| 2004年02月29日(日) |
２市２町合併協定調印式への出席 |
午後１時半から、西条市総合文化会館小ホールで開催された
西条市・東予市・丹原町・小松町 合併協定調印式 に出席する。
出席者は２市２町の首長４名。立会人として愛媛県知事とこの地域選出の県議４名、２市２町合併協議会委員２５名。２市２町の議会議員６１名。行政関係者４０名。 と報道関係者多数。
式は１０分間の協議経過の説明。 合併協定書 への調印 立会人署名 ののち、主催者挨拶。
２市２町の首長がそれぞれの立場から、この自治体合併に臨む言葉を述べたが、４人４様であり興味深かった。
そのあとの来賓祝辞での加戸愛媛県知事の話は、現在の地域自治体が財政的にどんな状況の下におかれ、そんななかでの新西条市の進むべき方向を示唆していた。
今日の知事の言葉は、当たり障りの無い言葉ばかりだったが、そんな言葉の中に、県の中でも優等生的なこの地域の現状が読みとれるようだった。
この問題に関わった私自身の想いにふける間もなく、粛々と調印式は進み「世紀の大事業」も あっけなく２時５５分には終了。
帰宅後、夜に設定していた部落内での集会の資料作成。麦の穂肥散布１２ａ。
１９時半から２２時まで、部落内での集会に出席。この会議は順調に進行中。
自治体の姿はどんなに変わろうとも、まずは自分の足下をしっかりと堅め、将来につなげること。
同じ集会所の中では青年部が太鼓台の飾り幕の修繕に励んでいる。
帰宅した私に良きコトを報告する電話が入ったと妻が言ってくれた。
そんな４年に一度の２月２９日。質問の構成検討は進まなかったが
| 2004年02月28日(土) |
ここに来ての大盤振る舞い ってか |
国が推進する三位一体改革のあおりを受けて、当初予算編成が各自治体軒並み前年度マイナス編成を余儀なくされている状況にあって、我が西条市における一般会計２５，７％増しの突出ぶりが目立つ。
伊藤市政発足以来緊縮財政でもって、市債残高の縮小を第一の政策として押し進めてきた。その反動として「溜め込んだお金を一気に吐き出す」つもりでの今年度の予算編成なのならば、なんとも起伏の激しい市政運営ではある。
３月議会初日に読まれる施政方針と、提案される予算書とを読み進めながら、この付けがどんな形で市民の元にもたらされるのか、心配心が頭をもたげるのは私が小心者だからだろうか。
これを世間一般では「合併前の駆け込み事業」と言われるのではと、その責任の一端を担わねばならない私としては、ドコをどう切り取って質問しようかと、今日の時点では思案投首。
そういう明日は、２市２町の合併調印式。
| 2004年02月27日(金) |
寝不足の中、様々な要件を粛々とこなす一日 |
昨夜は、２月末日までの締め切りを目途にまとめようと 心に決めていた 要望を書いていて徹夜となった。
８時頃、３月議会での行動についての大事な要件の電話が掛かってきたのに、寝入りばなの朦朧とした頭での応えとなったように 記憶にある。
２時間ほどの睡眠で、今日予定の、１０時２０分という指定のあった催しに参加。
昼までに終了。ここも社会状況の変化で、環境が大きく変わっている事を聞く。遺憾ともしがたいが・・・・。
電話連絡での会合の設定は、相手がつかまらず断念。夜手紙を書いて、要件を伝える事とする。この件は３月議会の目途が付いてから改めて仕切り直そう。
３月議会に上がっている議案についての地元住民の意見を聞いたり、現場を確認したり。
道路補修についての要望への対応で、当人宅への訪問、現場確認。話はよくよく聴いておかないと 行き違い が出て要望実現までの時間のロスが大きい。
県庁内の担当部署への電話。部落での会議への、担当者の派遣要請の事前打ち合わせ。さて、実現するかはまだ流動的だが。
教育委員会へ出向き、データ提供の要望。
日曜日の会議の案内作成。
今日も良く仕事をした。かな。
裏の畑の麦は、折からの気温上昇に合わせるように、その茎を伸ばし始めた。
自然は正直。そろそろ穂肥の散布時期だ。
| 2004年02月26日(木) |
一年市役所に来ない人はいても一日水を飲まない人はいない |
９時に陸上競技場へ出向き「西条小学校」のマラソン大会を見学。
２３日の「玉津小学校」とは、行事のやり方が違うと思いながら見ていたが、二つの小学校児童には、どうも違う傾向があるように感じられてくる。
玉津小学校は、言ったら郊外の学校。西条小学校は都市部の学校なのだが、私が感じたこの違いが明確なものならば、小学校毎の生活指導を変えねばならないだろう。
教育理論を習った訳ではないので、その対策と手段は分からない。が、調べてみる価値はありそうだ。現場では既にこの傾向に気付いて、対策を実施しているのならそれにこしたことはないのだが。
昼からは、３月議会の議案に目を通したり、資料読みに費やす。
気分転換に議会事務局に顔出ししたり、資料をコピーしたりで一日暮れる。
政務調査費で全国町村議会議長会編集の「議員必携」を買ってもらった。
早速手に取って条例の項を開いたら「条例の審議に当たっては、住民の負担の能力と立場を第一に考えながら慎重な検討が必要である。そして、権利を制限し、義務を課することは必要最小限とどめるよう、特に留意しなければならない。」との文章が目に飛び込んで来た。
議員生活９年にして初めて目にするこの言葉。
今頃何だと言われるだろうが、自由主義の社会では、これが真理である。
こうなると「地下水保全条例」についての態度に益々迷いが生じる。
タイムリミットが近づくこの時期なのにねえ。
そこで思い浮んだのが今日の日記の表題「一年市役所に来ない人はいても、一日水を飲まない人はいない」
自治体合併について、その理由が分からなかった時、１週間にＨＰ検索を１０００件ほどやって、「ケインズ経済学」というキーワードに行き当たった時、この流れがどうなるかが明確に理解できた。
だが、水の問題はそうはいかない。
その理由は、「水が無かったら命が無いけれど、市役所が無くても生きてはいける」
だから、水の問題がそう簡単に行く訳がない。そう考えると気が楽になった。
夜。新図書館についての意見を３枚のレポートにまとめる。
| 2004年02月25日(水) |
西条新居浜市議団市政協議会 など |
議会事務局に入手を依頼していた、地下水保全条例制定の先進地での取り組み資料を読んでいて、この条例制定の難しさを感じる。（資料は岐阜市と秦野市のもの）
特に、西条市での保全条例の参考としたいと考えていた秦野市の資料には、環境行政についての血のにじむような努力の跡が伺い知れ、今まで私が思い描いていたことの浅はかさを思い知るようだった。
やはりＨＰ上にある資料だけでは内情は分からない。
資料によると、秦野市における地下水汚染対策の発端は平成元年２月の週刊誌報道に遡り、平成６年１月施行の「秦野市地下水汚染の防止及び浄化に関する条例」を経て、平成１２年４月施行の「秦野市地下水保全条例」にたどり着いている。
１５年の取り組みによる 成果 としての、条例に書かれた一言一言の重みを知る。
この資料と比べて、今３月議会に提案された「西条市地下水の保全に関する条例」は、私たちの地域でのこれからの取り組みの取っかかりの部分を標すものであり、いわば 初めの一歩 と言えるだろうか。
昨日の夜、この秦野市の資料を読んで、私の３月議会に望む 構想 が元から崩れてしまった。
昨日は、昼間の４時間の研修で、思考回路に変調をきたしていたコトを差し引いても、一人で出来る事は限られていると痛感する。
