| 2005年01月31日(月) |
西条高校 春の甲子園へ |
西条高校が１６年ぶり５度目の甲子園選抜大会への出場が決まった。
明日は南予では雪の予報が出るような今年一番の寒波模様のなか、西条には一足早い春風が吹いた。
用事があり学校の前を通ると、お堀の中には何時になく多い自動車が駐車している。そうか報道関係者の車なのかと納得しながら夕刻の朗報を待った。
決定の知らせがもたらされると、早速、学校前では号外新聞が配られ、用意していた垂れ幕が吊され、祝賀ムードを盛り上げていたそうだ。娘がもらってきた新聞の号外報を、隅から隅まで読んで出場メンバーの情報などをインプット。
昨年は、自治体合併による 混乱 に加え、台風災害を被るなど、心が沈む出来事ばかりが目立った西条であったが、年が明けてこれはさい先の良い一年となりそうな予感。
大会は３月２３日（水）から１２日間の予定。
３月議会は１日開会予定で３月２４日の最終日で解散の予定なので、甲子園までいく事ができるかどうかは今のところ微妙。
地元高校の野球部の活躍をきっかけとして、スポーツ関係に限らず様々な波及効果をもたらすことを期待する。
| 2005年01月30日(日) |
総合福祉センター敷地内禁煙要望があった |
「５００万人トーチランｉｎえひめ・プレ西条大会」が西条総合福祉センターを主会場として１３時から開催された。
私は他の予定があって様子を見ることができなかったのだが、この催しにトーチランのメンバーとして参加した息子が、一言私に言った言葉が「お父さん、福祉センターの敷地内を禁煙に出来ないの」。
この催しに参加した感想が、福祉センターの敷地内でのタバコ喫煙者への嫌悪感しか口をついて出てこない。トーチランがどんな様子だったのか知りたいと思っても、こんな案配では私の質問は受け付けてくれないようだ。
総合福祉センターの施設内はオープンの時から全面禁煙となった。
公共施設内禁煙実施への質問に対して、一色議員は「西條市のタバコ税がいくらあるかご存知か」という答しか返ってこない状況の下では、健康日本２１での禁煙実施の項目が法的に設定されなければ公共施設内での分煙も実施できない。
そんな 健康増進意識の遅れていた（過去形です）この地の状況で、福祉センターでの全面禁煙の実施は遅れを取り戻す格好の事例となった。
だが、それでも不足があったようだ。
歩きタバコ規制が拡大していく状況のなか、施設内禁煙は常識。そこから拡大して敷地内禁煙も実施する必要がある。
学校施設では既に実施済み。
次は 福祉センター敷地内・体育施設敷地内・公民館敷地内等の公共施設敷地内から始めましょうか。ね
といけば理想だが、新年度予算では各公共施設内での分煙機設置費用が 引き続いて 出てくるんだろうなあ。
出てくるのなら、また、設置費用削除の修正案を出してみようか。これなら超党派で賛成する人がいるかもいれない。
書き進んでいるうちに指が滑ってあらぬ歌劇 違う 過激文章になった。
禁煙率の数値目標達成を目指して、まずは努力に期待しよう。
| 2005年01月29日(土) |
防災意識啓発事業について、究極の議員活動は |
昨年の台風災害は、西條市民の防災に関する意識を根底から覆すほどの衝撃を持ったと思う。
台風２１号災害での死者４名。それに東予市職員の災害復旧ボランティア最中の殉職に触れなければならない。
そんな犠牲者に対する追悼意識を忘れず、将来にこの経験を活かしていくため、市行政は何を成すべきか。市議会では１２月議会での質問に登壇した３３名中１３名が災害関係の質問を取り上げた。
防災は自助・公助・共助の組み合わせによってその効果を最大限に発揮する。
行政の取り組み方向をチェックする役割を担っている議員として、理想的な方法をこの地で実現するためどんな活動をすれば良いのか。
私は、そんな自分の役割を果たす方法を、今回は「ヘリ視察予算」の削除という修正案提出という形で取らせてもらった。
なぜそんな方法を取ったかというと、ヘリ視察が「最小の予算で最大の効果を上げる」というところで疑問だったからが第一。そして、この予算を提案した方の説明では「ナゼこの方法なのか」が分からないところが第二。「市では、こんなことヤルと言っているけどどう思う」と私の周囲の人に聞いて回ったら、ある方などは「○○じゃないん」と呆れていたのが第三。
そして修正案に対する反対討論を聞かせてもらい、結局修正案が否決されたという事実を踏まえた上で 今 考えていることは、
「ヘリ視察予算の削除」に留まるのではなく、「自主防災組織育成事業」として
・平成１６年台風災害被災状況説明資料作成費（ビデオ・被災位置図等）
・被災地視察のための経費
・自主防災意識啓発資料作成費
・自主防災組織についての活動先進地視察事業費
・防災計画策定委員会運営経費
等の事業予算を編成して、逆提案すれば良かったと思い至っている。
それを実行するためには、予算の積算という行政マンの仕事の領域まで立ち入ることとなる。だが、議員たるものそこまで出来なければ、この仕事を極めることは出来ないように、今回の経験を通じて感じている。
さてもさてさて、何処まで続くこの道ぞ。
この項一応の了。 折に触れて、この項目の事後報告と新たな展開報告に請ご期待。
この問題に関して掲示板に投稿有り。自分の行動を総括する上で良い参考となった。「民主主義は正義と正義の議論である」か
| 2005年01月28日(金) |
被災地ヘリ視察と中高生海外派遣を比べてみれば |
１３日の「消防教育委員会」での議案審議内容を、２４日の議会最終日に委員長が報告する。その中に中高生海外派遣事業に言及した項目があった。
その内容は旧小松町では特定の生徒だけが海外経験をする事業よりも、生きた英語を全生徒に学んでもらうためＡＬＴ（英語補助教師）を多人数迎え入れていた。
という事業の紹介だった。
旧西條市では、中高生海外派遣事業もＡＬＴ招致事業も同時に取り組んでいたので、その方向で全市に広げる方針とのこと。
旧小松町の方針はそれはそれで一つの見解だが、この方針を支持し紹介した方が、「特定の者だけが経験する」ヘリ視察を諸手を挙げて賞賛したのにはオヤオヤと思ってしまった。
このような行為と思考をダブルスタンダード、二重基準というのではないだろうか。
「中高生海外派遣事業」は、確かに特定の生徒だけが経験出来ることであり、この選別に外れた方からは批判がでるだろう。
しかし、事業実施に当たってそのような批判を受けないために、どんな方針で臨んでいるかを見れば、この事業が将来ある子供達に国際経験を積んでもらうために必要なのものであると理解してもらえるだろう。
まず、この事業に選ばれる機会が中学校時代と高校時代との２回あるということ。
派遣に選ばれたら、事前の研修により、心構えをしっかりと教えられる。そして、帰国後の事後報告会により、事業実施による効果を検証し、その経験を自分のものとすると同時に周囲に伝え広められるようにする。
さらに、地域の国際交流団体の活動に参加するなどして、国際交流の担い手となるよう行動していく。
この海外派遣事業は継続事業である。
事業実施にあたってこのようなマニュアルを作り実施することで、「特定な者に多大な税金をかける」事業が、それも必要であると社会から認められることとなる。
ひるがえって、今回のヘリを使った被災地域視察事業が、その目的とする効果を得るために、周到な準備とあとのフォローが出来ていると言えるだろうか。
どのような方々がヘリに乗り、そして今後旧西條市域で予定される自主防災組織の立ち上げにどんな貢献をしていくのか。５４０万円が、生きた税金の使い方となるかどうか、この事業予算を発案した方にあとの責任があることは明々白々。
責任の果たし方の目安は、自主防災組織結成のための予算をどれほど準備するのか。さらにその予算でどれだけの組織率を上げることができるか。
議案４０号修正案を提案した一色達夫の真の目的はそこにある。へへへ
つまり、修正案に反対討論をした消防団員を兼ねる２名の議員と目指すところは同じなんだよね。
| 2005年01月27日(木) |
議案４０号修正案に対する 質疑 に備えて |
「災害地域視察事業」におけるヘリコプター借上料を削除する修正案の提案説明文を作成するに当たって、配慮したことは、提案説明は５分程度で収まるようにすること。
そして論旨が明確に聴衆に伝わるような簡潔な構成とすること。
出来上がった文章を妻に読んでもらって感想を聞いたら、「何時もと違ってクドクなくて分かり良いわよ」と言ってくれた。修正案に賛成する議員に見てもらったら、「一色さんは優しい文章を作るね。私ならもっとキツイ表現になる」などと言ってくれて、意を強くした。（皆さんおだてが上手い）
議場での提案者は議員からの質疑を受けなければならない。
