| 2003年05月31日(土) |
雨の一日 おや 協議第１５号は未確認だ |
５月に日本に上陸する台風は３８年振りなのだという。そんな台風４号崩れの雨音を聞きながら、今日は休養日に当てようと朝寝を決め込んでいた。だがそんな怠け心は、娘の松山からの電話で飛んでいってしまった。
高校総体を取材するという「新聞部」の「公務出張」で松山泊まり。「鬼のいぬまに」ＰＣを自由に使えると思いきや、農作業の疲れで早々に眠ってしまい、今日はカメラの使い方の問い合わせで「たたき起こされる」父なのです。
一日、資料整理。散髪。立看の引き取り。等々に費やす。
これこそ晴耕雨読の日々ですねえ。
６月議会の準備。一般質問と質疑の検討のため資料の読み返し。
朝日新聞に「起業家塾」「経営者塾」の件が囲み記事で掲載されている。それを読んだ妻は、「この記事、私はどうみても好意的には受け取れないのだけれど」と感想を言う。読めば、塾の先生に予定している何とかｻﾝが、１５人の塾生を面接して決めるのだという。私は、「へー。面接に１５人も集まるのかねえ」と言ったら、妻は、「こんな塾に来て勉強する暇があったら仕事してるわねえ普通の経営者なら」だって。我が家では、この予算に対する意見はこの様なものです。
５月２３日に開催の「議会全員協議会」で配られた資料が分からず探し回る。
結局、分からず仕舞いで、７時から予定していた会に出席。気のあった仲間内の会だったので、２時間半がアットゆうまに過ぎていった。
帰宅してから、そんな楽しい時間の間も気になっていた資料を探し回る。
全員協議会の当日、議会へ持参したファイルの中に挟まっていた資料を見つけだした時には一安心。
その間１時間。
たかだか一枚の紙なのだが、年間６０００万円以上の補助金の「行く末」を記した資料。だから、３時間かかっても探し出さなければならない代物だったのですねえこれが。
６月議会の一般質問の項目として準備している「納税貯蓄組合」の補助金の見なおし（正確に言えば補助金カット）について、３月２８日開催の「第６回合併協議会」で提案されていた。
それを私は、もう既に「確認」されたものと思いこんでいたが、これは間違いだった。
第６回合併協議会で「継続審査」となっていた議案が、５月２３日開催の第７回合併協議会には議事にあがっていない。
１２号から１８号までの議案が継続審査となっていたものが、納税貯蓄組合の案件が含まれた「協議第１５号 地方税の取り扱い」が飛ばされているのだ。
そういえば合併協議会の協議の中で問題となっていた「企業に掛かる税率の問題」もまだ確認されていない。
この問題の時には協議会会長（西条市長）が事務局の責任だと言って「責任転嫁」していた。それを見て私は、合併協議会にあげてくる案件の最終チェックには協議会会長に責任があると思われるのに「妙なことを言う会長だ」と怪訝に思ったものだ。
議案第１５号をわざわざ 飛ばして 協議会を開いた という事は、住民の間で「問題」となる案件は「先送り」しようということか。
６時起床。６時半コンバイン運転開始。麦畑到着７時収穫作業開始。１１時半終了。１５ａ。これで今年の裸麦の収穫作業の終了。
台風４号の影響で、５月には珍しい雨雲が覆う中での農作業。天気予報では午前中の降水確率７０％だったが、収穫作業が終わるまでお天道様は雨を落とすのを待ってくれる。
ありがたや ありがたや。
ＪＡに麦を搬送する途中にある氏神様に、柏手を打っておく。
片づけを終え遅い昼食を取り終えた頃に、吹き出した風と共に雨も落ち出す。
この歳になるまで、裸麦を何十年と作ってきたけれど、朝７時からの収穫作業の記憶がない。６月にかけての日程の関係からの今日の決断だが、天気予報の精度向上の恩恵にあずりました。それに少しばかりの幸運に感謝。
雨の中、自家消費の苺苗の植え替え作業。１７歳のおりに、我が母校からもらって帰った苺苗だが、いまだに栽培している。「芳香早生」という品種名もいまだに覚えている。
これまでに他の品種苗も数度にわたってもらってきたのだが、市場出荷用の苺は日持ちが良いのが条件なので食味は酸っぱい。それで一年で止めてしまって、結局残ったのが今の苗なのである。
農業も長年の間には、市場に合わせて品種改良をしていくので、作物の本当の「おいしさ」を知らない消費者も多いことだろう。
植え替えている苺苗に、まだのこっている土だらけの苺。そのままほおばると、じゃりっという舌触りとともに芳醇な甘みが口の中を支配する。これぞ自然の恵み。
あれれ「麦秋４」が苺の解説になってしまった。
雨の中「濡れ鼠」になりながら、土壌改良材「エンリッチ４０」の投入作業。６３ａ終了。作業服の汚れついでに夜８時頃までの作業。
食事を済ましてＮＨＫニュース１０を見ていたら、１時間ばかり記憶がない。
麦の いが にまけたのと、土壌改良材にまけたのか、体のあちこちが痒くてしょうがない。
身体中をかきむしりながらの日記記入。外では台風４号接近を体感する雨風の音。次第に強くなってきた。
昨年はこの地域への台風の上陸は無かった。今年は「当たり年」なのだろうか。被害の無いことを祈る。
| 2003年05月29日(木) |
麦秋３ 構造改革特区 |
一日コンバインの運転。裸麦の収穫作業２７ａ終了。
３日目ともなるとさすがに疲れた。体の節々がバンバンに張ってくる。
晴天となったため麦の乾燥が進み、一袋の重量がおもくなってくる。それを軽トラに運び上げるため、指先が痛くなる。麦のイガがささり腕には赤い斑点が無数に付く。
そんな体の状態となっても、やはり収穫作業は百姓にとっては充実した時間だ。
無念無想。
夜は補正予算のチェック。と言いたいところだが、昼間の暑さに脳味噌も炊けてしまって、あんまり働かないなかでの作業。
「構造改革特区」研究会予算が５４万円提案されている。
東予圏域での地域特性が生きる「特区」を模索するための予算だという。
この３月議会で市長は「外国人労働者特区」というような答弁をしていた。
メモを読み返したけれど、意図する所が分からない。
この事について書こうと思ったけれど、思考が停止状況。
明日は台風の影響で天候が悪いようだ。あと一日あれば裸麦の収穫作業が終了する。早起きして作業に取りかかるつもりなので、午前中天気が持つように祈るのみ。
ということで、早く寝るために、これにて日記終了。
| 2003年05月28日(水) |
麦秋２ 補正予算検討 |
朝から裸麦の取り入れ。２８ａ終了。
雑草が多くて手間取るばかり。この品種、倒れないのは良いのだが、どうも収量は昨年の品種の方が多いみたいだ。それぞれに一長一短があるのは仕方のない事かな。と思いながらの作業。
夜は「疲れた体にムチ打ち補正予算資料」の検討。
一日の内で少しでも市政の事に時間を使わないと、皆サマの税金で生活している身分としては「気持ちが悪い」からねえ。
補正予算の「目玉」的な「起業家塾」「経営者塾」の開校予算について、心に引っかかるものがある。
市長ご執心の「産業情報支援センター」の事業として１３５万円が予算計上されている。この３月の当初予算には「操業意識喚起事業」として３９９万円が予算化されているのに「追いつけて」の予算化である。
この事を担当に聞いたら、３９９万円は小学生や女性対象のもので、今回の予算は起業家と経営者を対象とした「より専門的な」事業として計画しました。と答弁するだろう。
「心に引っかかる」のは、「支援センター」事業として当初予算に年間計画での提示が出来ないのかという事だ。
それに、一国一城の主である「起業家」や「経営者」に、市が税金を使って「何を教えてやろう」というのだろうか。
私は、企業経営とは「生き馬の目を抜くような厳しさに耐え抜く気力と精神力」がないと「やっていけない」ものだと理解する。そんな「経営者」に、「親方日の丸」の役所が「経営を教えてやる塾を開くから寄ってこい」というのだろうか。
多分、市長のお声掛かりの施策だろうが、「独りよがり」に終わらなければいいけれどね。
それにしても、市長ご執心の「産業情報支援センター」への事業委託の多さが気に掛かる。
産業振興を重要施策として推進するとの姿勢が鮮明過ぎると、？マークが付く。
要するに、つぎ込んだ税金に見合う成果が重要となる。
私は、経済の方面には「疎い」ところがある。そんなところから市長の経済施策を批判しがちだが、「疎い」からこの方面には「関心をもって」臨んでいくつもりだ。
「行政コストＵＰ要因」（経済活性化） の項目で、日記を書いてみたいと思っているのだが
この所のぐずついた天候のため、滞っていた裸麦の取り入れ作業を午後から始める。