今日は１５時半から「西条新居浜市議団市政協議会」が開催され、旧知の方々との懇談があったのだが、心に引っかかるものがあると、どうも会話も弾まない。
匿名の投書有り。私の政治姿勢を知ってのものなのかは察すべくもないが、この手の要望の扱いには苦慮する。このような仕事に付いてから時々あることだが、心に留め置き墓場まで持って行くのみである。
そんなこんなで、今日一日憂鬱。
議会前の、質問項目が決まるまでのいつものパターンなのだが、手持ちの資料を集中して読み込むよりなさそうだ。
１３時より西条市農協で開催された「農業法人設立説明会」に出席。主催は県農業会議。１７時まで。
出席者は今治から伊予三島までの東予ブロック管内の農業委員会・農協・農業従事者等４０名ほど。
毎年開催されているとの事だが、私が出席するのは初めてであり、一見して出席者が限定されている様子が伺い知れる。
今日は３名の方が
・農業経営の法人化と農業生産法人制度について
・農業法人の設立手順と留意事項等について
・農業法人の法人化と税制について
との表題で説明。あと、質疑応答。
聴き進むうちに、この地域では「農業経営の法人化」が滞りがち（この言葉が適当かは検証不足だが）な理由が理解できるような気になった。
設立手順と同時に、設立してからの事務処理の煩雑さが、私が聴いても難しい。法人化に伴う「社会的信用の構築」というメリットは理解できても、その一歩がなかなか踏み出せないだろうな。
私の初歩的な質問が、何か場違いな雰囲気となったところからも、「人格を持つ法人の社会的認知度の高さ」を感じた。このハードルは高いねえ。
愛媛県農業法人コンサルタント（司法書士）松下純一氏の言われた「法人を組織するためのチームづくり・ネットワークづくりを支援する活動を、現場で進めていくことが必要です」との提言が、私たちの部落でも必要とされていると感じた。
３月議会の議案書が届けられる。数字と文章との格闘が始まった。
| 2004年02月23日(月) |
玉津小学校 駅伝大会 |
西条ひうち陸上競技場を使っての「玉津小学校駅伝大会」が開催された。
朝９時の開会に合わせて、競技場に行ってみる。
昨日までの好天とうって変わって北風の強く吹くあいにくの天候となったが、小学校から徒歩で会場までやってきた子供達は、芝生のフィールドに解き放たれると一斉に思い思いの行動を取ってはしゃいでいる。
その薄着の姿を見つめる背中を丸めて完全防備の保護者の数およそ１００名。中にはおじいさんおばあさん連れだって、孫の活躍を楽しみにして来た姿もちらほらと見かける。
この競技場を使っての「駅伝大会」の実施は、今年で２回目とのこと。
「愛媛の中でも立派な施設を使える事を幸せに思い、精一杯の力を出しましょう」との校長の言葉が、この学校の教育方針を表しているようであった。
１１時過ぎの終了時まで子供達それぞれの活躍を見届ける。
６年生の娘は、後半の追い込みで順位の変動なくたすきを次に繋いだ。普段の運動不足を心配する、そんな親の気苦労も気に掛かる事も無い様子に一安心。ラストスパートの写真もバッチリと撮れているだろう。
２６日には「西条小学校」がマラソン大会に使用と「使用予定表」に掲示されていた。
施設整備に伴う教育現場でのそれなりの対応の広がり具合を確認。まずは良。
隣の「ひうち球場」での亜細亜大学野球部のキャンプ模様を少し見学して帰宅。
昼より、１９日の香川県丸亀市での研修報告書の作成等のデスクワーク。
ＣＰのメモリー増設工事実施。環境が好くなった。
それに伴う最適化作業をなんと１３５０日ぶりに実施。
この作業が延々と続いて夜半までＰＣ使用不能。よって２３日の日記は２４日に記入。
| 2004年02月22日(日) |
男女共同参画をめざす市民のつどい |
１３時半から「市民センターホール」で、「男女共同参画をめざす市民のつどい」が開催された。
事前のリサーチ不足で、当日に至っての入場整理券の入手に時間がかかってしまった事と、会場を間違へて文化会館の方へいってしまい、開演後少ししてからの参加となる。
会場一杯の参加者。私はロビーでのモニター聴講となる。
プログラムは女優「藤田弓子」さんの講演が一時間。藤田さんと佐伯相治さん（起業家）・宇津宮民さん（アナウンサー）の３人によるハーモニートークが一時間で、１５時半終了。
主催は「男女共同参画イベント実行委員会」となっていた。
藤田弓子さんの講演は言葉に淀みが無く「いつも何かにときめいていきよう」との演題の中で述べられた、「友達は作り続けること」「趣味を持つこと」「笑顔での生活」などのキーワードは、社会生活を営む上での普遍性のある事柄だと感じた。
続くハーモニートークも三人の軽妙な語り口に会場が盛り上がっていた。
のだが、どうも物足りないものを感じてしまった。（ご苦労いただいた実行委員の皆さんにはすいませんが）
その原因を分析してみると、この課題にたいするこの地での現状はどうなのか。その事象が今回の「つどい」では見えてこないのではないだろうか。
この感覚は議員の目から見てのことなので、少々点数が厳しいとは思うが、「自分達がどの位置に立っているのかが確認できなければ、次に進むべき道筋が見えない」と認識しているが如何だろうか。
楽しければそれで良し。と考えている方がいたら議論したい。
プログラム的に指摘すれば、ハーモニートークに「西条市の関係者」を１人なり二人なり加えることだと思う。
そして、この地での取り組みがどのようであるかを会場に見えられた参加者と共有し、更に進むべき方向性を確認することが望まれる。
帰宅して私の書斎にある西条市発行の「さいじょうパートナープラン２１」に目を通し、「女性問題・男女共同参画社会」と背表紙に書かれたファイルの中にストックされた資料を見直してみた。
過日の新聞紙上で、西条市の女性団体が市長に対して「ＤＶ対策の要請」をしたとの報道があったが、その後どうなっただろうか。
自治体によっては、すでに条例制定しているところもある。
平成市議の会では各地の取り組み事例を研修したが、さてと。
天気予報通り、夕方には雨となる。春雷がとどろき、台風並の風雨となった。
この雨で一気に木の芽が動き出しそうだ。
昨日の夜更かしで、何だか頭が重たいのに、体は細胞が生き生きと弾んでいるような不思議な感覚が支配している。
若い物書きの感性に触れたのが原因していると、私は分析した。
そういえば、この芥川賞二作品も男女関係が主題だったな。
| 2004年02月21日(土) |
芥川賞 二作品を読む |
文芸春秋３月特別号で掲載されている芥川賞二作品を読んだ。
本を読むのは早くはないので選評も含めると５時間程かかかったが、トイレにも立たずに一気読みだった。
もう明け方の４時半を回った。
作風の違うこの二作品。二つを選んだのは選考委員の功績だろう。
二つのどちらもが、現在の青春を活写する。
ありきたりな言葉だが おもしろかった。
| 2004年02月20日(金) |
これからの集落を支える農事組合法人 |
定期購読している２月２０日付け「日本農業新聞」のコラム欄「大地」に、「新潟県下の町役場に勤める者が、自治体合併前に集落営農の法人化を急ぐために奔走している」との文章がある。
その理由は「米政策改革への対応もあるが、町村大合併のなかで集落ごとの営農と産業・生活福祉が埋もれ込んでしまうとの危機感から、集落ごとに営農を組織化・法人化しておくことで、力を蓄えておく狙いがある。」とのことだ。
平成１１年から３年間、議会推薦の農業委員を務めたおり、その研修で各地の農業事情を視察した。その中で、集落営農を営む組織体として、部落ごとに農業法人が組織されている県があることを知った。