それに備えて準備を念入りにすることになる。
資料として準備した一番は、新居浜市が発行している９月２９日の台風２１号での被災状況位置図と「８，１８集中豪雨及び台風１６号、１８号、２１号による災害復旧関連補正予算額一覧表」。
新居浜市では、この資料に２３号関係が付加されて総額６５億の災害復旧予算となる。
この資料は、昨年１１月２５日に開催された平成市議の会「大洲研修会」で、新居浜市市議から提示を受けた。
この災害状況位置図と復旧予算一覧表があれば、新居浜１２万市民全てが昨年の災害状況を把握することができる。
ひるがえって西条市では、市民の皆さんに災害状況を説明するための「啓発」資料を、どう準備したのか。わざわざヘリを借り上げて騒音をマキチラサなくても、災害状況を風化させないための啓発活動はできる。空から見なければ分からないという理論に固執する必要はない。
こんな答弁を準備していたのだが、修正案の提案当日は議員からの質疑がなく、そして修正案に対する反対討論３名の登壇となったワケだ。
西条市でも台風２１号災害状況位置図を作っている。その資料は昨年１０月２日に議員宛ＦＡＸでもたらされた。この資料によって私は西条市での災害状況の全体像を把握し、被災現場を順次見て回る事ができた。被災後３日にして西条市の被災状況を把握するに当たっては、市役所職員総出での仕事であったことは容易に想像が付く。
自然災害は必ずおこる。その備えのための住民意識を喚起するため、行政がどんな事業を展開していくかを考える場合「最小の予算で最大の効果をあげるため」手段を選ばなければならない。思いつきで何か目立つ事業をやればそれでＯＫではあまりにも芸がないではないか。
ヘリ借り上げの目的は、防災意識の喚起により自主防災組織の結成を計り、防災計画作成に活かして行くため。と説明している。
自主防災組織結成は、今後取り組むべき事業であることはすでに日記に書いた。
西條ではその組織率が限りなくゼロに近い自主防災組織について、組織推進規程や組織活動マニュアル等の資料。それと昨年の災害状況を伝える新聞記事のファイル。地元新聞に連載された「台風連鎖 一部から三部まで」。そんな資料を準備。
質疑への答弁に備えて資料を読み返す過程において、地域防災への取り組み内容を整理することができた。これは余録ですね。
議員はいつもなら提案者に対して質疑する方なのだが、こうやってたまに質疑される側に廻ってみると、議員の質疑に備えて準備をしておく行政担当者の苦労が理解できるようだ。
| 2005年01月26日(水) |
議案４０号修正案に対する賛成討論・反対討論 |
２４日の本会議での「被災地域視察事業」におけるヘリコプター借り上げ料５４０万円を削除した修正案に対し、一名の議員から賛成討論 と 三名の議員から反対討論 があった。その内容をメモしたのだが、列挙してみる。
・賛成討論
合併４２億の財政調整基金があったが、その取り崩しが１９億（一般会計において）。他に災害復旧予算での基金取り崩しあり（３億）。平成１６年度末で１９億となる。財政逼迫。そんなときにムダ使い。
山間部には高圧電線が張り巡らされている。危険を伴う。悪天候による事業実施懸念。ヘリ騒音による被災地域住民が悪感情を持つ懸念。同じ所を２０回も飛ぶ。
・反対討論
・災害復旧予算に異論を唱える余地はない。ヘリコプター先進的事業。記憶に長く留める。
・多くの市民が参加して空から災害状況をのぞく。大きな考えを持ち口伝えで広める。県内に例がない事業で、意気込みを評価。水源保護。治水は治山に有り。台風に対する意識を風化させない。
・中越地震、スマトラ島災害。一時ほど語られなくなった。人の記憶から薄れている。子供に人命の尊さ 災害の記憶を風化させない。この記憶を語り継ぐ自分の目で見て考える事業と評価する。たしかに多大な費用を要するが。
反対討論を行った前の２名の議員は、消防団員としても活躍している。台風２１号時も出動した経験を持って、今回のヘリ予算を削除した修正案に対して反対討論に立っている。
そんなところを考慮して考えれば、この２名の意見は拝聴に値する。
所管委員会でもヘリ視察に賛成する議員から「（この事業を？）プラス思考で考えるかマイナス思考で考えるか」との発言があったが、防災意識啓発事業として、今回の予算を削除してなにもやらないことよりも、「事業を実施することによる効果を期待する」との思考によっての「ヘリ視察」への評価のようだ。
あと一名の議員は、子供のための事業という観点を前面に押し出しての討論であったが、並べられた言葉が１１日の質疑に対する答弁とそっくりだとの印象を私はもった。
今回の修正案提出を報道した新聞記事を読んで、その行動を評価するとのメールをいただいた。（この方は掲示板に投稿したいと思っていたのだが、調子が悪くてメールにしたとの言葉を添えていただいた。今回の掲示板は、再度変更したほうが良さそうだ。上手く動くようになったらメールの文章を掲示板に貼り付けたい。）
今日お会いした方は、「私もヘリコプターに乗ったことあるけれど、怖くて下など見ておれなかった」と語り、１２万人の内の１００人が見てどんな効果があるの。乗った人が今後のためにどれほどの活躍をするのか疑問だ。と憤慨していた。
やっぱり、人それぞれ感性によって捉え方が違うようだ。
「民主主義は正義と正義の議論である」か
| 2005年01月25日(火) |
平成１６年１２月議会での 長かった８日間 |
昨年の１２月１４日に開会された新西条市での最初の議会は、途中年末年始の休み期間をはさみながら、昨日、長かった会期を終了した。
昨年聞かせてもらった、３日間で３３名の議員による質疑・質問も、その内容を咀嚼し全ての議員の思いを理解するには時間がかかりそうだ。また、それに加えて１１日に追加提案された４２億円におよぶ補正予算の執行状況も気になる。
合併による事務事業一元化のなかで、いわゆる 積み残し 状況のものがその後如何に推移するのかを、自分の思う方向に行くよう見届ける作業もある。だが、そんな案件を処理する間もなく、次から次に新しい仕事が湧いて出てくる。
今議会で、私が焦点を合わせたことは、２市２町が合併し、その初めての予算の中にどんな事業が含まれているのかということ。これは、暫定予算から比べて新しいものは見あたらないように思っていたが、事業毎の詳細については、旧西條市以外の１市２町でのものはまだまだ理解不足であることを痛感した。
予算書に目新しいものがないのなら、一般質問での答弁の中に新たな芽を見つけだせるかどうかなのだが、産業振興条例の制定ぐらいかなという印象を持った。
補正予算は年が明けての８日（土曜日）に配布されてきたのだが、災害復旧予算で占められた中に一点、「被災地域視察事業」としてヘリコプター借上料５４０万円があることに違和感を持った。
西條での新規事業として出てくるものは、その事業名をＨＰ検索にかけると国や県の補助金絡みものはあらまし理解できる。その作業を経てから担当部署に出向き内容を聞き、そして関係地に出向いて現場確認・関係者との話をもって事業の詳細が掴める。
こう手の内を明かすのは、これまでの私の活動が、「事業が予算化されてからの後追い作業でしかなかった」のではないのかという反省からだろう。
予算化されたものは、もう意見をいっても内容変更は利かない。事業が実施され予算が消化されたのちに、その状況について良かった点と反省点を検証し、そして次の事業に活かすというタイムラグを生じる。
常に提案ありきでものを言い、代案を標して議論する。
最近、民主主義は、正と悪との戦いではなく、正と正との議論であるとの言葉を見いだして、自分の理論への陶酔ばかりでは他人は理解できないと思い至った。
話を元に戻そう。
「ヘリコプター借上料」への疑問は１０日の日記に書いた。そして迎えた１１日なのだが、この日の質疑でますますこの事業に対する疑問が大きくなってしまった。
ならば議員としてどうする。所管委員会での議論を聞き、疑問が払拭できればそれで良し。できなければ本会議で事業に対する反対討論をするまでのこと。
だが、それだけでは従前の西條市議会での行動と違いはない。議員の仕事の可能性を広げる行動として、絶対権力者と対峙する方法はあるはず。
そのひとつとして思い当ったのが議員提案権を行使すること。議員定数の１２分の１の人数で議案が出せる。
旧西條市議会では３名で提出でき、「自治体合併の可否を住民投票で決する条例」を提出したことはあるが、今回は予算に対する修正案ということで初めての経験ではあった。
提出の仕方は、この事業に疑問を持つ他の会派の議員に任せ、この会派の４名と私たちの会派の中で賛同者を募って７名にすれば良いと思っていたのだが、そう上手くは行かないのが人の感情というものであった。
