| 2003年02月28日(金) |
それにしても職員は良くやるね |
昨日の徹夜がこたえたようだ。今日は昼近くまで寝ていた。
朝から仕事に精出して、税金を納めてくれる皆さんには申し訳ない限りだ。
という事で、今日は仕事をガンガンやるぞと勢い込んだが、のっけから躓いてしまった。
１３時半から西条市で「第５回合併協議会」があるので、支度を済まし、ちょとの時間でメールチェックでもしておこうとＰＣに向かったのがいけなかった。
なんと掲示板が開かない。チェックの青いラインがじわじわと伸びて行き、あげくに「ページを表示出来ません」の掲示が入る。２・３度繰り返しても同じ動作。別のページもチェックしていて気づいたら１３時１５分。慌てて市役所に向かうもこういう時に限って駐車場が一杯ときている。結局、会議の傍聴には５分ほどの遅刻となってしまった。
「第５回合併協議会」
委員２９名中２８名の出席・事務局２５名・報道１０名・傍聴者なんと１２名（内西条市議は私も含めて４名）
小委員会での審議結果の報告が主で、異議なし確認が淡々と進む。
前回会議で異議が出ていた「地方税の取り扱い」
法人市民税を西条市・東予市の１４．７％に合わせて丹原町・小松町の１２．３％を引き上げる事についての事務局よりの説明がある。
丹原町・小松町の２２８社について法人市民税が引き上げられる事についての説明。合併で増税になる所と減税になる所があるらしい。
ややこしくて良く聞き取れなかった。が、委員よりの質問で、２２８社中 支店などを持つ大企業等６１社には減税で有利となり、中小の１６７社には増税となるとのこと。
委員のお歴々も、自分の懐に関係する部分になると熱心になるご様子だが、まあそれでも合併というものの本質が明らかになったら良。
新規協議事項
・使用料、手数量の取り扱いについて。
事務局よりの説明に傍聴者より「なんだ、高い方にばかり合わせているじゃないか」との声あり。
・地域審議会の取り扱い
２市２町に計４つの「地域審議会」を置くとの事務局提案。
「新市将来構想」に、財政フレーム「合併後１０年間で約１３６億円の削減効果」との数字が入った。
いよいよ宇摩合併協議会での「住民説明会資料」と同じパターンになってきた。
お釈迦様の手のひらで遊ぶ 孫悟空ならまだしも、これでは 操り人形 だ。
去年の３月議会の一般質問で私の標した宇摩合併協議会資料に、西条市長は「自分達で作ります。と大見得を切った」だのに何だ。
コンサルタントに大枚１０００万円の税金を支払って、それでこんな内容の結果しか得られない事が情けない。
２月２２日の日記で、この不備な「財政シミュレーション」を前にした
合併協議会長（西条市長）の取る態度３パターンを標した。
結果は�，痢峭臺擦呂海鵑覆冒農欧蕕靴い發里世版柴世靴道箸Α廚任靴拭�
掲示板は夜半には回復。一安心。
この不完全な技術でも、「使いよう」だからね
日記の表題に戻ります。
合併作業に携わる事務局や職員諸君は良くやるね。
議員なんぞは「怒りにまかせて」言いたい放題言うのも仕事の内だが、本心を包み隠して淡々と仕事をこなしている職員の姿を見るのは忍びない。
世間では公務員などは、何かに付けて批判の対象でしかないけれど、日本が何とか維持できているのは、勤勉な国民と優秀な公務員がおればこそだとつくづく思ってしまう。
今日もずらり居並んだ職員の顔色を見ながら、
「ご苦労さんです。政治がしっかりしないからあなた達に苦労を掛けますね」と声の一つも掛けたくなってしまった。
だったらアンタ、「質疑も質問も通告するな」と言われそうだ。
そこのところは、聞くのが私の仕事だからゴメンなさいと言わねばなるまい。
１６時前「協議会」終了。質疑の準備に担当部署を少し回る。
| 2003年02月27日(木) |
広域化は効率化ではない |
朝まで起きていて、印刷屋まで走り、原稿を届けてから睡眠。
１５時起床。頭はもうろう。
そんな状況で東予市で開催の「合併新市の名称小委員会」の傍聴に出かける。
１６時より開催。委員８名・事務局１１名・報道２名・傍聴者は私一人。
今日はミスッた。１３時半から「合併事務所の位置小委員会」が開催される事をチェック出来ていなかった。こう頻繁に会議があると、全部付き合うのも骨が折れる。
あとで状況を聞いたが、今日の所は意見を出し合うだけで結論は出なかったとの事。
まあ、この問題「事務所の位置」は調整が付くまで何度でも話し合う事だ。自分達の話し合いで決しなければならない問題なのだから、ケンケンガクガクでやればいい。
そんな話し合いの中から、自治体合併の本質が理解でき問題点が分かってきたら、より良い施策を選び出すことが出来るだろうから。
いや、そんな考えは 甘い だろう。対立点だけが出てきて 地域間 にシコリを残す方が勝っているだろうね。
新市の名称小委員会
・候補選定スケジュール
・名称募集要項
・名称候補選定基準
の３点が審議事項
「候補選定スケジュール」のみが確認されて、あと２つは継続審査
この小委員会で気になった事
・西条市から出ている委員が、「西条市議会合併特別委員会」の意見を反映する発言をしていない。
・相変わらず事務局への質問に終始している。
こんな事で候補選定が任せられるか不安になる。
・スケジュールが厳しいなどの発言。
そんな事「３案」を自分達が選んだ時から分かっている事だ。仕事をさっさと片づけたいのなら、それなりの選定方法「１案」を選んでおけばいい。それが分からず問題解決を先送りするから御自分の身に降りかかってくる。
傍聴している自分が苛ついてくるのが分かる。
折角西条の東の端から４０分も掛けて聞きに来ているのだから、聞いて良かったというような発言を期待申し上げます ね。
そして今日の日記の表題「広域化は効率化ではない」
行政の仕事を進めるにおいて「広域化によってだけでは効率化は図れない」
西条の東の端から東予市の西の端までが「新市の行政区」。
それだけ面積が広がると効率はかえって悪くなる。
例えば土木工事の現場確認作業。事務所から現場が遠くなったら仕事時間が長く掛かるし、自動車の燃料代だってかさんでくる。職員一人が１日にこなせる仕事量は少なくなるという事は目に見えている。
それを西条市長は「気合いでこなせ」と言う。
「出来るものならお前がやって見せろ」と言ってやれ○○諸君。
広域化によって効率化が図られる仕事の種類を選別しないで、全て一つにしたらＯＫというのが合併だから、たまったもんじゃあない。
ゴミ処理や消防、保険事務など「特殊な仕事」は広域化によって効率化が図られる。
だがゴミ処理を例にあげると「県による廃棄物処理施設建設」にしたって東・中・南の３箇所に作る計画だ。県に一つでは運送費が高くなる等でかえって効率が悪くなる。
投資効果とランニングコスト。等々から判断して、最良の施設配置を裁量していく事が税金の効率的使用となる。
だのに、今回の合併ときたら「何もかにもガラガラポン」
合併の本質「市民サービスを切り捨てる為の合併です」とハッキリ言えばいい。
寝不足の頭で どうしたものか と想いを巡らしながらの帰路。
| 2003年02月26日(水) |
仕事を一気に済ませて 徹夜 |
朝から議案書と格闘。
だが昼過ぎには数字がぼやけてきて、どうにも捗らなくなった。
「話せば分かる」と言ったのは２・２６事件の誰だったかな。
「離せば分かる」も最初のうち。老眼が入りだした目には、小さな数字を追う作業はこたえる。
眼鏡を外しても作業がままならなくなり、今日は途中までで止め。
だのに今日の日記の表題は「仕事を一気に済ませて」
そうなのです、別の仕事に「浮気」したのです。
そろそろ時期が近づいて来たので、遅れに遅れていた「後援会資料」の編集作業に取りかかる。議員の仕事を端に置いて、自分事の仕事をする事を許されたし。
だいたいの構想は「西条５つの個性の継承と発展」で決まっていたのだが、これに具体的政策を色づけする作業が難関。
私は一色だが、政策も一色では シャレにもならない。
西条市の東・西・山・海・町の５つの個性を、どう市民の皆さんに分かってもらい、
それを一色達夫はどうしたいのかを表現する。
市議生活８年間に行って来た一般質問で、粗方の表現は出来ているのだが、それを一枚の紙にまとめるのにどうバランスを取るか。
これまでに溜め込んでいる資料を引っぱり出し、写真を探し、文章を考える。
仕事部屋が資料の山で ごちゃごちゃ になり、お目当ての写真が無いので苛つき、文章が出てこなくて時間だけが過ぎていく。
やっと出来上がったのが２７日朝４時。 徹夜になったけれど、夜が更けるにしたがって頭が冴えて、仕事が一気に仕上がったのだから良とするべし。
さて、それからのＨＰ日記の記入になったのだが、これからどうしょうか。
今日２７日は合併新市名小委員会が予定されているし、今から寝たら起きるのは昼過ぎになりそうだし。