朝方のどんよりとした曇り空も午後には回復し、時折青空ものぞく麦秋。
午前中に用事を二件片付け、心おきなく農作業に従事。
昨年は、取り入れ前の悪天候で、収穫作業が困難を極めたが、今年は麦の品種が代わってスムーズな取り入れ作業。
品種改良に従事した方々に感謝することしきり。
夕方までには１５ａほどを収穫。作柄は今日までのところは、昨年よりも少し良い
程度かな。
明日も天気は良さそう。早起きして一日コンバインの上で過ごす事となるだろう。
今日６月議会の議案書が届けられる。
ざっと目を通したところでは「東部上水道事業計画図」が興味を引いた。
市道認定案件が４件。「総合福祉会館実施設計図」。等。
昼は農作業。夜は議案書検討で６月議会に向けての準備となる。
４年前の選挙後の６月議会では、日程調整が上手くいかなくて一般質問を休んだ。痛恨の一回休みが今でも悔やまれる。今回は、そのてつを踏まないよう、事前準備を怠りなくだね。
| 2003年05月26日(月) |
取り組み２年 同意９５％ |
夜半に雨。朝方も降ったようだ。
起床 直ぐに空模様を眺めて今日の予定が決まる。
裸麦の収穫には掛かれない。気温が上昇しないので実が熟れるのが遅れている。
溜まっている資料整理に取りかかる。
・合併協議会の分厚い資料。今度の一般質問に使用するヶ所に付箋を付けながら、行政の取り組む仕事の多様性を改めて思う。
・市政説明会資料のファイリング。この資料ももう３揃いになったが、読み返す度に４年間の間に忘れてしまっている行政課題を認識する。まだまだ目配りが足りない。
・新聞切り抜きには手つかず。一番下の資料の日付は３月３１日。２カ月ともなると溜まるものだ。
・農業用ため池の管理記録。次の世話人に申し送るため、この２年間の行事を記入する。
・活動報告の校正。夕方には印刷所に提出。出来上がれば、また情報配達人の日々が始まる。
・昼過ぎには依頼事項処理のため企業訪問。何とかなりそうだ。
・農地基盤整備事業の同意書への署名捺印集め。一件いただけない。
情勢が動くまで今少し時間が掛かりそうだ。詰めはせずに引き上げる。
代表に提出。
あいにくの留守だったが、折り返し電話をくれる。これで全部そろったとの事。
現在までの状況を聞く。
取り組み２年。同意９５％。
農地に対するそれぞれの考え方が有る中で、地域の将来を想う一念からこの２年間取り組んできた啓発活動。そんな想いがやっと形になりそうな同意の％だ。
今一歩だ。
| 2003年05月25日(日) |
メイストーム だが我が家は穏やかに |
一日中 大風の吹く日曜日。メイストーム「５月の嵐」と言うのだろう。
突風が吹き荒れ、部落ハズレの河川敷に自生しているニセアカシアの木が道路へ倒れかかっている。
その他にも、隣の屋根瓦が飛ばされたり、稲の苗に被せているカンレイシャが飛ばされたり、と被害甚大。
そんな天候とは違って、我が家はいたって平穏に過ぎていった。
家族５人が４つの場所で、それぞれの行事をこなす一日。
私は午前中、農業用ため池の水路掃除の共同作業。昼からは小学校への顔出しと市内企業の催しへの顔出し。あと農作業。
妻と息子は北条市であった、剣道の昇段審査へ参加。「初段合格」。
上の娘は、松山市で囲碁の大会があったらしい。
下の娘は、小学校での「子供会対抗キックベースボール大会」への参加。
裸麦の取り入れが、まだ手が着けられない事への 焦り も無く、行事と仕事をゆったりとした気分でこなした一日となった。
時々吹き荒れる メイストーム に、麦わら帽子を飛ばされても、汗ばんだ体をな
でる心地よさに仕事の手を休める事もない。そんな心の静けさは、家族それぞれにとって今日という日の充実感から、自然と出てきたものだろうか。
一日 良く仕事をした。そのご褒美と息子の合格祝いに、缶ビール３５０ｍｌに自然に手が伸びた。
ごろりと横になり、テレビを観ながらのうたた寝。そんな至福の時と引き替えに、書斎には資料の山が手つかず状態。
まあいいや。明日からの仕事にしよう。
私が劇場に足を運ぶきっかけとなったのは、どういう事だったのだろうか。
もう３０年も前の事だろうから、思い出せないでいる。
演劇を見るようになった最初は３０歳を過ぎての頃の 劇団民芸 の「セールスマンの死」だった事は覚えている。だが、それより以前に部落の青年団の素人芝居などにも出演していたから、劇場には足を運んでいたように記憶している。
それは新居浜であったり、今治であったり、そうして松山まで足を伸ばしたり。
思えば、私が政治の世界に足を踏み入れる事になった最大の要因も 劇場 なのだろう。
その経緯をプロフィール「第二章」に書いておこうと思いながら、今だ果たせないでいる。
そんな事を思えば、やっぱり私は、定期的に 劇場 に足を運ばなければ、私本来の私ではなくなってしまうようだ。
私は 劇場 から人生を学び、劇場に足を運ぶ人間によって傷付き、その傷をまた劇場で癒している。
しばらく遠ざかっていた劇場だが、今日も足を運んだ。
６時半の開演に間に合わせるため、朝からの仕事の段取りを考え、予定通りにこなしながら、それでも時間ぎりぎりの着席となる。
しばらく振りの「西条市総合文化会館」の座り心地の良い椅子に腰を埋め、用意されたプログラムに目を通しながら、今から始まるであろう甘美な時に心をときめかせる。
周囲には見知った顔ばかり。それに、今日は新居浜からのお客さんが多いようだ。
催しの内容で、今日ここで会えるであろう知人の顔ぶれも予想される。そんな楽しみもまた 劇場 の魅力なのだろう。
今日のプログラムは地元 西条 出身のテノール歌手の 凱旋 公演。
招聘した地元の奉仕団体の方々も、満員御礼に高揚した顔を見せ、挨拶を返してくれる。
１０曲用意されたプログラムの中で ピアノ伴奏を伴って歌い上げた カッチーニのアブエ・マリアが良かった。その雰囲気は大聖堂でのミサそのもののよう。
全体としての感想は、 劇場のちから を信じて、機械の介在は排除するべきと感じた。
| 2003年05月23日(金) |
全員協議会（合併問題）第７回合併協議会傍聴 |
１０時より「西条市議会全員協議会」開催。
昨日の「合併問題特別委員会」の開催を受けての今日の会議。
冒頭、昨日の「特別委員会」で報告したと同様の報告がある。
議員より、�”藝弔亮茲螳靴い砲弔い討亮禅拭���納税貯蓄組合の取り扱いについての質疑。
私は、納税貯蓄組合の補助金削減となることについて、市民周知の時期と方法について質疑する。近々開催予定の住民説明会で報告するのか。それをを知りたいところだったが、担当の説明では「やらない」との事。
�｜楼菴概腸餃∋�務所の位置と方式
の２点について議長より「西条市議会」としての方針の確認提案。
異論なく了解。
１３時半より丹原町で「第７回合併協議会」開催。 傍聴
委員２９名中２５名の出席。事務局職員２０名。傍聴者９名。
今日は、事務の取扱についての確認と提案が多くて長時間となった。
・新たな提案の中では「周桑病院」の「市立病院」への移行が目を引いた。
以前の日記にも書いたが、西条市役所内には「病院経営」のノウハウが無い。
市議会議員として、地域医療についての提示の仕方についても勉強しなければならない。
病院経営の優劣は、優秀なスタッフの確保につきると思うが、さてその方策は如何に・・・だね。
・公共的団体の取り扱いについての提案 多数
新市の一体性の速やかな確保のためには、この「公共的団体」の統合が欠かせない要素だと思う。
だが、今日提案された「各種団体」についての取り扱いは、粗方が「新市移行後、速やかに調整する」となっている。
言葉を分かりやすく言えば「各種団体の統合についての話し合いは、まで出来ていません。」という事なのだろう。
各種団体については、それぞれに地域に根ざした活動の特色と伝統がある。またそれぞれの団体を維持している人材も、それぞれの団体にいらっしゃるのだろう。
そのような団体が、自治体合併に合わせてスムーズに統合できるのかどうか。
団体間の話し合いについて、私は、詳しく把握していないけれど、おおいに注目するべき「項目」だと感じる。
夕方、部落内の課題について、ご近所を数軒回る。それぞれに抱える家庭の事情があり、仕事はなかなか捗らなかった。
暗くなるまで、麦刈りと田植え準備のための草刈り。
入浴、食事後「ハリー・ポッター 秘密の部屋」のビデオを見ていたら、うたた寝をしていた。
それでもビデオが佳境に入ると、思わず手に汗握る「面白さ」。