事業予算に対して疑問を抱いていても、自分のこれまで持ってきた思想信条と相容れない方々と同調しての行動を良しとしない。内容の善し悪しとともに、誰とともに行動するかについても、人が動く重要なポイントとなる場合がある。
修正案提出に至るまでの長い８日間が始まった。
一時、修正案提出は断念する状況であったのだが、修正案の提案説明文を私が書き、本会議で登壇して説明して議員からの質疑を受けるということで、最終的な調整を計った。
会派代表が前面に出てヤルというのなら名を連ねましょうとの返事がもたらされ、私からお礼の電話をかけるとき、一人の理解者を得ることの難しさと同時に得られたことの無上の喜びを感じた。
それが、私よりも２０年も３０年も長く人生の経験を積んだ方ならばなおさらの事だった。
自治体合併によって、議員として新たな人と仕事に出会って３ヶ月。
それに、「民主主義は正義と正義の議論である」との言葉に出会った今日、権力者に媚びを売り人を叩きにかかるお方に対しても、それも、自分の知識を広め見識を深めるための一つの過程での出会いかと達観。
昨日までの議会での疲れを癒すためもあり、妻とともに文化会館での催しに出かけた。
今日の出し物は「ふるさとキャラバン」という有名な劇団のミュージカル「四国みちぶしん」。主催は「西条市四国みちぶしん実行委員会」。窓口は西条市役所建設部が受け持っていた。
２時間半、ある意味で楽しめた。
もう一昔も前になるが、この劇団との出来事を思いだす。
その事はもういいか。
この１０数年、私は相変わらず一所懸命にこの地を耕すばかりだが、この劇団は国土交通省御用達にご出世しているのだから。
| 2005年01月24日(月) |
１２月議会最終日 議案４０号の修正案提出 |
2005年１月24日
議案第４０号、平成１６年度西条市一般会計補正予算（第１回）に対する修正案について 「提案説明」
提出者 西条市議会議員 一色達夫
「議案第４０号、 平成１６年度西条市一般会計補正予算（第１回）に対する修正案」について、提案理由の説明を行います。
昨年１１月１日に 新西条市が誕生して初めての予算についての補正案が、
さる１月１１日に市長より提出されました。この内容は、昨年の台風２１号、２３号などで被害を受けた道路、河川、農林業施設などの復旧費 など４２億３４０万円です。
昨年は、記録的な数の台風が日本本土に上陸し、各地に大きな災害をもたらしたことは 今でも記憶に新しい出来事です。 中でも台風２１号による記録的な集中豪雨は、私たちの地域に対して死亡者を伴う かつて無い災害をもたらしました。
石鎚山の恵みにより、自然災害が少ない地域であると思っていた私たちにとって、昨年の台風災害はなおさらに衝撃的な出来事でした。災害は他人事ではなく、自分達の身の上にも降りかかるのだという認識を持つに至ったと思います。
この災害から立ち上がるべく、市民の多くが災害復旧ボランティアに参加し、行政当局は被災状況の迅速な把握に務め、より効果的な対応により、災害現場の復旧や被災者の救済に尽力されました。このような行為に改めて敬意を表するものです。
また、今回の補正予算は、自治体合併に伴う事務事業一元化作業などの多忙を極めた時期にまとめ上げられたものであり、その点に関しても、行政担当者のご苦労に対し感謝するものです。
もとより、今回の４２億円の補正予算は、被災地の一日も早い復旧に欠くことの出来ないものであり、賛意を表すものです。
しかし、歳出の９款消防費に計上されている 災害地域視察事業 については、理解し難いものがあります。
この事業は市民約１００人を２０回に分けてヘリコプターから被災現場を視察する経費５４０万円であり、公募した市民や各種団体の代表に乗ってもらい、被害状況の再確認により災害に対する理解を深め、これからの自主防災組織づくりや 防災計画の策定に生かしたい。との事でした。
地球規模での異常気象が日常化してくる状況や、南海地震の発生が懸念されることなどから、より多くの市民の皆様の防災意識啓発活動が、これからの行政の取り組むべき事業として欠かせないことは皆様異論の無いことです。
そんななか、特定の人数に対して多大な経費をかけるという今回の事業は、
「最小の予算で最大の効果をあげる」という自治行政の本旨に照らして見た場合、はたして最良な事業であり、この時期での実施が妥当であると言えるでしょうか。
市民意識に対する啓発活動について様々な案を持ち寄った上で、内部的に十分な検討を加え、厳選し精査した事業であるのかどうか。今回の予算に対する１月１１日の本会議での質疑や、所管委員会での審議過程を通じて明らかとなった提案者の説明では、この事業に対する疑問を払拭するには至りませんでした。
よって、ここにこの事業予算を含む議案４０号に対する修正案を提出するものです。
議案の内容につきましては、お手元配付の資料のとおり 歳出 ９款１項消防費の ４目防災費 １４節 ヘリコプター借り上げ料 ５４０万円の削除。
ならびにこの歳出相当額の 歳入１７款１項 基金繰入金の減額です。
議員各位におかれましては、本案へのご賛同を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。
本日開催された平成１６年度１２月議会最終日の本会議に、私が提出者となり７名の議員の賛成のもと、議案４０号に対する修正案を提出した。
上記文章はその提案理由の説明全文である。
結果は８名の賛成者のみで否決となったが、この修正案提出までに至る経験は、私にとって人生における財産となったように思う。
それは大政翼賛議会に対して一石を投じてやりたいとの功名心が皆無だったとは言えないが、そんなことよりも、自分の感性を信じて人に訴えていくことで、これからの議会活動における展望が開かれた事を喜びたい。
帰宅して今日の成果を妻に告げた。
私・修正案に対して３人も反対討論があったよ。
妻・ふーん。それにはビックリね。それでどんな理由でなの。
私・子供達に人命の尊さを教え災害の記憶を風化させないで自分の目で見て考えるための事業として是非に必要な事業なんだって。
妻・そう。時々いるわね、何かと言うと子供のためとすぐ言う人。子供を出せば免罪符が得られると思っているのでしょうけど、５４０万円あれば毛布が何枚買えると思っているのその議員。西条の緊急避難所には毛布一枚置いていないのでしょ。
人のしがらみで建て前と本音が違う男と違い、女性はその点的確な判定を辛辣に下すのだろうか。それともこれもやっぱり感性の違いか。
妻と話しながら、そんなことを思い、議会での疲労感がほぐれていくのを感じる。
| 2005年01月23日(日) |
西条市民耐寒マラソンの見学 など |
ひうち陸上競技場で開催された「市民耐寒マラソン」の見学。会場に着いたのは１０時頃。既に小学３年生までの競技は終了していたが、あと予定の４・５・６年生と中学生の部 一般の部 を見学させてもらった。
愛媛では唯一の２種陸上競技場として、その有効利用状況を経時変化で見守っているのだが、年々それなりに定着している様子に顔がほころんでいる一色達夫。
今年の注目点は、小学生参加者の中に自治体合併による新しい名前が見られることだろう。多賀小学校や周布小学校の名前に、この地域の状況変化を実感する。
競技場の設備をフルに活用して、タイム掲示や表彰式の実施がスムーズに行われている様子を確認。これも運営スタッフの努力のたまものでしょうね。
さらに一色達夫の顔がほころぶのは、地元の小学校や中学校生徒が各部で優秀な成績を収めていること。
中学の陸上部は、地元の河川敷グランドを自分達で整備して使っている。そんな光景を目の当たりにしているので、その結果が競技成績に現れていることに感嘆深い。昨年の９月末には折角綺麗に整備していたグランドが、台風２１号での増水で傷んだのだが、めげずにいつの間にかまた元通りに直している。
町場の生徒では味わえない、この地区の子育て環境である。指導教師にも謝謝。
だが、再三要望しているマラソンコースにある怪談 ではない階段のスロープ化が成らないのは誠に 残念。この競技場での新記録の表示もしないまま。
その事を所属委員会での質疑に準備していたのに、質疑を忘れた４項目の一つに入っている。残念。
総合体育館ではバドミントンの大会 有り。
ひうち会館の一階コーヒーショップが、日曜のせいなのかお客さんが（以外と）多い。この施設もこの地で営業することの特色を出せば、それなりに繁盛するのだろう。
夜、明日の開催予定の１２月議会最終日の準備。
| 2005年01月22日(土) |
ＮＦＬ から米国の社会風土を読む |
ＮＦＬがアメリカンフットボールリーグの略であることが分かる人は、日本では少ないのではないだろうか。
