に浸りながら、あの小さかった子供がこの舞台に立っている時の流れを振り返るばかり。
中学生の部の全部を聴いた感想としては、東中合唱部では、３年生が抜けたあとのこの時期として、発声の基礎をきっちりと押さえておくための曲を選んで歌っているように感じた。
全体では、指導状況によってその到達状況が違って来ていると感じた。
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この県民文化会館周辺の用地に、県による文化施設の整備計画が 財政難によって滞っている様子だ。この用地に 県立図書館の建設構想があり、その後の様子が気がかりである。
県立図書館は堀之内にある現有施設が手狭で、新しく建設するための意見を聞くパブリックコメントも実施していた。私も「県内市町の図書館との連携を視野に入れた図書館として下さい」とメールしたが、直ぐに県教育委員会担当者から折り返しての答えが返ってきて、県政も開かれて来たものだと感じたものだった。
そのようなこれまでの関係者の努力が実を結び、愛媛県内の図書環境および文化環境が、より充実することを希い願うばかり。
| 2006年01月28日(土) |
西条食品コンビナート構想って なに |
朝一番の仕事として、小学校で行っているリサイクル活動に協力して、ため込んでいた新聞とダンボールを軽トラで運ぶ。
旧西条市でも始まった、資源ゴミ回収報奨金制度に登録している団体が、現在どれくらいになっているか担当に聞いておかないといけない。
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リーガロイヤルホテル新居浜で１０時から１４時５２分まで「総合食料産業技術セミナー」が開催された。主催は西条市と西条市産業情報支援センター。昼食参加費２千円を負担して参加した。
私には、この催しの開催場所が何故新居浜市のホテルなのかがそもそも理解できなかったのだが、その内容にも やはり 不満感が残った。
その筋では権威者とおもわれるそうそうたる７名の講師陣が話しているのに、その内容をより理解し易くするためレジュメを用意するような配慮が無い。
参加者名簿も無いから、どんな意図でどんな方々が今日この会場に集まってきているのか分からない。冷却システム開発がどのあたりまで進んでいるのか聞きたいと思っていたのだが、関係者が出席しているのかどうか分からない。催し案内には、食品コンビナート構想にとって、このシステム開発が現時点での一番の 成果 のように書いているのだが。
加えて私が 唖然としたのは、社団法人おいしさの科学研究場 所長 山野氏による「食品のおいしさ」についての講演を聞いた後、昼食会場に灰皿が置かれていたこと。
この一つの行為で、今日の催しが台無しになった。
昼食時同じテーブルになった方の名標を見ると、遠来の方でその地域の事情が知りたいと思って名刺を用意しかかったが、相手が何の遠慮もなく煙草を吸い出したので、声をかけるのを止めた。
二倍食って三倍働く方はこれでもよいのだろうが、私のようにデリケートに出来ている人間は耐えられない。
今日の表題と日記の内容がチョット違うけれど、まあ おいおいにこの事には触れていこうか。
サイクス絡みの事には、ここ当分関わらにゃあならないようだから。
| 2006年01月27日(金) |
斐川町図書館 おはなしのへや |
私が何故斐川町図書館を絶賛するのか、事例を挙げてその理由を述べてみようか。
その第一の理由は昨日書いた。今日は、一つのパーツの出来映えについて「おはなしのへや」を挙げてみる。
「西条市新図書館構想答申」１７ページ冒頭に
（ウ）児童部門 として
児童図書・児童図書研究コーナー、読み聞かせコーナー、授乳室 とある。
そして、注 として「読み聞かせコーナーは、閉鎖された空間とならないよう配慮すべきである。」と示されている。
私が「西条市新図書館構想答申」のなかに書かれている文章で、この読み聞かせコーナーにつての記述が唯一といってよいほどに異論があるところだった。
各地の図書館に設置された「読み聞かせコーナー」で、私が一番に気に入ったところは、太子町図書館のものなのだが、ここは、一部屋閉ざされたコーナーとなっている。そのほうが「ストーリーテラー」への集中が出来て良いのではないかと思い、西条市構想に示された文章が気に入らなかったのだ。
このことがあるので、各地の図書館を視察したおり、読み聞かせコーナーの仕様にどうしても目が行く事が多く、ここは解放× ここは閉鎖○ などと評価していた。
それが、斐川町図書館の「おはなしのへや」は、その両方を兼ね備えていたのだった。普段は解放 おはなしに使用中は適度に閉鎖 というふうに。
児童図書コーナーの直ぐ近くに設置された、レンガで囲まれた円形の「おはなしのへや」。円形のその半分は壁とし半分は木製のアコーデオン戸で閉鎖する事が出来る構造。これならば、この部屋を二通りに使える。
図書館施設のうち、この部分をどんな目的に使うのか。そしてそこに集まる人の行動と心の動きはどうであるのか。そのことを十分に理解している設計者と使用者があって初めてこういう構造が出来上がる。
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市民へのサービスコーナーは新築で。バックヤードはスーパー施設のリホームで。そして設計者は入札でＯＫ。などという お任せ設計 ではとてもじゃないがこんな理想の構造は出来上がりません。
ましてや、財政問題から逆算して図書館の仕様を考えることなど、ヤメテクレー。
こう書くと、一色達夫は金のかかることばかり言う、とすぐあげつらうから言っておくが、理想の建物が出来るのはそんなに金はかからない。
設計者が建設単価が膨らむように 意図的に 設計する場合もある。それを見抜くのは発注者の技量。
| 2006年01月26日(木) |
島根県 斐川町 図書館 |
高倉健主演の映画 単騎千里を走る は、その封切りが待たれる期待の作品のようだ。
この映画の題名は三国志の中にある逸話から取ったそうだ。三国志は中国の人々にとって、日本人の太閤記や忠臣蔵によせる思いと同根のような感覚が持たれていると聞くところからも、この映画を撮った監督の思い入れのほどが伺われる。
「千里を走る」との表現を他に求めようとすれば、「悪事千里を走る」が思い浮かぶが、さしずめホリエモンたらがそれに当たるのだろうか。
３日前まで時代の寵児ともてはやされていた者が、こんな表現の当事者となった世相はさておき、「好事千里を走る」の方から図書館を語ってみようか。
日本に 図書館 と名の付く施設は多けれど、出来の良いとの評判が千里を走る施設はそう多くはないようだ。そんな中にあって、愛媛のその筋までも評価が伝わってきている図書館の一つが島根県斐川町図書館といっても過言ではないようだ。
なぜって、それは「西条市新図書館構想策定委員会」がその視察先に選ぶほどの施設なのだから。
昨日、その施設を見学させていただき、白根一夫館長の説明を聞くなかから、やはりその評価は違ってはいなかったと感じるばかり。
こんな良い施設を見学してから まとめられた「西条市新図書館構想答申」が、うまくまとまっている所以だと納得する。
図書館 は人間社会の情報が というよりも全宇宙の情報が集積されている場所と規定すれば この地の図書館は、地域の様々な要素がここに集積されていると感じた。
今回の政務調査視察研修は農業振興がメインテーマであったが、この図書館用地は、「農用地基盤整備事業」の中から生み出された公共用地として、町民にとっての最適地に準備されている。そして、周囲の景観にとけ込む施設として建設されていることが、まず、私の評価点を跳ね上がらせた要因であろう。
そして、町にとってどんな図書館が必要なのかを最初の一歩からみんなで考え、一つ一つ積み重ねていった行程が、どこかの市の「単なる思い付きで折角の構想を水泡とするもの」とは大違いだと痛感。
