| 2003年08月31日(日) |
合併問題住民説明会 大保木地区 傍聴 |
朝８時半より、この時期恒例の「小学校親子奉仕活動」に参加。
上の子が小学校に入学してから１１年。３番目の子が６年生となった今年は、保護者として最後の奉仕作業となる。
ここに来て暑さがぶり返し、気温は３２度ほどにも上昇していただろうか。木の剪定をやり始めて途端に汗が身体中から噴き出した。体に残っていた昨日のビールもすっかりと抜けてしまい、健全な肉体が復活、を通り越して１１時の終了の頃にはもうバテ気味の父親です。
緊急雇用対策の予算だったか、学校の樹木剪定のための経費が上がっていただろうか。保護者の手に負えない仕事を税金で賄う事は、それなりに理由付けがあるだろうが、長い間それなりの奉仕仕事ができていたことを崩すと、後々の経費負担が膨らんでくる。そんなことを考えながらも、今日の所は保護者として最後の汗を流すのみ。
１３時半から、西条市の山間部に位置する大保木地区での合併問題住民説明会に出席。行政側出席２３名。地元住民２５名（内西条市議２名）。
ここは市長の出身地とも言える地域。そういうことでか、今日の挨拶は１５分間。
合併協議会経過報告３５分
１４時２０分より参加者よりの質問。
・ゴミステーションの変更はお願いできないのか。
・新市建設計画は予算の裏付けのもとに書かれているのか。
・山間部で消防団の組織も崩れかかっている。僻地の思いが伝わらないのではとの不安。地域審議会が窓口となって、田舎に住んでも安心でいられるようにしてもらいたい。
・大保木診療所の充実を望む。
・黒瀬ダム１・２号公園の管理をお願いしたい。
・ここに死ぬまで住みたいと思っているが、高齢者が利用出来る交通機関の確保を。
１５時４分終了。
行政からの説明のあと、司会者が質問を促してもなかなか手を挙げてくれない参加者。
この雰囲気何処かで経験したと考えてみたら、東予市三芳地区での説明会と同じようだなと思った。
昨年のこの地での懇談会はこんなじゃなかったと思い出し、ＨＰ日記を書き出して３日目の文章（０３年５月３日）を読み返してみた。その日には
「市長のお膝元での会だけに顔見知りばかりのようで、終始和やかな雰囲気のもとでの懇談会であった」と記入している。
１年で、どうしてこんなに雰囲気が違うのだろう。
市長の口からは、私のＨＰ日記の文面を捉えて、合併をやり遂げる強い意志を全面に出してくる。そんな言葉を聞いていると、誰かを威嚇していないと自分の言葉が紡げないのかと、シラケを感じるのは私だけだろうか。
住民の顔色を１年でこんなに変えてしまう合併問題とは。失政の付けを払うのは、何時も弱者である。西条市との合併を経験している大保木地区の住民にとって、えらいさんが何と言おうと、もう二度と昔の繁栄に戻ることがない現実を感じているのだろうか。
恐る恐る口を開いているようにしか見えない方達を見ていると、私の心に言いようのない怒りと無力感が同時にこみ上げてくるのだった。
心が重たくなってしまい、帰り足で例の私のお気に入りスポットに立ち寄り、しばしの時間を過ごした。
つづらおれのカーブを曲がるたびに、灼熱の夏の日差しと秋の気配が交互に顔を撫でていく。
蝉の死骸がやけに目に付く、明日はもう９月。
隣部落の「いもだき会」に参加し、今日は、酔いの残る状態での日記記入。
私にとっては始めての参加となるが、この行事、夏の終わりの恒例行事で、地域の錚々たる面々が顔を揃え、夏の夜の一時を語り明かす。
素面の時から次第次第に酔いが回るにつれ、地域のことから政治全般、ありとあらゆることが話題に上り、けんけんがくがくの語らいが続いて行く。
市長・地元選出の市議会議員・元議員・学校長・隣部落の青年団。
席を移りながらそれぞれの話を聞いていると、普段分からないことが吸収できて、それなりに面白い。
こんな席ではもっぱら聞き役に徹する方が、個人個人の内面を知ることができ、後々の参考となる だろう。
地域の事で、既に継続的に取り込めていると こちらは 思っていても、見方を変え、人を変え、月日が経てば別な見方考え方が出てくるようだ。そんな項目に答えるのは、こういう席では私のように「小さな声で理論立てて話す」のは、どうも理解が得られない様子。
まあ酒の席の言葉でも覚えておいて、別の機会に別な方法で提示させていただく方が良さそうだ。
ということで、一色達夫行動理論を 振りまく のは今日はこれまで。
| 2003年08月29日(金) |
合併問題住民説明会 東予市三芳地区 傍聴 |
午前中時間が空いたので、合併についての議員任期延長問題について、各地の様子をネット検索してみた。
あるある。ははははは。「魑魅魍魎の闊歩する政治の世界」と言えば「手練手管の政治の世界」「狐と狸の化かし合い」等々「どっちもどっち」という世界なのだろうが、これはもう「開いた口が閉まらない」という「あいやお粗末」の世界。
合併が先行する自治体で、既に多人数会議を開いている自治体では、なんとも悲惨な状況の様相だ。
７８名での１年７カ月提案の理由として・新市建設計画の推移を見守る・合併後調整する項目がある・地域が広くなって住民の声が届きにくくなる・２回の予算編成を見届けてもらう と言っている。
だが、先行自治体の議会では・人数が多すぎて何も決まらない・時間がかかる等々の弊害の部分だけが噴出している様子。
香川県東かがわ市では、そんな状況に業を煮やした住民が議会リコール運動を起こしているとの事だ。
事務局に提案させて、風をやり過ごそうと思っても、後々そう甘くいきますかね。
東予市三芳での合併問題住民説明会に参加
三芳公民館に青野市長以下行政側２３名。参加住民約７５名。
１９：５９分開始、市長挨拶２３分。挨拶内容は周布地区でのものと同じ。
合併協議会状況報告３７分
２０：５９分より参加者からの質問
・地名はどうなる
・ある政党が発行しているチラシに学校統合とか乳幼児医療費が上がるとか悪いことを書いていて（合併が）不安になったのだが。
２１：１３分終了。
参加人数からして、活発な質問が出るものと期待していたのだが、雛壇に居並んだ面々も何だか拍子抜けの様相だった。
この地域、私には馴染みの薄い所である。友人・知人・親戚の類はいない。地に足を踏み入れたのは、お茶の先生を訪ねたこと、屋内ゲートボール場「スパーク東予」を見学に来たこと、地域交流センターであった講演会に訪れたこと、古くは催し物のポスターを貼りに来たこともある。
そんな地域だから、今日の説明会の状況をどう評価したら良いのかしばらく とっかかり が見つからなかった。
よくよく記憶を紐解くと、３０年前三芳町は壬生川町と合併し東予市が誕生した。２年ほど前東予市が先行して合併の枠組みを模索していたころ、生活圏が今治に近い事から今治との合併を望む意見が多かったこと。
そんなところから、今日の住民の態度が出てきたのかと推察してみた。
大明神川を越え、中山川を越え、加茂川を超えてある西条市と一緒になることに、すでに 諦め の感覚を抱いているとしたら、なんとも切ないこととなる。
青野市長が、昨夜は質問が多くて困りました、と発言していた。
前の方の席から、なんだか聞いたことのある声で「長い事丁寧に説明してくれたのに聞くことなんかなかろげや」と聞こえてきたのだが。さて。
| 2003年08月28日(木) |
地方自治法１１２条 議員の議案提出権 |
地方自治法 第６章「議会」 第６節「会議」
（議員の議案提出権）
第１１２条 普通地方公共団体の議会の議員は、議会の議決すべき事件につき、議会に議案を提出することができる。但し、予算については、この限りでない。
�∩姐爐竜�定により議案を提出するにあたっては、議員の定数の１２分の１以上の賛成がなければならない。
�Ｂ茖厩爐竜�定による議案の提出は、文章を以てこれをしなければならない。
ということで、９月２日から始まる西条市議会９月定例会に
「西条市が東予市、丹原町、小松町と合併することの賛否を住民投票に付するための条例」
を議員提出議案として出す事とした。
提出者は私。賛同者３名。計４議員の連名での提出となる。
「合併問題地域説明会」はこのところ連日開催されているが、地域自治体の将来に関わる重要問題にかかわらず、住民の関心は低調を極めている。
そんな社会の状況に一石を投じ、共に地域の有り様を考える一助とできればと思ってのことだ。
住民投票の実施を求める方法は
市長への要望・議会への請願・条例制定の直接請求（住民の５０分の１の連署をもって）とあるが、もう一つ「議員の議案提出権」を使っての方法がある。
今回の議案提出で、議会における住民投票条例審議を記録にとどめる事が出来る。
愛媛のある市議会議員のＨＰに「市議会は立法府であるとの発言を先輩議員にこき下ろされた」との記述があった。
それまでの私の意識のなかに 市議会＝立法府 という図式は恥ずかしながら無かった。
この記述が頭から離れず、図式が決定的となったのは７月の東京研修での講義を聴いたからだった。
普通地方公共団体は二元代表制を取っている。住民代表の一方である首長には地域の大統領としての強大な権限が付与されている。さらにもう一方の代表である議会にも、使いようによっては首長の政策を修正する事もできる権限があるということだ。
問題は、議会がその権限を如何に使うかを認識し、どう行動するかということなのだろう。
日本が合衆国モデルのような分権社会を目指すのならば、５０の州がそれぞれの州法を持って地域独自の運営方法を競っている事を把握しなければならない。
そして、日本の自治体にあっても地域の法律である条例制定を、議会自らが提案することもできるということを認識し、これから実践して行くことだ。
そうなれば、議会活動がより幅広いものとなってくる。
議会事務局には苦労を掛けることになるが。
| 2003年08月27日(水) |
合併問題住民説明会 神戸地区 傍聴 |
今日は神戸（かんべ）地区での合併問題説明会。１９：０５分開始。
参加者約５０名。（内西条市議６名）
いつもの市長挨拶のあと合併協議会の経過説明。
１９：４５より参加者からの質問
・愛媛新聞で議員任期延長１年７カ月で４億円浮いてくると書いていたが、任期延長の理由が知りたい。
・有料道路の無料化はいつ頃か。
・行政効率化を求める意見があるが、資料を見ると何処に効率化がでているのか分からないのだが。
・新庁舎の位置は産業道路沿いの西の方が良いと思うが。
・各種許認可事務は現在１カ月くらいかかっているが、松山・今治・新居浜なみに早くならないのか。
・警察関係の統合はどうなるのか。
・女性センターの建設が予定に入っているのは良いが、その施設名には疑問がある。
・合併後１０年２０年後の財政健全化は図れるのか。