朝まで待って、印刷所に原稿を出してから 寝ようか。
思案。
今、新聞配達さんが来た。ご苦労さんです。
日記を読み返していたら、もう一紙の新聞配達さんも来た。
２紙揃ったから、日記の登録をしてから寝ないで新聞を読もうかな。
| 2003年02月25日(火) |
３月議会議案書検討 おお 目玉がある |
昼過ぎ３月議会に提案される議案書が来た。
庶務担当職員が自宅に届けてくれる。
これはバラしてもいいだろう。○○の○の玄関は鍵が掛かっていない所が多いらしい。
（ニュースソースは 言わない）
実際、私の家も玄関に鍵を掛けた事が無い。ネットで世界に触れて廻って泥棒に入られても、取られる物が無いのだから、鍵などという手間の掛かるものをする必要が無い。
仕事にとって大事なものは資料の数々だが、これはただの紙だから持って帰るには重すぎるだろう。
○○の○は、ある意味、衆人環視のもとに置かれているから、その点、安全なのだろうか。
妙な逆説だが。
あれ 表題と内容が違った。
早速、議案書に目を通す。
新規事業の目玉は「総合福祉会館」建設用地の取得予算４億３０６２万円のようだ。
それに、ここ数年期待外れに終わっていた事業に予算が付いているのを見つけて
「歓喜の声」 へへへ大袈裟か。
・「新図書館建設構想検討事業」１６８万円
・「学校図書館整備事業」８００万円
学校図書館の図書購入費。前年度に比べて５００万円アップ
・「市施設での分煙化事業」 各施設への分煙機設置。多数。
・「戸籍電算課事業」２７０１万円（継続事業）
と、これまでに一般質問で取り上げてきた事業への予算付けが見られる。
３月議会では、これらについての詳細を知るための 質疑 が多くなる。
一般質問に予定している項目は今のところ２点。
質疑を何処までやるか。担当部署との事前 ○○ は良しとはしないが、この時期何かと忙しいから整理して取りかかる事だ。
今日の検討は「臨時的経費」の欄のみ
経常的経費（年間での必要経費）についても前年度との比較検討を、ここ数日掛けてやる予定。
２月中には 麦の穂肥散布 土入れ作業 がある。
もうすぐ３月。
| 2003年02月24日(月) |
高橋洋よし氏叙勲祝賀式 |
昨日、１１時より元市議会議員 高橋氏の叙勲祝賀式があった。
私が最初に議員となった平成７年から４年間、ご一緒させていただいた御礼を込めて出席させていただいた。
氏は５期２０年間にわたって市議会議員を務め、その間 議長 副議長 各委員長や議会選出の監査委員などを歴任されている。
その功績によって 平成１４年秋に 勲五等双光旭日章を受賞された。
祝賀会は 自民党西条支部長・市議会議長・商工会議所会頭 ３名の連名でのお世話によって催され、当日は１３０名の出席者で、氏の功績を称えた。
体調を崩されて平成１１年に政界を引退されたのだが、まだ７１歳との事で、その後は悠々自適の生活を満喫なされているとのこと。
ご婦人を伴われて各テーブルを挨拶に廻わられている姿は、矍鑠としておられた。その姿は、功なり名遂げてきた者の風格を漂わせ、私もかくありたいと思わせるようだった。
ご挨拶で述べられておられたが、西条市が新産業都市の指定を受け、経済が右肩上がりの時期に市議として活躍しておられたとの事。この時期は次々と政治課題も実現することが多く、その政治活動もさぞややり甲斐のあった事が想像できる。
現在の生活は、地域活動に専念されているとの事で、今後も、その経験を生かしてもらいたいものだ。
終始和気藹々の内に中締めとなった祝賀会だった。
本日は資料整理に費やす。
明日、３月議会の招集通知と議案書が届く予定。
当初予算なので、昨年度との予算書との比較検討などの点検作業が必要となる。
さて、どんな予算組となっているか楽しみである。
だがこの 期待 も失望と変わる事がここ数年続いているから・・・・・。
その顛末で また日記の ネタ が出来る。
| 2003年02月23日(日) |
郵便局での市税等の自動振り込み |
２月４日付けで西条市収入役名で「収納代理郵便官署の指定について」とのＦＡＸが入った。
何だかややこしい名前だが「郵便局で市税などが自動振り込みできます」という制度がスタートしたとの通知。
今まで何で出来ていなかったかは、「旧大蔵省」と「旧郵政省」との綱引きだったとの事だ。が詳しい経緯は分からない。
平成７年に市議会議員となって間もない頃、西条市民からの新聞投書に「郵便局でも市税等の振り込みが出来るようにして下さい」との要望が掲載された。
早速調べてみたのだが、全国でも自治体独自での 判断 で納入できるようにしている所が若干あった。
銀行などの市中機関では振り込み手数料を機関負担で行っているのだが、郵便局ではこの手数料が要るので、その事を理由の一つとして実施に踏みけれない自治体が大半だった。
西条市でもその事例にならって、実施できないとの市長答弁だった。
この件については、一度キリの質問で終わっていたので、今日の日記もうろ覚えのままでの記入となっている。
それが、何故日記記入となったのか
今日、ある方に呼び止められて市政全般について話をさせてもらった。その中から「納税組合」についての話が出た。
市税等の納付を地域単位で組合を作って共同で行い、納付の手間を省いた報償として還付金が得られるという制度。
何故この制度が出来て今まで存続されているかについては、データがまだインプットできていない。
各種収納事務が自動振替によるものが多くなってきた状況においては、そろそろこの「納税組合制度」の見なおしの時期が来ている。
全国の自治体では既に廃止した所もあるらしい。
郵便局での振り替えが出来るようになった事だし、市民の方からの話もあったので、詳しく調べて改善点が見つかれべ取り上げてみようかと思う。
記入出来るデータが揃っていないので、今日のところはこのまで
| 2003年02月22日(土) |
財政シミュレーション やっぱりおかしいよね |
昨日の日記に書いた ２市２町合併による 財政シミュレーション について、地元紙に「疑問」の記事が掲載されている。
自治体財政について「ほんのちょっとの」知識があれば、今回コンサルタントから標された内容が、著しく適切を欠く（お役所言葉ですね）内容である事は明白という事です。
記事には、さらに「１０年で１３６億の削減効果が出る」とするその積算根拠となる地方交付税や議員報酬など歳入・歳出の具体的推移予測値は公表されなかった。
とある。
公表されるワケがない。いや正確に言えば「公表するデータがコンサルタントから標されていない」と私は推察している。
よしんば公表されれば、昨日の日記に書いているように、疑問のある（改竄というほうが適当か）シミュレーションである事が明白になるだろう。
大阪市立大学大学院教授の加茂先生が標してくれた試算では「合併による財政効果は無い」。
２市２町の全世帯対象とした「合併にたいする意向調査」結果では
合併で期待されることは「行財政の効率化」が５４，１％で最多。
合併しても「宣伝しているような効率化効果」が無いのであれば、住民の方はどう思うだろうか。まず、普通の感覚を持っている方なら、何のための合併かと疑問に思うでしょうね。
さて、このような不備な「財政シミュレーション」内容を前にして
「合併協議会会長（西条市長）」はどうなされのでしょう。
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合併はこんなに素晴らしいのもだと納得してそのまま使う。
��
不備を認めてコンサルタントに突き返し、試算をやり直させる。
��
責任を職員のせいにして周囲を煙に巻き、時間稼ぎをして事をうやむやにする。
どれが政界 違う 正解かトトカルチョの対象にするのはいかにも不遜ですかね。
だが、笑い話にでもしないと、情けなくてやりきれない。
昨日と今日は、いろいろ調べ事をしていたら、昼と夜が逆転してしまった。
それでも昼間は地元保育園の生活発表会で使った 舞台 のばらし作業と保管作業をこなす。
４８歳で逝かれた知人の葬儀に参列。生前の交友関係の広さと人柄を標すように、大勢の参列者だった。
若くして旅立たれた方の葬儀への参列は、どうにもいけない。しのつく雨と相まって今日は一日気分が晴れなかった。
一雨事に春が近づく 木の芽起こし の雨なのに
| 2003年02月21日(金) |
２市２町合併 財政シミュレーション に唖然 |
昨日夕方５時半から丹原町で「合併新市建設計画小委員会」が開催された。
昨日は傍聴できなかったので、今日、資料を入手したのだが、「新市将来構想（案）」の６５ページ「財政」欄を読んで 唖然 とした。
なんと、宇摩地域での「住民懇談会」で提示されていた「合併による財政効果」とウリ二つではないか。