図書館施設が単なる無料の貸本屋としてではなく、施設に挿入されている様々な要素が、適度であり、人の要求によって様々に引き出すことができ、そして決して華美に流れることなく自己主張も控えめである。
ここに集う人々に満足を与え、その介添え役である施設職員の能力を最大限活かすことにも配慮している。
人とは、求めれば こんな高見にも昇ることができるのか。と、自分が求めているものが、空論ではないとの想いと自信を得、今後の行動への元気をもらったようだ。
この斐川町図書館の建設から運営に至る経緯は
「町立図書館をつくった」「島根県斐川町での実践から」白根一夫著 青弓社刊 にまとめられている。
| 2006年01月25日(水) |
島根県斐川町での視察研修 図書館 農業振興 |
朝５時、西条始発の しおかぜ に乗り、島根県斐川町での政務調査実施。
調査項目は
・町立図書館の運営
・斐川町食のまちづくり構想 について
２２時１２分西条帰着。
昨日のＪＰ伯備線での事故の影響を懸念していたのだが、時刻表通りの運行で、無事に研修を終えることができた。
町立図書館では施設見学のみ実施のつもりだったのだが、館長自らが図書館運営について詳しく説明していただき、全国から注目される図書館の全容を知ることができた。
農業振興についての説明では、「ＪＲ車窓から見えていたこの地域の農地が綺麗に基盤整備が行き届いている」との私の感想から話しを始めたが、やはりそんな長年の蓄積の上での「食のまちづくり構想」であることが理解できた。
帰りのＪＲの時間まで、町担当者が基盤整備地域や農業直販施設を案内していただき、さらに 平成１０年に国宝に一括指定された銅剣が３５８本も大量に出土した荒神谷遺跡資料館を案内していただけ、感謝感激。
中年の身には ハードな行程であったが、有意義な視察研修となった。
この費用は市議に支給される政務調査費の内２２０００円を使わさせてもらった。
この点についても、税金を納めてくれる市民の方々に感謝。
詳しい内容報告は後日。
| 2006年01月24日(火) |
ＮＰＯ法人 スポ文協 の資料入手 |
西条市の公共施設の管理運営を行う指定管理者の応募結果について、波紋が広がっているようだ。
私が聞いて回ったところでは、やはりと言うか「ＮＰＯ法人西条スポーツ・文化支援協会」が応募しなかったことを不思議に感じているようだ。
昨年からの動きから、体育施設その他の運営に意欲満々のような風評がたっていたのだが、蓋をあければ 音無 で、関係者一同 肩すかし を食った様子だった。
まあ、ことの真相はそのうち明らかとなるだろう。が、文化会館など、直営での管理運営予算を組み直さなかればならないだろうし、人騒がせな事態ではあろう。
ということで、騒動の張本人である「ＮＰＯ法人西条スポーツ・文化支援協会」が今どんな状況なのか興味が沸き、その事務所がある「西条ひうち会館」を訪ねて見た。
事務所の担当者は丁度不在だったが、フト見たパネルに「ＮＰＯ法人入会案内」が張り出されていたので、窓口の方に言って、資料をもらって返った。
資料は一目見て、金がかかっている と思われるような上等の紙を使ったパンフレット。流石、設立以前から西条市の委託事業６００万円を引き出すような 実力 あるＮＰＯ法人だ。
パンフレットには、支援活動事例として（早くも）「佐野野球教室」と「スキルウォーク教室」の模様が紹介されている。
「ＳＳＣＡ」「Ｓａｉｊｏ Ｓｐｏｒｔ Ｃｕｌｔｕｒｅ Ａｓｓｏｃｉａｔｉｏｎ」のロゴがそれらしく、完璧 なパンフレット と評価したいところだが、「ＮＰＯ法人設立にあたって」という文章の中に、「住んでいる私たちが手を結び・・・」と書かれているところ、大阪の人が何時西条人になったのだろうと疑問符。
友人数人に、これ見てどう思うと感想を聞いてみたのだが、フーン、と言うだけで興味を示さない。
かの妻に「年会費３０００円だけど入会してみようか」と言うと、「止めときなさいよ、お金をドブに捨てるようなものよ。３０００円あったら、西条の○○会に入ってあげたほうがよっぽど喜ばれるわよ」と一蹴された。
我が家の財務大臣が言うのなら、ザンネンだけどダンネン。
このＮＰＯ法人の今後に注目。
| 2006年01月23日(月) |
指定管理者公募の想定外 |
朝から手持ちの防災に関する資料の山との格闘。
昨年実施した静岡県、三重県 での防災に関する政務調査のおりにいただいた資料を読み直し、自治体における防災事業の全容が如何にあるべきか、を西条市と比べてみる。
やはり、東海地震の発生が指摘されてこれまでの３０年、国県をあげて防災事業に取り組んでいる地域の資料には、見るべきものがあるといまさらながら関心する。
その中から目星を付けた項目について、別な観点からの資料を入手して、西条市における防災事業について指摘してみるつもり。
それと、サイクスに関してこれまでに全員協議会や年度毎に配布される資料を抜き出して、これも読み直してみた。
この項目についてはどうも分からないところがあるので、今後も調べてみなければならないようだ。
これだけの事をするのに一日かかってしまう。資料整理をまめにしておかないと、いざという時、こうなってしまう。分かっちゃいるけどままならぬ、議員稼業の忙しさ。
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夕方近く市役所に出向き情報収集。
目当ては。２０日締め切りの指定管理者公募への応募状況調査。
その結果を聞いて、正直驚いた。流行言葉で言えば 想定外。
・総合文化会館・丹原文化会館 ０
・障害者協同作業所「萩の里」 ２
・高齢者福祉施設（３カ所） １
・福祉センター（３カ所） １
・やすらぎ苑 ２
・本谷温泉館 ３
・体育施設 １
この数字から様々な事が読みとれる。
第一に、れいの「西条スポーツ・文化支援協会」が応募しなかったが、市長とお友達の関係にあるお方の行動は何だったのかということ。
第二に、市における「事業に係る経費の参考金額の設定ははたして妥当なものであったのか」ということ
第三に、指定管理者制度というものにたいする市の考え方（これは 市長の と言った方が適当か）が、社会情勢と乖離していたのではないか、ということ。
第四に、応募することに組織的に相当のムリを強いられたところがあるのではないのか、ということ。このことは、公共施設の今後の管理運営に対し、禍根を残すことになるのではないだろうか。
ーーーーー
今日、愛媛新聞の特集に、指定管理者制移行に関連して「西条市丹原文化会館」の運営が取り上げられているが、なかなか良い文章である。
記者の署名がある記事だが、この記者は、以前文化部で仕事をしていたことがあると記憶している。そんな経歴が、この記事を貫く目線として役立っているように私は評価する。
ちょっとチャチャを入れれば、この記事、最終項の 「だが」 からが、どうも取って付けたみたいだ。記者にも 応募ゼロは想定外であったか。
| 2006年01月22日(日) |
西条市観光協会会員研修 尾道 呉 |
合併してその陣容が新しくなった西条市観光協会の会員研修が実施されたので参加した。
貸し切りバスを仕立て、「男たちの大和ロケセットと大和ミュージアム」への日帰りツアー。
７時半、西条駅発で小松支所、丹原支所から合流した計２９名での一日行となる。２０時帰宅
風は肌寒いものの、良い天候となり、観光事業という目線からの 視察 は、同行の方々からの話を聞くことも合わせて楽しいものとなった。
大和ロケセットは尾道市の対岸に位置する向島の日立造船工場に設置されている。尾道市には昨年２月に市立病院運営についての研修で訪れているが、その対岸位置から眺める尾道市は、また違った顔を見せていた。
大和ミュージアム「呉市海事歴史資料館」は、そのメイン展示物である「戦艦大和の十分の一模型」が良かった。その姿を様々な角度から眺める事ができ、人殺しの道具である銃器の固まりを、美なるものへ昇華させたあの時代の先進技術というものを見る者に訴えてくる。
他の展示物も、過去現在未来という観点や、戦争の拠点から平和社会に貢献する産業の拠点への変遷、呉市という地域の主張もちりばめられ好感を持った。