２０：２１分終了。
西条市には古く条里制が敷かれた頃から伝わっている地名が多い。ここ神戸地区はその名が標すとおり、神が鎮座する地である事が分かる。故にこの地域には古い歴史を有する名家が多く、西条市の歴史に刻まれたあまたの人材を輩出している。
さて、そのような地域なのだが、会場には 一見して動員をかけられたとおぼしき人物がちらほら。それはそれで「合併の全容を見届ける」意味から、話を聞いておくにこしたことはない。
だが、そんな方達で会場が埋められてしまうと、まるで、優勝チームが決まった後の「日程消化ゲーム」。
そんなだから、質問項目も寂しいものとなったようだ。
合併説明会の会場に足を運んで何時も思う事だが、行政側と住民側の陣形が川中島のようだ。
守る行政側「信玄の鶴翼の陣」。攻める住民側「謙信の車架かりの陣」
だが、このせめぎ合い。翼の要の部分が一番弱い事を、攻めての側が知ってか知らずか攻め切れていない。
「鶴翼の陣」は、車架かりのような戦法で一点集中で攻められると弱い。だから謙信は中央突破で越後に帰ることが出来た。関ヶ原合戦でも鶴翼の陣の中央にいる家康に向かって突き進むことで島津義弘は薩摩に逃げ帰り、そののち薩摩藩は江戸幕府を倒すこととなる。
西条市の歴史文化・祭りを中心とした精神文化の、その発祥の地である神戸地区での説明会。
そんな地域だから、なんだか文化的素養でもって今日の日記をつづってみたくなった一色達夫でした。
| 2003年08月26日(火) |
合併問題住民説明会 丹原町 傍聴 |
久しぶりに曇り空。時々雨も降って、日中の暑さもそれほどこたえるものではなくなった。
１１時ころ、９月議会の議案書を届けてくれた。早速、補正予算の内容を検討してみたけれど、質疑をしたくなるようなめぼしい予算が見あたらなくて、なんだか気が抜けてしまう。
港新地堤防の高潮対策調査という説明資料があったので、自転車のパンク修理に行きつけの自転車やさんに行くのを兼ねて、現地を走って見た。
現在、小型船溜まりを整備している港に続く干拓地の堤防なのだが、舗装は波打ちあまり良い状況に保てているとは言い難い場所だった。普段人目に付く場所ではないので、こんな機会でないとなかなか足を運ばない。ましてや人家から離れているので、見落としがちな西条市の一部分といえようか。
１６時頃から稲の消毒実施。途中雨が降りだしたけれども、かまわず全部終わらせてしまう。例年になく病気と害虫の発生が多そうだ。
夜は丹原町での合併説明会に出席。ビスタで有料道路を使い、会場の文化会館まで所要時間４０分。「交通網の発達による地域の一体性が出てきた」と合併推進者が言っていたが、そんなお題目いい加減にしろと言いたくなるようなこの所要時間。
面積が広がれば行政効率が下がる事が、人口規模至上主義者の頭の中に入って理解されるのは何時のことなのか。
いや、理解していても、合併推進に不利となる条件は認めようとしないだけなのか。御山の大将にはありがちな性格。
会場には１９時２０分に到着。開会時には用意の椅子が足らなくなっていた。
行政側 町長以下２６名。住民参加者７０名（若い人が目立つ）
１９時３１分開会。司会挨拶・出席者紹介３分。町長挨拶２３分（行政報告を含む）。役所からのお知らせ７分。合併協議の報告４０分。
２０時４６分より参加者よりの質問
冒頭助役が、○○市の次に丹原町を入れる場合と入れない場合どちらが良いか会場アンケート。丹原町を入れる方が倍ぐらい多かった。
質問
・議員の任期延長は反対だ。なぜ即選挙できないのか。多数でなにをやるというのか。
・即選挙と特例を使う場合でどれくらい経費が余分にかかるのか。
・地域から議員に出ている人数が少ないからといって声が届かないというのはおかしい。なんのための合併か分からない。
・老人クラブ補助金は、協力と理解により統一するとあるが、多い方にしてほしい。
・１年７か月延長と事務局が提案したとあるが、丹原町議会では全員協議会で説明があっただけだ。その時議員から意見が出なかった。こんな事をしていたら政治にたいする信頼を失う。住民運動も起こる。現在、案が出ていると言うだけのことだ。発言をそう修正してほしい。（丹原町議員よりの発言）
・民間はリストラで苦労している。職員減の数字が既に決まっているが、もっと減らせないのか。
・伊予市の合併は議員数２８人で確認とあった。なぜ伊予市ではそれができるのか。
・議員任期延長は事務局提案となっているが、おかしい。議員からでてくるのが本来なのでは。
・新聞報道にもあったが２１万が３７万。これだけもらって１年７カ月何をするのか。
・お金が無くて合併するのに何故庁舎を建てるのか。
・新しい庁舎を建てたらかえって職員が増えるのではないか。
・入湯税とはなにか。
・田野・中川畑地灌水事業はこれからどうなるのか。
・５４％が行政の効率化を期待しているのに議員任期延長はそれにこたえていない。延長案を理事者がまとめるはずがない。議員が望んでいるのではないのか。
２１時４１分終了。
冒頭から最後まで、出席者の質問は議員の任期延長に対する疑問の声に終始した。
町長・助役からの答弁は
・新市建設計画の進展状況を７８名で見届けるため。
・合併後に調整する項目もあるため。
・丹原の町議は１６名。それが４名になる。これでは声が届かないので１６名で地域のために頑張ってもらいたい。
・２回の当初予算編成を見届けるため。
・議員には本来４年の任期がある。この議員特例が無いとなかなか合併には進まない。
・新聞報道にあるとおり４億余分にかかる。４億で合併が進むのであれば捨て金ではない。
・小松・東予が短いので４年９カ月に伸びる丹原から短くしろとは言い出しにくい。
・特例法で認められているのだからかまわないのでは。
・これはまだ決まったわけではない。
・次の協議会で確認の予定だが、意見の有ることは伝える。出し直しという事もある。
丹原町というところ、報道や人づてに議会の人気薄を聞いてはいたが、住民からのその追求の鋭さを目の当たりにして、なんとも 凄まじい ものだと感じた。
町長や助役は、立場は議会の雰囲気擁護なのだが、結果として住民意見に油を注いでいるみたいだった。
住民の側には、合併は仕方がないという意識が見える。だが、それに乗じて議員だけが甘い汁を吸うのは 許さない という事なのだろう。
この地域。どんなに社会が変わろうと、どっこい地域に根を張り行政や政治になんか頼らずに生き抜いてやる。そんな意識が強いのだろうと思った。
西条人とはまた違う人間模様がかいま見られた丹原行となった夜。
禎瑞には妻が行く。会の雰囲気を聞いて、この地域も一種独特の地域意識を持っているのが、質問内容から伺い知れる。
| 2003年08月25日(月) |
合併問題住民説明会 玉津地区 傍聴 |
日中少し雲が懸かって、暑さの峠は越したみたいだ。
だが寒暖計は３０度を超えており、日盛りの活動報告配布作業は体力勝負。
地域を歩いていると、やっぱり社会の現状が見えてくる。
今日は福祉行政についての辛辣な意見が聞けた。
彼の言うには、社会全体に 甘え の構図が出来ており、そんな意識は福祉行政の充実と時を同じくして見えてきて、バブル崩壊のこの１０年で、さらに加速されたという。
商売で人と接する事を生業としている彼の言葉は、日常の経験に根ざすものであり、素性の割れた議員が接する人々が標す態度よりも、深層心理に潜む人間心理の変化を言い表しているように感じた。
１９時から玉津校区での合併問題住民説明会に参加。
行政側から市長以下いつものメンバー２３名。住民参加者４５名。（内西条市議３名）
いつものセレモニーのあと、１９時４２分より質問
・合併の是非についての住民投票はしないのか。
・財政シミュレーションによる合併する場合としない場合の効果の差は。
・入湯税の性質は。
・西条市の地下水の供給範囲は広がるのか。
・合併であたかもバラ色の未来が開けるように言っているが、高齢化していく現状において老人福祉は大丈夫なのか。
・新市建設計画の発想が画一的である。第２・第３の案を標す事は出来ないのか。
・議員任期の延長を提案しているが、予算がどれくらい余計にかかるのか。
・１０年後、財政収入が確保できるのか。
・行政サービスの確保を言っているが、現在の満足度をどうみているのか。将来、低下しない保証は。
・高齢者施設の内容は。
・農業基盤整備の内容は。
・合併スケジュール表通りに進んで、変更は無いのか。
・合併による行財政の効率化を期待しているのに、議員任期の延長は趣旨に逆行しないのか。
・今日配布された資料では、合併のメリット・デメリットが分からないのだが。
・住民アンケートの仕方による、住民ニーズ把握の ねじれ は感じないか。
・住民意識のなかの住民コミュニティやボランティアへの必要性を、より良い方向へ誘導する必要を感じないか。
・市議会便りへ、どの議員が何を質問したか掲載してほしいのだが。
２１時６分終了。
西条市の東に位置する玉津校区。その地理的なところからくる住民意識として、２市２町の合併では、さらに東の端になるとの考えから懐疑的な意見が強い。
それに、部落行事等を通じて地域コミュニティも確率されているし、今日の質問に見られるように、既に合併の本質を見抜いていると思われる住民も多いようだ。
ここは、私の出身校区。このような意識の見られる校区だから、ある意味私はやり易い。
それに対して答える側は如何に。
戦後の日本は、中央集権国家の号令一家、全国いたるところに金太朗飴自治体を出現させた。それが、バブルの崩壊後も夢よ再びでもっての経済政策の失敗でほころびてしまい、新たな活力を求めて地方分権・改革路線のもとでの合併騒動。
金太郎飴自治体からの脱却が求められているのに、今、西条市行政がやっている事は、総務省のマニュアルどおりの合併協議と、コンサルタント丸投げの新市建設計画の提示。
私が指摘しなかったら、１３６億との数字が宇摩と同じように「新市将来構想概要版」に 大きな文字で 踊っていただろう。
各担当が、校区内での公共事業の予定で住民の関心を喚起しようとしても、少子高齢化状況の中での地域の将来に不安を抱く方々の意識を、合併への祝祭感に導く事にはあまりにも無理があるようだ。
結論を言うのは早すぎるかもしれないが、合併協議は行政主導で粛々と進むだろう。だがこの合併、行政と住民の間に埋められない溝を作る事になる。
その前兆は神拝校区での無関心、加茂地域での地域崩壊の危機に対する無策、玉津校区でのかみ合わない議論、等々既に現れている。
その危機に対処するべき議会は、任期延長で市民の批判の矢面に立つこととなる。
明日は禎瑞校区で説明会が予定されているが、丹原町での説明会に行ってみようと思う。
