| 2002年12月31日(火) |
アッという間の１年だった |
昨日の徹夜で、やっぱり今日は昼間で寝ていた。
当然子供達や家内には評判がよろしくない。昼過ぎ、よたよたと起きあがってきた時には、既に注連飾りが飾られ、仏様には花芝・神棚には榊と２合入りの梅錦「いつまでもすきでいてください」が供えられている。
「この銘柄あんまり美味しくないよ」などと減らず愚痴を言って、自分のする仕事が無くなっている事を誤魔化そうとする達夫さん。そこは家内も心得たもの。あ そう、だったら料理酒に使うから良いわよ。と すかさずやり返してくる。参りました降参です。朝寝坊している間のお仕事ご苦労様でした。で 夫婦円満全てこの世は事も無し。
昨日に続いての仕事部屋の片づけ。気分転換の庭掃除。お米の精米。明日の姉夫婦を迎えての新年会用のビールとジュースの買い出し。新しい手帳へのデータの書き写し。カレンダーの掛け替え。
いつもながらの年末恒例の作業をこなしているうちに外は暗くなっている。
２００２年。市議会は自治体合併一辺倒に彩られたものとなった。
西条市は、たとえ地方交付税が０になても自主財源だけで自治体を維持できるだけの体力がある。それをあえて合併を進めようとするのなら、その目指すものを標すべきである。
西条市というブランドで市民生活を豊かに過ごしていける現状を、あえて大きく手を広げようとする根拠を、合併を推進しようとする者は標すべきである。
この一年 口を酸っぱくして 言い続けてきたが、お歴々は言葉を濁して私の満足いく答は返ってはこなかった。
何とも情けない想いに捕らわれる事の多い一年だった。
したがって、日記の文章が 荒れている 事が自分で自覚できるのだから、人が読んだら 一色達夫 の人格を疑われる事だろう。
思い返せばば９年前の文化会館建設の騒動の時もこうだった。
言っている事が、多数の方々の理解を得るまでに、ホールが開館してから６年かかった。
合併で失うものが何であるかを人々が理解できるまでには１０年・２０年かかるのかもしれない。それまでこちらが持ちこたえられないね。
一人の百歩よりも、百人の一歩。
共に地域を考え、共に歩んで行こうよと、これからも訴え続けなければならないのだろう。
この道を行くことを自分一人で選んだのだから。愚痴は日記の中に書くのと、家内の機嫌のいい時を見計らって言うぐらいにしないと。私を支えてくれている人達が不安がる。
さあ２００３年 何処からでもかかってらっしゃい。
西条の将来は一色達夫が引き受けようじゃあないの。
| 2002年12月30日(月) |
日本地図 愛媛県地図 |
家内は朝からこまごまと年末の仕事で大わらわ。
私と言えば仕事場に籠もり、書類の整理に明け暮れている。
家内に言われて、山へ芝刈り 違った花芝と榊を取りに出かける。ついでに自生の水仙を引いて帰る。
この前に植えた近くに植え替える。もう花芽は伸びきってそろそろ開花の時期なのに、水仙にとっては迷惑な話だろうね。
昨日買ってきた千両３本を植える。何で千両に手が出たのか。それはやっぱり「来年良いことが有りますように」との願いからだろう。
仕事場の天井に日本地図と愛媛県地図を貼り付けた。今までは部屋の壁に貼っていたのだが、棚を取り付けるので外していた。それを新しくして天井に貼り付けた。
以前のは、単車での旅行を趣味としていた頃のもので、走はしたルートが４７都道府県全部になった事を自慢するものだった。しかし、赤く標したルートは年月にしたがって私の頭同様にハゲてしまい、今ではうっすらと残るだけになっていたものだ。
その思い出の地図は本棚にしまい込み。新しい地図に変えて見た。
何故、青春の１ページを飾る思い出の地図をしまい込む気になったのか。それは、年末を控えて来るべき年への区切りをつける何かが欲しかったのだろう。
新しい日本地図にこの８年間の議員生活での視察先をピンで標してみた。日本全土にわたっている。その費用は全て市民の税金だ。私はその税金に見合う仕事をして来たのか。ピンを打ち終えた日本地図を見上げながら自問自答してみる。
これから活かして行きますと言えば聞こえは良いが、
このところ、何だか気分だけが空回りしているような感覚に捕らわれる事が多く、そんな気分を何処かで断ち切りたい想いがあった。
新しい地図には変えて見たが、新鮮な気分は浮かんでこない。まあいいや、自問自答しながらしか毎日を送れないのが、人間本来の姿なのだろうと考えればいいや。
愛媛県地図を貼りながら、県内にはまだ私が足を踏み入れていない自治体がいかに多いかが分かる。足を踏み入れないままに自治体が消滅するのかと考えたら、また憂鬱になってしまった。よしガンバルゾ。
夜、１２月１８日にあった「西条のグランドデザインを考える会」の分科会中間報告についてのレポートをまとめにかかる。それで徹夜になった。
今５時４５分。大晦日の昼間は大半を睡眠に当てることとなりそうだ。
年末に仕事が一つ出来上がったのだから良としよう。
文章を考えながら西条の将来に夢を描いている自分が一番。
今年も残り少なくなった。
そろそろ１年間の様々な事柄についての 棚卸し をしなければならないのだが、雑用を片づけている間に１日が暮れてしまい、自分の１年を静かに振り返る事が出来ない。
活動の方の棚卸しにはなかなか取り掛かれないが、それでも仕事部屋の掃除や資料の整理をしている間に、見かける古い資料を読み返したりしながらここ数年の活動を振り返ってみるのだった。
面白かったのが書類の間から出てきた古い「市議会だより」だ。な な なんと もう１０年来様式が変わっていない。これこそが１０年一日がごとく 進歩がない 典型と我が身を含めて 反省 しきりの一時だった。
仕事部屋の片づけを進めるうちに、部屋の新しいレイアウトのアイデアが浮かんだりして買い物に出かけたり、友人を訪ねて事務処理をしたり。
町を行く人々は、何だか足早に過ぎ去っていく。師走とは良く言ったものだ。
新聞・テレビは、１年間の出来事の棚卸しに忙しい。そんな報道や番組を見ていると、バタバタと過ぎ去った日々が想い出される。
年を取るにしたがい１年が早くなって行く。明日明後日で、私自身の１年の棚卸しをしようとは思うのだが、
なんだか 騒々しい１日と同じ なにやら分からない日記になったが まあ良いか。
| 2002年12月28日(土) |
平成天皇の癌宣言に想う。 |
天皇のお身体に異常が見つかったとの報道が一週間前くらいからあった。
報道では表現を押さえているけれど、これは癌の兆候だろう事を国民の多数は感じていたのではないだろうか。
２３日の天皇誕生日には、皇居にお祝いに駆けつけた国民に元気なお姿を見せておられたので、天皇の病状はほんの初期の段階であろう事を感じ、私自身も安心したものだ。
今日、宮内庁から病状が発表になり、やはり癌の病巣が存在するということだ。
この宮内庁の発表で、天皇の病状は初期の段階で発見され、完治は間違い無いことを感じた。
陛下ご自身もその事を理解されている事を、報道を通じてお聞きして、インフームドコンセント（納得治療）も社会に根付いた事を感じたものだ。
この事で国民誰しもが、癌は既に治る病気となった事を周知し、癌宣言は、もう時代の趨勢であることも理解できるきっかけとなるだろう。
皇室で来年早々に予定されている、正月行事を済まされてからの手術となるとお聞きしたが、天皇がそのような行事に元気なお姿を見せる事によって、今現在病気と対峙している多くの国民に、希望を与えてくれることと思う。
天皇 皇后 両陛下のお姿を拝見したのは、私は一度だけある。伊予市で開催された「豊かな海づくり」大会にお出かけになられた折り、新居浜に立ち寄られ、ホテルにお着きになる沿道で出迎えをさせてもらった。
沿道には、お着きになる１時間も前からずらりと人垣が出来ていた。
両陛下の乗ったお車が次第に近づくにつれて、人垣からの ヲー という声が合わせて近づいてきた。
両陛下のにこやかな顔が、車のルームライトに映し出されるのを拝見し、人々が絵もいわれない幸福そうな顔で帰路に付いている。
美智子妃殿下から オーラ が出ているのを私は見た。
天皇は、有史以来の日本国の歴史・文化その他全ての生業を、その一身に背負って存在する。そんな歴史の重みを感じ取った瞬間だった。
天皇陛下の健やかなご回復を願わずにはいられない。
天皇家は、このところ何だか自信を無くしている日本にとって、最大の希望の星であり、そして最後の砦なのだから。
| 2002年12月27日(金) |
町が消えようとしているときに、なんだ。 |
北条スポーツセンターでの目覚め６時半。
生徒はもう朝稽古をしている。