これならば、「映画 大和」のブームが過ぎたとしても、ミュージアムとしての位置づけは揺るがないだろう。
この研修に先立て、映画「男たちの大和」を鑑賞していたことも、今日のバス旅行を有意義なものとしたようだ。
新西条市を観光の面から考えて見ること。
旧西条市ではどうしても、祭り、石鎚、水 への思い入れがあり、対外発信に偏りがでていたきらいが無きにしもあらずだったが、新しい西条市観光協会の体制となり、また新たな視点からの取り組みが出てきそうだ。
その時、旧西条市の関係者や市民が、謙虚に受け止め、共に歩む姿勢を持つことができるかどうか。観光事業の発展成否は、そこのあたりがキーポイントかな。
| 2006年01月21日(土) |
指定管理者の公募状況は |
午前中 ボランティアグループの用事を一つこなし、午後は久しぶりに家の用事に専念する。
今週は、防災に関する催しへの参加が多く、資料の事前確認や事後の検討で一週間が過ぎて行った。
したがって、家の用事や農作業がお留守となっていたので、気分転換を兼ねての作業となった。
平成１６年の台風災害で、我が家の水田も裏山の土砂崩れで３０ａほどが耕作不能となっているのだが、色々忙しくしていてこちらの方の復旧には手つかず状況である。
今日は、この水田の草刈り作業を実施。少しの時間でも手を入れなければどうにもならないが、元通りになるのは何時のことやら。
夕方には、これも大幅に遅れているレモンの収穫を少し。
夜は、２０日までの期間で募集が行われていた、西条市の公共施設指定管理者募集の要項をチェックする。
西条市のＨＰにアップした時点で、直ぐに検証しておかなければならない仕事であったが、こちらも遅れて今日のこととなってしまった。
ちょっと見ただけでも、管理の参考金額が大幅にカットされているらしことが分かる。各種体育施設の金額などは３０施設まとめてのものなので、どれくらいのものがどうなっているのか、十分に検討してみないと分からないというのが本音である、が、「これでサービス落とさずに出来るの」と不安になってくるばかり。
その反面、非公募の「産業情報支援センター」がどんな金額が設定されているのかに注目するのも一興かも。
いずれにしても、この指定管理者選定作業における一連の動きを検証すれば、理事者が市政運営をどんな方針で行っていこうとしているのか、それが社会の現状と乖離していないか、はっきりと分かりそうで興味深いところである。
| 2006年01月20日(金) |
・災害ボランティア講座 ・橘校区防災説明会 |
西条市社会福祉協議会 ボランティアセンターが催す一連のボランティア講座の中に、「災害ボランティア講座」が含まれていたので参加してみた。
開催場所は東予総合福祉センター。１３時半より１６時半まで。参加者は３１名でその内男性の参加者は７名。最初の参加者自己紹介の時、その大半が手話や要約筆記等のボランティアに参加しているとのことだった。
今日の講座の講師は、愛媛県社会福祉協議会 地域福祉班主任 愛媛県ＮＰＯ支援センター の 萩森一路氏。講師自己紹介で、平成１６年台風災害のおり新居浜市での災害ボランティアセンターも手伝った経験があるという、こちらは筋金入り正真正銘のＮＰＯ団体員。
ボランティア活動における今日までの様々な経験に基づき、ある程度マニアル化された講座資料はよくまとまり、理解し易かった。
平成１６年の台風災害のおり、西条市でも立ち上げられた「災害ボランティアセンター」の模様が記憶の中に甦り、そのことも今日のボランティア講座を理解し易いものとしたのだろう。
出来るならば災害ボランティアセンターの立ち上げなどあってほしくはないが、「備えあれば憂いナシ」。経験のマニュアル化や人の効率良い動かし方などは、社会活動のどんなシーンにも当てはめることが出来る。そんなことを感じた講座の内容だった。
ーーーーー
１９時から橘校区での防災説明会に参加。出席者は今後地域で自主防災組織結成に関わると見られる２１名。部屋の最後部で聞かせてもらったが、出席者の皆さん、熱心に説明を聞いていることがわかった。
市担当者や防災アドバイザーの説明も、平成１６年のこの地区における災害状況や岡村断層についての説明挿入も地域事情にマッチし、具体的で理解し易くなった。
今後の地域説明会もこの調子でいけば、自主防災組織結成もかなり進むと期待できる。あとのフォローを地域担当職員とともにきっちりと行うことと、防災資機材貸与のための予算措置を怠りなく、は、言わなくても分かっているだろう。
今後は、自主防災組織の全市的組織形成と連絡体制の整備。それと、地域消防団、消防所、市役所、各種団体組織との体系的防災体制の整備というところか。
さしあたっては、新市における地域防災計画を、早急に市民の元に示すことだろう。
私は、２点ほど気になるところがあるので、その情報を集めてみようかと思いながら、気持ちよく会場を後にした。
| 2006年01月19日(木) |
・愛媛食文化普及事業 ・西条校区防災説明会 |
平成１７年度 えひめ食文化普及推進事業「旬菜フェスタ２００６」が西条市中央公民館で開催された。
１０時からの開会に少し遅れ１０時半より参加させてもらった。
丁度今日のメインプログラムである ＫＫクックチャム社長 藤田敏子さんの講演が始まったところで良かった。
今日の講師の話は良かった。その話しぶりはけっして 流暢な とはいえないが、聴衆の目線と同じ位置に立って自分の経験を話し、彼女が経営する会社の経営理念というものを分かりやすく訴える。
会場のほとんどを埋める女性の共感を得ていることは、その場の雰囲気で読みとることができた。
藤田さんは「女性は気に入った店ができれば人に教え、そしてみんな連れだって行く。だが、その気に入った店でもミスは決して許さない」と語る。
「クックチャムは今５０店 営業しているが 今までに１０店は閉めた」とも語る。
帰宅してこの話を妻にすると「そうでしょうね。古川のクックチャムが食中毒を出し営業停止を受けた時。あの人営業再開しないでそのまま店を閉めたわよ」「その時、この人性根がすわっていると思ったもの」と言うではないか。「古川のあの店ならそこそこの利益が出ていたと思うけど、やっぱりイメージの方を大事にしたんでしょうねえ」と続けられて、さすがの私も脱帽。
女性には女性の目と、女性特有の情報網が巡らされていると、私は感心させられた。
会場で見かけた藤田社長は、清楚ななかに稟とした雰囲気を醸し出していたが、そんな外面とは似つかない、シビアな経営感覚をもっているのだろうと、あらためて伸びる会社のその理由が理解できたようだ。
さて、西条市が鳴り物入りで大枚な税金を投入して進める「食品コンビナート構想」、生き馬の目を抜くような経済活動食品流通業界の中にあって、どんな実績を上げることができるのか。
「まずはニーズ調査から始めると言ってたよ」とかの妻に言うと、すかざず「なに悠長な事言てるの、その間に農地の荒廃がどれだけ進むでしょうね。田圃一枚耕す方がよっぽど役に立つと言っといて」と返ってきた。
ーーーーー
１９時半から西条校区での防災事業説明会に出席。地区住民約５０名の参加。
災害復旧対策室長の話が１４分。
アドバイザーからの 自主防災組織結成の必要性について の話が１９分。
アドバイザーの人を変えて 実践防災計画の説明 が１３分。
その後、会場からの質問時間が１時間。
昨日の神戸校区での説明会より改善された所は
・地域担当職員の明確化のためか、校区に住居する市職員名簿を提示した。
・「自主防災組織結成の話」と「実践防災計画の説明」を、アドバイザーを変えることによって明確に区別したこと。
・アドバイザーの説明が、その狙いとするところをより明確にすることにより、聞く人が理解しやすくなったこと。
・説明員に総務課交通防災係を加え、自主防災組織結成についての具体的説明が出来たこと。
よって、参加者の課題に対する理解がすすみ、その結果として、会場から多くの質問が出る 良い 説明会となった。