| 2003年08月24日(日) |
合併問題住民説明会 加茂地区 傍聴 |
日曜日の午前は、このところの暑さで消耗した体の休養時間とさせてもらった。
日曜日だというのに予定の入っている合併問題住民説明会は、１３時半から西条市の山間部に位置する加茂地区での開催。
西条市の誇る名水「うちぬき」を涵養する 加茂川 をさかのぼり、目的の会場まで例によって軽トラでの走行。道すがら武丈公園あたりには、夏休み終了を間近に控える日曜日のせいなのか、色とりどりのテントの花が咲き乱れている。
アウトドアスポーツ花盛りの昨今、行政が何もしなくても、住民はチャンと生活を楽しむ場所を見つけている。
会場には１３時３２分に到着。
市長挨拶の真っ盛り。出席者紹介のあと合併協議会の経過報告。
行政側参加者２３名。住民参加者２０名（内西条市議２名）
１４時９分から参加者よりの質問
・西条 小松地域での過密放置林で、補助の付かないところについての対策は。
・地区の連絡道路の整備はどうなる。
・高齢者の交通手段の確保はどうなる。
・地域を支える消防団等を出来る若者がいない。水源の森を守るべき所に人がいない。地域の祭りも維持できない。公共投資をしているが役だっていない。山間地政策は小松や丹原の方が充実して元気に見えるが。
・棚田の保全などを言い出したが、既に手遅れになっている。地域から発信しろというが、既に高齢化して限界にきている。
・公民館の果たす役割の見なおしを。
・別子山村は住民３００名に職員２０名できめ細かくやっていた。
・中の池地区の市有地の維持管理有効活用は。
・独居者対策、地域行事維持についての考えは。
１５時２３分終了。
市長が答えた言葉の中で「合併後の組織として地域対策課（過疎地対策）を持ったらどうか」という発言は、注目するべき所だった。
もう数年前になるか、関西学院大学の小西さちお教授が西条市で合併問題について講演した（市主催）。そのおり、西条市が合併して良いところは�〆眄�的には混ぜて揺すればほんのちょっと余分なお金が出てくる��行政組織図がちょっと立派になる。それくらいです。と言っていた。
市長は「人口規模の拡大による発言力の強化」という言葉をしきりに口にする。そんな言葉を聞いていると、市長会議のおりの席次が上がる事が、合併のメリットであると思いこんでいるようにしか見えない。
そんなお方の口から、地域課題解決への対策が必要と認める発言があった。それなら、私の主張する 狭域行政の必要性 とは一致点があるということだ。
市長の答えの中で「一つ叩かれたら、五つ叩き返すという根性でやっている」という発言がある。この人、しばしばこのようなニュアンスの発言をする。
聞いていて、尊敬されるリーダーの言葉としたら「一つ叩かれたら、五つ考え実行する」と言う方がカッコイイかなと思った。
今日の会場は小さな部屋で、前に居並ぶ市幹部と参加者との間は狭く、膝詰め討論会の雰囲気があった。
ふと、市幹部が手に持つ資料を見ると「住民説明会想定 問答集回答例」との表題のついた分厚い冊子。
一瞬「なんだ、そんな資料を作っている間があったら地域の中に入って草引きの一つもしろ」と思ってしまった。
次々と地域の窮状を訴える住民の切羽詰まったような目線。その先に居並ぶ行政幹部との目線は、どうも合っていないように感じてきた。
なぜなんだ。
日曜日の昼間 想定回答集 を携え説明会に望むワケは、仕事をそつなくこなすためのものなのか、それともある方の言動を気にしてのものなのか。
そんな訳によって回答集を作るのであれば、地域にとってなんと不幸な状況だことよ。
説明会終了後、せっかく山の中に入ってきたのだからと、千町地区まで足を運び棚田の状況を確認。
もう稲刈りが終わった水田や稲穂が揺れる水田。そんな水田の一つに胸まで稲に隠れて肥料を散布している老婆が見える。今頃家では
寒風山トンネルを越え本川村まで足を伸ばす。太平洋側の空気はなだらかな山と同様に、なんだかおおらかな匂いがする。
| 2003年08月23日(土) |
合併協議２つの小委員会 傍聴 ・地蔵盆 |
今日は丹原町で合併協議の２つの小委員会があったので傍聴に行く
朝１０時より「新市の事務所の位置検討小委員会（第７回）」
委員９名出席・事務局１３名・報道２名・傍聴者私１人。
今回の協議事項は�〇�務所の位置について�⊃慶�舎建設の場所について
現在２市２町同時に住民説明会を開催しているので、その雰囲気をみてから判断するということで、２件とも継続審査となった。
事務所の位置については現在の西条市庁舎を使うとの意見でまとまっている。
新庁舎建設の場所については、重要な問題なので合併協議の中で右から左には決められない事項。各委員の意見は西の人はやっぱり西への建設をいうが、早急に建設すべきとの意見は出ていないので、「合併後新市の協議の中で決めて行く」というような言葉で落ち着くのだろう。
続いて１３時半から「新市名候補選定小委員会（第８回）」
委員８名の出席・事務局１３名・報道５名・傍聴６名（内西条市議４名）。
前回１０に絞った候補名を投票数の多かった順に５つに絞り込む。
あとは合併協議会２９名で決定という段取りとなる。
新市名候補選定小委員会は今日で役割を終えたとの事。
西条市の東の端にある我が家から、今日の会議があった丹原町文化会館までは、自動車で走って小一時間かかる。冷夏の夏がここに来て３４度の暑い日中に、クーラーの付いていない軽トラで走るのは 灼熱地獄 の責め苦を味わう。
そんな思いをして走って来ても、会議が３０分足らずで終わってしまうのだから・・・・。まあ言うまい聞くのが役目。
日中も、５００ｍｍの飲料水２本飲みながら用事に精を出す。
夕方家路に付く頃には、それでも涼しい風が通りだした。日の暮れもずいぶんと早くなった。
町の辻辻にある小さな祠に提灯が灯っている。今日は地蔵盆。
冷蔵庫の中にケーキがある。妻に聞いて見ると、母の一日遅れの誕生祝いのお裾分けだという。
| 2003年08月22日(金) |
臨時議会 麦作共励会 合併問題説明神拝地区 |
出がけにトラブルがあり１０時開会の臨時議会に遅刻。
臨時議会の内容は、市内中心部に建設する「総合福祉会館建設工事の工事請負契約の締結について」と「財産（消防自動車）の取得について」
少子高齢化社会への対応のための拠点施設となる「（仮称）総合福祉会館」の建設は、西条市行政の重要課題であったが、合併を目前にしてのこの時期の建設着工となった。
市内を流れる新町川「アクアトピア水系」沿いに出来上がる施設が、景観にマッチした市民に親しまれるものとなってほしいものだ。
委員会付託、委員長報告で議会は１３時半には終了。
１４時からＪＡで開催される麦作共励会へ参加する道すがら、遠回りして福祉会館建設予定地に行ってみる。
雨の多かった季節を経て新町川は、水の都西条を鼓舞するがごとく、満々と水をたたえて流れている。
行く夏を惜しむように照り返す太陽の下しばらくの間たたずみ、近い時期にこの地で展開される福祉行政に思いを馳せる。
第２０回麦作共励会に出席。
愛媛県は、味噌・醤油の原料となる裸麦の生産日本一を誇る一大産地である。
この裸麦の栽培奨励と栽培技術の向上を目指し、毎年この時期にＪＡ主催で開催される共励会では、最優秀には市長表彰がありその表彰式を兼ねて開催される。
今年は４０名ほどの出席があった。
昨年から、この裸麦の品種が全面的に変更となり、今年はその実績を元にした栽培指針が農業改良普及センターからあり、興味を持って聞かせてもらった。
１６時終了。
帰り道、地区の公民館に寄って要件を一つ済ませる。
昨日、教育長が西条地区公民館の建設について言及していたので、この４月に増改築がなってから、その後の利用状況の推移を聞いてみる。
やっぱり月ごとに利用者が増えている様子。
東予６市議会対抗ソフトボール大会が１０月４日（土）に西条市で開催される。その試合に備えて今日から練習開始
１７時半から北中学校グランド。まだ日中の暑さの残るグランドで３０分ほど汗を流したら、焼き肉屋に場所を移しての結団式。１８時半開始。
まあ、その賑やかな事。牛海綿状脳症などモノともせず、来る１０月の大会優勝を期して体力と鋭気を養う。
汗を流した後の生ビールといきたいところだが、今日も合併問題住民説明会の予定があるので、ウーロン茶で我慢する。
神拝地区公民館で１９時より開催予定の説明会を１９時３９分より傍聴。
この地域は西条市中心地で、ここの小学校は生徒数９８０名の大規模校である。
だのに、会場に一歩足を踏み入れて唖然とした。
他会場と同じ合併協議会の経過説明は２０：８分終了。開会予定時間を遅らせたそうだ。
続いて参加者からの質問
・市役所が遠くなって不便になるのではないか。その補完のため公民館の機能を広げられないのか。
・住民の出席者よりも前に並んでいる人の方が多いけれど、皆さん関心が無いのではないか。西条市に引っ越してきて３年半ほどになるが西条と言う名前が気に入っているので残してほしい。
・お祭りはどうなる。
・自治会の形態が違うけれど、広報配布等はどうなる。
・ボランティア団体への助成は変化するのか。
・集会所建設の助成はどのようになるのか。
・加戸知事が１月に文化会館で「２市２町の合併では西条が損をするのによく決断しましたね」と言った。その事で合併に不安があるのだが。
２０時５１分終了。
昨年のこの地区での合併問題住民懇談会では、国の現状について辛辣な意見が噴出していた。それが１年経ってみたら、この変わり様。
市長や市役所幹部に義理立てしてくれる地区なら、動員をかければそこそこの出席者は確保できるのだろう。だが、都市化され、行政に頼らなくても生活になんら差し障りの無い地区では、行政との関わり方はシビアに割り切られるということか。
そんな現実を見た夜は、市長の口から私の名前が飛び出して、答えている内容と私の考えの、その落差の大きさに二重で落ち込んでしまった。
今日の予定とメモで埋められたスケジュール帳に、母誕生日８１歳とある。
おめでとうの一言も掛けていない事に気づきまた落ち込む。
| 2003年08月21日(木) |
合併問題住民説明会 西条地区 傍聴 |
朝から夏の日差しが照り返す。日中はもっぱら資料整理に費やす。
一般質問の時期が近づくと、決まって身辺整理が始まる。それほどこのところの資料の溜まりが多すぎて整理が追いつかない。
間口を広げすぎているとの自覚はあるのだが、これも性分だろうと興味のおもむくままに。
一色達夫を評して「市場のタコだ」と言った先輩議員がいた。
その心は「一匹でも場所をとる」というもの。
なるほど、人生の先輩には人を評する目がある。
タコとしたら、伸ばした足の一本でも切り取って、食べて見てくれたら味わい深いだろうと思うのだが、腹下しが恐いのか今だ伸ばした足は健在だ。