かく言う私も一昨年までは知らなかった。それが、息子がファンとなってから引かれるままにＢＳ深夜放送での試合中継録画を観るようになり、今では２月７日のスーパーボールの予想に心躍らせる毎日となっている。
この米国生まれのスポーツの何がそんなに面白いのかというと、それは米国そのものが凝縮されているからだろう。このスポーツの花形選手は、アメリカンドリームを具現するような冨と名誉を得ることができる。今シーズンも残すところあと３試合となったのだが、ここに至るまでの試合会場は超満員であり、それは灼熱の季節から始まり氷点下で雪が降りしきるころまで続いている。
この間のコルツ対ペイトリオッツ戦は、氷点下１０℃の雪が舞い散るなか観衆６万８千の中で行われた。テレビ画面に映し出される米国市民は地元チームの活躍に熱狂し、相手チームに対して一斉にブーイングの嵐を浴びせる。
ＱＢは、米国少年の誰しもが憧れるポジションである。だが、このＱＢを相手の攻撃から守るラインマンは、娘をヨメにやっても良い男として評価されるのだそうだ。その理由は、チームの司令塔をただひたすら守るその誠実さが人間的魅力に繋がるのだそうだ。
ＴＶ画面に映し出される情景を見、解説者の様々な話を聞いているだけでも、自分の知らない米国の社会風土を知ることができる。それは最近やたら注目されている野球メジャーリーグの比ではないようにも感じる。
力と技、大胆さと緻密さ、作戦の多様性、一瞬のうちに攻守が入れ替わるスリル、先の展開を予測する面白さ、チアガールの華やかさ、そのような様々な楽しみ方ができるこのスポーツ。知れば知るほど米国という国の底知れなさを感じてくる。
| 2005年01月21日(金) |
愛媛県警捜査費不正支出問題が拡大 |
各地の警察組織で問題化している捜査費の不正支出問題について、愛媛県では大洲署での問題が新聞だねになっていた。
それは、全国の事例から比べれば一筋の煙が上がる位のものとして、この地のホンのチョットした話題で済みそうな雰囲気が漂っていた。
愛媛県でも実施している「包括外部監査」で、徹底的に明らかとたらどうかとの声があったことは確かなことだけれど、保守一枚岩の行政組織の内部を白日のもとにするには、どうもにも歯が立たない様相だと県民の大方が見ていたのではないだろうか。
今日の愛媛新聞に、そんな雰囲気を根本から覆すような現職警察官の内部告発証言が掲載された。
警察組織は県の行政組織だから、市議としてはその内容への関わりは皆無であるといえる。だが、こと社会の治安維持の最前線組織のことだから、今後徹底的に膿みを出して社会的信頼回復に務めてもらいたいものだ。
そんな想いから、愛媛県内の県議さんがどんな感想をもっているのかと数名のＨＰを覗いてみたのだが、今日のところは期待したような内容のものにはお目に掛かれなかった。
昨年、ある集会での冒頭の挨拶である県議が、「警察の不正経理問題」を明らかにすることは県政の重要な課題ですと話していたが、その見識を評価したいものだ。
私と警察組織との関わりは、そんなに深いものではないだろう。地域の駐在さんとは学校行事などで同席する程度で、他には、最近では信号機設置要望での関わりくらいだろうか。そうそう、祭礼の時の道路通行許可申請で一年に一度はお世話になる。
私と警察との関わりで一番印象に残っている事といえば、平成７年の最初の市議選挙の時のことだろう。
告示一週間前位に、西條署の公安刑事の訪問を受けた。選挙違反の事情聴取かと妻は青くなっていたが、話を聞いてみると、「一色さんはどの政党のシンパなのですか」と聞いてくる。私は無所属ですけどね。と話してあと世間話で帰っていった。
選挙が終わって一週間ほどしてから、再びその刑事の訪問を受けたのだが、その時に訪ねてきた理由を話してくれた。
それによると、私は危険人物としてブラックリストに上がっていたのだそうだ。選挙に出るともなると、自分の知らない所で様々な噂が乱れ飛ぶようで、その風評から私をマークしていたらしい。それが選挙の仕方を見ていたら、聞くと見るとで大違いだったと、その刑事は笑いながら話してくれた。
綺麗で分かり良い選挙をするものですねえ。私もこれまで色々なところを見てきたけれど、公明正大なこと一番ですよ一色さん。そうですかへへへ。私はこれしか思いあたらなかっただけですけど。
その後、警察○○員を長年務めている人物と話した時、その話をすると
そうなんよ、市民運動をしている人は粗方公安がリストに入れているらしいよ。
と言っていた。
へーーー。今まで気にもしたことなかったけれど、警察もムダな事をするねえ。そんなことをして何の意味があるんだろか。
と答えたのだが、そんなところが愛媛の行政風土なのだろうかと、内心背筋が寒くなった。
これも市議ならではの経験か。
今日の日記。書き進んでいるうちになんだか表題とそれた。
専門職といっても自由に時間を使う事の出来る一色達夫は夜型人間である。
夜なべをしている時は、大抵は資料を読み解きながらＰＣに向かい文章を書いている。
４時過ぎ、小鳥 ではないコトリとも音のしない静寂を破って単車の音が聞こえてくる。愛媛新聞を配達して来る音。続いて３０分後にはもう一紙の配達の音が聞こえてくる。
気分転換に地元紙から目を通す。表紙から順に読んでいくのだが、どうしても西条関係の記事が出ていないかどうかが気になるものだ。そこで、よく間違えるのが西予市。西という字に目が吸い寄せられ 西条 か、と思うのだが、残念！！！。
このところこの残念がやたら多い。それだけ西予市関係の記事が目立つ事は既に日記で触れた。
夜型を修正する手段は取るにはとっているが、仕事が立て込み期限が迫ってくると、そんな手段はあまり効果を発揮しないようだ。
今日は、朝から仕事の予定があり早起き。午後も、現在建設中の施設の仕様の気になるところを担当に確認にいったり、依頼事項の確認にいったりと、メモった予定はこなすことができた。
夜は、納屋でパネル作成作業。
旧西條全図をコンパネに糊付けする。このパネルの使用目的は企業秘密。
１２時も過ぎて仕事が片づき家に入ってみると、こたつを囲んで妻と子供達が盛り上がっている。自分が夜型なのだから 早く寝なさい などというお小言は既に効力ゼロ。いそしそと話の輪に入るのが越智である。話の越智はおちおちとは落ちず。盛り上がってみんなで越智ついて夜更かし。
１２時の気温は２℃。時々雪が舞っている。
１月も既に２０日。周辺が何だか騒動しくなってきた、今日大寒。
こんな寒い時にも咲く花有り。水仙と立金花。梅の蕾はまだ固い。
| 2005年01月19日(水) |
愛媛から村が無くなった |
新今治市の誕生によって、愛媛県から村が無くなった。
西条の事に追われている間にも、各地で様々な変化が進行している。
愛媛では「みんなで渡れば怖くない」式に、自治体合併に突っ走って行ったけれど、この信号は青だったのか、それとも地域の過疎化に拍車をかける赤信号だったのか。そんな根本的議論が見えないままの騒動が今だ続くばかり。
大は善であり小は悪である。そんな拡大思想は、強は善であり弱は悪であるというような単純理論で分かりが良い。だから、当面の話題になりやすい故に、いつの間にか二者択一のなんとも薄っぺらな社会の大勢となってくる。
「地域間競争を勝ち抜くために」などというお題目が為政者の口から威勢良く飛び出し、「地域に暮らすことによる安らぎを求める」などという意識などは片隅に追いやられる。いやはや何とも平凡人には暮らし難い。
巨大なものへの傾斜によって地域が大きくなり、大量宣伝での話題提供は出来たとしても、その陰に隠れた出来事には誰も見向きもしなくなる。
愛媛では、村という故郷を想像するような言葉は死語となった。
こんな画一化が進んだ地域から、個性と感性が豊かな人材がはたして育ってくるのだろうか。
| 2005年01月18日(火) |
新図書館建設調査 行政改革調査 特別委員会 |
午前１０時からは「臨海地域振興特別委員会」が開催されたのだが、別の用事が重なって傍聴には行けなかった。
傍聴した議員に聞いたところでは、協議会で、港湾計画の見直しが説明されたらしい。
１３時３０分から開催の「新図書館建設調査特別委員会」は傍聴する。こちらは、旧西條市からの持ち越し案件なので、大まかな流れは理解できる。議題は３億あまりの建設基金の利子の積み立てのみ。
この次の３月議会で、庁内プロジェクトチームによる検討結果が報告されるとの事。建設に向かってようやくスケジュールが動き出した。
１３時５０分終了。
１４時１０分より「行政改革調査特別委員会」の開催。こちらは委員としての本番。３月議会最終日をもっての解散が決議されていることを前提として、定数・選挙区についての各委員の考えを述べる。
今日のところは様々な意見の開陳のみで、結論までには至らなかった。