この資料の内容については、２月１４日に伊予市議の玉井さんの掲示板書き込みへのレスに取り上げた。
合併後１０年間での行政経費削減額
�ゝ聴�報酬の削減額 １２億円
��特別職の人件費削減額 １８億円
��その他報酬の削減額 ２７億円
�ぐ貳命Δ凌遊鑒餾鏝些曄。械慌�円
�イ修梁召虜鏝些曄 。苅芦�円
この合計額 １３６億円 が「合併による財政効果」と記されている。
ハハハハハ そんなに上手く削減効果のお金が出て来るのなら、日本全国 いけいけどんどんで「ガッペガッペの花が咲く」でしょうよ。お父さん
利にめざとい一色達夫なんか、飛び飛びして合併推進で走り回りますよ。お母さん
こんな 改竄 された資料を得るためにコンサルタントに多額の税金を支払ったという事なのね。お兄さん
情けなくて、開いた口が塞がりません。お姉さん
泣くな妹よ 妹よ泣くな 泣けば市民の付託を受けて バッチ を付けている甲斐があなあい。
この資料の提示に対して合併協議会「新市建設計画小委員会」では、何の質問も無かったというのだから、専門知識の無い人が決定権を持った時の恐ろしさを感じてしまう。
・合併による財政効果が無い理由
��
合併算定替えによって地方交付税は減りませんとは誰も言っていない。言っているのはコンサルタント。コンサルタントが交付税の保証をしてくれる訳がない。
「合併した旧の自治体の交付税額を１０年間保証します」と総務省が言っているだけ。
合併した 年 の交付税額が２市２町合わせて５０億あったとすれば、その額を１０年保証してくれる訳ではない。旧自治体の交付税額は毎年かわる。だから交付税は確実に減る。
もう既に交付税額を大幅に減らされて、小規模自治体の財政が破綻寸前だから全国こぞって合併に走り出した。
国の財政が破綻して、地方に回す交付税も赤字がかさんでいる状況で、合併してもしなくても交付税は減る。
言葉の言い回しを良い方に 勝手に 解釈しているだけの話。そんなコンサルタントの話をまともにする事が信じられない。
��
人口規模と行政経費の関係を 財政学 の観点から見ると
「住民一人当たりの支出」は人口５万人から２０万人の自治体では大差ない。
逆に自治体の面積が広くなると「住民一人当たりの支出」は増加する。
この 常識 が勘案されていない中で 財政効果 を言ったところでナンセンス。
��
（案）に記された「財政推計に当たっての考え方」は、全て 良い データを出すためのものでしかない。合併によって当然必要となる経費が全然入っていない。
議員報酬など２市２町の一番高いところに合わせたと書いているが、人口６万の町の議員報酬ではなく、合併後の人口１１万規模の町の平均報酬額で計算しないといけない。
��
今回の財政シミュレーションでは、新たな起債は行わない事が前提となっている。だが、宇摩の資料には合併特例債を使う為の地元負担分をこの合併による財政効果で賄えるとしてる。シミュレーションは特例債を使わずに計算して、住民説明は特例債を全額使って地域作りをすると言う。これを世間一般では 矛盾 という。
等々。
住民の約２割くらいは、国会議員から始まって地方公務員まで数が多すぎると想っている。だから、仕事もしない役人は減らしたらいいんだと言うようだ。
こんな感情に 合併による財政削減効果が結びついて、合併推進という住民感情が出来上がるという図式だ。
何とも短絡的な理論なのだが、まことしやかな 図表や文章を見せられると、簡単に 刷り込まれる のだから始末が悪い。
こんなばかばかしい事に付き合っているよりも、夢のある地域の将来を明るく語り合いたいものだ。
だが、おかしい事はおかしいと指摘しないと、宇摩と同じように、この資料をもって今年の９月頃から「住民説明会」が開かれるというパターンになる。
３月議会での一般質問内容が一つ決まった。
| 2003年02月20日(木) |
西条市議会 合併問題調査特別委員会 傍聴 |
１３時より開催の「合併問題調査特別委員会」を傍聴
委員１０名＋議長＋副議長の計１２名の出席。
答弁者 助役・企画産業部長・合併対策室長・合併対策室主査の計４名
傍聴議員 私も含めて６名。
冒頭 合併対策室より合併協議の進捗状況の説明 １８分。
今日の特別委員会は面白かった。
理由
議論が白熱・議員の本音が聞かれる・今日の委員会で西条市議会としての重要な方針決定が見られた・その方針は妥当なものであった事・等々
委員会でのやり取りのメモが２ページにもなった事が、白熱した論議を物語っている。
まず、これまでスムーズに運んでいた合併論議がココに来て、議論白熱する理由。
第１は、
１月２３日「知事選挙個人演説会」での知事発言
「西条市は２市２町での合併では損をするのに良く決断しました」から起因するところが最大のもの。
今日の特別委員会でもこの知事発言を引き合いに出された委員がおられた。
ここに至るまで 合併の本質が十分には理解されていなかったようだ。
それが、様々な情報がインプットされてくる中から、漠然と？が付きだしたところへ、この知事発言で「事の本質」が見えて来たという事かな。
第２は
小松町の意識に対する疑義が出てきた事。
小松町の町長があるところで発言していたという事だ。
� 屮汽謄薀ぅ半�松」の売り上げが１日５千万あった。その内の１％が小松町に入る。（これは西条市長の言うように、本来迷惑施設だろう。との事）
��合併までに色々やっておかないと行けない。合併したら出来なくなる。
この発言を捉えて、委員の言うには
後の借金は西条市が支払う事になるのか。お行儀が悪いのではないか。という事のようだ。
第３は
「法定合併協議会」委員２９名で全て決めてしまっている。それなら議会の特別委員会はいらない。今日で解散すればいい。
特別委員会委員や議員の意見を反映する場が皆無ではないのか。という事
第４は
人口規模も西条市は他の１市２町を合せたよりも多い。財政規模も大きいし、合併したら全て西条市が面倒みないといけない。だのに２市２町の対等合併というのはおかしい。
協議会委員が４つから均等に出ているのも疑問。「道前事務組合」の議員は人工割りで数が決まっている。
「協議会委員だけの多数決で西の方に有利に決めても、最後に（議会の議決で）ひっくり帰る可能性がある。だから、よっぽど慎重に話し合っておかないといけない。」との発言も飛び出した。
この特別委員会に持ち込まれた協議事項の内、新市の名称選定作業については
協議会小委員会で決まった事は覆せない。だが、住民の意思が反映されないような事をやるのはムダだ。最終決定については住民や議員の意見を聞いてからする事。
と至極まともな意見が出た。
事務所の位置については
建てる必要は無い。国の財政が破綻しているのに、全国あちこちで新しい建物など建つ訳がない。
そもそも合併は何のためにするのか。効率化と経費節減のため。合併特例債も使う必要は無い。
と これも至極まともな意見が出た。
議員に身分についても
７８名もの議員で議会を開く事は市民の理解が得られない。との発言があった。
この様な意見が 古参議員から出た 事は、今後の合併論議の方向性を形作ったといえる。
それに比べて、中堅・若手議員の「お行儀の良さ」が、こんな場合は、何だか 頼りなさ を感じてしまった。
１４時半終了。
今までの議会は、理事者の出してきた案件を審議する だけ のものであるとの認識があった。
しかし、事 合併に関しては、理事者からの提案は無いと思った方が良い。
議会自らの判断で、自らの意志を決定していかなければならない。
今日の「合併問題特別委員会」は、その事を議員各位が認識した会議となったようだ。
「議論を尽くして結論を導き出す」という民主主義のより良い方向性が出てきたのだから、良とすべし。
もう一度 今日の会議は面白かった。
午前中に一つ、市民からの依頼事を担当に伝える仕事を済ませる。
依頼事項は近々に実現できそうで、足を運んだ甲斐があった。
途中出会った その筋の実力者が、私にみょうな事を言っていた。その場で「それは認識が違うのじゃあないですか」と口から出かかった。
だが、物事を「まともにとらない」お方には、あまり近づきにならない方がよさそうだと思い「あ そうですか」とだけ言って別れた。
天気予報では雨になりそう。午後は麦の「ローラ掛け」に精出す。
夕方までに全部済ませたのだが、やっぱり体にこたえる。
今日の新聞記事で、私の目を引いたのは「高知県による森林環境税」がこの４月から施行されるというもの。
１月１８日の日記でも少し触れたが、森林が荒廃の一途とたどっている現状を、公的資金によって保全していこうとの先駆けとなる今回の法定外目的税の施行だ。
この森林税を四国４県に広めて、森林の総合整備を図ろうとの話もでている。