世間にはそうそう下手物食いはいないのか。
今日は西条市西条校区の説明会に参加。
西条地区公民館。１階で「ふきげん」（私の好きな飲料水の商標名）を飲んでいたら、後から来た方が理歩尾端Ｄ（変換ミス）を飲んでいる。この差は大きい。
出席者行政側市長以下２０名。住民約４０名（内市議４名）。
１９：００開始 司会挨拶。市長挨拶５分。行政側出席者紹介２分。合併協議会の経過説明３５分。
１９：４４分より、質問
・合併で市民生活がどう変わるのか分かりにくい。一人暮らしのお婆さんの生活がどうなるのか、１３６億の削減金をどう使うのか具体的に説明できないのか。
・新市の名称決定のスケジュールは。
・新市長の選出は。
・東予市の地名の取り扱いは。
・対等合併で職員の処遇はどうなる。
・市営住宅の家賃の取り扱いは。
・水道料金の調整は。
・特例債４６４億の返還の仕方は。
・市の名前が変わることによる経費はいくらくらいかかるのか。
・電話番号・郵便番号の変更は。
・西条小学校体育館の整備を上位に入れてほしい。
・職員１８８名の削減となっているが、臨時職員はどうなのか。
・議員の在任特例適用には疑問がある。伊予市のように議員自らが自らを律していくよう希望する。
・西条地区に公民館を建設してほしい。
・下水処理はなぜ一体化できないのか。
・町の暖かさが失われないようにして欲しい。
・庁舎建設の方針は。
・文化会館ボランティアの処遇はどうなる。
・周桑病院が市立病院となるが、その運営方針は。
２０：４７分終了。
合併協議会を熱心に傍聴されている方からの活発な質問で、他会場とは若干違う雰囲気の中での説明会となった。
私が西条市議会でＮＰＯの事を質問したのは９６年の９月議会だった。その頃はまだ国による法律も制定されておらず、議会内の雰囲気は冷たいものだった。
あれから早７年もの歳月が流れ、法律も制定され、今日では行政とＮＰＯの協動事業が、次代を切り開く有効施策として各地で指向されている。
だが、西条市では、今だひとつのＮＰＯすら設立されていない。
一見活発な質問のように見えても、地域自治の形が変わることへの理解に乏しく、行政からの情報にマインドコントロールされた思考の中から抜け出せていない。
そんな現状を眺めながら、西条市にＮＰＯが設立 出来ない 因子を見る思いだった。
教えない職務執行権者の思考が問題なのか、知らなくても日常生活になんら差し障りの無い住民が幸せなのか。
一色達夫が知りすぎているのか。いや 知ることが私の仕事だ。
開会前に飲んだ「ふきげん」が悪かったのか。いや 理歩尾端Ｄだと頭が冴えすぎて、今日の日記が毒舌だらけになっっていたかな。
明日は総合福祉会館建設工事入札等の案件での臨時議会の予定。
その他予定が一杯。
あんまりカッカとせずに不機嫌直して早く寝よう。
| 2003年08月20日(水) |
合併問題住民説明会 東予市周布地区 傍聴 |
今日は１６時から市之川地区で説明会があったがパスし、昼間は集会の案内作成配布作業・要望事項の文章作成・一般質問の準備・文房具の買い出し等に当てる。
夜は東予市周布地区での合併問題住民説明会を傍聴に行く。
２市２町で一斉に実施するため、今日をおいて西条市以外地域での説明会には参加が叶わない。
出席者は青野勝東予市長以下行政側２０名。住民約５０名（西条市議２名）。
１９時５９分開始。市長挨拶（説明を兼ねる）２０分。合併協議会の経過説明４５分。２１時５分よりは参加者からの質問で、２１時５０分終了。
参加者よりの質問
・新市の名称は石鎚市が良い
・良いことずくめに聞こえるがマイナス面があるのでは
・調整中の項目が多いが、この部分にマイナス部分があるのでは
・議員の任期延長には反対だ。新聞報道に４億余分とあるが、それだけ使って多数でやる意味がない。合併に伴う仕事は合併即選挙で選ばれた議員がやればよい。
・デメリットの方が多いと思う。必ず合併すると言うことなのか
・２〜３年は良いが、後は疑問に思う
・電話の市外局番の統一はできるのか
・東予有料道路の無料化は
一色達夫の感想
・青野市長について
伊藤西条市長の話よりも格段に分かりやすい。それは良とする。
合併の必然性から話を導入し、住民の関心の高い市の名称・庁舎の件・合併によっての住民サービスの変化を報告。その話には好感が持てた。
だが、・現状から比べて数段上の自治体が出来る・高いサービスの提供ができる・協議によって政策的に積み上げられてプラスになっている等々、バラ色の未来を提供できるとの言葉を、参加者は鵜呑みにしていない事は質問項目から伺い知れた。
確かに、福祉・教育関係における住民サービスは調整によって高い方に合わしている項目もある。乳幼児医療費の４歳までの無料化などはその典型だろう。だがそれをもって合併協議の成果とするのは早計に過ぎると思う。
先行合併地域の事例を見ると、持ち寄った行政サービスを積み上げた結果、合併年度における財政規模は、合併以前の自治体財政のプラス数値よりも高くなっている事例がある。
このような前者の撤を踏まないように、切るべき所は切っておかないと、この付けはいずれ回って来ることを覚悟しておかなければならない。
自治体合併が落ち着けば、財政当局は必ず交付税の算定替え見なおしをしてくる。補助金もカット。合併特例債なんて発行してもらおうなどと甘い考えは持たない方が良い。
さて さて その事は西条市議会の議場ではトコトン言っているから、西条市の住民説明会では合併によるサービス向上は行政側からは出てこない。
所変われば話も変わる事を、東予市の住民説明会を傍聴してみてつくづくと感じた。
・参加住民について
新市の名称について 西条市 をすんなりと受け入れる雰囲気に無い。
住民サービスの向上に西条市の財政状況が貢献している事は認めており、合併は 是 の雰囲気。だが、全て 西条市 では地域としてのプライドが許さないのだろう。
これは、お膳を向け返えれば分かることだが・・・・・。
全てのものが変革を迫られる中での地域作りの重要な時期を、合併協奏曲で仕事が忙殺され無碍に時間を過ごしている。合併が成っても当分は内部調整にばかりに体力を消耗することが続くのだろう。
そんな行政マンの仕事状況を作り出した政治は、「議員だけが甘い汁か」と言われるような事が断じてあってはならない。
西条市の東の端の すみか に返る道すがら、想う事多々あり。
丹原町 小松町の説明会にも行ってみようか。
| 2003年08月19日(火) |
合併問題住民説明会 橘地区 傍聴 |
合併問題住民説明会 ２ヶ所目 今日は 橘地区での開催。
この地域は昨年の説明会の時、地域構成人数の割合から見て、一番出席率の高かった地域。
今回も小学校体育館に会場を設え、住民の参加者は１００名ほどとなっていた。
行政側出席者は昨日と同様。市議は５名。
１９時２分開始 司会挨拶。市長挨拶６分。行政側出席者の紹介２分。
合併協議会の経過説明３６分。
１９時４８分より、参加者よりの質問
・この地域の下水道計画はどうなる。小松町との下水道事業の調整はどうなる。
・新市の名称はどうなる。橘地区では協力して８００枚提出したが。
・議員任期延長の経緯は。
・庁舎はどうなる。小松町でも申請書類請求などの手続きは出来るのか。
・２０年後までにこの地域で実現できるものは何か。
・東予有料道路の無料化はいつ頃か。
・道路網整備の観点から、飯岡の産業道路取り付け部分の改良が必要では。
・線引き廃止によって路線価格の安定を図るべきでは。
・合併に要する経費はいかほどか。
答えは、今日は市長が少ししか喋らず、主に担当者の答弁。
それで、２０時４１分に終了。
一色達夫の感想
・市長について
今日の喋りは１５分。地元からの要望に言質を取られないようにしながらの話に終始。「人口増加は都市政策の正解である」との持論と、そのための政策である線引き撤廃・産業の活性化策の説明。
地域の一体感の醸成には３０年かかると、昨日氷見で言った言葉を今日も使う。
あまり喋らない方が、リーダーとしての 威厳 がありました。○。
・行政について
無難に答弁。
議員任期延長についての説明では、�〃�設計画の執行状況の確認��合併後に調整する案件があるため�Ｌ明僂�拡大すると住民の声が届きにくくなるため。との協議会での提案説明と同様の答弁。
これ以外に答えようがないでしょう。
・参加住民について
昨年も感じた事だがこの地域は、行政に対して住民パワーでもって地域課題解決を働きかけるとの意識が強いようだ。
新市の名称募集の時、地域で用紙を回し、８００枚投票したという事だ。
そんな多数工作があった事を、地域住民の話や県議のＨＰへの記入によって知ってはいたが、市長に対して直接枚数まで提示して言われると、「どうもどうもご苦労さんです」と拍手したくなる。
この地域の公民館館長には、今年から市役所の課長職が就任している。これまでにも地域公民館への市職員の配置の事例はあるが、今の時期に、この地域でどんな仕事をするための配置なのか。その後の推移を興味を持ってみているのだが、今だ実状は掴めていない。
このような、ある意味 結束の固い 地域では、コミュニティ活動の中から斬新な取り組みが出てくる事がある。
これから重要となる 狭域政策 のモデル地域としての可能性が考えられるのだが如何に。
昨日の日記に８月１５日の日本経済新聞社説を引用させてもらった。
「日本軍の兵は優秀だが指揮官は無能だ」というソ連軍元帥の言葉である。
引用させてもらった限りは、その全文も把握しておく必要があると考え、図書館でコピーを取って来た。
ついでにパート職員に、開館時間の延長の効果について聞いてみたら、まづまづですとの無難な返事。私から「定着してきたら序序に利用も出てくるでしょうね」と言って、この件に関する調査はこれまで。
日経新聞社説の後段の部分には
「兵は優秀、指揮官は無能」というのは日本軍に限らず官僚機構など日本型組織の最大の特徴。こうした組織は安定した状況のもとでは一定の成果を上げることが出来る。しかし、変化の激しい大競争時代になるとたちまち機能不全に陥り、その結果巨額の財政赤字と不良政権の山を築いた。
とある。
橘での住民説明会で、合併の効果は１３６億円。新市建設計画での事業は１０年間で１２６３億円。うち特例債事業４６４億円。等々の説明をしていた。
財政の裏付けに乏しい いわば絵に描いた餅 の話を平気でしている助役。
それを納得しているのかいないのか、反応をしるさない住民を最後列から眺めながら、この国の政治は末期症状だと寒気が走った一色達夫。
| 2003年08月18日(月) |
合併問題住民説明会 氷見地区 傍聴 |