７時食事。今日からの引率教師に後を託して８時に帰路につく。
一日、学校の先生を経験して、何だかおもしろいと感じる。けれどこれは一日だから感じる事なのだろうと思い直し、教師という職業の大変さと素晴らしさを想った。
帰路の道順は、丹原町文化会館経由。９時半から「２市２町合併協議会の第３回会議」傍聴。
委員２９名中２７名参加。職員２０名。傍聴者１０名。報道５名。
まず委員の変更議題。東予市議会の議長変更に伴うもの。
３つの小委員会の協議報告とそれへの質問。
新事務所の位置検討委員会の報告に対して、丹原の議会選出委員から「事務所を建設するのに特例債はいくら使えるようになっているのか」との質問がでる。
特例債目当てで合併するとしか思えないのに、その特例債はどんな代物なのかとの初歩の部分も理解出来ていないとは。事務所の位置小委員会での発言といい、今回といい、自分の町が消えようとしているときに、これはいったい何と理解すればいいのだろうか。
新市建設計画小委員会報告。この中で委員より「サテライト小松について、西条市長は懸念を標しているがそのことについて説明してほししい」との発言。途端に小松町・丹原町の議会選出委員が座っている席の方から「そんなこと関係ない」とのヤジが出る。委員からは発言撤回の言葉。
何だか 波乱含み だ。
条例・規則の取り扱いについて提案。継続審議。
慣行の取り扱いについて提案。継続審議。
慣行とは 市・町の木、花等。市・町の歌。都市宣言等。
町の特色を表すこれらは、それぞれの市や町が、自分達の町の拠り所として、制定以来２０年・３０年と守り育ててきたものだろう。例えば丹原町の柿や小松町のつばき。それらが消えて一地域のものに矮小化される事を、誰も何も思わないのだろうか。
古いものなどさっさとスクラップにして、また新しいもの作ればいいんだと考えているのだろうか。
新しいものへの祝祭感が大きいのならいざ知らず、これまでに先人が営々と築いて来たものを、こうも あっさりと 捨てられる感覚を私は理解できない。
今日の朝までの清々しさがアットゆう間に飛んでしまう。
そんな中だが、議会への提出書類一通届ける。町で出会った知人に、公共工事についての問い合わせの依頼を受ける。支払い一件。文房具の注文一件。資料の整理。
眼科医院で「網膜れっこう」手術の３カ月後検診。異常なし。だが、また瞳孔が開いて眩しい。
等々、年末何かと忙しい。そのほうがいいね。嫌なことを忘れられるから。
| 2002年12月26日(木) |
北条スポーツセンター風早錬成大会 |
東中剣道部１０名を引率して「北条スポーツセンター」で開催の風早錬成大会に参加。今日一日は北条泊まり。
朝６時４５分東中学校集合。７時出発。
９時過ぎには北条スポーツセンター着。生徒達は指定された部屋に荷物を置き、胴着に着替えて早速練習に入る。
私は、引率責任者連絡会に出席、送迎のお母さんが参加料などの手続きはしてくれたので助かった。
９時４５分。今回の錬成会の開会行事。
それまで騒々しく練習していた生徒達が、責任教師の一声でピタリと静まりかえり、整列正座までが短時間で完了。さすが武道の錬成会だと私は感心した。
県内２３中学から男女計１９０名の生徒が参加。引率教師も含めると２００名以上の参加者。女子は他の会場に移動。
１０時半から８コートに分かれて３チームづつのトーナメント試合を開始。審判も生徒達が全部やっていく。
昼食の時間を挟んで、夕方５時まで、約５時間。ずっと見ているだけでも疲れてくるのに、生徒達は次々に試合を・審判をこなしていく。
引率していった東中は、他の学校の生徒に比べると体格も体力も見劣りするけれど、負けても負けても、黙々と試合をこなして行く様を見ていると、何だかいじらしく感じてしまう。
今のうちに自分の力を知っておけよ。だけど、今日よりは明日ほんの少しでも自分に得るところがあるよう努力は忘れるなよ。
６時からあった引率教師の交流会に同席させてもらう。
松山中央公園内に建設途中の県武道館の話題や、最近の中学事情・思い出話等々を聞いている内に夜も更けてくる。
このような方達と話をする機会はあまりないので、貴重な時間となった。
| 2002年12月25日(水) |
石鎚登山ロープウエイ利用料割引 第２報 |
年も押し詰まって、抱えていた仕事が一つ成果が上がった。
２３日に「石鎚登山ロープウエイ会社」にメールを打って、利用料の割引制度についての改善を要望していたものが、今日、当該会社より「割引表示についての掲示をします」との回答をいただけた。
リフト利用料についての要望については、なお私の方でも、今一度検討してみる必要がありそうだ。４月に要望書を提示した時に関係者に聞いて廻った話とは認識に若干の食い違いがあるように感じている。そこのところをはっきりと確認してからでないと再度の要望は？となるように思う。
一つ仕事が進んだら、次にまた仕事。いつまでたっても尽きない仕事。この不況の時代に、やる仕事が次々に出てくることを有り難く思わないといけないね。
当初予算に出ていた工事について、市役所の担当課に聞きに行く。１月発注の予定とかで、この仕事は本年度中に進む事が確認できる。地元対応についてのフォローが議員の仕事としてある。ＯＫ。
ＰＣの表示に異常が出る。数日前に表示ソフトに傷が出来ているのを直してもらった。その直後なのにまた同じ症状が出た。このところＰＣも酷使しているからか。
明日は、東中剣道部の１０名を引率して「北条スポーツセンター」泊まり。その事前打ち合わせに、昼間学校に出向く。中学校の武道場での練習を久しぶりに見学。５カ月ぶりぐらいとなる生徒達は、また一段とたくましくなっている。
３日間の錬成合宿への参加だが、先生と他の保護者の都合がつかず、私が引率する事となった。私で大丈夫なのかと多いに不安。
そんな事をやっていて１２月２５日クリスマスの日は暮れた。子供達３人にはサンタが来た。だが私には来なかった。クリスマスケーキは溺愛 じゃあない出来合のものを買ってきたのだが、口に合わなかった。いつもの年は友達がやっている行きつけのケーキ屋さんに事前に注文するのだが、今年は 手抜き をしたのがいけなかった。
やっぱり友達関係を大切にしないとダメだね。心のこもった美味しいケーキに舌が馴れていたいたようだ。
という事で、ちょっと反省の夜。
| 2002年12月24日(火) |
公営ギャンブルは既にその役割を終えた |
合併を目指して話を進めている２市２町のど真ん中にに、今日、公営ギャンブル施設がオープンした。
松山競輪場外車券売り場「サテライト小松」だ。
１５時過ぎに視察に出かける。施設に着いた時は丁度平塚競輪の第１０レースの中継があった頃だった。
駐車場は５００台収容と聞いているが、今日は７割方の駐車のようだった。
目に付いてのは、タッチ式の投票機。以前に視察したボートピア朝倉では、投票所にずらりと小さな窓があり、人による手作業での船券購入だった。
省力化が図られている事を感じたが、何だか無味乾燥な雰囲気が漂っている。
客の入りは、１０００円の入場料がいる特別席がほぼ満員。３０００円のロイヤルボックスは満席との表示がある。１階の普通席は、ほぼ満員だが大入り満員という程の込み具合ではなかった。約４００人の入りというところかと予想した。
予想入場者６００人と聞いているが、オープン初日にしては少ないように感じた。
今日予定の平塚競輪競争は１１レースで、レースの佳境に入る１０レースの様子を確認した。
以前朝倉で経験したような、場内騒然とした空気を予想していたのに、何だか意外と静かだった。
お客さんの様子を観察していて、私はオヤと思った。この雰囲気は、このレースに賭けている人の集まりじゃあない。初日という事で、模様眺めをしているのか、大金をレースに掛けている人の数は意外と少ないのではないか思った。
ここで、最近のレジャー解説。
分かった。競輪人口が減っている理由が。
私はパチンコはしない。理由は時間がないから。
公営ギャンブルは競馬も含めてしない。理由は使う小遣いが無いから。
宝くじも買わない。理由は、他に人生を賭けることがいくらでもあるから。
だから、今までギャンブルについて興味がなかった。
だが、私たちの地域のど真ん中に 癌細胞 が発生するという事で、止むに止まれず、ギャンブル事情を急遽思考回路にイップットして、分析したみた。
ハッキリ言って競輪・ボートは面白くない。だから、それを 楽しむ方が 減るのは当然だと思う。
そのような公営ギャンブルを開設して来た自治体は、以前のような うまみ が薄れて、すでに廃止した自治体も出て来だしたという。松山もしかり。人件費がかかりすぎてこのところは赤字続きだったものを、松山中央公園への移転を機会に、大幅人員削減・賃金カットを実施して、ようやく存続の目処が立ったという。
