一色達夫ＨＰ開設一年経過。
この「無限の可能性を持つシステム」とのお付き合いにも、ようやく慣れてきたようだ。
様々な試行錯誤の中から出てきた事は、付き合い方の第一は、決して「このシステムばかりに頼らないこと」のようだ。
人間の基本は「動物」であるから、相手が何者であるかを理解しようと思えば、直接鼻付き合わして匂いを嗅いでみる事。
このシステムの匿名性は、時に鋭い牙をむいて不特定多数の者に襲いかかってくる。
自分の中にある深層心理を、時に解き放ってしまう事もあるから、「クリック一発」の決断は「核のボタンを押すくらいに」慎重にしないといけないだろう。
大袈裟な表現だろうが、こんな「不完全なシステム」の中でも、一個の人格を全否定される事も経験したから、そうならざるをえない。
自分は、書き込んだ文章の中で「最後の一本の糸」は残して置いたつもりでも、相手はそうは受け取らないようだ。
「仲良しクラブ」でこのシステムを使っている方々に、その傾向が多いらしい。
ＨＰ開設一年となったこの時期に、市議会議員選挙があったというのも巡り合わせ。
| 2003年04月29日(火) |
季節は移り 花いっぱい |
どこもかしこも 花 花 花。行く先々に花が咲いている。
目をつり上げ 声をからし 道行く人に「お願いします」の連呼。
カニの手バリに「ゆらゆらと」振られる腕にも、世間の目線はシラケ気味。
そんな騒々しさから解放され、物言わぬ 花々が存在感をアピールする季節。
私のお気に入りスポットである「秘密の場所」でも、藤の花が真っ盛りだった。
そんな自然の造形を遠望できる仕事場で、鮮やかな手つきの職人芸を見ながら、私の体の中から邪気が払われていくのを感じる。
花の精には、そんな妖気があるのかな。
我が家の庭にも事務所にも、今は「花だらけ」。
当選祝いに友達が送ってくれた花。遠くで暮らす姉が「花キューピット」で届けてくれた花。近所のおばさんが庭に咲いた花を届けてくれた。花のお稽古で生けた花が二つ。そんな我が家に今日新にもう一つ、先生から送られた花が加わった。
地域の氏神様の脇社の「天神様」のお祭り日。
子供達の奉納相撲を見ながら、私の顔も普段通りの「穏やかさ」を取り戻しているのを感じる。
普通、こんな事自分で言うかへ。
今日は文章が綺麗すぎたかな。
| 2003年04月28日(月) |
組織選挙と○○選挙の狭間で |
昨日の選挙結果を報じる地元紙の、顔写真の並び方を見ながら妻が、スゴクおもしろい分析をしている。
選挙も終わって、新議員内での「動き」も既に出てきている。
だから、選挙妨害にもならないから日記に「好き放題」書ける事となった。
これからはこのＨＰも、せいぜい私の 武器 の一つとして、多いに利用していこう。
今日の日記の表題は「組織選挙と○○選挙の狭間で」としてみた。
○○の中にどんな言葉が入るのか。
如何に個人の私的なＨＰだとしても、確証の無い事は書けないので○○としたが、そこは読者の想像に任せよう。
妻の分析
西条市議会議員選挙結果は、１番から４番までを「組織選挙」で戦った候補が「大量得票」という形で占めている。
これは、誰の目にも分かることだろう。
次はどう分析するか。妻は○○選挙でしょうねと言った。
なるほどそんな見方もあるのか。と私の選挙参謀の分析結果に感心した。
「１８位の私までズラーと○○なの」と聞いてみると、「そうでしょうね」と妻。
そんな中で、私のこの成績は「りっぱ」でしょう。と問いかけると、曰く。
あれもこれも 無駄 な動きだったみたいね。次はやり方変えなさいよ。
もうトシなのだから無駄撃ちは極力減らさないと、体力持たなわよ。
だってさ。
はいはい。
事務所に でーん とかまえて差配する参謀は、さすが生活掛かってるから
ツヨイノダアーーー。
| 2003年04月27日(日) |
西条市議会議員 ３期目の活動開始 |
平成１１年統一地方選挙「西条市議会議員選挙」投票結果は「定数２６に対して」
１００９票 １７位 という結果だった。
今回の選挙結果は １０２７票 １８位 という結果だった。
引き続いて 西条市議会議員としての仕事をしていくこととなった。
選挙費用については前回に比べて大幅にダウンした７０万円くらいとなるだろうか。関わってくれたスタッフの数も、もろもろの事情で前回よりも半分くらいになっている。
こんな費用とスタッフで、よくもまあこれだけの票が得られるものだと 我ながら関心するばかり。だが、ムードの良さ もろもろ の事から考えてみると、必ずしも満足のいく選挙結果とは言い難い。
次の選挙は 今回の票数の倍を得る覚悟がいる。
議員であり続ける為に選挙に勝ちに行くのではなく、私の主義・主張に賛同してくれている人達の為に 選挙には 勝たねばならない。
明日の為に 今日はもう寝る。
議員にとって 休養する事も仕事のうち。
| 2003年04月19日(土) |
清廉潔白 公平無私 であること |
動物の中でただ一種類 嘘 をつくのは 人間 である。
人間は社会的動物でもある。
言葉と文明を持つ 人間 は、 嘘 をつくゆえに、今日までの歴史は争いに彩られている。
不信 ねたみ 誹謗 中傷 背信 独善 独占 讒言
数え上げたらキリがない争いの種が渦巻く人間社会。だが、パンドラの箱の中に一つ残った 希望 を目指して、 人間は その歴史を積み重ねていく。