私は、今日初めて見たのだが、子供達や妻は、もう何度も見ているらしい。ビデオが終わって傍らを見ると、妻と一番下の子が毛布にくるまって寝息を立てている。
週末の平和な我が家。
| 2003年05月22日(木) |
議会合併問題特別委員会 開催 |
１０時より「西条市議会 合併問題調査特別委員会」が開催される。
議会が改選になって、新しい委員による初めての会議。
委員１０名中９名の出席。＋議長・副議長の１１名で会議開催。傍聴議員９名。
冒頭「合併対策室長」より経過報告１０分。あと質疑にはいる。
委員より、事務事業の見直しによって変更となる補助金についての質問。
私が懸念として持っている「納税貯蓄組合」の件についての質問有り。
委員長よりの提案で、西条市議会としての
�｜楼菴概腸饑瀉屬砲弔い討諒�針
�∋�務所方式についての方針
が話し合われる。
賢明な委員会運営だと感じた。
地域審議会は西条市にも設置という事で特別委員会の意見がまとまる。
事務所の方式については、合併特例債を受けるためには「新市建設計画」に盛り込まなければならないという事もあり、本庁の必要性は有るとし、建設の時期・場所・規模については、新市の運営の中で検討とする。
と確認。
明日、同様の件についての全員協議会が開催される。
同様の話が特別委員会委員長からあるだろうが、まず異論無く決定という事となるだろう。
久しぶりに松山に演劇鑑賞に出かける。
出がけに一つ仕事を片づけて行こうと思い、取り掛かったのだけど、手間取って西条を出発するのが５時を過ぎてしまった。
開演６時半。高速道路使用。
しばらく走っていなかったら、４車線化が進んで以前に比べて至極走りやすくなった。松山市内の渋滞もそれほどでなく、開演に間に合う。
こまつ座の「頭痛肩こり樋口一葉」
この芝居を観るのはもう３度目になるが、観るたびに新しい発見がある。
やっぱり「井上ひさし」は天才だ。
しばらく劇場に足を運んでいなかった。
やっぱり月に一度くらいは劇場に足を運ばないと、私の精神の正常値が保てないようだ。
| 2003年05月21日(水) |
行政コストＵＰ要因（介護保険） |
行政コストＵＰ要因 Ｎｏ、２ 「介護保険」
介護保介護保険は在宅介護を基本に、施設介護はその補完措置として位置づけられている。それによって、介護施設への入所が多くなっている地域の介護保険料は高くなる。すなわち行政のコストは高いと言うこと。
行政コストを下げようとするならば、施設入所者を出来る限り押さえて、介護認定に至らない元気なお年よりを多くする施策を展開する事。
青森だったかで、福祉の充実に政策を特化し、全国から注目されていた町があった。その町の事が映画になっているというので見たことがある。その中で、介護保険料が４０００円以上になっているという事を怪訝に思っていた。
その町の町長、この間の選挙で落選したという。
さて、そんな決断をした町の福祉政策が、今後どのように変化していくのか。私は「いったん作った施設と動き出した政策の修正はおいそれとは行かない」と気になるばかりだ。
公共のためになす仕事のために皆サマから「税金」を頂いている。その税金を有効に使うためには、住民要望を全て受け入れるワケにはいかない。
制度が何故そうなっているのかを皆サマに説明し、その方向で努力いただかないと行政のコストはＵＰするばかり。
そんな啓発活動をするのが政治家の勤めの一つとおもうのだが如何に。
| 2003年05月20日(火) |
行政のコストをＵＰさせる要因（環境問題） |
部落の外れに不法投棄されていた空き缶類を。市の担当が処理してくれる。
もう一つ気になっていた、隣部落に数日前から放置されていた、分解された田植機を処置している市の担当者と、丁度行き合わせお礼を言っておく。
ご苦労な事だね。
私が抱えている環境についての課題があるので、近々相談に行きますからとも言っておく。
いたちごっこ。賽の河原の石積み。
後をたたない不法投棄の処理に追われる担当者は、仕事とはいえ、なんともやるせない思いの毎日なのではないだろうか。
「人間のいい加減さが、行政のコストをＵＰさせる」
その対極にあるのが、「人間の善意が行政のコストを下げる」と言えようか。
社会に巣くう病巣である「人間のいい加減さ」。
悪い事と知りながら「確信犯」的にいい加減な行為に走る輩は、公権力によって処罰する以外に無いだろう。
日曜日の日記に書いた「不法投棄禁止看板」には、その処罰の過多が書かれている。古い看板には罰金１００万円。今、立てられている看板には罰金３００万円とある。方々の看板を見て回った中には罰金１０００万円と書き替えているものが一枚あった。
それでも、その看板が無いところ無いところを狙って「不心得者」が横行する。
そんな確信犯と違って、ポイ捨てをするのは、無意識の行為として行っているようだ。
そんな者に「あんたの行為は社会の迷惑なんだ」と分からしめるためには、やっぱり処罰の対象とするのが有効な手段のようだ。
東京世田谷区での「歩き煙草禁止」の違反者から３０００円徴収するのは、先駆的取り組みと言えよう。
合併協議の中の、「事務事業」統合について、西条市内で一番影響が出そうな項目は「納税貯蓄組合」補助金だと考えている。
そこで今日開催された「平成１５年度西条市納税貯蓄組合長会」を覗いて見た。
市民会館大ホールに約１００名の参加。
合併協議の中の「納税貯蓄組合」の取り扱いは、「東予市の事例に合わす」と提案されている。
この事業の見直しによって西条市の「納税組合」には「大きな変更」があるようだ。
そのような事業の調整方針が既に出ているところから。今回の「組合長会」の中でどんな話がなされるのかと、注目しての「視察」である。
だが、どうも「昨年同様の」式次第と理事者側の挨拶であったようだ。
市長挨拶の中の文言には
「２５９組合・１２０００名の組合員・平成１４年度実績１６憶９１００万円・市税に占める割合４０％・今後とも納税の普及拡大にたいするご貢献を期待する」
とあった。
近い内の事業内容の変更についての言及は無かった。
合併協議の中では、この見なおしについて西条市選出の委員より「見なおしを納得してもらえる説明を用意しておくよう」との発言があった。
至極もっともな指摘だと思う。
だが、合併協議会での発言は、今日の「組合長会」では無視の形。
何時の時点で西条市内の組合長に説明するのか？。
そんな状況に「こちらの方が」心配になってくる。
どのような見なおしとなるか。
納税貯蓄組合法には「組合への補助は事務用品費用程度」とある。
それが西条市の場合は納税額の何％と規定されており、その補助金額は年間４０００万円」ほどとなっている。
これを是正する。ということ。
| 2003年05月18日(日) |
田植え準備 校区運動会 農作業 |
朝８時から農業用共同水源の水路掃除。参加者１１名。
その数が年々減っていることに、一抹の寂しさを覚えながらも、来るべき田植えに備える少しの高揚感。
もう何十回にもなる田植えだが、根っからの百姓にとっては一年で一番仕事の張り合いを感じる時期となった。
２時間半ほどで終了。
直ぐに小学校で開催されている自治会主催の「区民運動会」に参加。先週の雨で順延となっていたものを今日の開催。日程が他の催しと重なったのか、参加者は例年よりも少な目のよう。
私は、部落の体育委員として振られた役である準備係りに精を出す。
１５時には終了。遅刻参加の埋め合わせにも、片づけを手伝って帰る。
その甲斐があって、以前に知人と約束していた「ゴミ不法投棄禁止」の看板を見つけて自治会役員と交渉し、引き取らせてもらう事になった。
市の環境課に出向かなくても事足りた。たまには良いことがあるものだ。
古い看板で、不法投棄罰金が１００万円となっているが、現在は３００万円。まあお金のかさよりも、看板が立っている事からの「抑止効果」への期待から、設置するのだから、事足りるだろう。
思いつき、運動会が終わってから、部落内の看板設置の現状を見て回った。
あるある。至る所に設置されている。それでも民家の外れに「塗装業者」とおぼしき「産業廃棄物」が捨てられているのを見つけ「憤慨」。
運動会への参加は、他にも得るものがあった。
昨日の日記に書いたが、「健康増進法」の施行に合わせて、校区の小学校が施設内「全面禁煙」となった。その処置が皆さんにどの様に受け入れられているのかを「視察」する事を考えていたのだ。
自治会では、施設入り口に「禁煙協力」の立て看板を設置している。（これが不法投棄禁止看板利用だった。）だが、喫煙者はどうにも我慢が出来ない様子。至る所での喫煙者を目撃する。