だが、何百億という金を掛け、施設を新設移転しようと、場外車券売り場を新規設置しようと、人々の競輪離れを止められないと思う。
なぜなら競輪は面白くない。１日１０レースでアットいう間に何万円も すってしまう ギャンブルなんかに若者が飛びつくワケがない。
自分の うで で勝つことができるパチンコの方が老若男女を問わず、庶民の手軽なレジャーとして幅広い支持が得られいくのではないだろうか。
「サテライト小松」開設初日のレースの模様を視察してみて、この施設から上がる
「寺銭」 は、予想したほどでは無いと感じる。
これは、私の願望も入ったものだが、この予想が当たってほしい。
そうして、この地域の人々は 額に汗して働く事を美徳とする のだという事を証明してほしいものだ。
| 2002年12月23日(月) |
石鎚登山ロープウエイ、リフト料金の割引表示 |
昨日の、スキーによる全身運動と精神修養による神経高揚からの解放からか、今日は朝寝坊をしてしまった。まあ良いか、今日は天皇誕生日で世間も休日だから。
そうは言うものの、１日一仕事やらないと税金で暮らしを立てている者として世間様に申し訳ない。議員は年がら年中休み無しに務めを果たすべし。
という事で、一仕事。
石鎚登山ロープウエイとリフト料金について、この会社のＨＰを覗き、メールを打っておく。
今年の１月に、ある方から、石鎚ロープウエイのスキーリフトの高齢者割引についての対応改善についての依頼を受けた。
依頼内容は、今年石鎚スキー場のリフト料金について係員に、高齢者割引は無いのかと聞いて見たが、 無い との話で、怪訝に思った。以前はあったのに今年から無くなったのだろうか。信州の方にもスキーを楽しみに出かけて行くけれど、おしなべて割り引きが付いている。西条ももっと積極的にスキー人口を開拓するようでないとダメなのでは。というものだった。
石鎚ピクニック園地のリフトが出来る以前からスキーを楽しんでいて、このところは１年に１度位は石鎚登山ロープウエイを利用しているのに、迂闊だった。
そのつもりで下谷駅の料金表示等を確認に行ったが、無い。障害者割引制度についての表示も無い。職員に確認したら、はい障害者割引はあります。申し出ていただければ割引いたします。との事だった。
スキーリフト料金についても愛媛県内の他のスキー場に問い合わせ、県外のスキー場にも問い合わせて、ＨＰ上でも、料金表示や障害者対応についてや高齢者割引についての対応を調べて見た。
問い合わせたなかで、広島の芸北国際スキー場が 社会的弱者に対する心遣いがすばらしかった。 このようなスキー場は電話対応も最高だったから そのスキー場のトータルでの経営理念が見えるということで理解できた。
そのような調査の結果を基に、西条市内の２団体会長にお願いし、障害者や高齢者割引制度についての周知徹底についての要望書を提出させてもらった。
さて昨シーズンも終わり、今年のスキーシーズンの始まりである「スキーカーニバルｉｎ石鎚」への参加だった。が、要望は聞き入れてはもらえなかったという結果の確認が出来たという事だ。
やれやれ、回りくどい説明。
という事で、当該会社への今日のメール打ちとなった次第。
民間企業の経営方針について要望する事など議員の権限外との批判は甘んじて受けましょう。だが、このスキー場は借地であり、市も経営内容については指導助言する立場にあるとしたら、議員として少々の要望をすることも許容範囲に入る かな。
各地のスキー場の、この件についての問い合わせをするうちに、スキー人口は落ちているという現実を知った。だとしたら、「スキーは若者のスポーツです」といった固定概念に捕らわれること無く、あらゆる年齢層を取り組むような積極経営を望むものだ。
でないと、西条市にある折角の自然資源が勿体ない。
毎日見上げる石鎚の中腹に、スキーゲレンデの形がくっきりと見えることを快く思わない市民がいることも考え、心してスキー場経営に当たってもらいたいものだ。
| 2002年12月22日(日) |
石鎚の厳しさと恵みに抱かれ、我が命を想う。 |
お山で２つの行事に参加。
一つは「スノーカーニバルｉｎ石鎚」。もう一つは「極楽寺寒行水ごり」。
西日本一の高さ１９８２ｍを誇る 石鎚 は古くから 霊峰石鎚 と呼ばれ、信仰の対象とされてきたお山だ。
私の住む地域は、西条市でも東の外れに位置している。そのため、石鎚から流れ来る清流加茂川の水系からも外れているので、西条市中心部の人よりは小さな時から石鎚の恵みを受ける事が少なかったのだろう。もっとも、石鎚に遮られて台風の被害が少ない地域であるという恩恵が十二分に受けていると言えようか。
そんなだから石鎚山を中心とした行事事には、関心が薄いというのが偽らざる心根だったといえようか。
これまでの私が、石鎚の厳しさと恵みを考える事と言えば、折に触れて何度か登った鎖場の恐怖と、手近な所でスキーが出来るという事だろうか。
だが、西条市議会議員となり政策の勉強と平行して進めている、「地域をくまなく歩き小さな地域での行事事への参加を経験して行く。」そんな活動を続けていく中から、地域に根ざした人と人のつながりのうえに受け継がれてきた「良さ」というものに触れる機会が多くなった。
「アンタ今頃遅い」と言われてしまったら立つ瀬がないが。
西条市などが主催する第１回「スノーカーニバルｉｎ石鎚」。
議会ではこの予算案をさる９月議会で、私の所属する「総務企画産業委員会」で審議した。そこで、その企画の実行状況を見るのも一つの目的とした参加となった。
９時半「石鎚ロープウエイ下谷駅」へ。１０時よりオープニングセレモニー。
市長・議長の挨拶、来賓紹介（総務企画産業委員会所属の市議３名）
昨日の雨は、スキー場でも雨だったようで、積雪は３０ｃｍと少な目。ガスがかかって下界も見渡せないあいにくの天候だったが家族連れなどで賑わっていた。イベントはひとまずは成功か。
スキーも楽しみ、粗方の予定イベントも終了した２時過ぎに下山。
夜７時。石鎚登山道の途中にある「極楽寺」で「寒行水ごり」に参加。
初めての経験。
なんでこれに参加したい心境になったかを書いていたらまた長くなる。
参加する事を心に決め数日前の日記に記入し、誘ってくれた友人に事前にメールを打つなど「自分を追いつめて」の参加だ。
加茂川は夜来の雨で増水し、意を決して入水した身体を、一気に首まで水につけるばかりの深みとなっていた。
一心に「六根清浄」を唱えながらの水行は、身体の中のあらゆる垢を芯から洗い流してくれるようだった。
最初は、何も見えなかった私の目に、ある瞬間、松明に照らされた加茂川の透き通った水底に、どこまでも清浄な青石が見える。
自然の中に抱かれた、私の命の何たるかが見えたような感覚に捕らわれた。
今日は冬至。１年で一番夜が長い日、明日からまた日中が少しずつ長くなる。だから暦のうえでは明日からが春なのです。今日を境として１年の垢を落とし、明日から初春の準備を始めましょう。
そんな極楽寺館長の説教の意味が素直に理解できる。
| 2002年12月21日(土) |
大谷農地基盤整備事業 地権者集会開催 |
昨日の議会閉会により、今年の大きな仕事は終了。だが年末まで、なんだかんだと用が付いて廻るものだ。
午前中に一つ用を片づけ、昼過ぎには昨日町場に駐車して帰った軽トラを取りに行く。帰宅途中に知人と出くわし、そのまま自宅に帰って要件を済ます。知人にＨＰの日記を読んでもらったら大笑いしている。こんな所がごく普通の感覚かと思い、まずは一安心する。
外は雨が降り続く。松山市の状況はどうなのだろうか。
資料整理。
昨日で緊張感を使い果たしたのか、昼間はなんだか思考停止状態。そんな状態が、夜７時から予定していた「大谷農地基盤整理事業 地権者集会」になると 一気に頭脳回路がフルパワーで動き出す。
年末の土曜日。雨も降るので出辛かったのか参加者は少なく、その事が集会ののっけからの話題となる。
大事な会への出席がこんな状態で、これからの事業推進に大丈夫なの。良いことばかり言うけど、負担金に減歩・事業を終えてからの生産計画も大変なのに見通しが立ってないじゃあない。等々いつもながらの蒸し返しが始まり、話は堂々巡りを繰り返すばかり。
それでも、昨年の３月頃にこの事業の話を始めた頃に比べたら、会長の質問への受け答えは堂に入ったものになってきている。延々３時間の集会を持ちこたえて、次のステップへの道筋を付けて参会。と仕上げた。たいした論客になった。