私の故郷 西条 はどうあるべきなのか。
そんな方向性を指し印すべき政治家は、清廉潔白 公平無私 である事は 最低限の資質だ。
だが、魑魅魍魎が闊歩する 政治の世界は、そんな 青臭い 思想など、飲み込んでしまう巨大なブラックホールなのだ。
地域を歩いて、政治不信 政治無関心 政治幻滅 が蔓延しているようにも感じる。
いったい誰の責任なのか。
私も、その責任の一端は おわねばならない。
そんな自覚のもと、地域の希望を見いだせる 政治の姿を目指して
一色達夫は 清廉潔白 公平無私 をもって
「西条 ５つの個性の継承と発展」という地域づくりのテーマを指し印したい。
（４月２７日まで この日記は記入しません。）
| 2003年04月18日(金) |
西条 ５つの個性の継承と発展 |
市民 と 行政 の 共動 による、広域 と 狭域 政策の組み合わせを
まちづくり の基本とし
「西条 ５つ の 個性 の 継承 と 発展」を図る。
これからの自治体は合併問題を避けては通れない。
この合併は自治体経営に大きな影響をおよぼし、「まちづくり」えの全てのパワーを削いでしまう 危険 をはらんでいる。
「新しい まちづくり のきっかけとする」という お題目 は聞こえは良い。だが現実は、旧地域間の相互不信と住民の政治不信、および行政の仕事にたいするシラケを増幅させるだけのものにしかならない恐れがある。
国にも県にも市にも お金が無い。地域活動を下支えするべき自治体職員は、合併によって減る。だが、行政に対する住民の要求だけは益々増えてくる。
いったいどのような方策でもって、地域の福祉・教育・安全確保等々のあらゆる仕組みを維持していくのか。
では、そんな激動の時代にあって一色達夫は、何を訴えて市議会に議席を得ようとしているのか。
その方策は 市民 と 行政 の 共動作業によってしかなしえない事を、多くの方々との 共通認識 として持つこと。
財政縮小を、広域での効率化と 狭域での共動作業 でカバーし、あらゆる地域課題の解決に向かうこと。
福祉の向上を訴えたところで さきだつもの が無い。
さきだつもの を公共事業削減で生み出す事ができるのか。
家の前の道路は広げてほしい。だが自分の土地が減るのはいやだ。高く買い取れ。地元要望は満度に聞け。では、いくら待っていても工事が始まることは？。
ゴミの増加は住民モラルの低下が原因だ。
いくら行政がお金を つぎ込んでも 今の状態は 砂漠に水をまくようなものだろう。
等々。
住民意識の 変化 は、環境問題や教育力の変化となって現れてくる。
地域に対する誇りを持ち、地域に対して貢献する事を喜びとする 多くの市民がいてこそ、より豊かな故郷づくりを押し進める事が出来る。
そんな 当たり前 の事を訴え続けて行く。
社会の現状は 悪化の一途をたどっている。自分達の住んでいる地域に誇りに思える ものが数多く存在する。そんな事を自覚し、解決方法は、自分達の意識改革から始まることを、共通の認識とすること。
| 2003年04月17日(木) |
一色達夫がめざす 西条のすがた |
地域を歩いての現状は分かった。
だったら、この現状を一色達夫はどうしたいのか。
西条市議会議員としてこの８年間、３１回の一般質問や質疑・討論、また様々な地域活動を通じて、自分が思う地域の理想の形づくりに努めてきた。
しかし、力不足はいなめず「未だ道遠し」の感を持たざるをえない。
正月から今日まで、時間の許す限り地域を歩いて現状を見、多くの市民と話しをする中から、これから一色達夫が実現を目指す政策が固まった。
「西条 ５つの個性の継承と発展」
これがメインテーマである。
西条には地域的な５つの個性がある。
東・西・山・海・町
この個性に気づいたのは、昨年５月から６月にかけて「合併問題地域懇談会」が市内１２ヶ所で開催されたおりの事だ。
この懇談会の１１ヶ所に参加したが、西条でも、東と西では住民の意識が全然違っているのだ。
また、山間部と海岸部の住民意識も当然違っている。
東・西・山・海。この４つのクロスするところに位置する 町 は旧城下町の歴史を今に伝え、こんこんと湧き出る うちぬき の恩恵を受け、のどかな雰囲気を醸し出している。
この５つの地域それぞれに 独自 ともいうべき 文化 を継承し、それは十分に対外的なアピールのできる 力 を持つものである。
こんなに素晴らしい地域である 西条 に誇りを持ち、住んでいる事に喜びを感じる事のできる 町 を目指す事。
それが 皆さんに訴えたい 政策 の基本とする考え方だ。
| 2003年04月16日(水) |
４年間での地域の変化 増えた増えた色々増えた |
この４年間での地域の変化について、増えたと感じるものについて触れた。
犬・センサーライト・家（世帯数）・空き家 とこれまでに書いたが、日にちも無いのでその他について羅列したい。
放置自転車が増えた。
草むらや、田圃の畦道。アパートの片隅、町の路地裏等々、乗り捨てられているのを多く見かける。
ゴミが増えた。
道路の路側帯や中央分離帯。田圃の中や町中。至る所にポイ捨てゴミ。
アパートの階段に煙草の吸い殻。