この件に関する私の意見は、合併協議における議員の身分の話し合いの時点から「合併即選挙。定数は３４名。旧市町での選挙区による１７・１０・４・３の定数による選挙を、合併後１回のみ実施」ということ。今の時点でもこの考えはぶれていない。
決議までには数回の協議が必要だろう。が、選管等諸々の準備が有ることだから、早急に結論を出すことが望まれる。
今日の特別委員会では、会議のルールを逸脱したような議事運営が目立った。これには出身会派内からも疑問の声がでるだろう。旧の出身議会ではそれで通っていたのだろうが、そのままをココに持ち込まれたのではたまらない。
| 2005年01月17日(月) |
阪神淡路大震災から１０年 |
私にとってのこの１０年は、市議会議員としての時期に重ね合わさる。
６４３３名もの犠牲者を出した自然災害は、私たちの地域にとっても防災意識に関して大きな影響を及ぼした。
今年は、さらに昨年の台風災害の記憶もまだ生々しく加わって、今日という日を向かえた人も多かったのではないだろうか。
昨日、スキー場からの帰りに、道筋にある市の施設を見て回った。
ロープウエイ下谷駅の直ぐ近くにある「西条市少年自然の家」は台風災害には遭っていない様子。だが、訪れる人のない施設の冷え冷えとした雰囲気は、スキー場で冷え切った私の体を心にまで及ぼすようで、何とももの悲しいものだ。
「石鎚ふれあいの里」は、グランドが 又 傷んでいる。
「大保木公民館・西条市役所大保木支所」は、建物が土石流の直撃を受け、復旧不能のような状況。被災写真では確認していたが、実際に自分の目で確かめると、改めてその現状が認識できる。
この施設には、合併住民説明会の折りに訪れていたが、あの時の情景が目に浮かび、しばし感嘆にふけるばかりだった。
市から幹部連中がこぞってやってくる。それに合わせて地域住民がこぞって寄り集っている。普段は町に下りている方々もやってきて、地域住民の熱意を示していた。
地域活動の拠点である施設には、その重要性に鑑みて水洗トイレ設置事業や公民館屋根修繕事業など、市としてもそれなりに応えていたのだが、そんな努力をあざ笑うように一個の台風がこれまでの努力を押し流していった。
支所は市の証明資料の発行業務も司っている。
支所と公民館の仕事を兼務する職員が、間一髪で公印を持ち出す事ができたことを、台風２１号当日の生々しい経験として話してくれた。
雨でぬかるんだグランドには軽トラが放置されている。さて、進入道路が流されているのにﾄﾞｺから入ったのだろうと聞いてみると、台風当日に駐車しておいて以来下ろせなくなっているのだそうだ。
昨年の台風が、山間地に暮らす方々に大きな影響を及ぼしたことは、新聞報道
などで知ってはいたが、当事者からその状況を聞いてみると、この地域の過疎化に拍車をかけることになることについて、改めて考えさせられる。
公民館施設の復旧は私の所属する委員会の審議事項。このあいだの委員会では、そのことに考えがおよんでいなかった。
今後のこの地域の行く末を心配する職員に対し、私は言葉も無く恥じ入るばかりだった。
阪神淡路大震災から１０年。昨年の経験をした今年の今日という日は、また新たな想いを持って向かえたようだ。
| 2005年01月16日(日) |
第３回 スノーカーニバルｉｎ石鎚 |
西条市の石鎚スキー場を会場として「第３回 スノーカーニバルｉｎ石鎚」が開催された。私は３回続いての出席となる。
１０時のオープニングセレモニーに間に合うように、自宅を出る。
途中の道路は、台風２１号による被害の爪痕も生々しく残っている。この災害以来、石鎚ロープウエイに繋がる道路の途中にある極楽寺までは行っているのだが、それから先に行くのは今日が初めてである。
極楽寺の直ぐ先には大保木公民館・西条市役所大保木支所、石鎚ふれあいの里という山間部振興の重要な市の施設があるのだが、そこへの被害については写真での確認のみとなっていることに、多少の負い目を感じつつ。
台風被害以来、県道西条久万線沿いの被災現場は、一応の応急処置が施されているが、本格的な復旧には、今回の予算が通ってからということになるのだろう。
道路が陥没したり土砂崩れでもっての片側一車線が数カ所あり、通行には差し障りがないものの、通行していてもあまり気持ちのよいものではない。
スキー場はマイナス４℃。朝方は晴れ間ものぞいていたのに、セレモニーが始まる前から吹雪となった。そんななかでも、様々なイベントがスタッフの準備も抜かりなく、昨年よりも盛大に催された。
１回・２回の開催時期とは違い、ウインタースポーツの真っ最中での１月開催ということも影響しているのか、下谷駅の駐車場が満車になるほどの来客の様子。お客さんの話を聞いていると、しちゅう・やっちゅうの高知なまり、なーなーの香川なまりが方々で聞き取れる。
イベントアンケートは取っていたけれど、駐車場の車のナンバーを調べれば、このスキー場でのイベント時における宣伝の仕方もおのずと決まってくるだろう。
昨年の第２回スキーカーニバル（２００３年１２月２１日）の感想日記を読み返して見たら、この催しの予算審議の時、「高知へのアピールはどうなのか」と、質疑したと書いている。イベントをさらに発展させるために「スキー競技大会」を絡ませることも考えられるとも書いているのだが、その事は今年のイベントの中に組み込まれている。
このイベントも第３回となって、地域資源を活かす事業として定着してきたようだ。
無料で振る舞われたしし鍋に舌鼓をうちつつ、イベントをたのしみつつ、昔取った杵柄でスキーに興じたのだが、こちらの方はどうも上手く行かない。一年ぶりのスキーということ加え、段々と強くなる吹雪に合わせ、長時間のリフトの順番待ちのためか、５本も滑ったら膝がおかしくなってきた。この天候、今年一番の吹雪だとの声も聞かれる。
１３時半から予定の「石鎚カップスキー競技大会」の様子が気になったのだが、指の感覚が無くなるなどの体調の限界を感じ、下山させてもらう。
悪天候の中活躍のスタッフの皆さん。ご苦労様でした。
| 2005年01月15日(土) |
木造公共施設建設促進事業の捕捉 |
１３日の西条市議会「消防教育委員会」での審議過程の中から出てきた、愛媛県事業である「木造公共施設整備促進事業」の事を、もう少し補足勉強してみた。
いつものネット検索の中から捕捉出来た知識の整理をしておくと
・旧東予市に昨年オープンした南地域交流センター（幼稚園・保育園・地域交流センターの複合施設）「ふれあいプラザ東予」は、この県補助金を使った事業だったようだ。
昨年１２月に実施した、市内公共施設現地視察市議会議員研修のおりにもらった、このプラザの紹介資料には県の補助事業であることの紹介はなされていない。
この施設の茶室を見学していたおりに、議員の誰かが「この施設木造の補助が出ている」と言ってたように、今になって思い出す。
・木造公共施設整備推進事業は平成１１年には始まっていたようだ。
・愛媛県の木造公共物建設の一覧表がネット上にあったが、西条市関係では小松高校の体育館が紹介されている。
この体育館は平成１５年建設となっているが、同時期には我が母校西条農業高校の体育館も建設されている。西農の体育館は、新築されてから私も見学しているのだが、さて、天井構造がどうであったのか記憶から飛んでいる。
人間、予備知識が有るのと無いのとでは、見方が全然違ってしまうようだ。西農体育館を見学したおりに、県による木造公共施設への補助制度のことを 捕捉 していたら、私の建物を見る目も違ったものとなっていただろう。
ここまでは分かった
木造公共物建設に対する補助制度は国によるものもあるようだ。
県による補助制度の概要を全て捕捉できた訳ではないので、この補助を受ける事の優位性等は分からないが、今日調べた時点では、平成１１年から以降旧西条市でこの事業の実績に行き当たらないことに、なんだか割り切れない思いを抱く。
県費補助で建てられる集会所に、木材使用の基準があるように聞いた気もするが、何時誰に聞いた知識なのか定かでない。
補助金行政の見なおしが進んでいる今日ではあるが、少ない予算の中で少しでも優位に仕事を進めていく上では、補助金を絡ませることは必須。
国・県による補助事業の動向を掴んでおくことも、市議の仕事として欠くことはできないのかな。
一色達夫もまだまだ情報の量と 精度 に不足がある。
| 2005年01月14日(金) |
委員会審議の咀嚼をしてみたのだが |
火曜日の本会議、続いての水曜木曜の委員会審議の内容を整理しているのだが、書き殴ったメモに悪戦の体。
昨日の自分の委員会での質疑項目では、前日にメモった項目の内４項目ほどが発言できていない。次の３月議会での当初予算の時に、また聞く機会があることはあるのだが、一日の委員会審議の後半部分の 息切れ が自分の反省点。