森林保全は水源確保に欠かせない仕事であるとの理解を深め、その為の啓発の意味合いも込めているという。
西条市では、その地域の７０％以上を森林が占めている。
だから、西条市の「うちぬき」保全のためにも、このような税は「水源税」という名称を使って「他に先駆けて」実施するべき施策だと私は思う。
県による森林税と重複しても、市民の理解が得られるとも思う。市有林に使い道を限定することでもいい。
西条市の水の事を、西の方のお方がなにやら議論の俎上に上げている様子。
そんな動きに対して、西条市民の水保全にかける努力というものを知らしめる効果もある。
今度の３月議会には「地下水保全条例」が提案される模様。
ようやくだが
| 2003年02月18日(火) |
四国中央市 その後の余波 |
友人から私の性格の悪い面を指摘される事がある。
（友人）「お前は、物事を直ぐに分析し結論づけてしまう。その事が当たっていても、それでは話している相手が二の句が接げなくなるんだよ。そんな性格がＨＰの全ての文章に出ている。だから、お前のＨＰは面白くない。」
（達夫）「何だ馬鹿やろう、今さら治るかこの性格。」
そんな私のＨＰに、自治体の新名称についての２つの書き込みがあった。
本来なら「嬉しくて舞い上がってしまいそう」なのだが、その書き込み内容が、将来の西条の状況を示唆したようで、ＰＣ画面を見つめてしばし固まってしまった。
固まった原因の文章は「他市の名称決定に、ある種の絶望感を感じます」というもの。
今日話をした私の周囲の方々でも「なあにあの名前・・・・」という同様の言葉が多く聞かれる。
この反応は、やがて自分の町の名前も、馴染みのない「変な」ものに代わってしまうとの、不安から出た声に間違いないようだ。
今日付けの地方紙のコラム欄にこの「四国中央市」について書かれている。
全体構成は、この名称を 是 とする文章が１２行で、非 とする文章が１２行と、是非についてコラムニストの意見を差し挟まない「配慮」がなされている。
そして後段に、西条市についての例の狸の話を挿入。
最後は「公募もいいが、住民が知恵を絞って考え抜く。そういう形もあっていい。」と理想型で文章を結んでいる。
（友人）また分析ばかりしている。ハッキリとお前の思っている「こんな名前を付けるのは
○○だ」と言えば良いのに。
（達夫）気が散る。静かにしろ。絶交するぞ。
（友人）のぞむところだ。だが今度で何回目かいな。
（達夫）そうだなあ。数えきれんな。
（友人）それよりも日記の続きどうなるんだ。
（達夫）え、、、これ以上考えてたら明日に差し支える。 もおいい 寝る。
| 2003年02月17日(月) |
西条市東部でのカドミウム汚染米問題 |
食糧庁において実施された平成１４年産米についてのカドムウム含有量調査において、西条市東部で生産された１検体について、食料出荷基準値の０，４ｐｐｍを越える０，４７ｐｐｍが検出された。
「牛脳症」問題等から、食の安全について神経質になっている時期に、たとえ１点でもこのような数値が出ることは、西条産米全体への懸念が広がる恐れがある。
そこで今回緊急に、国の補助事業として対策事業が実施される事となった。
事業対象地域は西条市東部に位置する、ＪＡ玉津・飯岡・中央の３支所の４７１ｈａ。
事業予算は２１１２万円。
その事についての予算の先決処分を求めるための「西条市議会総務企画産業委員会」が今日１１時から開催された。この委員会には私も所属している。
今日は１３時からこの件に関する報告で全員協議会も開催される予定となっていたので、実質審議時間は１時間。
だが、１時間では足らない内容で、なんだか理解不足のままの審議うち切りとなってしまった。
４７１ｈａに「エンリッチ４０」という土壌のＰＨを調整する効果のある「土壌改良材」を向こう３年間投入します。という事業なのだが、なんだか緊急過ぎて問題を積み残したままの「見切り発車」のような雰囲気なのだ。
協議会で問題となった事は、この事業の負担割合がハッキリと決まっていないところ。
２１１２万の内、国が６分の３・あと６分の１ずつを 市と ＪＡと 農家での負担とするとの事。だが、この地元負担の割合合意がまだ解決していない様子だ。
それにも増して、農業を営む私の立場からも分からないところがある。
この「エンリッチ４０」という土壌改良材。ＪＡからは、栽培指針に標されて、良質米生産のため是非に使って下さいと言っている。
だが、農家の中には自分の経験上から、この土壌改良材を使っての効果に疑問を持って、使っていない人が多いようなのだ。
農業経営者の高齢化に伴う作業量の削減指向も、この材を使いたがらない要因となっているようだ。
そのような状況の中、たとえ６分の１でも負担がある事業に、４７１ｈａ全体の農家が了解してくれるのか、疑問に思っている。
この協議会が開催される以前の２月１２日、部落内で、今回の事業についての了解を求めるための説明会があった。この会議の招集者はＪＡ。席には改良普及所と、市役所担当係長も出席。その席上でも農家の方々から事業についての疑問の声があがっていた。
私は、その部落内の説明会でも今日の協議会でも、この事について質問してみた。だが答えは要領をえない。
特に今日の協議会では、理事者への質問なのに、その答えを長老議員がやりだすという不可解な事があった。
何だかへん。
風評被害防止のための緊急事業として、誰からも認められる事業であったら、何の疑問も無いのだが。
天気予報通り夜半からの雨が昼過ぎまで振り続いた。
麦の除草のタメの消毒作業は昨日で終わらせていたのだが、４日続きの農作業はさすがに堪えて今日は休養日に当てる。
農作業の疲れと、昨日の長時間のＰＣ検索が堪えたのだろう、野外の雨の音を聞きながらの朝寝坊。子供達も今日は予定が無いのだろうか、室内でワイワイと騒々しい。
そんな雑音も、何だか子守歌に聞こえるのだから、我が家の安息日は平和そのものです。
そんな中でも世界では、イラク情勢が緊迫の度を増している。
我が国のいつもながらの主体性の希薄な外交姿勢に苛立ちながら、何にも行動していない自分自身を振り返るばかり。
何時も戦争をしていなければ気が済まない合衆国の素顔を、この目で確かめないといけないね。実際にその国の空気を吸ってみないと、その国の素顔は報道というフィルターを通してだけでは分からない。
だが、時間にも資金にも事欠く私では、この想いは当分果たせそうにないね。
またまた溜まっている資料の整理などに、手を着けようかと思いながらも、家の雑用をこなしていたら直ぐに夕方です。
明日は、１１時から総務企画産業委員会の協議会がある。続いて昼１時から全員協議会の予定。
委員会は「西条市東部地区でのカドミュウム汚染米」発生についてのその後の対応について。全員協議会は「特別職給与額の改定」について。
久しぶりの公務なので、夜はその資料の準備に当てる。
１日休養とはいかないけれど。それでも今日は休養日だった。
日記も短め。
昨日はテレビニュースを見ていなかったので、愛媛県の東部に位置する２市１町１村の合併後の新市名が「四国中央市」に決まった事を、今日の朝の新聞を見るまで知らなかった。
ＨＰ掲示板にこの件についての書き込みがあり、事情を知らないままにレスを付けていた。名前が決まった事を知って、慌ててレスを読み返したのだけれど、まあなんとか「的は外していない」ようで、書き替えまでには及んでいない。
それなりの手続きを踏んでの「名称決定」のようだが、我が家での第一印象を聞いてみると、否定的意見が大勢を占めているようだ。
いずれは西条市でも怒りうる 違う 起こりうる事なので、この地域のＨＰ上にどんな意見が載っているか２時間ばかりを掛けて検証してみた。
だが、ネットの匿名性の弊害だろうか、感情に走る意見が多くてどうにも暗い気分に陥ってしまった。
何のための合併なのか。地域の中に感情的シコリばかりが渦巻いてしまい、新しい町を共に作ろうとの祝祭気分などが希薄で、何ともやりきれない思いになってしまう。
大方の予想は「宇摩市」だったようだが、これにも「馬地区」などと間違えられる等々の否定的意見が見受けられる。
この名称に込められた思いは
・四国の中央に位置するという知名度を上げる。
・将来の道州制を見越して、州都を目指す願いをこめ
とある。
だが「四国中央市」に決まってからは、
・辺境の地に住む人ほど、中央という言葉が好き。
・愛媛県四国中央市三島中央１丁目 などとなり、語呂が悪い。
・州都になるなど夢の夢。実現しなかったらかえってイメージを損なう。
など、否定的意見が大勢を占めている。
ネット上にある意見の中で「地域名というブランドイメージによっては、外部への訴求力を失い、地域のイメージを損なう」との言葉が私の印象に残った。