昨日 住宅地を歩いていて見かけた事だが、銀行の外交員が単車を止め、自動販売機の前で缶コーヒーを飲みながら煙草を吹かしている。しばらくして同じ所を通ってみると、吸い殻が３つ踏みつぶされている。
郵便受けに入っているチラシ類が増えた。
空き家の郵便受けに入っているチラシ類が増えた。その中には、ある政党のチラシ類も見かける。
空き家と分かっているのに何で入れるのかと不思議に思っていたが、理由が分かった。
ある住宅地を歩いていると、７０がらみのご婦人がキョロキョロしながら歩いている。見るとはなしに見ていると、手提げに入れたチラシを郵便受けに投入している。
奥さんアルバイトですか、大変ですね。と声を掛け話を聞かせてもらった。
チラシを一枚配ったら ８円 とのこと。担当区域があってそこに入れてるとのこと。
１０日に一回くらいしか仕事がないのだが、家でじっとしているよりもましだから、やらせてもらっているのだそうです。
だから、何処えでも入れたらお金になるようです。
政党のチラシは宣伝が目的なのに、何で空きやにまで入れるのか聞いて見たいものだ。が○○○やっているのなら 余計な詮索かな。
弱小商店も生き残りをかけて、宣伝方法を色々考えているようだ。新聞折り込みという方法もあるが、この頃は束になって入って来るからまとめて捨てる事もある。そんなところからも、郵便受けへの投入という方法も多くなってきたのだろう。
夜１０時も過ぎているのに、中学生とおぼしき者が徘徊していたり、コンビニの前でたむろしているのを見かける。
表札の無い家が増えている。
転勤族なのか、短期流入者なのか。中には町場の古い家でも表札を外している家を見かける。
プライバシーを守るタメなのか、他に原因があるのか、確かめてはいないが気になる事柄。
地域に悪い事ばかりが増えたのか。
そう。悪い事が増えている。
じゃあ心が和むような事を見かけないの。
そうだね。有ることはある。
家の庭先に小さな花壇を作る家が増えている。４月に入ってからは、様々な花が心を和ませてくれる。
今は「牡丹」の花が真っ盛り。
そんなお家に行き着くと、何だか得をした気分。
その他の花々も今が盛り。とみに種類が増えているよう。
地域の変化には入らないが、話し込む事が増えた。
久しぶりに合う方とは、近況から始まり行政の様々な事柄についての質問や要望を聞くことが増えた。
それだけ縁遠くなっている 証拠 といえばそうだが、質問してくれる事自体はありがたい。
なかなか件数がこなせない 焦り ばかりが高まるが、出来るだけのことしかできないのだから。
| 2003年04月15日(火) |
４年間での地域の変化 家が増えた が空き家も |
西条市は県下でも数少ない人口が増加している市だ。
そんな様子が地域での宅地開発やアパートの建設によって感じることが出来る。
この頃の家は３カ月もあったら入居できるぐらい工期が短い。だから半年見ないうちに、地域の状況が一変している場合がある。こんなに次々に家が出来ていったいだれが入るのか不思議に思うほどだ。
新築の家の多くは、子供に手が掛からなくなった世代の人達のようだ。家の周りに小さな自転車があったり、洗濯物の種類によって、その家の家族構成があらまし分かる。
人口が増え、それに伴って戸数が増えることは、町の活力のバロメーターだから歓迎するべきことだろう。
だが、そう歓迎ばかりできないような状況も見受らけれる。
出来て数年しか経っていない家の表札が代わっていたり、既存の住宅地に空き家が多くなっていたり、その原因が気になる住居の変化が目に付く。
ローンが滞ったのか、転居なのか、それとも夫婦間の変化が原因なのか。個人の私生活に関する事だからと、政治には関係ないとは言えないような状況。
西条市の中での 過疎過密 状況の解消のため、「線引き」の見なおしが俎上にあがっているが、その効果を待つばかりでない、市全体での住宅供給の体系的な取り組みが必要なのではと思う。
そのような事が、市の単位でどのあたりまで可能で、十分な効果を発揮できるシステムはどうするべきか。
私権に立ち入る事が多くなるから、難しいのかな。
リバース・モーゲージ制度から発展させ、福祉対策と絡ませ、住宅供給業者とのタイアップ等々で、コミュニティーの再生と持続が計れればユニークな取り組みとなるのだが。
研究の余地有りかな。
| 2003年04月14日(月) |
４年間での地域の変化 センサーライトが増えた |
犬が増えたに続いて、「センサーライトが増えた」ことについて感じること。
センサーライトとは、人間などを赤外線でキャッチしてライトを点灯させる器具の事。
新築の家などには玄関の常夜灯がついている所があるが、これに人間が近づくと明るくなる種類の器具もある。
だが増えたと思うのは、日曜大工の店などに売っている器具。
家人が夜遅くに帰宅し、玄関の鍵を開ける時などにこれがあれば便利だろう。しかし、増えた原因はそればかりではなく、夜闇に紛れて自動車などに悪戯されるのを防止するためではないだろうか。
犬を飼う家と、このセンサーライトが付いている家が一致している場合が多い。そんなところからも、市内中心部での治安状態の悪化があるのではと考えずにはいられない。
新聞紙上やＴＶ報道でもピッキングによる盗難が多発しているとあるが、西条のマンションなどのドアキーも盗難予防のための改造がある。