玉津と比べてかなりよくなった。が、まだまだ市行政が持っているデータや資料の提示が不足している。
事例をあげれば、
・市の公共施設に提示している「台風災害被災状況一覧表」（参加者への配布がベターではあるが、間に合わないのであれば、会場提示でも効果はある）
・「災害復旧状況・事業箇所」（市報には提示しているが具体的に分かるものが良い）
・「防災無線の配備等 防災に関する事業にどう取り組んでいるかが分かる資料」（市報や議会報に提示していることではあるが、最良の方法は、実物を提示し配備地域も明示すること）（だが、ここまでやると防災フェスになってしまうかな）
このような事は、玉津の説明会を聞いた時点で担当に伝える事であったが、国安公民館での話を聞き、連日防災事業説明を聞いていて思い当たったこともあるので許されたし。
この事業をサイクスに随意契約でやらせていると聞いて 頭に来ていた というところもあったか。
| 2006年01月18日(水) |
・アスベスト対策 ・地域担当職員制度への考察 |
朝方、市民の方から「市内中心部でアスベストを焼いているのが不安なので何とかして下さい」との相談を受け、早速事実関係を調査してみた。
市内公共施設に使用されているアスベストについては、撤去のための予算を組んで処理しているはずなのに、一体どういう事なのだろうと理解が出来なかった。
最初は野焼きでもしているのかと考えたが、調べてみた結果は、市内中心部に高温溶融炉を設置して、公共施設から撤去するアスベストを使って、無害化処理をする実験を短期間実施するとの事。
そのための装置可動電源を自家発電でまかなうためのエンジン音が、周辺住民からの苦情となり、今後どのように対処するのかを協議中のため現在は停止しているとのことだった。
アスベストについては社会問題化しているところからも、この場所でのこのような実験実施には異論が出るのは当然のことだろう。
ーーーーー
１９時より西条市神戸校区での「防災事業取り組み説明会」を聞く。
地区代表者３０名ほどの出席。
玉津校区での説明会より、資料も充実し、内容を深めた努力は認めるが、「自主防災組織結成のための説明」と「実践防災計画事業の説明」を同時に行うことは、やはり地域住民を混乱させている。
この事業、最初のボタンの掛け違いが、何時までも尾を引きそうだ。
市による防災事業の説明の中で、一つ注目すべきは「地域担当職員制度」の考え方だろう。
その地域に住まいする市職員をその地域担当職員として、地域住民の要望相談に乗ったり、地域活動と市担当とのつなぎ役をする。
この制度については、昨年１０月２２日・２３日に高知県土佐町での研修会に参加したおり、発表役の自治体職員が地域づくりの取り組みのなかで導入しており、「同じ制度を同時期に隣接する自治体も取り入れており、地域づくりの取り組みは同じ考え方に企及する」との感想を話していた。
今日の説明会での質問の中に、「自主防災組織を作るにも私らそのやり方も文章一つ作るのも分からない。そんなことも担当職員に言ったら指導してもらえるのか」との期待を述べていたところからも、制度の定着を図る必要がある。
また、今回の防災への取り組みに限らず、様々な地域課題に対処するため、地域のアドバイザーとして、市職員は積極的に関与する事がこれから益々重要となってくる。
| 2006年01月17日(火) |
国安公民館での防災意識啓発講演会 |
６４３４名の犠牲者をもたらした阪神淡路大震災から１１年目の今日、各地で防災に関する様々な催しが開催されたようだ。
震災からの教訓が年々風化しているのではないかと指摘されている今日、西条市では平成１６年の台風災害からこちら、災害復興工事に取り組むとともに、防災に関する様々な備えを整えつつある。
１月１０日の玉津公民館で開催された市による防災事業に関する説明会もその一環だが、今日は、それとは別な観点からの講演会があった。
国安公民館で開催している「ほがらか人生大学」行事の一環として、愛媛県消防防災安全課 危機管理室 危機管理監 左官正雄 氏を講師に招き「南海地震等大災害に備える」（みんなで助け合い、自主防災組織）と題する講演会。
１３時半からの開催に、地域の方６０名あまりが参加していたが、そのほとんどが高齢者で占められているのは、平日の午後というところからもやむをえないところだろうか。
講師を務める左官氏は、元自衛官としての経験を現在の仕事に生かしているとのこと。防災の専門家として、地域での様々な危機に関して「公的支援（公助）は当てにしないで、自分で３日間生き延びて下さい」と、聴衆に明確に伝える事を主眼として話されていた。
そのためには、自分でなにが出来るかを常から考え（自助）、そして地域の方々と共に協力すること（共助）の必要性から、「自主防災組織」の果たす役割を強調していた。
参加者に配られた資料は
・講師が準備した１８ページにわたる講演会内容の資料
・愛媛県によってまとめられた「道路災害の記録 ２００４ 愛媛県東部」
・国民保護のためのしくみ
・議員宛に郵送されてきたと同じ「実践防災計画の内容説明資料」
パワーポイントを使いよく練られたプログラムは分かりやすく、１０日に聞いたサイクスによる防災の説明とは格段の差があると感じた。
１時間半の講演のあと、市職員による西条市の防災事業に関する説明が１０分あったが、その事業予算３０００万円という内容に、やっぱり違和感を持った。
そのうち今年度サイクスへの委託事業費が１９３０万円だが、０６年・０７年の今後２年間でどれほどの事業規模となりその成果はどうなのだろうか。
県による取り組みと比べて、西条市の取り組みのスピードのなさとその内容への疑問。
「国県の事業内容はそれなりなのに、西条市の自主財源を使った近頃の独自事業は何だか的はずれだ」と話していたのは誰だったか。
そんな話に同感するばかりの、今日の講演を聴いての感想。
| 2006年01月16日(月) |
旧丹原地域 耕地整備地区 を訪れる |
今日は仏様のお正月とかで、数日まえから母に「お墓参りをするから連れて行け」と言われていた。
朝から小春日よりで外出にはまたとない晴天となり、二人連れ立ってのお務めとなる。
昨年の１２月初旬以来の訪れなので、この時期花はまだ綺麗なままだった。枯れ葉が吹き溜まった周囲を掃除し、花を入れ替え、お線香をあげお供えを調え手を合わせる。
先人の知恵が作った暦というのもは良くしたものだ。季節という節目に合わせて様々な行事と組み合わせることによって、自然にある人としての精神バランスを整える。
こんなに精神の調整がうまく出来ている日は、人と合って調子を乱すことはない。
仕事の目線を変え、午後の予定を、昨年１２月議会で議案質議した「水田畦畔整備モデル事業」の現地を見に行くこととした。
目的地は旧丹原町の 石経 川根 高知・徳能 地区。
旧西条市でも東の端、新居浜市との境地域に住まう私としては、地理的対極にある丹原地域は、その名前と場所がまだ一致しない状態ではある。
地図を見ながら訪ね当てた目的地は、一見して耕地基盤整備を行ったと分かる真っ直ぐに通った農道を中心に、給排水路が整備され、省力化営農を実施するための用件が整っている様子。徳能地区の事業記念碑には、平成１１年から１５年で事業実施、総工費８億１千万あまりとある。
水田裏作を作付けしている農地はあまり多くはないようだが、その点は旧西条市での営農形態と若干の違いがあるのだろう。
１２月議会での予算提案された内容は、水田畦畔の管理省力化のため、「センチピードグラス」という外来作物を繁茂させるためのモデル事業。
夏場の畦畔管理の大変さを経験する一人として、この事業に注目し期待する。
この地域の耕地基盤整備状況は、畦畔の傾斜からみてモデル事業導入地区とするに適当なのだろう。
事業実施はまだ先の様子だが、その実施と推移を観察させてもらい、この技術が普及して営農省力化に寄与できればと思っている。
丹原地域の丘陵地には、日本一を誇る愛宕柿や果樹類の畑が広がっている。
午前中あんなに晴れていたお天道様が、夕方には雨となり人気のない畑を濡らしていく。