商売をする時、店の名や商品の名称にこだわり、ブランドを大切にして戦略を立てる事は今では常識だろう。「無印良品」というノーブランドの商品も存在するけれど、これとて店のイメージ戦略に則った展開があって初めてお客が付く。
地域名というブランドは、その地域出身者が有名になったり、高校野球で活躍したり、日本一・世界一のものがあったりして、必然的に長い年月で高まっていくものだ。
ちなみに西条市にある「アサヒビール」の工場は「アサヒビール西条工場」とは言わない。ビールを四国中に売り込むために「アサヒビール四国工場」という。
だが、企業はちゃっかりと「西条の美味しい水で作った」と西条の日本一の美味しい水のイメージは利用している。
また、アサヒビールの工場が西条に立地したのは、この「美味しい水」の地域イメージが功を奏したからだ。
新聞に載っている名称決定を知らせる記事。
「四国中央市」と書かれた紙を持つ関係市町村の４名の方々。
写真顔が、笑っているのか、引きつっているのか、どうも分からない。
| 2003年02月14日(金) |
新市建設計画策定小委員会第６回会議 |
昨日メールが５通も入っていて、それに返事を送り、日記を記入してからの睡眠はさすがにこたえた。
今日は少々寝ぼすけを決め込む。それでペースを崩し、何だか失敗の多い一日ではありました。
外は雲一つ無い小春日和。麦の雑草を枯らすための除草剤散布作業。
昼食に帰り、１時半から丹原町で開催の「新市建設建設計画小委員会」を傍聴に出かける。いつもの軽トラにはガソリンが残りわずか。行きつけのガソリンスタンドは土曜日がポイント倍だからと思い、久しぶりにビスタでの遠出を決め込む。
だが、有料道路は普通車は高い（軽トラ２１０円）。それを思って、町中の経路を取る。これがいけなかった。信号に引っかかってばかりで丹原の文化会館まで４０分も掛かってしまう。
会議には１０分ばかりの遅刻です。
第６回会議。委員１２名中１１名の出席。欠席委員はいつものお方ですね。
事務局１４名。報道３名。傍聴者９名（内西条市議３名）（もう一つ、西条市民は８名です。）
新市将来構想（案）が提示され、それに対する意見を委員が述べる。だが、相変わらず口を開けば「その点、事務局はどう考える」と事務局に振るのは如何なものですかね。
本来の進め方は、私はこの案に対してこう思う・これを追加してほしい・これは削除で良い等々のハズだと思うのだが。
案は、２市２町の従来の実施施策を合わせ、それに総合計画を二重重ねにしたもの。
会の最中、いつもの「悪戯心」を出して、室内にいる方々の人間観察。
委員の方々はさすがに寝ているお方はいない。
アアいたいた。居並ぶ職員の中に「睡眠不足」の方が。その不足を会議の最中に取るのは止めましょう。
茶目っ気を出して顔見知りの職員に、「職員の顔色悪いよ。みんな土色してる」と言ってみた。
かえってきた言葉は「まだ目玉の色は黒いから大丈Ｖです」だって。
明日は天気が悪そうなので、帰宅してから消毒の続きを実施。
６時から予定の会議に家内に行ってもらおうと、携帯に電話しても出ない。２回目もでない。事務所に掛けて見たらでたので怒りの言葉で「あなた、携帯どうしているの」という。
かえってきた言葉は「はーあ あ 朝美さんに代わりますね」だった。
忠告です。電話口では相手を確かめてから要件を話しましょうね。
途端に怒りの心が萎えてしまった。
| 2003年02月13日(木) |
右から聞くのと、左から聞くのと |
夕方訪ねていった方と１時間ばかり話し込んだ。
相手の方は何だか私が行くのを待っていたようで、開口一番の言葉が
「一色さんアンタ評判悪いよ。一匹狼で何ができるんだとみんな言ってるよ」だった。
まあ「当たらずとも遠からず」だから別に腹も立たなかったが、自分のポリシーを変えるつもりはないから、誘われるままに話を聞かせてもらった。
要するに地域の代表として、いつまでも一匹狼では都合が悪いとの内容らしい。
話に乗らなくても良いように思ったけれど、私が存在する事で地域のどの仕事が滞っているのか知りたくて、更に話を聴かせてもらった。
でも、聞いていると・・・・・。
議会内に仲間がいなくても、３カ月に一度の議会で質疑・質問・委員会審議・討論といくらでも発言の機会はある。だから別段不便は感じていない。それに質問で市長から色良い答弁がもらえなくても、今までに実現できた仕事内容は、都度都度に活動報告で皆さんにお知せしている。
何時かもいったけれど、別に市長がやる気が無くても、国や県の制度が変われば西条市でも実現する事はいくらでも有る。だから、勉強さえしていればそのような事の 先取り は出来るのですよ。ただ、西条市が他に 先駆けて実行する という 先頭者利益 が得られないだけの話。
それに、地域の行政課題ならば議員を通さなくても、自治会組織があり、個人の繋がりがあり、県議がおり。だから、筋さえ通して話を担当に上げていけば良いだけの話。その議員の地元が干されたなどという 恐怖政治時代 の遺物みたいなものも存在しないのにね。○○党の言う事だって実現している事は沢山ある。
一点気になる行政課題を聞いたので、暗い中、帰り足を伸ばして現場に行ってみる。
だが、どうも聞いた話と事情が違うようだ。
帰宅後、周辺の事情に詳しい家内に、事の次第を話してみる。
いわく「そんな事にはならないハズよ。貴方も正直に話を聞いていたの。適当にお茶を濁して帰ってくれば良いのに。」だって。
世の中には右から聞く話と、左から聞く話ではえてして違う事があるようだ。
だから、一般質問の資料集めの場合などは事前準備を綿密にやっておかないと、とんでもない事になってしまう。
今日の話。一匹狼云々という「先制パンチ」を食った矢先に聞いた話で、どうもいつものペースが狂ったみたいだ。
選挙が近くなると、なんだか騒々しいね。
| 2003年02月12日(水) |
逢坂ニセコ町長の辞任に思う事 |
北海道ニセコ町長逢坂氏のＨＰを、いつもは昼過ぎに覗くことをこのところの日課としていた。
それが、どうしたことか今日は朝一で覗いてみて、町長職の辞任表明に接して「茫然自失」という状況になってしまった。
昨年１１月１０日兵庫県神戸市であった「まちづくり条例制定フォーラム」で、パネラーとして参加していた逢坂氏の話を聞く機会を得、以来、町長日記を読むことを楽しみにしていたのに。
情報が無尽蔵にあるネットの世界でも、行政執行者の側からのリアルタイムな生の声を知ることができるＨＰは、この逢坂氏のものがトップ。
それに加えて、自治体運営のこれからの方向を指し標すことの出来る見識は、毎日毎日尽きることなく湧き出てくるのだから、目が離せないのは当然。
そんな人物だから北海道知事候補として、有る筋からの担ぎ出し工作が展開されていたようだ。
周辺がそのような「不穏分子」で騒々しく、不出馬表明をした直後の町長辞任表明だった。
ニセコ町長として３期目の船出を、無投票という形でしていた直後の辞任表明に、北海道知事選挙不出馬表明以上に周辺への衝撃は大きかったようだ。
朝、この報に接してから直ぐに町長のＨＰ掲示板に書き込みをしようと思ったが、どうにも考えがまとまらず、深夜の書き込みとなった。
だからその間、麦の除草消毒をしていても、市の下水担当者と部落内の小川の生活排水路改修工事の現場見当をしていても、何だか心はうつろだった。
町長のＨＰ掲示板には「平成１５年度の緊縮予算の編成作業を終え、最低限の、そして最大の仕事の目処をつけての辞任表明に、ある種の清々しさを感じています」と書かせてもらった。
自治体で行う１年間の仕事内容は、３月議会に提出される当初予算で粗方のものが決定する。
だからこの編成作業は、昨年のうちから役所内の各担当部署での検討を経て、何度もヒアリングを重ねながら練り上げて行く。
長は、この作業の最終決断を下す事によって、自分の想う「まちづくり」の姿を決定していく。
自治体の仕事内容はこの予算編成と、条例制定によって行われ形付けられる。
だから、逢坂ニセコ町長は今後１年間の町の形をきっちりと作ってから、辞意を表明したのだろう。
これからの自治体経営は、そのやり方によって、大きな差が付いてくると思われる。素早い的確な決断によって、時間と予算のムダを省き、そして最大の効果をあげる事が住民の付託に応える者の務めだ。
町長日記が読めなくなるのだろうなあ。残念だが
| 2003年02月11日(火) |
ＪＡ新居地区合併協議の中断 |
ＪＡ西条が発行する広報誌「あぐりーん」２月号で「ＪＡ新居地区合併協議について」との表題で、合併協議の中断が伝えられた。
愛媛県下１０ＪＡ構想に基づく、ＪＡ西条とＪＡ新居浜との合併協議であったが、当然合併まで行くものと思っていたので、「寝耳の水」の報告であった。
私もＪＡ西条に加盟するの一地区の「総代」の一人であるので、この合併協議の進展について少なからずの関心を持っていた。