おや、この家４年前とドアキーが違っていると気づき、家人に聞いてみると、「マンション業者に聞いて、このキーでは危ないと言うので予防のため変えました。」と教えてくれる。
良く吼える犬・センサーライト・ドアーのキー。
こんなところからも社会の状況を感じ取る事が出来る。
年中玄関の鍵などかけたことがない我が家。だが一端外へ出て、地域を歩いてみると４年間での現状変化を感じる。
日本では「水と安全はただで手に入っていた」
犯罪の検挙率も下がって来ているという。
世の中、段々と 悪くなっている現実をどうするのか。
警察官の数を増やす事だけが、やるべき事ではないはずだ。が
| 2003年04月13日(日) |
４年間での地域の変化 犬が増えた |
団地が高齢化している現実については既に書いた。
その他、この４年間での地域の変化についてシリーズで書いてみたい。
その中から、私の今後の市政に臨むスタンスが形成されてくるだろうからね。
団地の高齢化については、地域コミュニティーの崩壊による弊害の部分を如何に補っていくかが問題となる。その取り組みの中から、西条市全体の高齢化対策と同時に、あらゆる地域課題解決のための方策が出てくると思う。
そのためにまず、現実把握から入ることだろう。
今日は「犬が増えている事について」
犬とは「野良犬」ではない。飼い犬です。
この頭数が４年前と比べて増えているように感じる。
特に、良く吼える番犬用の小型犬と、家の中で飼うお座敷犬が増えているようだ。
暗がりで目的の家の庭先に入り、飼い犬に急に吼えられようものなら、心臓が縮みあがる。
「アンタの心臓毛が生えているんじゃあない」、というなかれ。それは対理事者や議員連中との付き合いに限ってのこと。
有権者や良く吼える小型犬には、めっぽう弱いのですよ。（この時期は特に）
何故、小型犬が増えたのか。考えられる第一は「治安の悪化」だろう。次にはペットブームがあるのかもしれない。
お座敷犬が増えているのはペットブームだろうが、哀願物が必要な現状をどう見るか。
飼い主に「なぜお座敷犬を飼いだしたのですか」と聞いてみたことは無いが、私のみたところ、飼い主には一定の傾向があるように見受けられる。
そこで、行政の関わりは何なんと問われるだろうね。
飼い犬が増えようが減ろうが、飼い主の責任の範囲でやってもらえれば、誰も何も言うことは無い。だが、地域を歩いていると、行政によって設置された「ペットの糞は持ち帰りましょう」という看板が有ることをどう解釈するべきか。
飼い主が自分のペットの後始末を十分に出来ないものを、行政がカバーしなければならないとは如何なものか。そんな事なら、もう飼い主の自由の範囲を超えている。
哀願物の後始末も出来ない飼い主のやりたい放題。おそらく、そんな方々への苦情が行政に寄せられるのだろうね。
そういえば、「ペット飼育条例」で飼い主の責務を規定している自治体があったかな。
行政の仕事が増える一方。
なんとかならないかね。看板を立てられ、罰則を設けなければペット一匹飼えない方々の存在。
「治安の悪化」から、やむを得ず番犬を飼う事が多くなった（？）事象については後日記入。
北海道ニセコ町 逢坂町長のＨＰの中の言葉で、私のメモに書き留めていた中から今日は「神は細部に宿る」という事について 思うこと。
日本語の四文字熟語の中に「枝葉末節」という言葉がある。
この言葉にはあまり良い響きが無いようだが、はたしてそうだろうか。
「神は細部に宿る」という言葉と「枝葉末節の類」と言う言葉は、相容れない意味を持っているようだ。
今日、掲示板へのレスに「木が枯れるのは枝葉から」という言葉を書いていて、それなら「神は細部に宿る」と同じだと感じたのだった。
「枝葉末節」の類の事ばかり気にして、木全体の事や養分を吸い取る根の部分の事を考えない事が往々にしてありがちだ。
確かに、言っている本人にとってみたら重要な事で「絶対引き下がれない」事項なのだろうが、他人の目から見れば「そんな事どうでも良い事だ」とした思われない事に出くわす事がある。
そんな方には「どんなに説明しても、聞く耳持たず」で、じわっと「よけておこう」となりがちだ。
だからといって小さな変化が全て「枝葉末節」の類と言うことで、無視して良い事かというと、そうでは無い事もあるだろう。
「木が枯れるのは枝葉から」
重大事の前兆は往々にして小さな変化から起こってくる。
木が生長するのは丈夫な根がある事が大前提である。だから地上の枝葉は生き生きと生い茂る事ができ、そんな葉から作られた栄養分が溜まって幹を太らせる。
政治と市民の関係も、この根と枝葉の関係と同じではないだろうか。
どちらが先でどちらが重要かという問題ではなく、同時進行で合い協力して国を富ましいくという事だろう。
この所地域を歩いていて、この枝葉に元気が無い事を痛切に感じる。
なんだか萎れていて、これでは幹を太らすどころではない。
春は古い葉が落ちて、新しい葉に取って代わる時期だ。だがこの萎れ具合は、新芽が出てその役割を終えた故のものではない事は明白だ。
自然界の生業の中では、葉が落ちれば腐葉土となって、根に養分を供給する役割が待っている。
だが人間社会の中では、落ちた枝葉はいったいどうなるというのだろうか。この萎れ具合では「次の世代を育てる」という ゆとり までも期待することは無理ではと感じられてならない。