改めてその研修でいただいた資料を読んでいると、「法人組織の人材が 即 部落行事の担い手もかねる人材となっている」との文章がある。
地域社会を担う形態はやっぱり普遍性があると、今日の農業新聞のコラムを読んで改めて思うばかり。
この地域の組織形態を俯瞰してみると、自治会組織が地域のあらゆる 担い手 となっている場合が強くあるようだ。
そんなところからか、はたまた個人的独立心が強いからか、この地域には農事組合法人という組織形態が少ない。
それが良いか悪いかとの観点からだけで論説することは、やるべきことではないし、やる必要もないことだ。要は、地域を維持して行くとの意思を持った個人や組織体が重層構造で存在することが、住み良い社会を作り維持し発展させていく牽引力となる。
今日１９時半から部落内で「農事組合法人設立準備会（第２回）」が開催されたので出席した。延々３時間の話し合いとなり精神的に疲れたが、話は良い方向性が出てきたようだ。
法人設立への参加者は１０名を確保できそう。３月中に設立総会を実施。新会計年度４月１日よりの設立で準備を進めることが決定。
| 2004年02月19日(木) |
香川県丸亀市での研修 |
朝８時出発で、香川県丸亀市での研修に向かう。
高速道路は走っている車も少なく快適なドライブであった。
１時間もしない間に丸亀着、時間調整をしてから市役所へ。
今回の研修は、教育委員会関係の項目を３点提示させてもらって、担当者からの説明を受ける。
学校２学期制について。チャレンジデーの取り組みについて。ハーフマラソンの取り組みについて。
それぞれに行政の取り組む事業として利点の部分と課題の部分を抱え、そのままの形を西条市で導入を図ることには、弊害の部分が多々あることが理解できる。
「学校２学期制」については、当初予想していたよりも 簡単に 導入がなされていることが意外だった。
だが、今日の説明聴取だけではこの地の教育現場の状況が見えない部分があり、制度そのものへの評価は、私の思考のなかではまだ結論がでない。
鳥取県米子市での１月１４日の、片山知事がコーディネーターを務めた教育フォーラムでの話題と合わせ考えてみるに、教育現場への意見を言うにはまだまだ私自身の勉強不足を思うばかり。
研修説明への最後の質問に「二学期制への議論の中で、学校週５日制への評価と合わせての教育制度の改革についての意見はどの様なものがあるでしょうか」と言ってみた。
答えは「二学期制と学校週５日制とは別の問題ですので、今回の話のなかでは聞かれません」というものだった。
もう一つ。この学校二学期制についての視察は、今年に入って４５件ほどありますが、議会が７割、学校関係が３割でしょうか。と言われていた。
「議会は教育問題に熱心」という現状をこの傾向が表しているのかどうか。
私の今日時点での考えは、「教育現場の制度を変える事が、即、教育熱心と評価されるだろうとの思惑で事が進んでいないか」。そんな安易な考え方で学校現場を触られたら、現場の人間が一番迷惑し、その教育を受ける子供達の不幸につながるのではないか。
小手先だけでの教育改革を、政治の道具に使う愚行は慎まなければならない。
この考えは、丸亀市の取り組みを批評するために記入しているのではありませんのでお間違い無く。心ある読者の皆さんならお分かりいただけるでしょうね。
| 2004年02月18日(水) |
システムのスクラップａｎｄビルド |
人間社会において、あらゆる事象がスクラップ・アンド・ビルドで進行しているのだろう。
親子関係しかり、地域社会しかり、世界秩序しかりである。
この言葉を辞書で引くと「古い建物や組織の、解体や廃棄と、建設を同時に行うこと」とある。
古くなれば、即 廃棄 かというと、そうではない部分が沢山有るはずだ。なのに、常に最新のものを好む 日本人 には、「古いイイコール悪」という観念がどうも強く存在するように思える事が多々ある。
もっとも、旧来の悪習にこだわり、何時までも世界を広げようとしない偏狭な思考も願い下げだが。
嗚呼難しい。
１６日の全員協議会で「西条市保健医療福祉情報システム」の縮小・廃止の方向が報告された。
私の書斎の本棚に、このＩＣカードシステム運用記念に開催された「なんとか（健康だったかな）フェア」の会場で見本として発行された「西条いきいきカード」が貼り付けられている。
平成７年９月１０日発行とある。写真も焼き付けられており、髪の毛もそれなりに多い。
議員となって間もない頃の事であり、このカードの発行年と同じだけ議員を務めているのかと思うと感嘆深いものがある。
このシステムは 古くなって スクラップ となる方向だが、私の方は、さてどんなだろうか と我が身を省みる。
平成７年のおりの新鮮な気持ちでもって、常に新たな考え方で対照に取り組んでいるかと。
全員協議会で、このシステムについての報告を聞きながら、平成７年の運用開始間近のおり、パソコンショップで主人と議論した事を思いだしていた。
私の主張は、保健医療の部分を電算システムで管理することによるメリットの部分がはたしてどれほどのものなのか。システムが日進月歩で進歩している時期に、それだけの投資をして先行的に実施する時期を考えてかかれなければならないのでは。と言ったように思う。
主人は、一も二もなく実施する事のメリットを強調していたが、しばらくしてその店先に現場に納入するＰＣ機材が山積みされているのを見て、「ああそうなのか」と私は悟ってしまった。
そんな光景を昨日のことのように思い出しながら、全員協議会での私の発言は「総務省の補助事業として取り組んでいたが、規模を縮小廃止の方向ということで補助事業としての支障は無いのか。また、これまでの４０万件におよぶデータの集積を次のシステムに活かすための事業の提案は無いのか」というもの。
答えは「総務省からの新たな提案は有りませんので、補助事業であろうとも縮小廃止の方向で支障ないものと心得ます」
ということで、私も次に聞く事は無かった。
ちなみに、このシステム事業の総予算は４億２２４１万２７８８円とある。
内、交付税措置１億４３３万円。市の持ち出し３億１８０８万２７８８円。
これだけの予算を使って運用した「西条市保健医療福祉情報システム」が、当初の目的を達成した事業であったのか。
これも政治の判断か。
| 2004年02月17日(火) |
今から１２月議会が思いやられる |
昨日の全員協議会で、合併後における新議会開催についての協議における現時点での調整結果が標された。
事務局長の説明は、昨日の日記に書いた通り「綺麗な言葉で説明されている」
７８名で開催される議会の実施要綱を「県庁所在地における大規模議会で 支障無く 運営されているものを参考とした」とし、当初予算を審議する３月議会を本会議開催を６日とし、他の議会の本会議５日としている。
提案説明と表決のタメの議会２日間を除くと質疑・質問に要する日数は、３月議会が４日間であり、他の議会は３日間となる。
さらに、質疑・質問の発言時間を会派の人数によって割り振る方式をまず提示している。
また、常任委員会を６とし、一日３委員会づつで２日間の開催で委員会は終了としている。
なるほど、大規模議会でのやり方を参考としている事は認める。
だが、昨日の全員協議会では、議員より「まず日程の枠組みを決めてそれに発言機会を当てはめるやり方に違和感を持つ」との発言があった。