喫煙者は「事の趣旨」を今だ理解出来ていない。
貴方の自由は周囲の不自由。
喫煙者は、自分の自由を主張し「規制をなし崩し」にしようとしてくる。これも「不法投棄者」と同じで、アメと鞭・気の長い啓発活動・規制による矯正が必要のようだ。
そんなこんなも有り、校区の運動会への参加一つからでも、一地方政治家の「こまめな」取り組みのヒントが得られる。よしよし。
もう一つ、校区連合自治会としての課題を一つ聴かせてもらえた。この実現にはじっくりと根回しが必要かな。
一昨日・昨日・今日と３日連続の農作業。
正月からこちら、あることで「足」だけは使っていたけれど、その他の部位は鈍っている。
体のあちこちが筋肉痛。
| 2003年05月17日(土) |
規制によってしか動けない国民とは（禁煙について） |
５月施行の「健康増進法」が禁煙への思わぬ効果をあげているという。
西条市役所内でも禁煙タイムを設けて自主規制していたが、私の感じるところではあまり守られているようには思わない。
煙草飲みくらい「傍若無人」の人種はいないと思う。それほどに、周囲への気遣いが出来る「出来た」人間は少ないと常々感じている。
これは、飲まない人間があまりにも「おとなしくて優しい」からにほかならない。
それを良いことに、煙草のみは平然と部屋の空気を汚し、癌の元をまき散らしているのだろう。
こんな「優しい人間」にとって「健康増進法」は地獄で神様に会うような救世主となったのだろう。
言うなれば、「優しい人間」の言いぐさは「喫煙は個人の嗜好のモノですから禁煙は自主性にまかせれば良いとは思っています。しかし、健康増進法には禁煙と書いていますので、その方向でやらせていただければという事で検討しました。」となる。
法が有ろうが無かろうが、良いモノは良い、悪いモノは悪いで、さっさと判断して実行に移せばいい。何時までも何時までも煙草のみの「傍若無人」を許しておく方々も、世の中を悪くしていく一方の当事者。
今回の「健康増進法」の施行を受けて、西条市役所内でもこの６月には施設各所に「分煙機」を設置する。
私の楽しみは、この分煙機の設置によって「喫煙者」がどんな風に変わっていくのかを観察することだ。その反応によって「健康日本２１」に規定された健康推進運動の展開もおおよその目処が付くように思うから。
もう一つ。「分煙機」はあんまり役には立たないんだって。
それだのに西条市は大枚な税金を払って多数の分煙機を設置する。
機会を捉えて、分煙機の撤去。市役所内全面禁煙を提案するつもり。
法によって一歩前進したのならそれでよし。それを好機と捉えて次なる展開を図っていければなお良い。
前回の一般質問へ答えて市長は、西条市に煙草消費税が４憶ほど入っていますと言った。
「健康増進法」は医療費の増加をくい止めるため「厚生労働省」が作った法律。さて、西条市はどちらを優先するのか。
今日、合併新市建設計画小委員会が開催された。
聞くところによると委員会は３０分ほどで終了したという。
遠く西南の役からの戦没者・殉職者を慰霊する「西条市合同慰霊祭」が１０時から「総合文化会館」で開催された。市議会議員として出席。
この催しの主役はどうしても「太平洋戦争」での戦没者となる。
昨年の日記にも書いたが、戦後長い年月を経た事だから参加者も年々高齢化しその数も少なくなっていく。
折角の催しなのだから、工夫があっても良いと思う。
１１時終了。
この催しへの参加についてある方から聞かれた。
以前は年輩のご婦人が案内状を持って来てくれていたのに、ここ数年途絶えている。亡くなられたのだろうか。
それでこの慰霊祭へ参加していないのだがどうしたものだろうか。案内状が無いと入り辛いのだが。
「会場の座席にはゆとりがありますから是非にお越し下さい。案内状が無くて入り辛いのでしたら私が一緒に入りましょうか。」と答えておいたのだが、さてどうなさっただろうか。
そんな方もいるのだから、案内の仕方を見直したらと思うのだが。
この催しで関心した事が一つ。
献花した方々の中で「連合自治会長 塩崎氏」の所作が綺麗だった。
花の受け取り方。慰霊碑の見上げ方。献花の仕方。お辞儀の角度と時間。自席への戻り方。御霊への慰霊の心が体全体に満ちている。
大きな組織の長となるだけの事はあると感じた。
今日はその他にもいろいろあったが、夕方から始めた「苗箱の準備」がこたえて「しんどい」のでもう寝ます。
| 2003年05月15日(木) |
梅雨の走り さてそろそろと |
昨年の今日の日記の表題は「大荒れの天候」とある。
昨年と同様に、今日は雨。昨日に続いての雨で、２日続いてのんびりと過ごせた一日となった。
走り梅雨というのだろうか。昨年の雨では収穫前の麦が倒れてしまい、ガックリとしたが、今年の麦は「しゃんと」立ったままで、雨に打たれながらも黄色く色づきはじめた。
天気が回復したら２０日頃には収穫を始められそうだ。
その前には「籾まき」もあるので、そろそろ農作業に掛かる事になる。
そんな農繁期の前の一時の静寂。書斎からの降り続く雨の風景を楽しみながら、のびのびになっている活動報告の編集作業。
今回は「図書館特集」とする。
平成１１年６月議会で提案された「図書館問題調査研究費」１００万円が、ＰＴによって予算消化したままで、報告書が出来ていない事は明示する。
行政の体質として、こんな事がいまだにまかり通っている事を指摘しておかないと、２回・３回と続けかねないのだから。
この３月議会に提案された「新図書館建設構想検討事業」１６４万円が、前回の二の舞にならないよう、プレッシャーを掛けておかないと。
活動報告の４ページには昨年の政治活動経費・資産報告・今年の後援会経費・選挙経費を提示する。
資産は同じだが貯金は減っているとの報告を、我が家の財務大臣から受ける。
やっぱりか。
政治活動経費は、昨年は活動報告の「合併特集号」が８ページにもなったので、この経費が倍増。研修も、神戸や大津・佐世保に行ったりで膨れ上がり、通信費もネット接続経費で倍増している。
近い内にＨＰにも掲示するつもりだが、議員活動もやればヤルほど入れたしの部分が膨らんで来る現実を、数字で確認しながら財務大臣と二人でため息。
経費縮小策は講じないと、我が家の家計がパンク寸前。
あまり「夢」ある話じゃあないけれど、これが「真面目な」（？）地方議員の生活実感なのです。
さてそろそろと、議会も動き始める。
今日、２２日に「議会合併問題調査特別委員会」開催の案内がＦＡＸされる。
１７日には「新市建設計画小委員会」が東予市で開催される。
もう２週間もすれば６月議会の招集通知が来る。
農作業の合間に一般質問の準備。
| 2003年05月14日(水) |
雨の日 良きこと３つ |
一日雨。梅雨の走りの雨なのだろうか、強い雨足で夕方には前の川に水が流れ出した。
そんな日は憂鬱になるのが相場なのだが、今日は良きことがあった。
朝寝を決め込んでいるところに、知人からアドバイスを求める電話。早速起きあがり朝食もそこそこに、ファックスで送られてきた資料と格闘。感想を２枚のレポートにまとめて転送する。この作業が終わる頃にはもう夕方になっていた。
それでも頼られた事への充実感と、資料との格闘によって出来る「知識の棚卸し」での満足度に、時間を忘れて没頭できた「仕事」となった。
さて、雨も小降りになった。外での作業に取りかかろうかと思っている時に、出先から帰った妻から「もう一つの良き知らせ」を聞く。
そうか良かったね。と眼鏡を外している私を見て妻は、「このところヤナ事ばかりだったからね」と一言。
事務所に神棚を付けようと、材料を買いに出かけた日曜大工の店で「キングサリ」という植木を見つけた。
あるお宅にあったまだ珍しい植木で、フジの様な形の黄色い花を付けていた。
来年、花の咲く頃また見せてもらいに来ますと、楽しみにしていた花だが、以外と早くに再会する事ができた。
早速購入。３９８０円。
花の盛りはもう終わったようだが、また来年を楽しみに。
外来種のようで、この時期に咲く事や木の容姿から判断して、アカシヤの種類のよう。植木に付いていた説明書から、育て易そうに思う。
何だか気分が高揚して、いろいろと散財する。
財布が空っぽになって帰宅すると、お父さんジャージで買い物してたでしょうと娘。
友達が見つけて、一色達夫さん「カッコイー」と言ってたよ。
そうか見る目があるね。
娘は即「お世辞お世辞」
買ってきた「スポーツ帽」をかぶってポーズを付けていると、息子の「なにやっとん」と言いたげな非難の目がかえってきた。
| 2003年05月13日(火) |