集会を終えて、あとに主だった者が残った時「たいしたものですね。事業が完成する頃には基盤整理の専門家になってますよ。そうしたら視察が大勢来るんじゃないですか。その時の講師は決まりましたね」とチャラを入れて見る。
それまでの緊張感が漲った会長の顔が一気にほころんだ。
事業区域の確定による同意書の提出のための名簿集めは、２月頃から実施となるだろう。３月までにその名簿が集まれば、あとは役所の仕事に移って、事業は一気に具体化してくる。
勝負の時は２月か。部落が、農住一体の環境豊かな地域に生まれ変わるかことができるか。まさに正念場だ。
１２月議会最終日。昼過ぎ１３時には全て終了。
私が議会に来だして８年目で初めて、議案が１件、継続審査となった。
問題は「財産無償譲渡の件」。この議案を審議した建設消防委員会を私は傍聴していなかった。
事の経緯は、昭和４６年当時、廃棄物処分場が無かったので、この地域の土地を借り受けて廃棄物を埋め立て処分し、その後この地域への無償譲渡期限がきたので、返却するため議会に同意を得るための議案だ。
継続審査になった理由は、一回の議会では結論が出なかったため、引き続いて審査するためだ。
昭和４０年頃は、高度経済成長の走りで、廃棄物が多量に発生し出した頃。その廃棄物の処分規定も緩やかだった頃に、適当な処分用地を手近な所で確保していた様だ。その後公害問題等の発生によって廃棄物の処分も厳しいチェックをしだし、問題は起きていない。
そんな経かをたどって来ている土地なので、地元への譲渡は、他の懸念も解消されてでないと議会としての結論は出ないようだ。
もう１点。今日の新聞に「西条市の東部でカドミウム汚染米が出た」との報道がある。付近に汚染源が無い事から、何故このような数値がでたのかが疑問のようだ。
検出数値は、食品衛生法の範囲内だが、食糧庁が定めるより厳格な数値をわずかに上回っているため、食用の流通ルートには乗せないとのこと。
食品にたいする安全が厳密に言われている昨今において、何だか面倒な事になったものだ。
今議会での特記事項としては東予地域の市街化区域と市街化調整区域の区分（いわゆる線引き）を見直す事の意見書を県知事に提出する議案が、全会一致で可決されたこと。
議会は早く終わったので、昼間議案資料などの整理に費やし、１７時半から議会と理事者の年末懇親会に出席。（自費です）
いつもと違って何だか盛り上げってしまい、３人で２次会に繰り出す。
スナックでの水割りとカラオケの大音量に、前日の寝不足がこたえたのか何だか酔ってしまって頭が痛い。
それでも戯れにママをダンスに誘う所などは、やっぱり私も○○○か。
ブルースのフォールドをしてみたけれど、ママはなんだかぎごちない。もう１０年もスナックのママをしていると言ってたけれど、ダンスのフォールド一つ出来ないのだろうかと思ってしまう。いや、これまでにそんな基本を教えてくれる客がいなかったのだろうか。
女性の手を握るのなど、選挙の時の握手ぐらいしかチャンスが無いのに、この後に及んでそんな事を思っている一色達夫も無粋だね。
家内の運転する車で帰宅する車内。食べたラーメンの胡椒が口に残り、何だか不機嫌になっている。
なんだか目が冴えて寝付かれない。資料の整理。外は大雨の音。
懸念事項も雨と一緒に流れてしまえ
| 2002年12月19日(木) |
最初の一歩を踏み出すには |
歩き出す前に考える。歩きながら考える。歩いてから考える。
どれがどの国の人間の性格を言い表した言葉だかは忘れたが、人が行動を起こすさいの思考状況を表現した言葉だ。
自分のこれまで歩いてきた道を振り返ってみると、さてどれに当たるのか。
過去には色々な事があったから、一つ選ぶことは出来ないのだろう。
今はどうかというと、ハッキリと３つ全てだと言いきれる。
つまり、一色達夫は歩き出す前に考え、歩きながら考え、歩いてから考える。
正確に言うと、歩き出す前に自分の歩く姿を考え、歩きながら姿勢を修正し、歩いてから歩いてきた跡を振り返る、が加わるかな。
もう一つ付け加えると、歩く前に歩くためのエネルギーを補給し、歩きながら更に進む道筋の情報を収集し、歩いた時にはもう次の目標が定まっている。
ああややこしくなってきた。
２２日に、あることを実効するため、最近、自分を自分でその事から逃げられないように追いつめていく行動を積み重ねている。
決断が鈍い自分を「奮い立たせる」には一番の方法である事を、５０年人間やってる経験則から出ている行動であることは、承知の上である。
何だか私にはそんな所がある。結婚指輪を外さないのは家内の両親に言われた事を忘れないため。朝立ちするのは議員になろうと思った初心を忘れないよにするため。議場で背中を伸ばしているのはあるご婦人に言われた事を忘れないようにするため。華と向き合うのは私の汚れた心を洗い清めるため。劇場に足を運ぶのは人間の本質を分析するため。祭礼行事に参加するのは・・・。日記を欠かさず付けるのは・・・。資料を丹念に整理するのは・・・。
ああきりがない。
今日の日記は何だか題名と違ってしまった。支離滅裂。
明日は１２月議会最終日。
| 2002年12月18日(水) |
西条のグランドデザインを考える会 中間報告 |
夜と昼が逆転した１日となった。
前日の日記を戯曲の台本風に記入、既に配達してくれている新聞に目を通し、朝を待つ。冬至がすぐそこに迫っている今日は、曇り空の天候とあいまってなかなか明るくはならない。
６時５０分頃身支度を整えて出かけたのだが、行き交う自動車にはヘッドライトが点灯している。
昼間は休養に当てる。
１８時より商工会議所で「西条グランドデザインを考える会」の分科会中間発表の会に出席。来賓は市長・助役・県議２名・市議会議長・市議５名。考える会会員約５０名。
分科会中間報告１時間。意見交換４０分。あと懇談会１時間。２０時４０分終了。
商工会議所青年部を中心に組織された会で、地域の将来像を展望する事を目的として活動する任意の会だ。今日はその活動の成果である提言内容の中間報告。今日の集会を経て、来年３月頃には提言をまとめて発表する計画という。
この会の前進はほぼ同じメンバーによる「西条水都２１」という会。その会でも提言を発表している。主な内容は 西条文庫の創出・加茂川河口野鳥公園の設置。水源税の創出。
今回の考える会は６つの部会に分かれ、それぞれがその部会のテーマについての提言をまとめる形となっていた。
自分が思い描く地域創造の実行方法である「官民一体での事業推進」との観点から提言中間報告を読み解いていくと、以前の提言では見あたらなかった一色達夫がぐっと身を乗り出すような表現が多くなっており、その点で、時代はこの地域にも確実に押し寄せて来ていると感じた。
事前に、この会での発表資料を送付してくれていたので、数点、私の意見を準備していたのだが、意見交換の時間の大半を あるお方 が取ってしまったので、私には発言の機会は廻ってこなかった。残念。
後日、会議所にレポートでも提示しようかと思う。
懇談会では、以前大変お世話になった方の隣の席となり、嬉しく楽しい時間を過ごせた。
企業の若手経営者中心のこういう会に、出席する機会はあまり多くはないので、私として発表を聞いているだけでも多いなる刺激をいただいた今日という日だった。
・達夫さん。今日は何だか素直だね。何かあったの。
達夫 そうなんよ やっぱり分かる うふふ。
現在１８日の午前４時４８分。
・なんでこんな時間に日記に向かっているの、達夫さん。
達夫 それわね、徹夜したからなのよ。
・どんなコトしてて徹夜になんかなったのよ。
達夫 活動報告の文章を作っていてね。それがなかなか出来なくて、やっと出来たのが今の時間なのよ。
・どうしたの。１２月議会の質問文章作る時でもスラスラと文章が出ていたじゃあない。それに毎日の日記なんか 一気一気 でＯＫだったのに。
達夫 そうよね。自分の飾らない感情を出す文章は直ぐに出るのにね。
・そうそう。普段の達夫さんが使わない単語が日記には出てくるわね。
達夫 そう思うで。姿を取り付くろってても中身までは紳士じゃないからね。修行がたりんのよ。
・人間、自覚症状が出だしたら末期よ。
達夫 そう思うで。山にでも登って寒行でもしてこようか。
・それがええよ。命取られんうちに。精神修養のやり直しじゃ。
達夫 そうしょうか。だけど毒素を振りまいている連中と交わってたら、直ぐに元に戻るぞね。
・こらこら。その言葉がいかんのよ。お前自身も振りまいとんじゃ。
達夫 はいはい
・はいは一度でええ
達夫 はい
| 2002年12月16日(月) |
新冷凍システムの見学 |
朝から資料整理に取りかかっていたら、総務企画産業委員会の委員長から呼び出しの電話が入る。