今日から２市２町自治体合併についての住民説明会が始まった。
皮切りは西条市の西部に位置する 氷見地区。１９時開始。
出席者 説明者は市長をはじめ市の４役＋各部長職１０名＋合併対策室１０名ほど。住民＋報道で約４５名。（内市議会議員８名）
市長挨拶３分。行政側出席者紹介３分。合併協議会の経過説明４０分。
このあと、参加者よりの質問
・国家財政の赤字をどうしていくのか。入湯税は止めて欲しい。
・合併の言い出しっぺは何処なのか。国・県のやらせでは
・人口規模が発言力ではなく、地域の魅力の集積が力なのでは
・高速道路は、都市への集中を益々加速させるのでは
・小松町の町議は無投票だったが、合併で３７万円の給与となりしかも任期が伸びる。これは合併の目的である効率化に逆行するのでは
・通学区域の変更についての考えは。小学生の通学時の交通安全対策は
との質問があり、主に市長が答えた。
２１時２分終了。
一色達夫の感想
・市長について。
相変わらず何が言いたいのか分からない話に終始し、出席者の中に居眠りしている人がちらほら。
自立・自活出来る自治体作りを目指す一つの方法として、何故合併なのか。住民自治の有り様について、地域のリーダーとして何が言いたいのか。そこのところを明確に表現し地域住民に理解してもらう術を、この人には今だ身につけてはいない。
話を聞きながら、ある方のＨＰに掲載されていた文章を思い出していた。
８月１５日付け日本経済新聞社社説に興味深い文章がある。第２次世界大戦中、日本軍とドイツ軍両方と戦った事のあるソ連の軍人ジューコフ元帥は、西側記者団に日本とドイツの比較を聞かれこう答えている。「ドイツ軍は指揮官も兵も優秀。日本軍は兵は優秀だが指揮官は無能である。」こうした見方は、日本軍とドイツ軍両方と戦った米軍首脳の評価とも一致する。
・行政について
今日の会場で参加者に配布された資料は
�／兄埔�来構想「概要版」（既に２市２町の各世帯に配布済みの資料）
��合併協議会会議状況報告書
��新市建設計画の策定
の３点。
４０分の説明はよどみなく良くまとまっている。資料も、昨年入手した宇摩協議会住民説明資料 よりは 分かりやすい。ＰＣ利用の映像投射も併用して演出も凝らしているという努力は認める。が老眼の入った私の目には薄暗くした室内には難渋。していたらやっぱり電気を付けてくださいとの声が出た。
・参加住民について
西条市内１２ヶ所で開催される住民説明会の、今日が最初の場所。合併協議会での会議内容や新市建設計画へ直接意見を言える 最後の機会 だのに、なんだか熱気に欠ける会場内の雰囲気に終始する。
自分達の自治体の将来の姿を形作る。そんな作業に参加する絶好の機会だというのに、この関心の低さには唖然としてしまう。
新市の名称は西条市に決まりそうだ。庁舎の位置決めも先送り。自分達の日常にはさほどの影響は無さそうだ。こうなると、あとはやってみて悪いところが出てきたら、合併推進した市長・行政・議会を やりだま に上げておけば良い。
合併問題についての関心の低さが、そんな他人任せ主義に起因するのであれば、これから益々重要になってくる 地域が自立・自活するための住民参加行政 について、その成果にあまり多くを期待できない。
自分達で選び取ったものでない、国県の流れの中で、だらだらと全ての物事が進んで行く。社会に蔓延する先の見えない将来への漠然とした不安感の中で、政治は如何なる役割を演じればいいのか。
１年前の氷見地区での 合併問題住民懇談会 の様子を記したＨＰ日記を読み返し、この年月における住民意識の変化を感じて、これからの私の政治活動の修正も考えなければと思いめぐらす。
| 2003年08月17日(日) |
議員任期延長案の出所は |
８月１４日開催の「第１０回合併協議会」の様子を伝える、１５日付けの愛媛新聞には、議員任期を１年７カ月延長する「西条周桑合併協議会」の様子を伝える記事と、その件を批判するコラム。丁度その下には、議員の身分に関する特例を適用しない事を伝える「伊予地区協議会」の記事が掲載された。
こうも鮮やかに２つの協議会の方針が違うと、「西条周桑協議会」の議員任期延長方針への疑問が際だってくる。
さらに２つの記事を詳細に分析すると、伊予地区協議会の議員の身分についての案は、この件について協議するための小委員会を設けて議論し、その結果を協議会に標しているのだが、西条周桑協議会の議員の身分についての延長案は、事務局が提案となっている。
合併に関する諸々の協議をどの様な手法で進めて行くかは、各々の協議会での決定事項だから、協議会への調整案の提示は違っていてもかまわない。だが、その調整案がどの様な過程を経て出てきたのかを問われれば、伊予の方法は明解で分かりやすく、西条周桑の場合は突然降って湧いて来たとの感は否めない。
だから、７８名でもって４億の無駄使いをして議会を構成する事への批判に輪を掛ける事となる。
西条市議会の中で、合併に伴う議員の身分について、特例を設けず合併即選挙で法定数３４名にするべきであると主張しているのは３名。
高田正敏議員（新社会党）
一色達夫（無党派）
伊藤学議員（共産党）
後の２３名は延長を主張している。が、これまでに伝え聞いたところでは、２３名全員が１年７カ月というような長期間延長を主張しているワケではない。
では、どの様にしてこの１年７カ月延長案が出てきたのか。
私が調べた限りでは、西条市議会以外の１市２町でも、共産党や一部良識派（世間からそう目されているらしい）議員以外は、任期延長を主張しているようだ。そのような雰囲気を推し量り、以心伝心で各議会内の方針が固まり、最終的には１３日に各議会の事務局長が集まって協議し調整案を作成、１４日の協議会に提案したようだ。
だから、これまでの協議会では事前に協議資料が委員に提示されるのに、今回の議員の身分についての議案は協議会当日の提案だったようだ。
それから、何故この時期の提案かというと、２市２町で予定されている住民説明会の中で、出席者からこの件についての質問が出ることを想定している事。また、住民説明会が終わってしまったら、１年７カ月との提案は 住民から承認を得た こととなるからだ。
このように、いつの間に固まったか分からない ７８名 １年７カ月 ４億無駄使い 延長案。住民説明会が西条市では明日１８日から氷見地区を皮切りに１２ヶ所で開催される。はたして、この案についての質問にいったい誰が説明するのか。
それは議会事務局長だろう。
その答えは、協議会で説明した通りを用意して行く事になるだろうが、はたして、議会内で決を採っていない １年７カ月議員任期延長案 を議会事務局長が答える事が適当だろうか。合併対策室が答えても、議員の権限を犯す 越権行為となる。
その事をよくよく考えて発言することだ。
合併協議は、あくまでもこのようにしましょうという確認であり、議会での決を採ってはじめて効力が生まれる。
合併対策室や議会事務局長が、この件について議会内の意見を代弁するとしたら、現時点では「延長反対・短期の延長・長期延長の３つの意見があるようです」と答える意外に無いのでは。
延長案の出所を曖昧にしておいて、住民批判をやり過ごそうとする。
そんな ご立派な 方々に代わって矢面に立つ合併対策室や議会事務局。
さてさて、職務とはいへご苦労様ですね。
合併とは如何なるものなのか。時間経過にしたがってどんな仕事が出てくるのか。その事で住民生活がどのように変わってくるのか。それを進めようとする議員は如何に自分の身を削ろうとしているのか。その中から地域の目指すべき姿はどんなものなのか。
議員たるもの堂々と自分の信念を説明する。そんな同志が議会内に少ないのが遺憾ともしがたい。
ここは良識有る市民の行動を喚起し呼応する以外に、現状改善は図られないのだが。
| 2003年08月16日(土) |
お盆 昨年は扶桑社 今年は議員任期延長 |
お盆。
今日くらい政治活動を忘れて 夏休み といきたいところだが、税金を払ってくれている住民の事を考えたら、体を休めながらも頭はあれこれと想いを巡らしている。
昼間は外出もせず、家族揃ってのお墓参りと高校野球のテレビ観戦で過ごしていた。
夜は、７月末の東京での研修のおり名刺交換した各地の議員や大学教授へのメール発信やＨＰ検索に費やす。
さて今日はＨＰ日記には 政治の話は止めようかと、昨年のお盆１６日の内容を観ると「やはり扶桑社か、愛媛県人として情けない」との表題で、愛媛県による歴史教科書採用についてをコメントしている。
そして今年といえば「合併による議員任期延長問題」で 怒り心頭なのだ。
一色達夫は年がら年中 現状批判 ばかりをしている市議会議員なのか。それとも自分の理想とするより良い政治状況の構築を目指して日夜奮闘しているのか。
理想と現実の乖離状況に「賽の河原の石積み」のような空しさを覚える事の多い今日はお盆。
議員任期延長の事務局案がどのようにして合併協議会へ出てきたかは、明日の記入。
今日は心静かに、ご先祖様への感謝の日とする。
| 2003年08月15日(金) |
議員だけがうまい汁か |
愛媛新聞の地方版「ひとこと」欄の表題は「議員だけうまい汁か」と、昨日の合併協議会で提案された 新市の議員任期延長１年７カ月 を批判している。
批判されて当然だ。
保守政治の失敗の付けを、住民誰もが痛みを伴って負担していこうとしている時、議員の身分についての特例を最大限使って 議員だけが良い目をしようとすることなど、断じて有ってはならないことだ。
折しも今日は敗戦記念日。戦争中の現実と今日の政治が抱えている現実がだぶって見えてくる。
戦争中、弾に当たって真っ先に死ぬのは兵卒。上官は安全地帯に逃げ延びて命を長らえる。自治体合併でも、真っ先に税金が上がるのは一番働いている庶民。その税金で 雇われている 議員 が７８名で４億無駄使いして、あとは年金暮らしで 悠々自適とは いい気なもんだ。
合併後市議となる町議が、「町議の倍近くある新市議の給料もろうてやめるんよ」と言っていたという噂話が流れてきたので、昨年９月２０日の日記に「議員任期延長特例が無くても合併したいですか」との表題で、笑い話として記入済み。
それが、今回の愛媛新聞の特集記事に、その事が掲載されているところを見ると、聞いたのは私だけではなくて、噂ではなく事実のようだ。
こんな町議が新市議となって
・議員が責任を持って合併後の新市建設計画の執行状況を見届ける必要がある。
・合併後、調整が必要な協議事項がある。
・住民の意見が反映されやすい。
という仕事がまともに出来るというのだろうか。
「執行状況を見届ける必要」を言うのなら旧市町での議会一般質問の人数が新市になっても質問するというのだろうか。西条市ならば議会毎に１０名前後。他の１市２町を足せば、新市の議会では議会毎に３５名程が質問することになる。