依頼事項の処理をどうするか |
市議会議員には様々な依頼事項が来る。
それは一期目よりも二期目、二期目よりも三期目と期が進むにつれて、件数が多くなりその内容も多岐にわたってくる。
いわゆる議員の「口利き」が問題となっているが、権力をかさにきた行為は慎むべきことはゆうまでもないことだ。
だが、議員にものごとを依頼してくるお方の中には、この議員の権力に頼って「社会のルールをねじ曲げてでも」自分の利益を得ようとする行為も見受けられる。
今回の選挙の中でも、こんなお方から出たであろう「讒言」の類にお目にかかった。
何故貴方の依頼に応えられないのかを、こちらは十分に説明して納得していただいた事項でも、回り回って聞こえてきた声は「けんもほろろの言いぐさだった」というように吹聴されている。
ましてや、その前に「選挙で票のとりまとめをしてやったのに」と付けられると忸怩たる思いにとらわれる。
ある県では、議員からの口利きを明文化してネットに公表し好評をはくしているが、さて、市単位でのしかも市議単位での独自方法をどうしたものか。
こちらを信頼してのプライベートな依頼と、議員の仕事としての依頼の区別。良し悪しの判断。そんなところを選択しての提示は難しい。
議員の仕事の実績吹聴のための公表になったら、それこそ「鼻持ちならない議員」になってしまうしね。
以前にも書いたが「妻にも言わずに、自分の頭の中だけに収めて墓まで持っていかなけらばならない依頼事項も増えてきた」。
そんな事を考えながら、選挙の片づけもそろそろ終わったので、この期間に集中して寄せられた依頼事項や気の付いた事項について、その処理に掛かりだした。
このところは以前のように、私ではどうしようもない事項ではなく、言われて初めて気づくような事項が多くなった事には喜んでいる。
依頼する方々は、長年問題意識を持ちながら、どのように処理したら良いのかが分からない事が多いように感じる。
そんな方々へのアドバイスと協力ならば、たとえ問題解決までに長時間をようしても、「批判」されるような事はないだろう。
| 2003年05月12日(月) |
世の中 良くしたものだ |
昨日、今回の選挙で使った費用があらまし出た。
今日、選管に届け出て了解が得られたということだ。
中で、車上運動員の費用が出ていない事を指摘されたらしいが、これは私と後はすべてボランティアがヤルのだから費用の付け出しようがない。
ということで無償ということで記載して提示したとの事だ。
付け忘れが有るかもしれないが、後援会活動費用４１万。選挙費用３１万。計７２万というところのようだ。
ことさらに費用にこだわる事も無いのだが、次に続くべき同志のために選挙のノウハウを明らかにしておくべきかな。
後援会活動は選挙４カ月前から始めた。これは２回目の選挙の時からの事。最初
の選挙の時は３カ月前の表明だった。
後援会活動といっても入会カードを持って支持者にお願いに回るのではない。議会の活動報告を持って、「こんな事やりました。続いてやりますのでよろしく」といって回るだけ。
すでに日記に書いた通り、地域の事情を見て回る事が主眼だから、人と話し込む事が多い。今回は支持者を一回りするのに２カ月掛かった。一日に話のできるのは３０人程度。途中で行事が入ったり、一日に３人だったりで、今回は前回にも増して時間がかかった。
３月になると議会優先で、地域周りは後回しとなる。
一般質問が終わったころに、地域を歩いた実状から考えた、一色達夫はこれから西条でどんな事をやりたいのかをまとめた「後援会リーフレット」が出来上がる。
これをもってまた一から支持者や地域回りを始め、やっと２巡し終えた頃に選挙戦に突入というパターン。
今回は特に後援会入会者が少なかった。その原因を上げても仕方がないが、選挙結果がでるまでは少々不安だった。
これが私の選挙運動の大枠。配る活動報告の枚数は「企業秘密」としておこうかな。それと日記に書かないプライベートな付き合いが少々。
事務所開きはしない。車庫のシャッターを開けた時から事務所が開いた時だ。一応「大安」の日は選んだ。事務所には選挙運動を手伝ってくれるボランティア以外は来ない。
最初の選挙の時は、それでも色々来られたが、私のやり方がお気に召さなかったのか、選挙の１カ月も前にはパッタリと来なくなった。
近所の人も来ない。やることが無いから来ない。
事務所にはダルマもおいていない。片目などは障害者を愚弄するようなものだから大嫌いだ。
神棚は次回には付けようと思う。これはある意味では日本古来の文化といえるようだから。（地元の氏神様を大事にしないと、日常の付き合いが出来ない）
閑散としているので、国会議員から送られてきた「為書き」を貼ったら、ようやく選挙事務所らしくなってきた。
今年は、この４年間で発行した活動報告をパネルにして張り出して見た。
これが好評だった。
選挙カーの運転手は公費でお願いした。この費用は８７５００円。皆様の税金を使わせてもらった。選挙カーの燃料費は６２Ｌ分で６５００円。
次回はご贔屓さんへの顔見せよりも、政策を演説して回る方に主眼を置きたいものだ。それならば、運転手費用や燃料費の公費負担をもっと押さえられる。選挙カーを１人で運転して演説して回れば良いんだからね。
ポスター印刷費と選挙葉書郵送料の計４０万円は、市民の皆さんにも許してもらえるかな。
今回、初めてマイクを握るボランティアの方もいたが、家を出て１時間も経って帰って来た時には、もう見違えるくらい上手くなっている。
いつもいつも、慣れた頃には選挙期間も終わりとなる。
ある陣営では、１人の有権者のお宅に５回も６回も回っているそうだ。それに後援会入会のお礼状・お礼の電話・選挙事務所開設案内の葉書郵送・出陣式の案内・選挙期間中に最後のお願い電話・選挙当日に「もう投票に行かれましたか。まだでしたら○○をよろしく」との電話・選挙翌日にはお礼の電話・当選御礼の封書が来て「選挙協奏曲」のフィナーレとなるとのことだ。
こんなパターンが当たり前という事を聞くのだが、どうしたことか私の家にはこの内の一つとしてコンタクトがないので寂しいかぎり。
いや、あったあった。何処かの運動員が家を間違えて訊ねて来た。出陣式案内のチラシも郵便受けに入っていた。（家が開けっぴろげなので、軒並み配布の運動員が入れていったのだろう）
こんな陣営から掛かってきた電話には、大量に掛けまくっている声が電話口から聞こえるのだと誰かが教えてくれた。
そんな、大量動員の組織選挙を展開しても、７２万円で選挙をやり遂げる陣営のたかだか３倍たらずの得票数か。世の中 良くしたものだ。
| 2003年05月11日(日) |
新しいジャージと新しい運動靴 |
一日雨。
雨音を耳にしながら朝寝を決め込む。
晴れていれば今日は校区連合自治会主催の区民運動会だった。
朝から様々な電話が掛かって来ていたらしいのだが、眠気眼での応対でうろ覚えが多い。いや、私に掛かってきたのは１回だったかな。あとは妻にだったり娘や息子への電話だったのだろうか。
とにかく雨に機先を削がれる一日となってしまった。
こんな日の例によって、よたよたと起きて来て、１人で遅い食事をしていると、妙に元気な娘が言った言葉。
「お父さん。新しいジャージを買って、新しい運動靴を下ろして待っていた運動会が雨で残念ね。」
笑いながら娘は何処かへ出かけてしまった。
確かに「内心期待して待っていた運動会」だった。
部落の体育委員としての振られた役をこなしながら、「選挙お礼の挨拶をどうしようか」などと、心の準備をしていたのに。
そんな下心までも、娘にはバレていたのだろうか、と１人で苦笑いする一色達夫。
空いた時間で、灌漑用ため池の水路掃除の案内を作成。雨の中を配布して回る。
途中、部落の役員さんに呼び止められ、来週設定している集会の打ち合わせ。のびのびになている集会なので、このさい思ったことを言っておく。腹のない人なので、かえってその方が良かったみたい。これも気心の知れた部落の人だから言えることだろうが、良い方向に向かうよう協力するのみ。
６時から趣味の会の役員会に出席。この会ではもっぱら聞き役に徹する。
深夜、活動報告の編集作業。
今回の選挙費用の集計が妻から提示される。
後援会活動経費３９９５００円。選挙費用３０９７６７円。以上自己負担分。
選挙費用の公費負担分は４７３７２０円となった。
平成１１年の選挙のおりの自己負担経費が１００３７９３円だから、３０万円ほど安くあがっている。
選挙費用のうちの多くを占める印刷費用を切りつめ、葉書や封書の郵送も極力切りつめた効果があったようだ。