議会最終日の委員長報告をまとめるので、１１時頃に議会に出てきてくれというもの。一も二もなく応じる。
委員会で審議した内容が、元々少なかったから、話は１時間ほどで終了。
要点を委員長・副委員長で絞り込めたので、あとは事務局員に任せる。独特な議会用語を使ってまとめ、事務局内でチェックして、原案を又委員長・副委員長でチェック。重要事項があれば発言議員にも話し、報告前に事前チェックをするのだけれど、今回はそんなに手間はかからないだろう。
１３時から、部落内の葬儀に参列。何と坊主（これはけなし言葉ではありません。宿坊の主という意味の坊主です。）が葬儀に遅刻。私もこの年になるまで、かなりな葬儀に参列したけれど、坊主の遅刻は初体験。長く人間やっていると面白い体験をするものだ。
もっとも坊主も人の子。道路の渋滞に巻き込まれたら、念力では通じないだろうね。
おかげで、１３時半から予定の「クラレ西条株式会社」敷地内に建設された「新冷凍システム装置」の見学会出席がぎりぎりの時間となってしまう。
元の職場は、何だか思いに浸る部分があるけれど、それはもう過去のこととし、今日は四国経済産業局から委託を受けて西条市も一枚かんだ事業内容チェックです。
即効型地域 新生コンソーシアム研究開発事業。テーマ名は「水素エネルギー利用アドバンス型 ハイブリッド冷凍システムの開発」という。
委託金１億円。委託期間は平成１４年３月２９日から平成１５年２月２８日まで。
西条市産業情報支援センターが鳴り物入りで取り組む、省エネルギー、ノンフロンの冷凍システムの開発事業だ。
議員も辛いね。化学の知識から始まって、機械設備のノウハウまでの知識が必要な時代になった。社会全般オールマイティー広く深くだね。
私はこの企業に２５年勤めていたから「門前の小僧習わぬ経を読む」で何とか分かるけれど。
さて、この技術が西条市での新規事業まで成長する可能性があると私はみたか。それとも時間がかかるか、はたまたスクラップか。答えは、見学時間が短くて質問時間も余り取れなかったので、今日の所は 分からない でした。
夜。依頼されていた資料の作成。提示。
新聞切り抜きなどの資料の山が、やっと片づく。何時どれだけのものが日の目を見るか分からない資料の山だけど、興味が沸いたら次々と集めなければ気が済まない。このどん欲さ。探求心が旺盛なのは議員としての長所。
今日は自己評価が高か過ぎるかな。
そうです。今日は良いことがあったのです。
あしたも良いことがありますように。
小高い丘に面してある我が家の小さな段々畑で、レモンの収穫をした。
たった１本の木なのだが、これが毎年良く実る孝行息子。最初の仲間は５本くらいだったのだが、何時かの冬マイナス５度くらいに冷え込んだ時、たった１本生き残った。なんと強靱な生命力をもった奴だことよ。
下の方の枝に成っていた実は、家内が収穫してこのところ毎日レモネードになっている。脚立に登り、木に登り、枝をかき分けトゲに刺されながらの収穫作業。
黄色く色づいたレモンから漂う甘酸っぱい薫りは、私の精神に取り付いた 魑魅魍魎 を追い払ってくれそうなほどの芳香を振りまいている。
雲一つ無い小春日和の青空のもと、パチパチという鋏の音しかしない一時は、ああ落ち着く。
キャリーに２箱ばかり収穫。
冬至が近いのでレモンの隣の柚子も収穫。何時もこの時期の収穫で、黒い斑点がたくさん付いている実ばかりだ。そんな不器量なやつばかりだけれど、それでもお風呂に入れるだけなら充分な量が収穫できた。
早い日の暮れに、西条の家並みに薄霞がかかる。平和そのものの自然の造形を脚立の上から眺めながら、今日も一日無事に暮れた事を感謝。
１８時。部落内で親しくしていただいてもらっている方のお母さんのお悔やみに行く。デイサービスには行ってたもののこれといった病気も持ておらず、昨日まで元気だったのに急な事だった。９０才。お葬式は明日の予定。
最近火事が多い。先月同じ校区内であった火事の原因を消防職員に聞いてみたところ、口を濁していた。
年末年始誰もが無事に過ごし、良い年が迎えられる事を願うのみ。
今日は怒らなかった達夫君。何時もこうでありたいが・・・・・。
夜は、資料整理。溜まる一方の資料に思案投首。
| 2002年12月14日(土) |
新市の事務所の位置検討小委員会傍聴 |
昨日の深酒がこたえたのか、今日は朝寝坊。それでも二日酔い症状が出ていないのだから良しとしようか。
１４時から西条市で、合併協議の内の「新市の事務所の位置検討小委員会」開催。傍聴。
委員１２名出席。事務局８名。傍聴者７名。報道２名。
事務局から、各市町の事務所レイアウト資料の説明。協議の進め方のマニュアル提示。
委員よりの発言。粗方の委員は新庁舎は建設すべし場所・時期については、合併してから市長と議会で決めていけばよいなどとの意見が多かった。
「特例債を使い、地元で準備する資金は、合併の人員削減などのリストラ効果として出てくるから、建設できる。」との 勘違い 発言がある。
収入が会費などで一定額が継続して補償されている組織なら、職員を減らせば人件費が浮く。これ当たり前。世間一般では、だから自治体職員を減らせば即財政赤字が解消されて無駄が省けると思いがち。
だがそうはいかない。
元々、自治体に割り振られた全仕事をその自治体から上がる税金では賄えない。その不足する部分を補うのが地方交付税交付金。
合併したら、この交付税を合併時のレベルで１０年間保証しますと宣伝しているから、この小松町の助役のような ○○ な誤解をする者が出てくる。
その年の職員数が減れば、当然いる人件費も減ってくる。そうすれば、それに合わせて交付税も減額されるのだから、人件費を削った部分が手元に残るワケがない。
大きな建物を建設しようと思うのなら、何年も前から、年度始めに計画した事業予算を年度終了時の決算額の時に浮かし、そうして年度内では黒字決算にして残ったお金を基金として貯め込んで行く。
そうやって、全体の中から ちまちま とため込んでいった自己資金と起債という借金を合わせ全体予算を捻出。それに国・県の補助金があれば 御の字。
このように、自治体が大きな事業をしょうとすれば、何年も前から計画を起こさなければならない。
宇摩での住民説明会で使っていた資料にも、人員削減効果（市町村長・議員の削減で３０億、管理部門経費の削減５３億、職員人件費６８億、合計１３０億から１５０億が行政スリム化効果として１０年間で捻出できると書いている）で地元調達の建設費用が出てくると書いていた。地元の市議・町議・村議が、そんな間違い・勘違いのある資料を使って、住民を説得する事を平気でいるのだろうか。
昨日の担当委員会終了で、今議会の仕事の粗方は終わったようなもの。
今日は一日、資料整理に没頭。
新聞切り抜きの山が、ようやく半分征服できたくらいだ。
この週末には片づくだろう。
夕方６時から、趣味の会の忘年会に参加。手帳をくってみると１１月２５日以来の酒の席となる。
この忘年会の時期に不思議だと思うだろうけれど、私の酒宴の付き合いはこんなものですね。
久しぶりのお酒。昨日で仕事があらまし片づいていることもあるし、議会の事を抜きに話が出きる連中だから、酔いが廻るのが早かった。
４人で二次会に繰り出す。行ったスナックで意外な人物に遭遇。ひとしきり話の花が咲く。たまにはこんな席も刺激になって良いもんだ。
今日開催された議会「建設消防委員会」で、みょうな結果が出たらしい。
詳しい事は素面の時に記入
今日は入浴も無しで寝る。
| 2002年12月12日(木) |
総務企画産業委員会 農地基盤整備世話人会 |
１０時から「総務企画産業委員会」が開会。議案審議。
職員給与改定条例で引っかかって審議が長引く。人事院勧告に基づいての給与の減額改定のための条例だが、市理事者と職員組合との話し合いが充分ではなかったようで、職員組合支持と思われる議員よりの厳しい質問が続いた。
右肩上がりに給与伸びていた時代は良かったが、民間ベースに合わせて公務員給与を減額して行くとなると、なかなか大変です。この給与改定に合わせて、特別職の給与も減額されていくのだから、私自身にも減額の風が吹いてくるのです。
補正予算の中では、「森林整備地域活動支援事業費」が新規事業だったので、委員の皆さん 張り切って 質問していました。これからの時代は国土保全の観点からこの様な森林関係の予算が増えてくる気がする。
徳島県相生町の清水議員に、徳島あたりでの森林行政の様子も聞いてみたい。
高知県では水源税の名目で県民から新たな税を徴収しだしたが、愛媛県でもこれにならって数年先には導入されるだろう。