私は挙手して「今回の提案説明では、｛県庁所在地のような大規模議会で支障無く運営されているものを参考とした｝といっているが、それは長い間かかってそのよなやり方になって来たと思う。新市における議会を７８名でしかも１年７ヶ月開催するとの方針は、多様な意見を述べる機会を持つためとの理由であったが、今日の説明の中で、｛このような日程では発言機会に一定の制約を掛ける事になるが特例の期間内ということで理解いただきたい｝と説明した事と矛盾するのではないか。そこのところへの説明がつくような議会開催要領となるよう調整する事を求める」
と発言した。
先行的に合併し、大人数での議会を開催している自治体の中には、一般質問の期間が数日に及ぶという事例もでてきているように伝えられている。
そのような先行事例を 回避 するためや、事務局の事務処理を考慮しての今回の 早手回し な調整結果ではある。
まあまあ、議員任期延長特例を付ける時には「多様な意見を持つ者の発言機会を確保するため」と理由付けし、いざとなったら大枠を先に決めて「発言機会に枠をはめる」。そんな手前勝手な理由付けがまかり通る。議会とは摩訶不思議な世界ではある。
大多数を占める保守系会派の中から出た理由付けによる調整結果であることは明らかだが、まあ代議制民主主義の理論ではある。
けれど、議員の持っているあらゆる権利を駆使すれば、施策実現の機会は無尽蔵に出てくるのだから、「特と結果をご覧じろ」でしょうね。
だてに長年市民の税金で生活させてもらってはいませんからね一色達夫は。
９時より「生活福祉教育委員会協議会」。続いて「合併問題調査特別委員会」「臨海特別委員会」と続いて、１０時１５分から「全員協議会となる」
朝イチでの要件があり、委員会協議会の傍聴が出来なかったのだが、全員協議会での報告で、あらましの理解は出来た。
「生活福祉教育委員会」では、「西条市保健・医療・福祉情報システム」について
「合併問題特別委員会」では、２市２町合併協議における状況報告
「臨海特別委員会」では、ひうち会館の運営について
の報告。
議員の質問に対し理事者より、説明責任を放棄したと受け取られかねない「どうせよという提案をせよ」との発言があった。が、先任者からの仕事の処理をしなけらばならない苦労は分かるが、指示の出し方で対処できると思われる案件であり、知恵の働かせよう、言葉の使いようだと思うばかり。
続いての議題で「合併後の議会運営について」の議長会での協議調整経過の報告がある。
今年１２月議会から７８名の新西条市議会における運営についての合意を得た部分についての報告。
事務局長が、調整内容の合意に至った理由付けを、綺麗な言葉を並べて説明していたが、根本的なところでの協議過程と内容に違和感を覚え、一言発言はしておいた。
この件についてはいずれ又日記に記入するが、今日は遅くなったし、明日もやらねばならない仕事が山積みなので、今日はこれまで。
| 2004年02月15日(日) |
第４２回愛媛マラソン 棟方志功展 自治会役員会 |
朝９時西条出発、松山に向かう。
今日の目的は、砥部運動公園陸上競技場を基点に開催される「第４２回愛媛マラソン」の見学 と 県立美術館で開催されている「棟方志功展」の鑑賞。
愛媛マラソンは競技場を１２時スタート。松山市内を巡って競技場に帰ってくるコースで開催されている。今年で第４２回という事だが、私が見学するのは今回が初めてである。
クラレ勤務時代に、職場の同僚に陸上長距離の選手がいたので、この方面の耳学問だけは多いにやらせてもらったけれど、実際のレースの模様をこの目で確かめる事無く今日を迎えていた。
それがどうしてと今年に限ってとなると、昨年１２月議会で「スポーツの振興について」との質問をしたところから、自分の目での確認作業が必要と思ったから。
今日の見学で興味が有り確認したかったのは、運営スタッフの配置状況、交通規制の模様、これに伴う交通渋滞の模様、参加者の様子（特にゴール直前の上り坂の様子）、沿道の見学応援の様子、報道機関の様子、その他周辺状況。
快晴無風。マラソンにはもう少し気温が低い方が良いのだろうが、まずは絶好のコンデション。この時期の恒例行事に、沿道には沢山の市民の応援がある。
表彰が終わって１５時半過ぎ、競技場を後にして美術館に向かったのだが、国道３３号線付近の裏通りは、やっぱり交通渋滞。沿線のいたるところに交通ガードマンが立ち、「３３号線渋滞」とのプラカードを掲げてドライバーに知らせている。
これは、相当のスタッフの数だと感じ、このイベントを運営する事の大変さを痛感する。
だからこそ、マラソンは「陸上の華」であり、優勝者への賞賛は別格であることの必然を改めて認識する。
やっぱり、何時かは西条市で開催できることを願う。ね
県立美術館での「棟方志功展」は良かった。
１９時から自治会役員会の予定だったので 駆け足 での鑑賞となったが、それでも棟方版画芸術の神髄に触れることは出来た。
この人の息子さんは棟方巴里治といい、もう亡くなられたのだが劇団民芸の俳優さんだった。西条市にも２度来たことがあり、風貌がそっくりだったことを覚えている。そんなところから何となく親しみを覚え、鑑賞前から期待が膨らんでいたようだ。
特別展会場の照度を落とした中での鑑賞は、もう老眼が入った目にはぼやけが入って作品の細部は見えない。
だが、極度の弱視だった作者の目に見えていた 対照 が、風景や静物などの全体からの美しさではなく、断片的心象風景の中にこそ美なるものを見いだしていたのではないだろうかと感じる。
デフォルメされた対照の、一本の線から受ける力は、無限なる真理追求の結論を理解できるようだ。
私が最初に棟方版画を見たのは倉敷大原美術館だったが、その時は２０歳代のことであり「子供のような」その作風に、強い印象を持たなかった。それが、自分の視力が衰え、この社会の中での人間の力の及ばない所から来る宗教観に、ある種の救いを求めたくなる歳となり、やっと今、棟方版画の力を感じる事が出来るようになったのだろうか。
嗚呼、感動のあとには、文章がこんこんと湧き出てくる。が、明日に差し支えるのでこのへんで。自治会の件は割愛。
| 2004年02月14日(土) |
春一番荒れ模様 東予市河原津刑務所誘致反対 |
朝からなま暖かく気温が上昇し、一日大風が吹き荒れ、黄砂で靄がかかる。
天気予報では今日の風を「春一番」と宣告した。
土曜日なのでゆっくりと休みたいところだが、昨日作った文章を会の代表に届けて次の会議の段取りをしたり、その会議の資料の準備にかかったり。けっこう仕事はある。
夜７時、東予市河原津集会所での「河原津干拓地への刑務所誘致に反対する住民決起集会」を覗きに行った。
昨日、この集会所で東予市による「刑務所誘致住民説明会」が開かれたという新聞報道があり、今日は、その件に反対する住民の集会があるということで、どんな様子なのか気になっての参加である。
この地域でよくみかける主だった新聞ＴＶ等の報道機関がずらり顔を揃え、顔見知りの東予市議会議員も来賓として参加していた。
集会所ホールに満員、約１５０名ほどの住民が参加。集会所会場のいたるところに「刑務所絶対反対」のポスターが張られ、参加住民の大半の頭には「反対」と掛かれた鉢巻きがある。
集会は経過報告、来賓挨拶、反対理由の説明、反対署名の収集状況報告、反対決議、シュプレヒコールで参会となる。１９時５０分終了。
集会の一連の流れで、事のあらましは理解できる。
この東予市河原津干拓地の件については、昨年１０月１０日と１２日の日記で、レポート済み。
以来、東予市議会内に「河原津干拓地刑務所誘致特別委員会」が設置された事などから、そろそろこの件が動き出すかと思っていたが、ココに来て急展開をみせている。