合併協議の過程や、新市建設計画の中には出てこなかった事業名が、今回の予算書の説明に出てきている。その中から自分が理解していないものを抜き出し、質疑し、尚かつ他の委員の皆さんの質疑を聞く中から、なかなか面白い事業が分かってくる。
教育関係の事業の中に、そんな お宝 を見いだすと、なんだか嬉しくなる一色達夫。こうやって２市２町の事業を一所に並べてみると、改めて旧西條市の取ってきた行政全般を通しての傾向が分かってくるようだ。
その評価は、まあ ぼちぼち 書いて行こうかな。
だけど、西条市議会の６委員会の内、傍聴と審議で関われたのが２委員会のみ。あと４委員会は議会最終日の委員長報告を聞くことによって理解しなければならない。
私自身が新西条市の全予算の内容を掌握するには、正直まだまだ時間がかかりそうだ。
教育予算で面白い事例��
教育費県補助金のなかに「木造公共施設整備促進事業費」２０００万円というのがある。この予算は「小松中学校体育館建設工事」に、県産材木を使用することによる補助金だという。旧西條市では実施されていない事業内容なので、旧小松町の取り組みに関心した。
委員会が終わって早速に「小松中学の体育館」を見てきたのだが、工事中の屋根の部分が木材で組まれているのが遠目に見え、改めて感動。委員会開催に先駆け、関係する施設を数カ所見て回ったおりには分からなかった部分であり、聞いて良かった委員会質疑である。
教育予算の一項目の評価だけで一日の日記が埋まってしまった。
全体咀嚼には、時間がいくらあっても足りない。
| 2005年01月13日(木) |
消防教育委員会 議案審査 |
１０時から私の所属する「消防教育委員会」での議案審議。
合併による事務の統合や制度・体制の変化がどうであるか。今後の方針についての内部での検討状況。
を明らかとするとの観点から、事業内容や施設の管理体制について質疑させてもらった。
消防教育委員会には久々の所属なので、所管範囲内の把握等に戸惑う部分があった。
今まで西條では無かった事業の中で、特色ある取り組みがあり、これから新市のなかでの拡大に期待が持てるものも数件。
変化の中にチャンス有り。
それぞれの詳細については、実現に向けての動きを折に触れて提示して行きたいものだ。
今日の委員会審議で１２月議会も峠を越した。後は１８日の３特別委員会と２４日の本会議。
議会解散に関する詰め という大きな仕事が残っているのだが。
| 2005年01月12日(水) |
総務財務委員会の傍聴 所属委員会議案検討 |
１０時より、西条市議会 総務財務委員会の傍聴。
２市２町が合併して初めての、議会委員会での書面審査なので、様々な質疑がありそれに対する答弁も色々参考になった。
委員会終了後、様々な用件を片づけ。
夜は、明日開催予定の私が所属する「消防教育委員会」の資料事前チェック。
旧西條市議会ではしばらく消防教育委員会には所属していなかったことに加え、合併でのすり合わせ事項もあって、聞きたい事を書き出したメモが数枚になった。
遅くなったので、明日に備えて今日の出来事記入はこれまで。
後日、追加記入予定。
｛１３日に追加記入。｝
一日の内で様々な事があると、昨日の出来事も記憶の彼方になってしまう。だからその日その時に思ったことはメモっておくことだ。
昨日の 西条市議会「総務財務委員会」での議案審議内容では、歳入全般についてのやり取りの中に、今後の西条市行政の財政動向について重要な話があった。
仕事をやりたくても、先立つものが無ければやれないという事が大前提としてある。入りの増減は景気動向にもよるけれど、今一番注目すべきは国のサジカゲン。
地方交付税や補助金がどのようになるのかに注目が集まる。
財政担当者からの答弁は、三位一体改革の件についての報道内容とは違った ナマデータ によるものである。それは、専門的で 理解しづらい のが本音だが、あらましの動向は理解。
２市２町の合併によって財政調整基金が４２億ほどあったが、事業実施の決算によって１９億取り崩し、今回の災害復旧費で３億取り崩し。平成１６年度決算では１９億ほどに減少する見込みだそうだ。
委員から「合併時の駆け込み需要」と冗談気味に指摘されていたが、図体が大きくなったに見合う手持ち資金の過多がどうなのか気になるところである。
おおければ多いほど良いのは、明々白々か。
議案４０号の災害復旧費に含まれる「ヘリコプターによる被災地視察事業」については、まあまあ色々な見方があるものだと感じる。
この事業、費用対効果を考えるための、第三者による行政評価にかければ、どれぐらいの点数が得られるやら。
感想を聞いていく中で、
決まったものなら私は応募するよ。それに当たったら良い事業だけど、外れたら・・・・じゃわね。というのがあった。
| 2005年01月11日(火) |
ヘリコプターによる災害地視察 |
１０時から平成１６年度１２月議会の本会議が開催され、昨年の台風による被害復旧のための補正予算４２億円あまりが理事者より提案された。
議案が送付されてきたのが８日（土曜日）であり、事前に一応目は通したつもりでいたのだが、時間不足による検討不足な否めなかった。
土木関係の復旧ヶ所は数が多くて詳細は分からないというのが本音。
その他では、昨日目に付いた「災害地視察事業」と名付けられたヘリコプター借り上げ料５４０万円が、防災費となっているので、私の所属する消防教育委員会での付託案件かと思っていたのだが、議案付託表で確認すると総務財務委員会への付託となっていた。
そうと分かっていたら質疑の一つも準備しておくのだったが、幸いに他の議員がこの事業について質疑したので、あらまし事業の内容が分かった。
この件に関して１２月２１日の一般質問での市長答弁による私のメモには
「上空からの状況確認、ヘリでの２日間１００名程度、災害を風化させない」
とある。
今日の担当部長の答弁によるメモには
「人数１００名、１回５名の搭乗で２０回の飛行、２から３割は市民に搭乗してもらう予定、（その人選は）各種団体の長 議員代表 職員代表、被災状況の再確認、理解を求める、防災計画策定に活かす」
とある。
２度目の質疑には市長が答えたのだが、１０分程の内容のメモには
「こいうい事業をやらないことが異常だと思う。公の金をこれに掛ける。７０〜８０％は台風を忘れている。１００名上空から見て。職員対応によって補助率ｕｐが通常に比べてどれほどになったか、委員会の審議の過程でも見て欲しい。防災計画。人の見えない所に金を掛けるのはムダと言わないで欲しい。批評、批判によって次に活かせる。合併によって税を西條にばかり持っていっているとの批判がある。トータルの補足をしないのは異常。待ちにならない意識を持ちたいからの予算提案」
とある。
このメモは断片的なメモなのだが、この他にも「議員の中でどれほどの者が全体を把握しているのか」とか、質疑者の所属政党が発行する機関紙の内容にまで言及した。
この行為は、質疑に対する答えというよりも、世間一般では「質疑者に対して逆ねじを加える」と受け止められるのではないだろうか。
聞いていて、予算に対して理解を求めるという謙虚さが無いと私は感じたのだが、議場内の皆さんはどう感じたのだろうか。
西条が今だかつてない災を経験したのは９月２９日。
以来、西條人の誰もが１年間心待ちにしている祭りへの屋台参加を自粛したりして災害復旧に当たった人もいる。祭りに参加する者も、その行為に応えるため祭礼運行コースを短縮したりの配慮をさせてもらった。
このような行為は、孫子の代まで語り継がれる。
１２月議会での一般質問には１３名もの方が災害関係の質問をした。
職員の中でも・・・ これはもう言うまい。
１１時４分。散会宣言。
その後、様々な仕事をこなしながら合う人毎に「ねえねえこれどう思う」と話。
少なくとも今日私が聞いて回った方々は、この５４０万の予算はおかしいと言った。
明日予定の付託委員会では、さてどんな審議がなされるのだろうか。
傍聴に行こう。
| 2005年01月10日(月) |
災害復旧補正予算 ４２億円 |
土曜日に郵送されてきた１２月定例議会での追加議案は、昨年の台風被害の復旧予算。一般会計の補正は４２億３４０万９千円。特別会計は２つで２８０３万４千円。
この支出に見合う収入は、
国からのお金が １５億２５７８万３千円。
県からのお金が １４億１３９０万９千円。
市が借金して作るお金が ８億６３４０万円。
その他
となっている。
なんとも大きな予算がかかるものだと、今さらながら台風災害の及ぼした影響に思いを巡らす。
明日の本会議に上程されるのだが、予算書を読んでいて目に止まったのが「災害地視察事業」となっているヘリコプター借上料５４０万円。