自治体合併は西と話が進み、ＪＡ合併は東との話という事で、いわゆる「股裂き状況」を懸念する声も少なからず上がっていた。
ＪＡ西条の最近の「多角経営」はめざましいものがあり、ＪＡ新居浜とは「対等合併」という事での話し合いという事を聞いていた。それが突然の「中断」という事で、その原因について知りたい所である。
ＪＡ西条の「多角経営」について触れると、その経営の根幹である農業生産の支援・資材販売・生産物の販売を基本として、金融事業、農家所得の増大を図るための水都市・インショップ、葬祭事業、デイサービスセンター「いずみの里」、健康増進施設「武丈の湯」の経営と続く。
西条市の地場企業としてその占めている地位は、ひとつ農業関係の止まらない「大きなものがある」といえる。
そのような積極経営の、更なる進展を目指してのＪＡ新居浜との合併協議である。
今まで進められてきた多角経営は、農家所得の向上と組合員サービスの向上に貢献大であることは、いずれもの事業が評価されていることから明らかなことだろう。
特に「水都市」については、他地域からの研修のための見学が多いことや、西条市内に止まらない出店を試みるなど、評価の高い取り組みとなっている。
そんな中での今回の「合併協議の中断」である。
この件についての今後の動向について、西条市内に大きな地位を占めている企業の行く末であるからして、一組合員としての関心以上のものをもっている。
この件について、あまり情報を把握していないのでこれまで
| 2003年02月10日(月) |
新市名候補選定小委員会 傍聴 なんだこれは |
丹原町役場で１時半から開催された２市２町新市名選定小委員会を傍聴する。
委員８名全員出席。事務局１０名。報道２名。傍聴者 西条市議５名、丹原町議１名、他３名の計９名。
今日の議題は
�／兄毀召料�定方法について
�∈８紊凌覆疂�について
何とも何とも、開いた口が塞がらないとはこの事だ。
事務局は、２つの議題とも３つの案を提示していた。それも、どれを選べば良いか分かりやすいように、刺身と刺身の妻を取り分け「１案ですよ」とお皿に盛りつけてテーブルに出してくれている。
委員のお歴々は、それが分からず一番美味しい刺身ではなく、刺身の妻の方を先に食してしまった。
これには、事務局も「放心状態」。ことの成り行きを見守っていた報道関係者も傍聴者も「唖然」としている。
まあ何とも、回りくどい言い回しの日記だ事よ。
麦の除草のための消毒１３ａ済ませる。
このところ忙しくて休んでいた花の稽古に行く。
花材は 桃の木 白のストッック 赤のチューリップ ガーベラ ひば。
痛んでいる精神を補修するには、静かな時間を持つに限る。
| 2003年02月09日(日) |
花の咲かない寒い日は、 |
花の咲かない寒い日は、下え下えと根を伸ばせ、やがて大きな花が咲く。
女子マラソン金メダリスト高橋尚子さんが好きな言葉だ。
私がこの言葉を文章に残すのは２度目だ。その一つが今日、もう一つは「西条市民劇場第３１回鑑賞会感想文」に書いた。
何故今日この言葉を使いたくなったのか。
それは昨日今日の暖かさで、花々の芽が動き出したからだろう。
三つ又の花は今を盛りに花開いている。
昨年植え替えた野生の水仙は、ぽつりぽつりと花を付けている。だけど何だか元気がない。
道路際の槇の木の根本にある水仙は、葉を伸ばしている真っ最中。花が見られるのはあと２週間も掛かるかな。
植えっぱなしのチューリップやバラの芽も動き出した。
根を伸ばす時期から、芽を伸ばす時期が来た事を、自然の中から感じ取った。
伊予路に春を呼ぶ「お椿さん」も今日で終了。
さて、私の方の活動は。
このところ、根を伸ばす事に多くの時間をシフトしているのだが、改めて社会の現状を知らされる事が多い。
高齢化社会の進行。過疎過密の現状。治安の悪化。就労状況の悪化。住民の社会的マナーの低下。人心の不安定。等々。
頭の中では分かっていたつもりでも、実際の現場を見るにつけ、自分の認識の甘さを思い知る。
「明るい希望を指し標す役割を、議員が担わなくてどうする」
そんなお叱りが飛んで来る事は分かっているけれど、現実があまりにも巨大過ぎると 何だかこちらが立ち枯れしそうだ。
もっと時間を もっと能力を もっとスタッッフを もっと情報を もっと力を
| 2003年02月08日(土) |
新市の名称は「西条市」で決まりだな |
今日の地方紙に、西条市を含む２市２町合併での新市の名称についての記事が掲載された。
その昔、現在の東予市付近に住んでいたという「喜左衛門狸」に名を借りて、新市の名称は「西条市」で良いとの内容の手紙を、各方面に郵送しているという内容。
私の昨年８月５日付けの日記に「西条市合併問題シュミレーション」との表題で、新市の名称は「西条市」に落ち着くだろうと書いた。
そろそろ、そういう動きになるかと思っていたら、こんな形で最初の石が投げられるとは、正に「狸に化かされた」ようなものだ。
まあ「事情通のジャーナリストのお手柄」という所だが、この記事によって、これからの新市の名称選定が動き出せば、このジャーナリストは自分の筆一本でこの地域の歴史を塗り替えたと言えるだろう。
西条市に決まる理由
�＼松鮖毀韻蓮∪松鮖圓箸いμ召妨悗蠅鮖�っている。その名を捨ててまで何故合併しなければいけないのかという「抵抗感」に配慮する事。
（全戸アンケートでは、西条市民の中に市の名称が変わる事にたいする不満が多い結果が出ている）
�∪召諒�の人は、西条市というブランドの中に入る事へのメリットを考えている。
��西条市はこれからも単独でもやっていける。それが分かっていながら一人「いじめに遭う」ことが怖くて急に走り出した。そんな西条市に逃げられないためには、吸収合併のように見えても実利を取る方が良いから、西条市を立てておく事にこしたことはない。
�そ侏茲襪世雲鼎�に合併までこぎ着けるため。
�タ渓松慮�募などという「手間暇」を掛けていたら、お金も掛かるし、職員の負担もたまらない。仕事は出来るだけ減しておくこと。
�ε賤住圓蝋臺擦靴藤械闇�。だのに未だに地域間格差解消などが市長選挙の争点になるらしい。という事は３０年経っても東予市という名の下での一体感というものが？なのだろうか。だとしたら東予市という名を取り払い、旧町名を復活させることになる。つまり西条市三好町・西条市壬生川町。それが嫌なら町名だけでも手紙は届く。
��丹原町と小松町も同様の事が言える。周桑郡が消えて、西条市丹原町・西条市小松町という具合。これも町名だけでも事足りる。
�╂松鮖埖Δ�ら新市の名称は西条市が良いとは言い出せない。言い出せば他の１市２町に「借りを作ること」になってしまい、別なことで譲らなければならなくなる。狸が言い出したのなら「承知のうえで化かされたら良い」。
��１市２町側からもなかなか言い出せない。言い出した「お方」が、何で○○市の○を持つのだと言われかねないから。
��新市の半分の人口を占める西条市民の負担回避。住所録や印鑑などを新名称に変える負担だけでも批判噴出ものです。
さて、反論のある方は掲示板へでもご記入あれ。
まあ狸に化かされたと思って、気軽に「町作り」を議論しませんか。
そうそう、私の部落にも夜な夜な狸が出ます。
これ本当の話。ポンポコポン
| 2003年02月07日(金) |
保育園舞台設営などのボランティア |
朝一つ頼まれ事を済まし、作業服の購入と散髪をしたらもう２時過ぎ。行く先々で話し込むからどうしても時間がかかってしまう。
このところ、話しをする事によって、次の仕事の依頼が舞い込む事が多く、やっぱり議員は人と会って 直接話をしてなんぼ の職業だと改めて思うこの頃だ。
議員なんてものは、４年に一度忘れた頃に来て頭を下げる存在でしかないのかも知れない。が、それでも世間話をしているうちに様々な事を話してくれる。
４年前はこんな事は無かったのだが、私もちっとは人から頼られる人間になってきだしたのかと、改めて自分自身が歩んできた年月の積み重ねを振り返る。
だが、市政に関する依頼事も公にしないほうが良いこともあるし、個人のプライバシーに触れるような依頼事もある。そのような事は家内にも言わないし、「私の胸の中に収めて墓まで持っていく」つもりの事項も多い。
その依頼事項の処理に２日も３日も掛かる事も多いが、このような頼まれ事は依頼主にとっては「切羽詰まった上での依頼」である事は分かっているから 何をおいても最優先での仕事となる。
このような仕事の処理には、日頃の人脈づくりと情報収集が必修である事も、改めて思い知らされる。
今日のメインの仕事は、私がお世話になり、私の子供達もお世話になった、地域の保育園の生活発表会のための舞台作り。
長女が入園した年に発表会を見に行ったのだが、幼稚園のホールの構造上、保護者席から子供達が見えにくい状態だった。それで次の年から申し出て、幼稚園のホールに発表会用の特設舞台を作らせてもらった。