今日の反対決起集会の中でも指摘されていたが、２市２町の合併調印がこの２９日に迫っている中で、行政による「刑務所誘致活動」が、性急とも思えるような状況で進み出したのだろうか。そんな疑問が住民の間に芽生えている様子。
「反対理由の説明」によると、大手ゼネコンがＰＦＩ方式での刑務所建設を目論む中、地元漁協と地権者更に不動産業者がまとまった誘致組織が動き出したようだ。
民間企業のＰＦＩによる事業で儲け優先に走るので、法務省の直轄事業ではないから、地元への還元はそう期待できない。との説明もなされていた。
河原津部落の住宅地面積よりも広い刑務所用地であり、地域環境の崩壊につながり、地価も下がるし、誰もココに住んでくれなくなる。干拓地の有効活用について漁協や地権者農園・行政が努力したのか疑問。特区申請にしても努力が足りなかった。８ｍもの高い塀で覆われ海が見えなくなるのはやり切れない。刑務所誘致賛成署名の集め方にも疑問がある。
そんなことを口々に訴える地元住民の顔が真剣そのもので、「こんな事が起こって賛成・反対双方にシコリが出来てしまった」との言葉を聞き、地元発展のためを思って取り組んだ、国策での干拓事業の見通しの甘さを、私自身も苦々しく思えてくる。
以前の日記にも書いたが、
西条市の東の端に住んでいる私にとっては、新西条市の西の端の事柄で、事の経緯や住民感情など細部についての事情把握が困難だが、政治の狭間で翻弄される住民がいるとしたら、これは見過ごせない問題となる。
帰る道すがら、私の心にどんと重たいものが詰め込まれたのを感じる。
春なのにー 春なのにー ため息またひとつ
チョコレートは家族からのみ。いさかいが起こらなく良かったと言いたいところだが・・・。
| 2004年02月13日(金) |
１３日の金曜日 いたって快調 かな |
天候的には昨日に続いて穏やかな一日となった。
今日も一日、色々と仕事をこなしていった。
折しも今日は１３日の金曜日。キリストが十字架にかかった日だとかで、その世界では公式行事も控えるとかの話を聞いたような。
日本でもそんな話を捉えて、一つの話題とする方々がいるのかいないのか。
「鯖の頭も信心から」というお国柄だから、国際色豊に宗教・風習なんでもありの民俗文化を具現する進んだ方もいるのだろう。
そういう私は、昨日大騒ぎしたウイルス感染ファイルの数が １３ ということで、何だか「病は気から」という言葉を体現するようだ。
その道のドクターのアドバイスは有り難い。元気を取り戻す。
ＰＣと携帯への依存度が高くなりすぎるのは 如何なものか というところだが、情報の 裏取り に方々に顔出しし話をする事によって、地域社会における人間模様を感じ取り、私の精神と行動のバランスが保たれる。
この２ヶ月での情報収集を整理し具体化する、一種作業の行程表をそろそろ組立にかかる。
昨日の遅れを取り戻し、今日はいたって快調だった。
「ウイルス感染してもパソコン大丈夫なの」との妻の質問に、「インフルエンザでも潜伏期間があるでしょ」と娘が応じる。
言い得て妙だが、命取りにならないよう早めの手当と休養が涵養か。
このところ水源涵養という言葉を良く使うからか、肝要が欲しいところに涵養が出てくる。
| 2004年02月12日(木) |
一色達夫のＩＴ戦略に思わぬ障害 ウイルス感染 |
朝７時の気温５度。寒波も峠を越し、朝から暖かな一日となった。
ＨＰ立ち上げで一色達夫のＩＴ戦略が本格化し、政策のヒントが一つあればネット上から無尽蔵に情報が得られるようになって、様々な事柄への興味が一段と増してきたように感じている今日この頃。
一色達夫は「ＨＰを武器に使う」。と、あるシーンでそう言った事もあるが、武器とは 戦いの道具だから、あまり方々で使わないほうが良さそうだ。
「政策実現の一アイテムとして使いたい」という方が、様々な場面での 受け も良さそうだ。
もっとも、戦線 いや 活動範囲 が広がると、一日の内に処理した仕事の内でも日記に書ける事が 限られてくるから、仕事の時間配分でＨＰにアップする内容も薄まってしまうきらいもでてくる。
朝から文章作成、葉書書き、ネット検索、現場写真撮影等。１５時過ぎから市役所担当回り。
夜。そろそろ資料を作成するつもりでＰＣ前に座るも、どうも立ち上げ具合がおかしい。
娘のアドバイスを求めると、「ウイルスに感染したかな」ということで「ウイルスチェック」を掛けると、感染ファイルを１３検出。
メールのウイルスチェックは入れているのにいつの間に。どうも取り込みファイルに付いて来ているようよお父さん。
と言われても、私には良く理解できない。 ワーーー お手上げ。
このウイルスチェック作業に数時間かかり、夜に予定の仕事は 一つも仕上げらなかった。ザンネン
「松山は俳句のメッカ。しかし、愛媛のレベルは低い」。
挑戦的に聞こえる言葉とともに４２歳で俳誌「糸瓜」の主宰となり長く県俳句協会会長を務めてきた篠崎圭介さんが亡くなった。享年６９歳。
この刺激的な最初の言葉で始まるコラムがあるが、この文章はは名文だと思った。
墓碑銘には名文が多い。故人が生きてきた時代と業績を美辞麗句で昇華させ、追悼の言葉とする文章は、全てが善として組み立てられるからだろうか。
言葉の ち か ら を感じる。
私も、言葉と文章をつかって状況を動かす仕事に就いて久しいが、今だ能力不足を自ら露見させて カエルの面になんとか の毎日ではある。
ここ数日の首相の国会答弁は、「言葉を弄ぶ」芸に長けた手練れものの嫌らしさを感じ聞くに耐えない。
小学６年の下の娘の「小説」を読ませてもらった。
どうも１９歳の芥川賞作家のニュースを自分なりに理解しているのか、「一番小さな小説家は誰なの」などと質問してくる。
小説の題材は、漫画の世界そのままに、鍵っ子の主人公がいて妖精が出てきてイジメがあってなんとか国の王女さんになって旅立つというもの。
そんな言葉についての出来事があった、今日は建国記念日。
| 2004年02月10日(火) |
奉仕と放置。この落差の大きさよ |
朝７時の気温１度。それでも日が昇ってくると途端に気温が上昇し、一日穏やかな日和だった。
午前中は書類整理とＨＰ検索に費やす。
主に島根県の農林水産課が管理する「農事組合法人設立マニュアル」のページを検索。農事法人設立のイロハが全てこのページにあるのだから、島根県の農業農村風景がほの見えてくる。
ＩＴの進歩は、主に個人で活動する時間と情報の制約がある議員にとっては、その弱点をカバーして余りありほんと有り難いかぎりです。
午後１時より西条市総合文化会館大ホールでの「第３２回西条市社会福祉大会」に出席。校区社協の部落選出評議委員をしているので、半分は役目柄、半分は議員としての社協運動の現状確認のための出席。
長年、社会奉仕等に貢献のあった方々へ市長表彰、社協会長表彰、社協会長感謝状の授与がある。
この団体も自治体合併で、今年のような規模と内容での大会は今回限りとなる。法律によって一地域一社協と決まっているのだから、統合に向けた話し合いが進んでいるのだろう。
夕方、梅の木の選定後堤防沿いの市道を帰っていたら、散歩中の自治会長と会う。
「社協の大会で見かけました」から始まり、次の自治会役員会の日程の件などの話がある。
数週間前から堤防沿いに駐車しているキャデラックの事を聞いてみる。
正月明け頃に部落の別の場所に駐車しているのを、近所の人が気味悪がり警察へも連絡し、持ち主に移動するよう連絡したところ、今度は此処に移動して 放置 しているとのこと。
数週間前にゴミ袋を放置した同じ人物らしいとの事。