水源税の理念は理解できても、問題は使い方。砂漠に水がしみ込むような使い方なら、新たな税への県民の理解は無いだろうから。
請願の審査。
請願第２４号「安心の医療制度への抜本的改革と負担増をしないことを求める請願」の２「勤労者の健康保険料率引き上げ及び患者窓口負担２割から３割への引き上げは行わないこと」が総務に付託された請願内容。
今議会で１年間の審査期間が切れるので、結論を出すことになり、賛否をとうた結果４対４の可否同数。現状維持の原則で不採択と決する。
この請願に私は賛成した。
一つこの請願で気になるところ ここからはオフレコ
この請願項目の１に、「患者が必要とする医療情報の公開、緊急体制や 小児医療の拡充 手厚い介護体制など安心・信頼、質の高い医療サービスを提供すること。」とある。
以前の日記に書いたことだが、この請願第２４号の紹介議員は、私が紹介議員となっていた「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」の採択に反対した。
自分は「小児医療の拡充」という内容の請願紹介議員となっていながら、他の議員が紹介議員となって提出した「乳幼児医療費助成制度の拡充を求める請願」には賛同できないということか。 これをごく一般の世間では 矛盾 という。
西条市議会では、このような 矛盾 が度々起きる。
以上オフレコ終わり。
道前道後平野地区国営土地改良事業についての請願は継続審査となる。
１４時半には、委員会は閉会となる。
夜、私の部落で進めている農地基盤整備事業世話人会の開催。
事業実施への同意が固まりつつあるので、地権者へ同意書提出を求めるための事前打ち合わせ会。
出席者からの様々な質問に対して、世話人代表は的確に受け答えしている。
意向調査に戸別訪問を続けていた 成果 があったようだ。事業についての理解が格段に進んでいる事が分かる。あと一息だ。
２２時半終了。
今日は昼も夜も会議・会議。
よって今日予定の 絵手紙教室への参加は出来なかった。ああストレスが溜まる。
このストレスをオフレコ日記の記入で発散させる一色達夫の精神も、ひねくれ出した証拠かな。
用心 用心 火の用心。
| 2002年12月11日(水) |
道前道後用水 志河川ダム |
今日予定の議会一般質問は昨日の内に終わったので、今日は休会。
それを利用して朝１０時から、明日の総務企画産業委員会のための委員長・副委員長打ち合わせ会に出席。
今回の予算の議案は多くはないので、事業実施の現地視察はなさそうだ。
明日の懸案事項は請願の処理になりそうなので、請願内容についての検討が今日の課題となった。１２時終了。
委員長と２人で昼食を共にしながら、昨日の一般質問の内容や、市政全般についての情報交換。
話はどうしても来年４月の統一地方選挙の話題に行きがちだが、それぞれの事情があることは承知の事で、話は当たり障りのないところで止めがちとなる。
請願に出ている「道前道後用水 志河川（しこがわ）ダム」の工事現場を見に行く。現場は、丹原町の桜三里に入る手前にある喫茶店「じゃがいもの家」付近から山に入ってすぐの所だった。
現在は、ダム建設によって埋没する道路の付け替え工事の真っ最中。
この工事は「道前道後平野地区国営土地改良事業・新規水源志河川ダム及び送水施設建設」という長い名前の工事だ。名前が長いだけあって、工事期間も長いものだ。私が高校生以前に完成した面河ダムの建設からズーと続いている工事 らしい のだから。
３年くらい前に、面河ダムから氷見・橘地区まで導水されている用水管の修理費用の負担金予算が議会にかかった時、事の経緯を聞いて、恥ずかしながら初めて工事の存在を知ったのだった。
今回の請願は、この工事に掛かる地元負担金についての内容なのだが、その顛末を書こうと思ったら、明日の朝まで掛かってしまう。それほど複雑な内容だ。
その請願が明日の委員会に掛かるため、その下調べのための丹原訪問。
用水工事とは、なんと息の長い話だ と何だかため息がでてしまう。この工事費用の元利償還（借金を払い終わる期間）予定が平成３６年だというのだから。
その頃には、私などもう ヨボヨボ だろうなと思いながら、その頃の人に笑われないような請願審議の結論を出さなければと身が引き締まる思いだ。
昨日の「サテライト小松」についての一般質問の件が、新聞に取り上げられている。当然の事とは思いつつ、私のした仕事かと 投げた石の重み をあらためて感じる。市長が答弁でしるした 毎日新聞１２月２日号 の記事を入手。社会には正常な精神を持ったジャーナリストも居るのだなあと、改めて思う。
資料整理でまた夜更かし。
| 2002年12月10日(火) |
「サテライト小松」は迷惑施設だと市長答弁 |
西条市議会 平成１４年度１２月議会 一般質問
今回の通告議員は私を含めて６名。
西条市議会は、１議会で誰でも３０分の一般質問ができるルールになっているので、私のような 言いたがり には好都合な議会だ。
議会によっては、ガッチリとした会派制を敷いている所などは、代表質問制度があったり、会派への所属人数によって時間制限があるという。
市議生活８年目で３０回目の一般質問。もう場慣れしても良い頃なのに、何回登壇しても自分で満足したためしがない。だのにこれまで１議会を除いて登壇するのだから何だか自分で自分が？な時がある。
それはさておき、今回も自分での評価はガタガタな質問だった。
私が質問した項目の中で 松山競輪場場外車券売り場「サテライト小松」についての市長答弁で、思ってもいなかった言葉が飛び出して、聞いたこちらがビックリしてしまった。
市長答弁（メモに走り書きなので、言葉のニュアンスは多少違います）
「サテライト小松の影響は少なからずあると思います。松山市は県施設と２重の投資があって恵まれているのに、それに加えてこの地域から資産を吸い上げていく行為をすることに疑問を感じています。合併を控えて内政干渉になってはいけないけれど小松町町長ともこの件については話しました。松山市が東の方に頼む何かが出てくるかもしれないが、松山市に対しては強い姿勢で臨み意見は言います。」
教育長も「付近の道路を通学する高校生は６５名。付近のパトロール・保護者への注意の喚起は必要と思います。小中高一体の啓発活動をしていきます。これは何と言ってもギャンブル施設ですから。」
市長がここまで言ってくれたら、後がやりやすい。
この件に関して言葉を濁すようだったら ゆるすもんじゃあない と思っていたが、正常な精神のもとの十分な答弁だった。
議会としても、松山市に対して「場外車券売り場設置に関する意見書」を出す算段も必要だ。が・・・・。
愛媛県内では、川内町での高知競馬場場外馬券売り場が一頃話題となっていたが、これは地元反対でやまった。そうしたら途端に大洲市での売り場設置の話が持ち上がっている。
税収の落ちを何処でカバーしてやろうかと、虎視眈々と狙っている。まるで モグラ叩き だ。そんな事例があるから小松のそれが アットゆう間に 施設が完成したことに疑問が湧く。
あと３項目の質問事項に対する答えは 一朝一夕 には行かない項目ばかりだから、また 折りに触れて書いていくことにしょう。
ＨＰ政策欄で 質問文章の全文が読めるよう 早急にＵＰする必要があるけれど、このところ娘の機嫌も悪そうだし。
後の５名の議員の一般質問 評価 は今回は無し。
寝不足だし、明後日に開催される担当委員会の議案資料をチェックしていたら、今日も遅くなった。現在、納屋の中の気温は３度。遠望する山には雪が掛かった。
平成１４年１２月議会 質疑。
質疑の通告者は、私を含めて３名。
今日は一般質問の準備で遅くなってしまったので、質疑の詳細は、明日記入予定。
ご了承あれ。
今日は１０日。６人の予定の一般質問が今日１日で終了。
９日 質疑の記録。
「西条市体育館設置及び管理条例」について。
今年の３月議会で、「総合体育館の使用について」との一般質問をしていたが、その時の要望が実現したところがあった。そこで、今回の質疑はその実現した内容について聞いて見た。
要望事項は、総合体育館主競技場への個人使用規定の導入。
今回の条例には、使用料のところに新に１時間使用の料金規定を付け加え、市民が気軽にスポーツに親しめるように配慮したこと。
条例改正は平成１６年頃かと思っていたのに、意外と早くその時期がきたので、ヤッター という感じだ。
この件に加えて、現在進められている「市民一人１スポーツ事業」で、毎週水曜日に実施している体育館と陸上競技場の無料開放事業の今後を聞いてみた。
この事業は「緊急雇用対策事業」の一環で、事業費用１１４２万円で１年間の予定で実施されている。