西条市を東から眺めているばかりの私としては、西の丘陵地から見るのも視点が変わってまたよし。
| 2006年01月15日(日) |
エクバレー教室 凧揚げ大会 旧東予でのイベント |
いやー まいった。
なにがって、旧東予地区で開催された
・「次世代育成支援スポーツ事業」レクリェーションバレーボール教室 と
・西条市子ども凧あげ大会
を見に行ったのだが、その鮮やかなイベント運営に関心させられたのですよ。
「次世代育成支援スポーツ事業」レクリェーションバレーボール教室 は、例の「西条スポーツ・文化支援協会」に６００万円からの委託料を払って行っている事業の一環。今日は、場所を東予体育館とし、ビーチバレーで活躍する佐伯美香さんと徳野涼子さんを招いて、９時半から１５時過ぎまでの開催。
教育委員会担当者の話では１６０名プラスαと、予定以上の参加者だとのことだった。
西条市子ども凧あげ大会は、旧東予で開催されていたこの時期の伝統ある行事を、新市に拡大して「平成１７年度 第１回」と銘打って、１３時から１５時半までの予定での開催。
主催者は西条市東予地域愛護班連絡協議会 と西条市教育委員会。西条市東予運動公園多目的広場に一杯の参加者だった。
レクバレー会場には１１時半頃行ってみたのだが、参加者の大方が揃いのユニホームに身を包んだ、一見してバレーボールをしているような女子中学生のようで、親子で参加しているらしき姿も見受けられた。
凧あげ大会には、１３時半にレクバレー会場を抜けて訪れ、１４時半頃まで親子で凧あげを楽しむ様子を見させてもらった。
今日は、あいにくと風が弱く、凧あげには不適当な様子だったが、親子和気藹々とイベントを楽しむ様子を見させてもらうと、こちらまで知らず知らずに和んでくる。
この催しを地域の様々な方々が支援していることも、会場の雰囲気からうかがえた。
レクバレー教室は、私的には圧巻だと唸ってしまった。
参加者のその大半は教育委員会が声を掛けたであろう 堅バレーをしているらしいチームの子供たちを、（レクバレーをするのは今日で２度目ですという）ビーチバレーをしている有名選手が、レクバレーの指導をする。
この私の目にはほとんど笑い話だと映る企画を、参加者に一日楽しかったと思わせ、若干の技術指導をし、有名選手との良い思い出と手みあげを持たせて帰らせる。
サイクス絡みの大阪の人が、最もらしい文章を書いてＮＰＯを西条で立ち上げ、市長を取り込んで大枚な税金を引き出したイベントだ。さあ、批判してやろうと勢い込んで視察に行った一色達夫の鼻を折り、おまけに一色達夫が発信した情報を巧みに使い、教育委員会の面目も保ち、ＮＰＯ団体にも花を持たせる。
人生 立ち回り方 かくあるべき。
安っぽい正義感を振り回し、猪武者よろしく前に突き進むばかりの一色達夫には、とても真似の出来ないやり方だ。
今日はよい人生勉強をさせてもらった。
| 2006年01月14日(土) |
災害復旧対策室からの資料送付 |
１０日に玉津連合自治会で開催された「西条市実践防災計画・自主防災組織結成について」の説明会のおり、市担当より配布された資料を若干修正したものが、西条市議会議員宛に送付されてきた。
１０日の説明会のおり「分かりにくい」と苦言を呈し、この事業予算についての疑問を担当者に伝えていたので、早速に、
・説明会日程（決定分）
・自主防災組織の現在までの結成状況
・自主防災会規約（案）
・自主防災会組織図（案）
が追加されての、議員への提示である。
これで、自主防災組織結成についての道筋は、わりと分かりやすくなったようだ。この資料をもっての説明会が１８日以降各地で開催されるようだから、地域住民がどのような反応なのか見に行きたいと考えている。
この資料で、まだ分かりにくい点は、「西条市 実践防災計画」についての説明の部分だろう。ちなみに、この部分を抜きにして資料を読んでみると「自主防災組織結成」一点の説明のみとなり、わりと分かりやすいようだ。
ようするに、「実践防災計画」の実施にかかる部分が、サイクスへの随意契約による発注なのだろうが、この部分がどんな契約内容なのか、十分に調べて見る必要を感じる。
私の日記を読んだ方がメールで
防災情報についてのＨＰアドレス
http://www.bosaijoho.go.jp/radar.html
http://www.e-college.fdma.go.jp/top.html#top
を送っていただいたので、早速アクセスしてみると、防災に関する あらゆる 取り組みをが体系立てて紹介されており、大変参考となった。
一般市民が、これだけの情報を無料で入手出来る時代に、１９３０万円もの委託料を支払って、「防災計画について何の実績も無い」と思われるサイクスに発注する必要があるのか。
常識ある市民ならば、疑問に感じること必定でしょうね。
| 2006年01月13日(金) |
自主防災組織結成 推進 の出発点となる質問 |
「西条における公共活動の発展」シリーズの中で触れようと考えていたことだが、防災事業の事が出てきて丁度良い機会となったので、「自主防災組織」結成について、西条市の取り組み姿勢が如何にあったかについて書いてみたい。
平成１６年３月議会における一般質問で、Ａ議員が 「自主防災組織づくりにたいする市の関与はどうなのか」と、この問題に対する市の姿勢を質している。
それに対する市長の答弁は、当時の会議録を読んでみると、最初に「自発的ということが一つ必要であると思います」とし、「この組織の結成に向けましては、今後、消防署とも連携して呼びかけをやってまいりたい」「私どももう一つ突っ込んだ提言が必要かなとも思っております」等々とある。
西条市のＨＰがリニューアルされ、西条市議会の会議録が掲載されだしたが、新市となった平成１６年１１月臨時会からのものだということが残念。
従前のものが掲載されていたら、Ａ議員の質問全文も市長答弁全文も皆さんに読んでもらえるのに。
平成１６年３月当時の私に、防災に関する意識も、ましてや「自主防災組織結成」の必要性も希薄であったことは否めない。
その当時の市長答弁を議場で聞きながら、この市長の思考の中には、市民の自発的公共活動を促し側面支援を積極的に行う姿勢が、根本的に無いんだと感じた。
それは、私が折に触れて市民の公共活動意識啓発を促す施策を提言しても、ことごとく否定してきた姿勢に通じると思ったからだ。
そして、平成１６年９月２９日に 台風２１号災害 を受ける事となり、私自身頭を叩かれた。また、西条市の防災に対する取り組み姿勢も、この日を境として一変することとなったといっても過言ではない。
結果論となるかも知れないが、平成１６年３月議会におけるＡ議員の質問は、旧西条市における「自主防災組織結成推進」の出発点となるものであったと私自身評価している。
台風災害当時の様子は、私のＨＰ日記で逐次報告したとおり、被災地においては、ほとんど自然発生的に地域住民が人命救助活動や、災害復旧活動が起こってきた。その様子は、平成７年１月１７日に発生した阪神淡路大震災と二重写しとなる状況だったと思う。
被災地の緊急対策が一応軌道に乗り、平成１６年１１月１日をもっての新市の誕生を見てから、旧市町における「自主防災組織結成状況」調べて見ると、あらためて旧西条市におけるこの方面の取り組みの現状を思い知ることとなった。
旧東予市では平成１２年７月２９日に安用自主防災会の設立を皮切りとして３０組織が結成されている。比べて旧西条市ではＳ３７年設立の商店街防火推進協議会とＳ５６年設立の宮の下自治会婦人防火クラブの２団体のみであり、組織結成に向けた市の姿勢が如何になおざりなものであったかが分かるのだった。
その後、様々な防災への取り組みが積極的に行われ、同時に、自主防災組織結成に向け、平成１７年３月議会に「自主防災組織育成事業」として４８０万３千円（内県費補助１７５万円）が議会提案され、遅ればせながらではあるがこの面での取り組みがスタートすることとなった。
ーーーーー
ところが、ところが なのですね。