以来、今年で１１回目の舞台設営となる。今では３番目の子も卒園しているのだが、毎年声が掛かる事を心待ちにしている。
この特設舞台のセットは、能舞台になるものだ。
この話も、話し出せば長くなる。
１９９０年３月。まだ総合文化会館の建設計画が出ていなかった時期、西条では２８年振りという 能 の公演を仕掛けた時に作った能舞台。
この企画に取り組む事によって、ホール機能のイロハを得ることが出来、総合文化会館建設の時に、設計案をひっくり返した 思い出の 能舞台だ。
まあ、この件に触れるのもこれまで。まだ関係者が健在なものでね。
その舞台セットに触れる、１年一度の機会を作ってくれる保育園に感謝。
要る物を点検していて、釘がない、テープがない。今日要る物の今日買い出し。何時もながらの時間ロス。道具を軽トラへの積み込む順番を間違えて、また３０分の時間ロス。舞台組立の今年の保護者のお手伝いの方々が、また手間取て・・・・。
ようやくの出来上がりは８時を過ぎていた。
帰宅して、明日朝８時から小学校のリサイクル活動に出す、ダンボールと新聞紙を軽トラに積み込む。ようやく今日の仕事が終わったと家に上がって見ると、もう一つ仕事が待っていた。
息子の自転車のパンク修理。もうイヤ。
行きつけの自転車さんに連絡してみたら、幸い受け付けてくれる。軽トラに乗せた新聞紙の上に自転車を積み込み、保育園でもらったパンとジュースで餓えをしのぎながらの運転です。
ああ今日も良く仕事をした。まあちょっと段取りの悪いのは許されたし。
今日という日を長々と書いたが、ちょっと政治の事にも触れたから 自己満足の段ご容赦。
| 2003年02月06日(木) |
東予市の課題（東予市長選挙報道から） |
２日ばかり政治の話題から遠ざかっていたが、その間にも 何だこりゃ というような出来事が目白押しの世の中だ。
瀬戸内海の無人島に降って湧いた 軍事基地 の問題。特区構想に名を借り、金儲けの算段が見え見えの カジノ 構想。経済対策の混迷。イラク情勢。県議会での程度の○い騒動。等々。
さて、どの件から私の考えを書いてみようかと思いながら、やっぱり身近な所から 始末 を付けておこうと、今日の表題が決まった。
東予市長選挙関連の 評論 は
�‥賤住圓老鯀瓦�。選挙があったから「健全」。
��東予市長の言う「地域間格差解消」のための施策とは。
�Ｅ賤住圓�予定する「大規模施設建設」について。
と書かせてもらった。
そろそろ ネタ切れなのだが、最後に、合併に伴う「地域審議会」の設置について触れておきましょう。
新聞報道によると新東予市長は「合併成立後の過渡期にあたっては、地域の声を反映させるために（合併特例法に基づく）地域審議会の設置が必要だ」との意向を語った」とある。
昨年１１月３日の日記に「地域審議会は機能しない」との表題で、その理由を書いている。
この会が地域づくりに対して機能しない理由は「地域審議会には、代表性と継続性に疑問がある」という事。審議会委員を任命するのは市長だが、その市長に都合の悪い考えを持っている人を任命する訳がないということ。
地域審議会は、合併に伴って出てくる様々な軋轢のいわゆる ガス抜き機関 にされる恐れがあるという事だ。
この地域審議会についての東予市長の発言は、どんな経緯で出てきたのか分からない。したがって新聞報道だけから評論することはある種の危険行為だ。
しかし、地域審議会という固有名詞を使う事だけでもって、発言者の合併論議にたいする姿勢と見識を推察出来そうだ。
つまり、言い切ってしまえば、新味が無いという事かな。
何故そう思うのか言葉続けます。
そもそも、合併によって東予市が誕生して３０年。それだけの歴史を経てきた市の中での「地域間格差解消」自体が 何故 という感覚でしか私は捉えられない。
この地域間格差解消のタメに、合併後に設置される地域審議会にその仕事を委ねるという事なのだろうか。
合併特例法の規定にいう地域審議会は「合併によって地域間格差が生じる恐れのある旧地域単位に設置できる」とある。今回の合併に伴って出てくると思われる地域間格差と、それ以前から 受け継いできたと思われる 格差？ をどう分ければいいのだろうか。
合併論議が先行する宇摩では、特例法の規定に従って旧地域となる土居町と新宮村に地域審議会を設置する予定となっている。つまり旧川之江市と旧三島市単位では設置されないと言うこと。
西条・東予・丹原・小松が合併する事で話が進んでいる。その中で東予市への地域審議会設置を言い出せば、当然丹原・小松も設置という事になるだろう。
それでは西条市はどうなる。
いよいよ知事のいう「西条市は合併によって損をする」との言葉が現実味を帯びて来るということか。
西条市にだって、４５年前に吸収合併した旧加茂村・旧大保木村との間に交わされた実施事業に関する協定の履行をいう人いる。昨年５月に実施された合併問題地域懇談会で私も聞いた。
ここで権力者側からの理論を言いましょうか。
地域審議会は代表性の無い任命制なのだから、審議会意見は 聞き置きました で済ます事も出来る。
今日の日記。久しぶりに政治の事に触れたら 勢いが付き過ぎたかな。
まあ１０年後くらいに合併の結果が見えて来て、私の言っていた事が的はずれだったら、頭を丸めて坊主にでもなるか。
こんな不毛な解説よりも、明るい希望に満ちた施策の提案をしないといけない。
だが、この流れが停まらないのなら、せめて明日が少しでも明るいものであるための警鐘を鳴らすのみ。
東予市長選挙関連の評論はコレにて終了。
５１回目の誕生日。もうこの歳になると、誕生日に対しても特別な感情が湧いて来ることは少なくなった。それでも幼い日に経験した、家族の誰よりも偉くなれる一日は、忘れることが出来ない記念日ではある。
資料の整理をしていても、頼まれ事で外出していても、今日はどんな特別な事が有るだろうかと、何だか期待してしまう。だが、こんな想いが膨らむ時に限って、しばしば失望感を味わうのが世の常だからご用心。
用事での外出からの帰り道、雪になった。
愛媛に大雪警報が出たとかで、夕暮れ時の町を見る間に銀世界に変えてしまった。
町中の道路は家路を急ぐ車で除雪されているが、自宅近くの道路には轍の跡を覆い包むように雪雪雪。そんな 新雪 に、自分の足跡を付けながら８時過ぎの帰宅。
折からの雪を口実に、誕生日の特別メニューは無かった。
やっぱりか。日頃の家族サービスが足りない自分を振り返るばかり。
カレーライス２杯を平らげ、冷蔵庫の中に１本だけあった缶チューハイ キリン氷結 を空けて一人祝杯を上げる。
５１年前の誕生日も雪が降ったという。
何時かしら父が、「隣部落に産婆を呼びに行く時、自転車のチエーンが外れて難儀した」と話してくれた。
５人目にようやく出来た男の子。近所の人が良かったねとお祝いを言いに来てくれたとも言っていた かな。
もう遠い日の話なので忘れてしまった。
そんな父も、私の名前を呼んでくれる事も無くなり、話かけてもただ笑い顔をこちらに向けるだけのこの頃だ。
誕生のお祝いに来てくれた近所の人にも、この笑い顔で接していたのだろうか。
もう雪は止んだ。雪明かりで外はほの明るい。
一色達夫５１歳。祝ってくれる日ではなく、父母に感謝、家族に感謝、様々な人への感謝の日である事を良しとすべし。
今日も政治の話は無し。
| 2003年02月04日(火) |
東中 少年式・オペラ「フィガロの結婚」ミニフォーラム |
立春の今日、地域の中学校で、中学２年生の１４歳になる子供の成長を祝う「少年式」があった。
中学校ＰＴＡ会長の祝辞の中で「少年式があるのは愛媛県だけのようです」との話がある。そうなのか、今まで気にもとめていなかったけれど、愛媛県だけでの行事とは。
立春とはいえしりしりと冷え込む体育館で、厳かな儀式をするのもまた経験かと思うばかり。どうして愛媛県だけの式典なのかはまた調べてみよう。
教育委員や地域の様々なお役の方々に混じって、私も来賓としての出席です。
式は８時５０分から９時５０分まで。
折からの曇天と寒風で、式場の体育館は気温３度くらいだったのだろう。５００人からの生徒がいても、場内の空気は一向に暖まらない。冷気の漂う式場に、長い式辞が流れても・・・・
そんな冷気漂う式場に、少年らしい活気がわき起こったのは、式の後半にさしかかって２年生一人一人による「決意表明」の大きな声が響きわたった時だった。
今年、お祝いを受けた息子の決意は「文武両道」だった。
いつの間に決めたんだろう。どこから仕込んできたんだろう。夜の団らんの時、そんな質問をしてみたけれど、この頃「反抗期気味」な息子は、一瞥をくれただけで答えはなかった。まあいいか。と親の知らない間の成長を喜ぶのみ。