実際の話は、後援会入会の名簿集めをガツガツとやらないから、入会お礼の封書や葉書を出す必要がなかっただけなのだが、まずは良かった。
活動報告のメインテーマは「図書館特集」にしようと思う。
これまでの議会で行った質問項目等々についての資料を引っ張りだし、編集するもまとまらず。
平成１２年に役所内ＰＴで消化した「図書館問題調査研究費用」１００万円の研究成果が、うやむやのままになっている事を指摘する私の一般質問文章を読み返した。
自分の選挙対策で取って付けたように予算を付けた市長も市長なら、それの研究成果をうやむやにする教育長も教育長だ。
今年の３月当初予算に提案されている「図書館問題調査研究費用」１６０万円が、前回の二の舞にならないよう、今回の活動報告で指摘しておかなければなるまい。
| 2003年05月10日(土) |
大宅政子 元 運転手との出会い |
大宅政子という「超有名人」がいた。
もうかなり以前の「有名人」だから名前の字がこれで良いのかも分からない。が、まあ許してもらおうか。
この有名人の元運転手（自称）という方に出会った。
私の友人が「たっちゃんの場合は人に会いに行くというよりも、人に会わされるんじゃあない」と言った、まさにそのものズバリの出会いだった。
選挙運動も佳境に入った金曜日。彼から電話が掛かり、応対した妻が口を挟む間もないほどの「速射砲」で、自分の経歴・経験と選挙についてのノウハウを伝授してくれたのだという。
土曜の朝「朝の挨拶」をしている真っ最中、その彼が偶然通りかかり、ワイのワイのと選挙のノウハスを直接伝授。その間１５分。嵐の１５分だった。
・経歴
大宅政子、元運転手。お嬢さんが高校に通う６００ｍの距離が「危ない（誘拐）ので」自動車で送り迎えをしていた。
川崎の市長選挙や市議会議員選挙に出たことがある。が見事落選。
今は東予市に住んでいる。
・選挙戦術
演説でもって有権者の心を掴む。
みんなの関心事の「政策」を二つくらい言う。今なら「財政再建」と「雇用確保」。
だが、私がやりますとは決して言ってはならない。「これについて努力します」と言って、話をぼかす。でないと後から言われる。
そうして、次の選挙の時は「努力いたしましたが、まだまだ成果が現れておりませんが、引き続いて努力します」と言えばいい。
お辞儀は９０度以上。頭を下げれば血の巡りが良くなって健康になる。
みんな見ているのだから並んで元気よく挨拶をする。
・奥さんへの注意
メモ帳はもっているのか。人の言っている事は直ぐにメモする事。
夫のスケジュール管理と健康管理は妻の勤め。疎かにしたら選挙は戦えないよ。
・候補者へ
弾が良いと選挙は楽。あんた評判良いよ。自信をもって堂々とやってれば楽勝だよ。
ワイワイと旋風を巻き起こし、さっさと行ってしまった。
これで済んでいたら、たんなる変わったおじさんに会ったで終わっていた。
ところが人生面白い。昼過ぎにまたまた出会ってしまったのです。それも、街宣をしていて、通りかかった妻の実家の直ぐ裏通りで。散歩中だったみたい。
・次なるノウハウ伝授
あんた名前の連呼だけじゃあだめだ。
演説しろ演説。マイクかしてみろ。
選挙戦も本日限り。残された時間を一色達夫は力の限り戦います。ですが、私の選挙は見ての通りの手作り・クリーン選挙です。陣営一同少数精鋭で戦っておりますが、何分目が行き届かず、他候補の切り崩しにあい苦戦を強いられております。
一色達夫に仕事をさせてやろうと思われる皆様、友人知人ご近所の皆様にお声掛けいただき、一色達夫へあと１票いただきますようご協力のほど、伏してお願い申しあげます。
５１歳働き盛り とも入れろよ。
突然変わったマイクの声。ご近所の顔見知りの方が心配そうにこっちを見ている。
どうだ。こうやるんだ。音を聞いて強弱も付けろよ。
と言うと、またまたさっさと行ってしまった。
この毒気に当てられて、それからの街宣は「調子が狂いぱなし」。
マイクをボアンティアの方にお願いし、私は最後の票固めに出かけて「演説最中失礼」という失敗談につながるのです。
選挙も終わった日、この経験が陣営の話題になったのですが、私はこの方とは見えない力によって「引き合わされた」と思ったのです。
この方が伝授してくれた
政治家は演説で人の心を掴まなければならない。
政治は「永遠」なのだから断定的な言葉は使わない。
選挙は最後の最後まで「どん欲に」戦わなければならない。
訴える政策は、みんなの関心が高い２つくらいを用意する。
政治家の妻は気配りが大切。
よくよく考えてみると、私に欠けている要素を言い当て、「その面の強化努力をこれからしっかりやんなさい」と教えてくれたと感じているのです。
市議会議員改選後初めての議会。
議長・副議長・委員会所属・特別委員会設置についてを決定することが主な事がら。
私の常任委員会への所属は昨年に引き続いて「総務企画産業委員会」となる。
３つの特別委員会への所属は、無会派だから回っては来ない。
５時４５分から、新議長・副議長就任祝賀会（自前）出席。
臨時議会の全ての行事は４時前には終わり、時間調整のためもあり選挙後の挨拶に街場を回る。
行く先々での雰囲気が、何だか２期目当選の時とは違っている。
一色達夫の人物像が風評に登っているのだろうか。紹介者を介しての面識の方に挨拶に行くたびに「ﾄﾞｺの誰ベエ」であるかを言われるので、何だか自分自身「面はゆい」感じがする。
石の上にも３年。議員も３回当選で一人前なのだろうか。と、３ という数の「不思議」を感じるのだ。
西条という所は「知れば知るほど」地縁血縁での結びつきが強い事を感じる。初めて話す人でも、共通の知人の２人や３人はいるものだ。そんなこんなで話が長くなり、祝賀会には開会ぎりぎりに会場に飛び込む。
| 2003年05月08日(木) |
雨 休養日としたいところだが |
夜半からの雨。朝 目覚めても外は雨。
そんな雨音を寝床の中から聞きながら、今日はゆったりと朝寝坊を決め込んだ。
遅い朝食を済ませてからは、それでも何だかだと用があるモノだ。
選挙の総括を掲載した「活動報告」を編集したいと思い、資料を揃えるのだがなんだか構想がまとまらない。
議会での一般質問の内容を報告していないから、そちらの方の資料も出して見るのだが、読者に受ける内容ではないのでまとめに四苦八苦する。
３月議会での「図書館に関する一連の動き」が絵になりそうだ。
それに加えて、平成１４年度資産報告・後援会活動および選挙活動の会計報告が主な内容となろうか。
早急にまとめて、６月の田植え時期に入る前までには配り終えたいのだが、さて
雨の中、気分転換に新居浜まで走り一つ用事を済ませる。
目的の店に知人がおり話が盛り上がり、一発決めてやろうと思って発したダジャレが外れて、何だかブルー。
夜、選挙が終わってからお祝いの電話をくれた方の話を聞きに行く。
出向いて来てくれた事を恐縮しながらも、議員に話を直接するのは初めてだと言いつつも、生活困窮の不安を涙を浮かべながら延々３０分話続ける。
事情は分かりました。市では新しく作る「総合福祉施設」の中にこんな施設を計画しています。と短く応えてあげると、さらに涙を流していた。
げに議員とは「万相談承り所」だと、今さらながら思いながらの帰路。
雨はやっとあがったが、肌寒くて身震いが出る。
娘にＰＣを占拠され、待つ間寝ころんでテレビを見ていたら、いつの間にかうたた寝をしていた。
こんな時間を持つのは何日ぶりだろうと思いながら、さて資料整理と気合を入れ直すのだが、いったん寝てしまった脳細胞は、おいそれとは動き出さないようだ。
と 言うことで、思いつくままの日記記入。
| 2003年05月07日(水) |
１８とあとはバラバラ |
新議員による議会構成決定のための臨時議会は５月９日に開催される。
それに先だって、新議員の顔合わせの意味合いを含めての全員協議会が今日開催された。
今回選ばれた新人議員が８名いるところから、全員協議会の雰囲気もがらり一新というところだ。
臨時議会についての事務局長の説明を聞いている新人議員の顔色は、何だかその人の持っている性格が手に取るように分かり、「なるほど」と思う事が多々あった。
さてさて、それなりに市民の付託を受けて出てこられた方々が、これからどの様な活動をされるのか、興味津々といったところだ。
議会内の会派については、私の知らないところで大きな動きがあった。
保守系会派が改選前１６名で結成されていたのだが、改選で２名増えて１８となったようだ。あと革新といわれる政党系の方々で６名。私を含む後の２名が無会派という構成となると思っていた。が