それなら「アンタは何をする気」と聞かれれば、「枝葉がどんな状態になっているかを伝える事から始める」と答える。
「なんでこんな状態になったと思うのか」と聞かれれば、「日本という素晴らしい素材のある国の個性を忘れたからだ」と答える。
個性豊かな小さな島国で、細部にわたる細やかさを忘れて「大きなものばかりを追っていた」付けが来たのだ。
日本本来の文化性への回帰をせずして、まだ「大きな事は良い事だ」と上から下への進軍ラッパ。
行き着く先には、何が待つというのか。
遅くの帰宅の後に直ぐ資料整理。入浴し食事を済ませると無性に睡魔に襲われる。
新聞にも目を通し、めぼしい記事を切り抜く。そんな作業があるのだが、いつの間にかうとうととしてしまい、一向に捗らない。
それでもなんとか作業を済まし、ＰＣの前に座って日記付け。
書きたい事のストックは、メモ書きを数えたら２０項目ほどもある。
だが、どの項目もまとめるには今の朦朧とした頭では叶いそうにない。
ということで、現在の私の体調をそのまま日記に書くこととした。
今日の天候と同じで、どんよりと雲って肌寒く、時々雨が落ちてくるような体調と精神状態。
今日一日で良かった事は一つ。旧知の方との偶然の再会。
あとは、良いことがなかった。
こんな日もある。
掲示板にかき込みを入れてくれているのだが、どうにも考えがまとまりそうにない。
早く寝よう。
北海道ニセコ町 逢坂町長のＨＰに出ていた言葉
水が無くなっても、人間は１０日間生きられる
木が無くなったら、人間は１０分間しか生きられない
この言葉から思い浮かぶ事。
住宅密集地の一戸建て宅地では、面積が狭いから大きな木は殆ど植えられていない。また、管理などが面倒だからと、高層マンションに住んでいる人も見かける。
こんな状況の中で生活している方々は、木との付き合い方が出来ないだろう。
小さな庭に植えられる木々は、剪定の必要のない種類が選ばれ、なお花が楽しめるようなものが好まれるだろう。
その結果として都市生活が無味乾燥なものとなりがち。そこで、大きくなる木を植えたいところだが、おいそれといかないのが現実。
常緑樹でも落葉樹でも大きくなり過ぎると、これが近所迷惑の種。街路樹でも枯れ葉の始末に市民から文句が出てくるご時世に、個人では後始末に手こずることがでてきがちだろう。
銀杏並木の秋は、郷愁を誘って観る者を冬支度に追いやるが、雨の後などの歩道はスリップ事故が起きかねないことになる。
手入れの行き届いた庭木は、住む者の人間性を感じさせ訪問者を和ませる。だが、剪定屑の後始末はどうする。
廃棄物処理法が改正になったとき、剪定屑が燃やせなくなったと言って「廃棄物処分場まで剪定屑を運ぶために、市で軽トラを準備しろ」と要望された事がある。
それでもやっぱり、木は育てなければならないと思う。
アア眠たい。日記をここまで書くまでに、うとうとすること数度。
住宅密集地での「木育て」について書こうと思っていたのに・・・・。
校区の中学校の入学式に来賓として出席。
小学校の卒業式で見た子供達が、ま新しい制服に身を包み緊張した面もちで会場に入場してくる。
それを迎える上級生の視線を感じながら、小学校とは違う雰囲気を感じているのだろう。ほんの２週間あまりの時の経過でしかないのに、身を包む制服と会場の設えによってこうも違うものなのかと、顔見知りの子供達の顔色を見ながら感じていた。
式の間中じっと椅子に腰掛け、来賓紹介で「ご入学おめでとうございます」と一声発するだけの役回り。ただそれだけの事でも、出席することによって、子供達の成長の過程に付き合うことにより得られるものがあるようだ。
今年の入学式は桜が満開。薄曇りだがそれほど肌寒くわない。そんな絶好の日よりの中での一時は、このところの喧噪を離れて一服の清浄剤となったみたいだ。
昨日は小学校の入学式に来賓出席
６日の日曜日は地区の公民館の増改築落成記念式典があった。これへの来賓出席。
と高校の同窓会「総会」への出席。
等々 市議会議員 としての 公務 があった。
そんな中でも、今日の中学校入学式が 緊張感を漂わせ稟とした雰囲気の元での式の挙行で一番印象深く、心のオアシスにしばし遊ぶ心地よさだった。
地域を歩く。
この３カ月の間に人口密集地域では新しいアパートが建って、既に入居完了していたり、公共工事中であったヶ所が完成していたり、等々、地域はたえず動いている。
公共工事の不具合についての苦情を聞き、地元議員としての配慮の無さを暗に責められているような居心地の悪さを感じる。
税金を投入しての折角の工事なのに、地元民に喜ばれなければ「せがない」。（これ方言かな）
まことに地域議員は因果な仕事だね。
| 2003年04月08日(火) |
情報配達人 Ｎｏ、３ 団地のコミュニティー |
昨日の日記に、団地の高齢化の件について触れた。
高度経済成長まっただ中の２５〜３０年前に出来た住宅団地が、ゴーストタウン化しつつある。今回の 地域巡礼 で、この現状を目の当たりにして、今後の政策提言について考えるところがあった。
これも一般質問のテーマに考えていますので、担当の方は準備をよろしくね。
なに、そんなに自信たっぷりな事を言ってると、泣きを見るよ この世界は。