防災に関して市長の口から出る言葉は、京大教授のアドバイスを受けながら、３年かけて西条市独自の防災計画を策定したい。まずは本年度、かくかくしかじか であり、よくよく内容を調べて見れば、防災計画にどんなノウハウを持っているのか皆目分からない「産業情報支援センター（サイクス）」への委託事業を画策していたとは。
様々な防災事業の中に、サイクスへ税金が流れるように 巧妙に 仕込んでいたとは。
一色達夫が、「サイクスに対して、防災に名を借りた儲け仕事を作っているのではないのか」と指摘するのは、こういう理由による。
ーーーーー
１０日の玉津自治会での「実践防災計画策定」についての市の説明会のおり、「自主防災組織ちゅうのを作るのは難しそうなねえ」と言いながら帰る方がいた。住民にそう思わせる市の事業提示の仕方がすなわち税金の無駄使い。
| 2006年01月12日(木) |
書かなきゃなんないことが多すぎる |
「西条市における公共活動の発展」について、まだ途中までしか書けていない状況なのに、何だか次々とこの日記で触れなければならないことが出てくる。
「モーいいかげんにしろ」と、ネットも開かずにふて寝をしたいところだが、それでは皆さんの税金で食べさせてもらっているのに申し分けがたたない。
気を取り直して、頭に走馬燈のように巡る思考を抜き書きしてみる。
昨日の防災計画策定事業について、私がなぜサイクスへの委託を怒るのか。
・サイクスにそれほどの能力があるのか。産業情報支援組織が、何時の間に、防災計画策定事業のノウハウを身につけたのか。
・防災計画を３年もかけて策定する理由は、サイクスへ委託する仕事を３年間継続して切らさないためではないのか。市長の恣意的な意思を感じる。
・実際の事業内容が、議会委員会審議の時の説明とは違うのではないのか。耳障りの良いことばかりを並べて、肝心な事は説明していないのではないのか。そこを議員が聞かなかったではないかと言うなら、それは筋が違う。
・防災計画作成になぜ京大教授のアドバイスを受けねばならないのか。愛媛県内では既に様々な防災対策のデータが出ているのに、それを利用しようとしないのはなぜか。
・市民への説明を、解りにくく解りにくくしているのは何故なのか。
・最少の費用で最大の効果を上げるという行政の鉄則に照らし合わせて、現在やっている事業ははたして妥当といえるのか。
・防災の図上訓練は、防災意識の啓発には有効な方法の一つではあるが、旧西条市において自主防災組織結成が滞ている状況下、いまどうしても多額な税金を使ってやらにゃならん事業か。
・事業実施によってほんの少しの効果でもあれば、それで良しとする思考に陥っていないか。事業内容は、限りなく１００点満点をめざしたものであるべきではないのか。その典型事業が、単なる思いつき「ヘリコプターによる災害地視察」でしょう。
・私の手元にだけでも４自治体の防災計画がある。行政ならば、全国自治体の防災計画を直ぐに入手出来るはずだ。
・一般市民でもネット上にある各地の防災計画を入手することが出来る。そんな時代に、西条市はなにを回りくどいことをしている。
・３年かけて恒久的防災計画を作るという。聞こえは良いが、このような計画は何年か毎に見直しを図り、社会変化の実状に合わせていくものじゃあござんせんか。
ーーーーー
西条市のＨＰがリニューアルしている。かなり良くはなった。が
今日は、この事に触れるのは止めておこう。他市のモノと比べて西条市のものを評価するのは、ネットの住人なら誰でもできるから。
| 2006年01月11日(水) |
地域防災計画策定事業の委託先がなぜサイクスなんだ |
昨日、玉津校区連合自治会を対象として実施された、西条市による「実践防災計画事業」のことが気になって、この事業の予算が提案された議会の予算書を見直し、合わせて会議録を読みなおしてみた。
そう感じたのは、この説明会に市の担当者６名とともに、サイクスを名乗る数名が付いてきていたからだった。そして、パワーポイントを使った下手くそな説明をしている事が解せなかったからだ。
この事業、平成１７年９月議会に 地域防災計画策定等委託料 として３０００万円が計上されている。
この予算について審議した委員会報告の会議録１１０ページには
「地域防災計画策定事業は、山際の１７地区の地域内での危険個所、避難経路等を調査してコミュニティハザードマップの作成や、同地域での危険河川の調査等を実施するとともに、今後において作成する防災計画の基礎資料とするため地震アセスメント調査の実施を考えている。」
とある。
昨日の日記に書いた通り、この予算は私が所属する委員会で審議したものなので、この文面の通りに理解していたのだが、昨日の説明会で市から配布された資料や説明はどうも予算説明の内容と違うような気がした。
そこで、市の担当に出向き、予算内容の説明を求めた。
それによると
「地域防災計画策定等委託料」３０００万円の委託内容は
・「地震アセスメント調査実施」委託料が８２０万円で 入札 により委託先を決定。
・「実践防災計画」実施の委託料が１９３０万円で 随意契約 により「産業情報支援センター（サイクス）」に委託した。
との説明だった。
なぜサイクスとの随意契約なのかとの問いには、
「防災計画策定に当たり、助言を受ける京大の教授との連絡調整を図る必要があり、その作業は他の業者ではできないため」とのことだった。
行政マンは、市長の方針のもと、事業を遂行するのが仕事なのだから、いくら担当を責めてみてもしょうがない。
予算審議の段階で、その内容を把握できない一色達夫議員たらも脳ーナシ議員だ。
市が提案する予算というものは、担当において十分な検討のもと積算し提案したものであるという、行政マンとしての自負のもと、市民の代表たる議会に示し理解をもとめ、そして執行にあたるものだとおもう。
いわば、行政と議会との暗黙の信頼関係によって成り立っているべきであると思う。
だが西条市では、そんな考えはアマッチョロイ書生論にすぎないようだ。
西条市長 伊藤宏太郎が社長を務める「産業情報支援センター」は、その名が示すとおり、地域産業活性化のために設立されたものであったが、年を重ねる毎に西条市からの委託事業が多くなり、そして今度は防災計画策定事業を手がけるまでになったということだ。
このサイクスの出資者で取締役の小林氏が、ＮＰＯ法人「西条スポーツ・文化支援協会」を立ち上げて、「次世代育成支援スポーツ事業」の委託を受けていることといい、なんともまあご発展なことである。
このようなことは法律上許される範囲のことと上手く処理はしているのだろうが、私の目線から判断したら、防災や教育に名を借り、サイクスに儲け口を提供しているにすぎないと思う。
金儲けに集まってきた方々を養うには、金儲け口を提供し続けねばならないということなのだろう。
これが経済至上主義者伊藤市政のやり口であり、そして行き着く先が見えたということだ。
校区連合自治会から案内を受け、市による｛「自主防災組織結成」と「西条市実践防災計画」開始に向けて｝という説明会に参加した。
配布された資料に目を通し、市による担当者の説明を聞き、パワーポイントによる内容説明を聞いた。
平成１６年の台風災害を教訓として作成される西条市防災計画であることはこの事業予算が提案されたおりに理解は出来ていた つもり だったが、実際の地域住民への説明を聞いてみて、「自主防災組織結成を促す目的」ならばこんな資料や説明ではだめだと違和感を持った。
議員ならば、その事業の予算審議の課程において、全ての内容を理解しているのが基本であるのだから、市の行う事業の現場において質問するべきではないと思いながらも
「この資料では自主防災組織というものが如何なるものか解らない。旧東予市では既に３０団体も組織されているし、県における自主防災組織についてのマニュアルも提示されているのだから、その資料を活かすつもりはないのか」
と発言した。
この説明会は、今日の玉津校区を皮切りとして２７校区で実施されるとのことだが、その実施成果がどう出るのか推移を注目してみる必要を感じた。