この事業での施設の無料開放日は、現在までに２０日。のべ５０００人が利用したという事だ。好評なので来年も継続するために県に事業申請しているとの事。
私自身、選挙公約に掲げていた「市民スポーツの振興」の具体的な取り組みが、今回、形になった事を嬉しく思っている。
これをもって 議員冥利につきる仕事ができたということかな。
サーバートラブル。プライベート・ルームの記録が消えた。
一番人気の掲示板を使ってくれてたみたいなのに、残念からげる。
ＩＴ技術の未完成さの被害を初めて被った。
ひじょうに便利な技術だが、頼りすぎるのは ご用心。私の議員活動の、時間配分の偏りに対する 警告 なのかな。
昨日は遅くまで一般質問の文章を書いていたので、今日は朝寝坊をしてしまった。
外は雨。気温も７度くらいまで下がって、何だか肌寒い。
小学校での音楽発表会があるというので、家内と一緒に出かけてみた。
あいにくの雨で、自転車での来場がしづらかったのか、周辺の道路や駐車場はラッシュ並みの混雑をみせている。
師走の日曜日。雨も降るし、学校での行事への参加を優先した家庭が多いことが見て取れる。
会場の体育館は家族で満杯の盛況だ。
低学年からの発表に合わせて、ビデオとカメラを手にした親御さんが移動する。
恒例になったいつもながらの光景は、こちらの顔まで緩んでくるのが分かる。
学年が進むにつれ、楽器演奏や歌のレベルが上がっていく事が如実に分かり、この年代の１年間の成長の様がどんなものかを感じるのだった。
下の娘と息子のリクエストで、図書館と古本屋に行く。家内も同伴。
図書館では、隣の武徳殿のその後を観察したり、閲覧室の入り口に置いている資料に目を通したり。新しい図書館を建設する話が出るのは何時のことなのかと、ここえ来るたびに思い返すのだった。
続いて古川地区の古本屋に行く。この店に入ったのは私は初めてのことだった。店の前は度々通るのだけれど、どういうワケか縁遠かった店だ。
息子のリクエストでの来店だったが、マンガの古本が店の主要部分を占めるところからして、小遣いの範囲での買い物を楽しむ彼にとっての 穴場 だったようだ。
親の知らない間に中学生は、自分なりの町の情報を仕入れてくる。
店の奥にはハードカバーもいっぱいあった。しばし物色。
・サミュエル・ハンチントン「引き裂かれる世界」９００円
・Ｍ・スコット・ペック「平気でうそをつく人たち」３００円の２冊購入。
伊予市の玉井議員お勧めの 堺屋太一「平成３０年」の下巻が８００円であったが、上巻を探し回ったけれども見あたらなかったので、購入を断念する。
さて、買ったものの、つんどく になりかねないが・・・・。
今日部落で葬儀があった。
前日まで自転車で走っていたのに、急なことだったようだ。
亡くなられたご婦人には思い出話がある。
平成７年の統一地方選挙に、私が急に出馬した時の事だ。
当選してからこのご婦人と話したときの事。
私は貴方をずっと見てたけど、１月末に出馬表明した時は、私は「この人落ちる」と思ったのよ。それが３月頃に見た貴方の顔つきが変わっていたのよね。
それを見て私は「この人自信に満ちあふれた顔になった。これで大丈夫ね と思ったのよ。」
あらから８年。部落内で、このご婦人と顔を合わすたびに、あの頃の話を想い出す。
以来私は、土に汚れた農作業の服を着ていようと、Ｇパン姿の時だろうと、背筋をピンと伸ばし、視線は前を見据えるように心がけるようにした。
男の面構えは、内面をみせるもの。ましてや人から選ばれた議員のそれが疲れていたり、目線が自信なげだったら名前を書いてくれた人が不安がる。いや市民全員に不安を与えてしまう。
そうして 微笑みを忘れず が加われば言うこと無し。だが、これは見る人によったら 気持ち悪がる から要注意。
今日一日、そのご婦人の事を思い浮かべながら、肌寒い師走の空気に触れても、背筋をピンと伸ばす私だった。
葬儀には、花輪がずらりと並ぶでない、１時間の予定の焼香も人並みが途切れがちの、ごく普通のご婦人の旅立ちだった。
明日・明後日の議場での登壇は、背筋をピンと伸ばして、自信に満ちあふれた面構えで望みたいと思う。
享年６４歳。合掌。
| 2002年12月07日(土) |
サテライト小松 あれれ おかしいぞ |
一般質問文章の作成。
資料を読み返しながら、通告に従って文章を書いて行くいつものパターン。
これまでに収集した資料の整理も兼ね、データを方々から引っ張り出しながらの作業は、今までに見落としていた新しい発見もあって、時間経過が早い。
今日で�，泙舛鼎�り基本条例について��観光行政について��サテライト小松について。まで何とか出来上がる。
この中で気になる事が出てきて、私の疑問が増大してくる。
小松町のある町議は、「町議にはこの事に関して議決権が無い」といっていたが、それはおかしい。
私が見落としていた事だが、７月１６日の愛媛新聞記事に
「今治市の民間企業が計画している競輪の場外車券売り場「サテライト小松」について、経済産業省は１５日までに、この企業から出ていた申請書類を審査し、設置を許可した。松山市は、この企業と 小松町 との間で基本協定を結び、松山競輪の場外車券場として活用する。」とある。
という事は、民間企業はあくまでも施設を建設するだけのものだということになる。
悪くいうと民間企業を 隠れ蓑 にして行政がギャンブル場を作ったということではないか。
この件についての一般質問を私が通告しようとしたとき、あるところから横槍が入った。理由は、「そんな他の自治体の事、西条市の権限外のことでしょう」というものだった。
この人物、他にも私におかしな事を言っていた。
「何だか西が騒々しい」との表題で日記にも書いた事だが、西条市はとんでもない考え方をする地域と 仲良く しようとしているのではないのだろうか。
今夜は 寝付き が悪そうだ。
仏像には人間の喜怒哀楽を表した、様々な種類があるようだ。
大日如来から始まって羅漢さん・お地蔵さんまで多種多様である。
中でもやっぱり全知全能の大日如来が人気一番だろうと容易に想像がつく。
その次は観音様であり、菩薩も含めれば人気ベストスリーは確定かな。
喜怒哀楽の怒の部分を表した仏像はやっぱり人気薄なのだろうなあ。
大日如来の脇仏として、鎧に身を固め剣を持ち真っ赤な顔をして周囲を威圧する様は、芸術的に素晴らしいものでも、やっぱり人々の関心を集めることはまれなのだろう。
閻魔様は仏像に入るのだろうか。このお方は、だだっ子をなだめる母親には人気大。いやこの頃の若い親にとっては、「そんなコトしていたら閻魔様のところえ連れて行かれるよ」などという言葉は死語になっているかな。
石手寺の入り口。小さな川を渡った直ぐの所に裃を付け平伏している老人の石像がある。衛門三郎の像だ。
その昔。弘法大師が四国を修行して歩いている時、衛門三郎の家の前で一夜の宿を請うた。しかし、衛門三郎は「お前のような汚い坊主を泊めるいわれわない」とののしり追い返した。大師は、怒り「お前の家は後々まで災いに見まわれるだろう」と言って立ち去った。
その後、衛門三郎の６人だか７人だかの子は次々に死んでいったという。
衛門三郎は悔い改め大師の後を追い修行の旅にでたという。それが四国８８箇所巡拝の起こりだいう人がいるとか。
弘法大師伝説の中にはこんな「大師の怒り」の話が多いと言う。だが、大師信仰が根強いのは何故だろうか。
それは、人間の喜怒哀楽のそれぞれの部分が強調され、大師の人間性としてバランス良く伝えられているからだろうか。
凡人の社会生活の中ではそうは行かない。喜楽喜楽でお付き合いをして行かないと、怒の部分など出そうものなら、それっきりで人間関係気まずくなる。
なんで怒っているのか、言葉で説明しながら怒っても、怒ったという事実だけでダメなのであって、この人何で怒っているのかなどとは決して考えてはくれないこと請け合いだ。
私も青年団からボランティアグループ活動・ＰＴＡ活動・太鼓台運営・サークル活動等々の中でよく怒った。
家内に言わせると、アナタの怒りは急にくるから知らない人はビックリするのよ。怒られた相手は悪いと分かっていてもそれはマイナスよ。とよく言われたものだ。
この頃では、相手をみて、聞く耳を持っていない人間には最初から感情を露わにしないでおく芸当もたまには出来るようになった。
つまり、怒るだけ無駄と分かった人間は相手にしないのが利口というものだと、ちょっとは大人になったのだろう。
だが、どうしても怒りが収まらない事がここ頃多くて困ったものだ。
いつまで立っても、喜怒哀楽を自制するのは難しい。