達夫さん気を引き締めてかかりましょう。
「団地の高齢化について」
地域の特定な場所に出来た住宅団地は、持ち家購入世代が同じような年代の方が多くなっている。だから、子供が出来だしたら一気に住民が倍近くに増えるし、子育てが終わってしまえば、その団地は高齢化が一気に進むという事だ。
普通の部落ならば、二世代同居などが多くて、年齢層もばらけている。
高齢化が進んでいる団地は、そんな普通の部落と比べても格段に高齢化しているのではないだろうか。
そんな現状の所は地域コミュニティーが衰退してしまい、隣の住人の顔すら分からない事もあるようだ。
普通の部落が高齢化する場合は、地域コミュニティーは衰退しないだろう。昔ながらの行き来があるから、地域助け合って生きている。
だが、団地の場合は、えてして隣近所の行き来すらもない。良い意味でのプライバシーの尊重が、コミュニティーの衰退という弊害をもたらしていないか。
コミュニティーの衰退した団地では、一人暮らしのお年よりに何か事があった場合など、助けを求める事が出来ない事態が起こりうるという事だ。
地域を歩いていてフト思いつき、住民への質問という形で 地域コミュニティーの熟度調査をしてみた。
その結果は、最初に私が思っていた通りのものだった。団地のコミュニティーは希薄なものであり、そんな地域ではそれなりの福祉・環境・安全政策が必要だと感じた。
世間には私と同じ事を考えている方がおり、団地の抱える問題点も普遍的なものがあるようだ。
地方紙に、松山地域の団地での 住民意識調査実施 の記事が出ていた。
地域を歩いて得た情報を議会で活かす。これも情報配達人 市議会議員 のお仕事
。
今日の日記は、思いつくままに綴ったので、脈絡の定まらないものとなったかな。
一般質問にまとめるころには 理路整然 となっているか。
こうご期待。
おもしろがっている場合じゃないよ。地域の重要課題になるような問題だよまったく。
| 2003年04月07日(月) |
情報配達人 Ｎｏ、２ |
地域を歩いていると様々な情報に行き当たる。
それらの情報は、いつもいつも ニタリ と笑いがこみ上げてくるような オイシイ ものばかりとはかぎらない。
それどころか人生の悲哀を感じ やるせなさ に苛まれ、しばらく自動車のシートを倒し、ドーーーと落ち込んで身動き出来ない事がある。そんな情報に出くわす事の方が多いのが現実だ。
同級生を訪ねていった時、お母さんが玄関先に出てきて「あの子は亡くなりました。丁度貴方が立っている所当たりで倒れてそれっきりでした。１年ほど前の事です。結婚もせず、後に残して悲しがらせる者が居なかった事が、今思えば幸いだったように思います。」
と言われた時には、しばらく返す言葉がなかった。
線香の匂いが立ちこめているので怪訝に思いながら玄関のチャイムを鳴らすと、出てきた知人が、「昨日義母さんのお見送りでした。介護がいるようになって５年ほどでした。やっと終わったというよりも、今はもっとお世話をしたかったという悔いの方が大きいみたいです。」と言われた事もある。
目的の家を目指して角を曲がった途端、目に飛び込んで来たのが葬儀準備の真っ最中の事もある。
初七日のおつとめが終わった直後の訪問で、「この取り込みの時に何が選挙だ」と怒鳴られた事もある。
今回は、４年という時の流れの無慈悲を感じる事が多い。
以前は矍鑠としていた方が、寄る年波の悪戯を全身で表現している。
夫婦での悠々自適生活がおひとりになられていたり、門扉を固く閉ざし、郵便受けにはチラシ類が溢れている家も出てきている。
３０年前に宅地開発した団地などは、地域全体がゴーストタウン寸前になっている。一世代の人生が行くと、地域自体が衰退して行く。次の世代が地域に残らないから、コミュニティが成り立たない懸念もある。
こんな団地の姿が近い将来の日本全体の姿のようで、そんな現実に対処するべき政治のありようを思わずにはいられない。
ヨーロッパの選挙制度は、戸別訪問は禁止されていない。むしろ個人の家に候補者が出かけて行って、自分の訴える政策を住民と直接話し合う事が多いようだ。
だから候補者は、住民のどんな質問にも答えられるだけの政策に対する知識を要求される。
日本ではさてどうだろうか。選挙民が候補者と政策論争を展開出来るようになることが理想だろう。だが、まだまだ時間がかかりそう。
そんな時が来ることを目指して、せっせと情報配達人を努める事かな。
選挙は、政治家のあらゆる能力を高める儀式である事。
地域の課題なのど情報は、どの様に伝わっていくのだろうか。
世界情報、日本の情報、地域の情報、それらの多くは新聞ＴＶに代表されるマスコミによって広く世間に伝えられる。
だが、個人の情報や地域の日常情報などは、地方紙にすら取り上げられることは無いだろう。
仕事を持っている人は、職場の人間関係によって多くの地域情報が得られる。また、趣味の会や地域活動に参加する事の多い方々は、何処にでもいる情報通と言われる方によってもたらされる様々な情報の恩恵によくするだろう。
そのような社会との接点を持っていない方々は、いわゆる地域ネタには疎くなるのは当然の事と言える。
地域を歩いていると、様々な情報に接する事が出来る。また逆に、自分が情報配達人となっている場合もある。