平成１６年の災害を教訓として、議員活動の一環として防災事業について先進各地の取り組みを視察研修させてもらっているが、それに比べて西条市のそれは「ヘリコプターによる災害地視察事業」を筆頭に、何だか的はずれの取り組みのように思えてくる。（災害復旧事業を別として）
ーーーーー
朝から資料作成、問い合わせ、資料収集等実施。自治会の集会が終了してから、趣味の会の新年会に合流。遅い夕食を腹一杯。
コンクリートの強度に対する施工時の型枠の違いについては、２、３問い合わせてみたが、どうも見解の相違の様子。
市の担当者に、ひび割れの原因をどう見ているのか聞いてみたら、同じ方向に出ているところからみて地震の影響でしょうか、と自信なげに言っている。原因確定にはいま少し時間がかかりそうだ。
| 2006年01月09日(月) |
論座「渡辺恒雄氏が朝日と共闘宣言」を読む |
昨日、注文していた朝日新聞社発行の「論座」が入荷したので、早速購入しお目当ての文章を読んでみる。
朝日新聞の論説主幹 若宮啓文氏 と読売新聞の主筆 渡辺恒雄氏 の対談は、この両新聞が対極にあるような主張を持っていると思われていた
・靖国神社 ・外交政策 ・憲法改正 という問題について率直な意見を述べている。
両者の主張は、やはり予想通り、小泉首相の行動や政策への懸念から発生するものであることが、文面からはっきりと読みとれる。
両者の主張に共通するものは、小泉首相の精神構造の中に存在する、ある種の幼稚性が、この国の国益を阻害しているとの認識だろう。そして、そんな小泉首相の行動に勢いを得た戦前回帰のような主張を持つ方々が、日本社会の中で多数となることへの警鐘を打ちならしている。
戦後社会が、戦争復興のどさくさに紛れてなおざりとしてきた、あの戦争を遂行した責任の所在を日本人の手で明らかとする。そんな行為を、両新聞が共闘して行っていく。
この文章は、ひじょうに解りやすい主張であるところからしても、今後の日本社会の有り様を示唆する重要なものとなるような気がする。
| 2006年01月08日(日) |
新春ふれあい大会 西条市成人式 注目情報 |
朝９時から開催の 校区新春ふれあい大会 に参加。今年で１９回目となるこの大会は、校区内に設定された約５ｋｍと９ｋｍのコースをヲォーキングするというもの。
私は今年も短い方のコースを、地域の知人と語らいながら歩いた。
家を出るときの気温はマイナス１℃。だが、時折顔を出すお日様で暖かい。
ーーーーー
１３時から西条市ひうち総合体育館で開催の 西条市成人式 に議員来賓として出席。合併してから初めて、一会場での開催。
体育館アリーナ一杯になった新成人を見ていると、時代を反映して興味深い。振り袖の一団と没個性な黒背広の一団、中に混じっているカラフルな紋付き羽織袴姿はご愛敬か。
良くも悪くも私たちの老後はこの子達に託さなければならないのだから、この難しい時代をたくましく生き抜いてほしいものだ。
ーーーーー
「ひうち会館」周辺を歩いていたら、思わぬ注目情報が入手できる。
松山から来ているという、犬の出張ボデーシャンプー屋さんの車が停まっている。月に一度ここを訪れているのだが、西条市では思わぬ良い商売が出来ているとのことだった。
小型犬で２５００円、大型犬なら５０００円の料金でも、結構需要があるようで、月に２度訪れるように増やそうかと考えているとのこと。
地域を回っていると、お座敷犬が増えていることは感じていたが、その飼い主がこのような事にお金を使い、新たなビジネスチャンスを生み出しているとは、ちょっとした驚きだった。
その需要を西条人が上手く掴んでいるとはいえないようだが。
ーーーーー
気になっていた西条市ひうち陸上競技場スタンドコンクリートのひび割れその後を視察。問題箇所をダンボールで覆っている事は確認する。
この施設の建築施工に関しての注目情報。
「この施設のコンクリート打ちっ放し部分は、その工事施工の時にコンクリート打ちっ放し用の型枠を使っていないですよ」「打ちっ放しコンクリート用の型枠を使った仕上がりは、表面がつるっとしています」「このコンクリートは、施工の時、それ用の型枠を使っていないから、少ししたらひび割れたり剥がれたりするんですよ」
という内容。
私は建築の専門家ではないから、この情報の真贋は分からないが、建設後５年くらいしか経たないコンクリートがこんなに脆いのなら、それはそれなりの理由があると考えなければならないのだろう。
６０年１００年くらいは持つと言われるコンクリート。それだけの期間を持たすには、それなりの工事仕様が有るということなのだろうか。
西条市のフィールドスポーツの向上を願って、２種陸上競技場としての整備を要望してきた私としては、この施設の行く末を見守って行く義務がある。
それと、現在問題となっている 西条市新図書館建設 に関して、スーパー施設として使用されていた老朽コンクリート構造物が、リフォームして利用するに値しない物であることも、建築の専門家なら理解している可能性も無きにしもあらず。
「あんな建物をリフォームで使うとは」と腹の中で笑っているとしたら、何ともやりきれない限り。
形を変えた ＳＡＩＪＹＯ ＡＮＥＨＡ さん問題 とならないよう祈るばかり。
現場には、やっぱり情報が一杯ある。
現場を歩いていたら、情報があちらから歩いてくる。
| 2006年01月07日(土) |
映画「男たちの大和」鑑賞 |
北風が吹き、時折みぞれが吹き付ける寒い一日だった。
昨日に続いて庭木の剪定作業。粗方終了。これで心おきなく外の仕事にかかれる。
夜、妻と二人で映画鑑賞。
新居浜の映画館は、どちらか５０歳以上の夫婦は一人１０００円の格安料金が設定されているので、妻を誘って雪がちらつく中を出かける。
正月映画に用意されたであろう、ハリーポッター、ゴジラとある中で「男たちの大和」を選ぶ。
戦艦大和といえば、近頃の若者ならば「宇宙戦艦大和」から思い浮かべるイメージを持つのだろうが、私のそれは小学生時分のプラモデル作りがすり込みとしてある。
親戚の叔母さんからもらったお年玉を手に、西条駅前通りにあったプラモ屋さんに走り、ショーウインドに飾られた大和を手に入れる。指に粘つくセメダイン。独特な匂を嗅ぎながらの悪戦苦闘の末に出来上がった大和の雄姿は、そのたどった運命を知るよしもなく小さな胸が躍ったものだ。
小さな時のそんな郷愁に浸る私の映画鑑賞は、いつもの悪い癖である「芸術作品を評論してやろう」との不遜な考えから解放され、２時間半、ただスクリーンに映し出される映像をスーと受け入れていた。
そんな私とは違って、妻の鑑賞評論はシビアだった。
物語の先導者として設定された鈴木京香の実年齢に違和感がある。３月の呉が桜が満開のわけがない、それに母子の別れに雪が降っていた。コンピュータグラフィックなどというのが出来て、安易に画面に挿入するから映画が安っぽく見える。
などと、私を現実社会に引き戻してしまう。
あああー 映画「男たちの大和」を見るなら、男一人で見ることを勧めたい。
ロシアバルチック艦隊を殲滅した日本海海戦の勝利が忘れられず、すでに時代遅れとなっていた巨艦巨砲時代最後の戦艦として登場した大和。
その最後も無謀な特攻出撃だったとの歴史の事実。
日本人の精神主義が作り出した、戦艦大和は、その美しさが今も息づいているようでなおさらにたどった運命が虚しさを誘う。
朝７時の気温０℃。日中の最高気温が４℃ほどまでしか上がらない寒い一日。日本海側では大雪の被害が出ているとの報道がある。
昼間は、普段ほったらかしにしている庭木の剪定作業。
手元が暗くなってから本屋に出かける。昨日の日記に書いた「論座」を買うつもりで２軒回って探したが売り切れの様子。店員さんに言って注文。
ついでに「かおり風景１００選」紹介本も注文しておく。
こちらの方は４日に市役所庁舎を回った時、パンフレット置き場に置いてあるのを見つけ、西条市の金木犀も含まれているので手持ち資料に加えておくための注文。
平成１４年４月が初版なので、既に絶版の可能性があるが、あれば良である。