そうでないのなら、この任期延長の理由付けは ？ だということだ。
委員会も１委員会２０名程の委員で構成して、みんなが活発に質問して、委員会も３日間くらいやるのだろうかな。
合併後、調整する事項など、今の協議会の中で全て調整しておけ。とりあえず合併しておくため、問題解決を先送りしておいて、その調整のために７８名必要だというのだから、現在の協議会の仕事の 雑さ を自分で認めている。
住民の意見が反映されやすいというなら、法定数の３４名では住民の意見は反映されないということなのか。
住民の意見反映のため２市２町それぞれに 地域審議会 なるものを作ると提案しておいて、なお重複して議員の数をそのままとするとは、なんと 大盤振る舞い なことですね。
住民を思う心根。有り難いかぎりですよまったく。
| 2003年08月14日(木) |
新市の議会 ４億円の無駄使い |
一日中 雨
そんな一日の出来事は、心の中にも カビ が生えそうなうっとおしいものだった。
昼１時半より、東予市で２市２町合併協議会（第１０回）開催。傍聴する。
提案された協議事項の中で、「議員の定数及び任期の取り扱いについて」が議題に上り
合併から１年７カ月の任期延長とするとの提案がある。その理由について最もらしい事を事務局が説明していたが、一日でも長く議員という職に留まりたい方々の言い分を代弁している言葉に、聞いているうちに気分が悪くなってきた。
委員より、合併即選挙をして議員の数を法定数３４名に合わせた場合と、特例を使って７８名で１年７カ月間議会を構成した場合とでの 経費の差額についての質問がある。
事務局より、約４億円余計にかかるとの説明。
２市２町の市議・町議で水面下での調整をしての提案なのだろうが、こんな方針を出してくるご立派な方々の、目の色が虚ろなのには鼻白んでくる。
前々からこのような ご立派な方々と 私との間では、議論の一致点が見いだせないと感じていたが、根本的に 公 というものへの認識に開きがあるすぎるようだ。
合併の行く末を見届けるためとの理由で ７８名 でもって ４億円余分に使って議会を構成して はたしてどんな仕事ぶりなのか トコトン 私の目で見届けて、このネットで日本国中に発信してやろうじゃあないの。
合併に伴う様々な人間模様が、リアルタイムで楽しめますよね。
会が終わり、そそくさと引き上げるご立派なご意見を持っている方々を目で見送りながら、これから私のやるべき仕事が増えたと、闘志が漲ってきた。
お盆が近づいてきた。
季節の節目の行事が近づいてくると、それなりに様々な用が出来てくる。
一家を構えていると、そんな用事を済ませるための日程も取らなければならないが、今日は、そんな日となった。
昨年亡くなった従姉の新盆のお参りを午前中に済ませる。
午後から墓掃除。３時間かかったが、曇り空でそれほど暑くはない天候と、藪蚊が少なかったので、作業は重労働とはならなかった。
墓掃除をしながら、「この墓に入るまでの人生。思いっきり好きなように生き抜いてやれ」と、心のもやもやも掃除ができるような感覚になってくる。
これも ご先祖様 の功徳のお陰か。
市内を流れる加茂川の河川敷を会場として、今日から開始となった「西条いもたき」の招待を受ける。
今年で２７年目となる恒例の「いもたき」だが、毎年いただく招待に参加するのは今年で２回目だろうか。昨年も参加の予定だったが、あいにくの雨空で参加を取りやめたように記憶している。
今年、参加する目的は、日頃お世話になっている「いもたき実行委員会」の方々への義理立てと、参加者の中に顔を見せるであろう方々に聞いて見たいことがあったため。
その内容は、「自治体合併に伴って１地域での組織となる西条市商工会議所と、他の会議所・商工会との合併話がどの様になっているのか」ということ。
他に２点ほどの情報収集。
参加した当初の目的は、残念なが十分には果たせなかった。
「いもたき」が美味しかったので、箸を動かすのが忙しかったこと。久しぶりのビールが進みすぎたこと。座る場所が悪くて目的の情報収集とはならなかったこと。途中で雨となり、参加者が早々に引き上げたこと。
そんな理由によるのだが、そこは「転んでもタダでは起きない一色達夫」。別な情報収集と、心地よい酔い加減で良い加減となった。ハハハ。
| 2003年08月12日(火) |
平成１６年度予算要望 市長懇談 |
来年度の予算編成についての要望を市長に直接伝えるための懇談会があった。
昨年までは会派を構成する２名での共同要望だったが、今回は私１人での要望となる。
７月末に提出しておいた書面にしたがって、１１時２５分から１０分間での説明。
市長より「こちらの考えと一致出来る点について実行して行きたい」との話。
要望事項の各項目は、これまでに一般質問等で私の考えを表明しているものばかりなので、改めて説明するまでも無いこと。
今回新しく提案した「チャレンジデー」等については、これから実現に向けて関係カ所に根回しして回ろうとは考えているが、何年かかるかこうご期待というところかな。
ところで気になるのが、来年度予算の編成基準だ。
２市２町で進めている自治体合併の目標期日は「平成１６年の１１月」なのだが、さて、予算は１年での執行を基準として編成されるのだろうか。
２市２町でそれぞれに１年の予算を組んでおいて、合併してからも、それぞれの旧自治体での予算執行と決算という事になるのだろうか。
これまでに聞いてみたことが無かったが、予算執行が現実のモノとなってくると、正確にわからないことばかりが出てくるものだ。
新市の市長は、合併即選挙だから、自分が編成の承認をしていない予算までもに、目を配らなければならないという事か。
これは大変だ。現場の混乱が目に見えるようだ。
市長懇談の時、何だか変な雰囲気だったけれど、「１年後の舵取り、こんなんで大丈夫なの」と、会場を後にしながら不安感が頭をよぎった。
もう一つ、別な事項があったけれど、これから折に触れて話題となる事柄だから、今日のところは割愛。
遅くなっていた７月末の議員研修の報告書を議会事務局に提出。次に考えている視察候補の資料を受け取り（ありがとう）。
役所内の担当を回り、仕事のお礼・情報収集・確認・要望伝達（稲作にいのしし被害が出だした）。依頼者に報告等。
げに議員とは 忙しいことよ。
| 2003年08月11日(月) |
少しの親切の積み重ねが社会のコストを低くする |
昨日の晴天から、今日はもう下り坂の空模様。
外を歩いても 熱中症 にはならないだろうと、遅れている活動報告の配布をしていたら、地域の方から 公共事業施工業者とその仕事内容を監督する行政にたいするお小言を頂戴した。
内容は、地域内幹線道路の植え込みを管理する業者の仕事がなっていないということ。
仕事が雑だ。後の始末を全然していない。市役所は業者が仕事をきっちりと仕上げるようもっと厳しく監督しないんだ。
柳の枝を切るんでも、下に花が咲いていても平気で上から枝を落とす。自分達が花を植える仕事をしているのに何であんな事が出来るのか不思議でならん。（言われた言葉そのまま）
この方、長年地域の道路に花を植える活動を続けている人物。そんなボランティア精神の権化のような人の 行政不信 の言葉だけに、私は返す言葉が見あたらなかった。
続けて言われた言葉は「役所は草を植える。ボランティアは花を植える」
初めて聞いたこの言い得て妙な言葉。
なるほど、公園や街路などの公共施設を沢山作ったは良いが、後の管理が業者発注ばかりだと、何時も草ぼうぼうの施設となる。
地域社会全体に行政にたいする不信感が蔓延していると「公共の場所を自分達の出来る範囲で綺麗にし大切に使っていこう」などという ごきとく な人はいない。
社会に渦巻く人間不信の連関をどこで断ち切って「少しの親切の積み重ねで社会のコストを低くすることが出来るのか」
自分達が好き勝手なことをして作った借金のため、財政が回らなくなってコスト削減を迫られ、それをカバーするために行政の側からボランティアやＮＯＰの活用を言い出した。だが、ご用ボランティアやご用ＮＰＯならいざしらず、精神の充足を求める真のボランティアはそんな誘いには乗らない。
私が明日する事は、市役所の担当に出向いて、問題の場所を担当した業者の名を聞く。仕事内容を確認。そして、こんな苦情があったので業者を指導するようにと伝える。
議員の立場として、とりあえずはそこからしかはじめられない。
業者にも、仕事の丁寧なところもある。公共の仕事は衆人環視の元に行われているのだから、そんな良心的な業者は皆さん先刻ご承知の様子。
だのに、業者によっては市民から苦情の出るのを改善できないのか？。
この頃、土木建築業については、工事現場の環境管理が厳しくチェックされている様子。これは建設省によるＩＳＯ認定業者選考が影響しているのだろうか。
公共工事業者や施設管理業者の全ての従業員の、仕事を進めるうえでの教育マニュアルが必要だね。
「おおやけ の仕事をやらせていただくという誇りが欠落している」。そんな風に市民の目に映る業者がいるという現状を打破するためには。
そこからはじめないと、公共のためとの美名のもと、ボランティアやＮＰＯを求めたところで集まって来る人間は限られてくる。
昨日の、ゴミのポイ捨ての状況を思い出し、そして今日の行政への苦情を聞き、いらつきむかつき、頭に血が上る。
そんな熱い頭を、丁度降り出した雨が冷やしてくれる。
夕暮れ時。堤防の上の道路から川に向かって、スイカを３つ放り投げている人を目撃する。立ち去った後の河原は無惨な様相。
河口近くの川なので、潮が満ちてくれば明日の朝にはキレイに流されていると思っての行為なのだろうか。これが住民のレベル。
そんな社会の現状に一色達夫は為す術無く、雨の中を家路につく。
| 2003年08月10日(日) |
部落内 一斉清掃作業 |
朝８時より、部落でのお盆前恒例の一斉清掃作業に参加。
台風一過で好天となり、昨年に続いて暑い中での作業となる。
私の今年の受け持ちは、部落内共同墓地の消毒作業がご指名で、お盆に墓参りするひとのため、藪蚊駆除のためのスミチオンの粉剤を動力噴霧器で散布。
計４名での作業は１時間たらずで終了。だが、まだ掃除が出来ていないお墓は、あちらこちらに雑草が生い茂り難渋した。
この作業が終了後は、部落内の草刈り作業に合流し、１１時過ぎの終了まで参加。
いつもながら道路際の草むらの中には 空き缶 空き瓶 空き袋 の類が多数捨てられている。部落内で ゴミ袋に５袋ほどにもなっただろうか。
マナー向上が期待できない現状を打破するのは、ポイ捨てについての罰則強化と、空き缶類の回収リサイクルを進めるための デポジット制度 をやらないと、いつまでたっても いたちごっこ だ。