ナンバプレートを付けたままで放置して、警察が数度にわたって連絡しても 梨の礫 の対応だという。以前はプレートを外しての放置が目立っていたが、この頃はプレート付きのままで放置している自動車が方々にあるらしい。
ちょっとメイン道路から外れている部落は、不心得者にとっては恰好の 場所 なのだろうが、此処に生活する者には 迷惑先晩。
昼間 ほうし 活動で人間の崇高さに触れ、夕方は ほうち 活動で人間のいい加減さに触れる。嗚呼、この落差の大きさよ。
新居浜市では、放置車両の撤去のための条例を定めている。
人間の良心に期待する事が出来なくなっている現状では、法 に基づく処罰を徹底するより仕方ないようだ。
キャデラック 愛媛８００ さ３８−４１ の持ち主へ
この社会には貴方だけが生活しているのではないですよ。
| 2004年02月09日(月) |
建設業協会青年部 この興味深き団体 |
あさいちで１９日の丸亀での研修項目の追加を依頼
�ヽ惺仔鶻愆�制について
�▲船礇譽鵐献如爾亮損椶砲弔い�
に加えて
��ハーフマラソンの実施について
となった。
事務局に依頼してから後に、ＨＰ検索で「ハーフマラソンの実施」の情報を入手でき、西条市での取り組みの可能性を検討したいと思っての追加である。
情報を十分集めてから行動にかからないと、後から仕事が増える典型事例。反省。
情報といえば毎月送られてくる機関紙を読んでいて、「建設業協会青年部との話し合い」との表題が付いた特集文を興味を持って読ませてもらった。
この団体と、機関紙の発行者との話し合いの模様を明け透けに書いているのだが、一定業界団体に集う方々が何故この様な思考を持つにいたったのかが朧気ながら見えてくるようだ。
多分、他の世界と考え方に疎い、護送船団状況の中で育ってきた方々が持つ特有の思考なのだろう。
仲間内の中で波風立てずに仲良くしていれば、仕事が上から降りてくる良好な時代に育ったのだろう。良かった時代の事を振り返ってみても、もう二度とあの時代には帰らないのに。自分で考え行動しなさいよ。
話し合いの中で、そんな風に発言しているこの機関紙の発行者。勇気がありますね。
縦横ナナメの人間関係でがんじがらめになっている西条市にあって、私なんかとてもとても そんな勇気は有りません。
午前中はデスクワーク。午後各所での仕事（情報収集かな）。夜、仕事の依頼者訪問。等アッという間の一日。
途絶えて久しかった「八堂山市民の森梅まつり」が、久々に復活した。
折からの寒波も峠を越し、好天の日曜日、けっこうな人出があった。
私は１３時過ぎ、人出も落ち着いた頃を見計らって 梅見 に出かけた。
お目当ての花は、紅梅がちらほらと咲き出した頃で、白梅はまだ蕾がかたかった。
緊急雇用対策事業でもって綺麗に整備された 市民の森梅林園 では、茶道愛好者による抹茶のお接待があり、紅梅を愛で眼下に市街地を臨みながらの一服を味わった。
八堂山中腹にある考古歴史館では、餅つきのサービスあり。ＮＨＫＢＳ−２「俳句王国」元司会者 八木健氏を選者に招いての俳句大会は、熱心な愛好者で盛会。普段あまり覗いていない世界の事を知る良い機会ではある。
以前行われていた市民の森観梅会が休止となった経緯を私はハッキリと把握していない。
今年再開された 梅まつり を恒例行事として続けて行くつもりならば、休止となった経緯を検証し直した中から、今後の行事遂行に活かしていく必要があるだろう。
好天で盛会であった中から、次の課題を見つけ修正を加えて行く事が行政のとるべき道であるだろうから。
そういえば、この行事の予算を審議したのは、私が所属する総務企画産業委員会だった。
冒険広場は良く掃除がされて綺麗。が、この種の遊具の有り様には議論が分かれるだろう。私は自然主義に組みする方で、この種の遊具に多くの金を掛けることはないと考える。
記憶の引き出しから、もう古くなって黄ばんでいるような話を出してみようかな。
観梅会のメインはお茶席だろう。過去、このお茶席を担当していた先生がこぼしていた。みんな一生懸命お接待しているのに、それをカメラマンが遠慮容赦なく追いかけ回し、結婚前のお嬢さんの写真を勝手に撮って展示会に勝手に出す。
そんな 嫌な事 が度重なると、この催しを手伝うのをみんな嫌がる。
さて、そんな話を聞いた記憶があるが、この話が観梅会が休止となった事にどれほど影響したのかは定かでない。
足下の悪い場所で、好天とはいえ長時間のお茶席は、長時間の緊張を強いられ、やった者しか分からない疲労があることに配意すること。
はっきり言えば、無料接待する必要は無いと私は思う。
気になっていた課題を確認のため子供の国へ行ってみる。よしわかった。
この施設の図書コーナーに「新図書館建設に関するアンケート調査」用紙があった。図書館にも行って見たら此処にも置いていた。妻に聞くと公民館にも置いているようだ。様式は、質問を細分化し、誰でも答え易いように配慮している。
西条市のパブリックコメントも足が地に付いて来た事を確認する。良いことだね。
帰宅して、段々畑に植えている実取り用の梅の木の選定作業。
梅づくしの一日。
おおたに咲いたか 梅の花 こくばでふすべただいこめし 「詠み人知らず」
注
「こくば」松の葉
「ふすべた」炊いた
「だいこめし」大根で増量しためし
その昔、貧しかった村では白飯が食べられず、大根を混ぜた飯を、山から取ってきた松の葉で炊いていたそうだ。
梅を見るとこの地に伝わるこの詠み人知らずの歌を思い出し、この地で営々と生活を営んできた先祖の苦労に想いを馳せる。
梅は大谷部落の家紋。うぐいすはこの梅に来る鳥。春も間近か
| 2004年02月07日(土) |
捨てる神あれば拾う神あり（西宮冷凍営業再開） |
寒気団が居座り、今日も時折小雪が舞う寒い一日となった。
良く働いた一週間のご褒美に、カクテルバーを一缶空けてから寝床に付いたら、体が暖まって良く眠れた。
おかげで今日は朝寝坊。家での仕事を一つ済ませて西条市総合文化会館で開催される「西条市公民館大会」に出かける。舞台発表は午前中で終わっており、展示室の玄人はだしの出来映えの作品展を鑑賞した後、小ホールでの創作活動の内のポーセラーツを試みてみる。
ポーセラーツとは、素焼きの陶器に専用の絵付けシールを使って、好みの絵付けを施すもの。オリジナルな日用器を、誰でも作れるところから、公民館等の学習教室で人気となっているそうだ。
私は５００円の材料費を払い、マグカップ作りに挑戦する。後日焼き付けをして一週間後には出来上がるようだ。
小ホール内に 出店 した創作教室はどのコーナーも盛況。公民館活動のそれなりの成果が見える。
来年の公民館大会がどんな開催内容で何処で行われるかについては、さてどうだろうか。
校区公民館の活動は自治会活動と連動してしっかりと根付いているのだから、それを自治体内で一つの活動とする方策は、関係者が考えなさいや。というところだ。東予市いやいや 新中央公民館 まで行って出展してくれるかどうか。さてさてご苦労なことだ。
夜１９時３０分より、部落での「農事組合法人設立説明会」に臨む。２２時終了。
この地域での農業関係者に案内し、主だった方々の出席が得られる。
西条市での農業関係法人は、現在有限会社が２団体と農事組合法人が１団体。株式会社組織は無い。
地域営農が後継者不足や高齢化のため、存続に支障がでてきている状況にあって、農事組合法人を組織していくことが喫緊の課題となっている。
この地域でも近年耕作放棄地が目に付くようになっている中、農地基盤整備とともに生産組織作りも進めていく必要がある。
そんななかでの今日の「農事組合法人設立」の説明会である。