地域の議員たるもの政策に明るい事は当然の事として、あらゆる雑学を身につけておかないと務まらない場合がある。それに加えて、地域住民のあらゆる個人情報についても知っておいた方が、この時期何かと都合がいい。
家族構成によってその人それぞれに、政策についての関心事が違う事は当然の事。
お年より世帯で、子育て支援の事を言ったて関心をしるしてはくれない。が、お孫さん今度入学ですね、一緒なんですよ、などと水を向けようものなら、途端に顔がほころぶこと必定。
政策を訴えるのもＴＰＯで選ばないと。
「これも市議会議員の仕事の内」なのか、と疑問に思ってしまう事も無きにしあらず。だがやっぱり会話が盛り上がり、政策への理解を深めるための手段と思えば納得がいく。
げにまこと市議会議員とは因果な仕事だね。
自分のための情報収集ばかりでなく、相手の求める情報の提供者であるべし。
前回に比べて、ものを訊ねられる事が多くなったように感じる昨今。嬉しい限り。
結果につながればもっと嬉しい。いやいや、地域の方々の役に立った情報提供が出来たことこそ嬉しく思う事 かな。
朝方まで残っていた雨も昼頃には上がり、少し青空も覗く日和となった。
昨夜来の大雨で普段は干上がっている前の川に、この時期には珍しく水が流れている。
３０日、３１日の晴天で一気に開いた桜花は、大きな雨にかかわらず花を散らすことは無かったようだ。地域のそこかしこに植えられた桜木に、「我が世の春」を地でいくような満開近くの花花花。
日本人が一番好きだと思われる季節を象徴する桜。季節が行けばうっとおしいばかりのこの木が、こんなにも綺麗な花を付ける事の不思議。
自然界の生業の中から選ばれし所以は、などと無粋な事を考えているのは一色達夫ばかりかな。
明日の日曜日あたり、さぞや花見見物に繰り出す方々が多いことだろう。
社会の喧噪などに関わる事無く、ゆったりとした気分で花を愛でる時が来るのは何時のことだろうか。
私にはそんな時は永遠に来ないような気がしたり、喧噪が有るからこそ花を愛おしむ事が出来るのだろうか、とまたまた自分の心理分析ばかりしている自分を感じて苦笑い。
一雨毎に草草の丈も一気に伸びる。出先での川向こうに桜木の下の草引く知人を見つけて声を掛ける。
だが知人は、当たりをキョロキョロと見回して声掛けした私とは視線が合わない。そうなのか、この時期「人相書き」が出回っている人物と、知り合いだといういうことがはばかられる場所もある。
花の季節に「うっとおしい」限りだが、気配りをするべきは自分の方。
人と話をするのもＴＯＰを考えるべし。やれやれ疲れる。
| 2003年04月04日(金) |
○○殺すに刃物はいらぬ、雨の３日も降ればよい |
４日続きの雨。
この雨で、松山の水瓶「石手川ダム」の貯水率は７０％を回復。取水制限は解除となったようだ。
県都松山の水事情は、山一つ隔てて５０ｋｍ離れている西条市にとっても、人ごとでは無い「事情」が出てきている。
古来、動物というものはオアシスを求め移動し、その水の過多によって個体数が決まってくるという理論の元に成り立っていたのだろう。
しかし、人間という動物は、自然を「技術」という術で利用し、都市という自然界にとっての偏りのある現象を創造してきた。
有史以来、その都市が、自然現象の影響から荒廃するという歴史を重ねて来たが、現在社会においては、「技術と政治力学」によって都市が生き残り、更なる成長を続けるという現状だ。
だが、そのような事は、人間の歴史にとって将来にわたて幸せを約束するものかどうかは、はなはだ疑問だろう。
西条市でも「うちぬき」という自然の恵みが、年毎に枯渇して行っている現状を見るにつけ、自然をねじ曲げてまでも人間が存在しなけらばならないのかと、大降りの雨に打たれながら、思っている一色達夫。
今日で４日続けての雨。
靴が三足 ぐしょぐしょになってしまった。
明日履く皮靴がない。運動靴で歩こうか。思うように捗らない○○運動。
愛媛県議会選挙西条市選挙区は定数２名に２名の立候補者。無投票当選確定。
| 2003年04月03日(木) |
ケインズ経済学が世界を覆う |
昨年３月議会での一般質問の表題である「自治体合併」について、ある人物と話していて「ケインズ経済学」という言葉が出た。
国の財政が破綻した原因についての話をしている時で、私にとっては初めて聞く名前で、その人物の業績内容について皆目分からなかった。
帰宅後、百科事典で調べてみて、現在の自由主義経済の中での公共投資の理論が、このケインズ経済学理論によって形作られている事を知った。
次の日、自治体合併について話し合っていた人物に、合併についての私の考えを告げるため訪れた。だがあいにくの不在だったので、傍らにいた人物に「ケインズ経済学」をご存じですかと聞いて見た。
その人物は、はい「公共投資は経済を活性化させる」という理論ですねと即座に答えてくれた。
この組織の中に、こんなにアタマの良い人物がいたのかと私は感心し、続けて質問してみた。
「だったら、バブルがはじけてからの公共投資で財政が破綻している時に、もうケインズ経済学は成り立たないのではないですか」
この問いに、人物曰く「やり方だと思います。ソフト面での公共投資によって経済活動ではない部分での活性化を図る事ができると思います」と答えた。