世の中分からないものだ。
革新系６名で会派を構成すると思いきや、民主党系労働組合出身の３名が分かれ、あとの公明党・新社会・共産の３名がバラバラになったのだという。
ある県議が開設するＨＰの今月の所感の覧に、この労働組合出身の議員３名の事が書かれている。
他の保守系候補に比べてダントツの得票数を得たこの３名の選挙方法について、「公正」なのかどうかとのコメントがある。
３名合わせて ７４０７票。
これまで党派を超えて議会内会派を組んで活動していた方々の今回の動き。
得票総数の２割を獲得した３名の方々が、３人でいったい何をしようとしているのか、どんな目的で３人になったのか。
私は民主主義のあるべく姿として、２大政党が並び立つ状況が理想と思っている。さて、西条市議会内では１８という保守系会派に対するこの３名の会派。これからどんなスタンスで活動していくのか、保守系最大会派の動きと同時に「目が離せない」といったところだ。
| 2003年05月06日(火) |
失敗集Ｎｏ、４ 演説最中失礼します |
最終日、最後の追い込みに走り回っている最中の話。
車を止めて支援者宅を訪れ、再び車に帰ってみると、駐車している直ぐの所で、ある候補が演説の真っ最中。
「ありゃ、こりゃ動けない」と演説が終わるのを待っていたけれども、これがなかなかのもので熱が入っています。
揃いのジャンバーに身を包んだ運動員をずらりと並べ、地元住民に向かって政策を訴えています。ほほうヤルじゃあないですか、頼もしい限りです。と聞いていたのだけれど、途中からは・・・・・。
ああ時間が無い。と痺れを切らして演説している面前を走り抜けました。
その時見えたのは、何と運動員の中に顔見知りがいるじゃあないですか。
しばらく走り回り、別な場所でチャイムを鳴らしている最中に、何と又例の候補が目の前に来て、運動員をずらりと並べて演説を始めたのです。
そのボリュウムの高い事。
こちらの口上が聞き取れないほどの音量で、目の前でがなり立てるのですからたまったもんじゃあありません。
挨拶もそこそこに、またまた演説している目の前を車で走り抜けました。
西条市内に２８台もの選挙カーが走り回っているのですから、「鉢合わせ」は珍しいことでは無いにしても、立て続けに同じ候補と会ってしまうと、何だか「笑ってしまう」のですよ。
| 2003年05月05日(月) |
失敗集Ｎｏ３ 選挙カーは御神輿だ |
公明選挙実施のため、選挙費用を公費で持ってくれる部分がある。
選挙カーの借り上げ料・運転手・燃料・ポスター印刷費・選挙葉書郵送料（２千枚分）などが主なものだ。
この内で選挙カーの借り上げが一番「値の張る」モノとなるだろうか。
ごく普通の候補は宣伝カーを借り上げて、看板は自前で作成して、選挙期間中ゴーゴー走り回る。これならば、スピーカーシステムの手配を心配しなくても良いから、候補にとっては「手間」が省けて良い。それでもって、この方法を採る候補が必然的に多くなるというワケだ。
当然「業者」からの「売り込み」もある。
私の場合は、妻のＴＯＰに４年前作った「白の生地は黄ばみ、字の部分にはひっかき傷の入った」看板を取り付け、経費を安く上げた。
自分の車を使用するのだから、当然「公費負担」の利用部分は少なくて済む。税金の無駄使いを監視する役割もしなければならない議員が、自分の選挙の時には「公費」を満度に使っていたのでは、「選挙民に嘘を付く」ことになる。
という、大きな理由でもってのＴＯＰ使用なのだが、本当の第一理由は他にある。
私の支持者は「表だっては応援できないけれど密かに応援します」という隠れファンが多いのです。
この隠れファンは表通りにはいません。そこで選挙期間中は軽でしか入れない「路地裏」に選挙カーを乗り入れて、ご贔屓さんへの顔見せをして回るのです。
そんな理由から、私の選挙カーは軽でないといけないのでした。
看板の字の部分のひっかき傷は、そんな狭い路地裏に乗り入れた時、道路に覆い被さった「庭木」に擦れて出来るのです。
これをやっていて、平成７年の選挙の折りには「大きなかぎ裂きが出来」、選挙期間中は「透明テープを貼って」なんとか持たしました。
という事で平成１１年の選挙の時に看板の生地を張り替えました。（これがなかったら今回の選挙は８年前の看板そのままで済ましていたでしょうね）
選挙戦に突入する前には、あらかじめ選挙カーを走らせるコースを考え、初日にはマイクを握りながら運転手にコースの指示を出し、停止か素通りかの指示も出します。前回は初日コースに失敗したので、今回は上手くやろうと構えていたのに、ご贔屓さんを「怒らせる」失敗が多々ありました。
停止か素通りか。これはなかなか難しい判断です。停止しなければ「怒られる」場合と、停止したら「怒られる」場合があります。
一番注意しないといけないのは、部落推薦でガチガチに固まっている地域での選挙カーの動かし方ですね。誰の支持者か知られたくない人と、おおっぴらに握手をしてあげる方が良い人とがいますから。
一人何役もやっているので、コースの指示を間違え、行き止まりの路地に「突入」という事も多々ありです。スピーカーから「ありゃチゴオタ」などという声が聞こえたら、「この人 大丈夫」などと思われます。
黄色のＴＯＰに看板を付け、大体二人で流していくスタイル。「又やってる」という声を後目に、ゴーゴーやり上げた選挙戦でした。
終わってあとから、「二人しか乗っていない。私は、一色さんあんなんで大丈夫なんか心配した」とか言う話を聞いたり、「奥さんと二人ッキリで選挙している」との「噂話」を聞いたり、何かと「ご贔屓さんに心配を掛けた」選挙スタイルだったみたいでした。
運転手は妻ではありません。妻なら車体がもっと落ちてますよ。と言おうと「口から出かかった」けれど、知れた時が「恐ろしいので」やめました。
支持者の方は名前が聞こえたら、家から出て来てくれて手を振ってくれるのですが、二人だと「見落とし」が出てしまい、これも怒られます。
「声が聞こえたから出て行ったのに、車はサッサといってしまった」という電話が掛かったり、まるで「祭りの御神輿なのです」。
おおっぴらな支持者はそれでも「すいません」といえば「許してくれる」のですが、部落推薦ガチガチの地域で、窓を少し開けて手を振ってくれる支持者を見逃すことは「本当に申し訳ない」限りです。
これから選挙する方々、くれぐれも「真似」はしないように。
これも後から聞いた話。行き止まりの道路に乗り入れ、あげくに脱輪して、周囲の人に上げてもらった選挙カーがあったそうです。（私ではありません）
| 2003年05月04日(日) |
５月３日の産業文化フェスティバルの件 |
昨日５月３日 「第３回産業文化フェスティバル」が市内中心商店街で開催された。
このイベントには６７０万円の市税が投入されているので、市議会議員の目と経験から気づいた点を書いてみたい。
平成１３年。西条市政６０周年の記念イベントとして５月４日・５日の２日間にわたって開催されたものを、昨年は５月５日の「子供の日」の開催。そうして３回目の今年は５月３日に開催された。
昨年の私の日記にどんな事を書いているのかと読み返してみると、概ね好意的に書かれている。
さて今年はどうか。
昨年の日記によると、２回目という事で場所を狭い範囲に絞ったこと。開催を一日としたこと。だんじりを５台としたこと。天候に恵まれたこと。等々で「それなりの成果」が上がったと書いている。反省点としては、東町・登り道商店街のハズレまでは人が流れないこと。また、年間を通じての商店街活性化策の必要性を指摘している。
自分の文章ながら、良く観察していると自己評価。
そこで、今年の評価。
総合点は△というところです。
人出は昨年よりも格段に落ちているようだ。イベントとしての意義付けに欠ける点があり、祝祭感が希薄。どういうワケか子供の人出が少ない。
商工フェアは出店いていただいた方々には○いが、イマイチ工夫が・・・・。
来年も続けるのであれば、一工夫も二工夫も必要でしょう。
・どんなですか売り上げは。とイベントの専門家「顔見知りの露天商」に聞いてみた。
・即座に「昨年よりも格段に悪いですよ」の声が帰ってきた。
・そうですか「原因は何ですか」
・「だんじり」が出るのと出ないので、お客の財布の紐の空き具合が全然違うんですよ。
・サンポート高松への派遣もあるので、出してくれる「だんじり」の目処が付かなかったのですかね。
・そうよね。この前のテレビ特集でも出たので無理だったんでしょうね。それならそれで「子供だんじり」でも良いんですよ。と露天商。