市 独自でも出来るはずだが。
松山市では「松山をきれいにする条例」が施行されて、環境整備のキャンペーンをはっている。
子供の国の自転車置き場に放置されている 自転車 等を撤去し易くするための条例の制定と絡めて、環境整備関係の条例を強化する事も 西条市 として必要なことだろう。
帰宅し、シャアーを浴びてから体重を量ると２�塒遒舛討い襦�
この清掃作業で、一日の体力を使い果たしたのだろうか、昼からは寝ころんで高校野球のテレビ観戦。
| 2003年08月09日(土) |
農の原点は 助け合い |
台風一過。
部落内を流れる川には大水が出ているけれど、その流れは濁流ではなく、この地域への降雨の量を知る目安となる。
田圃を見回ったけれど、風の影響もさほど受けている様子でもなかって安心した。
普段は開けっぱなしとなっている灌水用水口はきちんと閉じられている。これは台風による降雨の前に、水当番さんが見回ってくれているのだろう。
このように、地域で農業を営むには、隣近所の方々との共同作業に負う部分が多い。
そんな地域内の結びつきが発展して 協同組合 という組織が出来上がり、地域産業の発展に寄与してきたのだろう。
何時の頃からこの協同組合が組織さたのか、私は調べたことはないのだが、生まれたときから地域との結びつきの強い組織であり、それは今の時代まで変わっていない。
この間の八幡浜での研修の時、伊方原発に向かうバスの中で「視察していただく施設として今話題になってる 光センサー選果機場 を見てもらったらいいのだけれど・・・」という話が出た。
冗談なのか本心なのか、話の真贋は分からなかったが、この地域では大きな問題となっている事を伺い知る事ができた。
施設の視察についての話の後に続いた「みかんの価格が安定しないところへ持ってきて、施設ばっかり作って余計に農家の負担を増やしているのよね」という話を聞き、本来農家の利益のために有るべき組織が、いったい何をやっているのかと腹立たしいかぎりだった。
バスの窓の外には、耕して天に至ると賞された 密柑山 があちこちに見える。
この地に合う作物として みかん を選び、一本一本植えていった苦労のはてにあったのが、地域のリーダーと目される方々によってなされた不正とは、農家の方々にとってなんともやり切れない思いのことだろう。
今日の新聞紙上には、補助金不正受給によって告発された組合以外の組織でも、同様の疑念がある事が報じられている。
台風の風雨に耐え、すくすくと育っている稲を眺めていると、農の原点助け合いの心をアンタは大丈夫 と問いかけられているようだった。
ＰＣに向かう前、この件についてもっともっと書きたい思いがあったのだが、自然から受ける恩恵について、上手く表現する言葉がみつからない。
| 2003年08月08日(金) |
台風１０号接近 水防本部の設置 |
大型で強い台風１０号の接近。起床して早速外を見てみると、天気予報通り雨。
高校野球のテレビ観戦。第１試合、愛媛代表の今治西高校は６対０で快勝した。
続いて第２試合。この頃甲子園も雨空となり、４回途中でノーゲームとなる。
宣告があり、ＴＶに映る両チームの動きを見ていると、４回途中まで大量リードしていたチームの方がきびきびと帰り支度をしている。そんな態度が試合内容に現れたのかと妙に納得してしまう。高校野球が教育の一環であるという所以か。
次第に雨足が強まる中、残っていた稲の穂肥散布作業。全部終了。
続いて苺苗の畑の草取り。
天気の良い日は直ぐに藪蚊がたかってくるのだが、今日は彼等も何処かへ避難している様子。
ずぶぬれの作業着を着替え、地域内の河川の様子を見に出かける。
地域内を流れる河川の管理についての課題をいただきながら、実際の増水時の姿を自分の目で確認した事がなかったので、周辺水路からの流入の様子も含めて見て回る。
「災害は忘れた頃にやってくる」
そんな格言があるが、２年前、校区内を流れる河川の堤防が増水によって破損するまで、私の意識の中に水防について関心が無かったと言える。そんな反省から、実際の状況を把握する必要を思いながら、昨年は１度も台風が接近しなかったので、今日という日になってしまった。
河口近くは、満ち潮に変わる夕方から次第に水位が高くなっていく。折からの台風接近による風雨によって、波頭が堤防を越えてうち寄せる。普段は水の無い周辺の水路も、今日ばかりは溢れんばかりの水量。
枝水路からの水を河川に排水するかん水防除施設に行き、ポンプが回るのを確認。このポンプが上手く回らないと付近の住宅まで浸水するのだから重要。
地域の消防団詰め所を覗くと、分団長以下団員が多数待機している。上がり込んで話を聞くと、警報が出たら分団の幹部が解除になるまで待機しているとのこと。
地域内に異常がないか定期的に見回りながら、ひたすら警報解除を待つ。その献身的職務遂行意志に頭が下がる。
９時過ぎに思いついて 西条市水防本部 に行ってみる。
水防本部は大雨注意報などが発令されたら、助役を本部長として消防署に設置される組織。議員となって初めてその様子を見せてもらった。
消防署３階の本部には、市長をはじめ市の４役の顔が揃っている。それに市役所の各部長、課長、消防署職員、消防団団本部幹部の顔が揃っている。
消防署幹部は昨日から詰めているとの事で、心なしか疲労の色が見て取れた。
消防署を中心に市役所組織と地域の消防団が連携のもと、市民の安全確保のために待機している。そんな組織があることすら知らない住民が大方の中、職務とはいえ有り難いかぎりだ。
玉津分団の消防自動車は既に１５年間使用。装備も旧式となっているとの事で、消防署に出かけた折りに、更新時期の予定を聞いて分団に伝える。
１８年使用が更新の目処とのことで、平成１８年に予定との事。
台風接近による大荒れの今日、ひとつ仕事が出来た。
| 2003年08月07日(木) |
さいたま市議の身の処し方に思うこと |
７月の東京での研修のおり知り合った さいたま市議会議員 土井氏のＨＰを拝見した。
合併反対を公約として掲げ合併前の市議となり、合併に伴う議員の身分について「任期延長特例」を使った事に対する抗議から、さいたま市の発足と同時に議員を辞職。新たに実施された さいたま市議会議員選挙 に出馬して当選を果たし、現在に至っているという。
研修会場で隣に座ったとき、ノートＰＣを駆使する穏やかな横顔から 学研肌のお坊ちゃん かと想像していた私の推測は見事に 外れた ようだ。
会場では、あまり親しく話すことは出来なかったのだが、後日私からのメールに対して丁寧に返事をいただき、その内容に 氏の人間性をかいま見ることが出来た。
西条市で進めている自治体合併においても、議員の身分は 任期延長特例 を使う雰囲気にあるようだ。
もう既に以前の日記に記入済みの事だが、それが 保守 革新 を問わず、私を含むごく一部の者を除いて大方の議員が特例適用する事に 賛成 の様子なのだから情けない。
それも１年半というような大幅な延長を主張しているようだ。
愛媛県各地の合併協議会での、この件について協議内容の新聞報道を調べてみると、各種懸案に対する事前の話し合いが十分で、議員の身分についても合併協議会内に小委員会を設け 公開 の元に話し合われているヶ所に限って 議員の身分に対する特例は使わない様子。
そんなヶ所については報道の論調も好意的で、特例使用のヶ所の協議内容を伝える記事の行間にかいま見られる 疑義 のニオイとは、違っているように感じられて面白い。
愛媛県各地で一律に進められている 合併協議 でも、地域によって、その内容が違ってきているようだ。これがすなわち地域性であり、「合併を地域づくりの有効な手段として利用する」ことが出来るか出来ないかの違いとなって現れてくるのだろうか。
市議会議員は選挙を経て選ばれてくるのだから、その議員の行動は全て免罪符を得ているようなもの。
だから私はこれまで 議会改革 については発言してこなかった。
もっぱら政策研究に基づく対理事者行動に主眼をおいていた。
だが、自治体の姿が大きく変わろうとしている時、議会の有り様も自己改革をしていくことは必須となる。
自分の思い描く議会の姿を目指しての行動も、これからやっていこうと思っている。
昨日から今日にかけてドーンと落ち込んでいて、八幡浜での研修内容について詳しく書けていないのだが、さいたま市議会議員からのメールで一色達夫は復活。
外は台風１１号の影響による雨足が強くなった。明日は大荒れの様相。
睡眠前に ちなみに新市での議員給与を計算してみた。
３７万（新市の議員給与、現在の西条市議給与）×７８名（西条市議＋東予市議＋丹原町議＋小松町議）×１８カ月＝５億１９４８万円
４７万（新居浜市議給与）×３４名（新市の法定議員数）×１８カ月＝２億８７６４万円
１年半の任期延長で議員の給与だけで２億３１８４万円も違うのか。
これに委員会研修費、政務調査費その他もろもろを含めたら、いたいいくらになるのだろう。
市民から、合併で議員の数を減らせという意見が一定数出てくるはずだな。
八幡浜での「平成市議の会」モーニング討論会。８時〜１０時
各地の市議さんどなたも 言う口 は持っている方々ばかりなので、議論に火が着いたら止まらない。予定の２時間がアッとゆう間に過ぎていった。
参加した議員の所属する自治体それぞれに課題を抱え、日々住民の幸せを求めて活動する皆さんの、方や自信に満ちた、方や不安そのままの、そんなそれぞれの顔を見ていると、はたして自分はどんな顔に見えるのかと考えてしまった。
八幡浜の「お魚牧場」を視察の予定だったが、１時より全員協議会開催の予定だったので失礼する。
７月２６〜２８日・東京 ７月２９日・松山 ８月１日・松山 ８月５〜６日・八幡浜
この夏の予定の研修は、今日にて終了。それぞれに意義深い研修だった。
全て終了しての感想は、「日本国全体を取り巻く環境も激変している中、自治体を取り巻く環境も激変している状況において、政治の躍動を如何に具現していくか」その答えを日々の活動の中で出していかなければならない。
立ち止まり グジグジ はしていられない。ということだろうか。
歩いていく先に灯りは見えないけれど、一歩ずつ。
一連の研修と新しい出会いの中に、活動のヒントはごまんとあった。
１時より、議会全員協議会開催。開催案内ＦＡＸの件名には「合併に係る検討事項について」とあった。
４時過ぎから 稲の穂肥 の散布作業。４４ａ終了。
夜。資料整理に費やす。
| 2003年08月05日(火) |
愛媛平成市議の会 第１５回研修会 八幡浜 |
八幡浜市で開催の「愛媛平成市議の会」第１５回研修会。西条市より７名の参加。
１１時会場に到着、貸し切りバスに分乗し「瀬戸町風車」で昼食。