私は続けての質問として「だけど、今からやろうとしている自治体合併によって、出てくる公共投資は今までと何ら変わりないじゃないですか」と言ってみた。
人物、その問いへの答えがない。
私は、その問いに対する答は、この人物の立場では出来ないと思い、「ありがとう。良い参考になりました」といって 別れた。
この「ケインズ経済学」というキーワードによて、それまで自治体合併にたいして１０００ものネット検索をしても理解できなかった事が、私のアタマの中で全て理論体系をもって整理する事ができたのだった。
「公共投資のやり方をソフト重視に変換すべきだ」という考え方を理解している人物が、この組織の中にもいる。
そんな発見があった事が、私はうれしかったし、のちのちの私の議会での一般質問の指針ともなった理論だ。
だが、この人物が望むような施策を、西条市が今だ採り得ていない事を、私は大変残念に思っている。
| 2003年04月02日(水) |
写真 印刷 デザイン そして政策の見本市 |
地域における４年に一度の一大イベント 選挙。
市議会議員から始まり、県議 市長 が３大イベントといえようか。
小選挙区になって、衆議院議員選挙は様変わりしてしまい、これはごく一部の人しか参加しない「特定選挙」になってしまたような気がする。
有権者の一票をいただくため、候補者はあらゆる能力を発揮して掛かっている。
中でも候補者の人となりを宣伝するための印刷物の類は、選挙戦突入までには有権者の手元に「ドッサリト」届けられている様子だ。
そんな資料の数々は、趣味で集めている人ならいざ知らず、大方は「くずかご」直行の運命にあるのではなかろうか。
出来るならば資料の隅から隅まで目を通し、候補者のあらゆる能力を選別する作業をしてほしいものだ。
そこで、読者の皆様、候補者の発行する資料のチェックリストを提供しましよう。
まず候補者の顔写真。
�‘呂韻蕕譴浸駑舛亡藜命燭�入っているかどうか。これが第１のチェックポイント。
�⊆命慎蚕僂醗�刷技術。どんな顔をして映っているかをチェック。この所はソフトムードを演出するために 歯 を出しているのが多くなったと思いませんか。
カラー刷りなら、印刷技術はどうか。デザインは
�２寝鵑眛韻玄命燭鮖箸辰討い覆い�チェック。
デザイン
これは、訴える政策との絡みもある。イメージ戦略を持っているヵいないのヵ、毎回同じデザインで「代わり映え」しない資料になっていないかチェック。
肝心の政策
こからの西条をどうしたいのか。有権者と波長が合うに越したことは無い。それに加えて政治家には「先見性と強い意志」が求められる。そんな意志が資料から感じられるか。
福祉・環境・教育・雇用・どれも同じ事項の「羅列」になっていないか。
これからの自治体経営は「金と人員が減っていく」。その事を前提にしないで「あれもやります、これもやります」と言うのなら、資金と人員を捻出する具体策に触れているかどうか。これが最重点チェック項目。
スクラップブックを一冊買ってきて、資料を４年間保存してみると、おもしろいですよ。
ちょっと触れてみたチェックリストに従って 「資料を作成」すれば、上位当選間違いなし。
この世界を引退したら「コンサルタント」でも開業しようかな。
「商売繁盛か閑古鳥かは、お前の選挙結果次第だ」という声が聞こえてきそうだ。
| 2003年04月01日(火) |
言っても せんなきことを 言ってしまった |
西条市にある ある施設の内情について 近況を耳にした。
職員が２名退職したのだという。
それを聞いて私は「えーまたですか」と言って、続けて「多くの方が集まっている場所では、めいめいが思ったことを好き勝手言ってたら成り立ちませんよ。折角みんなが望んで出来た施設でしょうに」と強い言葉が口をついて出てしまった。
この所しばらく様子を見に行っていない施設だった。
だが、バッチを付けた人間がいった時は、上手くやっているようにしか見えない。
表面を取り繕っている事は うすうす 分かるのだが、四六時中見ているワケにもいかない。そんな事情で、いつの間にか知らず知らずに足が遠のいてしまって、何時も何時も結果を聞かされるばかり。
おまけに今回は、それに輪を掛けて「そんな事では、行政がいくら資金と職員を投入しても、現場が上手くやってくれないのなら、ソレこそ無駄な投資になってしまうじゃあないですか」といってしまった。
施設の近況を伝えてくれた方は、私のそんな言葉を聞いて涙ぐんでしまった。
しまった。この人は、そんな現状に一番心を痛めている人なんだ。私の配慮が足りなかった。と思っても 後の祭り。
時間を逆戻りさせることは出来ない。
「また様子を見に寄せてもらいます」とその場を取り繕い、しのつく雨の中の帰り道、何であんな言葉が出たのか自問自答している自分。
常々思っている事だから、それがいつもは隠している本心ではある。だが、その本心が何であの場で出たのか。
それは、私の心の中に「相手が反論しそうにない、弱い立場の方だという慢心があったからではないだろうか。」
そんな事を考えながら歩いていると、水溜まりに歩みを入れ、靴がぐしょぐしょになってしまった。
天罰覿面 覆水盆に返らず
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