発行元がフレグランスジャーナルという聞き慣れない所だが、何だかロマンチィックな雰囲気が醸し出されるようで心引かれる。
この１００選選定も、何だか 指定されただけ のような状況だが、他の選定箇所がその後町づくりのためにどんな取り組みをしているのか、おりに触れて調べてみる価値はあると思っている。
夜は、書斎の資料整理。棚が満杯状況で、新しい議会資料を整理出来ない状況となっているので、古い資料を整理しようと試みている。
９０年くらいから急に増えだした資料は、その大半が文化関係のもので占められている。その当時はボランティア活動の仕掛けのために必要なものであったのだが、現在は政治関係の資料を項目毎に収集するほうが主流となっているので、後ろ髪を引かれる思いだが心を鬼に 廃棄処分 へ。
あの当時は新聞や雑誌に文化関係関連情報が多かったけれど、現在では少なくなったようで時代の変化を肌身で感じるようだ。
人々の生活が、それだけ心のゆとりを無くしている事を反映しての事だとしたら、なんだか寂しいかぎり。
文化関係の資料の中に、時折混じって出てくる西条市や周辺地域の時事ネタ資料は、当事者の写真顔も若く、時の経過を振り返り苦笑。
| 2006年01月05日(木) |
読売新聞と朝日新聞の共闘 ？ |
朝日新聞の月刊誌「論座」の宣伝広告に
「渡辺恒雄氏（読売主筆）が朝日と共闘宣言」靖国参拝 歴史認識 アジア外交
との文字が踊っている。
朝日新聞と読売新聞といえば、その編集方針が右と左、水と油くらいの違いがあり新聞発行部数争いを演じる犬猿の仲との評価が世間相場だと思っていたのだが、この状況はどうしたことか興味津々である。
７８０円払って購入し、読んでみる価値はありそうだ。
察するところ、小泉政権の国内評価とは裏腹に、そのタカ派的独善行動が外交に及ぼす影響が顕在化著しいところからの、報道界からの警鐘行動なのか。
それとともに、小泉首相の任期が９月までということから、この政権が既にレームダック（死に体）となっていることを表す兆候なのか。
小泉改革路線をハヤシ、景気回復を喜ぶ世間の陰に隠れて、進みつつある日本孤立化の状況を憂いての朝日、読売の共闘だとすれば、事態は深刻だと思うのが妥当なせんか。
| 2006年01月04日(水) |
新年市民祝賀会 など |
２００６年最初の公式行事 「新年市民祝賀会」に出席。
この行事には旧西条市の時から出席しているが、新市となってからはその参加者も倍近くになり、見知らぬ顔ぶれに多くお目にかかる。
これからどれくらい回数を重ねれば、そんな違和感を感じなくなるのか。式典と祝賀会合わせて１時間の日程を、最後まで参加している方々を見届けながら、その道のりの遠さを感じるばかり。
「西条産業情報支援センター」での新年賀詞交換会を覗いて見る。参加者の胸に付けられた名標を読んで見るだけでも、覗く価値有り。この施設に集う方々が、その活動を通じて地域にどんな貢献をしているか。他の情報を重ね合わせて分析するのも一興。
市役所庁舎等を訪れ、様々な情報収集。
進展している事業、滞っている事業、様々な様子を把握できる。
愛媛新聞に０２年１１月に連載された「松山新水源の壁」Ｎｏ１を入手。
良い参考となる。
このところ空前のお笑いブームのようだ。
このブーム、ＴＶ局の安直な番組制作意図に乗じ、吉本興業の企業努力が重なってもたらされたような気がしないでもないが、芸人それぞれの出し物を見ていると、確かに個性豊かで面白い。
その時事ネタは、そこいらの政治評論家のそれよりも的を付いているのだから、聞いているこちらが思わず見入ってしまうほどである。
吉本興業にはお笑い芸人だけではなく、そんな芸人にネタを提供する本書きも多数抱えていることが窺える。
だが、どのＴＶ局もどのＴＶ局も柳の下の泥鰌を狙って、ゾロリ番組ばかりとなるとどうもいただけない。ＴＶのスイッチを切ってＰＣに逃避してしまう。
そんなお笑いブームに乗じた訳でもないのだろうが、今年の勅題が「笑み」である。
ちなみにこの最近の勅題は
平成１７年「歩」
平成１６年「幸」
平成１５年「町」
平成１４年「春」
平成１３年「草」
平成１２年「時」
平成１１年「青」
となっている。
改革の名の下に、既存の価値観が壊れようとしているようなご時勢。せめて天皇家が受け継いできた日本のよりよ良き伝統文化が、次の時代にも変わらず伝え発展していってもらいたいものだ。
そんな気持ちにさせられる、今日。華道教室の初生け式に出席。
| 2006年01月02日(月) |
黒瀬ダム松山分水について� 峅論酲 � |
正月なので政治関係の事は外して過ごしたいと思っていても、議員とは因果なもので、どうしてもそちらの方に思考が向いてしまう。
書斎に篭って保存資料の中から「松山新水源の壁」という愛媛新聞の特集記事を探し出し改めて読み返してみる。日付が０２年１１月１０日から１７日までの７回シリーズだが、Ｎｏ１が無い。
松山市の水問題の記事をファイルしている理由は、「どうせ行き着く先は西条に向いてくるだろう」との懸念が頭をよぎったのだろう。「残念なことに」当時の予測が当たり、この資料が約３年ぶりに日の目を見て、必要となるとは遺憾ともしがたいものだ。
その資料のなかの ０２年１１月１０日の記事中に
河川法では、新たに水利権を得ようとする側に河川の利用状況や環境調査を義務付けている。具体的には、他の水利権者や、農・漁業、舟運に支障がないこと、水量、生物の成育、地下水への影響の有無など。新規利水が既存利用者の間に「割り込む」形になるため、現実的に取水が可能なことを受益者に証明させるためだ。
つまり、面河ダムの水転用には、農業、工業両用水に余裕があるとの根拠を示さなければならない。黒瀬ダムの場合も西条市の地下水に影響がないことを証明する必要がある。
とある。
規制緩和のご時勢だが、この河川法の解釈は３年前と変わっていないのだろうねえ。
他の水関係資料を読み返し、改めて愛媛新聞０５年１２月１６日の社説を読んでみると、やはり「とんでもない、松山側だけからの理論を書いている」との私の感想は揺ぎ無い。
ある方からのメールで、松山分水は「西条がだめだと言えばこの話は急速にしぼむ」と指摘されていたが、ちょっと調べれば、やはり分水のハードルは高いことが証明される。
それを西条が明確に言わないのは、この機会を通じて西条圏域の水問題を中心とした様々な案件を改善したいとの、共通認識があるためだと私は感じている。
今日の日記の表題、適当ではないなあ。西条水事情として書くほうがよさそうだ。
| 2006年01月01日(日) |
穏やかな年明けとなった |
２００６年の年明けは朝から快晴となった。
昨年末は寒波の来襲によって、厳しい冷え込みが続いたが、年明けにあたりまづは穏やかな気分で迎えられて何よりである。
朝から、年末に片付けできなかった仕事に取り掛かり、午後には下の娘と二人で氏神様への初詣。続いてお年玉での買い物のアッシィー君。正月元旦から開いているのが常識となったスーパーは、玩具売り場を中心に大賑わいである。
夜はウイーンフィル ニューイヤーコンサートの衛星中継をＴＶ鑑賞。
昨年来西したチェロ奏者の直樹ヘーデンボルグ氏の兄の和樹ヘーデンボルグ氏がこの管弦楽団で活動していると聞いていたが、ＴＶに映し出された弟と瓜二つの姿になんだか親近感を持ち、このＴＶ鑑賞をいっそう楽しいひと時とすることができた。
プログラムの大半はヨハン・シュトラウスのワルツやポルカだったが、モーツアルト生誕２５０年を記念した「モーツアルトイヤー」の幕開けを彩る曲も挿入されており、演奏会をいっそう華やいだものとしていた。
正月早々に書斎資料の片付け作業。
指定管理者制度、水問題、図書館建設、農業関係資料、福祉施設資料、議会関係資料、昨年の質疑・質問資料と分類項目が益々増えるばかりで、どうにも整理が追いつかない状況ではある。
さてと何から手をつけるかだが、「同時進行で」とならざるをえない２００６年のようだ。
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