私は、本来「だんじり」は祭礼行事の ぶぐ だから他の時期には出すようなものではないという主義だった。しかし「西条人」は「だんじり」が出ると、条件反射的に「財布の紐が緩む」と聞いて、この主義を変えねばならないかと思ってしまった。
商工フェアについては、出店していただくだけでも有り難いと思わなければならないだろう。
連休中の従業員を確保するだけでも「大変な負担」となっている事は理解できる。そんな状況のところへ「注文を付けていたら」叱られるかもしれない。
そこを「イベント盛り上げのため」更なるご協力をお願いするには、この時期のフェス開催の提議付けが必要でしょうね。
願わくば、一企業一店舗配分くらいの出品内容の充実が望まれます。
商店街をずっと歩いてみて気づいたことは、人の溜まる場所が無いこと。
小さなスペースでも良いから椅子とテーブルを配置し、人が座る場所が欲しいのです。
現在の商店街は人が移動するだけのスペースにしかなっていない。なんだか通路そのもので、人が止まらない。
天気が良くて暑いので、ソフトクリームに手を出したい衝動に駆られる。だが雑踏の中を歩きながら食べることや、立ったままで食べるのは躊躇してしまう。
少しの時間でも休息する場所が確保されている事によって、人がイベント会場に（商店街に）止まってくれるようにする工夫も必要。
イベントを更に盛り上げる工夫について感じた事は以上だが、商店街活性化について他にも気づいた点。
街を単なる 通路 にしない工夫が必要。
各店舗の 商品 を通路に出したがるようだが、私はむしろ 商品を引っ込めて 人に入ってもらう工夫が必要と思う。
各所にオープンスペースの配置が必要。ウインドショッピングを楽しむ街になっていない。
行政に出来る活性化策としては、現在の「東町公園」をオープンスペースとする事は直ぐにもできることだと思う。
対極にある登り道商店街の南入り口へのオープンスペースの配置。
これによって現在ある駐車場との連動が図られ、この地域の雰囲気が変わると思う。（都市建設計画には提案されていると思います）
思いつくままに書いてみた。
| 2003年05月03日(土) |
失敗集Ｎｏ２ 女性には歳を聞かないこと |
失敗集Ｎｏ、２
女性には歳を聞かないこと。
女性のお年よりがいても決してお婆さんとは言わないこと。これ常識。
わたしゃアンタのお婆さんじゃない。と言われた経験から得たこと。
今日はそれとは違う失敗談。
宣伝カーに乗り込み、後援会活動をしていた折りに「目を付けていた？」地区にさしかかった。
達夫達夫達夫をよろしくの連呼でもって「念掛けていた」家の前にさしかかると、思っていた通り三人の女性が出迎えてくれる。
ヤッター「頂き」と心でほくそ笑み、走り寄って握手を求める。
最初の、家の中にいた女性はＯＫ。次に家の外に立っていた二人の女性に歩み寄り背の高い方の女性から握手を求める。
「中学何年生」。「２年です」
次、背の低い女性に握手を求める。
「小学何年生」。途端に女性の顔がこわばって、答えは「中学３年です」
もう一件家を訊ねて帰ってみると、既に３人の女性の姿は無かった。
運転手が言うには、私が行っている間に「もう入れちゃらん」とスゴク怒って家に入っていったそうだ。
一色達夫選挙期間中一番の大失敗の巻きでした。
親しみを込めてのパフォーマンスもほどほどにしておかないと、日頃の苦労が「一瞬のうちに水泡にきしてしまう」という話。
「女性の歳」と表題を付けたけれど、ジェンダーフリーとは思わないで下さい。
選挙期間中、中学生の男子との握手は一人もありません。この年代の男性は殆ど外には出てこないのです。
集団でいる場合は、宣伝カーに手を振ってくれることはあります。
思春期の性差による行動パターンの違いも、この時期に得られる情報の一つです。
今日の日記。後半は話を「高尚」にするために、何だか取って付けたような文章ですね。おわり。
| 2003年05月02日(金) |
失敗集Ｎｏ１ クロッケーは真剣勝負だ |
選挙にまつわる失敗集 その１
今日はクロッケーについて書いてみよう。
お年よりの健康増進とレクレーションを兼ねてクロッケーが始まってから、もう数十年にもなるだろう。
私は傍目に見ているだけなので詳しい事は知らないが、全国的にはゲートボールという所もあるそうだ。その二つの違いは一度聞いた事があるが忘れてしまった。
私の住む地域でも盛んに行われ、河川敷に専用コートが整備され、日に日にそれを楽しむ方々の様子を「遠目に」見ていた。
選挙はパフォーマンス。如何に自分を売り込むかの競争。
そんな所から、人がいる所をめがけて候補者自らが走り回り、９０度以上のお辞儀や握手戦術。中には「土下座」をする人もいるやに聞いている。
かくいう私も走り回りました。
選挙カーは軽だから、小回りの効くところが利点。心当たりの路地裏まで走り込み姿を現したお母さんをめがけて手を差し出す差し出す。
普段、遠目に見ていたクロッケー場には２０人ばかりの人。これ幸いと選挙カーを横付けし、握手を求めに走り寄った。
ベンチに腰掛けた二人目前までは良かった。三人目の、グランドのコーナーに立つお方に走り寄って握手を求めた。即座に帰ってきた言葉。
「こんなとこへ何しにきょんぞ」
しまった。ゲーム中だったのだ。
以前にゲーム方法を聞いた事があるが、クロッケーは２チームに分かれ、制限時間内に相手チームよりもたくさん進んだ（？うろ覚え）方が勝ちなのだそうだ。
だからゲーム中は真剣そのもの。
聞いた話だが、大会などに出場しチーム内の誰かのミスでゲームに負けた場合など、仲違いすることもあるそうだ。
部落によったら、クロッケーによる諍いによって、どうも気まずい雰囲気になったやに聞くこともあるらしい。（やれ恐ろしや）
選挙でのパフォーマンスも、世間の事をよくよく心得、ＴＰＯをわきまえるべしという話。
物心付いて以来、私にとって父は怖い存在だった。
単車の免許すら取らず、何処に行くにも自転車で、前屈みになってエッチラオッチラとペダルを漕ぐ姿が、幼い頃からの印象だった。
７０歳となるまで働き続け、農地を増やし、家を立て、５人の子供達を一人前に育てた人生だったのだろう。
私から見える父は寡黙で、外での活動の全容を知っているわけではない。
物心付いてからの印象は、外面だけが良く、母が新しい品物を買ってこようものなら、その不機嫌さが子供心にも分かるほどのものであったと記憶している。
そのあまりの外面の良さと、半面の、内への厳しさへの反発から、一年間全く口を利かなかった事もある。
父の経歴としたら、軍隊時代のものが燦然と輝いているのだろう。
徴兵によって一兵卒から始め、終戦の時には大連の飛行場守備大隊長「陸軍少佐」まで上り詰めたという。
「陸軍少佐」がどんな偉い人なのかは、普通の市の市長を務めた人がもらう勲４等瑞宝章を持っている所から、伺い知るしかない。
父の軍隊時代の経験を聞かせてもらった事はあまり多くは記憶にない。
そんな中で、私の心の中に鮮烈に刻み込まれている言葉がある。
「弾は前からだけ飛んで来るのではない」
関係者からクレームがくるかもしれないが、戦争で死ぬのは敵の弾に当たってだけではないのだという。
軍隊の中で「恨みを買う」ような事をしていると、戦闘になった時などに弾が後ろから飛んできて命を落とすこともあるのだという。
私がこの事を聞いたとき、その意味が分からなかった。
だが、父の人生訓として持つ重要な経験であろうことは理解していたのか、その言葉だけが私の心の中に止まっていたのだった。
私も歳を重ね、様々な人生経験を積む中から、この父の言った言葉と、その言葉に裏打ちされたような「外面の良さ」の意味がようやく理解できるようになってきた。
切った張ったの政治の世界に身を置くようになっても、何かにつけてこの言葉が思い出されるこの頃だ。
今回の私の選挙を通じて、父のことを知る３人と出会った。
「お父さんは何方おっしゃるんですか」
「はい 一色藤吉と言います」
「そうですか。お父さんにはお世話になりました。そのお返しを貴方にさせてもらいます」
今でも父の全てが好きなワケではない。許せない記憶も未だに持ち続けている。
５１歳となり１０００名以上の方から名前を書いてもらえるようになった。それでも息子は父を越えられないようだ。
明治４０年生まれ ９５歳
介護度４
私を見ても「たっつおくん」と呼んでくれることもなく、母の名のみを口にするようになって久しい。
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