今年の少年式のアトラクションは、１月２７日の日記で予告の通り、愛媛県民オペラ ミニフォーラム オペラ「フィガロの結婚」 その名曲とお話。
昨年 県の肝いりで 愛媛県在住者を中心に制作した オペラの出演者１０名による ミニフォーラム と名付けた公演です。
司会解説者を兼ねた出演者の話によると、このミニフォーラムは県内の老人ホームなどで公演したそうで、全部で６回。今回の東中学校での公演で最後となるとのことです。
１０時半開始。自由参加の保護者の方々３０名あまりと共に、私も鑑賞させてもらいました。
本日の演奏曲目全１４曲。アリア・二重唱・三重唱・６重唱・全員合唱とオペラの様々な演奏があって、１時間２０分にまとめられた演奏を聞いているのは、久しぶりに心落ち着く楽しい時間だった。
だだっつ広い体育館でも歌声が良く響き渡る出演者ばかりで、県在住者にもこんな技量の持ち主がいるのかと関心した。
中でも西条市在住の「今久保宏美さん」のメゾソプラノは声量も情感も申し分なく、物語の主要登場人物 伯爵夫人 の役柄にピッタリで、よく全体レベルの底上げに貢献大であった。
それでも少々難を付ければ、スザンナのソプラノは線が細いか。役柄からどうしても若い美人を選考する事となるのは仕方がないのだろうが、西洋のムチムチ役者の域までにはまだまだ年数がかかりそうだね。
この日記。このところ文化の薫りが失せてしまい、政治の 生臭い 匂いしかしていなかったのだが、今日は格調高い美辞麗句が並んだかな。
「収納代理郵便官署の指定について」という表題のＦＡＸが入った。
要するに、市税等の振り込みを郵便局でも出来るようにしましたという通知。
この件について、もう８年も前に一般質問したのだが、
折角の文化の薫りが飛んでしまう。今日は政治の話は×。
この件の解説はまた今度。
| 2003年02月03日(月) |
東予市の課題（東予市長選挙報道から） |
東予市長選挙報道についてが続きます。
昨日の地域間格差解消に続いて今日は、大規模施設建設について。
報道には新東予市長の談話として「現在、体育館の建設を凍結しており、大きな事業は有利な起債（合併特例債）が可能になる合併後に取り組むのが効果的だ」と話し、県に対しては「松山一極集中している。県営体育館など、東予地方に分散立地させてもよいはずだ」と注文を付けた。 とある。
この報道にある、「体育館建設を凍結している」との話は、私は初めて聞いた。
他の自治体では「合併までに欲しい施設は借金してでも作っておけ」という傾向が顕在化している中では、東予市の場合は賢明な選択だといえる。
小松のハイウェイオアシスへの温泉施設の建設をはじめ、土居町や菊間町での体育館の建設等々、目白押しの様相らしい。
だが、次の「大きな事業は有利な起債が可能になる合併後に取り組むのが効果的だ」という下りは どうも関心しないと思う。
合併後に「大きな事業」が右から左に実施出来るかは ？。
この調子で合併前に話に上がっていた事業をあれもこれもやろうとすれば、特例債など直ぐに無くなってしまう。後に残るは借金の山。なんて事にならなきゃ良いがね。
県に対して大型施設建設を要請するのも疑問。県だとて合併支援と銘打って「大盤振る舞い」が出来るような財政状況ではない。
既に、島嶼部では合併支援で橋を架けろ。宇摩では県立文化会館の建設だ。等々の要請が出ている中へ、すんなりと体育館建設が入るでしょうかね。
地域要望をとりまとめ、合併までに県からの約束を取り付けるのは 至難の業 でしょうに。
明日、早起きしないといけないので、今日はこれまで。
問題点の掘り下げ不足ご容赦。
| 2003年02月02日(日) |
東予市の課題（東予市長選挙報道から） |
お隣の東予市の課題を紐解く事によって、これからの西条市の課題も見えてくるように思う。したがって、昨日に続いての東予市の話題です。
合併が成れば、今回の東予市長の任期は２年足らずとなる。それを踏まえて、この任期中にどの様な施策を実施するのかが、新市長の手腕に掛かってくる。
早急に仕事に取りかかる方法は２つある。一つは、現在の東予市の財布の中にあるお金と貯金を使って、住民要望に沿った仕事をバンバンやっていく事。もう一つは、お金がなかったら、借金をしてでも仕事をバンバンやっていく事。
この２年間で、やりたい仕事に見合う税収があるのならやっていけるが、そうとはいえない報道内容なので、この二つの方法に依らなければ、仕事は出来ないと言う事は明白。
だが、借金をして仕事をこなしていく方法は「起債制限比率」という数値に直ぐに現れるから やりにくい。
そうすれば、現在あるお金と貯金を取り崩して仕事をしていく方法を採るのが「急ぎ働き」をする時の常とう手段という事になる。
さて、合併協議会発足の時の東予市長の「これから一緒になる相手から後ろ指を指される事のないように」との発言から考えると、はたしてこのような「急ぎ働き」を チョロリ とやってのける人物だろうか。
私は、これまでの言動から判断して 出来ない 性格の人みたいな気がしてならないのだが。
新聞報道には
「合併までに市内に残る地域間格差をなくし、市民の意見を反映した新市建設計画づくりに努める」「地域に残る課題にきめ細かく対応することで合併への不安を解消したい」とある。
東予市のいう地域間格差とは何なんだろうか。察するところ、旧壬生川町・旧三好町の間にある 感情論 のことだろうか。
合併によって東予市が出来て３０年。いまだに旧町間の地域性を言う人がいるとしたら、これはどう考えるかね。この 推論 が当たっているとしたら、自治体合併という 代物 はそんなにも難しいものだという事になる。
地域間格差解消は３０年かかっても出来ない。新市の一体性が醸成される事は、そんなに難しいものだろう。それを 「避けて通れない・期限切れまでには是非」 などという理論で合併を押し進める事の危うさよ。
この推論は当てはずれであってほしいものだ。
さてさて、新東予市長のお手並み拝見。
新市までもに、東予市内部での 地域間格差 を持ち込まない でほしいものだ。
合併となったら、新しくやるべき事は ごまん とあるのだからね。
地域間の小さなゴタゴタなんかに構ってられない。それが自治体が大きくなるということの 正体 だということを、今から肝に銘じておいてほしいものだ。
大きくなる算段をするのなら、内子町の様な小地域での自主自治制度の充実を図らなければならない。そんな制度の提案を西条市長はコケにした。
以上、新聞報道からの 推論 による推考。
いやいや明日も続きがあるか。結婚相手は 十分吟味しましょうね。
この日記で、長く続いた県政評論の次は西条市長の評価（内容は批判か）。その次には、お隣の市「東予市」の事です。
「健全か」との表題えの答えは「健全」と「不健全」の二つ。
東予市の何が健全かとの答えとなると、問いの種類によって評論も違ってくる。
この日記は西条市議会議員一色達夫のＨＰなのだから、「東予市は健全か」との表題ならば「政治状況は」との問いになることは当然。
前置きはこの位にしてと
「東予市は政治的に健全か」との問いに対する私の答えは「健全」。
その理由は、民主主義の基本である、その自治体の長を決める選挙があったから。
比べて西条市は・・・・残念ながら不健全な状況が続いているということです。
何故、東予市の事を評論するのか、それは、これから一つの市になる準備をしている相手の事を知っておくのは 当たり前 ということ。婚約はかわしたが、結婚式をするための段取り作業の中から出てくる不協和音は、今のところ東予市からは出てきていない
新生活スタートまでスムーズにいくかどうかは、今後の西の方の出方しだいですかね。西条市長は損を承知で市民を道連れにして、合併に 突き進んでいる のですから。
話を元に戻しましょう
東予市長の話を私は今までに３度位しか聞いていないし、ましてや直接話し合った事も無い。だからその人物は新聞報道や風の噂に聞く事を 頼り としてしか評価できない。
直接の話を聞いたのは「平成市議の会」が東予市で開催されたおり、開催市の市長としての歓迎挨拶を聞いた事。
それから、合併協議会発足の折りの挨拶で、今でも印象に残る言葉「これから一緒になる相手から後ろ指を指されないような健全性に気を付けたい」という話。
この時、前に居並んだ おひとかた は知らん顔をしていた事を日記に書いたかな。
それから、東予市長選挙を伝える一連の新聞報道による、東予市政の評論が、現在の東予市を 分析 する よすが となる。
そのような判断材料から分析しても東予市は「健全」といえようか。
新東予市長の考えについての「新聞報道のみからの判断」では、いろいろ気になる点はあるのだが。
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