結論は、その意識の有る者が集まって法人設立の準備を進めることとなった。
早速、この２４日に愛媛県農業会議主催による「農業法人設立説明会」が開催されるので、有志で出席することとなる。
状況は動き出した。
雪印食品社員による牛肉偽装を公表したことがもとで廃業に追い込まれた「西宮冷凍」が有志によるカンパ８００万円を元手に営業を再開するという。
犯罪公表を行ったことが元で被害者となるとは、世の正義はなんなんだとの思いを募らせる事件ではあったが、世の中 捨てる神あれば拾う神あり。
企業内の不正を告発した者を保護する事を目的とした法律制定が、企業よりの法案を作りたい輩によっての条文提出でもって、滞っているとの報道がある。
こんな内容の法律を作らなければならないほど、社会正義が地に落ちている事を嘆くなかでの営業再開報道は、一服の爽浄剤。
昨日の悪天候で、出来なかった麦の除草剤散布作業を朝から行う。
昼食時に来客有り。昨日からの持ち越し案件がこれで片づいた。
仕事着に着替えて（私の場合、背広が仕事着）、県西条支庁での仕事一件済ませる。
続いて東予市での仕事一件済ませ、帰り足で建設中の「東予市南部複合施設」の現場視察。着工を伝える新聞報道のうろ覚えでの施設内容は、幼稚園・保育園の統合施設及び高齢者交流施設だったか、道路に平行して様々な形の屋根が連なり、完成すればかなり大がかりな施設となる様子だった。
建設中のそんな施設を遠目に眺めながら、頭に浮かんだ事はやっぱり、「この建設費用を誰が負担するの」という事と、「新市の全体計画の中での施設の占める位置づけをどう考えるのだろう」との２点である。
市街地や住宅密集地から離れているとおぼしい位置に、忽然と現れる現在風施設が今後どんな風に使われるのか、東予市民の顔が見えない私には、その全体像が闇の中の状況でしかないのだった。
やっぱり東予市は遠よし
西条市役所 総合福祉施設建設担当に、施設使用規定の設定時期について問い合わせる。現在準備中とのことで、６月議会には標せるでしょうとの事。
これで住民の皆さんからの問い合わせに答える事が出来る。
帰宅、再び麦の除草剤散布作業。１９時終了。これで全て終了。麦の次の管理作業は２月下旬頃の圧踏作業。
北風の吹く中での作業は、体が冷え切ってしまい、帰宅即風呂に飛び込んだのだが、まだ３６度だった。
泣きっ面にぬる風呂
この土日は市の行事があるので、麦の管理作業は平日終了とする。
集会資料の作成、研修の段取り、依頼事項の処理、等々。北風の吹く天候不順の日が多かった今週、まずまず働けたかな。
市役所内では、新年度予算編成の最終段階に入っている様子。
沖縄県平良市では、当初予算を６億７千万円の赤字にするように組むという。
歳入、歳出の差額を０とすることが 役所の常識 であることは、もう過去のものとなったのか。
| 2004年02月05日(木) |
よく働いた。 ご褒美有り |
朝７時の気温は１度。曇っているだけ昨日よりも高いが、北風が吹いて体感温度は今日のほうが寒い。日中も３度位までしか気温が上がらず、時折雪が散る一日となった。
そんな一日、昨日の依頼事項の件で朝から電話連絡、当事者宅の訪問。市役所の担当へ出向いての声掛け。
普段の人脈の掘り起こしがこんな時に出てきて、又新しい情報に触れたり、知人との久々の話から昨今の世情の移り変わりの激しさを知る。
社会の状況が動くとき、そこにビジネスチャンスが出てくるようで、議員としての新しい仕事も出てくる。思わぬ所からの仕事の依頼は、議員の仕事のエンドレスを痛感し、いつでもつぶしが利くような行政の仕事のあり方も考えさせられる。
合併に伴って本庁となる市役所前の「市民センター」施設が、改修のタメだろうかこの６月から住民使用を断っているようだ。そこで、これまでこの施設を使用して行事を行っていた団体の、次の使用施設が問題となっている。
西条市総合福祉会館が、この１１月にはオープン予定なのだが、その施設がどんな要件で使用するようになるのか。団体間の調整は。優先使用の方針は。利用申込の期日は。
市民センター使用不能となってから、福祉会館オープンまでの期間は、使用施設の目途は立っているようだが、既に会館オープン時期を設定しての「場所確保」が始まっている。その点への議員としての「取り組み遅れ」を指摘されてしまったのだ。
抜かっていた。
「西条市総合福祉施設」の建設概要を検討していた頃、自治体合併論議はまだ序に付いたばかりで、新しい施設には「総合福祉施設としての機能がどうであるか」が基本計画として追求されていたと言って良いだろう。それが とんとん拍子 に合併論議が進み、市民センターを含めた施設が新市の本庁となると決まったところから、西条市全体での施設建設計画と 利用計画 に修正が求められたのだ。
西条地区公民館の建設がそうであり、もう一つは市民センター利用者の 行き場所の手当があったのだが。
議会事務局へ出向き、２月中に実施したいと考えていた香川県丸亀市での研修の連絡調整を依頼する。研修項目は教育委員会関係の
�ヽ惺仔鶻愆�制の取り組みについて
�▲船礇譽鵐献如爾亮茲蠢箸澆砲弔い�
先方からの了解が夕方にはいただけ １９日（木）１０時からの研修となった。
１９時より松山市民劇場例会への参加。小松インターから松山インターまで高速道路使用。県民文化会館サブホールにて。
出し物は文学座の「缶詰」角野卓造主演。上演時間１時間５０分。
どうもこのところ芝居を観ても、一頃のような 魂を揺さぶられるような作品 と出会え無くなった。
毎日毎日が人間同士の折衝事に明け暮れ、緊張が日常茶飯事となると、そんな現状を楽しむ事に快感を覚えているのだろうか。どうもこの頃文化の志向が変わったようで、自分自身を分析しきれなくなっているように思えてならない。
２３時頃の帰宅時の気温はマイナス一度。
日にちも変わった頃、娘からハイ誕生日プレゼントと紙包みをもらった。
年末年始のアルバイト料で買ったのだろうか、ジバンシーのネクタイだった。
３月議会の質問の時には締めて行こうと思う。
| 2004年02月04日(水) |
東中学校 少年式への出席 |
２月４日は２４節季の一つ 立春。
とはいうものの寒の戻りで朝から寒風が吹く。朝７時の気温は０度。
９時から東中学校での「少年式」に来賓として出席。１０時終了。
昨年は「少年式」の記念催しとして「オペラ フィガロの結婚 ミニフォーラム」があり、文化の薫りを楽しませてもらったのだが、今年は講演だそうで保護者への案内も無く、式典のみの参加となった。
さらに昨年は、自分の息子が当事者だったから、この日への想いもそれなりに感じたのだが、今年はそんなところからも、あっつさりとした感覚での参加となったのだろう。
式典開始まで控えていた校長室で、この催しについて過去の取り組みが話題となったのだが、思い出話程度で終わってしまった。
式典が開始し、２年生入場時に流れたコーラスが「ベートーベンの第９交響曲 歓喜の歌」だった事に感動する。女性コーラスの高音が綺麗だった。
その歌に合わせたとおぼしき校長の式辞は、群馬交響楽団創世記の第９演奏の苦労話で、この日の式典のために準備した仕掛けに、私の顔がほころぶのを感じた。
寒風の吹く中、麦の除草剤の散布作業。噴霧器のバッテリーが連続２時間ほどしか動かないので、午前と午後に分け２０ａ終了。途中２時間の充電時間に、この土曜日の集会で使用する資料のチェック。
電話での依頼事項３件あり。明日はこの処理に掛からねばならない。
夕方は松山行きの予定。
掲示板に、「西条市地下水保全条例についてのパブリックコメント」の全文を書き込んでくれているのだが、返事は明日記入することにして今日は早めに寝ます。