自制と言えば、裏の畦道に自生していた水仙を庭に植え替えた。誰にも見られることの無い場所に自生しているから、庭に植え替えても良いだろうと去年から目を付けていた自生の水仙だ。
なにも今日でなくても良かったのだが、何だか花を触りたい心境になって思い立ったのだ。球根からもう芽を出している茎には小さな花芽もついている
１２月議会質疑の文章が出来た。あと２日で質問の文章を仕上げる予定。
海上自衛隊のイージス鑑をインド洋に派遣する事を決めたという。
民主党の混乱に乗じた 早業 に拍手を送ろう。
流石、政界の潮目を読むに長けた 小泉さん の手腕だ。
○○党防衛族の高笑いが聞こえる。
なんともやりきれない。
１１月２１日の加茂先生の講演の中にあった、合併協議会は、「合併の是非も含めて検討する。と総務省のしるす合併協議会マニュアルが変わった。」という言葉が気になって、資料を調べ直す。
西条の合併協議会規約の委任事務の項目には「合併の是非も含めて検討する」という文言は無い。
県内の協議会規約をネットで検索してみると、平成１３年中に設立した宇摩協議会規約には「是非についても・・・」という言葉はあるが、１４年に入って設立された県内の協議会には入っていないようだ。
全国の協議会についても調べて見たが、新聞紙上で取り上げられている数字よりも、実際に立ち上がっている法定協議会の数は何だか少ないみたいに感じる。
もっとも協議が進んでいる滋賀県でも法定協議会は７つ。その内、是非を含めての協議をするという文言があるのが３つ。無いのが４つ。愛媛の偏りに疑問が湧く。
全国の法定協議会の規約検索で５時間ぐらいがアッという間に過ぎていく。
こんな時ＩＳＤＮの遅さが恨めしい。ＡＤＳＬもつながらないのに、大容量ブロードバンドなどは 夢のまた夢 か。
議会事務局に出向き、一般質問項目の追加。
自治体合併問題について「合併の是非に対する検討について」との質問要し。
目がしょぼしょぼする。
そんな状態で今日は、西条市総合文化会館での演劇公演 希望舞台「釈迦内柩歌」有馬理恵主演 の鑑賞。６時半開演。８時１０分終演。
水上勉作のこの演劇は、浅利和津代さん主演のものを鑑賞した事がある。
今回主演した有馬さんは、この浅利さんの舞台に感動して演劇を志したといっていた。
そのせいか、演出は浅利主演のものとそっくりで、その点に不満が残る舞台だった。昨日の芝居とは描くものが全然違うのだから一概に比べられるものではないが、今日の昼間ＰＣに向かっていた身には 辛い 時間にすぎた。
今日１０時より、今年最後の１２月議会が開会した。
９時半には議会事務局に出向き、質疑と質問の通告を済ませる。
９日に予定の質疑は「総合文化会館管理条例」が一番だった。
一般質問の方は、９月議会と同じ３番。前回と同じ２名が一番二番を占めている。
流石早いね「横綱」さんは。
議会は、１０月にあった決算審査委員会での審議報告が１時間近くあり、その後、私の所属する「総務企画産業委員会」の請願審査報告と続いた。
次、１２月議会に提出さてれいる議案の提案説明。続いて追加議案の提案説明。
追加議案は人事院勧告による職員給与の改定。
１３時半終了。引き続いて全員協議会。
報告は、線引き制度の見直しについて。中間報告という形だが、廃止に向かって着々と地固めが進みつつある様子だ。
この件に関する法律改正の影響について、私は、今からはそんなに宅地開発が進むような経済状況では無いので、線引きの存続・廃止は、どちらでも市民生活への影響は無いだろうと感じている。ゆくゆくは宅地供給が進めば、値段が下がる可能性はあるかな。
西条市は 廃止 の方向に動いているけれど、それなら今度は県が制定する「都市計画マスタープラン」に西条市周辺がどの様に描かれるのかが重要となる。
そのための市民意見の集約を図り、プランに反映させるかがポイントだが、それを公開の元でまとめるのが良いと思うのだが。
土地利用は、この線引きだけではなく、農業振興地域・建築基準法とも絡んでくるから、 分かりづらい のが正直なところなのだ。
いやいや議員は分からないではいけない。広く深くでないと務まらない。
この方面での勉強も急務なのです。
昨日、予定していた市民劇場の鑑賞会に日程変更で今日、松山まで出かける。
松山市内に入ってから、やっぱり渋滞に巻き込まれ、１０分遅れの芝居鑑賞となる。出し物は地人会の「ジョセフィン」前田美波里主演。
歌って踊って脚線美を見せてのショータイム。第２次世界大戦当時活躍した黒人ショーガール「ジョセフィン・ベーカー」の一代記。２時間半。
前回の鑑賞会には参加できなかったので、４カ月振りの芝居鑑賞だ。
昨日の疲れが出たのか前半は居眠りをしてしまう。
それでも、もうろうとする意識の中で、劇場の中に充満する芸術のエッセンスが、乾いたスポンジが水を吸い込むように、私の身体に充満してくるような感覚に捕らわれる。
「忙中の閑」
やはり定期的に劇場には足を運ばないと、精神の ささくれ立ち は深くなるばかりのようだ。
芝居は良かった。
帰り道。
制限速度で走る大型トラックの、赤いテールライトを見つめながら、ゆったりとした気分で私の戦場 西条 に戻って来る。
松山は雨。西条も明日は雨の様子だ。
| 2002年12月02日(月) |
１２月議会の質問準備 |
明日から今年最後の１２月議会が始まる。
朝から質疑と質問に使う資料の整理。
昼から市役所内の担当部署を廻る。
質疑をしたいと思っている「体育館管理条例」については、私の思い違いの部分もあって、質疑内容を修正しなければならない。
今回の条例改正で、総合体育館主競技場の個人使用規定は盛り込まれなかったが、新に１時間単位の使用条件を付けて、今までの３時間料金規定による弊害の部分の解消にあったたと言うことだ。
３月議会で少ない時間だったが質問しておいて良かった。
今回の機会を捉え、利用者の便宜を図った条例に改正してくれた担当者の努力を評価しなけらばならない。
この日記に記入する内容も、自分の思い込みだけで書かないように注意しないといけないと反省。
「覆水盆に返らず」の言葉の意味を心に刻むべし。
・まちづくり基本条例について
・観光行政について「コンベンション機能の充実」
・サテライト小松について
いずれも担当部署と打ち合わせ。これを称して世間では○合というかもしれないが、議場の中での発言は記録に残る重要なものだから、答えに誤りがないようにしておく事も必要と私も思う。そのための事前打ち合わせは綿密に行う事です。
戸籍の電算化事業については、来年の３月議会での当初予算に提案される予定との事なので、その時に質疑する事として、今回の一般質問では取り上げない事とする。２箇所での個人研修で理解出来た事を踏まえて担当と話し合ってみると、研修前に私が疑問に思っていたことが「なるほど」と理解できた。
議員があまり物わかりが良くなり過ぎるのもいけないとは思うのだが、疑問点が解消されたら素直になるのも 良 とすべしか。
これも日記に書かない方が良いかな。予算編成は、あくまでも予定の部分だから。
一回失敗すると、何だか消極的になっている一色達夫。 めげない めげない
朝から資料整理。
９月以来の新聞切り抜きや、会議の資料などの整理に取りかかる。
９月とういと、前回の議会開催月ということとなる。
前回の議会の時も、まず身辺の資料整理から始めて、その作業が終わる頃には議会での質問項目があらましまとまっている というパターンを取っていたのだろうか。
一日一日があまりにも早く過ぎていくものだから、日々の資料整理が追いつかない。
今回の新聞切り抜きは、各地の合併報道記事が大半を占めている。こんな片寄った報道なんか止めて、各地域で地道に活動している方々を掘り起こして行く配慮などが出来ないものかと思えて来る。
そんな資料を整理する私の時間が勿体ないと思いつつも、愛媛県の自治体の姿が変貌していく様子は残して置かなければと、作業の手をまた動かすのだった。
気分転換に、畑の草刈り。夏場に手を入れられなかった所を刈り取って行くのだが、もう枯れ草になってしまった相手に向かって草刈り機を振るていると、じんわりと汗ばんで来る身体。無念無想。
食事も済ませて遅くに町場のスーパーに買い物に出る。
昨日から一夜明けただけで、もう町は師走色だ。
となかいさんの飾り付け。売場に足を踏み入れた途端に目に飛び込んでくるのは、師走の定番商品。お歳暮セット。荒巻鮭。かずのこ。
あと一月で今年も終わる。
夜中まで、資料の整理。
明日は、市役所内の担当部署を廻って見よう。
さあ、年末にもう一仕事片づけましょうかね。
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