昨年の議会一般質問での答弁の中で、この事業には言及があったのだが、さて上空からの視察にどれほどの利点を見いだしての提案なのだろうか。
内容が分からないのでこれ以上のコメントはしないが。
９月末の被災からこの提案をまとめるまでには、合併に伴う事務事業のすり合わせ業務とも重なり、担当者には過重な仕事内容であったと推察される。
今後はスムーズな予算執行のもと、被災ヶ所の一日も早い復旧が成らんことを願うのみ。
朝は氷点下の気温。日中の最高気温は４℃ほどかな。
一日家で、予算書を読んだり様々な資料の片づけなどの仕事に費やす。
| 2005年01月09日(日) |
新春ふれあい大会 西条市成人式 |
朝７時の気温２℃。一日どんよりとした冬特有の曇り空。日中の気温も４℃ほどしか上がらない。
校区自治会の新年最初の行事である「第１８回 新春ふれあい大会」に参加。９時に開会行事があり、参加者で校区内に設定された２つのコースに分かれてのヲーキング。私は例年どおり短いコース４，２ｋｍを歩いた。
新年の挨拶を交わしながら、世間話をしながらのヲーキングは、校区内の様子を知る上での格好の催しである。
１３時からは西条市総合文化会館で開催の旧西條地区「成人式」に出席。
自治体合併して最初の「成人式」は旧２市２町の４つの会場で、
９：３０ １０：００ １１：００ １３：００と開会時間をずらしながら開催される。どういう都合でこういう時間設定となったのかは知らないが、９：３０開会とは、晴れ着を準備するのは慌ただしいことだろうと推察される。
西條会場の様子はいたって平穏なもの。時間短縮が命題としてある様子だが、例年通りのスケジュール消化は、どうも平易すぎるように感じる。
そう感じるのは、会場を埋めた新成人の顔つきが、一頃に比べて元気がないように見えるからだろうか。
女性は晴れ着姿の大和撫子でそれはそれで微笑ましいとしても、男性はとみれば、学生服集団かと見まがうような没個性の背広姿が大勢を占めている。
この地の商店には、個性を主張出来るような背広は吊していない。年末にリサーチしてみて、「なんなんこれ」とおもってしまった。
そんなところに一つの原因を見いだせる男性の没個性化だろうか。願わくば没個性は服装の面だけであって欲しいものだと、会場を見回しながら想っている一色達夫。
自宅で仕事の片付け。
みぞれ模様の天候は、ピリピリと肌をさすよう。
センター試験が近い我が家では、家族初めての経験にピリピリとした空気が漂う。そんな雰囲気を和らげるのは、静かにじっと見守ることもひとつだろうか。
冬の厳しさを経験すればこそ、春の日差しはよりいっそう暖かなものとなるのだろう。願わくば、そうあらんことを祈るのみ。
外の気温はマイナス１℃。今夜は一段と冷える。
| 2005年01月08日(土) |
教育基本法の改正を求める 世論の喚起 |
平成１６年５月１８日
自由民主党都道府県連支部連合会
会長 ・幹事長 各位
自由民主党幹事長 安倍晋三
「教育基本法の早期改正を求める意見書」採択の推進について
近年、教育を取り巻く環境は、青少年の凶悪犯罪の増加、学級崩壊やいじめ、生徒に対するジェンダーフリー教育や過激な性教育、家庭や地域社会での教育力の低下、教科書問題など極めて深刻な状況にあり、わが国の存立基盤を揺るがせかねない問題となっています。
こうした中、平成１５年３月、中央教育審議会は「新しい時代にふさわしい教育基本法と教育振興計画の在り方について」の答申を文部科学大臣に行い、その中で「教育基本法の改正に取り組むことを期待する」と述べています。改正に当たっては、伝統・文化の尊重、郷土や国を愛する心、宗教的情緒の涵養、教育行政の国・地方の役割の明確化、教育振興計画の策定などを盛り込むことを提言しています。
そのため、わが党は本年の党大会における「運動方針」において、「教育基本法を改正し教育改革を推進」、「教育基本法改正に向けた国民運動を展開」することを決定しています。また、昨年の総選挙における政権公約でも「教育基本法の改正」を掲げています。さらに与党内に「与党教育基本法改正に関する協議会」を設置し、改正案についての協議が行われております。
同時に、教育基本法の改正に当たっては、改正に向けた世論の喚起が不可欠です。現在、都道府県及び市区町村議会において、「教育基本法の早期改正を求める意見書」の採択の動きが全国に広がりつつあります。（５月１０日現在で１７県議会、４７市区町村議会で決議）。
つきましては、各都道府県連において、以上の趣旨を踏まえ、都道府県並びに市区町村議会において、教育基本法改正に関する意見書の採択を積極的に推進して下さるようご協力の程をお願い申しあげます。
以上
情報技術の発達は、私のような一介の地域政治家でも、やりようによったら様々な可能性を広げてくれるようだ。
一昔前なら政権党の幹事長など雲の上のお方と崇め奉っていなければならないはづだのに、今ではその方名で発した文章を入手して、社会の動きにどんな影響を及ぼしたかを自分なりに評価をすることができるのだから。
この自民党幹事長からの上意下達依頼文が、世論喚起にどれほどの効果を発揮したと一色達夫が分析したか。
明日は、予定が目白押しなので今日の日記はこれにて終了。
朝７時の気温３℃。日中も６℃位しか上がらない。夕方には小雨もぱらついた。
| 2005年01月07日(金) |
教育基本法改正 足踏み か それとも |
昨年１２月１６日の朝日新聞に「教育基本法改正」が足踏みしているとの記事が掲載されている。
昨年は、この問題それなりの話題性を持っていた。が、議論の尻窄み状況でこのような朝日の記事が掲載されたのだろうか。
これに業を煮やしたのか数日前のＹ新聞に、「教育基本法の早期改正」を求める社説が掲載されたそうだ。
私は、Ｙ新聞の右傾化が嫌いで購読していないのだが、ネットから仕入れた情報では、この社説、議論の飛躍が甚だしい提灯記事とのことだ。
この「教育基本法改正」問題については、旧西條市議会の最終９月議会において、保守系会派からの早期改正を求める意見書提出についての動きが出て、何だかきな臭いを感じ、集中的に勉強した。
そして、その事の顛末については９月１９日から２８日にかけての日記に記入している。この問題に関して小説が書けるくらいの（ちょっと大袈裟か）人間模様が展開されたのだが、２９日には あの 台風２１号 による災害を被り、そちらへの対応で教育基本法顛末記はしばらくお預かりと相成った。
昨日の日記に 連載続きとして その後入手したデーターを調べながら日記記入していたのだが、あと「三行で結論」という時にトラブル発生で、今日の仕切り直しである。
まあ、丁度良かった。
今日の新聞各紙には、自民党の０５年運動方針（案）が発表となり、その中に「教育基本法を年内改正」との文言があるとの報道が一斉になされている。
「足踏み か それとも」である。
さて夜も更けて足下が冷えてきた。問題が佳境に入ったところで 「登録」クリックしよう。（消去にならないうちに） 続きをこうご期待。
今日の朝７時の気温は３℃。日中も晴れ間の少ないどんよりとした冬特有の天候。
| 2005年01月06日(木) |
あと３行になっての 大失敗 |
朝７時の気温１℃。日中は小雨がぱらつき、愚づついた天候の一日となった。
晴耕雨読というところまではいかないまでも、外での仕事に手が着かない時は、書斎での資料整理。
少し晴れ間がのぞいてから、出かけて仕事を片付ける。
今日の日記は、そろそろ「教育基本法改正」問題について書き残しておこうと、収集していたデータを整理しながら書き進んでいったのだが、「あと３行で結論」というところまで来てキーボードに資料が当たり、文章が全部消えてしまった。
ＰＣはこんな事があるから、大事な一般質問の文章を書いている時などは、５行ごとぐらいには文章保存操作をしている。
だが、この日記は２年以上に渡って今回のような失敗が無かったので、「登録」は全て書き終えてからにしていたのだが。残念
夜更かしをしても良い明日にでも仕切り尚しでもう一度書くことにし、今日は失敗談を記入してもう寝る。
| 2005年01月05日(水) |
運転免許証の更新 など |
自動車運転免許証の更新手続きを新居浜警察署で行う。
自動車は生活必需品でほとんど毎日運転しているのだが、幸いなことに無事故無違反の優良運転者ゴールド免許証をいただいている。
したがって、更新手続きは５年に一度で良い。
２月５日の誕生日の一月前からの手続き開始との連絡があったので、新居浜市への用事のついでに、即日公布手続きができる新居浜警察署に出向き済ませてきた。
５年前と手続きが変わったところは、顔写真が不要となったことだろうか。申し込み用紙に住所氏名を記入し、簡単な健康診断問診票に答えたら、即ＯＫである。