| 2004年02月03日(火) |
イラク自衛隊派遣採決に大政翼賛会思考を見る |
迷彩服に身を包んだ日本国民が戦地に赴く姿がＴＶ画面に映し出されている。
その光景は、あたかも作り物の戦争映画を観るように お手軽 に私たちの日常に届けられている。
もはや日本は戦後ではなく戦前なのか。そんな苦々しい思いに捕らわれる。
国会でのイラク自衛隊派遣採決に、自民党籍を持つ加藤・古賀・亀井の三名の政治家が反対意思を表したとのことだ。
野中広務全回顧録の３４８ページに、古賀誠氏の涙の事が書かれている。他の議員にパフォ−マンスだなどと言われようと、何故この件に彼が異論を唱えるのか、その心情が理解できる。
後の議員は全員賛成ということは、この３区選出のお方も、政策新人類とマスコミにもてはやされているあのお方も、大義なき行動を承認したのですね。
ふーん。寄らば大樹の陰がそんなに居心地がいいのですか。それとも信念に基づく賛成の表明ですか。
| 2004年02月02日(月) |
市議の国際感覚「米国篇」 |
朝から小雨が降る。晴耕雨読で一日の大半を書斎にこもり資料の収集・整理・作成に費やす。
来客があり、市議会だよりに掲載されている内容についての問い合わせ有り。どの議員がどの質問をしたのかをどうして明示しないの。西条の議会はそれだけみても遅れているとの指摘有り。同感と言っておく。
市政に関する問い合わせメールがあり、その応えに過去の議事録を読み直す。
等々で一日が過ぎていく。そんな合間をぬっての細切れの資料作成は、やっぱりミスが目立って明日もう一度作り直さなければならない。
そんな事に費やした一日の締めくくりに、ＢＳでのスーパーボール録画を観戦する。
カロライナパンサーズＶＳニューイングランドペイトリオッツは、第４クオータ終了間際のビナティエリのＦＧによってペイトリオッツが優勝。ＭＶＰにはＱＢのトム・ブレイディーが選ばれた。
素晴らしい試合だった。
結果が分かっていた録画の観戦なのに、手に汗握るという表現が相応しい内容に、片手間に資料のチェックをしようと思っていた私の思惑は外れてしまった。
アメリカンフットボールについての関心が、それほど高くはなかった私が、熱心に観るようになったのはつい最近の事である。どういう訳か息子が熱心に見るようになり、３２チームのマークを掲示する壁紙をいつの間にかＰＣ立ち上げ画面にインストールしているに至って、その影響を受けてしまったのが決定打となったようだ。
「老いては子に従え」がもう始まってしまっているのかと、我が精神のひ弱さを嘆くばかりなり。
世界に君臨する超大国「米国」は、スポーツの分野においても超大国である。
アメラグの試合を放映するＴＶ画面を見るだけで、その巨大なエネルギーがどのあたりから生まれてくるのか、その一端を階間見る事が出来る。
始まったぞ、一色達夫の理論付けが。
野茂が開拓者となり、イチローがブームに火を付け、松井が決定打を放ったベースボールしかり。億万長者がゴロゴロいるバスケットボールしかり。
米国チャンピョンがイコールワールドチャンピョンと名乗っても、誰も文句を言えない実力と人気を、この国のスポーツ分野が担っている。
アメラグを見ていると米国の文化のあらましが理解できるようだ。
今回のスーパーボールのメインレフリーを務めた人物の本業は弁護士だという。そういう点からも、この競技が理論に基づいた知能スポーツであることを理解できる。
５００に及ぶ攻撃のフォーメーションは、ランとパスの２種類から様々に変化する。オフェンスとデフェンスそれぞれの得意によって明確に分かれた分業システムが合理的。一試合無制限の選手交代。ビデオを使ったレフリーや、ファーストダウンのラインがＴＶ画面にインストールされるなどの、人間と機械の融合も米国ならではのものだろう。このスポーツ選手に代表される男はより男性らしく。試合を彩るチアガールに代表される女はより女性らしく。そういう 役割分担 も明解だ。
こういう緻密に計算し尽くされたスポーツを考え出し、楽しむ合衆国の何でもあり精神が、この国を世界の覇者へと誘う所以だろう。
水も飲ませず、ウサギ飛びでしごけばツヨクナルと思っていた指導者ばかり だった 何処かの国が、太刀打ちできないのが当たり前。
そんな国でも、イラク情報は読み違える不思議。だから世の中は面白く、そして怖い。
| 2004年02月01日(日) |
市議の国際感覚「中国篇」 |
日曜日なので休日といきたいところだが、３６５日市議には休みはない。
そういうところから、このところの私の週間での仕事の割り振りは、平日は市議の仕事優先、週末は予定がなければ農作業や周辺の整理仕事優先というふうに 一応 割り振るようにしている。そうしないとどうもメリハリが無くなるような感覚に捕らわれる。
という事で、今日は農作業に専念していた一日だった。
人間の日々の営みの矛盾点にばかり目が行くこの職業。しらずしらず理論ばかりを振り回す頭でっかちとならないよう、自然を相手に人間という生身の動物感覚を研ぎすます作業。
いけない。たかだか農作業を、また理論付けて表現しようとする。
麦の圧踏作業を一通り終了。除草剤散布１０ａ。（ハーモニーとエコパートの混合液）
夜は、動物奇想天外・砂の器・新撰組と３時間のＴＶ鑑賞。
そんな家族団欒の時間は、なんともいえない至福の時だ。
一日少しでも政治関係の勉強をしなければならないと、ＰＣの回りにストックされているメモを整理していたら
中国の経済政策 日本の円切り上げから 変動相場制への移行の歴史を詳しく分析。日本の一連の経過がバブルにつながった
とのメモに目が止まった。
日本の一地域だと言ったって、その地の政治は国際社会からの影響を考えずに行う訳にはいかない。
西条市にも、様々な国からの来訪者が生活している。その方とのトラブルがあったと、この間あるところで聞かされたのだが、トラブルの相手が問題を公にしたことで当事者は既に帰国したとのこと。
先頃「外国人研修生特区」が認められたが、この件に関連しての議会内議論では、共産党議員が取り上げ 反対意見 を述べている。
「特区」については、この「研修生特区」だけではなく、様々な観点からの議論が必要だと思っている。
１月２６日の「愛市親睦会」での市長挨拶の中には「中国とのつながりをどう考えるか」との発言があった。愛媛県と中国上海との直通航空路の開設に伴い、西条市でのチャーター便が報道で話題となった。
今年は中国保定市と西条市との姉妹都市交流１０周年。私のＨＰ掲示板に「保定市へのだんじり派遣予定はありませんか」との書き込みがあり、この件に関する関心を喚起されてしまった。
過去の掲示板への書き込みでは「中国の発展に学べ」との記述もあったが、「中国の経済発展は日本が過去に経験してきた発展形態そのもののようですから、日本の現状打破に関しての参考とはなり得ないでしょう」と応えた。
その点は、今日改めて手にとった「変動相場制への移行・・・」というメモからも、私の分析は妥当か。
日本の経済停滞を打破するため、低賃金の労働力を求めて工場の移転を図り、経済成長７％の魅力による新たな市場を中国に求めることによって、当面しのげたとしても、やがて来る「中国元の変動相場移行」をスケジュールに入れておかないと、「龍が起こした嵐にあえなく日本は沈没」とならないように。
さてそんな時は何年後かな。
こんな分析も市議の仕事の一つかな。
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