伊方原子力発電所の見学。ここは３度目なので
平成１４年度「総会」のあと、今回の研修テーマ「地場産業の抱える問題と対策」について
第１部 「これからの地域産業振興方策について」講師 愛媛県経済労働部管理局長 上甲啓二氏の講演５０分。
第２部 各市の報告 として 東予・中予・南予の事例報告
懇親会
長引く不況下、税収の落ち込みが深刻さを増していく中、地域産業の活性化を図るための方策を求めての、今回の研修テーマとなったのだろう。
上甲局長の講演は、�仝�内経済の現状と課題��地域産業の現状と課題�８�の地域経済政策について と系統立てて県による産業政策を述べている。
愛媛県の産業構造を分析し、それに対する活性化策を説明してくれる。
様々な策を講じているのだが、さて、現場の企業がどう 受け止め 活かしてくれるか が問題。
こんなコメントはもう言い古されているかな
統一地方選挙を経て、久しぶりの各地議員との顔合わせ。新人も多く参加していて、新しい出会いも多い今回の八幡浜研修会となった。
朝起きたら、何だか腰が痛い。
昨日トラクタを使っていて運転をちょっとミス、石垣の石を崩してしまいそれを抱え上げた時にねじっているようだ。
それを調子に乗って、酔った勢いでボーリングに興じ、急に別な筋肉を使ったのもこたえた様子だ。
そんな痛みを堪えながら、暑さの中、用事をこなしていたら一日がアッという間に過ぎていった。
今日の特記事項
・ＰＣのマウスを交換。
ここ一月、クリックの感度が悪くなっていたのだが、ＰＣ屋さんをはじめ数人に聞いてみたら、異口同音に「マウスは消耗品だから交換したほうが良い」との話。もう３年もほとんど毎日使用しているのだからと納得して電気やに向かう。
２９８０円。千円であると聞いていたのだが、無い。店員に聞いてみると、最近はゴミを拾わないように「玉の無い」光学式になっていますとのこと。またまた納得して購入。
使用感覚良好。一発で転換ＯＫ。
感度が鈍いときに、メールの必要なものまで 削除 になってしまった。こんなことなら早めに交換するのであったと納得。納得の三乗で、この件解決。
・道路補修の要望を担当に伝える。
昨日、要望を聞いた件を文章に纏めて、担当に提出。
昨日の朝日新聞に「口利き公開」との社説記事があったが、まさに 地方議員 の日常活動の最たる物と自分を納得させての行動。
「ドブ板議員」とは、議員活動を議員自身が自嘲を込めて使う言葉。だが、地域住民が行政との関わりを持つものと言えば、道路を中心とした公共物の管理についてが主なおもとなる。そんな住民の要望を代わって伝える活動 ばかり なら、これも？なのだが。
市役所建設課に来る要望は多数にのぼると思うが、私はこの全てをＨＰ上に受付順に公開すれば良いと思う。それも、誰からの依頼かも含めて。そうすれば、担当の仕事としての優先順位もハッキリするし、住民側にもいつ頃の工事となるかが分かる。
それに第一、議員の仕事と自治会長の仕事とを区別してくれるための意識啓発にもなる。
自分の家の前の道路を直してくれるのが 良い議員 との意識は、そろそろ変えてもらうための方策も提案していくべきだろう。
朝日新聞の社説の主題もそんな内容だった。
・地区別市長懇談会の資料を事前入手。
明日５日の玉津公民館で、恒例の市長懇談会が予定されている。私は明日は八幡浜での研修に参加のため出席出来ないので、公民館に出向き資料を事前入手。
地元からの市長要望は３点
�‐綽綟察Σ漆綟算�業の進捗状況と今後の計画について
��渦井川治水等の安全性について
��線引き廃止について
地元要望も建設課に関すること３点に絞られている。そんな現状。
・その他 諸々
格調高く 政治 を語れなくて失礼。「一所懸命」そんな日常の中から かな。
腰痛だけじゃあなくて頭痛もしてきた
明日 八幡浜泊まりのため日記記入は６日の予定。
６日には１時から議会全員協議会開催予定。１日の松山研修からの帰りに議長はバスのなかで、「合併に伴う議員の身分についても協議します」と言っていたがさて
| 2003年08月03日(日) |
８月最初の日曜日 良く働き良く飲んだ |
８時半から予定の中学校清掃奉仕活動に参加。
これまでの８月最初の日曜日は、部落の清掃奉仕とこの中学校の清掃奉仕が重なり、私が部落の方に出席、妻が中学校に出席と分かれていた。
中学４年目の今年は部落の清掃奉仕が１０日となっているので、二人揃っての中学での清掃奉仕となった。
私の受け持ちは木の剪定。大きく繁茂した樫の木を見つけ、４本丸坊主にしたら予定の１０時となって、清掃奉仕は終了。
昼食までに畑の耕運２ヶ所。
昼食後田圃の畦の草刈り作業・苺苗の中の草取り作業。
６時半から中学剣道部３年生の「総体」打ち上げ会に保護者として出席。
部活に一応の区切りをつける３年生７名。それぞれに個性的な剣士。
指導の師範が一人一人に進路を聞き、これから取り組むべき心構えを説いている。それを聞きながら、道を極めるため日夜鍛錬する者の、生徒を見る目の確かさに感銘を覚えた。
昼間の発汗を取り返すように、ホップの利いた泡の出る水の補給が進んだ。
お腹のくちくなった子供達は、つるんでボーリングに出かけてしまった。しばらくして後を追う保護者。
子供達の歓声を聞くうちに、なんだか腕が鳴ってゲームに加わる。何年ぶりかのボールングは、昔取った杵柄で「洗練されたフォーム」で周囲の羨望の的。？。
１３７点。
ちょっとは父親の権威が上がったようだ。
日中の気温が３０度を超え、やっと夏本番の様相を見せてきた。
そんな中、「恐怖の夏休み」も本番を迎えて、西へ東へと予定消化に大忙し。
車２台での別行動で、子供３人の予定と要望に合わせる事となる。
小学６年生は、今日１日中 親子活動。内容は自作の筏による「筏登り」・竹炭作り・校庭でのキャンプ（テントへの泊まり込み）等。肝試しも有るそうだが、内容は？。
昼過ぎ「筏登り」の真っ最中を見に行った。
６年生全員が班別に分かれ、一月ほど前に作っておいた筏を使ってのイベント。学校の直ぐ近くを流れる川の河口から、学校前までの「筏登り」。
あらかじめ、満ち潮の時間と場所を検討し、出発の場所と時間、ゴール地点と上陸の場所を周到に準備して、保護者によるボートによる監視を付けての試みだった。
出発から２時間。子供達の冒険は、夏休みの良き思い出となる様々な経験をしながら無事終了。
親と子の共同作業で成功させたイベントだった。
準備段階から今日の実施まで、私自身は関わっていなかったのだけれど、役員を中心に今日一日のプログラムを準備した方々に感謝するばかりだ。
妻は夕方からの役割が有るとのことで、出かけている。
用事の片づけ少々。
・舗装の修復以来１件。近くで工事をしていた大型ダンプ通行の影響で、陥没して水溜まりが出来るとの事。
・商店の新製品紹介の依頼。おもしろそうなので、早速自分で購入して使用してみるつもり。
・公園の樹木剪定についての地元要望を聞く。数年前の市長懇談会で、当該自治会からの要望として取り上げられている案件のようだが、樹木は年々伸びるものだから地元自治会としては課題として持ち続けているようだ。
公共地がある以上は、恒久的解決はなかなかの様子。
樹木がうっそうと生い茂り、最近では安全管理の面からも問題が起きているとの事。
夕方、ちょっと涼しくなったので遅れている活動報告の配布作業。知人と立ち話をしていたら、アッという間に藪蚊に３ヶ所刺される。
だが、やっぱり地域は歩かないと、地域要望は把握できない。
庭の木に大きなかぶと虫がいた。
サルスベリの赤い花が目に付く。昨年買った我が家の木には今年は花が付いていないのは残念。かわりに ひおうぎ の小さなオレンジ色の花で、目を慰めている。
最高気温３１度。夏本番。
| 2003年08月01日(金) |
第１９回愛媛県市議会議員研修会 |
松山市全日空ホテル本館「万葉の間」において「第１９回愛媛県市議会議員研修会」が開催される。西条市議会からは２２名の議員が、西条市のバスを利用して出席。
１３時開会。 １６時１０分閉会。
１３：０５ 講演 講師：岩手県大船渡市市長 甘竹勝郎氏
演題：「合併・私の選択」 ー市民の幸福倍増を目指してー
１４：４０ 講演 講師：コラムニスト 子規記念博物館館長 天野祐吉氏
演題：「言葉は届いているか」
１６：１０終了。
以下 感想
大船渡市長 甘竹氏の話を聞いて、私は、私が一番嫌いなタイプの首長だと思った。
嫌いな理由
・話に辻褄が合わない。
�（神�６年に大船渡市長選挙を戦った時の「キャッチフレーズ」は活力倍増だといった。だのに平成１３年１１月に隣町との合併をやり遂げたのが 活力倍増政策 の第１号だという。１期目に実現した政策は無いのだろうか？。
��県との合併協議が決裂した日に盛岡の夜の町で飲んでいて、県の担当と出くわし、翌日又話し合いが持たれたといったが、県と市との協議でそんなことはあり得ないのでは。翌日の話し合いで協議が進み出したと言いながら、市議が知事のところに直談判に行ったともいう。
�９顱Ω�の支援がわんさとくる？。
�ぃ沓位召凌Π�削減で１０年間で４０億の人件費が浮くといった。が、三陸町の助役をそのまま助役にして助役を二人にしたという。また三陸町の町議をそのまま大船渡市議として受け入れたと言った。
職員削減での人件費削減効果を言うのなら、助役も市議も合併即削減したら、もっと人件費が削減できるのだが、それは考えなかったようだ。
職員削減の効果がでるのは１０年後ぐらい。それも合併初年度の歳入額が１０年後も同額だという条件があっての話。１０年後、交付税や補助金等の歳入が減っていれば削減額は相殺され手元には残らない。
次の、天野氏が講演の中で使った「空っぽのバケツほど音が高い」という言葉を聞いて、笑ってしまった。
子規記念博物館の建物が、何だか 偉そうにしているので子規の俳句の垂れ幕を作り、１月毎に掛け替えているという話には「なるほど」と思う。
７月「なつくさや ベースボールの ひととおし」
８月「ゆうすずみ きみをおくって そこらまで」
・現在の日本は、文化にお金を使わないと個人消費は伸びない。
・現在のヒット商品は、物が少なく、多くを情報商品が占めている。
・みんなが 楽しみ の部分にお金を払うようになればこの国も変わる
・大衆文化が大輪の花開いたのは江戸時代。この時代は文化的には明治時代よりも豊だった。
・遊び上手になること。そうならないとこの国は豊になれない。
そんな、示唆に富んだ 素晴らしい美しい言葉がちりばめられた良い講演だった。
だから、前段の大きな声の方の言葉が余計に空虚に感じられる。
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