気を付けねばと思ったのは視力検査。このところ老眼が進んで、合格ラインぎりぎりであることを感じる。夕暮れ時や夜間の運転は細心の注意が必要となる。
更新時の３０分の講習を受けて、新しい免許証を交付してもらえた。次も優良運転者講習でよいように、心がける事。
更新時講習での注意点は、酒気帯び運転のレベルが厳しくなった事の注意。運転中携帯電話禁止の事。等。道路交通法の改正については、改正となるたびに詳しく報道さているので、初めて聞くような事項はなかったようだ。
息子が携帯電話を買った。七草バイトはそのタメの資金捻出のため。
情報リテラシーが十分に出来てくるまでは、携帯電話は必要無いと思っていたのだが、すでに携帯は生活必需品となっている。
こちらが、あれこれと機種だの機能だのと選抜するまえに、本人がすでに購入候補を決めている。
ＮＨＫＴＶで今日から携帯電話を使った視聴者参加番組がスタートしたが、早速参加しているのを見ていても、もうこちらは付いて行けない。
国内普及台数は８０００万台ということだ。
私の携帯は、昨年１１月に機種変更したばかりなのだが、一日にして様々に使いこなしている息子の様子を見ながら、さて私は、この魔法の小箱の機能をどれくらい使いこなしているのかとため息ばかり。
本日より仕事始め。総合文化会館で１１時より開催の「新年市民祝賀会」に出席。
今年より自治体の範囲が広くなっているので、昨年とは会場内の雰囲気が違っている。旧２市２町から参加の議員については、既に数回顔を合わせているので理解できるけれど、他の参加者については皆目分からないというのが現状である。
会場入り口で受け取った参加者名簿には、総勢６２９名の名前が掲載されている。この方々が新西条市を様々な立場で動かしているのだから、議員として理解しておくのがベターとは思うが、名簿の全てに目を通すだけでも億劫になるのが正直偽らざる心境ではある。
もう一つ、会場入り口で出席者に配られた、新西条市統計手帳の市勢を示す様々な統計の項は１２３ページになっている。ちなみに昨年までの手帳を調べてみると９９ページだった。
こんなところにも、議員としてのパワーアップの必要性を感じる。
引き続いて１２時より文化会館のお隣にある西条産業情報支援センターで開催の、新春賀詞交歓会に出席。
こちらも、文化会館から引き続き参加の方々で盛況である。
今日入手の産業政策情報
・市長の話の中に、産業情報支援センターが法改正によって中小企業支援団体としての窓口機能を無くしたとの話があった。これは、１２月議会の一般質問答弁の中にも、問わず語りで述べられていた事項。
この影響が実質どれほどのものであるのかは、私にはまだ把握できていない。
・商工会議所および商工会の合併を、県の指導によって平成２０年までにヤル方向で準備しているとのこと。これは商工会議所は商工会議所どおし、商工会は商工会どおしとのこと。法体系の違い（？）によって商工会議所と商工会の合併は難しいようだ。
１２月４日の日記に書いた、この二つの組織の違いについての推察はどうも当たっているようだ。
・産業振興条例については、行政内部検討中であり、３月議会には提案される様子。こうご期待。
この方面の政策体系を掘り進んでいけば、金鉱脈に行き当たるか、それとも・・・・・。
番外情報。西条ＪＣと東予ＪＣは１１月には合併。事務所は西条ＪＣ事務所をそのまま使用とのこと。
人の集まるところ様々な情報も集まってくる。一色達夫の情報中枢は大満足か。
| 2005年01月03日(月) |
さらば松山競輪場。だが 西条への影響はどうか |
瞬く間に正月三が日も過ぎていった。
ニュースも徐々に多くなってきている。
とりわけ日を追って被害状況が大きくなっていく、インドネシア地震の惨状には目を覆うばかり。日本人への被害も当初の予想をはるかに超える状況となっているようだ。
平成１６年は 災 の年と言われたところへ、最後の最後に又大きな禍が降りかかってきた。おりしも阪神淡路大震災から１０年の節目の時期が近づいているが、自然界における人間の命の尊さに想いを巡らす縁としたいものだ。
昨日の出来事として、私の目を引いたのは、松山市堀之内にあった松山競輪場が、昨日２日をもって５０年以上の歴史に幕を閉じたとのニュース。
国の史跡内にあるこの施設は、老朽化に伴い廃止となり、新たに同市市坪西町に新築移転となる。
この松山競輪場の場外車券売り場「サテライト小松」は、自治体合併によって西条市の地域内となった。
この施設の設置については、物が物だけに色々あった。
その件をこの１２月議会での一般質問に共産党議員が取り上げた。
理事者側の答弁はメモているだけではない部分も多かったので、議事録が出来てから又検討したいと思っている。
事実だけを言うと、西条市での最初の予算書の歳入の項に「場外車券売場地域対策費交付金」として ２４２３万４千円 が計上されている。
様々な想いが交錯する社会にあって、この件への評論を述べるとしたら、額に汗して働いて収めてくれる税金が、地域にとっては一番貴重なものではないですか。ということに尽きる。
明日から仕事初めか。ヨッシャー気合だーオー。
| 2005年01月02日(日) |
まずは整理整頓から始めよう |
昨年から持ち越している様々な片づけ仕事から取りかかる。
昼間は外回り、夜は書斎と、やりだしたらキリがない。
新聞はこないし、ＴＶは昨年収録済みのお笑い番組が主流を占め、何だか情報遮断にあっているようだ。そんな日もまあ良いかと思いつつ、いつの間にか新鮮情報を追い求める中毒状態となっているような自分を省みる。
途中での息抜きに妻の買い物のアッシー君を務めながら、スーパーの品揃えやその価格情報の収集。そら出た情報中毒。
気になったのが西條名産の「春の七草」の値段とその状態。子供二人が冬休みの七草バイトに行っているので、やはり気になる親心。
ひとパック２９８円。
同じ値段で北海道産の真空乾燥七草が、向かい会わせに並べられているのを見る。どの世界も商売厳しいようだ。しばらく眺めていたが、まだシーズン前なので手に取っている方は少ない。
書斎の資料片付けはいつもながら捗りません。災害関係の資料、議会関係の資料に合併関連資料がまだ手つかず。
どれもこれから必要となる資料ばかりなので、内容を確認しながらの作業。
合併関係の資料では、合併記念イベントのこれからと条例関係の統合作業の状況が気になる。
産業振興策のうちで、昨年１２月２５日の日記に書いた「産業振興条例」の項目に目が止まった。この前とは違う資料には、西條市工場誘致条例という見かけない項目があるではないか。
ありゃ、いつもの情報不足のままの思いこみでの分析をしてしまったかと、旧西條市例規集を見ると、やはりある。
この条例がどんな効力を発揮しているのか、休み明けに担当に確認しなかればいかないか。などと思いながらも確認作業を続けていたら「この条例は諸般の事情により、昭和４５年以来適用はありません」との記述があった。オーーー。胸をなで下ろした。
なお、制定は昭和３９年で、昭和４３年に全部を改正とある。この条例の施行規則が平成元年に改正されたとの記述があるのだが、適用が無いというのはどういう事情なのかちょっと興味を持った。
そんな事をしながら、正月２日は過ぎていった。
| 2005年01月01日(土) |
雪景色のなかの年の初め |
２００５年の年明けは、雪景色の中から始まった。
世の諸々の汚れを覆い隠して、真っ白い中から一年を始めなさいとでも言うような、お天道様の成せる技である。
一年の仕事始めは、まず冷え冷えとした書斎でのＰＣスタートから。
このところ恒例となっている年が明けてからの年賀状作成にかかる。
作業も佳境に入った頃には外の天候も回復し、時折青空ものぞきだした。早速門柱に国旗を立て、気分も一新して新年にかける思いを新たにする。
プリンターのフル稼働で夕方近くには年賀状の出来上がり。宛名書きは妻の仕事と我が家の決まり事なので、葉書との格闘はこれにて終了。
以後は、ネット掲示板への年賀挨拶の書き込みとメール発信多数。
一頃のＨＰ立ち上げが急増した時期に比べ、このところは自然淘汰が進んできたようだ。このアイテムを有効利用して全国発信する方々と、さながら休眠状態のような方とに二極分化が顕著となっているようだ。
一年前からアクセス数が全然のびないＨＰを見かけると、何だか寂しくなってくる。
非常に便利な道具は、人にとっては諸刃の剣か。
積み重ねのなかから仕事を進めていく議員にとって、今日から白紙の状態でスタートとは行かないけれど、銀世界のような新鮮な感覚でもって様々な事柄に対処したいものだ。そんなことを思いながらキーボードを打つ正月。
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